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2011年1月

2011/01/26 Wed *どこまでも / Mountain

20110126mountainlive


どこまで。
続くのか。
どこまで。
繰り返されるのか。
どこまで。

少しは。
変化があるかと。
少しは。
新しい展開をと。
そう思いながらも。

ふと。
振り返ると。
またいつもの道を。
またいつもの場所まで。
ふと。
先を見れば。
いつか歩いた様な道が。
いつかの様に続いている。

どこまで。

『Live (The Road Goes Ever On)』'72年リリース。
マウンテン初のライブ・アルバム。
前作の『Flower Of Evil』でもB面がライブで。その評判を受けての制作だったのかな。
後に日本公演で録音された『Twin Peaks』なる2枚組のライブ・アルバムも制作されましたが。
そちらは一旦分裂後に急遽再編された時のもので。オリジナルの編成としては唯一のライブ・アルバムです。
レズリー・ウェストとフェリックス・パパラルディの双頭だったマウンテン。二人の異なる志向と才能。
それらが時に融合し、時に触発し合って生まれる緊張感に溢れる世界が実に魅力的なのですが。
この頃にはウェストとパパラルディのエゴのぶつかり合いは抜き差しならぬところまできてしまっていた様で。
このアルバムを最後に一旦は袂を別っています。その寸前の2人の鬩ぎ合いが凄まじく、惹き込まれます。
特にB面全編に渡って18分近く演奏される「Nantucket Sleighride」の素晴らしさは筆舌に尽くし難くて。
スタジオ盤同様の構成力の高さに、ライブならではの緊張感と臨場感が加わってとんでもないことになってます。
ウェストのギターとパパラルディのベースが互いに共鳴し合う瞬間、特別な何かが確実に産み落とされています。
後に復活するも。また直ぐに喧嘩別れ。再度の復活が期待されるもパパラルディの悲劇的な死によって幻に。
ウェストは今でも時折マウンテンとして活動している様ですが。願わくば。どこまでも続く可能性もあった。
ウェストとパパラルディの登攀の続きの目撃者になりたかったなと、ついそんなことを思ってしまうのです。

どこまで。
続くのか。
どこまで。
繰り返されるのか。
どこまで。

少しは。
進化があるかと。
少しは。
新しい世界をと。
そう思いながらも。

ふと。
目を上げると。
またいつもの顔触れで。
またいつもの遣り取りで。
ふと。
見回せば。
いつか見た様な光景が。
いつかと同じく広がっている。

どこまで。

どこまでも。
続くものならば。
どこまで。
続くものか。
続けられるのか。
ならば。
とことん。
どこまでも。

挑んで。
攻めて。
溶け合って。
触れ合って。
引き出して。
引き出されて。
鬩ぎ合って。
緊張感。
臨場感。

いつかに。
いつもに。
新たな刺激を。
新たな声明を。
そして。
どこまでも。
いってみよう・・・かな。



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2011/01/25 Tue *ピッカピカに / Aerosmith

20110125rocks


この原石。
鈍い光を放ち。
微かな手応えのある。
この。
いまは。
ただの石くれ。

どう削ったら。
どう磨いたら。
どう整えたら。
どう転がしていったら。
輝きを放つのか。
確かな手応えをもつのか。

この原石。
前にして。
今はただ。
真っ直ぐな眼差しと。
熱い思い。
それしか持たぬ者達。
それもまた。
原石。

『Rocks』'76年リリース。
ジャケットに描かれた5個のダイヤの如く、今もその輝きを失わないエアロスミスの4thアルバム。
'70年代の、ジョー・ペリーが脱退するまでのエアロスミスの魅力はその危うさ、チンピラっぽさで。
その“いけない”感じにどうしようもなく魅せられて、その怪しい輝きに惹きつけられたので。
どうにも復活後の、特に'90年代以降の大物感漂うエアロスミスってのには未だに違和感があったりして。
やっぱり、こう。黒光りする様な、触れたら切れそうな危険な匂いを身に纏っていてこそのエアロスミスだと。
その危険な匂いが一番漂っていた、そのいけない妖しさがピッカピカに光り輝いていたのがこのアルバムかなと。
前作の『Toys In The Attic』までにあった軽さ、それもまた魅力ではあったのですが。
このアルバムでは同じ様に躍動しながらも、強靭になったというか、鋼の強さをも身につけたというか。
スティーヴン・タイラーのシャウトも、ジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードの生み出すリフも。
トム・ハミルトンとジョーイ・クレイマーの叩き出すうねりとリズムも。その総てがしなやかでいて、強烈で。
ここにエアロスミスのロックンロール、エアロスミスのハード・ロックが一つの高みに登りつめたかなと。
原石が削られて、磨かれて。ついに不滅の輝きを放つに至ったのだと。凄いよなと。
そして。このアルバムに限ったことではありませんが。その歌詞がまた、いやらしくてねぇ、最高です!

この原石。
鈍い光を放ち。
微かな手応えのある。
この。
いまは。
ただの石くれ。

どう削ってみせる。
どう磨いてみせる。
どう整えてみせる。
どう転がしてやろうか。
飛びっきりの輝きを与えよう。
他には無い手応えを掴もう。

この原石。
前にして。
今はただ。
真っ直ぐな眼差しと。
熱い思い。
それしか持たぬ者達。
それもまた。
原石。

その眼差しに。
その思いに。
その原石の。
魅力に。
匂いに。
賭けてみよう。
その危うさを。
信じてしまおう。

この原石。
この石くれ。
ピッカピカに。

なるといいな。
してくれよ。
してみよう。



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2011/01/23 Sun *降臨 / Angel

20110123angel


きた。
きた。
降りて。
きたっ。

風邪ひいて。
熱が出て。
薬飲んで。
温かくして。
寝て。
とにかく寝て。
ひたすら寝て。

未だ微熱はあって。
なんだかぼんやり。
なんだかふわふわ。
それでも今夜は。
それでもガツンと。
決めなくちゃ。

ぼんやりのまま。
ふわふわのまま。
あれ?あれれ?
うん?うん?
おっ!おっ!おおっ!

『Angel』'75年リリース。
『天使の美学』なる邦題が冠されていたエンジェルの1stアルバム。
エンジェルですよ、エンジェル。キッスで成功したカサブランカ・レコードに見いだされて。
地獄の軍団であるキッスの次は天国だ、天使だってんで純白のコスチュームを着させられて。
英国の女王に対抗するのは米国の白馬に乗った騎士ならぬ天使達だとかって。
殊更に日本ではアイドル的な売り方をされて。ロック少女達にはそれなりに人気を博しました。
その分、やっかみもあってかロック小僧達には相手にされなくて。自分も小馬鹿にしてた一人ですが。
来日したものの客が入らなくってプロモーターが夜逃げして。エンジェルも途中帰国なんて事件もあって。
なんだかパッとしないままに消えてしまったのですが。将来の天邪鬼なので。そうなると妙に気になって。
聴いてみたら。これが。まぁ。なんとも。悪くないじゃないと。凄くはないけどカッコいいナンバーもあるじゃないと。
特にグレッグ・ジェフリアの奏でるキーボードが印象的で。プログレ・ハード的な華麗さもあって。
「Tower」なんてのは爆音で聴いてると、何かが降りてきそうなくらいの輝きを放っていたりするのです。
歴史に残る様なバンドじゃないし、B級っちゃB級なんだろうけど。でも降りてくる一瞬はあるんだよなと。

きた。
きた。
降りて。
きたっ。

風邪治ってなくても。
微熱が残ってても。
レコード回して。
ジャック飲んで。
ちょっとぼーっと。
またレコード回して。
またジャック飲んで。

微熱のせいだけじゃなく。
なんだかポカポカ。
なんだかカッカッ。
なんだか今夜は。
いつもよりガツンと。
響いてくる。

ポカポカしてると。
カッカッしてると。
あれ?あれれ?
うん?うん?
おっ!おっ!おおっ!

