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2010/08/17 Tue *金脈探して / Free

20100817tonsofsobs


何度も。
何度も。
歩いて。
上って。
訪ねて。
探して。

微かではあるけれど。
見えてはいるのだけど。
感じられはするのだけど。
それなりの。
手応えもあるのだけれど。

未だ。
見つからない。
辿り着かない。
探し当てられない。
それでも。
確かに。
兆しはあるのだから。

何度も。
何度も。
歩いて。
上って。
訪ねて。
探して。

『Tons Of Sobs』'69年リリース。
その制作時においてメンバーは全員10代だった、フリーの1stアルバム。
確かにポール・ロジャースの歌声には若さを感じさせて、全体的に初々しさは残っていますが。
もうこの時点で既に。あの独特のタメと、あのテンポがあって。フリーならではの味わいは十分に発揮されていて。
ブルース・ロックの枠には収まりきらない、単なるハード・ロックにもなり得ない。唯一無二の魅力があって。
本当に末恐ろしき10代だったんだなと。今更ながらその事実に吃驚して、感動したりもします。
アルバート・キングの「The Hunter」と、ブルース・クラシックである「Goin' Down Slow」のカヴァーも素晴らしく。
この2曲にはブルース・ロックとして聴いた場合のフリーの魅力が凝縮されているかなとも思いつつ。
他のオリジナル・ナンバーには存外にキャッチーなところもあって。そこらにもメンバーの溢れる才気を感じます。
そして。ポール・コゾフのギター。ギターが泣いていて。その泣き声が。その溢れ出す感情、激情が。
これでもかと胸を揺さぶるのです。フリー時代のコゾフとしてはこのアルバムが一番ギターを弾いてるかな。
プロデューサーのガイ・スティーヴンスはアルバムの仕上がりのあまりの素晴らしさに感激して。
山ほどポンド札を稼げるぜ!と叫んだとか。それでこのタイトルになったんだとか。
もう、それこそ光り輝く金脈を探し当てた様な気分だったんだろうなと。まぁ、解る気もしますが。
ジャケットのイメージから無数のすすり泣く声って感じもあるのですが。これはコゾフのギターに囚われ過ぎかな。

何度も。
何度も。
語って。
考えて。
描いて。
画いて。

微かではあるけれど。
見えてはいるのだけど。
感じられはするのだけど。
それなりの。
手応えもあるのだけれど。

未だ。
語り尽くせない。
考えが及ばない。
描いたものが描ききれない。
それでも。
確かに。
兆しはあるのだから。

何度も。
何度も。
語って。
考えて。
描いて。
画いて。

何度も。
何度も。
歩いて。
上って。
訪ねて。
探して。

大きくは無くても。
山ほどでは無くても。
探し当てたいなと。

外したら。
見つからなかったら。
すすり泣いてみようかな(笑)。

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