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2010/10/08 Fri *道はいくつか / The Jimi Hendrix Experience

20101008electricladylandjp


道はいくつか。
あるはずなのに。
道はいくつも。
あったはずなのに。

どこで。
迷ったのか。
いつ。
間違えたのか。

いまも。
迷っているようで。
いまだに。
辿り着けないままいるようで。

どこかに。
この先まで。
ずっと先まで。
見渡せる。
見通せる。
塔でもないものかと。

誰だ。
その塔の上で。
薄ら笑いを浮かべて。
見張っているのは。
誰なんだ。

『Electric Ladyland』'68年リリース。
3rdアルバムにして、ジミ・ヘンドリックスの生前に発表された最後のスタジオ録音アルバム。
2枚組の全編に亘って、ジミの頭の中で鳴っていた、描かれていためくるめく世界が展開されています。
このアルバムはジミ本人は嫌っていたという英国盤のジャケットで知られていますが。
その魅力的な(笑)ジャケットは当時の日本ではいささか刺激が強いとでも問題になったのか。
日本盤はこの独自のジャケットとなりました。紫(?)のけむりに包まれてるのもどうかと思いますが(苦笑)。
ちなみに。英国盤のジャケットはインナーにしっかり見開きで載ってるんですけどね。
このアルバムの素晴らしさ、凄さも今更語るまでもないですね。未だにこの世界を超えたアルバムなんてね。
実際のところ、ほとんどないんじゃないかと思うのですが。どれだけのアイデア、どれだけのエモーション。
そしてそれを形にしてしまう、創りあげてしまうことのできてしまう、その様はまさに天才だなと思うのですが。
これでも、まだジミ本人は納得してなかった、もっともっとその先を見ていた、先が見えていたんでしょうからね。
そのギターは兎も角、歌には自信がなかったらしいジミですが。例えば「All Along The Watchtower」なんて。
そのギターと歌声がとても高いレベルで均衡しているからこそ、普遍的な輝きを今も湛えているんだと思います。
このカヴァーはボブ・ディランのオリジナルを遥かに凌駕していると、個人的にはずっとそう感じてるんですけどね。

道はいくつか。
あるはずなのに。
道はいくつも。
あったはずなのに。

なんで。
迷ったのか。
なぜ。
間違えたのか。

いまも。
迷いは去らなくて。
いまだに。
行き先を探し続けている。

どこかに。
この先まで。
ずっと先まで。
見渡せる。
見通せる。
塔があったはずなんだと。

誰だ。
その塔の上でも。
見つけられなくて。
探せなくて。
立ち尽くしているのは。
誰なんだ。

誰だって?
そんなことは。
塔に上るまでもない。
顔を確かめるまでもない。
それは。
自分に決まってる。

呼んでいる。
呼ばれているのに。
迷ってる。
探し続けてる。
辿り着けない。
そんな夢を。
時どき見るんだよな。
そんな夢を見た時は。
妙に覚えてるんだよな。

ちょっとばかし。
不味いかね。
惑わされない歳は。
過ぎちまってるんだけどなぁ(苦笑)。

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