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2010年6月

2010/06/23 Wed *問題は / モップス

20100623mops


ミーティングを終えて。
外へ出てみたら。
雨ふり。
大丈夫。
傘持ってるから。
鞄を開けて。
あれ?あれ?あれれ?
傘がない。

ミーティングの内容を。
振り返って。確認して。
次の打ち手を考えないと。
だけども。
今の問題は。
この雨。
傘がない。

『モップス1969~1973』'73年リリース。
GS~ニュー・ロックの時代に活躍、駆け抜けたモップスの初めてのベスト・アルバム。
ベストではありますが。別ヴァージョンや再録音した音源も含まれているとのことです。
サイケデリックで、ハードで抜群にカッコ良かったモップス。後期はフォーク・ロック的でもあり。
そんなモップスで最高の歌声を聴かせていたのが鈴木ヒロミツでした。
たぶん。もうそんなヴォーカリストとしての姿を記憶している人は少なくて。
テレビでの軽妙な司会者としての姿や、ドラマの脇役で個性的な演技を披露していた姿が残っていくのかな。
3年半ほど前に亡くなられてしまいましたが。いつもね。もう一度歌ってくれないかなと思っていました。
ヒロミツさんの歌のどこにそれほど痺れていたのか。それはこのアルバムを聴いてもらえればわかるかな。
デビュー曲の「朝まで待てない」からして滅茶苦茶カッコ良くて。既にGSの域を超えているし。
吉田拓郎のカヴァー、「たどりついたらいつも雨ふり」のハードなカッコ良さはもう言葉を失うほどで。
井上陽水のカヴァー、「傘がない」もモップスが演ると凄い渋いブルース・ロックだったりするわけで。
勿論「たどりついたら~」辺りは星勝のギターも貢献大なのですが。やっぱりヒロミツさんの歌あってこそかな。
それでいて。いかにも'70年代的な「気楽に行こう」をあっけらかんと歌ってしまう。その明るさもいいなと。
このあっけらかんとした感じがね。あの頃は凄く憧れで。最近もまた懐かしくも焦がれてしまうのです。
どうも「月光仮面」とか「御意見無用」とかだけで際物的評価に終始してしまっている感もあるモップス。
ちゃんと。ご機嫌なロック・バンドとしての本筋で評価・・・じゃなくて聴いてほしいなと思うのです。

コンビニで傘を買って。
外へ出てみたら。
どしゃぶり。
大丈夫。
傘持ってるから。
傘をさして。
あれ?あれ?あれれ?
ビニール傘じゃ駄目かな。

次の打ち手のの内容を。
段どって。確認して。
方々に指示して、根回ししないと。
だけども。
今の問題は。
この雨。
たどりついたら。
いつも。
どしゃぶりなんてね。

本当の問題は。
今動き出してる話が。
どしゃぶりにならない様に。
降ったとしても。
避けられる傘を忘れないこと。
そこなんだけど。

いまのところ。
疲れ果ててもいなし。
けだるさもないから。
気楽に行こうと。
のんびり行こうと。
そう思いながらも。
早く画にしたくて。
朝まで待てないくらい。
入れ込みそうになるのを。
どう抑えるかが。
うん。
やっぱり。
一番の問題は。
そこなんだろうな(苦笑)。

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2010/06/18 Fri *どっちにしろ / The Clash

20100618theclashsigles


何処へいっても。
何処にいても。

結局は。
落ち着かなくて。
落ち着けなくて。

なんでも。
かんでも。
逆らいたいわけじゃなく。
外れていたいわけでもなく。

だけど。
納得いかないこと。
変えられないこと。
守らなければいけないこと。
ささやかだけど。
あるので。

そんな時は。
立ち向かうしかないだろう。
闘うしかないだろう。
信じた道を歩くしかないだろう。
たとえ。
理解なんかされなくても。

何処へいっても。
何処にいても。
あいつらの音が聴こえる。
あいつの歌が聴こえてくる。

『The Singles』'91年リリース。
タイトル通りにクラッシュのシングルA面曲をリリース順に18曲収録した編集アルバム。
ミック・ジョーンズ在籍時代の所謂オリジナル・クラッシュのシングルに限ってるところが潔くて好きです。
(ジョー・ストラマーの死後にミックが抜けた後の1曲を追加して曲順も変更して再発されましたが・・・)
オリジナル・アルバム未収録のナンバーも多く。こうしてまとめて聴けるのは嬉しいなと。
勿論、クラッシュの魅力はここにだけある訳でもなく、これだけがクラッシュの総てではありませんが。
それにしても。「White Riot」「Complete Control」「(White Man) In Hammersmith Palais」「Tommy Gun」
「I Fought The Law」「London Calling」「Train In Vain」「Magnificent Seven」...などなどと。
これだけの名曲をまとめて聴くと。改めてクラッシュってのは凄くて、そしてカッコいいバンドだったんだなと。
やはりどうしても初期の疾走感に溢れた荒々しく刺々しいナンバーこそパンクとしてのクラッシュなのですが。
そこに収まりきらずにレゲエ、スカ、ダブ・・・と挑み続けたのもクラッシュならではだったんだなと。
音楽的にも。そしてその生き様も。常に闘い続け、挑み続けたクラッシュ、ジョー・ストラマーなのです。
おそらく。そこにには常に葛藤もあって。「Should I Stay Or Should I Go」なんて象徴的かなとも思いつつ。
そんな心情もストレートに吐露してしまうところがまた好きだったんだよなと・・・
正直に言えば。サウンド的には圧倒的に「London Calling」まで。このアルバムではA面が好きなんですけどね。

何処へいっても。
何処にいても。

結局は。
落ち着かなくて。
落ち着けなくて。

なんでも。
かんでも。
否定したいわけじゃなく。
一緒にいたいと思わないわけでもなく。

だけど。
我慢できないこと。
許しちゃいけないこと。
逸らすわけにはいかないこと。
ささやかだけど。
あるので。

そんな時は。
立ち向かうしかないだろう。
闘うしかないだろう。
信じたものを声にするしかないだろう。
たとえ。
理不尽な扱いをうけたとしても。

何処へいっても。
何処にいても。
あいつらの音が聴こえる。
あいつの歌が聴こえてくる。

さてと。
とどまるべきか。
旅立つべきか。
どっちにしろ。
総ては。
自分が決めること。
それだけなんだ。

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2010/06/17 Thu *がんじがらめ / Wilko Johnson