天使か悪魔か。
どっちだか。
どっちでもいいが。
風邪ひいてても。
降りてきて。
今夜も選曲バッチリで。
微熱があっても。
降りてきて。
爆音でぶっ飛んで。

やっぱり。
なにがあっても。
ロックだねと。
どうにも。
降りてくるのは。
堕天使っぽいけど。
それもまた。
ロックでいいよねと。

爆音で。
自らの選曲に。
思いっきり酔っぱらった夜でした。
やっぱり。
堕天使だな(笑)。



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2011/01/22 Sat *何が効くって / The Edgar Winter Group

20110122shocktreatment


風邪ひいた・・・

熱あるし。
咳でるし。
鼻もぐずぐず。

やばい。
やばいぞ。
早く。
治さなきゃ。

頭痛いし。
喉辛いし。
目霞むし。
回らないし。
考えられないし。

寝てなさいって。
そうだけど。
言われなくても。
寝てるけど。
何が効くって。
だから。
刺激が。刺激を。
きついのを。
一発・・・

『Shock Treatment』'74年リリース。
『恐怖のショック療法』なる邦題で知られるエドガー・ウィンター・グループのアルバム。
その通りにショック・・・刺激、衝撃を与えられる素晴らしいアルバム。ハードでファンクでドリーミーで。
徹底的にハードで、とことんファンキーで、どこまでもスウィート。どのナンバーもキラキラと輝いています。
A面頭の「Some Kinda Animal」でもういきなり、強烈な一撃を与えられてぶっ飛ばされて。
その後も。これでもかと揺さぶられて、ここまでかってくらいに蕩けさせられてしまうのです。
エドガーに、ダン・ハートマンに、リック・デリンジャー。キラ星の如き才能が互いに刺激し合って爆発して。
特に元々プロデューサーとしては関わっていたリック。ロニー・モントローズの脱退を受けてメンバーにもなって。
曲は作るし、ギターも弾くし、プロデューサーとして見事にキャッチーにまとめてみせるしと、八面六臂です。
エドガーとハートマンの弾けるプレイと、それぞれの個性的な歌声も本当になんとも、これでもかってくらいだし。
これほど針を落とした瞬間から、針が上がる瞬間まで刺激的で、効くアルバムってもなかなかありません。
ジャケットがねちょっといまからすると残念かな。躍動感はあるもののなんか決まってないし。
裏ジャケの美麗なリックを中心としたショットを表にしてたらもっと売れてたかも・・・わからないですけどね。

風邪ひいた・・・

熱あるし。
咳でるし。
鼻もぐずぐず。

やばい。
やばいぞ。
このままじゃ。
週末が台無しだ。

頭痛いのも。
喉辛いのも。
目霞むのも。
飛んで行け。
ぶっ飛ばせ。

寝てなさいって。
そうだけど。
それが一番だって。
知ってるけど。
何が効くって。
だから。
刺激が。刺激を。
きついのを。
一発・・・

ちょっとだけ。
布団を抜け出して。
これだよこれ。
震える手で針を落として。
来た来た来たぁ。
何が効くって。
この一撃、この一発。
いつもよりも。
頭にガンガン。頭クラクラ。
何が効くって。
この・・・

おとなしく寝てなさいっ!

温かいもの作ってるから。
熱計って布団に入ってなさい。

何が効くって・・・ね(笑)。



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2011/01/21 Fri *待ちわびて / The Electric Flag

20110121alongtimecomin


やっと。
ここまで。
やっと。
ここに。
やっと。
これから。

長い間。
待ちわびた。
知らせが届いた。
寝てたら。
果報がやってきた。

なんとか。
ここまで。
なんとか。
ここに。
なんとか。
これから。

『A Long Time Comin'』'68年リリース。
ポール・バターフィールド・ブルース・バンドを脱退したマイク・ブルームフィールド。
アルバム・タイトルの様に次なる動きを待ちわびる世間を焦らして焦らして。
ホーン・セクションをも含む8人編成の大所帯自らのバンドを率いて揚々と帰還。
それがバディ・マイルスやニック・グレイヴナイツを擁したエレクトリック・フラッグでした。
自ら“アン・アメリカン・ミュージック・バンド”との別称を名乗ったエレクトリック・フラッグ、ブルームフィールド。
ブルースだけに拘らず。ジャンルを超えて。米国音楽の何たるかを奏でて進ぜ様との心意気やよしです。
盟友アル・クーパーの動きとシンクロするが如きホーン・セクションの効いたブラス・ロックもあれば。
スティーヴ・クロッパーとオーティス・レディングとに捧げられたナンバーのソウルフルなセンスもご機嫌で。
でもやっぱり。その抑えきれない激情が感じられるブルース、そのギターが最高だったりもして。
結局そこかよと言われそうですが。いや、やっぱりブルームフィールドのブルースは凄いんですよ、やっぱりね。
余談ですが。このジャケット、妖しくて、怖くて・・・エロティックで。妙に心に残ったりもします。

やっと。
ここまで。
やっと。
ここに。
やっと。
これから。

長い間。
待ちわびた。
扉が開いた。
叩き続けたら。
開聞の時がやってきた。

されど。
ここまで。
されど。
ここに。
されど。
これから。

待ちわびた。
時はここまで。
待ちわびた。
ものはここに。
だから。
ここから。
始まる。
始めなきゃならない。

どう転ぶ。
どっちへ転がる。
どっちにしても。
やること。
できること。
やらなきゃならないこと。
それは変わらないけれど。

待ちわびて。
やって来た。
その時を迎えて。
その報せを胸に。
その扉を前に。
少し躊躇い。
でも昂揚して武者震い。



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2011/01/19 Wed *乗っていこう / Tony Joe White

