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2010年11月

2010/11/23 Tue *陽はまた昇るだろう / Ten Years After

20101123sssh


陽はまた昇るだろう。
でも。
それを。
その朝陽を。
目にすることができる。
そのことを。
信じていいのか?
そのことに。
疑いを抱かなくていいのか?
陽をまた目にできるかなんて。
解らないじゃないかと。

理由など無く。
理屈などどうでもよく。
ただ。
漠然と。
だが。
確実に。
そんな不安に囚われて。
そんな焦燥に包まれて。
まんじりともせずに。
夜のしじまの中で。
一人膝を抱えてる。

明けない夜も。
迎えられない朝も。
あるんじゃないかと。

陽はまた昇るだろう。
でも。

『Ssssh』'69年リリース。
あの伝説のウッドストックと共に一躍テン・イヤーズ・アフターの名を世界に轟かせた4thアルバム。
アルヴィン・リーのギターも、バンドも一番充実して脂の乗りきっていた時期だけに。悪いわけも無く。
おそらくテン・イヤーズ・アフターのアルバムの中ではその完成度は一番高いのではないかと。
収められているナンバーも、サウンドも、アルバム全体の構成も。どこをとっても素晴らしいなと思うのですが。
やはりリーのギター、その速弾きの凄み。それを支える他の3人の演奏も実に確かなもので。
このアルバムにはブリティッシュ・ブルースの、ブルース・ロックの一つの到達点だったのではないかとすら。
確かに今聴くと流石に時代を感じさせるものはあるのですが。それでもやはりこの音には熱くなるなと。
ブルースの枠を越えていくパワーを示しながら、期待を裏切らないツボを押さえたフレーズやリフを決めていて。
もっとハードに突き進めばツェッペリンの道もあったかなと思わせるのですが。そうはならなかったところに。
ブルースへの拘りを強く感じさせるところがまたいいんだなと。ならなかった・・・なれなかったかもですが(苦笑)。
最大のヒット曲「I Woke Up This Morning」なんて極上のブルース・ロック、ブルースで。
その邦題である「夜明けのない朝」がこのアルバムの邦題になるほどのヒット曲であり、代表作なのですが。
こんなブルースが全英や全米のヒット・チャートを駆け上がったんですからね。いい時代だったんだなぁ。

陽はまた昇るだろう。
でも。
それを。
その朝陽を。
目にすることができる。
そのことを。
疑わなくていいのか?
そのことに。
慣れてしまっていいのか?
陽をまた目にできるかなんて。
決まってないじゃないかと。

理由など無く。
理屈などどうでもよく。
ただ。
漠然と。
だが。
確実に。
そんな不安に襲われて。
そんな焦燥に追立てられて。
まんじりともせずに。
夜のしじまの中を。
一人でうろついている。

明けない夜が。
迎えられない朝が。
来るんじゃないかと。

陽はまた昇るだろう。
でも。

その朝陽を。
目にすることができるとは限らない。
ここは。
いまは。
砂上の楼閣。
簡単に。
不意に。
崩れ落ちることもある。
消え去ることもある。
なにがあったわけではなく。
なにがあるわけでもなく。
それでも。

陽はまた昇るだろう。
それでいい。

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2010/11/22 Mon *すっぴん / The Rolling Stones

20101122stripped


すっぴんで。
素のままで。

なんかもう。
あれこれ巡らせたり。
あれもこれもと飾ったり。
なんだかんだと語ったり。
そんなことは。
必要ないのかなと。

あとは。もう。
知らない仲じゃなし。
昔馴染みと言えば馴染みだし。
本当のところを。
本音を。
求めてるものの。
その骨格を。
見せてもらうしかないだろうと。

そんなことは。
随分と前から。
解ってはいたのだけれど。
なかなかね。
何も施さず。
何も持たず。
それは難しいんだな。

『Stripped』'95年リリース。
当初は初のアンプラグド・アルバムとなるとの噂もあったローリング・ストーンズの2枚組アルバム。
結局のところは日本の東芝EMIとリスボンでのスタジオにおけるアコースティックな録音と。
パラディソ、オリンピア、ブリクストンと小規模な会場でのライブ録音とによる変則的なアルバムとなったと。
何でまたこんなアルバムを制作したんだろう?なんて当初は違和感もあったりしたのですが。
いつものことではありますが。針を落としてしまえばそれまでで。あっと言う間に引き込まれてしまうのですが。
まぁ、原点回帰というか、再確認、再発見。もう30年以上やってるし。ちょっくら初心に立ち返ってみるかと。
そんな思惑があったかな・・・いやたぶんなんとなくリハーサルしてる内に自然とそうなったのかも。
ともかく。昔のナンバーや好きなナンバーをできる限りシンプルに、素になってやってみたかったと。
その手触り、生のままの手触り、肌触りを感じて。まだそれを楽しめるか、転がっていけるかを確かめたかったと。
だからこそ。できるだけシンプルに、レアに。剥き出しのままで、すっぴんでやってみせたのではと。
なんだか楽しげで、生々しく、生き生きしているストーンズを聴きながらそんなことを感じてしまうのです。
30年選手のストーンズの骨格、素顔、本音が表れている様で。これをやられたら敵わんよなとね。
今更のブルースのカヴァー「Little Baby」なんかをさり気無く、しかしビシッときめてる辺りなんて最高だし。
尤も、自然発生的であったとしても。そりゃ途中から商品として世に出すことは十二分に意識したはずで。
だからですね。自然さを装おうとして、どうにもわざとらしくなっちゃったナンバーもあるのはご愛嬌ってことで(笑)。

すっぴんで。
素のままで。

なんかもう。
あれこれ巡らせたり。
あれもこれもと飾ったり。
なんだかんだと語ったり。
そんなことは。
やるだけやったかなと。

あとは。もう。
長い付き合いになりそうだし。
腐れ縁と言えば腐れ縁だし。
忌憚の無いところで。
本音を。
探しているものの。
その骨格を。
聞かせてもらうしかないだろうと。

そんなことは。
言われなくても。
解ってはいたのだけれど。
なかなかね。
何も施さず。
何も持たず。
それは難しいんだな。

すっぴんで。
素のままで。

もとより。
こっちは。
それが原点。
立ち返るだけ。
もとより。
それほど。
塗っても、盛ってもいないしな。

だけど。
相手の。
化粧を落とすのは。
鎧を脱がすのは。
なかなかね。

すっぴんで。
素のままで。
向き合いたいんだけどなぁ・・・

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2010/11/20 Sat *ちゃんと食べよう / Humble Pie