20100617barvedwireblues


なんだか。
なんとも。

どうにも。
こうにも。

がんじがらめ。

あっちでも。
こっちでも。
おいおい。
やれやれ。

なんでだよ。
なんなんだよ。

どうにも。
こうにも。
がんじがらめ。

『Barbed Wire Blues』'88年リリース。
孤高のマシンガン・ギタリスト、ウィルコ・ジョンソン。
ノーマン・ワット・ロイ、サルヴァトーレ・ラモンドとのトリオによる最初のスタジオ録音アルバム。
ドクター・フィールグッドを辞めてから。どうにも契約や商業面では不遇が続いているウィルコです。
まともな。フル・アルバムのスタジオ録音って実はこのアルバムが今でも最新だったりするのかな(?)。
それはそれで。ロックン・ロールやR&B、ギターにかける情熱には一点の曇りもないウィルコです。
このトリオで毎年の様に来日して。最高に熱くて危なくてご機嫌なライブをぶちかましてくれていました。
一体何度、昔のクラブ・チッタでウィルコのマシンガン・ギターに殺られたことか、モッシュに突っ込んだことか。
そんな若気の至りの記憶が、川崎駅前の奇妙な豚カツ屋さんの映像と共に甦ったりもする・・・
そんなアルバムだったりもします。当時はウィルコのアルバムで不通に入手できる唯一のアルバムだったし。
3人の息もピッタリで。ロイとラモンドの強力すぎるリズム隊に刺激されたウィルコのギターもキレまくってます。
まぁ、実はライブのほうがこの何倍も凄かったので。それをそのままスタジオには持込めなかったのかって。
そんな不満が無いわけでもありませんが。ガリガリと刻み、バリバリと切り裂く、ウィルコのギター、好きです。
おそらくはウィルコ自身の閉塞した状況に向けて発射されていたであろうマシンガンが。
そのマシンガンから発射された弾丸が自分を押し潰そうとしている何ものかも撃ち砕いてくれそうだったのです。
あぁ、またあの。有刺鉄線(Barbed Wire)をも、ものともしないで突破しそうなギターを生で聴きたいなぁ・・・

なんでも。
かんでも。

どうにも。
ならずに。

がんじがらめ。

あいつも。
こいつも。
おいおい。
やれやれ。

なんででも。
なんでなくても。

どうにも。
ならずに。
がんじがらめ。

右も左も。
前も後ろも。
有刺鉄線で囲まれて。
動けない。
がんじがらめ。

まぁ。
無理にでも。
断ち切って。
突破できなくは無いけれど。
本当は。
その先が。
目には見えてこないけど・・・

がんじがらめ。

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2010/06/16 Wed *何も変わらない、だから・・・ / Eddie And The Hot Rods

20100616eddieandthehotrods


笑っちまう。
苦笑い。
やがて。
広がって。
声をあげて。
笑ってしまいそうになる。

押し殺して。
俯いて。
それでも。
やっぱり。
笑っちまう。
まったくもってお笑い草だ。

何も変わらない。
何も変わってはいない。
何をもっても変えられやしない。

そんなもんだろう。

『Teenage Depression』'76年リリース。
ロンドンはサウス・エンド出身の4人組、エディー・アンド・ザ・ホット・ロッズの1stアルバム。
パブ・ロックと、そしてパンクの橋渡し的存在として語られることの多いホット・ロッズです。
遅れてきたパブ・ロック・バンドにして、早すぎたパンク・バンドだったかもと思わせられるホット・ロッズです。
パブ・ロックにしては若々しすぎるし、パンク・ロックにしては明るすぎるしってところでしょうか。
でもその若さゆえの無闇な青臭くもある疾走感こそがホット・ロッズなのです・・・と言い切ってしまおう。
なんだか知らないけど。熱っぽいし、力有り余ってるし。でもどうしていいかわかんなくて。
わかってる振りしてる奴らに色々言われて、押し付けられて。もうなんだかしらないけどイラついて、焦ってと。
そんな。あの頃の気持ちを代弁してくれてるかのタイトル曲の輝きは永遠に失せることが無いのです。
だからこそ。ザ・フーの「The Kids Are Alright」のカヴァーなんかも滅茶苦茶カッコ良くきまったりするのです。
他にもジョー・テックスの「Show Me」とかサム・クックの「Shake」とかのカヴァーもストレートでご機嫌で。
あぁ、ロックン・ロールやR&Bが大好きなんだなと。そうなんだ。一緒じゃんと。頷いてしまったのです。
そして今でも。針を落とせば走り出したくなるし、叫びたくなるし、楽しくなってくるし・・・変わってないなと。
何も変わってないんだなと。だから・・・今も、今でもホット・ロッズのロックン・ロールが大好きなのです。

笑っちまう。
微笑んで。
やがて。
広がって。
声をあげて。
笑い転げそうになってしまう。

こらえ様として。
涙がにじんで。
やっぱり。
我慢できなくて。
笑っちまう。
まったくもって大したもんだ。

何も変わらない。
何も変わってはいない。
何をもっても変えられやしない。

それでいいんだろう。

熱は下がらないし。
持て余したままだし。
わからないままだし。
相変わらず。
煩いし。
押し付けられるし。
抑えつけられるし。
苛立ちも。
焦燥も。
そして。
怒りも。
あの頃と。
同じじゃないかと。

何も変わらない、だから・・・

今夜も。
ロックン・ロールを聴いている。
ロックン・ロールと共にある。
ロックン・ロールで生き長らえている・・・

ほんと、変わんねぇでやんの(笑)。

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2010/06/13 Sun *お願いだ~ / ザ・テンプターズ