20110119thetrainimon


その汽車に。
その列車に。
乗っていこう。

行き先は。
何処でもいい。
何処へ行こうと構わない。

真っ直ぐか。
右へ曲がるのか。
それとも左へ。

どっちにしても。
行けるのなら。
旅立てるのなら。

その汽車に。
その列車に。
乗っていこう。

『The Train I'm On』'72年リリース。
スワンプ・ロック界のエルヴィス・プレスリー(?)、トニー・ジョー・ホワイトのワーナーでの2ndアルバム。
トニー・ジョーとエルヴィスと言えば。「Pork Salad Anny」が何はさておき有名ではありますが。
このアルバムからも「I've Got A Thing About You Baby」がエルヴィスにカヴァーされているそうです。
その根底にブルースやゴスペルがある、男臭くて素朴な歌声がトニー・ジョーの魅力なのですが。
一歩間違うと、それが大味でわざとらしく。それこそベガスのプレスリーみたいになっちゃう恐れもあるかなと。
そこはジェリー・ウェクスラーとトム・ダウドの制作ですから。抜かりはなくて。
マッスルショールズの腕利きたちによるサウンドがビシッと引き締めていていい塩梅に仕上がっています。
しかし本当に。男臭くて素朴で武骨で。それが総ての様なトニー・ジョーです。
それが気に入るか入らないか。受け入れられるか入れられないか。それで好き嫌いはハッキリするかな。
たぶんに器用な人では無いので。本当にそれしかできないので。だから。はまってしまうと抜けられませんが。
で、はまってる自分としては。その男臭さと裏腹の哀愁や悲哀をも感じさせる歌声が堪らなくて。
ズブズブとその世界に引き込まれてしまうのです。だからと言って、だからこそか。頻繁に針は落としませんが。
偶にね。自分を見失いそうになるとね。思い出した様に耳を傾けて。そうだこれだよな。これに乗っていこうとね。

その汽車に。
その列車に。
乗っていこう。

行き先が。
何処であっても。
辿り着けるなら構わない。

真っ直ぐでも。
右へ曲がろうとも。
左へ曲がったとしても。

どっちにしても。
行ってしまおう。
旅立ってしまおう。

その汽車に。
その列車に。
乗っていこう。

ここに。
このまま。
ここで。
このまま。
じっとしていても。
埒が明かない。
じっちそているのは。
何より。
性に合わない。

ならば。
淀んでしまわないうちに。
見失ってしまわないうちに。
その汽車に。
その列車に。
乗っていこう。



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2011/01/18 Tue *想い出として語るには / Bonnie Bramlett

20110118memories


そう。
とっくに。
想い出としてしか。
想い出の中でしか。
語れない。
会うことも無い。
そのはずだった。

正直言うと。
時の隔たりの中で。
徐々に。
想い出すことは。
少なくなっていて。
あの日々のことも。
記憶の辺土に。
埋もれつつあった。

でも。
誰かの。
気紛れな悪戯か。
再び巡り会い。
その声。
その笑顔。
あの日々が。
甦り。

そう。
想い出だけでは。
想い出の中だけでは。
なくなってしまった。
だから。
これからと。

『Memories』'78年リリース。
『想い出のなかで』なる邦題を冠されたボニー・ブラムレットの4thソロ・アルバム。
デラニー&ボニーのボニーです、そのソウルフルでパワフルでハートフルなヴォーカル。
小細工なしの直球勝負。そのヴォーカルだけで総てを語り尽くしてしまうボニーです。
このアルバムではアレンジや選曲がカントリー寄りだったり、ストリングスが配されたナンバーがあったりと。
新機軸を打ち出しながらも。ボニーが一声唸れば、もうそれはサザン・ロックで、スワンプ・ロックで、ソウルでと。
その昔にはアイケッツにも加わっていたボニーです。誤解を恐れずに言えば肌の色が間違ってるんじゃないかと。
ことソウルフルということで言えば、ここまで“黒い”白人女性ヴォーカリストは他にはいないかな。
そのボニーとブラックベリーズの掛け合いなんて、やはりゴスペルそのもので胸が熱くなるのです。
ビートルズの「I've Just Seen A Face」とかブラインド・フェイスの「Can't Find My Way Home」とかも熱いです。
商業的な成功を掴むには至らなかったソロ転向後のボニー。もう1枚ソロ・アルバムを出した後に。
その活動をゴスペルと女優業にシフトして。一時は本当に想い出のなかでしか語られることがありませんでした。
ある意味で。あのジャニス・ジョプリンよりも惹かれていたので寂しくもあったのですが。
2002年に復活。今もマイ・ペースながら活動を継続してくれている様で。喜ばしいかぎりなのです。

そう。
とっくに。
想い出としてしか。
想い出の中でしか。
語れない。
会うことも無い。
そのはずだった。

正直言うと。
積み重なっていく時の向こうで。
段々と。
想い出も色褪せて。
輪郭も滲んでしまいそうで。
あの日々のことも。
セピア色に。
焼き直されつつあった。

でも。
誰かの。
気の利いた贈物か。
再び巡り会い。
その姿。
その仕草。
あの日々が。
甦り。

そう。
想い出だけでは。
想い出の中だけでは。
なくなってしまった。
だから。
これからと。

あいつも。
あの人も。
あの娘も。
辺土から甦り。
再び鮮やかに色を帯びて。
会いに行こう。
探しに行こう。
集めてしまおう。

そして。
あの日々だけでなく。
これからの日々を。
これからの日々の中で。
新たに築いていこうと。

だから。
想い出にするには。
想い出の中だけにするには。
想い出として語るには。
早すぎるんだ。

だから。
早く元気になって。
戻っておいで。
まだまだ。
お楽しみは。
これからだから!



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2011/01/17 Mon *楽しい我が家 / Sheena & The Rokkets

20110117happyhouse


例えば。
少しばかり。
狭くても。
設備が。
最新じゃなくても。
なかなか。
片づけられなくて。
ごちゃごちゃしてても。
我が家が一番だよね。

例えば。
少しばかり。
買い物が不便で。
街並みも。
あか抜けてなくても。
なんだか。
取り残された雰囲気があっても。
我が街が一番だよね。

『Happy House』'88年リリース。
ニューヨークで録音されたシーナ&ロケッツの10thアルバム。
このアルバムからベースには元サンハウスの奈良敏博が参加しています。
奈良さんとは、当時馴染みにしてた下北沢の飲み屋で時々顔を合わせていたので。
なんかですね。この隣に座って酔っぱらってる人がシナロケでベース弾いてるんだって妙に気になったりして。
下北沢には鮎川夫妻が住んでいたので。スーパーで娘さんと買い物をしている誠ちゃんとか。
改札からモーゼの十戒状態(笑)で出てくるシーナとか。なにかと遭遇はしていたんですけどね。懐かしいな。
アルバムの枚数を重ねようが、メンバーが変わろうが。誠ちゃんは誠ちゃん、シーナはシーナ。
シナロケの世界が変わるわけもなく。いつも通りの、ご機嫌でハッピーなロックンロールがこれでもかと。
そうです。ニューヨークに乗り込んだからと言って特に気負うわけでもなく。いつものロックンロールなのです。
そこが凄いなと。そこがいいなと。誠ちゃんがギターを弾いて、シーナが歌えば、それだけでよくて。
御機嫌でハッピーな気分になれるのです。ロックンロールこそがシナロケの、我らの楽しい我が家なのです。

例えば。
少しばかり。
古ぼけてても。
何かが。
足りてなくても。
なかなか。
思い通りにならなくて。
こうじゃないんだよなって思っても。
我が家が一番だよね。

例えば。
少しばかり。
流行から遠くても。
商店街も。
変わり映えがしなくても。
なんだか。
十年一日な雰囲気があっても。
我が街が一番だよね。

そして。
なによりも。
共にいるだけで。
そこにいるだけで。
安心できる。
誰かがいるから。
我が街の。
我が家が。
御機嫌で。
ハッピーで。
一番だよね。

たぶん。
同じだから。
そうなんだって。
教えてくれたから。
ほんのひと時のことである様に。
はやく元気になって帰ってこれる様に。
あの街の。
あの家から。
いま、遠く離れてる。
その人のことを。
思うのです。

