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2011年5月

2011/05/27 Fri *言うだけ、考えるだけ / Faces

20110527anodsasgoodasawink


まただ。
また。
この感じ。
この気持ち。
また。
来ちゃったよ。

ここ暫く。
来なくって。
そんな機会も無くて。
忘れてたのに。
忘れた筈だったのに。

何とかは。
忘れた頃に。
やって来るんだな。
来なけりゃいいのに。
来ちゃったんだもんな。

こうなると。
もう。
言うだけ。
考えるだけ。
無駄なんだよな。

『A Nod's As Good As A Wink...To A Blind Horse』'71年リリース。
傑作として名高いフェイセズの3rdアルバム、『馬の耳に念仏』の英国オリジナル盤。
以前に載せた米国盤とはタイトルやバンド名のロゴ、ライブ写真の大きさも異なります。
英国盤もセカンド・プレスから写真のサイズが大きくなっていきます。何でだろう。
何らかの狙いがあったのか。あまり気にも掛けていなかったのか。フェイセズだからなぁ。
たぶん、別にどうでもよかったんだろうなぁと。そのアバウトさもフェイセズならではですからね。
多少演出もあった様ではありますが。自由気儘で陽気な酔いどれロックンロール・バンドのフェイセズです。
このアルバムのタイトルも。そんな自分達のイメージを十分承知で、自ら笑いのめしてる感じもあります。
そんなセンスもフェイセズならではで。そのユーモアがなんとも堪らなくご機嫌なのです。
ロッド、ロン、ロニー、マック、ケニー。5人の絶妙な千鳥足のステップが堪らなく愛しくなるのです。
特に「Miss Judy's farm」「You're So Rude」「Love Lived Here」「Last Orders Please」ときて。
あの「Stay With Me」でビシッと決めてみせるA面はもう、これぞフェイセズって快哉を叫びたくなります。
で、ひっくり返してB面頭がソウルフルなロニーの「Debris」ですから。その落差、その間も絶妙で。
ここらはアナログ盤ならではの構成を意外に真面目に考えていたのかもしれません。
またこのアルバムも英国オリジナル盤で聴くと。英国盤ならではの音の深みがあって、それがいいんです。
さて。傑作ではありますが。歴史的名盤かというとそうでもなくて。ちょっとした詰めの甘さもあるのですが。
惜しいよなぁ、なんて言っても。フェイセズですから馬の耳に・・・いいんです。そこが大好きなんですよね。

だから。
そう。
この感じ。
この気持ち。
そいつが。
来ちゃったよ。

ここ暫く。
遠ざけてて。
そんな機会は避けてて。
忘れ様としてたのに。
忘れたことにしてたのに。

そもそも。
忘れてなんかいないから。
やって来ちゃったら。
来てしまったものは。
来なかったことにはできないもんな。

こうなると。
もう。
言うだけ。
考えるだけ。
無駄なんだよな。

こうなると。
何を言われても。
止められないし。
あれこれと。
色々考えても。
変わりもしないし。
言うだけ。
考えるだけ。
無駄なんだよな。

こうなると。
何を言われても。
馬の耳に念仏。
色々考えても。
三歩歩いたら何とやら。

そのことだけ。
危ないけど。
魅惑的な。
楽しいことだけ。
それだけに。
なってしまう。
それだけで。
よくなってしまう。
そうなんだよな。

言うだけ。
考えるだけ。
無駄なんだよなぁ。
まぁ、いいか。
楽しめそうだし!

にしても。
そんな目で。
そんなことを。
さらっと言うんじゃないよ。

まぁ、いいけどさ(笑)。



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2011/05/25 Wed *魔術でも、魔力でも、魔性でも / Fleetwood Mac

20110525blacmagicwoman


まさか。
まさかね。
ここまで。
酷いとはね。
思わなかった。

夢であってくれと。
頬を抓ってみたら。
痛かった。
やっぱりね。
現実なんだね。

期待外れ。
想定外。
衰えてる。
治ってない。
育ってない。
焦ってる。
心ここにあらず。

なんなんだ。
まったくもって。
なんなんだ。
いつまで。
こんなこと。
続けるんだ。

止まるなら。
治るなら。

魔術でも。
魔力でも。
魔性でも。
なんでもいいから。
どうにかしてくれないか。

『Black Magic Woman』'71年リリース。
ブルース・ロック・バンドだった時代のフリートウッド・マックの2枚組編集アルバム。
実は、『Peter Green's Fleetwood Mac』と『English Rose』の2枚を単純に抱き合わせたものだったりします。
アルバム・タイトルは当然、あの代表曲からとられたもので。ジャケットもそれを意識しています。
勿論、その「Black Magic Woman」もしっかりと収録されています。「Albatross」も収録されていますから。
ブルース・ロック・バンド、ピーター・グリーンのフリートウッド・マックを知るとっかかりとしてはいいアルバムかな。
それにしてはこのジャケットが怖いと言うか妖しいと言うか。いや、実に秀逸で好きですけどね。
やっぱりこの時代は、ピーター・グリーンに、そのギターに尽きるかなって思います。
ジェレミー・スペンサーやダニー・カーワンもいいけれど。やっぱり中心は象徴してるのはグリーンだよなと。
その激情と繊細さが時に綯交ぜになっている様なギターはグリーンならではだし、それこそが魅力なんだよなと。
本当に。ギターが震えて啼いていて。それはそのままグリーンの精神の震えや悲鳴だったのかななんて。
ブルースを深く愛して、ブルースを突き詰めると。何かに、魔のものに憑依されてしまうのかなと。
それくらいに。こちらをも胴震いさせる、こちらの精神までも粟立たせるものがグリーンのギターには宿っていて。
だからこそ。後に。かくも長き不在を、隠遁生活をおくらざるを得なかったのかなと思ってしまうのです。
'90年代半ばには復活を遂げて。軌跡とも言える来日公演も行ったグリーンでしたが。また半ばリタイア状態で。
また復活してくれるのなら。それこそ魔術でも何でもって。そんなのはグリーンにとっては迷惑な話でしょうが。
それほど。グリーンのギターには聴く者を捕らえて離さない魔力や魔性の魅力があるのです。

まさか。
まさかね。
ここまで。
駄目だとは。
思わなかった。

悪い夢なら醒めてくれと。
願ってみたけど。
醒めるはずも無かった。
やっぱりね。
現実なんだよな。

打てない。
守れない。
策もない。
気力も感じられない。
纏りも感じられない。
薄笑い浮かべて。
心ここにあらず。

なんなんだ。
まったくもって。
なんなんだ。
いつまで。
このままで。
動かないんだ。

変わるなら。
動くなら。

魔術でも。
魔力でも。
魔性でも。
なんでもいいから。
どうにかしてくれないか。

せめて。
闘う姿勢だけでも。
なんとかしようって。
気迫だけでも。
見せてくれるなら。
感じさせてくれるなら。
魔術でも。
魔力でも。
魔性でも。
なんでもいいから。
試してみてくれないか。

ファンになって数十年。
今年ほどつまらない年はない。
このままじゃ。
縦縞を目にするのも嫌になりそうだ。

だから。
魔術でも。
魔力でも。
魔性でも。
どうにかしてくれよ・・・



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2011/05/24 Tue *座長を決めよう / Edgar Winter's White Trash

20110524roadwork


では。
それはこちらで。
これはそちらで。
そこはあなたが。
ここはあなたと。

では。
それやこれ。
そこやここ。
やることも。
やる人も。
決まったところで。

どこが。
誰が。
全体を見るのかな。
全体を纏めるのかな。
全体を引っ張るのかな。

互いに。
見合わせ。
互いに。
探り合い。
あっちかな。
こっちかな。

座長はどこにいる。

『Roadwork』'72年リリース。
エドガー・ウィンター率いるホワイト・トラッシュの2枚組ライブ・アルバム。
ソウルフルに、ファンキーに、ハードに。ひたすら休むことなく。熱くうねり弾けまくるライブです。
素晴らしいリズム隊に、分厚いホーン・セクションに支えられて。これでもかと迫ってくるのです。
それぞれのサイドに特色があって。ソウルだったり、ロックンロールだったり、ブルースだったり、ファンクだったり。
そんな多彩な面を見せながらも。一体感を損なわずに聴く者を巻き込んで突き進んでいくホワイト・トラッシュ。
エドガーだけでなく、リック・デリンジャー、リード・ヴォーカルのジェリー・ラクロアも一枚看板背負ってる感じで。
更には1曲だけの参加ですが。思い切り弾きまくってるジョニー・ウィンターも流石の役者振りですから。
見開きジャケットの如く。白浪五人男ならぬ四人男揃い踏みってところで。なんとも豪華な一座なのです。
エドガー、ジョニー、そしてリックの素晴らしさは言わずもがなで。まったくウィンター・ファミリー恐るべしですが。
ジェリーの、その歌声のソウルフルなこと。ゴスペルをも思わせる高揚感があって。
もうなんとも。めちゃくちゃ熱いのです。いやぁ、凄いよなと。その後のキャリアがパッとしなくて。
消えてしまったジェリーです。そのキャリアの頂点ともなった熱唱を是非ともこのアルバムで聴いてほしいなと。
それにしても。これだけ豪華な、凄い面子です。個性も相当に強そうだし、嗜好も似て非なるものもあるだろうし。
誰が纏めて、引っ張っていたんでしょうか。リーダーのエドガーか。いや、やっぱりリックでしょうかね。
いずれにせよ。類まれな才能と個性が集まって、刺激し合って、一つになった素晴らしいアルバムなのです。

やれ。
それはこちらで。
これはそちらで。
あなたはそこで。
あなたはここで。

やれ。
それやこれ。
そこやここ。
やることも。
やる人も。
それぞれで。

だから。
誰かが。
全体を見ないとね。
全体を纏めないとね。
全体を引っ張らないとね。

互いに。
見合たまま。
互いに。
探り合ったまま。
確かにね。
面倒だしね。

座長はどこにいる。

それぞれは。
それぞれに。
なかなかのものだし。
悪くはないし。
面白いけれど。
立場もあれば。
守るものもある。
目指すものは同じでも。
思うところや。
志すところは。
似て非だったりする。
癖もある。

でも。
だからこそ。
座長さえ。
いい座長さえいれば。
だから。
座長を決めよう。

そうすれば。
きっと。
上手くいく。
一つになれる。
だから。
座長を決めよう。

自分?
自分はさぁ。
特別出演か、友情出演くらいでいいからさ(笑)。
だから。
座長を決めよう!



