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2011年4月

2011/04/21 Thu *特効薬 / The Doobie Brothers

20110421cycles


あんな時も。
こんな時も。
どんな時も。

結局は。
とどのつまりは。
こいつさえあれば。
なんとかなる。
大丈夫。

そんな。
信じられる。
便りになる。
かかりつけの。
名医がいて。
何にでも効きそうな。
薬がある。

『Cycles』'89年リリース。
トム・ジョンストンとパット・シモンズを中心に初期のメンバーで再結成されたドゥービー・ブラザーズ。
オリジナル・アルバムとしては9年振り・・・いや実に14年振りとも言える復活第1弾となったアルバム。
A面1曲目の「The Doctor」だけで。そのイントロだけで。あのドゥービー・ブラザーズが帰って来たんだと。
もう。それだけで。もろ手を挙げて快哉を叫びたくなる様なアルバムでした。だってねぇ、そりゃそうでしょうと。
あのワイルドに、ソウルフルに、ドライブする、ロックンロールするドゥービー・ブラザーズが帰還したんですから。
まぁ、そもそもはトムの体調不良が原因とは言え。あのマイケル・マクドナルドがねぇ、加入した途端に。
なんとも中途半端で軟弱なAORバンドに成り下がって。心あるロック・ファンがどんだけ嘆いたことかと。
だから終にはトムが脱退して解散に至っても。あぁ、そんなもんだろうなと。特に感傷的にもならなかったけど。
トムが主導して復活して。でも半信半疑だったのが。このサウンド、このアルバムでしたから。そら見たことかと。
ドゥービー・ブラザーズはツイン・ドラムスの豪快なノリとトムとパッとのギター・リフが命、総てなんだよと。
言ってしまえば総てが「Long Train Runnin'」で「China Grove」なんですけどね(笑)。それでいいんだよと。
この爽快で痛快で。何もかもぶっ飛ばして、元気を快感を与えてくれるのがドゥービー・ブラザーズなんだよと。
マイケルがいないドゥービー・ブラザーズは何でも治してくれそうな名医で特効薬だったりするのです。
いささかいい加減で如何わしそうではあるんですけどね。でもだからこそ効くってものもありますから!

あんな時も。
こんな時も。
どんな時も。

なんか変だなとか。
なんか違うよなとか。
なんかやっちまったかなとか。
やっぱりこんなもんかなとか。

立ち止まってしまったり。
迷ってしまったり。
踏み外してしまったり。
蹲ってしまいそうになったり。

そんな時も。
稀にある。
偶にある。
時にある。
割とある。

あるんだな。
あるんだけど。

結局は。
とどのつまりは。
こいつさえあれば。
なんとかなる。
大丈夫。

そんな。
信じられる。
便りになる。
かかりつけの。
名医がいて。
何にでも効きそうな。
薬がある。

ほら。
何処かから聴こえてくる。
ほら。
また口ずさんでいる。

Music Is The Doctor, Music Is The Doctor Of My Soul~♪

音楽に勝る特効薬無し。
良薬耳に体に心に心地良し!



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2011/04/20 Wed *見えるかな、見てるかな / Cyndi Lauper

20110420truecolors


見えると。
思ってた。
見えてると。
思ってた。

なのに。
ふと。
それが。
不安になり。
不確かになり。

違うかも。
違ってたかも。
実は。
何も。
見えてない。
見えてなかった。

そう感じられて。
辺りから。
色も音も。
匂いも。
退いていく。
消えていく。

『True Colors』'86年リリース。
シンディ・ローパーの2ndアルバム。
長い下積み生活を経て、紆余曲折の末でブレイクしたシンディ。
その前作『She's So Unusual』はポップでキャッチーで、カラフルで。
それがシンディの魅力でもあるわけですが。世に出る為に止む無くやった面もあった様で。
ようやく自由を手にして、時間をかけて創られたこのアルバムこそがシンディの望むものだったと。
よりシンディならではの色、音、匂い。その個性や思いが反映されたものだった様です。
故にか。前作ほどのセールスには結び付かず。商業的にはこれ以降地味になっていくシンディですが。
それ故に。そのシンディの思いや個性。優しさと強さ。自他問わずに、自由であることへの強い意志。
それが強く胸を打つし、それがあるから。今も自分の足で着実に歩んでいるのだろうなと思うのです。
タイトル・ナンバー、そして「What's Going On」に流れる静かで熱い思いの強さが好きです。
ただ。あまりに’80年代なサウンドが時に安っぽくて。それだけはどうしても馴染めませんが(苦笑)。

ちゃんと。
見てるのかな。
惑わされずに。
見てたかな。

そう。
思ってた。
思い込んでた。
それだけじゃ。
なかったのかな。

いつの間にか。
視点も視線も。
固まってしまって。
何もかも。
同じにしか見えてない。
違いが見えてなかった。

そう感じられて。
辺りから。
色も音も。
匂いも。
退いていく。
消えていく。

もう一度。
見えるかな。
見てるかな。

自分の目を持とう。
自分の目を信じよう。
自分の目で見てみよう。
だから。
自分の目以外も思おう。
自分の目以外も感じよう。
自分の目以外も信じよう。

もう一度。
見えるかな。
見てみるかな。

自分の。
誰かの。
色や音や。
匂いを。
呼び戻そう。



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2011/04/17 Sun *こんな午後は/ Ronnie Barron

20110417ronniebarron


こんな午後は。

陽射しの温かい。
空気も澄んで見える。
何よりも。
2人の時間が。
ゆっくりと。
並んで過ぎていく。
こんな午後は。

慌てず。
焦らず。
騒がず。
のんびりと。
ゆっくりと。

久し振りの。
道を。
街角を。
寄り道しながら。
散歩でもして。

なんだか。
そんな時間だから。
そんな歩調だから。
ゆらゆらと。
ふわふわと。
なんだか。
あの空へと。

『Reverend Ether』'71年リリース。
ニューオーリンズ出身のピアニスト、ヴォーカリストであるロニー・バロン。
“ドクター・ジョン”になるかも知れなかった男として知られるそんなロニーの1stアルバム。
そうマック・レベナックはロニーの腕を見込んで、ロニーにブードゥー教の妖しい司祭への変身を依頼したとか。
けれどもロニーは辞退して。それでマック自らが変身することによって“ドクター・ジョン”が誕生したと。
今となってはマック以外の“ドクター・ジョン”なんて考えられないですけどね。そんな話もあったんだと。
確かにピアノもヴォーカルも上手いし。ありかなとも思いますが。やっぱりちょっと違うかな。
マックが惚れ込んだというそのヴォーカルが、美声で爽やかで心地良くて・・・妖しくはなれそうにもなくて。
その辺り、ロニーは自分のこともマックのこともよく判っていたのかもしれません。
そう。その美声、その爽やかさ、その心地良さこそがロニーの持ち味で魅力で。
このアルバムでもピアノは転がるし、リズムはうねるしで。実にニューオーリンズでご機嫌で。
それだけでも堪らないのに。そこへロニーの歌声が加われば。もうそれこそ天にも上らんかってくらいで。
身も心も。ゆらゆらと揺れだして。ふわふわと浮かんで漂っていこうかってものだったりします。
アルバム・タイトルはロニーの通り名でもあった様ですが。日本語に訳すと天空の守護者ってな感じでしょうか。
そんなロニーに、そのサウンドに、ピアノに、ヴォーカルに身を任せて。あの空へと向かうのも悪くないかなと。

こんな午後は。

陽射しの温かい。
空気も澄んで見える。
何よりも。
2人の時間が。
ゆっくりと。
並んで過ぎていく。
こんな午後は。

慌てず。
焦らず。
騒がず。
のんびりと。
ゆっくりと。

久し振りの。
道を。
街角を。
寄り道しながら。
散歩でもして。

なんだか。
そんな時間だから。
そんな歩調だから。
ゆらゆらと。
ふわふわと。
なんだか。
あの空へと。

こんな午後は。

のんびりと。
ゆっくりと。
そんな時間に。
そんな歩調に。
そんな思いに。
身を任せて。
ゆらゆらと揺れながら。
ふわふわと漂いながら。
あの空へと。
上ってみるのも。
向かってみるのも。
悪くはない。

こんな午後は。



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2011/04/16 Sat *どうぞこのまま / Jesse Ed Davis