20101120eatit


ちゃんと食べよう。

しっかり食べましょう。
一人じゃ面倒で。
一人じゃ味気なくて。
ついつい。簡単に。

だったら。
皆で。揃って。
偶には街へ繰り出して。
美味しいものを。
しっかり食べましょう。

あんなこと。
こんなこと。
溜まってても。
ちょいと後回しにして。
先ずは食べましょう。

皆で。楽しく。
ちゃんと食べよう。

『Eat It』'73年リリース。
ハンブル・パイがその絶頂期に発表した意欲的な2枚組アルバム。
このアルバムを聴くと、ハンブル・パイを聴くと、スティーヴ・マリオットの歌声を聴くと。
ちゃんとしたロックを、しっかり聴いたなと思うのです。本物のロックを聴いたなと。
自分の中で。ロックが足りない、ロック濃度が下がってるなと思ったら。
このアルバムに針を落として、ハンブル・パイのぶっとい音と、マリオットの熱い叫びを全身に浴びるのです。
レスポールのネックをガッチリ握りしめて、大股開きで腰をグッと落として、シャウトするマリオット。
ついに全米でもブレイクした余勢をかって。そのマリオットがやりたいことを全部やってみたアルバムで。
A面がハード・ロック、B面がソウルとR&B、C面がフォーキーで、そしてD面が灼熱のライブと。
バラバラで個性的な各面を、黒人女性シンガー3人組のブラックベリーズを率いたマリオットがその熱さで。
なんの違和感も抱かせずに。一気に聴かせてしまうのです。これほど深く烈しく熱いロックもそうはありません。
特にD面に収められたライブ。その凄まじさは途轍もなくて。伝説の日本公演もかくやと思われて。
僅か3曲、20分弱なのが惜しまれます。あの「Honky Tonk Women」のカヴァーは。
正直、瞬間最大風速的にはストーンズのどのテイクをも凌駕しているんじゃないかと。神憑ってますからね。
やっぱりね。このアルバムみたいな。ちゃんとしたロックを、しっかり聴かないと駄目だよなと。
聴いてね。自分の血と肉と骨にしないと駄目だよなと。でなけりゃ勝てないよなと。ロック馬鹿の名が廃るよなと。
このアルバムを聴いたことが無い、嫌いだって人とは友達になりたくないよなぁとまで感じてしまうのです・・・
だからね。しっかり聴きましょう。ちゃんと聴きましょうね(笑)。

ちゃんと食べよう。

しっかり食べましょう。
一人じゃ面倒で。
一人じゃ味気なくて。
ついつい。簡単に。

だったら。
皆で。揃って。
偶にはワインでも開けて。
栄養のあるものを。
しっかり食べましょう。

あんな思い。
こんな思い。
溜まってることも。
笑いながら喋っりながら。
どんどん食べましょう。

皆で。楽しく。
ちゃんと食べよう。

腹が減ってはなんとやら。
何があっても。
何はなくても。
お腹を満たして。
喉を潤して。
心も満たして、潤して。
また明日から。

だから。
さぁ。
ちゃんと食べよう!

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2010/11/19 Fri *都会の灯 / Paris

20101119bigtowne2061


このビルの。
この部屋の。
窓辺に立って。
この都会の。
灯を眺める。

この部屋から。
始まった物語があった。
この部屋で。
いままた始まろうとする物語がある。
終わってしまった物語。
続いていくであろう物語。

この都会の。
この灯が。
見ていた。
見ている。
この灯がね。

『Big Towne, 2061』'76年リリース。
その独特なセンスが異彩を放つボブ・ウェルチ。
そのボブがフリートウッド・マックを脱退後に結成したパリスの2ndアルバム。
不思議な透明感と浮遊感のあるボブのポップなセンスがきっちりと発揮されていて。
ヘヴィーでタイトなリズム隊とソリッドなギターが作り出すハードなサウンドとの妙なバランスが絶妙です。
1stアルバムのサウンドがかなりツェッペリンを意識した様にも思われたので。
ツェッペリンのフォロワーとしての期待も大きかったのですが。そのままでは収まらなかったと。
いや、敢えて外れてみせるのがボブらしいかなとも。いや、最初からツェッペリンなんて念頭に無かったか。
そのセンスを発揮する場を求めていた、作りたかっただけなのかもしれません。その方がらしいかな。
このアルバムでパリスは解散。ソロに転向してそのポップなセンスが爆発して、一発当てるボブです。
そのソロも好きなのですが。ちょっと甘すぎるかなと。そうするとこのアルバムの。
タイトル通りに、SF的で人工的な。そんな都市の、都会の夜を思わせる不思議な感覚も漂っている。
そんなボブの世界がなんだか一番しっくりきたりもするのです。かなり捻くれてますけどね。カッコいいです。

このビルの。
この部屋の。
椅子に座って。
この都会の。
灯に照らされて。

この部屋で。
出会った人達を思う。
この部屋で。
いままた新たな出会いを感じる。
去ってしまった人達。
転がり続けていくかもしれない人達。

この都会の。
この灯が。
見ていた。
見ている。
この灯がね。

高層ビルの灯。
流れるヘッド・ライト。
去りゆくテール・ライト。
一際眩いタワー。
微かな予感。
確かな浮遊感と。
不確かな現実感。

思わぬ出会い。
思わぬ物語。
都会の夜の中。
都会の灯の中。
また。
なにかが始まりそうで。

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2010/11/18 Thu *この稼業 / Detective

20101118detective


この稼業。

探ったり。
追跡したり。
仕向けたり。
仕掛けたり。

いい話はないか。
いいネタはないか。
調べて。
当りをつけて。
嗅ぎ回って。

見え隠れしながら。
しつこく。しぶとく。
辿り着くまでは。
離れずに。

スリルもなければ。
カッコ良くもない。

この稼業。

『Detective』'77年リリース。
元シルヴァーヘッドのマイケル・デ・バレスを中心に結成されたディテクティヴの1stアルバム。
シルヴァーヘッドはディープ・パープルのパープル・レコードの所属だったのですが。
ディテクティヴはレッド・ツェッペリンのスワン・ソング・レコードの所属で。
親分をパープルからツェッペリンに代えて。心機一転、探偵(ディテクティヴ)稼業を始めましたと(笑)。
グラムの装いを纏いながらストレートなロックン・ロール・バンドだったシルヴァーヘッドから。
よりヘヴィーに、ソウルフルに、ファンキーにとそのサウンドも商売替えに相応しく(?)変化しています。
デ・バレスと言うと、どうしてもシルヴァーヘッドでの退廃的なイメージが強かったりするのですが。
このアルバムの裏ジャケットでは髪を切って、スーツに身を固めてと。なたそれも似合っていたりします。
もともとR&Bに影響されたソウルフルな歌声の持ち主ですので。その力量は遺憾なく発揮されてもいて。
存外にこの稼業の水があっていたのかもしれません。生き生きとしてるもんなぁ。
どうにも。パリス同様に。ややもするとツェッペリンの弟分、小型ツェッペリンみたいな感じで語られがちですが。
それだけでは語れない、収まらない個性があるディテクティヴであり、デ・バレスなのです。