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2011/05/23 Mon *お宅にはありますか? / Derringer

20110523romanticshooter


この街も。
その周辺の街々も。
都会ではあるけれど。
古くからの。
下町でもあるので。

昔から住んでる。
人達も多いみたいだし。
中には。
懐かしい。
家や。街並も。

だからからか。
年配の方々を狙った。
詐欺なんてのも。
結構あるみたいで。
警察も気をつけていて。
お巡りさんも気にかけている。

らしい。
それはそれで。
いいんだけど。

『If I Weren't So Romantic, I'd Shoot You』'78年リリース。
リック・デリンジャー率いるデリンジャーの4枚目にしてラスト・アルバム。
ジャケットにも使われている、その名前の由来となった小型拳銃デリンジャーの如く。
小粒でもピリッと効いた。そんなハードでも小気味よいサウンドが持ち味だったデリンジャーですが。
リック本人はポップでキャッチーに弾けるそのセンスが最大の武器だったりもするので。
どうにも。ハードにへヴィにと攻めてても。なんかもやもやしたところはあったみたいで。
だったら。もう。いっそのこと。やりたいことに狙いを定めて撃っちゃえば、やっちゃえばいいんじゃないと。
やってみたら。見事にポップでハードなロックンロールなアルバムができましたと。
実に小気味よく軽快に跳ねていて。そうだよね。これがリックだよねと。見事な一撃です。ですが。
ハードでポップなデリンジャーが、ポップでハードになったらリックのソロと同じじゃんと。
結局このアルバムを最後にリックは再びソロ活動に戻ることになるのです。
確かにねぇ、変わらないもんなと。そもそもリックの個性、持ち味が好きなので。それが発揮されてれば。
もう、それだけでいいので。バンドでもソロでも。カッコいいものはカッコいいので。それでいいのです。
ただデリンジャーってバンド名と、このジャケットのセンスなんか好きだったので。ちょっと惜しかったかなと。

この街も。
その周辺の街々も。
都会ではあるけれど。
古くからの。
下町でもあるので。

昔から住んでる。
人達も多いみたいだし。
中には。
懐かしい。
家や。街並も。

だからからか。
年配の方々を狙った。
詐欺なんてのも。
結構あるみたいで。
警察も気をつけていて。
お巡りさんも気にかけている。

らしい。
それはそれで。
いいんだけど。
そう。
いいんだけど。

訪ねてきて。
いきなり。
お宅には拳銃はありますか?
へっ?
拳銃ってあの拳銃ですか?
そう拳銃です。
ですって、ねぇ。

家は。
その筋でも無ければ。
密輸にも関わりはなく。
えっ。
戦前の。
日本軍の拳銃とか。
お年寄りが触ってて。
暴発すると危ないので。
探してる。
はぁ、そうですか。

まぁ。
それはそれで。
いいんだけど。
訪ねてきて。
開口一番。
お宅には拳銃はありますか?
って、ねぇ。
それはいくらなんでも。
なんでもじゃない。

お宅には拳銃はありますか(笑)。



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2011/05/22 Sun *バス停 / The Hollies

20110522holliesgreatestukmono


バス停で。
バスを待つ間に。

来ないね。
珍しいね。
混んでるのかな。
座れるといいね。
あっ。
きたきた。

バスの中。
いつもの。
バス通り。
あの街へと。
楽しみだね。
どの店からいこうか。
あるといいね。
いいね。

最寄りの。
バス停から。
バスに乗って。
暮れなずむ街へ。

『Hollies'Gretest』'68年リリース。
英国で初めてのホリーズのベスト・アルバム。
以前に同名の10曲収録の米国盤を載せましたが。
こちらの英国盤は14曲収録となっていて。単純に4曲多いだけではなく。両国での嗜好の違いでしょうか。
英国盤には「If I Needed Someone」と「Serchin'」の2曲が入っていないのですが。逆に。
「We're Through」「Carrie Anne」「King Midas In Reverse」「I'm Alive」「On A Carousel」「Jennifer Eccles」と。
英国盤にしか収められていない曲が6曲あります。重なる8曲が英米共通に親しまれてる曲なのかなとか。
まぁ、ビートルズのカヴァーを英国盤に収めていないのはホリーズなりの意地の表れだったりとかもして。
兎も角。その美しいハーモニーと、弾け駈けぬけていくビート。ホリーズならではの魅力が凝縮されています。
どうも。爽やかなポップなグループって面だけが強調されていて。それだけでしか話題にならなかったりしますが。
とんでもないぞと。リズム隊とトニー・ヒックスのギターが刻むビートの強靭さは半端じゃ無いぞと。
そのハーモニーだって綺麗なだけじゃなくて。黒さを秘めた熱さがあるんだぞと。だからカッコいいんだぞと。
ついついこちらも熱く語りたくなってしまいます。その魅力はやっぱりこのモノラルの英国盤の方が伝わるかな。
「Here I Go Again」「Just One Look」「Stay」そしてそしてやっぱり「Bus Stop」は永遠の名曲ですね。
ところで。このレコード。ペギー・ベーコンなる女の娘が'68年のクリスマスに買ったか、プレゼントされたらしくて。
裏ジャケットに可愛い字で名前なんかが書き込まれてます。インナー・スリーブに落書きなんかもあって。
ホリーズが好きだったらしい娘の顔をちょっと想像したりもして。これも中古盤収集の楽しみのひとつかも(笑)。

バス停で。
バスを降りて。

ここでいいんだよね。
曲がるんだよね。
どの辺りかな。
見つかるといいね。
あっ。
こっちかな。

バスの音。
いつかの。
バス通り。
あの街へと。
追い抜いていく。
そうかあのバスが。
走ってるんだね。
近くなんだね。

初めての。
バス停で。
バスを降りて。
帳の下りた街へ。

家から。
街へ。
街から。
街へ。
買い物に。
食事に。
バス停から。
バス停へ。

そんな休日も。
悪くはないのです。



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2011/05/21 Sat *何処へ・・・ / Dusty Springfield

20110521whereamigoing


何処へ。
行くのか。
何処へ。
行こうというのか。
行こうとしてるのか。

見えてたのに。
解ってたのに。
知ってたのに。
なのに。

あれ。
あれれ。
どうして。
どうした。
どこでどう。

迷ったかな。
間違えたかな。
逸れたかな。
踏み外したかな。

何処へ。
行くんだっけかな?

『Where Am I Going』'67年リリース。
スウィンギング・ロンドンなジャケットもご機嫌なダスティ・スプリングフィールドの3rdアルバム。
本当に。この時代の英国の、ロンドンのセンスの良さは実になんとも素晴らしいなと思うのですが。
中身もジャケットに負けてなくて。パワフルで、そして表現力豊かなダスティの魅力が堪能できるのです。
アルバム全編を通してジャズの香りも漂うサウンドに乗ったダスティの伸びやかなヴォーカル。
そのヴォーカルの輝きは、思わず目を細めてしまいそうになるくらいに眩かったりするのです。
取り上げている楽曲との相性も良くて。この辺りのプロダクションとしてのセンスの良さも見事だなと。
ボビー・ヘブの「Sunny」とかバカラックの「(They Long To Be) Close To You」なんてよく知られたナンバーも。
ダスティが歌うことで。あぁ、そうだよね、本当にいい曲だよねと。改めてその素晴らしさに気づかされます。
ことその歌の上手さではやはりブリティッシュ・ガール・ポップの世界では並びなきダスティです。
そして。後に。サザン・ソウルのメッカ、メンフィスまで出向いて録音するダスティです。ソウルフルでもあるのです。
(ダスティには自分が何処へ行くのか?行こうとしているのか?ハッキリ見えていたんでしょうね)
その魅力、その素晴らしさは。やはり英国オリジナルのモノラル盤の温かく太い音質で味わってほしいかなと。
このジャケットもアナログ盤サイズだからこその、そのデザインでもありますからね。

何処へ。
行くのか。
何処へ。
行こうというのか。
行こうとしてるのか。

見えてたのに。
解ってたのに。
知ってたのに。
なのに。

あれ。
あれれ。
どうして。
どうした。
どこでどう。

迷ったかな。
間違えたかな。
逸れたかな。
踏み外したかな。

何処へ。
行くんだっけかな?