はやく。
楽しい我が家に。
返ってこれる様にと。
また。
一杯やりましょうねと。



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2011/01/16 Sun *醒めなくていい / 古井戸

20110116yoizame


醒めるな。
醒めるな。
醒めないで。

もう少し。
あと少し。
このまま。
そのまま。

訳などない。
あったとしても。
知りたくもない。
どうなるものでもない。

ならば。
このまま。
そのまま。
今しばらく。
醒めなくていい。
いいだろう。

『酔醒』'75年リリース。
古井戸がCBSソニーに移籍して、在籍中に残した唯一のアルバム。
数年前までは古井戸のアルバムってCD化されていなくて。そこにはチャボなりの拘りもあった様で。
あくまでも現在進行形のミュージシャンであるが故のそんな拘りも好きだったのですが。
それとは関わりなく。アナログ盤の音が好きなので。古井戸もアナログ盤でしか持っていないのですが。
このアルバムは一足早くCD化されていたせいもあってか、エレック時代のアルバムに比べて安かったかな。
それで。内容がエレック時代に比べて劣ってるかと言うとそんなことは全然なくて。いいんですね、これが。
ジャズ畑のピアノ・トリオをバックに製作されていて。エレック時代とは一線を画すサウンドが先ず印象的で。
そして何よりも。今まで以上にヴォーカルもとり、前面に出てきたチャボの世界がいよいよ鮮明になったかなと。
形式はフォーク・デュオ、サウンドはジャズ、でもどうしようもなくブルースでロックなチャボです。
繊細な様で、実にしぶとく、図太く。勿論、どうしようもないくらいに切なくて優しいチャボのブルースです。
時に。ブルースに憑りつかれたくなる夜があり。時に。それはチャボのブルースでなければ駄目な夜もあり。
それにしても。「飲んだくれジョニイ」を始めとして。「私の風来坊」「黄昏マリー」と。酔っ払いの歌、ブルースが。
沁みるんだよなぁ。酔っぱらうんだよなぁ。別に飲んでるわけじゃないけど。醒めなくてもいいよなぁ。

醒めるな。
醒めるな。
醒めないで。

もうどれだけ。
あとどれほど。
このままで。
そのままに。

訳などいらない。
あるはずもない。
知りたいことなどない。
どうなるものなどない。

ならば。
このまま。
そのまま。
もう。ずっと。
醒めなくていい。
いいだろう。

いいことが。
あれば。
不安になって。
やなことが。
あれば。
笑ってしまう。
どっちにしても。
永遠などなく。
どっちにしても。
やがて訪れる。

ならば。
腕の中。
胸の中。
この酔いが。
醒めなくていい。
いいんだ。



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2011/01/15 Sat *これで本当に / 沢田研二

20110115operaenlair86


いつもの。
馴染みの。
バーの扉は開けた。
年末に。
行けなかった。
美味しい蕎麦屋も行った。
玄関に。
飾っていた鏡餅も。
開いた。

勿論。
仕事は始まっていて。
ちょっと。
バタバタしてるけれど。
いつもの日常になっていて。
そうなんだけど。
まだ。
なにか足りないねと。
新しい年を実感するにはね。

だから。
そう。
今日。今夜。

『架空のオペラ'86』'86年リリース。
デビュー20周年特別企画の限定盤だった沢田研二、ジュリーの4枚組ライブ・アルバム。
同年1月の正月歌劇の模様と10月のSUMMER LIVE'86架空のオペラPART2の模様を夫々2枚組で収録。
このアナログ盤は12,800円だったんですね。今では貴重なものらしく一部ではプレミアがついているとか。
ちなみに自分は2年ほど前に100円(!)で入手したんですけどね。ラッキーだったんですかね?
さて。毎年恒例のこれを観なくちゃ新年が実感できない、ジュリーのお正月ライブのその当日に。
このアルバムに久し振りに針を落として。正月歌劇の2枚組を聴いてみました。あぁ、ジュリーだなと。
25年前ですから、当然若くて艶っぽいその歌声に痺れるのですが。華やかでお正月向きだよなとか。
でも。歌声自体は今でもそんなに変わっていないかな。毎回、その衰えない歌声に驚いて、喜んでだし。
それよりも。サウンドとアレンジ。実はCO-CoLoの頃のジュリーって、ちょっと離れていてしまった時期で。
このアルバムも含めて後追いで聴いているので。こんなサウンドでアレンジだったんだって新鮮だったりします。
つわもの揃いですからね。この完成度の高さは凄いなぁと。でもCO-CoLo以前のナンバーは違和感あるかな。
そのチャレンジ精神がジュリーのいいところなんですけどね。ジュリーに限らずあまりアレンジされるとね。
とかなんとか言いながらも。「気になるお前」「魅せられた夜」「あなたに今夜はワインをふりかけ」なんて。
大好きなナンバーのライブ・ヴァージョンを聴きながらテンションは否応なしに上がっていくんですけどね!

いつもの。
馴染みの。
バーで。
いつもの一杯を飲んだ。
年末に。
行けなかった。
美味しい蕎麦屋で。
美味しい肴と天ざるも食べた。
玄関に。
飾っていた鏡餅も。
開いて焼いて食べた。

勿論。
仕事もそれなりで。
ちょっと。
イレギュラーはあるけれど。
いつもの日常に戻っていて。
そうなんだけど。
まだ。
なにか足りないねと。
新しい年を実感するにはね。

だから。
そう。
今日。今夜。

沢田研二
2011正月LIVE
Ballad and Rock' n Roll
2階席だったけど。
思いっきり。
ジュリーーー!!!

これで本当に。
年が明けました。
新しい年を実感できました。

あっ、未だ初詣に行ってないか(苦笑)。



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2011/01/14 Fri *渡っていこう / Rod Stewart

20110114atlanticcrossing_2


渡っていこう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
渡ってしまおう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
行ってしまおう。

呼んでくれるって。
来てもいいよって。
扉も開きかけてるし。
これは。
行かない手はないだろう。

向こう側で。
その場所で。
あそこで。
待ってるもの。
光っているもの。
輝いているもの。
それが何かは。
今は未だ判らないけれど。

判らないから。
渡ってしまおう。
行ってしまおう。

『Atrantic Crossing』'75年リリース。
イギリスからアメリカへと。大西洋を一跨ぎで渡ったロッド・スチュワート。
6枚目にして初めてのアメリカ録音、アメリカ制作となったアルバム。
名匠トム・ダウドがプロデュースを手掛けて。ブッカー・Tを除くMG'Sの面々にメンフィス・ホーンズ。
そしてジェシ・エド・デイヴィスやらデヴィッド・リンドレーも参加してロッドをバック・アップしています。
渡る前の。イギリス時代のアルバムの数々も素晴らしいし。フェイセスだって大好きだし。そうなんですが。
中学生の頃に。ロッドと出会ったのがこのアルバムで。その歌声に完全にノック・アウトされた身としては。
このアルバムと『A Night On The Town』『Footloose & Fancy Free』の3枚には格別の思い入れがあったりして。
今聴くと。確かにイギリス時代の素朴な熱さとか、何とも言えずに滲み出てくる切なさとか。
失われてしまったものもあるのが判るのですが。それでも未だ。どんなに洗練されていこうとも。
この時代のロッドの歌声には、そのしわがれ声には。なにものにも変えられない歌への思いが感じられて。
その訴えかけてくるものに、胸の奥のどこか柔らかいところを掴まれてしまって、震えてしまうのです。
ジェシと共作の「Alright For An Hour」なんかのロックンロールが御機嫌なFAST SIDEもいいけれど。
やっぱりSLOW SIDEがこう胸に募るかな。「I Don't Want To Talk About It」「This Old Heart Of Mine」...
「Sailing」そして今は「It's Not The Spotlight」が。この儚くも切ないナンバーが一番沁みるかなぁ。
実はこの時は未だフェイセスのメンバーだったロッド。渡ってしまったことでその解散は決定的に・・・
惜しいよな、残念だなとは思いますが。渡らなかったらこの名作は生まれなかったんだし。良しとしますかね。