この稼業。

探ったり。
追跡したり。
仕向けたり。
仕掛けたり。

いい話があれば。
いいネタがあれば。
押さえて。
先回りして。
食いついて。

わざと見切れて。
しつこく。しぶとく。
成し遂げるまでは。
離れずに。

スリルもなければ。
カッコ良くもない。

この稼業。

それなりに。
身について。
それなりに。
似合ってきて。
それなりに。
気にも入ってる・・・のかな。

今宵も。
面白い話が。
訊けたしね。

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2010/11/17 Wed *いま一度/ Them

20101117themagain


いま一度。
いま再び。

粘ってみたら。
食いついていたら。
さもありなん。
もう一度。
チャンス到来。

ここは。
ひとつ。
なんとしても。
逃さずに。
逃れずに。

後は。
もとから。
熱意しかないとしても。
その熱さが。
溶かすと。
動かすと。
まぁ。
信じてみるしかない。

『Them Again』'66年リリース。
ヴァン・モリソンを擁するゼムの2ndアルバム。
擁する・・・まぁ、ヴァンの一枚看板によって成り立っていた様なバンドだったらしく。
メンバー・チェンジも激しくて。1stアルバムでの演奏は殆どスタジオ・ミュージシャンによるものらしく。
その中にはかのジミー・ペイジもいたらしく。バンドとしての一体感を重視するヴァンは相当不満だったとか。
にもかかわらず。このアルバムでも再び、スタジオ・ミュージシャンが起用されてしまって。
故にアルバムとしての統一感には欠けていて。ヒット曲も含まれていないので地味な印象もありますが。
それでも。とにかく。ヴァンのヴォーカル。その熱さだけでもう十分に素晴らしいのではないかと。
全16曲。そのほとんどがカヴァーだったりもしますが。未だ青さも感じさせながらも全身全霊を込めて。
1stアルバムと同様。いま一度、ヴァンの熱さ、迫力に。これでもかと迫ってくるその歌声に圧倒されるのです。
バックが誰であれ、誰の曲であれ。ヴァンが熱い思いを込めて歌えば、何かが溶けて、何かが動くのです。
スクリーミング・ジェイ・ホーキンスの「I Put A Spell On You」、レイ・チャールズの「I Got A Woman」...
そしてボブ・ディランの「It's All Over Now , Baby Blue」と。若き日のヴァンのありったけがここにもあるのです。

いま一度。
いま再び。

誘ってみたら。
通い続けてたら。
さもありなん。
もう一度。
チャンス到来。

ここは。
ひとつ。
なんとしても。
逸らさずに。
逸らさせずに。

後は。
もとから。
熱意しかないのだから。
その熱さが。
溶かすと。
動かすと。
まぁ。
信じてしまうしかない。

信じる・・・
自分が信じなきゃ。
誰も信じてくれないしね。

さぁ。
いま一度。
いま再び。
もう一度。
信じて挑んでみよう。

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2010/11/16 Tue *愛だろう、愛、愛が足りないっ! / Peter & Gordon

20101116aworldwithoutlove


愛だろう、愛。
愛が足りないんじゃないか。

愛じゃ大袈裟だっていうなら。
思いやりとか。
気遣いとか。
共感でもいいけどさ。

そんなものが。
足りないから。
欠けてるから。
ちょっとしたことでも。
些細なことでも。
許せなくて。
認められなくて。

誰かに。
押し付けたり。
誰かを。
傷つけたり。
誰にも。
無関心になったり。

別に。
ベタベタしたくは無いし。
慣れあったり。憐れみあったり。
そんなのは御免だけど。
皆、それぞれでいいんだけど。
それにしてもさ、ちょっとばかり。
やばくないかなぁ。

『A World Without Love』'64年リリース。
ロンドン出身のデュオ、ピーター&ゴードンの米国での1stアルバム。
黒縁メガネのピーター・アッシャーの妹がポール・マッカートニーのガール・フレンドだったので。
ポール作(レノン=マッカートニー名義)のアルバム・タイトルにもなった「A World Without Love」を提供されて。
全英、全米で1位を獲得するビッグ・ヒットとなって。一躍ブリティッシュ・インベイジョンを代表するデュオへと。
この後もポールに提供されたナンバーをヒットさせていて。確かにその援護射撃が大きかったのは事実ですが。
ポップなナンバーから、フォーク、ロックン・ロール、R&Bと。どんなスタイルにも対応して。
その美しいハーモニーで、聴く者の世界に爽やかな風を運んできて、その胸をキュンと締めつける。
そんな甘酸っぱい魅力はピーター&ゴードンならではであって。時々無性に聴きたくなってしかたがないのです。
このアルバムでも「Lucille」とか「Five Hundred Miles」とか堪らないものがあります。
でもまぁ、タイトル・ナンバーがやっぱり一番かな。なんとも美しいこと、そして切ないこと。
もうイントロが流れてくるだけで。それだけで。本当に。恥ずかしながら胸がキュンとなるのです。素晴らしいです。
このジャケットも。モノクロームの中にタイトルだけが朱く浮かび上がって。そのセンスもいいなと思います。

愛だろう、愛。
愛が足りないんじゃないか。

愛じゃ照れくさいっていうなら。
思いやりとか。
気遣いとか。
共感でもいいけどさ。

そんなものが。
減ってるから。
忘れられてるから。
ちょっとしたことでも。
些細なことでも。
不安になって。
余裕がなくなって。

誰かに。
押し付けたり。
誰かを。
傷つけたり。
誰にも。
無関心になったり。

別に。
ベタベタしなくていいし。
慣れあったり。憐れみあったり。
そんなことを望んではいないけれど。
人、それぞれだからいいんだけど。
それだからこそさ、ちょっとばかり。
思ってみないかなぁ。

自分は自分。
誰かは誰か。
同じではない。
でも。誰もが。今日も。
笑ってる。怒ってる。哀しんでる。楽しんでる。
何かを思ってる。何かを感じてる。何かに頑張ってる。
それは変わらないんじゃないのかと。
そのことを少しでも気に掛けることができれば。
そうすれば・・・

愛なき世界になっちゃ駄目だろう。
愛なき世界になんかならないよな。
未だどこかで信じていたいんだ。
だから。
愛だろう、愛!

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2010/11/15 Mon *雨の日でも / Frankie Miller

20101115dancingintherain


雨だ。
しかも。
雨の月曜日だ。

なんとか。
どうにか。
もっていたのに。
日暮れとともに。
降り出した。

雨だ。
しかも。
雨の月曜日だ。

まったくさ。
嫌になるよな。
気が滅入るよな。
こたえるよな。

それでも。
だからこそ。
雨の中へ。
勢いつけて。
雨の中で。
軽やかに。
舞う様に。
ステップ踏む様に。

『Dancing In The Rain』'86年リリース。
英国のオーティス・レディングとも称されたフランキー・ミラー。
ブルー・アイド・ソウル・シンガーの最高峰の一人であるミラーの9thアルバム。
そのソウルフルでエモーショナルな歌声が魅力なミラーです。その歌声の素晴らしさは例えるならば。
同じスコットランド出身のロッド・スチュワートに勝るとも劣らないのではないかと。
まぁ、ロッドより武骨で不器用で野暮ったいのですが、それもまたミラーならではの味わいだったりします。
レコード会社の意向か。'70年代後半からそのロッドを意識したかのアルバムを制作したりもして。
些か居心地が悪そうではありましたが。その歌声の素晴らしさと、滲み出る歌うことへの情熱や愛情。
そんなものには変わりが無くて。あぁ、ミラーらしいなとか思ったりもしました。
サイモン・カーク、ブライアン・ロバートソンを擁したこのアルバムでも。そのハードなサウンドをバックに。
変わらない素晴らしい、味わい深い歌声を聴かせてくれています。いつも。どんな時も。変わらずに。
真摯に、ひたむきに。そして楽しみながら歌っているミラーの姿が思い浮かんで、微笑んでしまいます。
'94年に病に倒れて今も闘病中のミラー。このアルバムが事実上のラスト・アルバムとなってしまっています。
いつかまた。いつの日か。奇跡が起こらないかと。今も願っているんですけどね。

雨だ。
しかも。
月曜日から雨だ。

なんとか。
どうにか。
もたせているのに。
これからと言う時に。
降り出した。

雨だ。
しかも。
月曜日から雨だ。

まったくさ。
水を差すなよな。
気分が萎えるよな。
なんだかな。

それでも。
だからこそ。
雨の中へ。
勢いつけて。
雨の中で。
軽やかに。
舞う様に。
ステップ踏む様に。

雨の日でも。
雨の月曜日でも。
いつも。
どんな時も。
変わらずに。
さぁ。
踊り続けよう!