20100613temptersfirst


神様。
お願い。

いつも。
いつも。
こんな時ばかりで。
こんな夜ばかりで。
申し訳ないけれど。

いつも。
いつも。
こっちの都合ばかりで。
調子のいいことばかりで。
悪いとは思うけれど。

お願いだ。
このままで。
このままずっと。
終わらせないで。
終わりにしないで。

神様。
お願い。

『ザ・テンプターズ・ファースト・アルバム』'68年リリース。
萩原健一、ショーケンを擁していたテンプターズの記念すべき1stアルバム。
今回載せているのは'76年に再発された時のものでデフ・ジャケットとなっています。
テンプターズの魅力と言えば。それはもうショーケンのヴォーカルだとは思うのですが。
このアルバムではまだまだ蒼いものの、十分にその枠に収まらない不良っぽさは感じられて。
この危うさで。「神様お願い」なんて歌われたら。そりゃぁ、娘さん達は堪らなかっただろうなと。
「今日を生きよう」なんてのも。ショーケンの持つ刹那的な雰囲気が実になんとも言えずにいいなと。
しかし。それだけではなくて。GSにしては珍しくも殆どのオリジナル曲を書いていた松崎由治のセンスとか。
これまた珍しくも殆どの演奏を自ら手掛けていたらしいバンドの演奏力の高さとか。
つついアイドルGSとして見てしまうのですが。それだけじゃないカッコ良さがあったりするのです。
そうそう。1曲だけリード・ヴォーカルをとってる大口広司の歌声が以外に可愛いなんて発見もあります。
まぁ、それにしても。「神様お願い」のショーケンはいいよなぁ、「レディー・ジェーン」はいささかなんともだけど・・・

神様。
お願い。

いつも。
いつも。
こんな時ばかりに。
こんな夜ばかりにと。
お思いではありましょうが。

いつも。
いつも。
こっちにも都合があるんだぞと。
調子のいいことばかり言ってるんじゃないと。
お腹立ちでもありましょうが。

お願いだ。
このままで。
このままずっと。
終わらせないで。
戻らせないで。

神様。
お願い。

お願いだ~。

非日常のままで。
いさせて。
ここにいさせて。
日常に戻さないで。
帰さないで。
あそこに帰さないで。

お願いだ~。

刹那的すぎるって。
いいんだよ。
今日を。
今日だけを。
生きているんだから(笑)。

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2010/06/12 Sat *ほとんどいいんじゃあない / 沢田研二

20100612julieforever


まぁ。
そう。
いいんじゃあない。
いいと思うなぁ。

新幹線に飛び乗って。
いつもの。
ちょっとした小旅行。
いつもの様に。
一番のお目当ては。
大好きなあの人のコンサートで。
しかも今回は。
特別なユニットだったりするし。

てなことで。
もう何回目かの。
あの人の故郷で。
今夜も。
楽しいひと時を。
楽しい夜を。
過ごしている。
いいんじゃぁない。

『FOREVER 〜沢田研二ベスト・セレクション〜』'76年リリース。
未発表だった(新録?)ナンバーも含まれた沢田研二、ジュリーの2枚組ベスト・アルバム。
A面からC面までの3面にヒット曲が満載で。D面にカヴァー曲が収録されています。
このカヴァー曲の何曲かは今でもこのアルバムでしか聴けないのかな?
ジュリーのベスト・アルバムは数々あって。今までもこのブログにも何枚か載せていますが。
結構ポイントになるのがいつリリースされたかで。このアルバムは'76年の8月か9月のリリースで。
そうすると。「勝手にしやがれ」以前のジュリーが存分に楽しめる、味わえる訳で。
勿論。いつの時代のジュリーも大好きなのですが。この時代のZUZUと加瀬さんのコンビ。
そのコンビが描く世界を華麗に歌い、演じていたジュリーが特に大好きだったりするので。
「危険なふたり」「あなたへの愛」「追憶」「恋は邪魔もの」「胸いっぱいの悲しみ」なんて。
これでもかと聴けるので。もうそれだけで。なんだか甘酸っぱいもので胸がいっぱいになったりもするのです。
そうそう。ライナーに各曲の楽譜が載ってて。明星の唄本みたいで懐かしかったりもします(笑)。
そして。今夜。ジュリー・ウィズ・ザ・ワイルド・ワンズとして同じステージに立っているジュリーと加瀬さん。
その信頼し合って、心底楽しんでる姿を観て。いいんじゃあないとこちらも微笑んでしまったのでした。

まぁ。
そう。
いいんじゃあない。
いいと思うなぁ。

コンサートが終わって。
いつもの顔も。
初めての顔も。
ちょっとした打ち上げ。
いつもの様に。
一番の話題は。
大好きなあの人のあれやこれやで。
何故か今回は。
マニアックな情報が多かったりするし。

てなことで。
もう何回目かの。
あの人の故郷で。
今夜も。
楽しいひと時を。
楽しい夜を。
過ごしている。
いいんじゃぁない。

そして。
この何故か。
懐かしくもある。
この街で。
今夜も。
馴染のあの店で。
誰かが僕たちを待っている。
明日も。
明後日も。
この古都で。
行きたい店がある。
会いたい人達がいる。
待っててくれる笑顔がある。

ほとんどいいんじゃあない!

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2010/06/11 Fri *我ら集う / Downliners Sect

20100611thesect


金曜日。
週末の夜。
待ち合わせて。
軽く食事して。
お腹を満たしたら。

そこへ。
その場所へ。
隠れ家へ。
そう。
我ら。
異端の者の。
その。
集う処へ。

今夜。
久し振りに。
扉を開けて。
我ら集う。

『The Sect』'64年リリース。
知る人ぞ知る存在だったブリティッシュ・ビート・バンド、ダウンライナーズ・セクトの1stアルバム。
鳥打帽が印象的なドン・クレインを中心に結成されて。ロンドンを中心に活動をしていて。
その実力は、ロッド・スチュワートやヴァン・モリソンがメンバーになりたがったほどだったとか。
その話の真偽は別として。確かにその性急なビートに乗った疾走感溢れるサウンドはカッコ良くて。
さほど黒っぽさは感じられないのですが。粋なんだけど、いけない感じがするところが。
その感触がやっぱりブリティッシュ・ビートだな、ブリティッシュR&Bだなと思わせてくれます。
ヴォーカルにやさぐれた感じと、精一杯いきがってるチンピラ感が目一杯漂ってるところなんかは。
確かにガレージ・パンクの元祖として再評価されるのも解るかなってところで。
プリティ・シングスなんかと同様に。その筋でのホンモノが集ってるんだろうなとも思わせるところがあって。
純粋な、真面目なブリティッシュR&B勢とは一線を画しているところでもあって。やっぱり異端ではあって。
そんなところが。同じ匂いを嗅ぎつけて集った面子が揃ってるみたいなところが結構好きだったりします。
うん、確かに。このなんともはみ出しちゃってるヴォーカルは癖になってしまうんですよね。