渡っていこう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
渡ってしまおう。

向こう側へ。
その場所へ。
あそこまで。
行ってしまおう。

断っても悪いし。
来てほしいんだろうし。
扉はどんどん開いてくし。
ならば。
行ってしまうしかないだろう。

向こう側で。
その場所で。
あそこで。
控えてるもの。
光っているもの。
輝いているもの。
それが何かは。
今は未だ判らないけれど。

判らないなら。
渡ってしまおう。
行ってしまおう。

それが。
例え。
見間違いだとしても。
光っていなくても。
輝いていなくても。
だとしても。
瞳の中に。
胸の奥に。
光るものが。
輝くものが。
あれば。
それでいい。

渡っていこう!



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2011/01/13 Thu *アウトロー故に / Foghat

20110113rockandrolloutlaws


なにをしたいか。
なにになりたいか。
なにが楽しいか。

そう。
たぶん。
それが。
大事で。

したいこと。
なりたいもの。
楽しいこと。

それを。
語り合って。
その。
思いが。
一つになって。

したいことに。
なりたいものに。
楽しいことに。
向かって。
手を携えて。
歩んでいけるなら。
それが。
一番なのかもしれないね。

『Rock And Roll Outlaws』'74年リリース。
ブギー一筋、電撃のフォガット入魂の4thアルバム。
サヴォイ・ブラウンを母体としブリティッシュ・ブルースを礎とするフォガットですが。
その狙った市場はアメリカで。所属レーベルもベアズヴィル。となればアメリカナイズ、洗練されてしかるべき。
このアルバムでも、あれっドゥービー・ブラザーズ?とか、これはイーグルス?なんて瞬間があったりもして。
ある意味、アメリカのバンドよりアメリカらしいサウンドを聴かせてもいるのですが。
ただ洗練されて、ただ綺麗になるだけではなくて。そう簡単に骨抜きにはされないぜと言った気概があって。
どのナンバーにもブギーの魂が宿っていて。なめるんじゃないぜとの、その気骨こそフォガットだぜと。
特にタイトル・ナンバーから始めるB面なんてのはもう徹頭徹尾ハード・ブギー一直線で。
そのガツガツ、ゴリゴリの重心の低く重い、決して浮つかないブギーに、そのロックンロールに。
メンバーの思い、一体となった熱いものが感じられて。ブギーがやりたいぜ、ロックンロールを楽しみたいぜと。
それだけは譲れないぜとのアウトロー精神、ロックンロール魂に痺れてしまうのです。いやぁ、いいやね。

なにをしたいか。
なにになりたいか。
なにが楽しいか。

そう。
たぶん。
それを。
考えられる。

したいこと。
なりたいもの。
楽しいこと。

それを。
語り合える。
その。
思いを。
分かち合える。

したいことや。
なりたいものや。
楽しいことを。
共にできて。
並んで。揃って。
歩んでいけるなら。
それが。
かけがえなのないものに。
なるかもしれないね。

アウトロー故に。
見えるものがある。
指し示せるものがある。
アウトロー故に。
その中には入れないから。
見守るだけしかできないけれど。

アウトロー故に。
楽しめることもある。
少しだけ。
寂しくはあるとしても。



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2011/01/12 Wed *荒々しく嫋やかに / Mott The Hoople

20110112wildlife


突然に。
訪れた。
ここ。
数日の。
怒涛の様な。
動きは。

チャンスと言えば。
チャンス。
なので。
その。
激しい動きに負けじにと。
流されまいと。

久し振りに。
珍しくも。
荒々しく。
立ち向かう。
烈しく。
力強く。
捩じ伏せてしまおうと。

『Wild Life』'71年リリース。
未だグラムの装いを身に纏う前のモット・ザ・フープルの3rdアルバム。
デヴィッド・ボウイに見初められる前のハードでワイルドなロックンロール・バンド、モット・ザ・フープル。
その姿はジャケットもご機嫌な『Rock And Roll Queen』なるベスト・アルバムに見事に捉えられていますが。
このアルバムからもライブ・ヴァージョンの「Keep A Knockin'」が選ばれていたりします。
その1曲、ライブ・ヴァージョン、しかもリトル・リチャードのカヴァーだけが選ばれているところに。
このアルバムの特徴、グラム以前のモット・ザ・フープルの4枚のアルバム中随一の特異性が表れています。
当時から。その暴力的とも言える激しく荒々しいライブは評判を呼ぶもレコードはなかなか売れなくて。
ならばとミック・ラルフスの大らかで泥臭い米国志向と、イアン・ハンターの繊細な詩人の側面を強調してみたと。
荒々しいモット・ザ・フープルの、もう一つの顔は時に嫋やかな優しさをも感じさせるものだったりします。
本来のロックンロール・バンドとしての魅力には残念ながら欠けるアルバムで散漫でもあったりするのですが。
そのブリティッシュ・スワンプ的な味わいはなかなかいけるかなと。これはこれでありかなとも思います。

突然に。
訪れた。
ここ。
数日の。
怒涛の様な。
動きも。

チャンスと考えれば。
チャンス。
なので。
その。
激しい動きに惑わされまいと。
巻込まれて見失うまいと。

久し振りに。
珍しくも。
嫋やかに。
身をこなして。
優しく。
受け流し。
取り込んでしまおうと。

突然に。
訪れた。
ここ。
数日の。
怒涛の様な。
動きの中で。

睡眠不足で。
朦朧と。
頭を使いすぎて。
知恵熱で。
それでも。
時に。
荒々しく。
時に。
嫋やかに。
捩じ伏せて。
取り込んで。
なんとかしてしまおう。



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2011/01/10 Mon *なべてことも無し / Traffic

20110110traffic


なべてことも無し。

この連休。
この一日。
この時間。
何も無いかと言えば。
そうでも無く。
さりとて。
特別な何かがあったかと言えば。
またそうでも無く。
されば。

なべてことも無し。

外の寒さを避けて。
暖かいこの部屋の中で。
温かな空気の中で。
ただじっと。
そうずっと。
時を過ごしている。
その心地良さは。
格別で。
その心地良さが。
自然で。