時に。
偶に。
稀に。
おきる。
おきてしまう。

きっと。
どこかで。
なにかが。
間違って。
なにかを。
見失って。

何処へ。
行くのか。
何処へ。
行こうというのか。
行こうとしてるのか。

見えなくなって。
立ち尽くす。

それが。
今日一日のことだけなら。
いいけれど。
(それほそれで問題あるけど)
来た方行く末。
総てだったりするからな。
やっかいなんだよなぁ(苦笑)。



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2011/05/20 Fri *それは・・・ / Cilla Black

20110520thebestofcillablack


それは。
何のため。
誰のため。

ちょっとだけ。
早く終わったから。
ちょっとだけ。
寄り道をして。

久し振りに。
ちょっとだけ。
ささやかな。
贅沢を。
いい食材を。
選んで。
買い込んで。

ちょっとだけ。
重たいけれど。
ちょっとだけ。
早足で。
ちょっとだけ・・・かなり。
幸せな気持ちで。
我が家へと。

『The Best Of Cilla Black』'68年リリース。
キャバーン・クラブのクローク係だったプリシラ・ホワイト嬢。
デビュー前のビートルズと仲良くなって。やがてビートルズがデビュー。
その紹介でブライアン・エプスタインに才能を認められて契約。
シラ・ブラックの芸名でジョージ・マーティンのプロデュースでデビュー。
そんなシンデレラ・ストーリーで知られるシラの初めてのベスト・アルバム。
収められている全14曲中11曲がシングルA面曲で。2曲の全英No.1を含む7曲がトップ10ヒット。
レノン&マッカートニーの手による曲が3曲あって。前述のストーリーもあって。でもここまでの実績。
決して七光りじゃないシラの実力、魅力のなせる業かなと。凄い人気者だったんだなと。
正直。とりたててソウルフルでもパワフルでもなく。とりたてて美人でもなく(失礼)。そんなシラですが。
その。とりたててじゃないところ。普通なところが受けたんだろうなと。それはそれでいいよなと。
なんか聴いてると、そしてその笑顔を見ると落ち着くんですよね。自然と親しみを感じてしまって。
勿論。その歌声も。「Love Of The Loved」とか。そして「It's For You」とか。いいんですよね。
特にポールがシラに書き下ろしたと言う「It's For You」がねぇ、しっとりとしてて。好きだなぁ。
'70年代以降も、今も。活躍の場をTVやステージに移しながら英国では国民から親しまれてるらしいシラ。
(シラが司会の番組にマーク・ボランがゲスト出演して、デュエットしてる映像を観たことがあります)
う~ん。やっぱり。普通なところ、普通であることって。いいことなんだよなと。

それは。
何のため。
誰のため。

ちょっとだけ。
早く帰れたから。
ちょっとだけ。
張りきって。

久し振りに。
ちょっとだけ。
ささやかな。
贅沢を。
手に入れた。
いい食材を。
使って。

ちょっとだけ。
面倒だけど。
ちょっとだけ。
手間をかけて。
ちょっとだけ・・・かなり。
幸せな気持ちで。
キッチンに立っている。

それは。
何のため。
誰のため。

それは。
貴女のため。
いや自分のため。
この。
ちょっとだけ。
ささやかな。
幸せが。
普通である。
そんな時間のため。
そんな一日のため。

それは。
貴女のため。
いや、自分のため。
いやいや、二人のため(笑)。



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2011/05/18 Wed *好きなら、もっと好きになれ / Ike & Tina Turner

20110518riverdeepmountainhigh


今でも。
今までよりも。
深く。
高く。
烈しく。
じっくりと。

やはり。
好きなものは。
好きで。
好きなものしか。
好きでなくて。
いらなくて。

今では。
今までよりも。
くっきりと。
鮮明に。
はっきりと。
屹立して。

そこにある。
ここにある。

『River Deep- Mountain High』'66年リリース。
鬼才フィル・スペクターが手掛けたアイク&ティナ・ターナーのアルバム。
ティナの歌声に惚れ込んだスペクター。どうしても手掛けたい、料理したい。
でもアイクに口出されるのは御免だと。でも、どうしても、それでもティナとやりたい。
なんでもアイクには法外な契約金を払って、引き換えにスタジオには入れさせなかったんだとか。
そこまでして。ティナとやりたかったこと。それがタイトル・ナンバーに凝縮されています。
いつも以上に、今まで以上に塗り重ねられた音の壁、ウォール・オブ・サウンド。
その中から聴こえてくる、いつもより抑えたが故に妖しくもあり厳かでもあるティナの歌声。
何とも言えない不思議な、ちょっと危なくもある世界。でも癖になって惹き込まれてしまう世界。
この徹底した、ある意味偏執的なスペクターの嗜好も、それに飲み込まれないティナの存在感も。
いいなぁと思うのですが。好き嫌いは分かれるみたいで。米国では受け入れられなくて。
それが原因で。スペクターは暫く隠遁状態になってしまうと。でも英国では大いに受けて。
これを機にストーンズとの交流なんかも始まって。一躍ロック・ファンにも知られる存在となっていったと。
まぁ、自分の好きなものを万人が好きなわけも無くて。それでも自分の好きなものにとことん拘ってしまう。
そんなスペクターをですねぇ、馬鹿だなぁと思いながらも。好きなんですけどね。わかるなぁとか。
そして。やっぱりティナの歌声もね。パワフル、セクシーなだけでなく。キャッチーでもあって。好きだなぁ。

今では。
今までよりも。
くっきりと。
鮮明に。
はっきりと。
屹立して。

やはり。
好きなものは。
好きで。
好きなものしか。
好きでなくて。
いらなくて。

今でも。
今までよりも。
深く。
高く。
烈しく。
じっくりと。

そこにある。
ここにある。

ガキの頃から。
変わらない。
好きなになったら。
とことん。どこまでも。
譲れない。捨てられない。
どこまでも、なによりも深く。
どこまでも、なによりも高く。

好きなもの、好きなだけ。
好きなら、もっと好きになれ。



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2011/05/17 Tue *生こそ物の上手なれ / Otis Redding

20110517otisreddingineuropemono


やっぱりね。
気持ちが入らないと。
やりたいと思わないと。
好きじゃないと。
どうしようもなくて。

そりゃね。
どうしても。
そうでなきゃとか。
どうでも。
駄目だとか。

そこまでのものかって。
言われれば。
如何なものかと。
思わないでも。
考えないでも。
無いけれど。

やっぱりね。
そこに。
思いが。志が。
ないと。
どうにもね。

なので。
どうしても。

生こそ物の上手なれ。

『In Europe』'68年リリース。
『Live In Europe』のタイトルで知られるオーティス・レディングのライブ・アルバム。
その別タイトル、別ジャケットで、しかも英国盤のみ制作されたらしいモノラル盤です。
'67年のスタックス/ヴォルト・レヴューにおけるパリ公演におけるライブで。
バックは勿論、ブッカー・T&ジMGズにメンフィス・ホーンズで。オーティスとの息もぴったりで。
完璧なまでに圧倒的なオーティスのライブが堪能できます。もうそれだけで言うことなしです。
その死後。幾つかのライブ音源が発掘されていますが。やはりこのアルバムに尽きるかなと思います。
「My Girl」も「(I Can't Get No) Satisfaction」も「Day Tripper」も完全にオーティスの歌になっています。
やはり。不世出のソウル・マン、ソウル・シンガーだったなと改めて感じます。
観客とのコール・レスポンスには。どこか神憑った様なところさえあって。あぁ、この場にいたかったなと。
ジャンプ・ナンバーの迫力に圧倒され、スロー・バラードで胸の奥を鷲掴みにされて。堪りません。
そして。そして。伝わってくるオーティスの熱さ、激しさ、真摯な思い、なによりも楽しんでる姿。
ライブが好きだったんだろうなと。好きでなきゃ、こんなライブは、ステージはできないよなと。
そんなオーティスの、全身全霊で歌うその姿を思い浮かべて。微笑んでしまうのです。凄いなぁ、いいなぁと。

やっぱりね。
気持ちが入らないと。
やりたいと思わないと。
好きじゃないと。
真剣にも。真摯にも。
なれなくて。

そりゃね。
それでもね。
やれちゃったりとか。
どうにでも。
できちゃったりとか。

それでいいんじゃないかと。
言われれば。
そんなものかと。
思わないでも。
考えないでも。
無いけれど。

やっぱりね。
そこに。
思いが。志が。
ないと。
どうにもね。

なので。
どうしても。

生こそ物の上手なれ。

生が。
現場が。
好きだし。
そこが。
自分のステージだし。
好きだから。
思いも。志も。
あって。
気持ちも入るし。

そうしないと。
そもそも。
失礼でもあるからさ。

だから。
これからも。
好きだから。
やっぱりね。

生こそ物の上手なれ。

離れられない!
止められない!



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2011/05/16 Mon *ごちゃまぜ / Bokker T. & M.G.'s

20110516meltingpot


あんな事。
こんな事。
いつのまにか。

あっちでも。
こっちでも。
いつのまにやら。

あっちへ。
こっちへ。

なんだかなぁ。

異なるのは。
しかたがないけれど。
隔たりがあるのも。
やむを得ないけれど。
そのままじゃ。
そのままにしてちゃ。
駄目でしょうよと。

『Melting Pot』'71年リリース。
ブッカー・T&ジ・MGズのスタックスでの最後のアルバム。
オーティス・レディングが亡くなって。キング牧師の暗殺などでスタックスの空気も変わって。
ブッカー・Tもカリフォルニアに拠点を移して。スティーブ・クロッパーも条件付きで契約解除と。
長年にわたってスタックスの屋台骨をタイトなサウンドで支えてきたブッカー・T&ジ・MGズの環境も変わって。
このアルバムは慣れ親しんだメンフィスだけでなくニューヨークでの録音も含まれているとか。
この時期には単独のライブを行ったり、アルバムにコンセプトを持たせたりと活動の幅は広がってもいた様で。
その成果が如実に反映されて。実にアグレッシヴでプログレッシヴにファンキーなサウンドを生み出しています。
A面とB面。それぞれ1曲目が8分を越えるファンキーなナンバーで。らしさを残しつつ新境地へ踏み出していて。
この路線での続が期待されるも。このアルバムを最後にブッカー・Tとスティーヴがスタックスを完全に離脱。
数年後に再結成に向けてのミーティングが行われも。アル・ジャクソンが何者かに射殺されてしまって。
ブッカー・T、スティーヴ、アル、ドナルド・ダック・ダンによるブッカー・T&ジ・MGズは幕を下ろしてしまいました。
白人と黒人の混成バンドだったブッカー・T&ジ・MGズ。その背景にはスタックスの自由な空気があったと。
それが前述のキング牧師の暗殺などで変わってきて。白人であるデラニー&ボニーが契約解除になったりと。
人種に拘らない、るつぼ(Melting Pot)故の魅力が失われ、故に生み出されるものも無くなっていって。
その魅力を知っていたからこそ、故に最高のグルーブを生み出したからこそ。それらが失われることが。
そのことが。ブッカー・Tとスティーヴには耐えられなかったんだろうなと。そんなことも感じてしまうアルバムです。