金曜日。
週末の夜。
一呼吸入れて。
はやる気持ちを抑えて。
心を落ち着けたら。

そこへ。
その場所へ。
隠れ家へ。
そう。
我ら。
異端の者を。
そう。
受け入れてくれる処へ。

今夜。
久し振りに。
扉を開けて。
我ら集う。

その。
拘り。
その。
矜持。
その。
心意気。
その。
いい加減。
その。
調子良さ。

我ら。
氏も素性も。
異なれど。
どこか。
はみ出して。
どこか。
同じ匂い。

久し振りに。
顔を見て。
悪態ついて。
安心して。
グラスを空けて。

そう。
これからも。
我ら集う。

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2010/06/10 Thu *僕たちの苺畑 / Badfinger

20100610nodice_3


さてと。
御無沙汰の挨拶は。
仕事の話は。
ここまで。

それでは。
久し振りに。
一杯飲みながら。
旨い肴でもつまみながら。
つもる話を。

どこに行きます。
あそこどうですか。
違うだろうあそこは。
わかってないなぁ。
相変わらずだね。
店を探して。
この街をつるんで歩く。
それだけで。
懐かしい空気が。
甦る。

あの頃の。
僕たちの。
苺畑が。
そこにある。

『No Dice』'70年リリース。
バッドフィンガーのアイヴィーズから数えての3枚目、バッドフィンガーとしての2ndアルバム。
最近でこそそれなりの知名度もあって。パワー・ポップの元祖としての評価もあるバッドフィンガーですが。
元々はそのデビューの経緯や、その音楽性もあってかビートルズの弟バンド的な扱いに甘んじていて。
しかも。マネージャーとのトラブルが原因でリーダーのピート・ハムが自殺に追い込まれて。
その後も。再結成をしたものの。今度はピートと並ぶソングライターであったトム・エヴァンスまでも自殺して。
その悲劇の影に飲み込まれたが如く。ひっそりと表舞台から消えてしまったのでした。
個人的にはある側面においてはビートルズも及ばない、いやそもそもバッドフィンガーはバッドフィンガーだと。
その魅力に囚われていたので。一時期の知名度の無さ、評価の低さには忸怩たるものがあったのです。
そのバッドフィンガーの魅力とは何か。確かにパワー・ポップの元祖としての魅力もあっるのですが。
何と言っても。その切なさ。隠そうとしても隠しきれない。滲みでる情感と哀感こそがバッドフィンガーだと。
それはシングル・カットされヒットした「No Matter What」の様なポップなナンバーでも感じられるし。
そしてそして。「Without You」...このあまりにも切なすぎる畢生の名曲こそがバッドフィンガーなのだと。
ニルソン、そしてマライア・キャリーのカヴァーがヒットして。そのヴァージョンで知られているのですが。
間違いなく。ここで聴けるバッドフィンガーのオリジナル・ヴァージョンに勝るものは無いと断言できます。
なんでも。ニルソンのカヴァーがヒットした為にバッドフィンガーは意地でもライブで演奏しなかったとか。
またニルソンはカヴァーするに際してジョン・レノンの作品だと思い込んでいただとか。様々な逸話もあるらしく。
その拘りの強さも好きだし。そうだよなと。特にピートは運が悪かっただけで。煌く才能の持ち主だったんだよと。
そしてそして。松村雄策の唯一の小説にして傑作≪苺畑の午前五時≫の。あの素晴らしいラスト・シーンには。
このバッドフィンガーの「Without You」こそが相応しいと。もうそれだけで涙が溢れてくるのです。
実際に「Without You」を聴きながらラスト・シーンを執筆したのだと、本人がロッキン・オンに書いてましたし。
バッドフィンガーを聴いたことが無く、≪苺畑・・・≫を読んだことも無かったら。人生の幾許かは損してるかなとか。
いや、実際に。それくらいのものだと。個人的には本当にそう思っているんですけどね。

さてと。
再会を祝して乾杯したら。
遠慮も敬語も。
ここまで。

それでは。
久し振りに。
昔の様に呼び合って。
つもる話をつまみにしながら。
杯を重ねよう。

どうしてたの。
相変わらずだよ。
でもやっぱりお互いに。
成長してるとこも少しはあるかな。
それは微妙だけどね。
あいつは元気なの。
元気だよ。それからあの娘も。
そうなんだ。そう言えば。
覚えてるかな。ほらあの時にさ。
あった。あった。あれは笑ったね。
変わらずに。
会話が弾む。
ボケる。突っ込む。
それだけで。
懐かしい匂いが。
甦る。

あの頃の。
僕たちの。
苺畑が。
ここにある。

聴いてる。
聴いてるよ。
好きだね。
好きだなぁ、変わらずにね。
いいよね。
いいよね。

あの頃の。
僕たちの。
苺畑が。
甦る。
あの曲が。
聴こえてくる。

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2010/06/09 Wed *半透明 / Mott The Hoople