なべてことも無し。

『Traffic』'68年リリース。
デイヴ・メイソンが出戻ったトラフィックの2ndアルバム。
メンバーの出入りが激しかったトラフィックですが。
そのメイスン、スティーヴ・ウィンウッド、クリス・ウッド、ジム・キャパルディと。
このアルバムにも参加している、その4人の顔合わせ、組み合わせがやっぱり一番良かったかなとも。
どうも殊更にウィンウッドのバンドとして語られてしまうことの多いトラフィックですが。
そんなことは無いよと。他の3人だって類まれな才能と個性の持ち主だったんだぞと。
特にメイソンはですねぇ、なんか今ではすっかり地味な感じですけど。曲者だし、いい味出してたんだぞと。
まぁ、トラフィックに関しては出たり入ったりが多かったので。その分、印象的に損してるのでしょうが。
このアルバムでも10曲のうち、半分の5曲がメイソンの手によるもので。
「You Can All Join In」に、あの「Feelin' Alright」も聴くことができるのですが・・・これがいいんだなぁ。
熱く鋭いウィンウッドに対する、温かく柔らかく大らかなメイソンの個性が十二分に発揮された名曲です。
一方でウィンウッドとキャパルディによる「Pearly Queen」のファンキーさも堪らない魅力があって。
なんか。夫々で。各々で。うまく触れ合って溶け合って。格別なんだけどとても自然な心地良さがあって。
アイランド・レーベルのオムニバス・アルバムのタイトルにもなった「You Can All Join In」に誘われて。
その世界に誘われて、そのまま加わって、そこから離れたくなくなってしまうのです。

なべてことも無し。

この連休。
この一日。
この時間。
何かがあったとしても。
それらをきちんと。受け止めて。
さりとて。
そのままでなく。流してしまえる。
そんな柔らかさがあれば。
されば。

なべてことも無し。

外の寒さを避けて。
暖かいこの部屋の中で。
温かな空気の中で。
夫々の思いと。
各々の思いが。
触れ合って。
溶け合って。
ただじっと。
そうずっと。
時を過ごしていられる。
その心地良さは。
格別で。
その心地良さが。
自然で。

なべてことも無し。



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2011/01/09 Sun *誰が欠けても / Queen

20110109queenatthebeeb


誰が欠けても。
駄目なんだと。
誰かがいなかったら。
成り立たないんだと。
転がっていかないんだと。

そんな関係に。
なっているのか。
なれているのか。
非常に危ういバランスの上で。
非常に脆い土台の上で。

それでも。
それぞれが。
それぞれの。
思いの中で。
力の限りで。
それぞれが。

そのことが。
前へと進む様に。
最善を尽くせる様に。
より良い形になる様に。
その為に。
なればよいのだから、
その為にも。

誰が欠けても。
駄目なんだと。
成り立たないんだと。
思うのだけれど。

『At The Beeb』'89年リリース。
クイーンのBBCセッションのうち'73年の2回の出演分から8曲を収録したアルバム。
A面が2月5日のセッションで「My Fairy King」「Keep Yourself Alive」「Doin' Alright」「Liar」の4曲。
B面が12月3日のセッションで「Ogre Battle」「Great King Rat」「Modern Times Rock 'N' Roll」...
そして「Son And Daughter」の4曲。「Ogre Battle」のみが『Queen Ⅱ』の収録曲で。残りは『Queen』からです。
なんたってレコード・デビューが'73年の7月ですからね。A面に至ってはデビュー前の録音になります。
なのでアレンジも異なる・・・と言うよりBBCのスタジオでの録音ですから制約もあったでしょうし。
シンプルな、その骨格も剥き出しのサウンドが、特にハード・ロック・バンドとしてのクイーンの、その原点の。
サウンドが聴けるところが、聴けるようになったところが貴重な、とても嬉しかったアルバムなのです。
30年以上クイーンを聴いているので、それが自然で当たり前のことではあるんですが。
こうして初期の、素に近いクイーンを聴くと、やっぱり4人揃ってこそ、この4人でこそのクイーンだなと思います。
そりゃ確かにフレディの個性は頭抜けてますが。ブライアンがいて、ロジャーがいて、ジョンがいてと。
それぞれの個性がぶつかり合って一つになって、それぞれの才能が補完し合って輝いた時に。
その時にこそ、唯一無比のクイーンのサウンドが、世界が生まれたんだよなと改めて感じてしまうのです。
誰が欠けても、誰かがいなくても成り立たないんだなとね。うん、たぶん、それで、それだからいいんだよなとね。

誰が欠けても。
駄目なんだと。
誰かがいなかったら。
成り立たないんだと。
転がっていかないんだと。

そんな関係に。
なっているのか。
なれているのか。
非常に危ういバランスの上で。
非常に脆い土台の上で。

それでも。
それぞれが。
それぞれの。
思いの中で。
力の限りで。
それぞれが。

そのことが。
前へと進む様に。
最善を尽くせる様に。
より良い形になる様に。
その為に。
なればよいのだから、
その為にも。

誰が欠けても。
駄目なんだと。
成り立たないんだと。
思うのだけれど。

思うんだけど。
難しくもあるよね。
それぞれに。
それぞれが。
重ねてきたもの。
得てきたもの。
失ってきたもの。
その日々。
その存在は確かだからね。

それでも。
我々が。
その為にと。
思うこと。
尽くすこと。
それが自然で当たり前なのだから。
だから。
出会ったころの様に。
シンプルに。
考えられたら、できたら。
いいのにな。

誰が欠けても。
誰かがいなくても。
うん。
駄目なんだから。
成り立たないんだから。
そうなんだから。



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2011/01/07 Fri *開けました / Ramatam

20110107ramatam


年は。
明けたけど。
それだけじゃ。
改まらなくて。
そんな気がしなくて。

今年も。
また新たな気分で。
今年も。
変わることない間柄で。

気兼ねなく。
気が置けない。
その空気の中に。
その空気の中で。
その一杯を。

『Ramatam』'72年リリース。
美形ギタリスト、エイプリル・ロートンを擁したラマタムの1stアルバム。
彼女の思わず目を奪われる美貌は2ndアルバムのジャケットでお目にかかれますが。
確かにねぇ、クール・ビューティーというか、実に美しい女性だったんだろうなとの想像は難くありません。
しかしエイプリルの魅力はそれだけではなくて。その凄腕とも言うべきギター・プレイにこそあったりします。
ハード・ロックを基本にジャズやファンクを織り込んで烈しく飛び回り、跳ね回るギターが圧巻です。
あまりの凄さに、ジミヘンの弟子だったとか、実は男だったなんて都市伝説も飛び交ったそうです。おいおい。
確かにそのテクニカルな様は素晴らしいのですが、単なる速弾きに止まらない華麗さ流麗さがあって。
その辺りの感性がエイプリルの個性かなとも思われます。そうまるで、しなやかな女豹の如くってところかな。
ドラムスはあのミッチ・ミッチェルで。エクスペリエンス時代と同様の叩きっ振りも見事で。
ジミヘンを煽ったのと同様にロートンを刺激して煽っています。その手数の多さもこのアルバムの魅力です。
どのナンバーも魅力的ですが、やはりA面1曲目の「Whiskey Place」かな。そのド迫力にいきなり圧倒されます。
なにかワクワクすることを見つけに街へ繰り出していつもの店の扉を勢いよく開けたくなるのです。

年は。
明けたけど。
それだけじゃ。
改まらなくて。
そんな気になれなくて。

今年も。
また新たな思いで。
今年も。
変わることない関係で。

遠慮なく。
気心の知れた。
その空気の中に。
その空気の中で。
その一杯を。

身を置いて。
心を解き放って。
グラスを傾けて。
笑って。語って。
抱き締めあって。

そんな。
ワクワクすることを。
ワクワクする夜を。
見つけに。
いつもの店の扉を。
開けに行こう。

さぁ。
これで。
やっと。
明けましてで。
開けましてで。
開けました!