20110416keepmecomin


そう。
このままで。
ずっと。
このままで。
いかせてくれないか。
いさせてくれないか。

そう。
このままで。
ずっと。
このままで。
いきたいんだ。
いたいんだ。

朝も。
昼も。
夜も。
このままで。
この。
蕩ける様な。
包み込まれる様な。
幸福の中に。
いられるならば。
他にはなにもいらない。

どうぞこのまま。

『Keep Me Comin'』'73年リリース。
ネイティヴ・アメリカンのギタリスト、ジェシ・エド・デイヴィスの3rdアルバムにしてラスト・アルバム。
スワンプ・ロックを代表するギタリストで、スライド・ギターの名手としても知られていたジェシです。
タジ・マハールやレオン・ラッセル、ジョン・レノンにジョージ・ハリスン、ロッド・スチュワートなどなど。
名立たる面々のアルバムに参して。幾多の名演でその魅力的なギターを耳にすることができます。
そんなジェシのソロ・アルバムとしては『Jesse Davis』『Ululu』が名作として知られていますが。
レコード会社を移籍して制作したこのアルバムもなかなかどうして負けず劣らず素晴らしいのです。
ルーズな味わいはそのままに。すこしだけタイトになって、そしてファンキーになった感もあって。
その具合がなんとも。まぁ、相変わらずに泥臭く、自然で、温かく。そしていい感じに艶っぽいなと。
初めてインストのナンバーが、それも4曲も収められていて。その塩梅も絶妙だなと。
とにもかくにも。どうぞこのままと。このまま、このギターに抱かれていたい、それだけでいいと。
そう思わせてくれる、そう感じさせてくれる。なんとも幸福感の漂うサウンド、ギター、堪りません。
セールス的には振るわなかったみたいで。その後はアルバムを制作する機会にも恵まれずに。
'88年に43歳の若さでオーバードーズで亡くなってしまったジェシ。今更ながら本当に惜しいなぁと思うのです。
ところで。このタイトルにジャケットのジェシの背後のピンナップ。セクシーと言うか、際どいと言うか(苦笑)。

そう。
このままで。
ずっと。
このままで。
いかせてほしいんだ。
いさせてほしいんだ。

そう。
このままで。
ずっと。
このままで。
いくことにしたんだ。
いることにしたんだ。

朝だろうと。
昼だろうと。
夜だろうと。
このままで。
この。
温かな。
溢れる様な。
幸せに。
抱かれるならば。
それだけでいい。
他にはなにもいらない。

どうぞこのまま。

そう。
このままで。
ずっと。
このままで。
いかせてくれないか。
いさせてくれないか。

そうなんだ。
ちょっとばかり。
二日酔で。
ちょっとばかり。
寝不足なんだ。
だから。
寝かせておいてくれないか。

どうぞこのまま・・・



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2011/04/15 Fri *源泉 / The Fabulous Thunderbirds

20110415powerfulstuff


それが。
何かは。
解らない。

それが。
何故だかも。
解らない。

何で。
そうなのかも。
何故。
そうなるのかも。
解らない。

目には見えない。
言葉にもできない。
それでもいい。
それだからいい。

それでも。
そこにある何か。
その間に流れる何か。
それが。
間違いなく。
源泉になっている。

『Powerful Stuff』'89年リリース。
ジミー・ヴォーンとキム・ウィルソンが中心となって結成されたファビュラス・サンダーバーズ。
ジミーのギターとキムのヴォーカルとハープのコンビネーションが実に小粋でカッコ良くて。
そして。小粋なんだけど、なんともその。いなたくて、しかも。やさぐれていると言う。
その、いなたさとやさぐれ具合が実に絶妙と言うか、いい塩梅で。この感じはなかなか出せないよなと。
その、醸し出す加減が。その筋が(どの筋?)が好きな人には堪らなく魅力的なのです。
ただ。いなたくて、やさぐれて、ですからね。万人受けはしなくて。玄人受けの範囲に止まってしまって。
ジミーの実弟である、スティーヴィー・レイ・ヴォーンほどには売れなかったりしたのですが。
そんなことなど関係ないぜって。そんな台詞が聞こえてきそうな心意気をも感じさせるところもいいなと。
アルバムをしめるラストの曲が、スリム・ハーポの「Rainin' In My Heart」の緩~いカヴァーだったりして。
敢えてそんな選曲をしてるんだろうなと。決め過ぎないカッコ良さを解ってるよなと。
ジミーとキムだけでなく。4人のメンバーの間にながれる漠然とした何か(Stuff)は強力だったんだなと。
それが絆なのかどうかは解りませんが。実に絶妙で、いい塩梅で。それが、それこそが。
ファビュラス・サンダーバーズの奏でるご機嫌なロックンロールの源泉だったんだろうなと思うのです。

これが。
何かは。
解らない。

これが。
何故だかも。
解らない。

何で。
こうなのかも。
何故。
こうなるのかも。
解らない。

目には見えない様で。
言葉にもできない様で。
ここにあることは。
それだけは。
解っている。
感じている。

それだから。
ここにある何か。
この間に流れる何か。
それが。
間違いなく。
源泉になっている。

それだけは。
一人一人が。
皆が。
解っている。
感じている。
ここにいる。
四人。
その一人一人の存在が。
間に流れるものが。
絶妙で、いい塩梅のものが。
間違いなく。
源泉になっている。

だから。
頑張れる。
楽しめる。

強力な何か(Stuff)が。
力強い仲間(Staff)を。
連れてきた。与えてくれた。
集まった。

そんな思いを。
そっと抱きしめながら。
杯を重ねた夜でした(笑)。



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2011/04/14 Thu *どや顔 / Johnny Winter

20110414saintsandsinners


どんなもんだい。
どうだ。まいったか。

そうさ。
そうだよね。
まったくさ。
まいるよね。
敵わないよね。

その存在を知って。
そのギターに魅せられて。
もう三十年以上。

あの幻に終わった。
来日中止から。
泣く泣くチケット払い戻してから。
そう。二十一年。

待ってたんだ。
待ちわびてたんだ。
やっと会えた。
やっと聴けた。
その雄姿。
そのギター。

どんなもんだい。
どうだ。まいったか。

『Saints And Sinners』'74年リリース。
前作である『Still Alive And Well』に続くジョニー・ウィンターの復活第2弾となるアルバム。
その前作の好評を受けて引き続きリック・デリンジャーがプロデュース、全面的に参加しています。
エドガー・ウィンター・グループをバックに従えたナンバーもあったりして。派手に豪快にぶっ飛ばすジョニーです。
自らの手によるオリジナル・ナンバーではファンキーだったり、スロー・バラードでしっとりさせたりしつつ。
チャック・ベリーもあれば、ストーンズもあれば、ヴァン・モリソンまでもあったりと、カヴァーも多様で。
ややもするととっ散らかりそうなのですが。そのいずれをもジョニーならではの強引さ、豪快さできめていて。
特にラリー・ウィリアムスの「Bony Moronie」のカッコ良さは他に並ぶものがなかったりします。
オリジナルだろうが、カヴァーだろうが。ロックンロールだろうが、ハード・ロックだろうが、ファンクだろうが。
そしてバラードだろうが。勿論ブルースであろうが。どれも容赦無し、遠慮無し。一切の手抜き無し。
全部まとめて。ジョニーが弾いた瞬間に。一切合切、総てがジョニー・ウィンター印になってしまうのです。
この心決めた時の思いきりの良さ、力技の凄さ。これだからジョニーに魅せられてしまうのです。
その足跡を思うと。多分にナイーブな面もあるんだろうなと思いつつ。それでも己を信じて。
どんなもんだい、どうだ、まいったかと。ぶちかましてくれるジョニーが好きなのです。
この一見不気味なジャケットのジョニー。そう思って見ると、なんだかね、どや顔にも見えてくるから不思議です。

どんなもんだい。
どうだ。まいったか。

そうさ。
そうだよね。
まったくさ。
まいるよね。
敵わないよね。

その存在を知って。
そのギターに魅せられて。
もう三十年以上。

あの幻に終わった。
来日中止から。
泣く泣くチケット払い戻してから。
そう。二十一年。

待ってたんだ。
待ちわびてたんだ。
やっと会えた。
やっと聴けた。
その雄姿。
そのギター。

どんなもんだい。
どうだ。まいったか。

足元が覚束なくて。
座ったままでしか演奏できなくて。
でも。そんなこと。
関係ない。
ギターを手にするだけで。
ギターを弾くだけで。
それでけで。
あの『Live』の。
あの『Captured Live!』の。
ジョニーが、ジョニー・ウィンターがそこにいる。
熱く、激しく、狂おしいジョニーのギター。
全身に浴びながら。
その事実に狂喜する。

どんなもんだい。
どうだ。まいったか。

満足そうな。
ジョニーの顔がそう言っている。
燃え上がる。
ジョニーのギターがそう言っている。
どや顔のジョニー。

そうさ。
そうだよね。
まったくさ。
まいるよね。
敵わないよね。

ほら見ろ。
だから言ったんだ。
ジョニーは凄いって。
観なきゃ、浴びなきゃ。
後悔するぜって。

興奮冷めやらぬ。
帰り道。
思いだしては。
ニコニコ。ワクワク。
そして。
どや顔の自分でした(笑)。

ジョニー・ウィンター、奇跡の初来日公演。
最高でした!
また、待ってるぜ、ジョニー!



