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2010/05/26 Wed *挑発的なくらいで / The Pretty Things

20100526prettythings


危ないくらいで。
妖しいくらいで。
刺激的なくらいで。
そうさ。
挑発的なくらいで。
それで。
ちょうどいいんじゃない。

危ない橋は渡らない。
妖しいものは近づけない。
あたり障りの無い話しかしない。
だから。
失敗はしないだろうって。
だけど。
面白いことにも巡り会えないだろう。

それでいいの。
そんなんでいいの。
なんだろう。
その顔は。
なんなんだ。
その反応は。

わかった。
もっと。もっと。
挑発してやろう。

『The Pretty Things』'65年リリース。
ローリング・ストーンズのオリジナル・ベーシストだったディック・テイラー。
そのテイラーがベースをギターに持ち替えてヴォーカルのフィル・メイらと結成したプリティ・シングス。
そのバンド名をボ・ディドリーのナンバーから頂いたプリティズですが、“挑発的”なんて意味もあったんだとか。
確かに。このジャケットのメンバーの面構え、佇まいからして如何にもふてぶてしそうで悪そうで。
そのサウンドも。ストーンズ同様にブルースとかR&Bをルーツとしながらも。求道的と言うよりは。
もうなんだか。もろにチンピラっぽくて。精一杯虚勢を張ってカッコつけてやってみたと。
そんな危うさや妖しさが一杯で。変な話。ストーンズは真面目だったんだななんて思ってしまうくらいです。
解る奴だけ解ればいい。何を言われようが俺たちはこれでいくんだと。文句があるかと。
そんな、やさぐれた挑発的な臭いがプンプンして。いやいいなと、笑みが毀れてしまいます。
いやぁ、くどいけど。ブルースやR&Bの良さを伝えていきたいなんて言ってた若き日のキース・リチャーズは。
このプリティーズに比べたらなんて素直で純真で可愛かったんだろうなんて思ってしまうのです。
この見事なまでのアウトロー、反逆者、挑発的なサウンド。プリティズ、カッコ良いです、好きなんです。

危ないくらいで。
妖しいくらいで。
刺激的なくらいで。
そうさ。
挑発的なくらいで。
それでも。
足りないくらいなんじゃない。

危ない橋は渡らない。
妖しいものは近づけない。
あたり障りの無い話しかしない。
だから。
失うものがなかったんだって。
だけど。
何も遺ってないのは何故なんだろう。

それでいいの。
そのままでいいの。
その顔は。
なにも語らない。
その反応は。
なにも変えられない。

だったら。
もっと。もっと。
挑発してやろう。

いままでも。
このままじゃ。
巡り会えない。
変わらない。
ならば。
どうせやるなら。
挑発的なくらいで。
いいんじゃない。

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