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2010/07/04 Sun *この異様な世界 / The Doors

20100704weirdscenesinsidethegoldmin


この異様な世界は。

何なのだろう。
何故なのだろう。
なんでこんな世界が。
広がっている。
何故こんな世界が。
包まれている。

この異様な世界は。

誰が創ったのだろう。
誰が望んだのだろう。
なんでこんな世界が。
立ちはだかる。
何故こんな世界が。
崩れ去らない。

この異様な世界。

『Weird Scenes Inside The Gold Mine』'72年リリース。
ジム・モリソンの死から半年後に発売されたドアーズの2枚組編集アルバム。
そのタイトル(金鉱の中の異様な光景)が「The End」の一節からとられ。
不思議な印象を残すジャケットの水彩画は「Peace Frog/Blue Sunday」をモチーフにしてと。
それらが意図するが如く。先に発売された編集アルバム『13』とは1曲も重複しない上に。
所謂ヒット曲が1曲も含まれていないと言うかなり偏った、狙いのある選曲がされています。
(「Light My Fire」も「Touch Me」も「Hello, I Love You」も選ばれていません)
それがかえってこのアルバムに編集アルバムとは思われない統一感を与えることになっていて。
特に「The End」とか「When The Music's Over」とか「Riders On The Storm」とか。
オリジナル・アルバムを締めくくっていた長尺のナンバーの殆どが収められていることによって。
ジムの独特な・・・異様な世界観が、ドアーズのポップな側面が除かれたことによって聴く者のの眼前に。
描かれ、曝され、見せつけられ。目を逸らすことができなくなっているのです。実に秀逸な選曲、編集です。
ジムの世界は本当にねじ曲がっていて。それはこの世界に対するジムの違和感の表れでもあって。
実のところ。その違和感に今も変わることなく共感している自分がいるのです。

この異様な世界は。

何なのだろう。
何故なのだろう。
なんでこんな世界が。
認識されている。
何故こんな世界が。
継続している。

この異様な世界は。

誰が創ったのだろう。
誰が望んだのだろう。
なんでこんな世界が。
許される。
何故こんな世界が。
受け入れられる。

この異様な世界。

この眼前の。
異様な。
不気味な。
光景が。
世界が。
おかしいのか。
それとも。
自分が。
おかしいのか。

この異様な世界。

その片隅に。
ずっと。
今も。
立ち尽くしている。
そんな。
自分が。
自分の中に。
いる。

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