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2011/05/10 Tue *甦り、流れゆく / The Street Sliders

20110510ganjigarame


久しぶりに。
この電車で。
この駅から。
あの駅まで。

窓の外。
流れてゆく。
風景。
何とはなしに。
眺めてる。

隔たった時が。
曖昧にした。
覆い隠した。
風景。
変わっている筈なのに。
見知っている様な気がして。

時を越えて。
その。
風景。
時間。
空気。
匂い。
甦って。
包まれて。

振り返る。
探してしまう。
いまそこに。
隣に。
背後に。
いなかったか。

甦り。
流れゆく。

『がんじがらめ』'83年リリース。
ストリート・スライダーズの2ndアルバム。
このアルバムが初めて買ったスライダーズのアルバムで。初めてライブを観たのもこの頃で。
とにかく。直ぐにノック・アウトされて。スライダーズにのめり込むきっかけとなって。
当時の帯に、“タイクツってやつにケリ入れて!”とありましたが。本当に蹴りを入れられたアルバムでした。
やっとこの国に。ストーンズ直系のカッコいい、重心の低い、腰にグッとくるロックンロールを聴かせてくれる。
そんなご機嫌なバンドが出てきたんだと。そうそう。聴きたっかのは、観たかったのはこんなバンドだったんだと。
もう嬉しくて、堪らなくて。聴き狂ったし。追っかけたし。いろんな奴や、いろんな娘に薦めまくったしでした(笑)。
ついには。メンバーを説得して。当時組んでいたバンドで恐れ知らずにもコピーまでしてしまったと(苦笑)。
それくらいのめり込んでいたので。今でも針を落とせば。その頃のあれやこれやが瞬時に甦るし。
ふと。その頃を思い出したり、思い出せるものに出会うと。瞬時にこのアルバムの音が聴こえてくるのです。
甦るもの。その頃の自分がいる風景。自分を包んでいた空気。正直、思い出したくないものも多くて。
何をそんなに苛立っていたのか。何にそんなに焦っていたのか。何をそんなに求めていたのか。わけなどなく。
ただただ息苦しくて。ただただ押し潰されそうで。どうしていいかわからずに。ただただ退屈で。
そんな、がんじがらめな日々だったのですが。だからこそ。このアルバムが、スライダーズが刺さったのかなと。
そして。今でも刺さるってのは、聴きたくなるってのは。如何なものかって気もしますが・・・
そんなことはどうでもよくて。ハリーと蘭丸のギターの絡み具合、その加減は、どうしようもなくカッコ良くて。
「So Heavy」なんて。もう本当に。どうにでもしてくれってくらいに。痺れてしまうのです。
で、「道化者のゆううつ」のロクでもない優しさに心震えてしまうのです。やっぱり。何も変ってないかもだなぁ・・・

久しぶりに。
この電車で。
あの駅から。
この駅まで。

窓の外。
流れてゆく。
街の灯り。
何とはなしに。
眺めてる。

時を隔てても。
曖昧にならない。
隠すことの出来ない。
心象。
変わっている筈だと。
見ない振りをしていることに。
気づいていない振りをしても。

時を越えて。
その。
心象。
時間。
空気。
匂い。
甦って。
包まれて。

振り返る。
探してしまう。
いまそこに。
隣に。
背後に。
いなかったか。

甦り。
流れゆく。

そのものを。
探して。
追いかけて。
抱きしめて。
いま。
ここで。
降りてしまえば。

そのものを。
そのままに。
見送って。
身動きとれず。
変らず。
がんじがらめ。

甦り。
流れゆく。



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