20100609mottthehoople


見えそうで。
見えなくて。
見えてるんだけど。
ハッキリしなくて。

その。
半透明な。
幕を。
フィルムを。
剥がしてしまえば。
見えるのに。
ハッキリするのに。

見えそうで。
見えなくて。
そのほうが。
面白くて。
楽しくて。
危なくて。
いいんだけどね。

でも。
気になるんだな。
その。
半透明な。
空気の向こう側が。

『Mott』'73年リリース。
『革命』の邦題で知られるモット・ザ・フープルの6thアルバム。
胸像の顔半分に半透明なフィルムを利用した特殊ジャケットも如何にもモット・ザ・フープルな感じです。
前作の『All The Young Dudes』でデヴィッド・ボウイの協力を得てブレイクしたのですが。
このアルバムではそのボウイと決別して制作も自分達で手掛けています。
ボウイが口を出しすぎたとか、そもそも目指すものが違ったとか。色々あったのでしょうが。
お世話になったのは事実で。もう一緒にやれない、もう関係ないぜと宣言して。
その顛末を歌った様なナンバーを書いてアルバムに入れてしまう。そのふてぶてしさもらしいなと。
デカダンスとバイオレンス。その毒々しさと危うさ、妖しさ。そして抑え切れない苛立ち。
そんなものを華やかに煌びやかに。そして荒々しいロックン・ロールにしてしまう。そのカッコ良さ。
半透明なフィルムの向こうで。してやったりとほくそ笑んでいるメンバーの表情が見えるようです。
この唯一無二な個性を際立たせていたのはやはりイアン・ハンターだと思うのですが。
裏ジャケットにあの≪チャタレイ夫人の恋人≫の作者であるローレンスの文章の一節を引用したりと。
その文学青年っぽいところがどうにも癇に障ったりもするのですが、そこが好きでもあるのです。
それにしてもハンターの透けて見える素顔は、文学部系、演劇部系だよなぁ。

見えそうで。
見えなくて。
見えてるんだけど。
ハッキリしなくて。

その。
半透明な。
幕など。
フィルムなど。
無視してしまえば。
見えるのに。
ハッキリするのに。

見えそうで。
見えなくて。
そのほうが。
面白くて。
楽しくて。
妖しくて。
好きなんだけどね。

でも。
気になるんだな。
その。
半透明な。
表情の向こう側が。

半透明。
いいんだけど。
好きなんだけど。
でも。
時に。
総てを。
曝してみたくなる。

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2010/06/07 Mon *夢でもし逢えたら / Marianne Faithfull

20100607dreaminmydreams


夢を。
夢を見ている。

何故か。
その話が。
聞えてきて。
見えてきて。
形になりつつあって。

夢を。
夢を見ている。

それは。
誰でもない。
誰のものでもない。
自分の。
自分だけの。
夢。

忘れていた。
消していた。
でも。

夢でもし逢えたら。

『Dreamin' My Dreams』'76年リリース。
マリアンヌ・フェイスフルの10年振りとなった英国での5thアルバム。
たぶん。殆どその存在は知られてなくて。自分もつい最近知ったのですが。
あの可憐なデッカ時代と。あの壮絶な『Broken English』での衝撃的なカムバックの間に。
密かにこんなアルバムも作られていたのです。既にその歌声は枯れて、凄味もでてきていて。
バックをあのグリース・バンドが務めていて。スワンプ・ロックやカントリー・ロックを狙った感じがあって。
まぁ、なんだろう。ふと立ち寄った田舎の場末のバーで年季の入った姐御の歌を聴かされてるみたいな。
そんな。妙な心地良さがあります。その歌声もサウンドもいいのですが。派手さには欠けていて。
どうにも霞が掛かってるみたいで。靄の向こうから聴こえてくるような。輪郭が曖昧なところもあって。
まぁ、ジャケットの表情からして。マリアンヌ自身がまだまだ夢の中だったのかもしれませんが。
英国でも殆ど話題にならなかったのですが。何故かアイルランドで。タイトル・ナンバーが7週連続1位になって。
それが自信になってマリアンヌは本格的なカムバックを目指す決意したのだそうです。

夢の。
夢の中にいる。

何故か。
その画が。
微笑みかけてくる。
過ぎっていく。
影を踏みそうになって。

夢の。
夢の中にいる。

それは。
誰も知らない。
誰にも知られてはいない。
自分の。
自分だけの。
夢。

忘れていた。
消していた。
でも。

夢でもし逢えたら。

何を語るのだろう。
何を語らないのだろう。

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2010/06/04 Fri *人に歴史あり / Alex Harvey And His Soul Band

20100604alexharveyandhissoulband


人に歴史あり。

いま。
見えている顔が。
見えている姿が。
それだけが。
総てではない。

いま。
見せている顔に。
見せている姿に。
浮かぶ微笑が。
纏う空気が。
物語っている。

なぜ。
どうして。
どうやって。
いま。
こうしているのか。
ここにいるのか。
ここまでやってきたのか。

人に歴史あり。

『Alex Harvey And His Soul Band』'64年リリース。
ブリティッシュ・ロック・シーンにその名を遺す才人であり奇人、アレックス・ハーヴェイ。
そう。あのセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(SAHB)を率いてたアレックスです。
そう。SAHBのライブではシアトリカルなステージを繰り広げていたアレックスです。
実はジョン・レノンよりも5歳年長のアレックス。'50年代より活動していて。'60年代初頭にはハンブルグで。
そう。あのビートルズと同じくハンブルグで鍛えられ、めきめきと頭角を現していたのです。
そのハンブルグのクラブで収録されたこのライブ・アルバムでデビューしていたのでした。
サックスも加わったメンバーを率いて実に粋でモダンでダンサンブルなR&Bを聴かせてくれています。
これが。実に。渋くて。味わい深くて。何よりも。カッコいいんですね。もう本当に。
「I've Got My Mojo Working」とか「I Just Wanna Make Love To You」とか弾けてます。
商業的成功には恵まれず。その後ミュージカルのバンドに参加したりと下積み生活を続けて。
'70年代に同郷グラスゴーのバンド、ティア・ガスと邂逅して。華々しいSAHBの物語が始まるのです。
そのSAHBでの稀代のトリックスターとしての姿とのあまりの落差に驚きもしますが。
後にSAHBの1stアルバムのタイトルともなった「Framed」を既にやってたり。
裏ジャケットでは芝居っ気たっぷりに、とぼけて写ってみせるアレックスです。原点はここにあったのです。
人に歴史あり。しぶとく生き延び、栄光を掴み取ったアレックス。その面構え、心意気・・・好きなんです。

店に歴史あり。

いま。
見えている扉が。
見えている空間が。
それだけが。
総てではない。

いま。
その扉が開かれる時に。
その空間に足を踏み入れた時に。
迎えてくれる微笑が。
動き始める空気が。
物語っている。

なぜ。
どうして。
どうやって。
いま。
こうしてあるのか。
ここにあるのか。
ここまでやってきたのか。

店に歴史あり。

人に歴史あり。
店に歴史あり。
そこに刻まれた。
そこに感じられる。
面構え。
心意気。
そこで語られる。
物語が好きなのです。

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2010/06/03 Thu *売りものは / The Yardbirds