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2011/04/13 Wed *来年も再来年も、五年後も / Freddie Mercury And Montserrat Caballé

20110413barcelona


今年も。
また。
この坂の。
この桜の下で。
花を愛で。
風に舞う。
花びらを。
手に受けて。

今年も。
また。
会えたね。
待っててくれたね。
この桜の下で。
穏やかに。
静かに。
季節を。
春を。
感じている。

もう。
何年。
三年。
いや。
五年。

この桜の下で。
過ごす。
このひと時を。
これからもと。
その。
ささやかな。
願いは。
叶うのだろうかと。

『Barcelona』'88年リリース。
フレディ・マーキュリーが憧れのオペラ歌手モンセラ・カバリエとの共演を実現させたアルバム。
確かにクイーンにおいてもフレディの華麗で壮大な世界を追求する志向や姿勢は明らかでしたが。
いくら憧れ、理想とは言え。まさか本物のオペラ歌手、ディーヴァであるカバリエと共演までしてしまうとは。
しかも堂々と互角に渡り合っているのですから。まったくもって驚くしかなかったのですが。
レコーディングに現れたカバリエを目の前にして、子供の様にはしゃいで興奮していたとかの話を聞くと。
本当に好きだった、本当に嬉しかったんだろうなと。夢が現実になって、その歌声にも一層力がこもってるなと。
カバリエを相手にして。臆することなく堂々と歌ってみせる。その心意気、その実力。やはり只者ではないと。
バルセロナ・オリンピックのテーマ曲ともなったタイトル曲がやはり一番の力作ではありますが。
(故にオリンピックの前年に亡くなってしまったことは、本当に残念でならないのですが)
日本語で歌われる歌詞が印象的な、フレディの日本への一方ならぬ想いを感じさせる「La Japonaise」が。
その存在が。いまとても心に残ったりもするのです。フレディも愛してくれた、この日本はどうなってしまうのかと。
そして。フレディの歌声を耳にする度に。失ってはいけないものが、この世にはあるんだと。
そんなことを思わせられたりもしてしまうのです。この歌声はやはり唯一無比だものなと。しみじみと。

今年も。
また。
この坂の。
この桜の下で。
花を愛で。
花霞の向こう。
輝く半月を。
仰ぎ見て。

来年も。
また。
会えるよね。
待っててくれるよね。
この桜の下で。
穏やかに。
静かに。
季節を。
春を。
感じたいんだ。

そう。
来年も。
再来年も。
いや。
五年後も。
その先も。

この桜の下で。
過ごす。
このひと時を。
これからもと。
その。
強い。
思いは。
届くのだろうかと。

失っても。
気づかないもの。
思いだしもしないもの。
忘れてしまうもの。
そんなものも。
確かにある。

でも。
失ってはいけないもの。
絶対に。
何があっても。
失ってはいけないものも。
確かにある。

巡りゆく季節。
愛でる心。
感じる思い。
その一時。
それが。
普通にあること。
それが。
特別ではないこと。

それが。
来年も。
再来年も。
五年後も。
その先も。
続いていくこと。

失わないでいられるかな。
失わないでいたいんだ。



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2011/04/11 Mon *霧のち晴れ / Foghat

20110411foghat


もやもや。
ぼんやり。
スッキリしていいはずが。
スッキリしないままで。
どうしたものかと。

何でなんだろうと。
考えても。
わからなくて。
そもそも。
考えるほどの。
理由も見当たらず。

ただ。
漠然と。
釈然としないだけ。
何がどうしてとか。
何がこうだからとか。
そんなものもない様で。

どうにも。
こうにも。
霧の中。

『Foghat』'72年リリース。
御機嫌でハードなブギーを聴かせてくれるフォガット。
サヴォイ・ブラウンを脱退したメンバーが核となって結成されたそのフォガットの1stアルバム。
英国のバンドであるフォガットですが契約したのは米国のベアズヴィルだったりします。
当然、米国の市場を意識して。サヴォイ・ブラウンでは叶わなかったブルースの枠をはみ出してよりハードにと。
その狙いは成功していて。パワー・アップして疾走感も増したそのサウンドがなんとも堪らないのです。
堪らないのですが、それでもベースにはきっちりとブルースがあって。それが実は肝だったりします。
冒頭の「I Just Want To Make Love To You」なんてのも。思いっきりハードですが、思いっきりブルースで。
その絶妙なハード・ロックとブルース・ロックの融合、そして爆発こそがフォガットなんだなと。
その為にブルースの枠から一歩踏み出して、はみ出してみせる必要があったんだなと。納得してしまうのです。
それが、ブルース一途のキム・シモンズには解らなくて。そこがサヴォイ・ブラウンの限界で。
ロンサム・デイヴ達はそこに見切りをつけて、先へ進む為にフォガットを結成したんだなと。わかってしまうのです。
まぁ、その拘ってしまうシモンズも、サヴォイ・ブラウンも好きなんですけどね。それはそれでありだなと。
で、見切って、吹っ切れたからこそのフォガットなので。そこは迷いなくスカッとハードなブギーが炸裂してると。
フォガット、フォグハット、霧の帽子なんて奇妙なバンド名はロンサム・デイヴの造語らしいのですが。
霧とかとは無縁なストレートで晴れ晴れとしたサウンドが最大の魅力となったわけで。それも面白いなと。

もやもや。
ぼんやり。
スッキリしていいはずが。
スッキリしないままで。
どうしようもないなと。

こんな時は。
何でなんだろうなどと考えず。
わからないならわからないで。
そもそも。
大したことでもないんだと。
理由など探すのも止めにして。

もう。
漠然としたものなど。
釈然としないことなど。
どうでもいいし。
なるようになるし。
そもそも。
そんなもの。
一晩寝たら。
朝が来たら。
忘れているしと。

どうでも。
こうでも。
ありゃしないと。
見切って。
吹っ切って。
単純に。
真直ぐに。
感じるままに。
おもむくままに。
任せてしまえば。
そうすれば。

ほら。
見たことか。
見えてきた。

霧のち晴れ。
とりあえず。



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2011/04/10 Sun *おじちゃんでいられて / Rod Stewart

20110410anoldraincoat


自分のことしか。
考えていないし。
自分のことが。
一番だし。
自分の感情を。
最優先するし。

自分が。
どうしたいか。
なにをしたいか。
気持ちがいいか。
そんなことしか。
考えてない。
そんなことでしか。
動いていない。

だから。
誰かが。
無条件で。
受け入れてくれるとか。
信じてくれるとか。
好きになってくれるとか。
想像したこともなかった。

だって。
自分が。
無条件で。
受け入れたり。
信じたり。
好きになったり。
できなかったから。

『An Old Raincoat Won't Ever Let You Down』'70年リリース。
ロッド・スチュワートの1stソロ・アルバムの英国盤。
米国では『Rod Stewart Album』のタイトルで'69年にリリースされていましたが。
やはり、その内容をも伝えているかのこのキーフのジャケットに包まれているのがしっくりくるかなと。
アコギで奏でられる印象的なイントロに導かれた「Street Fighting Man」のカヴァーから始まるこのアルバム。
ロン・ウッド、イアン・マクレガン、ミッキー・ウォーラー、マーティン・クイッテントンと。
この後も中核となるメンバーが既に参加していて。ソロ活動の基本、方向性は既に固まっていたんだろうなと。
大西洋を渡る前のロッド、R&Bだけでなく英国の香りをも身に纏い色濃く漂わせていたロッドの。
その原点は間違いなくこのアルバムにあるんだなと。そのことがしみじみと感じられるアルバムです。
後のスーパー・スターとしてのロッドからは想像し難いほど、派手さの欠片もないのですが。
そのモノクロームとも言える世界の中から聴こえてくるロッドの真摯な歌声が胸に響きます。
この真摯な、真っ直ぐな歌声。そこだけに収まらなかったからこそのロッドですが。ここでの歌声が。
その歌に対する姿勢、思いが根底にあるからこそのロッドだとも思わせてくれる、その思いを強くさせられもして。
そこに英国のフォーク、トラッドからの影響の強さもあったんだろうなと考えると。
尚更に、このあまりにも英国的なジャケットも含めてこのアルバムが愛しく感じられたりもするのです。
孫とおじいちゃん、姪や甥とおじちゃん、それとも・・・とにかく。この漂う雰囲気が好きなのです。

