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2011/04/13 Wed *来年も再来年も、五年後も / Freddie Mercury And Montserrat Caballé

20110413barcelona


今年も。
また。
この坂の。
この桜の下で。
花を愛で。
風に舞う。
花びらを。
手に受けて。

今年も。
また。
会えたね。
待っててくれたね。
この桜の下で。
穏やかに。
静かに。
季節を。
春を。
感じている。

もう。
何年。
三年。
いや。
五年。

この桜の下で。
過ごす。
このひと時を。
これからもと。
その。
ささやかな。
願いは。
叶うのだろうかと。

『Barcelona』'88年リリース。
フレディ・マーキュリーが憧れのオペラ歌手モンセラ・カバリエとの共演を実現させたアルバム。
確かにクイーンにおいてもフレディの華麗で壮大な世界を追求する志向や姿勢は明らかでしたが。
いくら憧れ、理想とは言え。まさか本物のオペラ歌手、ディーヴァであるカバリエと共演までしてしまうとは。
しかも堂々と互角に渡り合っているのですから。まったくもって驚くしかなかったのですが。
レコーディングに現れたカバリエを目の前にして、子供の様にはしゃいで興奮していたとかの話を聞くと。
本当に好きだった、本当に嬉しかったんだろうなと。夢が現実になって、その歌声にも一層力がこもってるなと。
カバリエを相手にして。臆することなく堂々と歌ってみせる。その心意気、その実力。やはり只者ではないと。
バルセロナ・オリンピックのテーマ曲ともなったタイトル曲がやはり一番の力作ではありますが。
(故にオリンピックの前年に亡くなってしまったことは、本当に残念でならないのですが)
日本語で歌われる歌詞が印象的な、フレディの日本への一方ならぬ想いを感じさせる「La Japonaise」が。
その存在が。いまとても心に残ったりもするのです。フレディも愛してくれた、この日本はどうなってしまうのかと。
そして。フレディの歌声を耳にする度に。失ってはいけないものが、この世にはあるんだと。
そんなことを思わせられたりもしてしまうのです。この歌声はやはり唯一無比だものなと。しみじみと。

今年も。
また。
この坂の。
この桜の下で。
花を愛で。
花霞の向こう。
輝く半月を。
仰ぎ見て。

来年も。
また。
会えるよね。
待っててくれるよね。
この桜の下で。
穏やかに。
静かに。
季節を。
春を。
感じたいんだ。

そう。
来年も。
再来年も。
いや。
五年後も。
その先も。

この桜の下で。
過ごす。
このひと時を。
これからもと。
その。
強い。
思いは。
届くのだろうかと。

失っても。
気づかないもの。
思いだしもしないもの。
忘れてしまうもの。
そんなものも。
確かにある。

でも。
失ってはいけないもの。
絶対に。
何があっても。
失ってはいけないものも。
確かにある。

巡りゆく季節。
愛でる心。
感じる思い。
その一時。
それが。
普通にあること。
それが。
特別ではないこと。

それが。
来年も。
再来年も。
五年後も。
その先も。
続いていくこと。

失わないでいられるかな。
失わないでいたいんだ。



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