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2010/06/24 Thu *六月の / カルメン・マキ&OZ

20100624ozlive


六月の。
風の中。
何かに追われ。
何かに急き立てられ。

六月の。
空の下。
何かに呼び止められ。
何かに足止めされて。

六月の。
景色に包まれて。
風景が崩れだし。
思いが溶けだし。

六月の。
いま。
ここで。
身動きできず。
動こうともせず。
何かを探しているのか。
何かを求めているのか。

六月の。

『Live』'78年リリース。
前年の日比谷野音と新宿厚生年金会館での音源を収録したカルメン・マキ&OZの2枚組ライブ・アルバム。
新宿厚生年金会館でのライブを最後に解散していて。ファンの熱烈な要望に応えて緊急発売されたとか。
もうそのファンの皆さんには感謝してもしきれないほどの素晴らしいアルバム、そして凄いライブです。
そして。もしリアル・タイムでOZを知っていたなら。絶対に観に行ったのにと。悔しくてたまらなくなります。
こんなバンドがあの頃の日本にいたなんて。こんなライブをぶちかましてくれるバンドがあったなんてね。
帯に状態の良いカートリッジでボリュームを最大に上げてお楽しみ下さいって書かれてるんですが。
もう本当に。大音量で聴くとその迫力に完全に打ちのめされてしまいます。もうとんでもないです。
昔から日本のハード・ロックならOZを聴かなきゃって話は半ば伝説みたいにちょっと上の世代から言われてて。
このアルバムに初めて針を落とした時に。そうか、こういうことだったんだなと。やっと得心できて。
春日博文を始めとするOZが一体となって叩き出すそのサウンドは、ハードでドラマティックで。
でもって。カルメン・マキのヴォーカル。実にパワフルで。それでいて今にも崩れ落ちそうな危うさがあって。
その詩とも相まって。情念的であり抒情的でもあり。ローラ・ニーロや、そうジャニス・ジョプリンと同じあの匂いが。
怪しくも美しく。惑わせるあの匂い。そう血の匂いが色濃く漂っているのです。それがどうしようもなく・・・ね。
この季節は(じゃなくてもだけど)「六月の詩」が。そしてやっぱり「私は風」がね。どうにも胸騒がせられます。

六月の。
風の中。
追ってくるものを振り返り。
急き立てるものが見えないかと。

六月の。
空の下。
呼び止めらる声に耳をすまして。
足に絡みつくものを見極められないかと。

六月の。
景色に包まれて。
風景が崩れだし。
思いが溶けだし。

六月の。
いま。
ここで。
遮断できず。
遮ろうともせず。
何かを待っているのか。
何かを望んでいるのか。

六月の。

六月の。
生ぬるく。
重く。
混沌とした。
空気の中で。
匂いの中で。
立ちつくしている。

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