自分のことしか。
考えていないし。
自分のことが。
一番だし。
自分の感情を。
最優先するし。

自分が。
どうしたいか。
なにをしたいか。
気持ちがいいか。
そんなことしか。
考えてない。
そんなことでしか。
動いていない。

そんな。
自分を。
無条件で。
受け入れてくれて。
信じてくれて。
好きになってくれて。
おいおいほんとにいいのかよと。
心のどこかで思いつつも。
そのことが。
こんなにも嬉しいなんて。

だから。
自分も。
無条件で。
受け入れて。
信じて。
大好きで。
できることは。
なんでもしてやろうかななんて。
柄でもないのは重々承知で。
笑っちゃうんだけど。

つないだ手の温かさ。
握り返してくる思い。
抱きついてくる重み。
受け止められることへの信頼。
無償の笑顔。
電話越しのはにかみ、喜び。
それだけで。
思いだされる。目に浮かぶ。
それだけでいい。

入学祝。
進級祝。
喜んでくれたなら。
それだけでいい。

三人きょうだい。
三人の姪っ子、甥っ子。
伯父馬鹿でいい。
三人の。
おじちゃんでいられて。
それだけでいい。
いいんだなぁ(笑)。



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2011/04/09 Sat *おじいちゃんになるんだね / The Rolling Stones

20110409blackandblue


また。
この季節だ。
この日だ。
巡るんだな。

あの年は。
あの日は。
桜が綺麗だったな。
今年も。
変わらずに桜は咲いてる。
そして散っていくんだな。

あの年から。
あの日から。
桜には。
また一つ。
特別な思いを。
抱くようになってしまったんだ。

もう五年。
まだ五年。
なぁ。
降りてこないか。
せっかくだからさ。
一杯やらないか。

『Black And Blue』'76年リリース。
ロン・ウッドを新メンバーに迎えたローリング・ストーンズのアルバム。
もっともご存知の様にミック・テイラーの後任を探す“グレート・ギタリスト・ハント”をしながら録音されたので。
ロン以外にもハーヴィ・マンデルとウェイン・パーキンスが参加しているナンバーもあったりします。
キースは最初からロンに決めてたなんて話もありますが。実はロンは長い間パート・タイム契約だったりもして。
実際のところどうだったんでしょうね。ジェフ・ベックやロリー・ギャラガー、ロイ・ブキャナン(!)も候補だっとか。
テイラーとロンでは同じギタリストでも持ち味が異なるので当然とは言え。新しいコンビネーションを。
新しいうねりを生み出しているのがこのアルバムの、ストーンズの凄いところだなと。ここまでやるかと。
数あるストーンズのアルバムの中でもここまでファンキーなのはそうそう無いだろうなと。
そこらはロンや、ビリー・プレストンが持ち込んだものでもあるのでしょうが。それを消化してしまう強さがあるなと。
「Hot Stuff」や「Hey,Negrita」「Merody」を聴いて腰にこなきゃ嘘でしょうと。このうねり方、弾け方が堪らないなと。
だからこそ対照的なバラード、「Memory Motel」や「Fool To Cry」の甘い切なさが胸に募るんだよなと。
この強靭さと、懐の深さがあるからこそ。ストーンズはいまも転がり続けているんだろうなと思うのです。

なんて。偉そうなこと書いてますが。5年前に亡くなった友人がこのアルバムが大好きで。
あんまり好きだ、好きだ、いいんだよねぇ~と言うもんだから。実はそれまであまり好きじゃなったんですけどね。
そこまで言うなら、せっかくだからねぇと聴き込んでみるかと。しぶしぶ(?)繰り返し聴いているうちに。
ある日、突然に。ほんと突然に。あぁ、いいなと。これも俺が好きなストーンズだよと。遅いってね(苦笑)。
まぁ、その後はですね。なかなか思い切らないと針を落とせないアルバムになってしまいましたが・・・
でも。たぶん、いや絶対に。これからも聴き続けていくでしょう。じゃないとね。届けてあげないとね。

また。
この季節だ。
この日だ。
続いて、繋がっていくんだな。

あの年の。
あの日の。
桜を見せたかったな。
今年も。
変わらずに咲いてる桜を。
一緒に見れたらななんてさ。
思ったりするんだな。

あの年から。
あの日から。
特別な思いで。
見てるんだけど。
あまりに綺麗でさ。
一瞬忘れちゃうんだよな。
直ぐに思いだすんだけど。

もう五年。
まだ五年。
なぁ。
降りてこないか。
せっかくだからさ。
一杯やらないか。

今年は。
献杯だけじゃなく。
おめでたい話もあるんだし。
そうだろう。
知ってるんだぜ。

おじいちゃんになるんだね。

良かったね。
生命が。
思いが。
巡っていくね。
続いていくね。
繋がっていくね。

あの娘が。
ストーンズ観に来たお父さんに。
無理やりにロンドンに連れてこられたあの娘が。
ホテルに一人でほっておかれたあの娘が。
それでも。それがきっかけで。
広い世界に目を向けた、羽ばたいたあの娘が。

あの娘が。
お父さんが行けなかったストーンズのライブを。
お父さんのベロTを着て代わりに、一緒に観に来たあの娘が。
お父さんの思いを最後まで俺たちに伝えてくれたあの娘が。
お父さんの思いを継いで海を越えていったあの娘が。

母親になるんだね。

良かったね。
生命が。
思いが。
巡っていくね。
続いていくね。
繋がっていくね。

おじいちゃんになるんだね。

あのさ。
今まで言わなかったけど。
ちょっと羨ましかったんだよ。
あんないい娘の父親だなんてさ。
だからさ。
なんだかさ、俺も嬉しいんだ。
だからさ。
なぁ。
降りてこないか。
せっかくだからさ。
一杯やらないか。

せっかくだからねぇ~。

師匠。
おめでとう。



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2011/04/08 Fri *小さな一歩だが / David Bowie

20110408ziggystardust


この一歩は。
今は。
小さな一歩だが。
やがて。
大きな一歩になる・・・

なるだろう。
なるかもしれない。
なるように。
なったらいいな。
なったらいいよね。

そうさ。
今まで。
誰も思いつかなかった。
誰も考えもしなかった。
誰もやろうとしなかった。
そんなことの。
初めての一歩。
であることは確かなのだから。

目標は。
夢は。
大きく。
志は。
高く。

『The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars』'72年リリース。
邦題が『屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群』だったデヴィッド・ボウイのアルバム。
何のことだかよく判らない邦題ですが、ボウイのコンセプトも解らぬまま直訳してしまったんでしょうか。
まぁ、宇宙人ジギー・スターダストがスパイダース・フロム・マースを率いて滅亡寸前の地球に降り立って。
ロック・スターとなって人々に希望を与えるものの、自己陶酔し、酒、薬、女に溺れて没落していく・・・
そんな荒唐無稽なコンセプトが情報も乏しい当時としては正しく伝わるわけも無かったのでしょうが。
ハッキリ言って。それまでいまひとつパッとしなかったボウイにとってはこの壮大な仕掛けがどうしても必要で。
この大博打、のるかそるかの大勝負だったんじゃないかなと。なんたって宇宙人になっちゃったわけですから。
結果はご存じの通り。ギンギラギの、異世界からやって来た虚構のスター、ジギーは熱狂的な支持を得て。
サウンドとビジュアル、ストーリ―と。自らの持つ総てを動員して妖しく、危うく、魅力的な世界を構築してみせた。
ボウイの一世一代の大芝居は大成功を収めて、一躍ボウイはグラム・ロックの、時代の寵児となったのでした。
そんな背景を抜きにしても。総てのナンバーがカッコ良く、美しく。最高のロックンロールが楽しめるんですけどね。
やっぱり。このロックンロールをギンギラのスター、ジギーがやるところにどうしようもなく痺れてしまうのです。
ロンドンの街角の電話ボックスに降り立ったジギー、ボウイ。その小さな一歩は大きな一歩になったのです。
余談ですが10年程前。かってその電話ボックスがあったその街角に立って写真を撮ったことがありました・・・
そして。ボウイが凄いのはその歩みを止めずに。その後も変容し続け、今も新たな一歩を記し続ていることです。

この一歩は。
今は。
小さな一歩だが。
やがて。
大きな一歩になる・・・

なるだろう。
なるかもしれない。
なるように。
なったらいいな。
なったらいいよね。

だから。
今ここで。
満足なんかすることなく。
誰かの考えなど及びもしない。
誰もが足を踏み入れようとも思わない。
そんなところまで。
行ってみようとする初めての一歩。
その一歩を踏み出せる機会なのは確かなのだから。

目標は。
夢は。
大きく。
志は。
高く。

この。
小さな一歩を。
信じて。
小さな一歩に。
驕らずに。
歩み続けよう。
記し続けよう。

そうしたら。
もしかして。
ひょっとして。
そうしよう。

今は。
小さな一歩だが。
やがて。
大きな一歩になる。
なるんだな!



