« 2010/07/28 Wed *現在、過去、そして・・・ / Geroge Harrison | トップページ | 2010/07/31 Sat *今宵も何処かの街角で / Jim Price »

2010/07/30 Fri *憧れて、流されて / Creedence Clearwater Revival

20100730bayoucountry_2


そこではないから。
そこにはいないから。
憧れて。
夢みて。
想像して。
創造して。

そこではないので。
そこにはいないので。
抱いた憧れが。
見た夢が。
想像した世界が。
創造してしまったその世界が。

それこそが。
総てであると。
確かなものであると。
強く。
頑なに。

『Bayou Country』'69年リリース。
『驚異のニュー・ロック・サウンド/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル登場!』・・・
なんとも大袈裟な邦題がつけられていたクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)のアルバム。
内容はオリジナルの2ndアルバムと同一ですが、何故かA面とB面がそっくり入れ替わっています。
ジャケットもオリジナル盤の裏ジャケットが表ジャケットとして使われています。
しかし。それにしてもニュー・ロック・サウンドですか。う~ん、確かにある意味では新しかったのかな。
フラワーだ、サイケだ、アートだってのの反動としてシンプルでタフなロックン・ロールを引っ提げて。
颯爽とカリフォルニアから登場したのですから。そうなんです。CCRってカリフォルニアのバンドだったんですね。
泥臭いサウンドにヴォーカル、ラフでルーズな塩梅が見事なリズム、その地名や生活を描いた歌詞とか。
どう聴いても、どう見ても米国南部のバンドにしか思えないんですけどね。スワンプの匂い濃厚ですし。
CCR、ジョン・フォガティはきっともう米国南部の音楽が、もう大好きで大好きで。でもよそ者だしなと。
ストレートに表現することには迷いもあった筈で。実は1stアルバムではその嗜好も抑えられていたのですが。
それが一挙に爆発したのがこのアルバム、そして大ヒットした「Proud Mary」だったのですが。
ここらには同じ様によそ者でありながら鮮やかに米国南部を描いて見せたザ・バンドの影響もあったかなと。
そしてCCRが素晴らしいのはその描き方が頭でっかちにならずに、ちゃんと肉体性を伴っていたことで。
だからこそ。憧れと夢の産物である、想像された世界がちゃんと創造されて、そこにきちんと存在していて。
その匂いに、堪らなくやられてしまうのです。「Proud Mary」口ずさみながらミシシッピー河を下ってみたいなとね。

そこではないから。
そこにはいないから。
憧れて。
夢みて。
想像して。
創造して。

そこではないので。
そこにはいないので。
抱いた憧れが。
見た夢が。
想像した世界が。
創造してしまったその世界が。

それこそが。
総てであると。
確かなものであると。
強く。
頑なに。

だから。
そこへ。
その世界へと。
流されて。
流されて。
何処までもと。
その大河を。
下っていきたいと。

いられないから。
手に入らないから。
だからこその。
ものがある。

|

« 2010/07/28 Wed *現在、過去、そして・・・ / Geroge Harrison | トップページ | 2010/07/31 Sat *今宵も何処かの街角で / Jim Price »

002 American Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/49083909

この記事へのトラックバック一覧です: 2010/07/30 Fri *憧れて、流されて / Creedence Clearwater Revival:

« 2010/07/28 Wed *現在、過去、そして・・・ / Geroge Harrison | トップページ | 2010/07/31 Sat *今宵も何処かの街角で / Jim Price »