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2011/05/31 Tue *逢魔が時 / Mike Vernon

20110531mikevernon


逢魔が時。
黄昏時。
昼から夜へ。
光から闇へ。
変わっていく。
遷りゆく。
渡っていく。
その時。
その瞬間。

なにもかもが。
薄ぼんやりと。
その輪郭が。
曖昧になり。
溶け出して。
其処にあるのは。
何だろう。
其処にいるのは。
誰だろう。

逢魔が時。
その瞬間に。

『Moment Of Madness』'73年リリース。
ブリティッシュ・ブルースの必殺仕掛人だったマイク・ヴァーノン。
数々のブリティシュ・ブルース・バンドを発掘、プロデュースを手掛けたことで知られるヴァーノン。
ブルー・ホライズン・レーベルを興してフリートウッド・マックやチキン・シャックを世に出したのもヴァーノンでした。
ブルースブレイカーズもサヴォイ・ブラウンもテン・イヤーズ・アフターもその手を借りていました。
そんなヴァーノンがブルー・ホライズンの崩壊後に発表したソロ・アルバムです。
どうしても。ブルース・ロックのイメージが強くて。その呪縛から逃れられなかったと思われがちなヴァーノン。
確かに“それで”ブルー・ホライズンは時流に乗り遅れてしまった様ですが。案外にしぶとかったヴァーノン。
実は'70年代後半はオリンピック・ランナーズなるファンキーなバンドの仕掛け人として活躍したんだとか。
そちらは未聴なのですが。このアルバムでも既にブルースをベースにしながらもファンキーでダンサンブルで。
あのミッチ・ミッチェルや、テン・イヤーズ・アフターのメンバーを擁しながらも。既に時代を見据えていたのかなと。
その踊れる感じが、このアルバムではいい塩梅に、いなたくもあって。微妙にスワンプ・ロックしてるかなと。
そのゆるさ加減が心地良くはあるのですが。でもヴァーノンですからね。本音はブルースにあったんじゃないのと。
何かに、得体のしれないものに。魅入られてしまったのかなと。そんなことを思わなくもないのですけどね。

逢魔が時。
黄昏時。
昼から夜へ。
光から闇へ。
近づいていく。
下りていく。
過ぎていく。
その時。
その瞬間。

なにもかもが。
薄ぼんやりと。
その輪郭が。
曖昧になり。
溶け出して。
其処に潜んでいるのは。
何だろう。
其処に隠れているのは。
誰だろう。

逢魔が時。
その瞬間に。

魅入られたのか。
惑わされたのか。
魅入られたかったのか。
惑わされたかったのか。
何かが動きだす。
何かが震えだす。
何かが通り過ぎていく。

見えそうで。
見えなくて。
触れられそうで。
触れられなくて。
今の様で。
昔の様で。
先の様で。
でも。
確かに。
其処に。
感じられるのは。
何故だろう。

逢魔が時。
その瞬間に。
己が狂気に。
魅入られる。
気づかされる。



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