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2011/02/26 Sat *普通、でも特別 / Elton John

20110226veryspecial


普通なこと。

誰かと誰かが。
皆が。
一緒にいて。
集まって。

食卓を囲んで。
晩酌しながら。
晩御飯。
会話があって。
笑顔があって。

片づけて。
お茶でも淹れて。
果物でも切って。
温かいな。
優しいな。

そんな。
情景が。
温かな。
空気が。
優しい。
時が。
あることが。

普通なことで。

いつも。
そこには。
温かな。
音楽が。歌声が。
聴こえている様で。

『A Very Special Collection』'71年リリース。
初来日を記念して日本独自で編集されたエルトン・ジョンのベスト・アルバム。
当然、あのギンギラギンで破天荒な一面を見せる前のエルトン、初期のその姿を収めたアルバム。
ギンギラギンのロックンローラーとしてのエルトンも好きですけど。この時代のエルトンの。
内省的な歌声、その繊細な世界はやっぱり特別な味わい、特別な磁力を持っているなと感じます。
派手でもなく、声高でもなく。殊更に個性を主張するわけでもなく。普通に歌って、普通にピアノを弾いて。
でもその歌声が、その奏でられるメロディが。いつしか胸の内に入り込んでいて、胸の奥のどこかを掴んでいて。
そこにあることが、そこから聴こえてくることが。その普通なことが。特別な意味を持っていたりもするのです。
ガキの頃。プラモデルや野球に夢中で。音楽になんて興味も無くて。ロックなんて知りもし無くて。
そんな頃から。遊びに行くと。ラジオを聴かせてくれたり、レコードを聴かせてくれたり。そんな人がいて。
その自慢げで、楽しげで。何よりも温かくて、優しい顔が、声がきで。なんかわかんないけどいいなって。
そして。ある日、胸の奥から音楽が聴こえてきて。大好きになって。抱き締めて。あぁ、これだったんだなって。
そんな思いでの日々。そこから続いている日々。その情景に、その空気に、その時間に重なる歌声があって。
その中にはエルトンも、「Your Song」もあって。その呼び起こすものが普通であったことに今更ながら感謝して。
その呼び起こすものが特別であることに今更気づいて、そのかけがえの無さに思いを新たにするのです。

普通なこと。

誰かと誰かが。
皆が。
一緒にいて。
集まって。

食事を終えて。
お茶を飲みながら。
いつものことながら。
あーでもない。
こーでもない。

眠くなって。
勝手に横になって。
誰かの会話が子守唄。
ふと目をやると。
いつもの様にあちらでも。
いい心地で眠りに落ちている。
温かいな。
優しいな。

そんな。
情景が。
温かな。
空気が。
優しい。
時が。
あることが。

普通なことで。

いつも。
そこには。
温かな。
音楽が。歌声が。
聴こえている様で。

その。
普通なこと。
でも。
特別なこと。
いま。
叶わなくなって。
そう。
今更。
普通、でも特別。
そうなんだ。
そうだったんだと。

でも。
ここでは。
胸の内では。
胸の奥では。
あの音楽が。
あの歌声が。
流れてる。

だから。
また。
その特別なことを。
いつか普通にと。
声には出さずに。
思ってる。
思ってるんだ。



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