20100603fiveliveyardbirds


それだけじゃないんだ。
売りものは。
それだけじゃなくて。
これも。
こんなものもあるんですよと。

確かに。
知名度は低いし。
今までは。
誰も本気で取組んでもいないし。
表紙しか。
目次しか。
無かったから。
しかたないのだけれど。

それだけじゃないんだと。
こんなこともやってるんですよと。
告知して。
広報して。
宣伝して。
知らしめて。
広げて。
浸透させていかないと。

『Five Live Yardbirds』'64年リリース。
ロンドン・マーキー・クラブで収録されたヤードバーズのライブ・アルバムにしてデビュー・アルバム。
ライブ・アルバムでデビューと言うのも珍しいと思うのですが。レギュラーだったマーキーでの。
その熱気溢れるステージをそのままパッケージして世間を驚かせようとの狙いだったのでしょうか。
その狙いは大成功で。バンドの演奏は熱く迫力充分だし、観客の熱狂振りも凄まじいしと。
とても臨場感溢れる傑作ライブ・アルバムとなっています。当時としては驚異的に録音状態もいいし。
さて。このアルバムの売りものと言えば。既に“スロー・ハンド”とMCで紹介されている。
エリック・クラプトンのそのギターだと言うのが定説で。常にそれでのみ語られている気もしますが。
いや、確かに。既にクラプトンのギターは抜きん出ているし、特徴的ではあるのですが。
ちょっと待てよと。それだけじゃないんだと。それだけでは語れない魅力もあるんだよと。
その。それだけじゃない売りものがキース・レルフのヴォーカルとブルース・ハープだったりするのです。
レルフと言うと。やれ声量が無いだの、やれ線が細いだのと。やたらと低評価が目立ったりもしますが。
それは最後までヤードバーズと運命を共にしたが為に、無意味にロバート・プラントと比較されたからであって。
確かに。黒っぽくはないし、力強くはありませんが。その蒼く性急なヴォーカルとハープの。
その鋭さや危うさ。そのスリリングでパンキッシュな魅力は、このアルバムに関してはクラプトンを凌駕してるぞと。
全編R&Bやブルースのカヴァーをビシッと決めてみせる。そんなクールなヤードバーズのフロントに立って。
見事にバンドを追いたて、牽引してみせる。やはりレルフの個性も売りものだったのだと思うのです。

これだって間違いなく。
売りものいなる。
それだけじゃなくて。
これも。
必要としている人達がいる。

確かに。
目立ちはしないし。
今までは。
解りづらくて後回しにされやすくて。
漠然とした。
話しか。
無かったから。
しかたないのだけれど。

それだけじゃないんだと。
こんなこともやれるんですよと。
告知して。
広報して。
宣伝して。
知らしめて。
広げて。
説得していかないと。

売りものは。
ここにもあるぞと。
見えてないだけ。
気づいてないだけ。
惑わされてるだけ。

こんな。
個性も。
売りものになるんだぞと。
画策中。

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2010/06/02 Wed *ダイアモンドだね~ / The Rolling Stones

20100602diamonds


偶さか。
外出先で。
少しばかり。
早く終わったりして。
もう。
夕暮れ時だしなと。
そのまま。
帰ることにして。

せっかくだからねと。
その街で。
少しばかり。
ブラブラ過ごしてみたり。
そう。
久し振りだしなと。
そうなれば。
立ち寄るところは。
決まっていて。

そうそう。
たしか。
この先に。
この辺りに。
あったよねと。

『Oldies But Goodies The Rolling Stones Early Hits』'74年リリース。
キング・レコードの廉価盤シリーズの1枚として企画されたローリング・ストーンズの日本独自編集アルバム。
オールディーズを意識した、ダイアモンドやら指輪やらを描いたチープなジャケットがキッチュで堪りませんが。
内容はタイトル通りに初期のストーンズ、'63年から'66年までのナンバーから10曲が選ばれています。
A面が「Come On」「Tell Me」「Time Is On My Side」「Heart Of Stone」「The Last Time」で。
B面が「(I Can't Get No) Satisfaction」「Get Off Of My Cloud」「As Tears Go By」ときて。
「19th Nervous Breakdown」「Paint It, Black」へと続いて。妥当と言うか、まっとうと言うか。
面白みには欠けて。ボリューム的にもどうなのと思いますが。所詮は廉価盤ですからね。仕方が無いのかな。
それにしても。毎度のことではありますが。本当にキング・レコードってのは商魂逞しかったんだなと。
それにしても。ストーンズをこんなシリーズにまで組み込まなくても良かったのにとは思いますが。
まぁ、そんな珍品でも。ストーンズはストーンズだし。偶にはコンパクトにまとめて聴くのもいいかなとか。
なんだかんだと理由をつけて。レコード屋のエサ箱から救出してる自分もなんだかなってとこですけどね。
そう。ストーンズはストーンズですから。自分にとってはダイアモンドだしね・・・うん、そうなんです(苦笑)。

偶さか。
外出先で。
少しばかり。
早く終わったりしたら。
もう。
予定は何も無いしなと。
そのまま。
終わることにして。

せっかくだからねと。
近くの街まで。
少しばかり。
フラフラ行ってみたり。
そう。
ご無沙汰してるしなと。
そうなれば。
立ち寄るところは。
決まっていて。

そうそう。
たしか。
この先に。
この辺りに。
あったよねと。

あれ。
改装したのかな。
売場が変わってるな。
レコードはと。
えっ。
これだけなんだ。
しかたないな。
せっかくだから。
あまり期待できないけど。
エサ箱を。
見るだけ見てと。
ふ~ん。
こんなもんだよね。
久し振りなのにな。
あれっ。
えっ、えっ、え~っ!