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2011/04/07 Thu *脱けだせ、駆けだせ・・・ / Thin Lizzy

20110407jailbreak_2


終わった。
とりあえず。
ひとまず。
さしむき。
終わった。

なんとか。
かんとか。
漕ぎつけた。
いろいろと。
あったし。
起きたし。

それでも。
基本的には。
毎日。
楽しみながら。
やってこれた。
笑いを忘れずに。
進んでこれた。

気になることもあるけれど。
課題も残ってはいるけれど。
とにかく。
続いていくことは。
先へと進むことは。
決まった。
決められた。

だから。
その日までは。
脱けだせ。
駆けだせ。
心と体を。
解き放て。

『Jailbreak』'76年リリース。
シン・リジィの6枚目のアルバムにして代表作。
ブライアン・ロバートソン、ロボとスコット・ゴーハムのツイン・リード・ギター体制での3枚目で。
その2本のギターの絡みあいとかが練れてきて、このアルバムでその完成をみたかなと。
ロボとゴーハムの息もぴったり合っていて。そこから生み出されるリフとハーモニーが素晴らしくて。
特にA面1曲目のタイトル曲と、B面1曲目の「The Boys Are Back In Town」のカッコ良さったらありません。
またフィル・リノットならではの美意識や哀感が反映されたメロディーの美しさも魅力的なのです。
ハードでカッコ良いサウンド、キャッチーで胸に迫るメロディー、そこから生まれるドラマチックな世界。
まさにそれこそがシン・リジィなのですが。その総てがこのアルバムでは高いレベルで完成されているなと。
そして故に。このアルバムに針を落とすと。無性に胸が高鳴って、ワクワク、ドキドキしてしまって。
武者震いなんかもしてしまって。さぁ、行こうぜ。脱けだそうぜ、駆けだそうぜと。そんな気分になるのです。
さぁ、カッコつけて、あのメロディーを口ずさみながら、心も体も軽く、繰り出していこうぜってね。
シン・リジィのオリジナル・アルバムの中では『Black Rose A Rock Legend』とこのアルバムが双璧かな。

やって来た。
待っていた。
この陽射し。
この陽気。
やって来た。

なんとなく。
遠慮がちでは。
あるけれど。
いろいろと。
あったから。
起きたから。

それでも。
この輝き。
この香り。
軽やかに。
優しげに。
今年も忘れずに。
春がやって来た。

心痛むことが多いけれど。
見えないもの。
言葉にできないもの。
あるけれど。
とにかく。
止まってはいられない。
続けていかなくちゃ。
繋げていかなくちゃ。
それならば。

そうさ。
今日。
この日。
やって来た。
春の中へ。
脱けだせ。
駆けだせ。
心と体を。
解き放て。

さぁ。
桜の木の下へ。
その咲き誇る下へ。
その。
強さを。
優しさを。
感じに行こう。

脱けだせ。
駆けだせ。
春の中へ。



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2011/04/06 Wed *こんにちは、はじめまして / Status Quo

20110406hello


こんにちは。
そして。
はじめまして。

顔合わせ。
少し緊張。
少し警戒。

手探りで。
胸の内を。
読みながら。
頭の中を。
のぞきながら。
少しずつ・・・

ええい。
面倒くさい。
まだるっこしい。

こんにちは。
そして。
はじめまして。

挨拶が済んだら。
もう。
仲間だろう。
率直に。
単刀直入に。
ぶっちゃけで。

『Hello!』'73年リリース。
ブギー一筋、ステイタス・クォーの6枚目にして初めて全英1位を獲得したアルバム。
前作の『Piledriver』でいよいよブギーに徹する心意気を表明したステイタス・クォーですが。
その本気度が本物であると証明してみせたのがこのアルバムかなと。もうひたすらブギーです。
下手な小細工など無用で。素直に。単刀直入に。余計なものは総て削ぎ落としてしまって。
研ぎ澄まされたサウンドとリズムがキレて刻んで弾んで。その心地良さと言ったら堪りませんぜと。
「Roll Over Lay Down」と「Caroline」と言った代表曲をそれぞれA面B面の1曲目に配していて。
針を落とした瞬間に。もう掴まれて、もう乗せられて。後は一気に一緒にヘッド・バンギングするだけです(笑)。
でもってブルースがその根底にあるので。そのメロディーにはちょっと哀愁が漂ったりもして。
それがまたくすぐられるのですが。それでいてポップでもあるので。ほんと聴いてて楽しいのです。
ぶっちゃけ。基本的にどのナンバーも同じと言えば同じで。金太郎飴みたいな感じもあるのですが。
それを言えばどのアルバムも基本的に同じだったりもして。その潔さがですね、いいんじゃないかと。
難しいことなんか考えずに。聴いてみりゃいいじゃん、頭振ってみればいいじゃん、ブギーすればいいじゃんと。
そうなんだよね。難しく考えたり、悩まないで。やってみれば、ぶつかってみればいいじゃんと。
なんかですね。そんな基本的で、大切なことを教えてくれる、思いださせてくれる、ステイタス・クォーなのです。

こんにちは。
そして。
はじめまして。

大丈夫かな。
少し緊張。
少し警戒。

手探りで。
胸の内を。
読みながら。
頭の中を。
のぞきながら。
少しずつ・・・

ええい。
面倒くさい。
まだるっこしい。

こんにちは。
そして。
はじめまして。

挨拶が済んだら。
もう。
仲間だろう。
率直に。
単刀直入に。
ぶっちゃけで。

話して。
聞いて。
語って。
後は。
先入観とか。
固定観念とか。
杞憂とか。
余計なものは。
削ぎ落として。
触って。
ぶつかって。
やってみれば。
もう。
それで。
それだけで。
進んでいけるだろう。
転がっていけるだろう。
それって。
心地良いよね。
楽しいよね。
わかったよね。

ようこそ。
こんにちは。
そして。
はじめまして。



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2011/04/03 Sun *風よ吹け吹け、風よ吹け / Peter Frampton

20110403windofchange


風は吹くもの。
時は流れるもの。
待っていれば。
きっと。
やがて。
吹いてくれる。
流れてくれる。
変わってくれる。

そうだね。
そうなんだけど。

ちょっと。
凪いでるかな。
澱んでるかな。
だったら。
動きだそう。
風を起こそう。
その風を。
捉まえて。
その風に。
乗って。

『Wind Of Change』'72年リリース。
ハンブル・パイを脱退したピーター・フランプトンの初めてのソロ・アルバム。
どんどんハードになっていくハンブル・パイに嫌気がさしてアコースティックなサウンドを志向したフランプトン。
なんてよく言われていますし。実際そんなイメージが定着していますが。ちょっと待ってくださいねと。
ハンブル・パイでの最後のアルバム、『Performance Rockin' The Fillmore』でも弾きまくってたし。
このアルバムでも結構ハードなギターを聴かせてくれてますよと。そんなに単純な話じゃないんじゃないのと。
あの「Jumpin' Jack Flash」のカヴァーを始めとした、そんなハードなナンバーがカッコ良かったりもするし。
勿論、アコースティックなナンバーのリリカルとすら言える美しさもフランプトンの魅力であるのは間違いないけど。
多分にそのルックス故に(最近は見る影もありませんが・・・)どうにも甘いイメージが先行してるんだろうけど。
意外に骨太なんじゃないかなフランプトンはと。そんなに軟じゃありませんよと、そのギターが語っている様です。
確かにソウルとかR&Bとかにはそれほど執着心はなくて。それよりはポップなメロディーを奏でたいと。
そんな志向はあったんだろうなと。だからスティーヴ・マリオットとは袂を別つしかなかったんだろうなと。
それにマリオットのあの個性の強さ。それに対抗する、引きずられない様にするのは並大抵じゃないしと。
そんなこんなで。変わりたかった、変えたかった。自分で風を起こして、風を捉まえて、風に乗って。
羽ばたきたかったんだろうなとは思います。商業的には『Frampton Comes Alive!』の驚異的なヒット迄は。
暫くは不遇の時代を過ごす訳ですが。ハードでポップでカッコよく。見事に羽ばたいたフランプトンがここにいます。