あんな人。
こんな人。
いつのまにか。

あっちでも。
こっちでも。
いつまでたっても。

あっちへ。
こっちへ。

なんだかなぁ。

異なるのは。
しかたがないけれど。
隔たりがあるのも。
やむを得ないけれど。
そのままじゃ。
そのままにしてちゃ。
面白くないでしょうよと。

異なるから。
近寄ってみて。
隔たってるから。
乗り越えてみて。
一緒になって。
混ざり合って。
歩み寄ったり。
刺激し合ったり。

拘らずに。
近づいて。
溶け合って。
新しい色が。
新しい味が。
生み出される。

そうでなきゃ。
ごちゃまぜの。
ごちゃまぜにした。
意味が無いじゃない。

さぁ。
あんな事。
こんな事。
あんな人。
こんな人。
こっちで。

ごちゃまぜ。



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2011/05/15 Sun *山の彼方の空遠く / The Temptations

20110515skysthelimit


山の彼方の空遠く。
幸い人の住むという。

湖畔の美術館。
その2階から眺める。
湖と周囲の山並み。
その向こうの富士の高嶺。
そして彼方まで広がる空。

その美しさに。
その明るさに。
その穏やかさに。
この空の下を思い。
あの空の下を思う。

この空。
あの空。
続いてる。
果てしなく。
ここにも。あそこにも。
誰かがいる。誰かが思ってる。

『Sky's The Limit』'71年リリース。
メンバーが空に浮いているジャケットも美しいテンプテーションズ(テンプス)のアルバム。
今も活動している(オリジナル・メンバーは一人もいないと思いますが)テンプス。
やっぱりその黄金時代は'60年代中頃~'70年代中頃までかなと思われて。
それはそのままモータウン自体の黄金時代とも重なっていたりするのですが。
その中でも。当然ながらそのスタイルやサウンドには変化があって。
「My Girl」に代表される王道のモータウン・サウンドを牽引していた頃のテンプスもカッコ良かったし。
そして中期のサイケやファンクも取り込みながら。よりディープに、よりソフトにと。
常に時代の最先端に挑み続けたこのアルバムの前後のテンプスも実に魅力的だったなと思うのです。
ここらはライターのバレット・ストロング、ライターでありプロデューサーのノーマン・ホイットフィールド。
このコンビの成果でもあるのですが。どんな要求にも高いレベルで応えられるテンプスの実力あってこそで。
このアルバムでも。その蕩けそうな甘さと、ゴスペルを思わせる神聖なた昂ぶりとが絶妙に配されていて。
強弱、メリハリの鮮やかさで聴く者のの耳を惹きつけ、心を鷲掴みにするその技量、才能。
アルバム・タイトル通りに、果てることはないな、限度は無いなと思わされてしまうのです。
ストーンズもカヴァーした「Just My Imagination (Running Away With Me)」の美しさにはため息がでます。

山の彼方の空遠く。
幸い人の住むという。

湖畔の美術館。
その2階から眺める。
湖と周囲の山並み。
その向こうの富士の高嶺。
そして彼方まで広がる空。

その美しさに。
その明るさに。
その穏やかさに。
この空の下を思い。
あの空の下を思う。

この空。
あの空。
続いてる。
果てしなく。
ここにも。あそこにも。
誰かがいる。誰かが思ってる。

山の彼方の空遠く。
幸い人の住むという。

誰かの思いは。
誰かの願いは。
叶っているだろうか。
届いているだろうか。
ここにも。あそこにも。
この空の下にも。
あの空の下にも。
人の数だけ。
思いがあり。
願いがある。

この空に広さと同じ様に。
その思い。その願い。
その力も果てしない、限りない。
だから。
きっと何処かで。
きっといつかは。

山の彼方の空遠く。
幸い人の住むという。



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2011/05/14 Sat *極楽極楽 / Ann Peebles

20110514ifthisisheaven


あぁ。
もう。
これ以上は。
望めない。
望まない。

あぁ。
もう。
このままで。
そのままで。
それだけで。

あぁ。
もう。
この。ゆるゆるで。
この。ふわふわで。
そのままで。

極楽極楽。

であるならば。

『If This Is Heaven』'77年リリース。
ハイの歌姫、メンフィス・ソウル・クイーン、アン・ピーブルズの6thアルバム。
ブルージィーでソウルフルなその歌声。耳にするだけで惹き込まれてしまいます。
しなやかで艶やかなその歌声が。繊細にそして大胆に。聴く者の全身を、魂を愛撫する様で。
得も言われぬ心地になって、得も言われぬ境地へと。まったくもって。なんとも堪りません。
魅惑的なレディ・ソウルは数々いますが。その艶っぽさ、妖しさではグラディス・ナイトと双璧かなと。
またその個性的な歌声と、歌い方がハイ・サウンドとの相性がぴったりで。
一聴しただけでは、もたついてる?とも思えるリズムと。そこに被さるホーンと。
そのいい塩梅のちょっと緩い締まり加減に、アンの歌声が絡まって。他には無い磁場を生んでいるかなとも。
その磁場に捕らわれると。逃げようにも逃げられなくて。そのうちに。逃げたくも無くなって。
このままでいいなと。蟻地獄ならぬアン地獄の虜になって。その心地の良さ、桃源の境地に。
もう。ここが天国なら、極楽なら。それだけでいい、そのままでいいと。骨抜きになってしまうのです。
流石は、ジョン・レノンやロン・ウッド、スティーヴ・マリオットを魅了しただけのことはあるなと思うのです。

あぁ。
もう。
これ以上は。
あり得ない。
ある筈もない。

あぁ。
もう。
このままで。
そのままで。
それだけを。

あぁ。
もう。
この。ゆらゆらで。
この。ぷかぷかで。
そのままで。

極楽極楽。

であるならば。

この極楽を知ってしまったなら。
この極楽を味わってしまったなら。
報いとして。
地獄へ導かれても構いはしない。
いや、感謝してみせよう。

極楽極楽。

入って。飲んで。
また入って。また飲んで。
温泉で過ごす週末。
また入って。また飲んで。
後は寝るだけ。

極楽極楽。

この極楽へまた来れるのであれば。
報いとして。
何があっても構いはしない(笑)。



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2011/05/13 Fri *いつでもどこでも / AC/DC

20110513blowupyourvideo


いつでも。
どこでも。
いつも。
どこかで。
いまも。
いまだに。

とっとと。
さっさと。
ぶち壊して。
ぶち破って。
飛びだしたくなる。
脱けだしたくなる。

そんなものだろう。
そうでなきゃ駄目だろう。
理由は。
単純明快。
かったるいから。
退屈だから。
むず痒いから。

いつでも。
どこでも。
いつも。
どこかで。
いまも。
いまだに。

『Blow Up Your Video』'88年リリース。
相変わらずの制服姿のアンガス・ヤングがTVのモニターをぶち破って飛び出してくる。・・・
そんなジャケットも痛快で、そしてその意味するところの単純明快さが痛快なAC/DCのアルバム。
デビュー以来、なんの迷いも無く。ただひたすら十年一日の如く。変わらずにロックンロールしているAC/DC。
なのですが。そんなAC/DCですらも。あの浮ついて寝惚けてた魔の'80年代の呪縛からは逃れられずに。
MTVの登場と共に装飾過多、演出過多になっていくのに対抗しようとして。妙に淡白になっちゃったり。
力技でねじ伏せようとしてなんとも厚ぼったくなっちゃったりと。珍しくも迷い道に入り込んでしまった様で。
’80年代半ばの数年間はどうにも精彩を欠いていた様に思われたりするのでした。
まぁ、妙に巧く時代の波に乗ってしまうAC/DCなんてのも。それはそれで観たくも聴きたくもありませんが。
で、そんな時には原点回帰と。制作体制も初期のそれに戻して。やりたいことだけをやればいいんだと。
やりたいこと。そんなもの単純明快。ロックンロールしかないだろうと。それをやればいいんだよと。
「That's The Way I Wanna Rock N Roll」なんてベタなタイトルのナンバーまであって。そうさこれなんだと。
このわかりやすさ、迷いの無さで。いつでもどこでも。ぶち破って脱けだしてきたんだと。どんなもんだいと。
狭苦しい、息苦しいTVの世界になんか収まりきらないぜと、そんなところさっさとおさらばだぜと。
見事に、そのロックンロール魂を再び呼び覚ましたAC/DCなのです。起死回生、痛快な一撃となりました。
そうだよね。いつでもどこでも。どこでもいつも。ぶち破って脱けだして。それがロックンロールですから。
ロックンロールを聴きながら、退屈な世界、学校や社会やそんなものから飛びだしてきたんだもんな。

いつでも。
どこでも。
いつも。
どこかで。
いまも。
いまだに。

とっとと。
さっさと。
ぶち壊して。
ぶち破って。
飛びだしてしまわなきゃ。
脱けだしていかなくちゃ。

そんなものでしかない。
そうでなきゃ終わりだろう。
理由は。
単純明快。
かったるいから。
退屈だから。
むず痒いから。

いつでも。
どこでも。
いつも。
どこかで。
いまも。
いまだに。

さぁ。
さっさと。
解いて。
放って。
破って。
一ぬけたで。
こちら側から。
向こう側へ。
この日々に。
終止符を打って。
さぁ・・・

連休明けの。
かったるい。
やりきれない。
毎日におさらばして。
さぁ。
起死回生の。
復活の。
週末だと。
休みだ。休みだ。
嬉しいなと。

いつでも。
どこでも。
いつも。
どこかで。
いまも。
いまだに。

単純明快。
迷い無し!