偶さか。
立ち寄ったら。
訪れたら。
覗いたら。
ダイアモンド発見。
これだからね。
止められないんだな(笑)。

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2010/06/01 Tue *ワルい女 / Spooky Tooth

20100601spookytwo


あれして。
これして。
早くして。

でも。
あれじゃ駄目。
これじゃ駄目。
駄目なものは駄目。

でも。
あれでなきゃいや。
これでなきゃいや。
どうしてもいや。

いいよね。
いいでしょ。
してくれるでしょ。
だって。
離れられないでしょ。

みたいな。
話ですよね。
早い話が。
困りましたね。
まるで。
ワルい女に。
憑りつかれてるみたいですね。

『Spooky Two』'69年リリース。
マイク・ハリスン、ゲイリー・ライト。2人の個性的なヴォーカリストを擁したスプーキー・トゥース。
その歴史の中でも一際ハードなナンバーが魅力的なタイトル通りの2ndアルバム。
尤も。日本での再発時の煽り文句、ブリティシュ・ヘビー・メタルの極めつけってのはどうかなと。
多分に。ジューダス・プリーストなんかがカヴァーしてたから。そのイメージで売りたかったのでしょうが。
勿論。その重厚なサウンドはブリティッシュ・ハード・ロックの一翼を担うものなのですが。
ハード・ロックだけに収まらない幅の広さと懐の深さがあったのがスプーキー・トゥースだったかなと。
まぁ、あまりに何にでも興味を持ちすぎて、何にでも手を出して、何でも出来ちゃって、迷走もしたみたいですが。
このアルバムではソウルフルなマイクと、ハイトーンが印象的なゲイリーの強力な歌声に。
ルーサー・グロブナーやグレッグ・リドリーなんてつわもの達の息もピッタリ合っていて。
実に素晴しい。如何にもなブリティッシュ・ロックを一丸となって聴かせてくれているのです。
特に。「Better By You, Better Than Me」そしてやはり「Evil Woman」は名曲だと思います。
それにしても。マイクはあまりにも過小評価されてるかなと。本当にいい声なんですけどね。惜しいなぁ。

あれして。
これして。
早くして。

それ。
やるんですか。
全部やるんですか。
引き受けちゃったんですか。

でも。
あれでなきゃ駄目なんですよね。
これもなきゃ駄目なんですよね。
どうしてなんですよね。

言っちゃたんですか。
やるって。
言っちゃったんですね。
大丈夫だって。
しかたないですねぇ。

と言う。
話なんですね。
早い話が。
どうしようもないですね。
まるで。
ワルい女に。
惚れ込んでしまってるみたいですね。

何でも。
きけばいいわけじゃなく。
何でも。
期待を抱かせりゃいいわけじゃなく。
何でも。
甘やかせばいいわけじゃなく。
なんだけど。
困り果ててる。
その様子を見てたら。
無碍にも出来ず。
なんとかお力になんて思ってしまったり。
まぁ、ビジネスになりそうではあるし。

それに。
何より。
ワルい女が。
時にどんなに。
魅力的かは。
身に沁みて知ってるしね(笑)。

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2010/05/31 Mon *祭りの後 / Faces

20100531thebestoffaces


月曜日。
月曜日は苦手なんだな。
そう。
ただでさえ苦手なのに。
今日みたいな。
そう。
賑やかで楽しかった。
そんな日曜日の夜が明けて。
迎えた月曜日は。
なんだか。
白々としていて。

まるで。
そう。
祭りの後。
祭りの後の。
寂しさを。
切なさを。
やるせなさを。
どうにも。
消化できなかったりする。
どうにも。どうにもね。

『The Best Of The Faces』'77年リリース。
世界最高の酔いどれロックン・ロール・バンド、フェイセズの2枚組のベスト・アルバム。
フェイセズのベスト・アルバムでは何と言っても『Snakes And Ladders』が有名ですが。
このアルバムはロッド・スチュワート自身のレーベルから英国限定で発売されたものです。
その関係もあってか。ロッドのソロ・アルバムから「It's All Over Now」が収録されています。
確かにバックはフェイセズで違和感は無いんですが。ここに入れるのはどうなのと思いますが。
それはさておき。いつ聴いても楽しくて御機嫌で。ちょっと物悲しくて。それが堪らないフェイセズです。
『Snakes And Ladders』と違って基本的に年代順に収録されているのですが。順番に聴いていくと。
基本は変わらないものの。あんなことも、こんなこともと。皆で集まって、持ち寄って、やってみて。
御機嫌だったら、それでいいじゃんと。その悪ガキ連中が集まってワイワイやってる感じ好きなんだなと。
そんなことを改めて思いつつ。段々と収まりがつかなくなったり、なんとなくバラバラになってったりと。
まぁ、そんなところも素直に出てしまうのがフェイセズらしくて、そこがまた好きなんですけどね。
陽気に引っ張るロッドとロン・ウッド。繊細で温かな個性で彩を添えているロニー・レイン。
弾けるイアン・マクレガンに、タイトなケニー・ジョーンズも。その総てが集まって弾けて、やがて解けて。
それがフェイセズだったんだなと。あっ、勿論ロニーに替わった山内テツのベースもいい味で。
でも。そのテツが参加してからは結局オリジナル・アルバムも作らずに。ズルズルとしていて。
ロッドが大西洋を渡って、ロンがストーンズに加入してと既成事実が積み重なってなし崩し的に解散と。
こんなに御機嫌なロックン・ロール・バンドなのにその活動期間は僅か4年程で、そんな終わり方で。
あまりにも切ないのですが。だからこそ酔いどれていられて。その千鳥足の軌跡が輝いているのかな。
それに。その切なさ、その祭りの後の様な気分を感じさせてくれるところも、実は好きだったりするのです。

ひとり。
ひとりは苦手なんだな。
いや。
普段は全然平気なんだけど。
今日みたいに。
そう。
気の置けない連中と過ごした。
そんな日曜日の夜を引き摺って。
迎えた月曜日は。
なんだか。
輪郭を欠いていて。

まるで。
そう。
祭りの後。
祭りの後の。
寂しさを。
切なさを。
やるせなさを。
どうにも。
消化できなかったりする。
どうにも。どうにもね。

それだけ。
ご機嫌だった。
楽しかった。
その証だと。
解ってはいるのだけれど。

祭りの後。
どうにも。どうにもね。

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2010/05/30 Sun *タフでなければ、優しくなければ / AC/DC

20100530ironmantwo


タフでなければ。
優しくなければ。

なにかにつけて。
そのどちらも。
身につけてないと。
どうにもならない・・・
ことは無いけど。
身につけて。
備えて。
いる方が。
なにかにつけて。
楽しくはなるだろうし。
なにかにつけて。
味わい深くはなるんだろうなと。