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2011/01/06 Thu *その胸の内を / Grand Funk Railroad

20110106grandfunk


なにがあったか。
なにが起きたか。

なぜ。
いきなり。
なぜ。
いま。
走りだしたのか。
ギアをトップにいれたのか。

この一週間。
この数日の間。
なにに押された。
なにを開けた。

その胸の内。
あるもの。
生まれたもの。
教えてくれないか。

『Grand Funk』'69年リリース。
ジャケットから『レッド・アルバム』とも呼ばれていたグランド・ファンク・レイルロード(GFR)の2ndアルバム。
2枚目にしてますます赤く燃え上がり突っ走る“暴走列車”GFR、止まるところをしりません。
このパワー、この音圧、このシンプルでストレートなダイナミズム。滾り迸るエモーション。
小難しい理屈はおいといて、難しいことは考えずに。ただただひたすらデカい音でぶっ飛ばしてしまうのだと。
ツェッペリンまでぶっ飛ばしたか否かは置いといて。やっぱりこれぞアメリカン・ハード・ロックの礎だなと。
そりゃシンプルと言えばあまりにシンプル、ストレートといえばあまりにストレート・・・過ぎるかもしれませんが。
それでいいじゃん、ごちゃごちゃ言うなと。突っ走らざるを得ない衝動が、ぶっ飛ばしたくなる衝動が。
その抑えられない、叫びだしたくなる様な熱い思いを叩きつけたロック魂が総てだぜと、思わされてしまうのです。
まぁ、確かに年がら年中“暴走列車”に乗ってるわけにはいかないですけどね、そいつはちょっとなと思いますが。
このアルバムなんかに針を落とすと、もうA面頭からその勢いに否応なしに引き摺られてしまいます。
特に「Winter And My Soul」「Paranoid」「Inside Looking Out(孤独の叫び)」と続くB面は圧倒されてしまいます。

なにかがあった。
なにかが起きた。

だから。
いきなり。
だから。
いま。
走りだした。
ギアをトップにいれた。

この一週間。
この数日の間。
押されてしまった。
開けてしまった。

その胸の内。
あるもの。
生まれたもの。
見せてくれないか。

唐突過ぎて。
想定外過ぎて。
量りかねているけれど。

なんであれ。
その胸の内で。
困ってる。
叫んでいる。
それは。
わかるから。

その胸の内を。
教えてくれないか。
見せてくれないか。
そうしたら。
共に乗れるか。
解るのだけど。
共に乗っても。
いいのだけれど。

まぁ。
もうすでに。
暴走してると解っていても。
乗らざるを得ないみたいなんだけどね・・・



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2011/01/05 Wed *その手この手 / Cheap Trick

20110105cheaptrick


その手。
その手は食わないと。
思っているのでしょうが。

どっこい。
既に。
この手に乗っている。

相も変わらず。
使い古された。
手垢のついた手だと。
そう思っているのでしょうが。

それこそ。
こちらの思うつぼ。
いつも通り。
お見通し。
そう思うから。
気に留めもしないから。

その手に気づかずに。
この手に捕らわれている。

『Cheap Trick』'77年リリース。
Side-OneとSide-Aの両面で構成されたチープ・トリックの1stアルバム。
どっちがB面なんだかですが。要はB面なんてないよって自信の表れなんでしょうか。
どうやらSide-One表記の面をA面として先に針を落とすのが慣例になっている様ですが。
なんとも人を食った様な話で。新人バンドのデビュー・アルバムでこれをやってしまうところが。
なんともチープ・トリック、リック・ニールセンらしいところだなと思わずニヤリとしてしまいます。
プロデュースはかのジャック・ダグラスで。このアルバムでの荒々しいハードなサウンドこそが。
チープ・トリックの、リックの本来出したかった、やりたかったものだとの説は根強くて。
2ndアルバム以降のポップなサウンドは何かを抑えた、捨てた結果だったとも言われています。
確かに。ルックスに反して意外に野太い面もあるロビン・ザンダーの歌声にも合ってるしなとは感じます。
それにしてもこのハードさで、ポップでキャッチーなメロディーですから。
なんとも見事なハード・ロックとパワー・ポップの共存とも言えるわけで。策士リックしてやったりかなと。
で、売れないんだったらポップ濃度を濃くしてみればいいんだろうと。苦労はするものの見事ブレイクする訳で。
リックのあの手この手に踊らされて。気づいたらその手を食って、その手に捕らわれていたってところでしょうか。

この手。
この手は使い古したと。
思ってていたんだけれど。

どっこい。
未だ。
この手も捨てたものじゃない。

使い方に細工して。
見せ方を工夫して。
手垢のついた手だと。
そう思わせておくことができれば。

それこそ。
こちらの思うつぼ。
いつも通り。
お見通し。
そう思わせたなら。
気に留まらぬうちに仕掛けて。

この手に気づかれずに。
この手に捕らえてしまってる。

その手。
この手。
乗せられるか。
踊らせられるか。
捕らえられるか。

その手。
この手。
今年も仕掛けていきましょう。



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2011/01/03 Mon *そう簡単には / Bachman-Turner Overdrive

20110103notfragile


そう簡単には。

進まない。
変わらない。
変えられない。

解っていても。
だからと言って。
それはそれで。
これはこれでと。

腑に落ちなけりゃ。
なんでもかんでも。
はいそうですかと。
気持ちよくとは。
いくものでもない。

そう簡単には。
何事も。

『Not Fragile』'74年リリース。
カナダ出身の“四輪駆動車”バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(B.T.O.)の3rdアルバム。
ランディ・バックマンを始めとするメンバーの気は優しくて力持ち的なルックスが印象的だったようで。
カナダの木こり軍団とも呼ばれていたらしい(?)B.T.O.です。なんか昭和のプロレス的なエピソードですが。
そのサウンドも。如何にも昭和的というか、当時のFMなんかでガンガン流れていたんだろうなって感じの。
シンプルでストレートで。パワフルなロックンロールで。何の衒いもなく真っ直ぐに突き進んでいきます。
ヘヴィにドライブする様は確かに四輪駆動車並みのパワーを感じさせて。タフだよなぁと。
タイトル通りに頑丈で。そう簡単には、ちょっとやそっとじゃ壊れやしないぜって気概を感じたりします。
それでいて。ヒットした「Roll On Down The Higway」とか「You Ain't Seen Nothing Yet」は実にキャッチーで。
この辺のセンスも特にアメリカで熱狂的に受け入れられた一因かなとも思います。
そしてやはり。デュアン・オールマンに捧げられた「Free Wheelin'」とか「Second Hand」のド迫力には。
ロックもやっぱり体力勝負だなと。改めてランディとC.F.ターナーのレスラー並だったらしい体躯を思うのです。
余談ですが。このジャケット、木箱やボルトやギアがエンボス加工で浮彫になっていていい感じです。