風は吹くもの。
時は流れるもの。
待っていれば。
きっと。
やがて。
吹いてくれる。
流れてくれる。
変わってくれる。

そうだね。
そうなんだけど。

ちょっと。
凪いでるかな。
澱んでるかな。
だったら。
動きだそう。
風を起こそう。
その風を。
捉まえて。
その風に。
乗って。

変わりたい。
変えたい。
変えなくちゃ。
もう。
そろそろ。
変わっていかなくちゃ。

もっと。
もっと。
風を起こそう。
その風を。
捉まえて。
その風に。
乗って。
羽ばたこう。
羽ばたいて。
飛んでいこう。

だから。
風よ吹け吹け、風よ吹け。



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2011/04/02 Sat *傷つく頃を過ぎても / John Cougar

20110402americanfool


夢みる頃を過ぎても。

親とか。
学校とか。
その街とか。

周囲に。
社会に。
世界に。
馴染めなくて。
ここにある。
現実を。
受け入れられなくて。
現実に。
受け入れられなくて。

いつも。
ここではない。
どこかを。
求めて。
夢みて。
夢の様なことばかり。
考えて。語って。
夢ばかりみてた。

『American Fool』'82年リリース。
ジョン・クーガーの5枚目のアルバムにして初めて商業的な成功を手にしたアルバム。
シングル・カットされた「Hurts So Good」「Jack & Diane」の2曲が全米チャートで首位に輝いています。
このアルバム、そして以降も聴くことのできるワイルドでシンプルなロックンロールがジョンの魅力ですが。
デビューした頃はマネージメントの意向でグラム・ロッカーとして化粧までさせられてたジョンです。
クーガーなる芸名もそのマネージメントの発案によるもので。ジョンにとっては不本意だった様で。
このアルバムの成功で自由を手にして。次作、『Uh-Huh』からはジョン・クーガー・メレンキャンプと改名して。
更に今では本名のジョン・メレンキャンプで活動しています。この意志の強さ、意固地さがジョンだなと。
誰にでもある、あった。夢をみながら、傷だらけになりながら彷徨い続けた日々、季節を歌うジョン。
その過ぎてしまった日々への憧憬、そこにある哀惜や切なさ、儚さがそのしゃがれた歌声が胸に募ります。
募りますが、それだけでなく。それだけに留まらず。今もどこかへと歩み続ける荒々しい強さがそこにあります。
その荒々しい強さがあるから。今も夢をみて、何かを傷つくほどに感じて、受け止めていけるのです。
だから。今聴くと。あまりにも真っ直ぐで青いかなと思いつつ。でもだからいいんだよなと思うのです。

傷つく頃を過ぎても。

親とか。
学校とか。
その街とか。

周囲が。
社会が。
世界が。
立ちはだかっている。
ここにある。
現実に。
蹴りを入れてやろうと。
現実を。
ぶっ壊してやろうと。

いつも。
ぶつかっては。
跳ね返されて。
踏みつけられて。
潰されて。
それでも諦められずに。
あがいて。もがいて。
傷だらけで転がり続けていた。

遠く離れて。
離れてしまって。
いつのまにか。
その日々の。
その頃の。
記憶さえも。
憧憬となり。
儚さや切なさが。
甘美なものに感じられもする。

だけど。
そうじゃない。
それだけじゃない。
その創られた。
記憶の中にだけ。
閉じ込めてはいけない。

まだ。
今も。
夢をみて。
傷つくほどに。
感じて。
受け止めて。
ぶつかって。
彷徨い続けていかなければ。
そうでなければ・・・

傷つく頃を過ぎても。



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2011/04/01 Fri *禁断症状 / Tom Petty And The Heartbreakers

20110401hardpromises


あぁ。
もう。
駄目だ。
駄目なんだ。

そう。
そうなんだ。
我慢。
我慢してきたけど。

もう。
もうさ。
限界なんだ。
これ以上は。
無理なんだ。

この。
渇きを満たすには。
この震えを鎮めるには。
表れた。
禁断症状を抑えるには。

もう。
あれしかないんだ。
もう。
行くしかないんだ。

『Hard Promises』'81年リリース。
前作『Damn The Torpedoes』でブレイクしたトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの4thアルバム。
基本的にはその『Damn The Torpedoes』と同じくシンプルでキャッチーなロックンロールが中心なのですが。
売れたからと言って。そのまま調子に乗って、いい気にならないところがトムらしさ、トムの良さでもあるのですが。
ロックンロールと同じくらいにミディアムやスローのナンバーも収められていて。ただ突っ走るだけじゃないんだと。
こんなこともできるんだぜと。別の顔をものぞかせて。ちょっとばかり世間の期待を裏切って見せたりもしていて。
ここらの天邪鬼なところが、好き嫌いの解れるところかもしれません。個人的には凄く好きなんですけどね(笑)。
この曲者ぶりがあるから、キャッチーなナンバーにも一本ビシッと筋が通ってるんだよなと、そう思うのです。
天邪鬼、曲者、でも真面目で。真面目にアメリカの普通の若者の日常を歌にして、その気持ちを代弁してると。
で、ブルース・スプリングスティーンの様なハッタリを利かせることも無いから、ちょっと生硬な感じもあったりして。
そこが特に日本では受けない理由なんでしょうが。その生硬さ故の切なさもあってそこが好きなんですけどね。
好きと言えば。トムがレコード屋さんで佇んでるこのジャケット、実にいい感じだなぁといつ見てもそう思うのです。

あぁ。
もう。
無理だ。
無理なんだ。

そう。
そうなんだ。
抑えて。
抑え続けてきたけれど。

もう。
もうさ。
我慢できないんだ。
これ以上は。
駄目なんだ。

この。
渇きは満たされない。
この震えは鎮まらない。
表れた。
禁断症状は止まらない。

もう。
あれしかないんだ。
もう。
行くしかないんだ。

さぁ。
急ぎ足で。
あぁ。
もう半ば駆け足で。
そこへ。
あの場所へ。
エレベーターを待つ間ももどかしく。
昇りながらドキドキ。
止まったぞワクワク。
扉が開いて・・・

この匂い。
この空気。
他のどことも。
違う。
他のどこにも。
無い。
紙とビニールの匂い。
心安らぐ空気。
深呼吸ひとつ。
さぁ。
落ち着いて。
今日はどこから。
今日もいつもの。
コーナーから攻めようか!

エサ箱からエサ箱へ。
時を忘れて漁って。
手を止めて。確認して。
これは押さえておこう。
これは掘り出し物だよね。
これは・・・

忙しくて。
色々起きて。
暫く行けなった。
レコード屋さん。
金曜日の夜。
久し振りに。
本当に。
久し振りに。
訪ねて。のぞいて。
漁って。

やっと。
禁断症状も。
落ち着いたみたいです(笑)。



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2011/03/31 Thu *チョット・マッテ・クダサイ / Aerosmith