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2011/05/11 Wed *どうにでも / ザ・ゴールデン・カップス

20110511bluesmessage


時に。
偶に。
稀に。
ではあるけれど。

この。
体の。
奥から。
この。
心の。
深いところから。
囁きかけてくる。
そんなものがある。

その。
囁きを。
耳にすると。
その。
囁きに。
囚われてしまうと。

どうしようもなく。
どうにもならなくて。
ただ。
叫びたくなって。
駆けだしたくなって。
壊したくなって。

どうにでもなれと。
どうにでもしてくれと。

『ブルース・メッセージ(ザ・ゴールデン・カップス第3集)』'69年リリース。
タイトル通りのゴールデン・カップスの3枚目のアルバム。
GSの中でも実力派、本格派としてならしたゴールデン・カップスです。
他のGSと同様に、職業作家の手による日本語のシングルをヒットさせていましたが。
元来は横浜のクラブでロックやリズム&ブルースのカヴァーをやっていて。
デビューしてからもライブではヒット曲よりも、変わらずにロックやリズム&ブルースを演奏してたとか。
そんな本来の姿がこのアルバムには見事に捉えられているのです。
「本牧ブルース」「4グラムの砂」といったシングルとなった日本語のナンバーに挟まれた。
他のナンバーは殆どが英語で歌われるロック、リズム&ブルースのカヴァーで。
もう。その。カッコ良くて。凄まじくて。これはもうGSじゃなくてブルース・ロックだなと。
いや。それどころか。ハード・ロックだったり、サイケだったりもして。そうロック・バンドのアルバムなんだと。
それもかなり極上の。そう簡単にはお目にかかれない様な傑物に仕上がってる1枚なんだと。
11分以上もある緊張感あふれる「I Can't Keep For Cryin'」とか。ヘヴィーなオリジナル「Take 3」とか。
本当に。その半端じゃない本物のロックに。その深さに、その重さに、その疾走感に、その昂揚感に。
あぁ、もう。どうにでもなれと。どうにでもしてくれと。叫びだし、そして慄いてしまいそうになるのです。
そうです。本物のロックであると同時に。本物のブルースでもあるんだなと。あぁ、もう。どうにでも。

時に。
不意に。
ふと。
ではあるけれど。

この。
体の。
奥で。
この。
心の。
深いところで。
揺らめくものがある。
そんなものがある。

その。
瞬きを。
目にすると。
その。
仄かな炎に。
囚われてしまうと。

どうしようもなく。
どうにもならなくて。
ただ。
蹲って。
膝を抱えて。
慄いてしまって。

どうにでもなれと。
どうにでもしてくれと。

そして。また。

どうしようもなく。
どうにもならなくて。
ただ。
叫びたくなって。
駆けだしたくなって。
壊したくなって。

どうにでもなれと。
どうにでもしてくれと。
どうにでもしてやると。

どこかじゃやない。
ブルースは。
いつも。
ここにある。

どうにでも・・・



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2011/05/10 Tue *甦り、流れゆく / The Street Sliders

20110510ganjigarame


久しぶりに。
この電車で。
この駅から。
あの駅まで。

窓の外。
流れてゆく。
風景。
何とはなしに。
眺めてる。

隔たった時が。
曖昧にした。
覆い隠した。
風景。
変わっている筈なのに。
見知っている様な気がして。

時を越えて。
その。
風景。
時間。
空気。
匂い。
甦って。
包まれて。

振り返る。
探してしまう。
いまそこに。
隣に。
背後に。
いなかったか。

甦り。
流れゆく。

『がんじがらめ』'83年リリース。
ストリート・スライダーズの2ndアルバム。
このアルバムが初めて買ったスライダーズのアルバムで。初めてライブを観たのもこの頃で。
とにかく。直ぐにノック・アウトされて。スライダーズにのめり込むきっかけとなって。
当時の帯に、“タイクツってやつにケリ入れて!”とありましたが。本当に蹴りを入れられたアルバムでした。
やっとこの国に。ストーンズ直系のカッコいい、重心の低い、腰にグッとくるロックンロールを聴かせてくれる。
そんなご機嫌なバンドが出てきたんだと。そうそう。聴きたっかのは、観たかったのはこんなバンドだったんだと。
もう嬉しくて、堪らなくて。聴き狂ったし。追っかけたし。いろんな奴や、いろんな娘に薦めまくったしでした(笑)。
ついには。メンバーを説得して。当時組んでいたバンドで恐れ知らずにもコピーまでしてしまったと(苦笑)。
それくらいのめり込んでいたので。今でも針を落とせば。その頃のあれやこれやが瞬時に甦るし。
ふと。その頃を思い出したり、思い出せるものに出会うと。瞬時にこのアルバムの音が聴こえてくるのです。
甦るもの。その頃の自分がいる風景。自分を包んでいた空気。正直、思い出したくないものも多くて。
何をそんなに苛立っていたのか。何にそんなに焦っていたのか。何をそんなに求めていたのか。わけなどなく。
ただただ息苦しくて。ただただ押し潰されそうで。どうしていいかわからずに。ただただ退屈で。
そんな、がんじがらめな日々だったのですが。だからこそ。このアルバムが、スライダーズが刺さったのかなと。
そして。今でも刺さるってのは、聴きたくなるってのは。如何なものかって気もしますが・・・
そんなことはどうでもよくて。ハリーと蘭丸のギターの絡み具合、その加減は、どうしようもなくカッコ良くて。
「So Heavy」なんて。もう本当に。どうにでもしてくれってくらいに。痺れてしまうのです。
で、「道化者のゆううつ」のロクでもない優しさに心震えてしまうのです。やっぱり。何も変ってないかもだなぁ・・・

久しぶりに。
この電車で。
あの駅から。
この駅まで。

窓の外。
流れてゆく。
街の灯り。
何とはなしに。
眺めてる。

時を隔てても。
曖昧にならない。
隠すことの出来ない。
心象。
変わっている筈だと。
見ない振りをしていることに。
気づいていない振りをしても。

時を越えて。
その。
心象。
時間。
空気。
匂い。
甦って。
包まれて。

振り返る。
探してしまう。
いまそこに。
隣に。
背後に。
いなかったか。

甦り。
流れゆく。

そのものを。
探して。
追いかけて。
抱きしめて。
いま。
ここで。
降りてしまえば。

そのものを。
そのままに。
見送って。
身動きとれず。
変らず。
がんじがらめ。

甦り。
流れゆく。



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2011/05/09 Mon *同窓会再び / ザ・タイガース

20110509thetigers1982


手紙が。
報せが。
届く。

何だろう。
何の。
報せだろう。

ちょっと。
ドキドキしながら。
封を開ける。

えっ!
あっ!
そうかぁ。
そうなんだ。
こうなったんだ。

今回も。
再結成じゃなくて。
言ってみれば。
同窓会だね。
もう今から。
楽しみだね!

『The Tigers 1982』'82年リリース
前回の同窓会開催時に制作されたザ・タイガースのアルバム。
この時はジュリー、サリー、タロー、トッポ、シローの5人での同窓会でした。
全部で12曲。総てこのアルバムの為の新曲で。ジュリーが6曲、タローとトッポが3曲ずつ作曲。
そんなところにも。この同窓会を本気で楽しもうって感じが伝わってきたりもします。
技術的に厳しいと言うことで演奏は当時のジュリーのバンド、エキゾティクスが担当したんだとか。
さてさて。GSには間に合わなかった自分には。このアルバムが初めてリアル・タイムで手にしたアルバムで。
もう嬉しくて嬉しくて。毎日の様に聴いてました。なんかね。やっとその伝説、物語に参加できた気がして。
ジュリーだけじゃなくて。トッポも、サリーもリード・ヴォーカルとってるし。グループしてる、バンドしてるなって。
サリーの低音の魅力に改めて痺れたのはこのアルバムを聴いてからだった様な気がします。
尤も。そうは言っても。もう少しジュリー歌ってもいいんじゃない。遠慮したのかなとか思ったりもしましたが。
すいません。何と言っても。やっぱり。ジュリーが一番、ジュリーが大好きだったので。
あと、本当に。収められている曲が粒ぞろいで、魅力的なのが。良かったなと。今でも好きな曲がいっぱいで。
「十年ロマンス」「新世界」「抱擁」「めちゃめちゃ陽気なバンドのテーマ」「ライラ」「朝焼けのカンタータ」...
「十年ロマンス」「抱擁」とか「ライラ」は時々、ふと口ずさんでいたりします(笑)。

今回の同窓会(正しくは沢田研二ライブに岸部一徳、森本太郎、瞳みのるがゲスト参加)も楽しみですね。
前回はライブには行けなかったので。今回は万難を排して。争奪戦に勝ち残って絶対に観に行かなくちゃと。
あのジョン・ポール・ジョーンズも絶賛したと言うサリーのベースを生で聴くのが今から待ち遠しくて。
そしてそして。ジュリーがね。タイガース(ではないけど)のヴォーカリストとして歌うのを聴けるのですからね!

手紙を。
報せを。
読み返す。

何故だろう。
何でだろう。
笑ってしまう。

とっても。
ワクワクしながら。
何度も読み返す。

うん。
そうだな。
そうかぁ。
ここで出席しようかな。
こっちにも顔出したいな。

今回も。
再結成じゃなくて。
言ってみれば。
同窓会だったけど。
今回こそは。
出席しないとね!

生来。
学校なんて。
大嫌いだったし。
団体行動が。
苦手なので。
自分自身の。
同窓会には。
何の興味もありませんが。

こっちの。
同窓会には。
出席します。
本当に本当に。
今から。
楽しみです!