タフに。
優しく。

簡単な様で。
案外難しくて。

『Iron Man 2』'10年リリース。
映画のサウンド・トラックにして実質的にはAC/DCの初めてのベスト盤とも言える2枚組アルバム。
こんな新譜もちゃんとアナログ盤も出してくれるところが自分の様な人間にとってはとっても嬉しいのです。
ちゃんと2枚組にして無理に片面に詰め込んでいなから音圧も音質もいいし。やっぱりアナログだよなと。
さて。ベスト盤の類をリリースしないことで有名だったAC/DCです。今回も正式にはベスト盤じゃないのですが。
シンプルなロックン・ロールをやってるんだから。そぞれのアルバムを楽しんで欲しいとの意向がある様で。
なにもわざわざベスト盤なんて作って、それまでファンに買わせるのは申し訳ないみたいな発言もあって。
確かに金太郎飴的ではあって。言えてるかもと思いつつ。そんな律儀な拘りにまたまた惚れ直したりもして。
じゃぁ、このアルバムはどうなんだってことですが。これがもうカッコ良くて、大正解で。
シンプルなロックン・ロール一筋、ロックン・ロール馬鹿のAC/DCの魅力が凝縮、濃縮されててもう堪りません。
ボン・スコット時代のナンバーとブライアン・ジョンソン時代のナンバーが混在していても何の違和感も無いし。
「Cold Hearted Man」なんて比較的マニアックなナンバーも他のナンバーと同等の輝きを放ってるしと。
選曲に贅沢を言えば限はありませんが。もう。実に言うことの無い御機嫌なロックン・ロール・アルバムなのです。
そして。このアナログ盤を大音量で聴くと。決してただラウドでメタリックなだけではなくて。
AC/DCの、そのシンプルなサウンドゆえの、心地良さ、楽しさ、温かさ様なものも感じられるのです。
そうです。ロックン・ローラーも。タフなだけでも、優しいだけでも駄目なのです。そのどちらもなくてはね。
いやぁ、ほんとうにいいなぁ。《アイアン・マン》のDVDレンタルして、《アイアン・マン2》を観に行こうっと!

タフでなければ。
優しくなければ。

なにかにつけて。
そのどちらも。
身につけてないと。
どうにもならない・・・
ことは無いけど。
身につけて。
備えて。
やっていこう。
なにかにつけて。
楽しくしてやろう、楽しもう。
なにかにつけて。
味わい深くしてやろう、味わおう。

タフに。
優しく。

難しく考えないで。
心持ち一つ。

今夜も。
タフに。
優しく。
楽しもう。
味わおう。

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2010/05/28 Fri *予習中 / ザ・ワイルド・ワンズ

20100528bestofthewildwands


予習中。
珍しくも。
予習中。

昔から。
予習とか。
苦手で。
ままりしなくて。
ぶっつけ本番。
それでよくて。
それしかできなくて。

授業も。
テストも。
だいたい。
そんなもんで。
なんとかなった。
なんとかしてきた。

最初から。
満点とか。
興味無いし。
勉強とかに。
そこまで。
時間使いたく無かったし。

でも。
これは。
勉強じゃないからね!

『The Best Of The Wild Ones』'69年リリース。
加瀬邦彦率いるグループ・サウンズ、ザ・ワイルド・ワンズの初めてのベスト・アルバム。
いやぁ、ジャケットのメンバーの若いこと。もう40年以上前ですからあたり前ではありますが。
(右端の島さんはあまり変わってない気もしますが・・・)
さて。グループ・サウンズ、GSは完全に後追いとなるのですが。
高校生の頃に。何故かクラスで急にGSがブームになったことになって。自分もはまって。
FMで放送されたGS特集をエア・チェックしたテープを繰り返し聴いたりしていました。
で、特に。タイガースとかテンプターズとかゴールデン・カップスとかカーナビーツとかが好きになったのですが。
「思い出の渚」はその前から知っていたし、好きだったのですが。ワイルド・ワンズ自体は・・・
このジャケットにも表れてる様に。あまりにも爽やかな感じがして。それがちょっと苦手だったのです。
なんたって。ブルー・コメッツと並んでNHKに出演を許されていたってくらいで。そう言うのがどうにもね。
今でもそうなんですが。どうも体制側のお墨付きってのが好きじゃないので。捻くれ者なんです(笑)。
ただ。加瀬さんは。沢田研二、ジュリーの数あるヒット・ナンバーの作曲者として知っていましたし。
またジュリーのナンバーの中では加瀬さんが作った(ZUZUが詞を書いたのは特に)ものが好きだったので。
加瀬さんの名前は常に意識はしていたのですが・・・そしてついに。そうついに今年。
ジュリー・ウィズ・ザ・ワイルド・ワンズとしてシングル出て、アルバム出て、そして今日からツアーですから。
残念ながら初日は行けなかったのですが。2回ほどチケットを確保できたので。そうなると。
ジュリーは大丈夫だけど。ワイルド・ワンズは予習しなきゃと(笑)。こんなアルバムに針を落としているのです。
今回のツアーでどの程度ワイルド・ワンズのナンバーが歌われるのか解らないのですが。
「愛するアニタ」は間違いなくやるだろうなと。このナンバーが一番好きかもしれないなとか。
でもどうせなら。幻の「可愛いアニタ」としてジュリーに歌ってほしいかな。いや植田さんのヴォーカルもいいけど。
なんてね。6月の我家にとっての初日に向けて想像を逞しくしているのです。楽しみだなぁ。

予習中。
熱心に。
予習中。

今でも。
予習とか。
苦手で。
最低限しかしなくて。
本番一本勝負。
それでよくて。
それしかできなくて。

プレゼンも。
ファシリテーションも。
だいたい。
そんなもんで。
なんとかなった。
なんとかしてきた。

最初から。
形式とか。
興味無いし。
それよりも。
その時の。
空気、流れ大事にしたかったし。

でも。
これは。
仕事じゃないからね!

遊ぶため。
楽しむため。
好きなことのため。
その時を。
その場を。
最高のものにするために。

予習中です!

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