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2010/11/13 Sat *友あり / Joe Cocker

20101113withalittlehelp


友あり。
遠方より来る。
また楽しからずや。

なんてね。
そう。
思ってくれる。
たぶん。
そう思ってくれてる。
友達、仲間がいる。

それはね。
そう。
なんだか。
温かくて。
なんだか。
優しくて。
なんだか。
照れくさくて。

でもね。
とっても。
いいんだよね。
嬉しいんだよね。

『With A Little Help From My Friends』'69年リリース。
ジャケットがインパクトあり過ぎのジョー・コッカーの1stアルバム。
しかし、本当になんとも凄まじい、暑苦しいジャケットですが。
ジョーの歌声も負けず劣らず(?)凄まじく、暑苦しく、その汗も飛び散る熱さが素晴らしいなと。
このアルバムはスタジオ録音ですが。目に浮かぶのはライブでのエア・ギターで絶唱するジョーの雄姿で。
これは聴く者も一緒に熱くならなきゃ嘘でしょうと。確かにクサいけど、そのクサさもいいんだよなと。
タイトル・ナンバーはご存知、ビートルズのカヴァーですが。もうほとんどジョーの十八番とかしてますし。
他にも「Feeling Alright」「Don't Let Me Be Misunderstood」「Do I Still Figure In Your Life?」...
そして「I Shall Be Released」に「Just Like A Woman」とカヴァー中心ですがそのどれもが素晴らしくて。
その選曲のセンス、優れたナンバーとの出会いがシンガーとしてのジョーの才能を刺激して目覚めさせたかと。
またジミー・ペイジ、スティーヴィ・ウィンウッド、ヘンリー・マッカロック、クリス・ステイトン等々の錚々たる面子が。
ガッチリと脇を固めてジョーをバック・アップし、ジョーに尽力していて。まさに友に、仲間に助けられ、支えられて。
それによってジョーはその力量を遺憾なく発揮できたのではないかと。そんなことも考えてしまうのです。
暑苦しい、熱いと言いつつも。どこか清涼な感じもあるのは、やはりこの英国布陣だからでもあるでしょうしね。

友あり。
遠方より来る。
また楽しからずや。

なんてね。
そう。
思ってくれる。
たぶん。
そう思ってくれてる。
友達、仲間がいる。

それはね。
そう。
なんだか。
温かくて。
なんだか。
優しくて。
なんだか。
照れくさくて。

でもね。
とっても。
いいんだよね。
嬉しいんだよね。

呼んでくれる友達がいる。
訪ねられる友達がいる。
遠くにいても。
メールで、電話で繋がっている友達がいる。
そんな友達が、仲間がいる。

それが。
助けになってる。
支えになってる。
普段は意識しなくても。
時にそのことを。
この身で。この心で。
受け止める。感じる。
そんな時間が。
いいんだよね。
嬉しいんだよね。

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2010/11/11 Thu *何度も、何度でも / The Street Sliders

20101111replays


何度も。
何度でも。
繰り返す。
繰り返してしまう。

何度も。
何度でも。
繰り返し。
押し寄せてくる。

それに。
その思いに。
揺さぶられ。
震わされ。
繰り返し。
身を任せて。
囚われて。

恐らくは。
叶わぬことだと。
見果てぬことだと。
解ってはいても。
抗うこともできずに。
何度も。
何度でも。

『Replays』'88年リリース。
リミックスと新録音によるストリート・スライダーズの初めてのベスト・アルバム。
確かズズがバイクで事故って前年は活動ができなくて。復活に際して発売された様な記憶が。
CD2枚組の『Hot Menu』なる決定版のベスト・アルバムもありますが、個人的な思い入れはこっちが強いかな。
新録音の「のら犬にさえなれない」と「Blow The Night !」は勿論、リミックスでサウンドがクリーンになって。
そこは賛否分かれるかもですが。まぁ、モコモコしててこそスライダーズだろうって声もあったりしましたが。
当時のインタビューでハリーが、オリジナルの音の巻き込みが強すぎたところを直したかったと言ってたし。
ハリーと蘭丸のギターの絡みがいい音で聴けるのはいいじゃんと。選曲もご機嫌だしなと。
本当にいい塩梅で腰の落ちた、このロックン・ロールはスライダーズだけがやれたんだよなと改めて感じたり。
音楽って不思議なもので。いつ聴いても。針を落とした瞬間に。その音楽に結びついた情景や匂いや。
そして思いまで甦ったりするのですが。スライダーズは。特にこのアルバムに纏められた初期のスライダーズは。
やたら熱く、やおら青く。闇雲に突っ走ったり、突っ掛ったり、無闇に盛り上がったり、振り回したり。
あげくに空回りばかりしてた。そんな頃の記憶とダイレクトに繋がってるので、気恥ずかしくもあったりして。
でも今でも大好きで。自然と腰が動いたりもして。また結局はその頃と今も根本的にあまり変わっていないので。
これでいいのかと思いつつ。昔バンドでコピーした「道化者のゆううつ」にしんみりしつつ。まぁ、いいかと(苦笑)。

何度も。
何度でも。
繰り返す。
繰り返してしまう。

何度も。
何度でも。
繰り返し。
押し寄せてくる。

それに。
その匂いに。
魅せられ。
惑わされ。
繰り返し。
身を任せて。
絡みつかれて。

間違いなく。
外れていることだと。
反しているのだと。
解ってはいても。
抗おうともせずに。
何度も。
何度でも。

何度も。
何度でも。
繰り返す。
時に。
それは。
再現で。再生で。
それでも。
反省はしても。
長続きもせず。
後悔などすることもなく。
何度も。
何度でも・・・

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2010/11/10 Wed *逃げるんだ / RCサクセション

20101110eplptwo


逃げるんだ。
逃げちまえよ。
逃げたっていいじゃないか。

いまが。
そこが。
総てだと思ってるんだろう。
総てだと感じられるんだろう。

そんなことはない。
ないんだよ。
いまが。
そこが。
受け入れてくれないなら。
押し潰そうとするなら。

無理なんかしなくていい。
我慢なんかしなくていい。
戦わなくていい。
だから。

逃げるんだ。
逃げちまえよ。
逃げたっていいじゃないか。

『EPLP-2』'84年リリース。
いわくつきのRCサクセションのベスト・アルバム。
ロンドン・レコードが破綻して、権利がNEWSレコードに売却されて。
メンバーにはなんの断りもなしに編集されて発売されて。もう清志郎が激怒しまくっていて。
当時のライブとかでは、絶対に買うんじゃない!とか連呼していた記憶があります。
そりゃそうだよな。なんで自分の知らないところで勝手に人のもので商売してるんじゃねぇって。
しかもNEWSを設立した面子を考えれば・・・そりゃ、清志郎が許すわけないだろうって。
理不尽なことや、許せないこと。特に上が、権力とか権利とかを手にして勘違いしてる奴等の横暴。
そんなものに対して。真っ当に怒って、正面から挑んでた清志郎。だから好きだったし、信頼できたんだな。
さて。それはそれとして。選曲自体はなかなか興味深くて。アルバム初収録のナンバーもあって。
「Summer Tour」のシングル・ヴァージョンとか「Baby!逃げるんだ。」とか。
「ノイローゼ・ダンシング(CHABOは不眠症)」とか「窓の外は雪」とか「おはようダーリン」とかも。
総てのシングル盤まで買ってる余裕がなかった学生の身としては重宝したんですけどね。
人気が爆発してた頃の勢いに乗ってたヒット曲がまとめて聴けたしね。
「Summer Tour」とか「Baby!逃げるんだ。」なんてイントロ聴くだけでいつも、いまもゾクゾクするもんね。
戦って・・・逃げて、逃げまくって。生き延びて。RCに、清志郎に出会えて良かったってね、本当にそう思ってる。
だから・・・

