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2010/12/11 Sat *真夜中午前一時過ぎ / Wilson Pickett

20101211inthemidnighthour


真夜中。

眠気にも負けず。
寒さにも負けず。
夜の街を。
歩いて。駆けて。
車に飛び乗って。

真夜中。

疲れていても。
何か考えていても。
夜の街で。
飲んで。笑って。
誰かと触れ合って。

真夜中。
午前一時過ぎ。
そんな時間を待っている。
そんな時間を求めている。

『In The Midnight Hour』'65年リリース。
ファルコンズのメンバーだったウィルソン・ピケット。独立してソロ・シンガーの道を歩み始めたピケット。
そのピケットがブレイクしたのがアトランティックに移籍して放ったタイトル・ナンバーのヒットで。
そのヒットを受けて制作されたのがアトランティックでの1stアルバムとなったこのアルバムです。
年代的には'61年から'64年にかけて録音されたナンバーで構成されていて、ピケットのスタイル。
その変化や変遷も窺えるものとなっています。パワフルでダイナミックでエキサイティングなピケット。
その乗りの良さが魅力だったピケットですが。ゴスペル出身者らしくソウル・バラードも得意であったと。
後年、乗りの良さを強調するが故に多少見え辛くなってしまったところもあったのですが。
このアルバムではファルコンズ時代のナンバーである「I Found A Love」のセルフ・カヴァーもあったりして。
そこには未だピケットの試行錯誤が見えたりもして。いやそれでも十分に魅力的なのですが。
我々がよく知るピケットの熱く激しい唱法はやはりタイトル・ナンバーによって生まれたんだなと感じられるのです。
何かが起こりそうな、何かが下りてきそうな、そんな真夜中を待ち望む、待ちきれない。そんな熱い思いを。
見事に捉えたこのナンバー、そのダイナミックな乗りこそがピケットをピケットたらしめたのです。
本当にご機嫌なナンバーで、いつ聴いてもねぇ、こうグッとこっちも熱くなって、乗せられてしまうのです。

真夜中。

眠らなくてもいいのか。
寒さに負けることもないのか。
夜の街で。
食べて。遊んで。
まだまだ冷めやらなくて。

真夜中。

疲れていても。
何か溜まっていても。
夜の街で。
飲んで。笑って。
誰かを抱きしめたくて。

真夜中。
午前一時過ぎ。
そんな時間を待っている。
そんな時間を求めている。

真夜中。
午前一時過ぎ。
夜の街の。
片隅で。
扉を開けて。

見知った顔。
見知らぬ顔。
いつもの笑顔。
初めての笑顔。

な~んだ。
みんな。
この時間を待ってたんじゃない。
この時間を求めていたんじゃない。

真夜中。
午前一時過ぎ。

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