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2011/05/08 Sun *我ら群れ集う / カルメン・マキ&OZ

20110508gathering


この街に。
我ら群れ集う。
この夜に。
我ら群れ集う。

誰もが。
夫々の願い。
夫々の望み。
求めて。

誰もが。
選んで。
出てきて。
残って。

この街の片隅に。
夫々の足音。
この夜の片隅に。
夫々の息遣い。

我ら群れ集う。

『Gathering』'82年リリース。
カルメン・マキ&OZの初めてのベスト・アルバム。
恐らくはOZ解散後に結成したLAFFがマキが大麻やヘロイン絡みで逮捕されて活動停止になって。
その空白期間を埋める為の苦肉の策として編集され発売されたのではないかと思われます。
だからって、この安っぽいジャケットはいくらなんでもないんじゃないのと。呆れて怒りさえ感じますが。
カルメン・マキ&OZなんだよと。その素晴らしさや魅力を伝えようって気持ちがあったのかよと。
アルバム・タイトルも。寄せ集めとかと、とれなくもないし。どうにも安易だよなと。
まぁ、ジャケットと合わせれば都会に集まってくる、吸い寄せられる、群れ集まる人々、群衆ってとこでしょうか。
なんにしろ。その意匠で損をしているかな。寄せ集め・・・かもしれないけど中味は悪くないですから。
なんたって。カルメン・マキ&OZですから。針を落とせば。改めて、あぁやっぱりマキは、OZは凄いなと。
「空へ」「六月の詩」「とりあえず・・・・・・(Rock'n Roll)」「崩壊の前日」そして、「私は風」も収められています。
やっぱり。どうしても。「私は風」は外せないと言うか。「私は風」に尽きるんだろうなと。それは致し方ないなと。
それだけじゃないんだけど。他の曲も凄いんだけど。「私は風」はもうあまりにも凄すぎて、圧倒的なのです。
当然このアルバムの目玉でもあるわけですが。このアルバムに収められているのはライブ・バージョンで。
しかもあの名盤『Live』に収められていた'77年5月21日の日比谷野音でのテイクではなくて。
OZの最期のライブとなった'77年10月18日の新宿厚生年金会館でのテイクだったりするのです。
この1曲の為に買う価値があるかどうかは人夫々でしょうが。いや、うん。十分に価値があるとは思います。

この街に。
我ら群れ集う。
この夜に。
我ら群れ集う。

誰もが。
夫々の思い。
夫々の渇き。
抱いて。

誰もが。
選んで。
漂って。
留まって。

この街の片隅に。
夫々の鼓動。
この夜の片隅に。
夫々の温もり。

我ら群れ集う。

この街の片隅に。
この夜の片隅に。
夫々の理由。
夫々の道程。
夫々の彷徨。

我ら群れ集う。

それも。
悪くはない。



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2011/05/04 Wed *ピッカピカ / Teardrops

20110504teardrops


仄かでも。
小さくても。
ささやかでも。

その灯があれば。
その輝きがあれば。
それだけで。
なんとかなる。
それだけで。
なんとかできる。

そんなもの。
そんなものなんだな。

鮮やかに。
大きく。
盛大に。

そんなものも。
それはそれでいいけれど。

でもね。
そうじゃなくても。
そうじゃないからこそ。

『Teardrops』'88年リリース。
山口冨士夫が率いるティアドロップスのインディーズからの1stアルバム。
あの畢生の傑作『ひまつぶし』をリリースした後、バンドを組んだり、参加したりはするものの。
なんだかんだで。なかなかオリジナルのフル・アルバムを作成できずにいた冨士夫ちゃんです。
なんだかその名前と噂や伝説ばかりが独り歩きしていて。なんだか幻の凄いギタリストみたいになってて。
『ひまつぶし』も村八分のアルバムも。簡単に手に入る状況でも無くて。その音を想像するしかなかったのです。
そんな時に。急に冨士夫ちゃんの活動が活発になってきて。ある日、ボ・ガンボスのライブを観に行った時に。
そのライブに冨士夫ちゃんが参加してて。その姿を初めて目にして、その音を初めて耳にして。
もうその圧倒的な存在感に、オーラに。その凄まじいギターに秒殺されてしまったのでした。桁違いだったもんな。
そして、このアルバムがリリースされて。直ぐにレコード屋さんに走って。走って帰って。針を落として・・・
いや、もう言葉なんか出てこなくて。胸ぐらを掴まれて。そのまま臓腑を抉り取られる様で。それが快感で。
冨士夫ちゃん自らも、ダイナマイツ以来じゃないかって語っているくらいにライブもやっていたので。
とにかく。冨士夫ちゃんのオーラを浴びたい、冨士夫ちゃんのギターを聴きたい。それだけで追っかけてました。
このアルバム。いかにもインディーズだなって音なんですけど。そんなことはものともしない、関係ないぜって。
冨士夫ちゃんが弾けば、はじけてうねれば、歌えば。それだけで極上のロックンロールになるんだぜって。
そして「ピッカピカダイヤモンド」「グッ・モーニン」には清志郎も参加してるんだから。もう、ね。堪らないよねと。
本当に。いつまでも。ピッカピカに輝き続けるロックンロールがここにあるのです。

明日は。
明後日は。
その先は。
わからない。
考えられない。

今日。
その灯があれば。
その輝きがあれば。
それだけで。
なんとかなる。
それだけで。
なんとかできる。

そんなもの。
そんなものなんだな。

明日も。
明後日も。
その先も。

そんなものも。
それはそれであるけれど。

でもね。
そうじゃなくても。
そうじゃないからこそ。

今日。
いま。
ここにある。
仄かな。
小さな。
ささやかな。
灯が。
輝きが。
必要なんだ。
一番なんだ。

今日も。
ご飯が美味かった。
今夜も。
お酒が美味かった。
あの店で。
あいつに会えた。
元気だった。
変わらなかった。
嬉しい報せが聞けた。
懐かしいナンバーをかけてくれた。
今日も。
今夜も。
一緒にいられた。

なんでもない。
なにもない。
特別でない。
ただの一日。
その。
今日が。
今夜が。
ピッカピカなんだ。



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2011/05/02 Mon *いつも、いまも / RCサクセション

20110502thekingoflive_2


いつも。
いまも。
この胸の。
奥の。
どこか。
柔らかいところで。

鳴っている。
歌っている。
聴こえてくる。
あの。
最高に。
御機嫌な。
ロックンロールが。
いつも。
いまも。

今日も。
きっと。
空の上で。
どこかで。
歌ってるんだろう。
ツアーは続いているんだろう。

『The King Of Live』'83年リリース。
渋谷公会堂で収録されたRCサクセションの2枚組ライブ・アルバム。
『OK』発売直前の6月のライブで。その『OK』からのナンバーが中心となっています。
RCのライブを初めて観たのがこの頃だったので。個人的には思い入れがあるんだけど。
『Rhapsody』とか『The Tears Of Clown』に比較するとあまり話題にはならないアルバムかも。
確かに選曲的にはちょっと地味かな。当時、渋谷陽一もインタビューでそんな突っ込みしてた様な。
でも。その地味な選曲でも。とびっきりのロックンロール・ショー、ソウル・ショーにしてしまう。
それこそがRC、清志郎なんだよなと。改めて。あぁ、凄いなと。こんなライブの場にいたんだよなと。
とにかく。もう。本当に。何と言っても。清志郎の、その歌声が。もうなんとも。ソウルフルで。
黒くて、熱くて、激しくて、優しくて、いやらしくて。まったく堪らないよなと。本当に堪らない。
この歌声、この声はさ。やっぱり“選ばれてる”よなと。そしてだからこそ清志郎も“選んだ”んだろうなと・・・
そして。やっぱり。RCだからこその。うねりがあって。それがあってこその、この清志郎なんだなと。
「たとえばこんなラブ・ソング」「Oh! Baby」「Sweet Soul Music~I've Benn Loving You Too long」...
そして、「指輪をはめたい」...本当に、こんなライブを観れたなんて、聴けたなんてね。最高だったんだな。

どうしても。未だ。特に今日、今夜なんて。色々思ってしまうのだけれど。
それでも。RCを、清志郎を聴くと。楽しくて、切なくて、御機嫌で、最高だぜと。そうでなきゃなと。
いつも。いまも。RCは、清志郎は近くにいる。いつも。いまも。RCが、清志郎が聴こえてくる。
そして。これからも。RCは、清志郎は聴こえてくる。時には一緒に口ずさんだりするだろう。それでいいよねと。

いつも。
いまも。
この胸の。
奥の。
どこか。
柔らかいところで。

鳴っている。
歌っている。
聴こえてくる。
あの。
最高に。
いかした。
スローバラードが。
いつも。
いまも。

今夜も。
きっと。
空の上で。
どこかで。
歌ってるんだろう。
ツアーは続いているんだろう。

いつも。
いまも。
この胸の。
奥の。
どこか。
柔らかいところを。
掴まれてる。
囚われている。

そして。
いつも。
いまも。
空の上で。
どこかで。
続いてるツアーが。
この街にやってくるのを。
待っているんだ。



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2011/05/01 Sun *好きでしたね / Rita Coolidge

