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2010/08/15 Sun *この建物、この街並み / Led Zeppelin

20100815physicalgrafty


この建物。
この街並み。
いつから。
いつまで。

紀行ものでも。
音楽ものでも。
なんでもいいのだけれど。
テレビで海外の。
例えばヨーロッパの。
そうロンドンなんかの。
風景を目にすると。

いつも。
気になることがある。
いいなと思うことがある。

如何にも。
古そうな。
歴史のありそうな。
建物が。
街並みが。
遺っていて。
それだけでは無くて。
今も使われていて。
息づいていて。
空気や、風や、人までも。
そのままにそこにある様で

『Physical Graffiti』'75年リリース。
自らのレーベル、スワン・ソングからの第一弾、そして初の2枚組となったレッド・ツェッペリンのアルバム。
'73年の全米ツアーで疲れ果てて。ジョン・ポール・ジョーンズの脱退騒動まで起きたらしいのですが。
どうにかこうにか再集結して。レコーディングを開始して新たに作られ録音されたナンバーが8曲だったとかで。
その8曲だとアルバム1枚には収まらないし、2枚にするには足りないしと。さて、どうしようかと。
そこで昔作ったナンバーを改めて録音したり、昔のアウト・テイクも引っ張ってきて手を加えたりして。
全15曲というボリュームのこのアルバムが誕生したのでした。という訳なので統一感には乏しいかと思いきや。
これがまぁ、さすがツェッペリンで。その圧倒的な存在感で一気に聴かせてしまうのですから、見事なものです。
ハード・ロックとか、ヘヴィ・メタルとかでは括れないのがツェッペリンの魅力で。このアルバムでも。
実に多彩な、様々な表情を見せてくれるのですが。それら総てがやはり重厚な存在感で迫ってくる辺りが。
その存在感こそが、実はハード・ロックかも知れないななどと思ったりもします。やっぱり凄いなと。
特に「Trampled Under Foot」「Kashimir」と続く辺りは、聴く側も体力いるかなって感じです。半端じゃ無いから。
制作にかなり手間取ったらしい、歴史を感じさせる建物の窓をくり抜いた凝ったジャケットも印象的ですが。
この実際にニューヨーク(だったかな?)にあった古いアパートをモデルにしたジャケットに開けられた窓。
その窓の数だけの表情、物語を、歴史に負けない存在感で描いてみせているツェッペリンなのです。

この建物。
この街並み。
いつから。
いつまで。

この道を。
この街並を。
小さいころから馴染みのある。
この一角を偶にぶらぶらと歩くと。
例えば角を曲がった瞬間に。
目の前の一角が一変した様な。
風景を目にすると。

いつも。
気になることがある。
いいなと思うことがある。

如何にも。
古そうな。
歴史のありそうな。
建物が。
街並みが。
変わっていく。
それだけでは無くて。
そこにあった。
息づいていた。
空気や、風や、人までも。
消えてしまった様で。

歴史の違い。
文化の違い。
生活の違い。
解ってはいても。

いつかの日。
あの異国で。
その街並で。
その一角で。
何故か感じた。
何故か震えた。
あの懐かしさ。
あの優しさ。
それが。
何故かここでは。
何故かだんだんと。
感じられなくなっていく。
薄れていく。
それがどこか寂しくて。

この建物。
この街並み。
その一つ一つ。
その一軒一軒。
その窓から。
表情や気配が。
消えていってしまう様で。
妙に寂しい夕暮れ時でした。

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