逃げるんだ。
逃げちまえよ。
逃げたっていいじゃないか。

いまが。
そこが。
総てなんかじゃないから。
絶対に違うんだから。

受け入れてくれないなら。
押し潰そうとするなら。
こっちから。
自分から。
ケツ撒くって。舌でも出して。
飛び出してきちまえよ。

無理なんかする価値は無い。
我慢なんかする価値も無い。
戦うだけ馬鹿らしい。
だから。

逃げるんだ。
逃げちまえよ。
逃げたっていいじゃないか。

下らないことで。
些細なことで。
理不尽なことで。
受け入れない奴等。
押し潰そうとする奴等。
いじめる奴等。
見て見ぬふりをする奴等。
言い訳ばかりする奴等。
保身だけしてる奴等。

もういいだろう。
そんな奴らの為に。
死んだりするなよ。
死ぬんじゃないよ。
生きろよ。
生き延びろよ。
逃げていいんだから。
逃げても誰も責めたりしないから。

今が総てじゃないんだ。
そこだけが総てじゃないんだ。
いつか。
どこかに。
好きになれるものがある。
好きになれる誰かがいる。
好きになってくれる誰かがいる。
だから。
逃げるんだ。

ここまで来いよ。
こっちへ来いよ。
教えてやるから。
セックス・ドラッグ・ロックン・ロールって。
ドラッグはまずいな。
アルコールにしとくか。
気持ちいいんだぜ。
知らずに死んだら後悔するぜ。
その一発が、その一杯が、その一曲が、その瞬間が。
どんなに気持ち良くて、ご機嫌で、最高で、幸せか。
知りたいだろう?
教えてやるよ。
あっ、セックスは可愛い娘だけね(笑)。

だから。
逃げろよ。
生きろよ。
ここまで来いよ。

柄じゃないのは百も承知。
誰かの辛さなんて本当には解らない。
それも承知。
誰にも届かないかも知れない。
それも重々承知。
でも言っておきたかった。記しておきたかった。

この俺だって生き延びたんだ。
この俺だって生きてて良かったて思えたんだ。
だから。
逃げろよ。
生きろよ。
ここまで来いよ。
待ってるからな。

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2010/11/09 Tue *鳴かぬなら / Flamin' Groovies

20101109shakesomeaction


鳴かぬなら・・・

どうします?

殺せるものならって。
殺したら終わっちゃいますよ。
待ってみるかって。
待ってたらずっとこのままですよ。

鳴かせてみせようたって。
簡単ではないですけどね。
無理強いしても。頼み込んでも。
駄目そうですからね。

ならばこそ。
あんなことも。こんなことも。
あんな手も。こんな策も。
考えうる総てを尽くして。
鳴くように仕向けるしかないでしょう。

鳴かぬなら、ね。

『Shake Some Action』'76年リリース。
'60年代から活動していたフレイミン・グルーヴィーズ。
米国でガレージ・ロックのバンドとしてその筋では名を馳せていたらしいのですが。
大きな成功を手にすることは無く。メンバー・チェンジを経て英国に活動拠点を移して。
徐々にサウンドも変化して。ビートルズ・ミーツ・バーズ、で、ちょっとストーンズみたいな。
やはりその筋には受けそうな。でも絶対にメジャーにはならない立派なパブ・ロック・バンドになったと。
でもなかなかレコード会社との契約には至らなかったみたいで。このアルバムも。
デイヴ・エドモンズをプロデューサに迎えてレコーディング自体は'72年くらいから行われていたとも。
よくめげなかったなとも思いますが。そんな苦労を感じさせずに飄々としているところもパブ・ロックかと。
勿論、自分たちのやりたいロックン・ロールをやる為に、鳴らす為に、世に出す為に。
アルバム・タイトルではありませんが、色々と動いたりはしたんでしょうけどね。大したことじゃないよと。
本当に飄々と。何食わぬ顔で。ご機嫌に、渋く、そしてちょっと懐かしく切ないロックン・ロールを決めてくれる。
そんなフレイミン・グルーヴィーズ。こんなバンドがあったこと、それが堪らなく嬉しかったりするのです。

鳴かぬなら・・・

どうもこうもなく。

殺しちゃ駄目だし。
待ってても埒が明かない。
鳴いてもらうしかないんだから。
やってみるしか道はないでしょう。

鳴かせてみせようたって。
簡単ではないことなんか。
端っから解ってたし。よくある話だし。
駄目そうでも、何でも。

ならばこそ。
あんなことも。こんなことも。
あんな手も。こんな策も。
色々と思いつく限り動いて。
鳴かざるを得ない様にするすかないでしょう。

鳴かぬなら、ね。

だから。
考え過ぎずに。
読み過ぎずに。
その前に。
動きましょう。
動いて。
動け!

鳴かぬら・・・
いつまでも鳴かないなら。
いいかげん。
殺しちゃえって。
言いたいところではあるけれど。
本音はね。
そうもいかないからねぇ・・・

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2010/11/07 Sun *帰ってきたぞ、帰ってきたぞ / Johnny Winter

20101107stillaliveandwell


帰ってきたぞ。
帰ってきたぞと。
ついつい。
囃し立てたくもなる。
嬉しくて顔が綻ぶ。

だってね。
もう一年半近く。
ぽっかりと。
穴が開いた様で。
寂しくて。

その。
跡地の前を。
通るたびに。
建築計画を読んで。
始まった工事の。
進捗に何故か。
一喜一憂したり。

で、そう。
とうとう。
やっと。
ついに。
帰ってきたぞ。
帰ってきたぞと。

『Still Alive And Well』'73年リリース。
あの傑作『Live』をリリースしてそのまま勢いに乗るかと思いきや。
好事魔多し。ドラッグ中毒で倒れてリハビリ生活に。バンドも解散してしまってと。
そんな苦境を乗り越えて。新たなメンバーと共に再起を図ったジョニー・ウィンターのアルバム。
タイトル通りに。どっこい生きてるぜ、帰ってきたぜ、まだまだ元気だぜ・・・どころでは無くて。
溜りに溜まってたものを一気に放出、爆発させたかの如き凄まじいギターを弾きまくるジョニーです。
盟友リック・デリンジャーが、プロデュースして、作品も提供して、客演もしてと盛り立てていて。
その八面六臂の活躍に応えるかのごとくに、ジョニーも熱きロック魂を滾らせ、燃え上がらせているのです。
勿論ジョニーの根底ではふつふつとブルース魂も青白い炎を燃やしているのですが。
このリックと絡んだ時の、痛快で壮絶なロックン・ロール大会を繰り広げるジョニーがまた最高なんだよなと。
リックの手によるタイトル・ナンバー、そして「Silver Train」「Let It Bleed」と言ったストーンズ・ナンバーに。
その弾けっぷり、そのご機嫌な様に。ジョニー健在なりと。皆、嬉しかったんだろうなぁと思うのですが。
この後、数年間ご機嫌なロックン・ロール・アルバムを連発したジョニー自身が。
帰ってきたことを、帰ってこれたことを一番実感してたのかもしれませんね。心なしかジャケットも自信あり気だし。