20110501notforsale


好きでしたね。

休日の。
昼下がり。
ふと。
思いだす。

その。
店の。
扉の重さ。
扉を開けて。
感じる空気。

階段を下りて。
あの。
独特の匂い。
そして。
あの笑顔。
あの声。

ふと。
思いだす。
目を閉じる。
瞼の裏で。
あの頃の様に。
あの頃のままに。

好きでしたね。

『The Lady's Not For Sale』'72年リリース。
デルタ・レディ、リタ・クーリッジの3rdアルバム。
ネイティヴ・アメリカンの血を引くその凛とした美しさに魅せられるジャケットがいいなと。
その艶やかで温かい歌声が魅力的なリタです。このアルバムでもマーク・ベノやカール・レイドルなど。
気の置けないメンバーに囲まれて伸びやかに、揺蕩う様に歌うリタです。いいなぁと、優しくなれるなと。
スワンプ・ロックの流れで語らる事の多いリタですが。このアルバムではややスワンプ加減は控えめで。
その分、よりしっとりと、じっくりと歌ってる感じもあるので、その歌の上手さがよくわかるかなと。
その上手さが決して小手先の、上辺だけのものでないところ、深いところから湧き上がってくるところ。
そこに優しいだけでなく、秘めた力強さも感じられて。ますますその歌声に魅せられてしまったりもします。
とか言いつつ。どうしようもなくスワンプなベノのギターに思わず微笑んだりもするのですけどね。
後に結婚するクリス・クリストファーソンによるタイトル・ナンバーは思いっきりカントリー・バラードで。
リタの新たな抽斗が開けられつつもあるアルバムだったりもします。そして・・・
ふと思い出したあの人が、このアルバムを、リタを好きだったんだよなと。そんな思いと共に聴いているのです。

好きでしたね。

休日の。
昼下がり。
ふと。
思いだし。
針を落として。

その。
店の。
温かさ。
心地良さ。
甦る空気。

壁いっぱい。
店いっぱいの。
レコード。
あの。
独特の匂い。
そして。
あの眼差し。
あの声。

ふと。
思いだし。
目を閉じた。
瞼の裏が。
熱くなる。
あの頃の様が。
あの頃のままに。

好きでしたね。

あの歌い手が。
あの歌が。
あのアルバムが。

好きでしたね。

なによりも。
音楽が。
一枚のレコードが。
そこに。
込められた思いが。
それを。
感じる。
愛する。
人達が。

好きでした。

そんな。
あなたが。
創りあげた。
お店が。
その空気が。
あなたとの。
何気げない。
会話が。
なによりも。
そんな。
あなたが。

休日の。
連休の一日の。
昼下がり。
ふと。
大好きだった。
レコード屋さんを。
そのご主人を。
思いだして。
好きだった。
レコードに。
針を落として。

戻らない。
帰らない。
でも。
その思いは。
甦る。

それだけで。
それだけでも。
いい。



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2011/04/29 Fri *間違いないっ! / Bonnie Bramlett

20110429ladyschoice


そう。
いつも。
いつでも。
どんな時でも。
何があっても。

間違いないっ!

選べない時。
迷った時。
悩んだ時。
きめてしまいたい時。
そう。
いつでも。

間違いないっ!

『Lady's Choice』'76年リリース。
ボニー・ブラムレットの3枚目のソロ・アルバム。
サザン・ロックの本家、キャプリコーンに移籍してからは2枚目で。
今回はマッスル・ショールズでの録音でバックもマッスル・ショールズの腕利き達が中心で。
グレッグ・オールマンやディッキー・ベッツらオールマン・ブラザーズのメンバーがゲストで参加。
そのグレッグやボビー・ウィットロック、ドビー・グレイなんかとデュエットしているナンバーもあります。
アルバム・タイトルからも想像がつく様に。ボニーの選曲によるソウルやブルースのカヴァー・アルバムです。
ジェームス・ブラウン、サム&デイヴ、サム・クック、ボビー・ブランド、グラディス・ナイト、ミラクルズなどなど。
うんうん。そうだよね。ボニー、こういうの大好きなんだよねって。わかるなぁ、いいよねと。
同好の士としては思わず微笑んでしまう、その“選択”が堪りません。そしてそれをボニーが歌うのですから。
ボニーのソウルフルでパワフルな歌声がいつも以上に生き生きとしていて実にもう魅力的なのです。
なんかうまい具合に肩の力が抜けてると言うか。カヴァーだからなのか、素直に楽しんでると言うか。
歌ってて、録音してて楽しくてしかたなかったんだろうなってのが伝わってくるのです。間違いなくね。
そしてラストを飾っているのがボブ・ディランの「Forever Young」なのですが。これがまたいいんですね。
ボニーが歌うとちょっとゴスペルみたいな感じもあって。なんかこうグッと胸にこみ上げるものがあったりもします。
あまり知られてはいないのでしょうが。世の中に数あるディランのカヴァーなのかでも出色の出来かなと。

そう。
いつも。
いつでも。
どんな時でも。
何があっても。

間違いないっ!

選べない時。
迷った時。
悩んだ時。
きめてしまいたい時。
そう。
いつでも。

間違いないっ!

ああでもない。
こうでもない。
だから。
あんな感じで。
こんな感じで。
あんな風に。
こんな風に。
見たいんだ。
触れたいんだ。
感じたいんだ。
楽しみたいんだ。

そんな時。
そう。
いつでも。

間違いないっ!

似てるからか。
わかってるからか。
我が相方の。
選択は。
いつでも。
御機嫌で。
最高なのです。

だから。
今夜も。
とっても。
美味しくて。
楽しくて。

間違いないっ!



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2011/04/26 Tue *攻略中 / The Rolling Stones

20110426conqueramerica


誰に対しても。
何処ででも。
どんな状況でも。

堂々と。
物怖じせず。
平気な顔で。

口先八丁。
ああ言えば。
こう言いで。
渡り合って。
掌に乗せて。
手綱を握って。

なんだけど。

『Conquer America』'89年リリース。
エド・サリヴァン・ショー出演時の音源を集めたローリング・ストーンズのブートレッグ。
'64年10月の「Around And Around」「Time Is On My Side」から始まって。
'67年1月の「Ruby Tuesday」「Let's Spend The Night Together」まで13曲が収められています。
しかし、まぁ観客の女の娘達の黄色い歓声、叫び声の賑やかなこと、かしましいこと、凄まじいこと。
エド・サリヴァンの苦虫を噛み潰した様な顔が目に浮かびます。実際に苦笑いが収められていますし。
なんたって。ストーンズが初出演した後には、もう二度と出演させないと吠えてたそうですから。
ガチガチの保守派だったサリヴァンですから、ストーンズとか嫌い・・・理解できなかったんだろうなと。
それでも。これだけの人気を得てしまったら出演させざるを得なかったんだろうなと。
いやぁ、まぁ、何と言うか痛快ですね。その実力と努力で絶大な人気を獲得して有無を言わせず認めさせたと。
しかもストーンズは初めてのアメリカ上陸時は散々な結果に終わっていて。酷評されまくって。でも諦めず。
転がり続けた結果、サリヴァンを、アメリカを攻略してアルバム・タイトル通りに征服してしまったのですからね。
そうそう。エド・サリヴァンショーのストーンズと言えばブートレッグのDVDも出ていて。
これがまたいいんですよねぇ。若き日の動くストーンズを堪能できて。是非そちらも観てほしいですね。

誰に対しても。
何処ででも。
どんな状況でも。

堂々と。
物怖じせず。
平気な顔で。

手も八丁。
あの手。
この手で。
渡り合って。
掌に乗せて。
手綱を握って。

見せてるけど。
思わせてるけど。

そう簡単な話じゃなくて。
そう単純な話でもなくて。
苦手だなぁ。
読めないなぁ。
そんな相手や。
そんな場所も。
あるんだけど。

しつこく。
諦めず。
見せてたら。
やってたら。
おっ、おっ、おっ。
おや、おや、おや。
流れが来たかな。
乗って来たかな。
この潮目を逃さずに。
この波に乗っていってと。

征服とまではいかずとも。
兆しは見えてきたかなと。
攻略中。



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2011/04/25 Mon *何を糧に / Frankie Miller

20110425easymoney


何を糧にしているのか。
何を糧にしたいのか。

やりたいこと。
好きなこと。
それが。
商売になって。
それで。
糊口が凌げればいいけれど。

なかなか。
どうして。
やりたいこと。
好きなこと。
そいつは。
商売にならなくて。

しかたないなと。
やれること。
悪くはないこと。
そいつで。
なんとか。
それでも。
食べていたりする。

『Easy Money』'80年リリース。
ブリティッシュ・ソウル・シンガー、フランキー・ミラーの7thアルバム。
ロッド・スチュワートと、そしてあのオーティス・レディングにも比せられたミラー。
そのソウルフルでファンキーな歌声が最大の魅力であったミラーです。
このアルバムでもそれはなんら変わることなく。一節うねっただけで、あぁ、いいなぁと。
ミラーの歌声って、黒くて熱いのですが。なによりも何だか安らかな心持ちにさせてくれるところもあって。
そんなところも好きなのですが。このアルバムでは妙に意識したり、力んだりが無くてそれがいいのかなと。
ロッドと比べるとスター性や華やかさには欠けるミラーです。様々な巡り合わせもあって。なかなか売れず。
それもあってか。レコード会社はあの手この手で売り出そうとして。色々と仕掛けて。
思いっきりハードに仕上げようとしたり、その反動か甘いバラーディアーに仕立てようとしたりしてましたから。
勿論、どんな時でもミラーの歌声は変わらずに素晴らしかったのですが。居心地は悪かったのかもしれず。
で、前作がようやくそこそこの成果を上げたので。もういいじゃないと。自然に好きな様に歌ってみたと。
結果としてまた売れなくなっちゃって。なんですけど。なんかそれでもいいんだと。吹っ切れた感じもあって。
ミラーにしてみれば不本意な意匠で売れても嬉しくないぜって心意気もあったんじゃないかなと。
好きな歌を好きに歌えるなら。アルバム・タイトルみたいな、濡れ手に粟の泡銭なんて欲しくないよってね。
その正直さ、生真面目さが商業的には仇になったのでしょうが。だからこその、この歌声なのかもです。

何を糧にしているのか。
何を糧にしたいのか。

やれること。
悪くはないこと。
それが。
商売になって。
それで。
糊口は凌げてはいるけれど。

なんだかな。
どうしても。
やってること。
悪くはないけれど。
どうしても。
熱くはなれなくて。

しかたないなと。
やれること。
悪くはないこと。
そいつで。
濡れ手に粟で。
その泡銭で。
食べているんだからと。

だけど。
それは。
そうなんだけど。
それで。
本当にいいのかと。
そのままで。
本当によしとするのかと。

誰かの為になっているのかと。
誰かを笑顔にできているのかと。
自分は笑顔でいるのかと。
自分の思いはそこにあるのかと。

何を糧にしているのか。
何を糧にしたいのか。

わかってはいるけれど。



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2011/04/24 Sun *それはともかく / Rory Gallagher

