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2010/10/24 Sun *この夜も / Leon Russell

20101024onibi


今日。
今夜。
この夜。

冷たい雨の。
せいでなく。
慌しかった日々の。
せいでもなく。
それらの。
せいだけでもなく。

遠出もせず。
夜遊びもせず。
ささやかな予定も。
見送った。
そんな。
この夜。

『Will O' The Wisp』'75年リリース。
『鬼火』なる邦題で知られるレオン・ラッセルのシェルターでの最後のアルバム。
レオンと言えば、スワンプ・ロックの親玉であって。その範疇で語られることが多く。
勿論、そのことに異論はなく。南部の香りが濃厚な数々のアルバムが素晴らしいのは言を待たないのですが。
実はその前からTV番組の音楽監督や、数々のヒット曲の裏方としても活躍していたので。
そもそもが。そのソングライターとしての才能はなにもスワンピーなサウンドでなくても発揮されるわけです。
そんなレオンのソングライターとしての、そしてヴォーカリストとしての魅力がストレートに伝わってくるのは。
このアルバムの様にスワンプ・ロックの時代の後に製作されたアルバムだったりするのかもしれません。
特にこのアルバムには「Bluebird」「Lady Blue」とレオンのキャリアのなかでも有数の名曲が収められていて。
そのメロディーの美しさ、そしてレオンの情感のこもった歌声に、ハッと胸を突かれる瞬間があるのです。
決して派手でもなく、声高でもなく。全体としては冷たい雨が静かに降り続ける夜の様な雰囲気なのですが。
タイトル通りに。夜のしじまの向こうから聞こえてくる何か、漂ってくる何かを思わせる、感じさせるアルバムです。

今日も。
今夜も。
この夜も。

降り出した雨の。
せいでなく。
薄い膜の様な疲れの。
せいでもなく。
それらの。
せいだけでもなく。

閉じこもり。
夜遊びする気も。
誘いに乗ってみる気すらも。
起きてこなかった。
そんな。
この夜も。

その夜の。
しじまの。
向こうから。
聞こえてくる。
漂ってくる。
伝わってくる。
誰もの。
誰かの。
気配を。
吐息を。
思いを。
感じてる。

それは。
何故か。
懐かしくて。
温かくて。
優しくて。
故に。
危うくて。

この夜も。
しじまの。
向こうを。
感じてる。
思ってる。

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