帰ってきたぞ。
帰ってきたぞと。
ついつい。
手拍子でもしたくなる。
嬉しくて顔が締まらない。

だってね。
もう一年半近く。
いつもね。
心の片隅で忘れることなく。
待ってたんだ。

この。
店が無いと。
この街の一角に。
どうしても埋まらない。
一片のピースがあるみたいで。
何故か落ち着かなくて。
物足りなくもあって。

で、そう。
とうとう。
やっと。
ついに。
帰ってきたぞ。
帰ってきたぞと。

一年半ぶり。
新しくなって。
明るくなって。
光り輝く東京タワーが見えて。
そして。
なによりも。
変わらない。
温かい雰囲気と。
とっても美味しくて。
懐かしい味。

帰ってきたぞ。
帰ってきたぞと。

街に一軒だけの。
飛びっきりの。
豚カツ屋さんの。
新装開店を祝しながら。
絶品の豚しゃぶに舌鼓を打ったのでした!

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2010/11/04 Thu *伏兵 / Marc Benno

20101104ambush


素知らぬ顔で。
なんでもありませんよと。
いつも通りですよと。
笑いながら。
語りかけながら。

さり気なく。
あそこにも。
ここにも。
網を張っておく。
餌を撒いておく。

あっちに進んでも。
こっちに戻っても。
どこへ転がろうと。
落とせる様に。
仕留められる様に。

用意周到に。
待ち伏せていよう。
伏兵を潜ませておこう。
素知らぬ顔で。
気づかれぬうちに。

『Ambush』'72年リリース。
意外に男前なその姿にドキッとさせられるマーク・ベノの3rdアルバム。
ベノと言えば。どうしても2ndアルバムである『Minnows』での繊細さで語られることが多くて。
事実、『Minnows』は素晴らしいし、ベノの代表作であることは間違いないし、自分も大好きなのですが。
そこは名うてのギタリストでもあり。ドアーズやスティヴィー・レイ・ヴォーンとも共演しているベノですので。
それだけじゃないぞと。熱く、南部の香りが色濃く漂うスワンプ・ロックをバンドでもきめられるんだぞと。
そんな心意気、そんな一面を知ることのできるアルバムです。こっちのベノもまた堪らなくいいんですよねぇ。
また面子も。カール・レイドル、ジム・ケルトナー、ボビー・キーズなんてところががっちりと脇を固めていて。
ジェシ・エド・デイヴィスとか、ブッカー・Tとか、ボニー・ブラムレットとかが参加しているナンバーなんかもあって。
まぁ、これで悪いわけが無く。時にブルージーに。時にソウルフルに。もうズブズブと癖になってしまうなと。
ジェシのスライドも聴けるし、ボニーとのデュエットも楽しめるし。そして。ベノの繊細な個性もやっぱり効いてるし。
僅か5枚しかないベノのアルバムの中でも伏兵(Ambush)的存在のアルバムですが、侮れないのです。

とぼけた顔で。
なんにも変わりませんよと。
いつもと同じですよと。
笑いながら。
語りかけながら。

芝居っ気たっぷりに。
あそこにも。
ここにも。
網を見せておく。
餌を匂わせておく。

あっちに進まなくとも。
こっちに戻らなくても。
総て回避したつもりでも。
落ちてる様に。
絡め捕られている様に。

用意周到に。
待ち伏せていよう。
伏兵を潜ませておこう。
とぼけた顔で。
誘い込みながら。

秘かに。
あからさまに。
伏兵を手配中。
公にも。
私にも。
いつかかるかは。
未だ見えないけれど。
こういう。
仕掛けは。
楽しいんだな!

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2010/11/03 Wed *いつもの様に / Delaney & Bonnie & Friends

20101103tobonniefromdelaney


いつもの様に。

近所で買い物を済ませて。
ご飯を炊いて。お魚焼いて。
根深汁なんかも作って。

食卓を用意して。
お皿とお箸を並べて。
ご飯をよそって。お味噌汁もつけて。

手を合わせて。
二人で頂きます。

四日ぶりに。
いつもの食卓。
いつもの食事。
いつもの会話。
いつもの笑顔。

いつもの様に。

『To Bonnie From Delaney』'70年リリース。
わざと互いの視線を逸らしたかの様子も仲睦まじい、デラニー&ボニーの4枚目のアルバム。
米国だけでなく英国にもスワンプ・ロックの種を撒いて、花を咲かせたデラニー&ボニー。
しかしながら共に歩んできたフレンズ達が、レオン・ラッセルやエリック・クラプトンに引き抜かれてしまって。
それは無いんじゃないのと言いたいところをぐっとこらえて。ジェリー・ウェクスラーとトム・ダウドに支援を頼んで。
マイアミのクライテリア・スタジオを中心に、デュアン・オールマンやデキシー・フライヤーズの助けを借りて。
言わば再起を図ったアルバムなのですが。そこは確固たる信念をもち、強固な絆で結ばれた2人です。
バックアップしてくれるメンバーが変わっても。なんら変わることは無く。いつもの様に。デラニー&ボニーの。
その熱く、明るいサウンドと、ソウルフルな歌声で。いつもの様に。聴く者の胸を熱くさせてくれるのです。
いつもの様に。デラニーとボニーのその歌声には心震えるのですが。特に、やっぱりボニー。
彼女の歌声はもうソウルそのもので。そう肌の色なんか関係なくて。ボニーはソウル・シンガーなんだなと。
スワンプ・ロックだとか。ソウルだとか。もうそんなことはどうでもよくて。いいものはいいんだと。
そして。そんないいもの、素晴らしい歌声、音楽が絶えずそばにある。いつもの時間、日々が愛しいんだなとね。

いつもの様に。

寒い夜は鍋にしようかと。
冷蔵庫を覗いて。適当に見繕って。
しめは饂飩がいいかなと。

テーブルコンロを用意して。
沸騰させて。ことこと煮込んで。
出汁はでたかな。柔らかくなったかな。

手を合わせて。
二人で頂きます。

四日ぶりに。
いつもの食卓。
いつもの食事。
いつもの会話。
いつもの笑顔。

いつもの様に。

いつもの時間。
いつもの日々。
愛おしくて。
いつもの様に、が一番いいな。

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2010/11/02 Tue *忘れはしない / Red Warriors

