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2011/01/18 Tue *想い出として語るには / Bonnie Bramlett

20110118memories


そう。
とっくに。
想い出としてしか。
想い出の中でしか。
語れない。
会うことも無い。
そのはずだった。

正直言うと。
時の隔たりの中で。
徐々に。
想い出すことは。
少なくなっていて。
あの日々のことも。
記憶の辺土に。
埋もれつつあった。

でも。
誰かの。
気紛れな悪戯か。
再び巡り会い。
その声。
その笑顔。
あの日々が。
甦り。

そう。
想い出だけでは。
想い出の中だけでは。
なくなってしまった。
だから。
これからと。

『Memories』'78年リリース。
『想い出のなかで』なる邦題を冠されたボニー・ブラムレットの4thソロ・アルバム。
デラニー&ボニーのボニーです、そのソウルフルでパワフルでハートフルなヴォーカル。
小細工なしの直球勝負。そのヴォーカルだけで総てを語り尽くしてしまうボニーです。
このアルバムではアレンジや選曲がカントリー寄りだったり、ストリングスが配されたナンバーがあったりと。
新機軸を打ち出しながらも。ボニーが一声唸れば、もうそれはサザン・ロックで、スワンプ・ロックで、ソウルでと。
その昔にはアイケッツにも加わっていたボニーです。誤解を恐れずに言えば肌の色が間違ってるんじゃないかと。
ことソウルフルということで言えば、ここまで“黒い”白人女性ヴォーカリストは他にはいないかな。
そのボニーとブラックベリーズの掛け合いなんて、やはりゴスペルそのもので胸が熱くなるのです。
ビートルズの「I've Just Seen A Face」とかブラインド・フェイスの「Can't Find My Way Home」とかも熱いです。
商業的な成功を掴むには至らなかったソロ転向後のボニー。もう1枚ソロ・アルバムを出した後に。
その活動をゴスペルと女優業にシフトして。一時は本当に想い出のなかでしか語られることがありませんでした。
ある意味で。あのジャニス・ジョプリンよりも惹かれていたので寂しくもあったのですが。
2002年に復活。今もマイ・ペースながら活動を継続してくれている様で。喜ばしいかぎりなのです。

そう。
とっくに。
想い出としてしか。
想い出の中でしか。
語れない。
会うことも無い。
そのはずだった。

正直言うと。
積み重なっていく時の向こうで。
段々と。
想い出も色褪せて。
輪郭も滲んでしまいそうで。
あの日々のことも。
セピア色に。
焼き直されつつあった。

でも。
誰かの。
気の利いた贈物か。
再び巡り会い。
その姿。
その仕草。
あの日々が。
甦り。

そう。
想い出だけでは。
想い出の中だけでは。
なくなってしまった。
だから。
これからと。

あいつも。
あの人も。
あの娘も。
辺土から甦り。
再び鮮やかに色を帯びて。
会いに行こう。
探しに行こう。
集めてしまおう。

そして。
あの日々だけでなく。
これからの日々を。
これからの日々の中で。
新たに築いていこうと。

だから。
想い出にするには。
想い出の中だけにするには。
想い出として語るには。
早すぎるんだ。

だから。
早く元気になって。
戻っておいで。
まだまだ。
お楽しみは。
これからだから!



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