20110331liveclassicstwo


ちょっと待って。
ちょっと待って下さい。

なんでそんな話に。
なんでそんなことに。
なんでそんなところで。
なってるの。
なっちゃうの。
止まっちゃうの。

なんとなく。
そんな気はしたけれど。
危ないかなとは思ったけど。
まさか。
ほんとうに。
そうなってるなんて。

だから。

ちょっと待って。
ちょっと待って下さい。

『Classics Live Ⅱ』'87年リリース。
コロンビアとの契約消化のために編集されたエアロスミスのライブ・アルバム第2弾。
第1弾たる『Classics Live』はメンバーのあずかり知らぬところで勝手に編集されて世に出たらしく。
当時のライナーによれば、いきなり見知らぬ女性と子供から認知を迫られた様なものだったとか、ないとか。
確かに内容的にも。ジョー・ペリーもブラッド・ウィットフォードもいない時期のテイクばかりを集めたもので。
ジョーとブラッドが復帰してオリジナル・メンバーで再起を図っていたエアロスミスからすれば、ちょっと待てよと。
オリジナル・メンバーでツアーにも出てるんだぜ、ランDMCのお蔭で再び脚光を浴びそうなんだぜと。
この機を逃してどうするんだよと。ここは一発、“本物”のエアロスミスのライブを出さなきゃ駄目だろうと。
てなわけでスティーブン・タイラーやジョーも選曲に関わった・・・かどうかは定かではありませんが。
兎にも角にも。メンバーの意志を反映させる形でこのアルバム、第2弾が世に出ることになったんだとか。
まぁ、何事にしろ。人任せにしては駄目だってことですね。特に中途半端に解ってる様な連中にはね(笑)。
で、中心となってるのは'84年の大晦日、ボストンでのテイクで。トム・ハミルトンの誕生日祝いの模様も収録。
「Let The Music Do The Talking」は'86年のライブから。この曲のライブが聴けるのが嬉しかったなと。
そして「Draw The Line」が'78年のカリフォルニア・ジャム2でのテイクとなっていて。
昔は諸説ありましたが。どうやらこれが本物らしくて。流石は'70年代のエアロスミスらしい危うさがあるなと。
'84年も'86年も気合が入っていていいライブではあって。『Classics Live』と違って聴く価値は十分にありますが。
やっぱりね。'70年代のライブには敵わないなと。『Live! Bootleg』と同等に語る性質のものでは無いかな。

ちょっと待って。
ちょっと待って下さい。

なんでそんな話も。
なんでそんなことも。
なんでそんなところで。
わかってないの。
見えてないの。
悩んじゃうの。

なんとなく。
嫌な気はしたけれど。
大丈夫かなとは思ったけど。
まさか。
ほんとうに。
そうなっちゃうなんて。

だから。

ちょっと待って。
ちょっと待って下さい。

事情があって。
その場に立ち会えなかったのは。
それは。
申し訳ないと思うけど。
それにしても。

ちょっと待って。
ちょっと待って下さい。

事前に。
話しましたよね。
伝えましたよね。
何よりも。
今まで。
一緒に。
見てましたよね。
聞いていましたよね。
やってきましたよね。

人任せにする気は。
さらさらないけれど。
自分が決めるしか。
ないんだろうなと。
そうしないと。
進まないんだろうなと。
わかってはいますが。
この。いまの。
周りの状態は。

ちょっと待って下さい・・・だなぁ(苦笑)。



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2011/03/30 Wed *惑わされずに / Kiss

20110330kissunplugged


見た目が。
変わったから。
今までと違うから。
それだけで。
そこだけに。
囚われてしまって。

変わったもの。
新しいもの。
考えることも。
受け入れることも。
戸惑ってしまって。
拒んでしまって。
旧態依然。

何のため。
何がしたい。
何をやらなきゃいけない。
それが解っていれば。
そこがぶれなければ。
大切なのは。
見た目じゃないと。
気づけるはずなのに。

『MTV Unplugged』'96年リリース。
当時隆盛を極めていたMTVアンプラグド出演時の模様を収めたキッスの2枚組ライブ・アルバム。
キッスですからね。あのハード・ロックの、ヘヴィ・メタルのキッスがアンプラグドですから。
火も吹かず、血糊も吐かず、ギターも飛ばず、ドラムセットもせり上がらず、花火も打ちあがらず。
エレキも弾かず、アコギ弾いてます。何ともミスマッチと言うか、企画として成立するのかと思われたりもして。
でも。これがいいんですよね。単純に素朴に演奏するキッス。これがキッスの楽曲の骨格を浮き彫りにして。
そのメロディーや構成の素晴らしさに改めて感じ入ってしまうのです。いい曲ばっかりじゃないのと。
元々、へヴィなビートルズを標榜していたキッスですから。そのキャッチーなところが魅力ではあったのですが。
ものの見事に一切の装飾を落としたこのアルバムでは、そのキャッチーなところがストレートに伝わってきて。
そうそう。キッスってこれなんだよねと。見た目に騙されちゃいけないよねと。ぶれてないよねと。
ハードな鎧に隠されていた本質が見えるし、いつもと違うシンプルな装いでもやってること変わってないよねと。
そして。アコギでもちゃんとロックンロールしている辺りは流石だなぁと思うばかりです。カッコいいよなぁ。
後半、ピーター・クリスとエース・フレーリーが参加して久し振りにオリジナルの4人が揃ったのも嬉しかったし。
このライブでの共演を布石として、メイクしたオリジナル・メンバーでの復活へ物語が続いたんのでした。

やり方が。
変わったから。
今までやったことないから。
それだけに。
そこだけに。
縛られてしまって。

変わったもの。
異なるもの。
挑むことも。
受け止めることも。
戸惑ってしまって。
拒んでしまって。
旧態依然。

何のため。
何がしたい。
何をやらなきゃいけない。
それが解っていれば。
そこがぶれなければ。
大切なのは。
やり方じゃないと。
気づけるはずなのに。

装いが違っても。
見た目が。
やり方が。
変わっても。
一皮むけば。
骨格さえぶれて無ければ。
本質は同じなのだから。

惑わされずに。

既成概念とか。
固定観念とか。
囚われてると。
縛られてると。
楽ではあるけれど。

本質を見落とさずに。
惑わされずに。



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2011/03/29 Tue *帰るところがある / Led Zeppelin

20110329mothership


何処に行っても。
何処にいても。

帰りたいところがある。
帰るところがある。

何処に行っても。
何処にいても。

心は其処にはなくて。
体も其処にはなかったりして。

何処に行っても。
何処にいても。

だから。
慌てることはない。
不安になることもない。

何処に行っても。
何処にいても。

帰りたいところがある。
帰るところがある。

『Mothership』'07年リリース。
レッド・ツェッペリンの最新リマスターによるベスト・アルバム。
このアナログ盤はハーフ・スピード・カッティングによる迫力の4枚組です。
ツェッペリンにベスト盤はいらないとか、またリマスターかよとか。例によって喧々諤々。
ツェッペリンにはコアなファンも多いので。いろいろと意見も飛び交っていたみたいですが。
確かにオリジナル・アルバムもそれぞれ素晴らしいし。ベスト・アルバムだけでは解らないものもありますが。
そうそうオリジナル・アルバム1枚、1枚に針を落とす時間があるわけでもないし。
ツェッペリンの魅力を、底力を。凝縮された形で聴きたい時もあるわけで。これはこれでありだろうと思います。
そして。何と言っても。このアナログ盤の最大の魅力は。その音の良さ。これに尽きます。
この音の太さ、厚さ、その迫力は尋常ではありません。これだけ存在感のある音はなかなか聴けません。
ツェッペリンを聴くにはクリア過ぎるだろうとの批判もあるみたいですが。いやいやなんの。
そもそもクリアになったからと言って。薄っぺらい綺麗なだけの音になる様な軟なツェッペリンではないので。
その屹立する確固たる存在感。それこそがツェッペリンだと思っているのですが。
その存在感がこれほど明瞭な輪郭と質量を伴って表現されたのは初めてなんじゃないかと。それ程の音です。
此処にあるじゃないか。確かにあるじゃないか。此処に帰ればいいんだと。そんなロックの存在感。
それを体現してみせてくれるツェッペリン。そのツェッペリンの凄さを再認識させてくれるこのアルバム。
エッチングが施されたボックスもいいし、ライナーの写真も大きいし、レコード1枚、1枚の重みもいい感じだし。
CDでしか聴いたことがない人は、今からでも遅くないのでアナログ盤を手に入れてその凄さを体感して下さい。

何処に行っても。
何処にいても。

帰りたいところがある。
帰るところがある。

何処に行っても。
何処にいても。

心は其処にはなくて。
体も其処にはなかったりして。

何処に行っても。
何処にいても。

だから。
慌てることはない。
不安になることもない。

何処に行っても。
何処にいても。

帰りたいところがある。
帰るところがある。

今日も。
今夜も。
少しだけ遅くなったけど。
大丈夫。心配ない。
帰りたいところがある。
帰るところがある。
さぁ。
少しだけ急ぎ足で。
少しだけ気持ちも急かして。
帰ろう。

何があっても。
何もなくても。
どんな時も。
どんな時でも。
帰りたいところがある。
帰るところがある。
胸の中に。
巨大な母船の如く。
確固たる存在として。
ある。
それって。
とってもいいことなんだな。
ささたかだけど幸せなんだな。

灯が見えた。
ただいま。
今日も。
今夜も。
帰ってきたよ。

帰りたいところがある。
帰るところがある。
時々。
否、毎朝。
出かけたくなくなるのが。
困りものではあるけれど・・・



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2011/03/28 Mon *遊ぼうって言うと / Small Faces