20110424rorythebestyears


とにも。
かくにも。
これで。
一回り。
一廻り。

なんとか。
かんとか。
ここまで。
回して。
廻らせて。

ここまでが。
その間が。
ベストだったか。
最良だったか。
判らないけれど。

それはともかく。
回して。
転がって。
繋げて。
そしてなにより。
楽しんで。

『The Best Years』'76年リリース。
クリサリス移籍後に古巣ポリドールが編集したロリー・ギャラガーの2枚目のベスト・アルバム。
人気の絶頂で移籍されてしまった意趣返しか。はたまた単なる便乗商法かは判りませんが。
こういう商売ってのは日本だけではなくて英国でもやってたんだなと。しかも2枚目ですしね。
しかもしかも、このアルバム・タイトルですからね。最良の時代、最良の日々って。じゃぁ今はどうなのよと。
でもってその選曲がめちゃくちゃ渋くって。ブルースやトラッドに傾倒していたロリーの側面を捉えていて。
おいおい。ハード・ロック志向になったクリサリスでのロリーへのあてつけかいと。穿ち過ぎかもしれませんが。
まぁ、それだけポリドールとしてはロリーのことがですね、好きだったんだろうなと。愛情余って憎さ百倍かなと。
確かにクリサリス移籍後のロリーはちょっと肩に力入り過ぎなところもあって。まだまだ素朴な面も強かった。
真直ぐで熱くて、誠実さがそのギターからも滲み出る様なポリドール時代のロリーがいいよなとは思いますが。
それにしても。本当に渋くって。なんだかブルース・アルバムって言ってもいいくらいだったりします。
どの曲も、あれ?どのアルバムに入ってたっけ?って迷ってしまうくらいで。だから自然に聴けたりもします。
唯一、知名度の高い「Tattoo'd Lady」の弾け方がだからこそ引き立ってカッコいいなぁと改めて感じます。
そして。そのメロディーのポップでありながらどうにも胸締めつけられる切なさにやはり痺れてしまうのです。
うん、このアルバム・タイトルは・・・正しかったのかも(笑)。クリサリス時代も悪くはないですけどね。

とにも。
かくにも。
これで。
一回り。
一廻り。

なんとか。
かんとか。
ここまで。
回して。
廻らせて。

ここまでが。
その間が。
ベストだったか。
最良だったか。
判らないけれど。

それはともかく。
回して。
転がって。
繋げて。
そしてなにより。
楽しんで。

この一年が。
この日々が。
ベストだったか。
最良だったか。
判らないけれど。
総てが順調では無かったけれど。

それはともかく。
笑ったり。
踊ったり。
飲んだり。
そしてなにより。
楽しんでくれたなら。
それで良かったかなと。

それはともかく。
誰よりも。
マスターと。
回してる本人が。
楽しんでたなら。
それが一番だったかなと。
それで。
それだけで良かったかなと(笑)。

それはともかく。
これからも。
回して。
廻らせて。
楽しんで。
最良の時代に。
最良の日々にと。

これからも宜しくお願いいたします!



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2011/04/23 Sat *変わっている様で、いない様で / Jeff Beck

20110423beck


変わっている様で。
変わっていない様で。

どっちだろう。
どっちでもあり。
どっちでもなく。

変わったものも。
変わったことも。
あるし。

変わってないものも。
変わってないことも。
あるのだろう。

目に見える様で。
実は見えない様で。

『Jeff Beck』'78年リリース。
CBSソニーのベスト盤、ゴールド・ディスク・シリーズの1枚として編集されたジェフ・ベックのアルバム。
'71年~'77年、CBSソニーが権利を持っていた時代のジェフ・ベックの音源から12曲が選ばれています。
今だったらこんな安易なアルバムなんて間違っても許可が下りないでしょうが。緩くいい時代だったんだなと。
ジャケットもこのシリーズ統一の安っぽいものですが、この笑顔のベックなかなかいいかなとか思ったりもして。
当然第2期ジェフ・ベック・グループもあれば、ベック・ボガート&アピスもあれば、ソロもありで。
特に年代順で曲が並んでいるわけでもないので。時代を追ってベックの変化を追えるわけでもなく。
A面1曲目が「Air Blower」でB面ラストが「Cause We've Ended As Lovers」と。
『Blow By Blow』に始まって終わっていて。その間に色々入ってますよと。
第2期ジェフ・ベック・グループとベック・ボガート&アピスが交互に出てくるのには何らかの意図があるのかとか。
『Wired』からよりは『Blow By Blow』から多めに選んでいるのはやっぱり評価の差があったんだろうなとか。
勝手に深読みするのも楽しくはありますが。まぁ、基本的にはあまりなんにも考えてはいなかったんでしょうが。
年代順じゃ無いだけに。変化し続けていて、バラバラだった様に思えたこの時代のベックにも。
あぁ、そうか。そういう通奏低音があったのねなんてことが見えてきたり、聴こえてきたりするのが面白くもあって。
ソウルが好きなんだなと、表出するものは異なっても自分なりのソウルを奏でたいって思いは変わってないなと。
第2期ジェフ・ベック・グループは言うに及ばず。ハード・ロックの文脈で語られがちなベック・ボガート&アピスも。
ドン・ニックスの「Sweet Sweet Surrender」にスティーヴィー・ワンダーの「Superstition」だしなと。
『Blow By Blow』も『Wired』もインストだけど、フュージョンなんかと違ってギターが歌ってるもんなと。
変わっている様で。根本は意外に変わっていない様にも思えるベックの姿が浮かび上がったりするのです。

変わっている様で。
変わっていない様で。

どっちだろう。
どっちでもあり。
どっちでもなく。

変わったものも。
変わったことも。
あるし。

変わってないものも。
変わってないことも。
あるのだろう。

手に触れられる様で。
実は触れられない様で。

久し振りの。
街角。人達。
いつの間にか。
長い付き合いになった。
街角。人達。

目に見えるもの。
手に触れられるもの。
変わっている。
目に見えないこと。
手に触れられないこと。
変わっているのだろう。

なのに。
その空気。
その距離。
その感覚。
その匂い。
変わらないものが。
ある様で。

変わっている様で。
変わっていない様で。

答えは出ないけれど。
どこかで聴こえてる。
通奏低音。
きっとまだ。
きっとこれからも。
流れていくのだろう。
共鳴していくのだろう。



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2011/04/22 Fri *真っ当な / Chuck Berry

20110422chuckberrysgreatesthits


真っ当である。

店構えは普通で。
腕のいい職人がいて。
気立てのいい店員がいて。
いいネタを仕入れて。
いい塩梅の仕事をして。
とてもいい感じに美味で。

騒がず。
慌てず。
流行ることも無く。
すたれることも無く。
晴れの日も。
雨の日も。

そこにある。
やっている。
初めてでも。
落着けて。心安らかで。
じっくりと味わえて。
また来ようと。
自然に決めている。

真っ当である。

『Chuck Berry's Greatest Hits』'66年リリース。
英国編集、16曲収録のチャック・ベリーのベスト・アルバム。
レーベルはチェスで配給と販売はパイとなっています。この頃の英国ではパイが権利を持ってたんですね。
ストーンズやビートルズによってチャックの存在を知った英国の若者達を狙ったのでしょうか。
当時の英国ではなかなかチェスの音源、レコードは入手し辛かったって話もありましたよね。
だからミックはチェスの本社に手紙を書いてチャックやマディのレコードを個人輸入してて。
それを抱えてたミックにダートフォードの駅でキースが声を掛けてって・・・う~ん、いい話だよなぁ。
で、チェスのチャックですから。悪いわけがありません。ロックンロールの基本、原点がここに詰まってます。
勿論、16曲で何がわかる、何が語れるってことではありますが。CDもダウンロードも無い時代に思いを馳せて。
手に取るとずっしりと重量感も伝わる分厚いレコードで、音もぶっといモノラル盤で聴くチャックはまた格別です。
ロンドンの片隅でストーンズのやってるあの曲のオリジナルってどんなんだろうなんて。
ドキドキワクワクしながら針を落としてたファンのボーイズ&ガールズの気持ちが伝わってくる様でもあります。
それにしても。「Too Much Monkey Business」「Sweet Little Rock And Roller」「Memphis Tennessee」だし。
「Sweet Little Sixteen」で「Bye Bye Johnny」ときて「Johnny B. Goode」ですからね。今更何をいわんやですが。
昔誰かがチャックがいなかったらロック・バンドはアンコールの選曲に困るだろうねとか言ってましたが。
それどころかロック・バンド、ロックンロールそのものが生まれていたか、残っていたか甚だ疑問ですね。
真っ当なロックンロール、チャック・ベリーやっぱり格別、最高、ご機嫌なのです。こうでなきゃね。

真っ当である。

店構えは普通で。
腕のいい職人がいて。
気立てのいい店員がいて。
いいネタを仕入れて。
いい塩梅の仕事をして。
とてもいい感じに美味で。

騒がず。
慌てず。
混み過ぎることも無く。
閑古鳥が鳴くことも無く。
平日のお昼も。
週末の夜も。

そこにある。
やっている。
初めてでも。
落着けて。気が置けなくて。
思う様に味わえて。
また近いうちに来るだろうなと。
疑いもなく思っている。

真っ当である。

真っ当な。
真っ当な店が。
近所にあって。
真っ当な。
真っ当な食事が。
美味しくいただける。
真っ当な。
真っ当な幸せを。
改めて感じた夜でした。



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