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2010/08/05 Thu *深く愛したものは / Derek And The Dominos

20100805layla


深く愛したものは。
深く罰せられる。

だとしても。
だからこそ。
愛してしまう。
愛せざるを得ない。

理由など無く。
理屈など抜きで。
訳も解らず。
導かれるが如く。
惹かれて。
魅せられて。
焦がれて。
落ちる。
堕ちる。

深く愛したものは。
深く罰せられる。

だとしても。
だからこそ。
生まれるものがある。
生まれてこざるを得ないものがある。

『Layla And Othe Assorted Love Songs』'70年リリース。
エリック・クラプトンが新境地に辿り着いたデレク&ザ・ドミノスの唯一のスタジオ・アルバム。
ギター・ヒーローの座に疲れて。ザ・バンドやデラニー&ボニーに惹かれて、魅せられて、憧れて。
デラニー&ボニー&フレンズの一員としてツアーに参加、デラニーのプロデュースでソロ・アルバムを制作して。
米国南部に、スワンプ・ロックに恋して、恋に落ちて、ズブズブと深みにはまっていったクラプトン。
そんなクラプトンのもとにボビー・ホイットロックが転がり込んで、意気投合して曲作りが始まって。
デラニー&ボニー&フレンズ繋がりでカール・レイドルとジム・ゴードンも合流して。バンドが出来上がって。
トム・ダウドをプロデュースに迎えたフロリダでのレコーディングにはデュアン・オールマンも参加して。
ソングライティングで、オルガンで、なによりもその熱く激しいヴォーカルでクラプトンを鼓舞するホイットロック。
南部のグルーブで弾けるレイドルとゴードンの強力なリズム隊。そしてクラプトンを刺激するデュアンのギター。
個性の異なるクラプトンとデュアン。互いに共鳴し合って、溶け合って。その化学反応、対話が素晴らしくて。
そんな最高なバンドの、最高のひと時を逃さずに捉えたダウドがいて。やはりそこには奇跡があったのかなと。
そして。その奇跡を生み出したのが。道ならぬ恋に、叶わぬ恋に身も心も焦がしていたクラプトンの。
どうしようもない。どうにもできない。深い思い・・・深い、深すぎる愛だったのかなとか。
どうしようもない。どうにもできない。それが全身全霊でこのアルバムに、「Layla」にクラプトンを向かわせて。
向き合わざるを得なかったからこそ、とんでもない奇跡の様な、アルバムに、ナンバーになったのだろうと。
そしてその深さ故に。その後数年間(実は今でもかな)その奇跡の後遺症に苦しめられたのかとも。
多分に感傷的に過ぎるかもしれませんが。それぐらいね。やっぱり。このアルバムは素晴らしいと思うのです。

深く愛したものは。
深く罰せられる。

だとしても。
だからこそ。
愛してしまう。
愛せざるを得ない。

理由など無く。
理屈など抜きで。
訳も解らず。
導かれるが如く。
惹かれて。
魅せられて。
焦がれて。
落ちる。
堕ちる。

深く愛したものは。
深く罰せられる。

だとしても。
だからこそ。
生まれるものがある。
生まれてこざるを得ないものがある。

それが幸せなのか。
それが望むものなのか。
それが祝われるものなのか。
誰も知らない。
誰にも解らない。
それでも。
それだけの思い。
それだけの思いを抱けるのならば。
それだけの思いに囚われるのであれば。
その奇跡をひと時だけでも。
手にできるのならば。
それでもいいのではないかと。

深く愛したものは。
深く罰せられる。

深い罰を恐れぬものだけが。
深く愛せるのかもしれない。

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