20101102casinodrive


忘れはしない。

忘れられるわけがない。
忘れていなかった。
変わってはいない。
変わるはずもなかった。

こうして会うのは。
こうして飲むのは。
こうして語るのは。
随分と久し振りで。
こんな夜が。
来るなんて。

思ってもいなかったけど。
会ってみれば。
飲んでみれば。
語ってみれば。

忘れられるわけがない。
忘れていなかった。
変わってはいない。
変わるはずもなかった。

あの日々。
あの時間。
あの思い。
まるで。
昨日の様に。昨夜の様に。

『Casio Drive』'87年リリース。
レッド・ウォーリアーズの最高傑作たる2ndアルバム。
異論もあるでしょうが。間違いなくバンドとしての勢いが一番あったし、何よりも楽曲のクオリティも高いしと。
シャケ自らも何かのインタビューで、このアルバムで極めちゃったから次が辛かったと語っていた記憶も。
ゴージャスでカッコ良くて。エロティックで調子に乗ってて。そしてロマンティックで。そしてそして切なくて。
レッド・ウォーリアーズの魅力が総て詰まっていて。レッド・ウォーリアーズに求めるものが総てそこにあってと。
「Casino Drive」「Morning After」「John」「Monkey Dancin'」「Foolish Gambler」「Wine & Roses #2」と。
この頃のシャケとダイアモンド☆ユカイはまさに絶好調で、向かうところ敵なし状態だったと思われるのです。
特に「John」以下の4曲が並ぶB面なんて。今考えても、とんでもないなと。これ以上は確かに厳しいかなと。
豪快で、傲慢で、華やかでと。「Casino Drive」や「Monkey Dancin'」「Wine & Roses #2」を表の顔とすると。
「Morning After」「John」「Foolish Gambler」の優しさ、危うさ、脆さが裏の顔とも言えて。そのバランスが。
このアルバムでは絶妙だったかなと。この後は、あまりにも表の顔ばかりを強調、演出し過ぎた感もあります。
個人的に。社会に出て右も左も解らないままに走り出して。こっちでぶつかり、あっちでぶつかりの日々で。
滅茶苦茶だったけど、なんだか毎日が興奮状態で。もがいたり、躓いたりしながら転がっていた頃に。
出会ったアルバムだったりもして。いや、本当に滅茶苦茶で大変だったけど。毎日が面白かったその数年の。
記憶に直接繋がってもいて。また今でも。忘れられない、変わらない思いを呼び覚まされるアルバムなのです。

変わりはしない。

変われるわけがない。
変わっていなかった。
忘れてはいない。
忘れるはずもなかった。

こうして会うまでは。
こうして飲むまでは。
こうして語るまでは。
随分と久し振りで。
どんな夜に。
なるんだろうかと。

不安もあったけれど。
会ってしまえば。
飲んでしまえば。
語ってしまえば。

変われるわけがない。
変わっていなかった。
忘れてはいない。
忘れるはずもなかった。

この会話。
この時間。
この思い。
まるで。
あの頃の様に。あの夜の様に。

十年。
二十年。
確実に時は流れて。
確実に歳を重ねて。
でも。
忘れはしない。
変わりはしない。
滅茶苦茶な日々を。
共に過ごし。
その時間の中で。
ちゃんと向き合ってきた。
だから。

忘れはしない。
また今夜から。
続きを始めよう。

旧友に再会し。
旧交を温めて。
忘れていなかったことが。
変わっていなかったことが。
幸せな夜でした。

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2010/11/01 Mon *あとは・・・/ ザ・テンプターズ

20101101temptersonstage


あとは。

あとは勇気だけだ。
そう言ってアポロンに立ち向かった。
009はなんてカッコ良いんだろうって。

そうなんだと。
形勢が悪くても。
圧倒的に不利な状況でも。
それがどんなに理不尽でも。

立ち向かわなきゃならない。
叫ばなきゃ、戦わなきゃならない。
もう。何も残ってなくても。
徒手空拳でも。
震える膝に力を込めて。
拳を握りしめて。

あとは。
あとは・・・

『ザ・テンプターズ・オン・ステージ』'69年リリース。
新宿厚生年金会館で収録されたテンプターズの唯一のライブ・アルバム。
ラストの「涙のあとに微笑みを」を以外は総てカヴァーで。ストーンズとかジョン・リー・フッカーとかで。
流石は埼玉のストーンズと呼ばれていたらしいテンプターズだなと。渋い選曲だなと。
で、もう頭の「Jumpin' Jack Flash」からリズムは走るし、よれるし。ショーケンはでだしからずれてるし。
上手いとか下手とかってのはおいといてってか、あきらかにボロボロだったりするのですが。
もう、そのボロボロのまま、ひたすら勢いだけで突っ走ってしまう、押し切ってしまうところがカッコ良いんです。
思いっきりカタカナ英語でも、その熱さ、情熱の総量だけで聴く者を圧倒してしまうのです。
ファンの黄色い歓声、絶叫がも凄まじい海賊盤並の録音状態が、またそんなテンプターズにはピッタリで。
ストーンズの『Got Live If You Want It !』を思わせて。これはGSじゃなくて、もうパンクだよなと。
俺が大好きな、憧れたマカロニとか、兄貴の。蒼い、徒手空拳で闇雲に立ち向かっていく姿と、同じじゃんと。
あとは・・・いや最初から勢いと、情熱しかないぜって。それがどうしたって。それで悪いかって。
勝ち目も無いのに。叫びながら突っ込んで大暴れして。でも結局はボコボコにされるんだけど。
その蒼さ、その虚栄、その男意気が、いいんだな、好きなんだなと。ショーケンって昔からそうだったんだなと。
改めて惚れ直して。タイム・トリップして「涙のあとに微笑みを」の大合唱に加わるのです。

あとは。

あとは勇気だけだ。
そう言ってアポロンに立ち向かった。
009みたいにカッコ良くはいかないけど。

そうなんだけど。
形勢が悪くても。
圧倒的に不利な状況でも。
理不尽なのは我慢がならない。

立ち向かわないですめば。
叫ばなくても、戦わなくてもすめばと。
でも。それじゃすまない、治まらない。
徒手空拳なんだけど。
膝の震えは止まらないけど。
拳を握りしめて。

あとは。
あとは・・・

勢いと熱さだけ。
情熱の総量だけ。
それがどうした。
それが悪いかと。

蒼いのは。
百も承知で。
今日も熱くなって。
勢いだけで勝負を挑んで。

一発逆転とまでは。
いかなかったけど。
土俵の中央までは。
押し戻してみせたぞと。

あとは。
あとも・・・

勢いと熱さだけしか。
残ってないけどね。

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2010/10/31 Sun *そうだ、髪切ろう / Rod Stewart

20101031downtowntrain


そうだ。
髪切ろう。

ちょっとばかし。
いや。
かなり。
伸ばしていたので。
いや。
伸びてしまったので。

久しぶりの。
一人の日曜日。
久しぶりに。
髪を切ることにする。

もう。
二十数年も。
通っている。
馴染みにしている。
美容院へと向かう。

『Downtown Train』'90年リリース。
後姿でも。この個性的な、トレードマークの髪型で誰だか判ってしまうロッド・スチュワート。
そんなロッドのボックス・セット、『The Storyteller Anthology』から12曲を選んで編集しなおしたアルバム。
なんでこんなアルバムがリリースされたかと言うと。トム・ウェイツのカヴァーだったタイトル曲がヒットしたからで。
だったら高価で購買層が限られるボックス・セットよりも安価で手の出しやすい1枚もののアルバムをと。
まぁ、恐らくはそんなことだったんだろうと思います。安易な企画ですが、ある意味ロッドらしくもあるかな(笑)。
「Stay With Me」「Tonight's The Night(Gonna Be Alright)」「The Killing Of Geroge(PartⅠ And Ⅱ)」を除くと。
'80年代のナンバーばかりで。ハッキリ言って。その安っぽいサウンドも好きにはなれませんし。
ロッドの歌も。なんだかわざとらしくなり過ぎな気がして、如何なものかと思ってしまうのですが。
それでも。ジェフ・ベックのアルバムに客演した「People Get Ready」とか、件のタイトル曲とか。
「I Don't Want To Talk About It」「This Old Heart Of Mine」の再演とかはただ巧いだけでは無くて。
しっかりと情感も込めているところは流石だなと。何と言っても。ロッドにはあの歌声がありますからね。
この個性的な、一聴して誰だか判ってしまう、魅力的な素晴らしい歌声が聴けるだけで。まぁ、仕方ないかなと。
なんだかんだで。もう三十数年も聴いてますからね。好きか嫌いかって言ったら、好きですからね。
そりゃ、一番好きなのは勿論'70年代のロッドですけどね!

