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2011/01/14 Fri *渡っていこう / Rod Stewart

20110114atlanticcrossing_2


渡っていこう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
渡ってしまおう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
行ってしまおう。

呼んでくれるって。
来てもいいよって。
扉も開きかけてるし。
これは。
行かない手はないだろう。

向こう側で。
その場所で。
あそこで。
待ってるもの。
光っているもの。
輝いているもの。
それが何かは。
今は未だ判らないけれど。

判らないから。
渡ってしまおう。
行ってしまおう。

『Atrantic Crossing』'75年リリース。
イギリスからアメリカへと。大西洋を一跨ぎで渡ったロッド・スチュワート。
6枚目にして初めてのアメリカ録音、アメリカ制作となったアルバム。
名匠トム・ダウドがプロデュースを手掛けて。ブッカー・Tを除くMG'Sの面々にメンフィス・ホーンズ。
そしてジェシ・エド・デイヴィスやらデヴィッド・リンドレーも参加してロッドをバック・アップしています。
渡る前の。イギリス時代のアルバムの数々も素晴らしいし。フェイセスだって大好きだし。そうなんですが。
中学生の頃に。ロッドと出会ったのがこのアルバムで。その歌声に完全にノック・アウトされた身としては。
このアルバムと『A Night On The Town』『Footloose & Fancy Free』の3枚には格別の思い入れがあったりして。
今聴くと。確かにイギリス時代の素朴な熱さとか、何とも言えずに滲み出てくる切なさとか。
失われてしまったものもあるのが判るのですが。それでも未だ。どんなに洗練されていこうとも。
この時代のロッドの歌声には、そのしわがれ声には。なにものにも変えられない歌への思いが感じられて。
その訴えかけてくるものに、胸の奥のどこか柔らかいところを掴まれてしまって、震えてしまうのです。
ジェシと共作の「Alright For An Hour」なんかのロックンロールが御機嫌なFAST SIDEもいいけれど。
やっぱりSLOW SIDEがこう胸に募るかな。「I Don't Want To Talk About It」「This Old Heart Of Mine」...
「Sailing」そして今は「It's Not The Spotlight」が。この儚くも切ないナンバーが一番沁みるかなぁ。
実はこの時は未だフェイセスのメンバーだったロッド。渡ってしまったことでその解散は決定的に・・・
惜しいよな、残念だなとは思いますが。渡らなかったらこの名作は生まれなかったんだし。良しとしますかね。

渡っていこう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
渡ってしまおう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
行ってしまおう。

断っても悪いし。
来てほしいんだろうし。
扉はどんどん開いてくし。
ならば。
行ってしまうしかないだろう。

向こう側で。
その場所で。
あそこで。
控えてるもの。
光っているもの。
輝いているもの。
それが何かは。
今は未だ判らないけれど。

判らないなら。
渡ってしまおう。
行ってしまおう。

それが。
例え。
見間違いだとしても。
光っていなくても。
輝いていなくても。
だとしても。
瞳の中に。
胸の奥に。
光るものが。
輝くものが。
あれば。
それでいい。

渡っていこう!



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