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2010/08/02 Mon *いつかの夏の日 / 仲井戸麗市

20100802thenakaidoreichibook


いつかの夏の日。

あの夏も。
あの夏の日も。
こんなに暑かったのかな。
こんなに眩しかったのかな。

あの夏は。
あの夏の日は。
君がいて。
一緒に歩いて。遊んで。
一緒に飲んで。笑って。
あの熱気の中。
あの光の中。

あの夏は。
どこへ消えてしまったんだろう。
あの夏は。
もう戻ってこないんだろう。

『The Nakaido Reichi Book』'85年リリース。
仲井戸麗市、チャボの初めてのソロ・アルバム。
その苛立ち。その優しさ。その切なさ。RCとはまた別の顔を見せてくれるチャボ。
いつまでも、今でも。少年時代を。その日々に出会ったものを。その日々に憧れたものを。
その日々に好きになったものを。いつも。今も。大切に。愛しんで。抱きしめているチャボです。
このアルバムには。そんなチャボが一番ストレートに表れてる、描かれてるかなと思います。
夏だったり。夜だったり。生意気なティーンエイジャーだったり。可愛いガールフレンドだったり。
月が優しく照らしてくれるドライブだったり。二人だけの秘密だったり。ちょっと危ない遊びだったり。
そんな僕らも大好きで、大切にしていたものが。チャボによって奏でられ、歌われているのです。
そして。そんな大好きで大切なものを壊そうとするもの、押しつぶそうとするものに対する怒りもね。
そんな怒りと。怒りの果てのやるせなさも。身を切られるほどに共感できたりするので。
このアルバムは。もう抱きしめてしまいたいくらい大切な、宝物の様な1枚だったりするのです。
特に。ジャケットや、「ティーンエイジャー」「One Night Blues」「さらば夏の日'64 Aug.」のイメージからか。
夏の日に聴くと。その熱気と光に輝く時間と、やがて消え去るその輝きを思って。何とも言えなくなるのです。

いつかの夏の日。

あの夏を。
あの夏の日を。
いつまでも憶えているのかな。
いつになっても思いだすのかな。

あの夏を。
あの夏の日を。
君がいて。
一緒に歩いて。遊んでだ。
一緒に飲んで。笑った。
あの熱気の中。
あの光の中。

あの夏は。
どこかへ消えてしまっても。
あの夏は。
もう戻ってこなくても。

野外のライブで熱中症になりかけて。
慌ててビールを飲み続けてたら酔っぱらって。
まともに歩けなくなって。
笑いながら歌いながら真夜中の街を徘徊して。
ロック・バーのカウンターで熱く語って。
朝陽と共に眠りについたのに。
目覚ましかけて飛び起きて。
一日中レコード屋を梯子して、漁って。
これ、見つけましたよって。
とびっきりの笑顔で自慢してた君。

いつかの夏の日。

あの夏を。
あの夏の日を。
いつまでも憶えているんだ。
いつになっても思いだすんだ。

あの夏の。
あの熱気の向こうから、
あの光の向こうから。
また君が現れる気がして。
僕は未だ。
いつかの夏の日の中にいるんだ。

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