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2011/05/29 Sun *雨の日曜日は / Ten Years After

20110529crickwoodgreen


雨だ。
嵐だ。
冷たい雨が。
烈しい雨が。
降っている。

こんな日は。
こんな日曜日は。
無理をせず。
楽しみにしていた。
約束も延期して。

家に。
家にいて。
家にいながら。
行きたかった。
観たかった。
そこへ。
その空間へ。

雨の日曜日は。
家にいて。

『Cricklewood Green』'70年リリース。
アルヴィン・リー率いるテン・イヤーズ・アフターの5thアルバム。
前年のウッドストックでの壮絶なパフォーマンスで一躍シーンのトップに躍り出て。
その注目度も半端じゃ無い状態で制作されたと思われて。
時代の寵児たらんと。ハード・ロックを標榜して。ハードなリフとビートを強調して。
躍動感溢れるアルバムになっている辺りは勢いに乗っていたんだろうなと思わされます。
その一方で隠しても隠し切れないリーの素顔、その嗜好があって。ハード一辺倒にはならなくて。
様々な表情が窺えたりするのですが。特にジャズの香りがそこはかとなく全編に漂っていて。
実はジャズ・ギタリストになりたかったらしいリーですから。ロックのフィールドで名声を得ても。
その夢を諦めきれなかったんだろうなと。その諦めの悪さがリーのギターの個性にもなっていて。
ただ速弾きだけじゃないんだぞと。まぁ、手癖と言えば手癖ですが。その癖故の味わいがいいんですよね。
ウッドストックの印象が強烈過ぎて。豪快な速弾きギタリストとしてのみ捉えられがちですが。
このアルバムのジャケットにも表れている様に。意外とインドア派だったりもしたのかなと。
雨の日は家にいて。置物とか飾ってる写真とか見るとは無しに見ながら。ギターを爪弾いてたりしてなんてね。

雨だ。
嵐だ。
冷たい雨が。
烈しい雨が。
降り続いている。

こんな日は。
こんな日曜日は。
延期した。
約束に少し心を残しながら。
また別の楽しみを。

家に。
家にいて。
家にいながら。
立ち会いたかった。
共有したかった。
そこへ。
その空間へ。

雨の日曜日は。
家にいて。

置物とか。
写真とか。
見るとはなしに。
眺めたり。
読んでなかった。
本の頁をめくったり。
溜まっていた。
録画したあの番組を。
観ながら。
その美術館に。
その絵画に。
その世界に。
行ったり。
立ち会ったり。

雨の日曜日は。
家にいて。



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