20110328playmates


遊ぼうって言うと。

遊ぼうって言うかな。
少なくとも。
なにをして遊んだら。
楽しくなるか。
楽しめそうか。
それくらいは。
一緒に考えてみましょうかと。

見知った顔も。
初めての顔も。
集まったら。
挨拶もそこそこに。
こんな遊びはどうかな。
こんな遊びもありますよ。

さて。
一緒に。
遊べるかな。
共に。
楽しめるかな。
楽しくなりそうかな。

『Playmates』'77年リリース。
ハンブル・パイ、フェイセズの解散を受けて、もう一度遊ぼうよと再結成されたスモール・フェイセズ。
当初はオリジナル・メンバーの4人が顔を揃えていたもののロニー・レインは直ぐに抜けてしまって。
スティーヴ・マリオット、イアン・マクレガン、ケニー・ジョーンズの3人はそれでも続けることにして。
リック・ウィルスを新たなメンバーに迎えて制作されたのが再結成第一弾となったこのアルバムでした。
ロニーの不在、そして10年の時の流れ。同じバンド名を名乗っても同じサウンドになるはずもなくて。
それぞれが。ハンブル・パイで、フェイセズで覚えたもの、新しい遊び方を持ち込んでもいる様で。
マリオットのヴォーカルはますますソウルフルに黒光りして、その遊びを存分に楽しんでいて。
そうか。フェイセズのヴォーカリストがマリオットだったら、こんな感じだったかもとか思わせるナンバーもあって。
旧友3人は再会をそれなりに楽しんでいる様ですし、リックのベースも違和感なく溶け込んでいます。
ただ、ロニーの不在は事実で。ロニーがもたらすはずのその繊細なほのぼのともした味わいには欠けるので。
スモール・フェイセズのアルバムとしてはどうなのってことですが。まぁ、だから別物なんですよね。
時代や面子が変われば。遊び方も変わるのです。このアルバムに昔の面影を求める方が野暮ってもので。
新しい遊びを楽しめばいいじゃんって思うのです。個人的にはマリオットが歌ってれば良かったりもするし(笑)。

遊ぼうって言うと。

遊ぼうって言うよね。
そうしたら。
どうやって遊んだら。
楽しくなるか。
楽しめそうか。
そこから。
一緒に考えてみましょうかと。

見知った顔も。
初めての顔も。
会したら。
挨拶も忘れて。
こんな遊び方はどうかな。
こんな遊び方もできますよ。

さて。
一緒に。
遊べそうかな。
共に。
楽しめるかな。
楽しくなりそうかな。

見知った顔。
初めての顔。
どんな遊びを。
どんな遊び方で。
未だ解らないけれど。
新しい遊び。
新しい遊び方。
それもいいかなと。
その熱気。
その視線。
楽しくなりそうで。

さぁ。
遊ぼうって言ってみよう。
遊ぼうって応えてみよう。



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2011/03/27 Sun *ゆるぎない / Brinsley Schwarz

20110327pleasedonteverchange


変わらずに。
変わることなく。
続いていく日々。
受け継がれていく思い。

ガキの頃。
そんな日々は。
退屈で。
そんな思いは。
鬱陶しい。
そう思ってた。

やがて。
そんな日々が。
当たり前で。
そんな思いも。
気に留めなくなった。

そうだった。
そうだったんだけど。

『Please Don't Ever Change』'73年リリース。
元祖パブ・ロック・バンド、ブリンズリー・シュウォーツの5thアルバム。
ニック・ロウとイアン・ゴムを擁するブリンズリー・シュウォーツです。
2人それぞれの個性が魅力的な小粋でキャッチーなナンバーもあれば。
タイトル・ナンバーの様なエヴァー・グリーンなカヴァーも素晴らしくて。
この明るく温かくも、どこか懐かしくて、時に切なく、どうしようもなく英国的な。
このサウンドこそがブリンズリー・シュウォーツだなと感じられて。いいなと。
まぁ、英国のザ・バンドを目指してたと言うか、米国南部とかに憧れて。
でも演奏すると、どうしたって英国の湿った匂いがどうしても漂ってしまって。
それがいい塩梅で胸に募ると言うか、鼻の奥がツーンとなると言うか、郷愁を誘ったりして。
そんなブリンズリー・シュウォーツ、実にいいバンドだと思うんですけどね。
有名なデビュー時のライブの失敗、“フィルモア・ハイプ”が尾を引いたのか、ブレイクすることなく。
'75年には解散してしまいましたが。ニックやイアン、他のメンバーのその後の活動の中にも。
変わることのないものが漂っていたりもして。このアルバムの邦題の如く。
“ゆるぎない心”があったんだろうなと、だからブレイクしなくても続けられたのかなと。
そんなバンドが普通に、当たり前にパブでライブをやってたことの幸せを思ったりもするのです。

変わらずに。
変わることなく。
続いていく日々。
受け継がれていく思い。

ガキの頃。
そんな日々は。
退屈で。
そんな思いは。
鬱陶しい。
そう思ってた。

やがて。
そんな日々が。
当たり前で。
そんな思いも。
気に留めなくなった。

そうだった。
そうだったんだけど。

当たり前の。
そんな日々が。
気にも留めなかった
そんな思いが。
そこに。ここに。
あること。
続いていくこと。
受け継がれていくこと。

それが。
そのことが。
当たり前であることの。
如何に幸せであることを。
いま。ここで。
噛み締めて。
今日も。
当たり前の様に。
いま。ここに。
未だ。
ある。
日々が。
思いが。
変わら無い様に。
変わることが無い様に。

ゆるぎない心を。
ゆるぎない思いを。



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2011/03/26 Sat *こんな夜だから / カルメン・マキ

20110326nightstalker


こんな日々の。
こんな夜だから。

疲れていても。
疲れるくらいに。
頑張った自分への。
ささやかな御褒美としての。
心地良い時間と。
心地良い空間を。

こんな日々の。
こんな夜だから。

そんな。
ささやかな楽しみを。
ささやかな喜びを。
追い求めることだけは。
追い求めることまでは。
止めるつもりなど。
さらさらない。

『Night Stalker』'79年リリース。
OZを解散させたカルメン・マキがロスアンゼルスで録音したソロ・アルバム。
プロデューサーがあのカーマイン・アピスで。当然あのヘヴィーなドラムスも全編で聴くことができます。
アピスは当時ロッド・スチュワート・バンドのメンバーでもあったので。不思議とと言うか、当然と言うか。
サウンドにロッドの『Foot Loose & Fancy Free』や『Blondes Have More Fun』に似通った感触があります。
マキとアピスの組合せですから。当然ヘヴィーなハード・ロックをやってるんじゃないかと思われがちですが。
これが。レゲエもあったり。ミディアムからスローでいい塩梅のナンバーがあったりと。意外ではあるのですが。
そのヴァラエティに富んだナンバーを力まずに歌いこなすマキ、自然体のマキを感じられるアルバムかなと。
どうしてもOZやブルース・クリエイションでの印象が強いし。それらのアルバムに針を落とすことが多いのですが。
こんな感じで肩の力が抜けてるマキも悪くないかなと。ジャケットとは何だかミス・マッチの感もありますけどね。
そう。OZのマキって凄く好きなんだけど。どこか無理してる感じもあって。だからこその迫力なんだろうけど。
アピスのコネクションか、ウィリー・ウィークスが1曲参加して例によってご機嫌なベースを弾いていますが。
個人的には知る人ぞ知るガールズ・バンド、ファニーのベーシストだったジーン・ミリントンが参加していて。
それが嬉しかったりもします。アピスとジーンのリズム隊も、いい感じです。アピスの音がデカいけど(笑)。

こんな日々の。
こんな夜だから。

目に見えるものも。
目に見えないものも。
色々と溜まってしまっている。
そんな心と体を解き放つ。
心地良い時間と。
心地良い空間を。

こんな日々の。
こんな夜だから。

そんな。
当たり前の楽しみを。
当たり前の喜びを。
追い求めることだけは。
追い求めることまでは。
止めるつもりなど。
さらさらない。

こんな日々の。
こんな夜でも。
どこまでも。
追いかけて。
追い求めて。
心地良い時間と空間で。
ささやかだけど当たり前の。
楽しみと喜びを。
それが自分の自然体。

こんな日々の。
こんな夜だから。
変に縮こまらずに。
といって力まずに。
追い求めていこう。



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