そう簡単には。

終わらない。
変わらない。
変えられない。

解っていても。
だからと言って。
それはそれで。
これはこれでと。

腑に落ちなけりゃ。
なんでもかんでも。
はいそうですかと。
受け入れられるとは。
限ったものではない。

そう簡単には。
何事も。

そう。
そう簡単には。
何事も。
思う様になるものでも。
思う様に進むものでも。
ない。

だからこそ。
そう簡単には。
壊れない。
壊させない。
そんなパワーと。
そんなタフさを。
身に纏って。
笑い飛ばしながら。
駆けて行こう。

それも。
そう簡単には。
いかないんだけどねぇ・・・



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2011/01/02 Sun *同じ世代で、同じ時代に / 小泉今日子

20110102natsumero


お正月。
年に一度。
帰省して。
実家に泊まって。
かっての自分の部屋で寝て。

半分以上。
物置とかしていて。
もはや。
昔の面影もなく。
なのだけれど。

不思議と。
遥か昔の。
空気や匂いが。
ふと。
甦る瞬間もあって。

はがれかけたポスターとか。
埃をかぶった本棚に並ぶ背表紙とか。
壊れたままのラジカセとか。
そんなものを目にすると。
いくつかの場面が浮かんで。
いくつもの歌が流れ出す。

『ナツメロ』'88年リリース。
小泉今日子が自分にとってのナツメロをカヴァーしたアルバム。
キョンキョンって学年は違いますがほぼ同世代なんですよね。
大学の同級生に厚木時代のキョンキョンの武勇伝(?)を知ってる奴がいたしなぁ。
所謂“花の82年組”では中森明菜がまぁ、いいかなと思っていたので。あまり興味なかったんですけどね。
このアルバムにはやられました。だってねキョンキョンのナツメロは自分にとっても大好きなナツメロでしたから。
その選曲がまたちょっとマニアックで。フィンガー5は「学園天国」だけじゃなくて「バンプ天国」もやってるし。
キャンディーズは「やさしい悪魔」で、キャロルは「レディ・セブンティーン」で、ツイストは「Soppo」ですよ。
「Soppo」ってツイストで一番好きなナンバーなんです。「赤頭巾ちゃん御用心」に「みかん色の恋」って・・・
レイジーにずうとるびですからね。普通カヴァーなんかしないでしょ、レイジーにずうとるびだもんなぁ。
そしてジューシィ・フルーツの「お出かけコンセプト」に「恋はベンチシート」って。イリアですよイリア。
「ジェニーはご機嫌ななめ」を選ばないところがわかってるなと。やるじゃないって。
そしてそして「アクビ娘」です。ハクション大魔王の娘のアクビちゃんのテーマです。堪らんでしょう、これは。
同じ世代で、同じ時代に同じものを聴いてたんだなと。そして同じ様にちょっと違うところに引っかかったんだなと。
もうなんだか嬉しくて、懐かしくて。なんだよ~、キョンキョンいい奴じゃんなんてね好きになったりして(笑)。
このアルバムはDJの時もキラー・アイテムとして活躍してます。同世代は皆ねぇ、好きなんですよ。
明菜の『歌姫』もアナログ盤があればいいんですけどねぇ・・・

お正月。
年に一度。
帰省して。
実家の二階の。
かっての自分の部屋で。

半分以上。
物置とかしていて。
もはや。
昔の面影もない。
その空間に。

不思議と。
遥か昔の。
空気や匂いや。
誰かの。
あいつやあの娘の。
顔が声が甦る。

あのポスターをもらった街に一軒のレコード屋とか。
あの小説を買った駅前の本屋とか。
あのラジカセを何回も修理してくれた電気屋も。
そんな日々がありありと。
誰かの思い出と一緒に回りだし。
いくつもの歌が流れ出す。

同じ世代で。
同じ時代に。
同じものを聴いていた。
あの日々。
あいつやあの娘。

少しだけ。
会ってみたくなったりしたのです。
そんな柄じゃないんだけどね。



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2011/01/01 Sat *メメント・モリ / 内田裕也

20110101adogruns


メメント・モリ。

好きに。
思うがままに。
やろう。

まだまだ。
たりない。
やれてない。

まだまだ。
これからも。
走り続けよう。

好きなこと。
好きなだけ。
好きなら。
もっと好きに。

それが。
簡単なようで。
難しいから。
諦めずに。

その日は。
必ずやってくる。
その日に。
一歩一歩近づいてる。

ならば。
だからこそ。

好きに。
思うがままに。
やろう。

『ア・ドッグ・ランズ』'78年リリース。
内田裕也初めてのオリジナル・ソロ・アルバム。
帯には、苦節20年!!と書かれてますし、ライナーには20年現役で打率2割1分3厘の打者と・・・
流石はただのロッキンローラー、裕也さんです。ヒット曲皆無だしな。アルバムにしたって。
オリジナル・アルバムは結局このアルバムと『さらば愛しき女よ Farewell, My Lovely』しかないし。
アルバムそのものもベスト・アルバムだった'85年の『No More Comics』が最後になってるし。
確かに声量もないし、声域だって狭いし。でもね、でもな、カッコいいんだよな、ロッキンローラーとして。
ロッキンローラーとしての凄味と色気。これはねぇ、伊達や酔狂では出せないよなぁ。
この存在感の前では他の事なんかどうでもいい、些末な要素にしか思えないもんなぁ。それでいいじゃんと。
ア・デイ・イン・ザ・ロックですからね。ロックしか、ロックンロールが大好きで、それしかなくて、殉じてますからね。
不器用ですから、なんてものではなくて、そんな恰好の良いものではなくて、それしかなくて、できなくて。
ロックンロールにしがみついて、ロックンロールがある限り、ついていくぜ走り続けるぜと。
無様だろうが、最低だろうが、はみ出ていようが、甘ったれだろうが、ロックンロールの為ならとことんいくぜと。
最後の日まで、その日まで。野良犬は野良犬らしく、負け犬は負け犬のやり方で。戦うんだ、走るんだと。
ここまでされちゃ、ムッシュも桑名正博もジョニー大倉もミッキー吉野も、そしてジュリーも駆けつけるってもんで。
そのムッシュによる「いま、ボブ・ディランは何を考えているか」とジュリーによる「きめてやる今夜」が。
その2曲が、極めつけにカッコいいかな。「きめてやる今夜」のええかっこしいの感じなんか最高だなと。

メメント・モリ。

好きに。
思うがままに。
やろう。

まだまだ。
たりない。
やれてない。

まだまだ。
これからも。
走り続けよう。

好きなこと。
好きなだけ。
好きなら。
もっと好きに。

それが。
簡単なようで。
難しいから。
諦めずに。

その日は。
必ずやってくる。
その日に。
一歩一歩近づいてる。

ならば。
だからこそ。

好きに。
思うがままに。
やろう。

メメント・モリ。

だからこそ。
いまも。
この瞬間も。
これからも。

好きなこと。
好きなだけ。
好きなら。
もっと好きに。

諦めずに。
負けずに。
好きに。
思うがままに。
踊り続けてやろう。
笑い続けてやろう。
走り続けてやろう!



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