そうだ。
髪切ろう。

ちょっとばかし。
いや。
かなり。
延び延びになってしまったので。
いや。
延ばし延ばしにしていたので。

久しぶりの。
手持無沙汰のの日曜日。
久しぶりに。
髪を切ることにする。

もう。
二十数年も。
切ってもらっている。
馴染みの先生のいる。
美容院の扉を開ける。

随分伸びましたね。
いや今年は暑かったじゃない。
暑かったですね。
だからなかなか足を延ばせなくて。
髪が伸びたと。
うまいっ。
早く切っとけば少しは涼しかったかもですね。
そうですね。

さて、いつも通り?
はい、いつも通りに。
それにしても長くなりましたね。
いや、だから。
そうじゃなくて。もう何年になりますか?
あぁ、もう二十年以上ですね。
そうですか。ここ十何年は変わってないけど。
そうですね。昔はパーマかけたり。染めたりね。
そうでしたね。あっ、そうだそうだ。
なんですか。
この人と同じにして下さいって言って。
言って?
レコード持ってみえたことありましたよね。
あっ・・・
ロッドさんでしたっけ?
そ、そうですね・・・
今も聴いてます?
聴いてます・・・

そうだ。
髪切ろう。

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2010/10/30 Sat *見果てぬ夢だとは / The Sensational Alex Harvey Band

20101030impossibledream


見果てぬ夢だとは。
知りながら。

もしも。
もしも。
例えばね。

ダリと戦った時の。
ウルトラセブンとか。
ミクロの決死圏の。
医療チームとか。
でなければ。
ドラえもんに頼むとかして。

この身体が。
小さくできれば。
縮小できれば。
いいのになと。
そうすれば。
どこでも。
どこまでも。
一緒に行けるのになと。

見果てぬ夢だとは。
知りながら。

『The Impossible Dream』'74年リリース。
アメコミ風のジャケットに包まれたセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(SAHB)の3rdアルバム。
ジャケットのままに荒唐無稽で壮大な物語を描いてみせるSAHBです。相変わらずの傾奇者ぶりです。
それでいて。その意外にオーソドックスでハードなサウンドは正しくブリティッシュ・ハード・ロックなのです。
このギャップに嵌ってしまうと、魅せられてしまうと。もうアレックスの思うつぼだったりするのですが。
なかなかに解りづらかったりするのかなとも。だってね、必ずオチがあるというか、一筋縄でいかなくて。
冒頭から「Vambo」の滅茶苦茶カッコいいハードなリフで始まりながら、どんどんサウンドが変わっていって。
なんでカッコいいまま、ハードなまま終わらせないのと思うのですが。それじゃぁ、普通過ぎてつまらないと。
わざと期待を裏切って、想定外の方向へ流れていくとう。このひねくれ者加減、天邪鬼ぶり。
自分は大好きなんですけどね。たぶん、カッコよさだけを追求するハード・ロック・ファンには受けないんでしょうね。
アルバム・タイトルをあの『ラ・マンチャの男』のテーマ曲ともいうべきナンバーからとっていて。
そのナンバーまで演奏しちゃってますからね。この芝居じみたところがいかにも英国風でいいんですけどね。
とにかく。SAHBのタイトでヘヴィーなサウンドとザル・クレミンソンの必殺のリフだけでも必聴ではあります。

見果てぬ夢だとは。
知りながら。

もしも。
もしも。
例えばね。

ウルトラマンの様に。
マッハで飛べたり。
009の様に。
加速装置がついてたり。
でなければ。
ドラえもんに頼むとかして。

この身体が。
あっと言う間に。
移動できれば。
いいのになと。
そうすれば。
どこでも。
どこまでも。
追いかけて行けるのになと。
会いに行けるのになと。

見果てぬ夢だとは。
知りながら。

もう。
ほんの。
僅かでも。
数日でも。
離れているのが。
耐えがたく。
寂しくて。
だから。

見果てぬ夢だとは。
知りながら・・・ね。

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2010/10/28 Thu *熱くなれっ! / U2

20101028underabloodredsky


つい。
この間まで。
こんなことになるなんて。
こんな展開をみるなんて。
思ってもいなかったのに。

あまりに。
突然で。
あまりの急展開で。
ついていくのも。
やっとだけれど。

そんなことも言ってられない。
なんとかしなきゃ。
体がもたない。
心も耐えられない。
だって。
あまりにも。

寒い。
寒すぎる。

『Under A Blood Red Sky』'83年リリース。
『War』に伴うツアーの模様を収めたU2の初めてのライブ・アルバム。
確か日本でも初来日公演直後に発売されて。かなり盛り上がっていた様な記憶があります。
かく言う自分も発売と同時に買って。随分と聴きこんみました。懐かしいなと。
久しぶりに、本当に久しぶりに針を落としたのですが。これまた久しぶりに熱くなりました。
演奏も、ミックスもラフで。相当に荒々しく、そして粗いのですが。そんなことはお構いなしで。
熱く、本当に熱く燃え滾っていた頃のU2の様が臨場感たっぷりにこれでもかと迫ってきます。
観客の熱狂ぶりも凄まじく。その様も生々しくて。聴いているとまるでその場にいる様で、熱くなります。
「Gloria」でボノが、ディス・イズ・ジ・エッジと叫ぶ瞬間とか、「New Year's Day」のイントロが鳴り響く瞬間とか。
背筋がゾクッとして、これほど気持ちが昂ぶって、熱くなれるライブ・アルバムもそうはないかもです。
今の妙に訳知り顔で、大物然となってしまったU2には興味が薄れてしまって久しいのですが。
この頃のU2は本当にカッコ良かったなぁ。熱かったなぁ。好きだったなぁ。

つい。
先週まで。
こんなに寒くなるなんて。
早くも木枯らしが吹くなんて。
思ってもいなかったのに。

あまりに。
突然で。
気候の急変に。
ついていくのも。
やっとだけれど。

そんなことも言ってられない。
なんとかしなきゃ。
体がもたない。
心も耐えられない。
だって。
あまりにも。

寒い。
寒すぎる。

だから。
熱くなれっ!

白菜と豚バラを。
幾重にも重ねて。
鍋一杯に敷き詰めて。
出汁と醤油と塩と日本酒と。
沸騰させて。煮込んで。
熱いうちに。
そのままに。
一気に食べて。
熱くなれっ!

体が火照って。
つられて。
心も昂ぶって。
さぁ、さぁ、さぁ。
熱くなれっ!

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