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2011/06/01 Wed *井戸から飛びだせ / Eric Clapton

20110601oceanboulevardukorg


知らぬ間に。
気づかぬ間に。

いつも。いつも。
同じことの。
同じ日々の。
繰り返し。

すると。
考えかたも。
見かたも。
やりかたも。
感じかたまで。

固まってしまって。
澱んでしまって。
動いてないじゃん。
流れてないじゃん。
面白くないじゃん。

井戸から飛びだせ。

『461 Ocean Boulvard』'74年リリース。
録音を行ったマイアミのスタジオの住所をそのままタイトルに冠したエリック・クラプトンのアルバム。
ドミノスは解散、ジミヘンもデュアン・オールマンも夭折し、パティとは恋仲になるも。それはそれでと。
すっかり薬物中毒になって。半ば引退状態にあったクラプトン。仲間たちの助けもあって。再起を目指して。
新しいバンド・メンバーを迎えて。活動の拠点も暖かく陽光降り注ぐマイアミへと移して。
結果、今までになく明るくカラッとして伸びやかなギターとヴォーカルでもって見事にシーンに復帰したのでした。
神様として崇められるも。プレッシャーに苛まれて。ブルースを追求するも袋小路に嵌りこみ。
米国南部の音楽に安らぎを見出すも。理想と思われたバンドもメンバー間の軋轢で解散に追い込まれ。
傑作の名をほしいままにしたアルバムの陰で道ならぬ恋に身も心も焦がしてしまい・・・と。
なんでこんなに難儀な道を歩むのかねこの人はって感じのクラプトンです。自業自得な部分もありますけどね。
周囲も。そして自分自身も。環境変えなくてはと。湿った(失礼)英国の邸宅の一室に籠ってちゃ駄目なんだと。
引っ張り出されて、這い出して。海を越えて。温暖な気候と、新しい仲間達に囲まれて・・・本当に良かったねと。
やっと。本当に新しい世界に触れることができたんだろうなと。狭い世界から飛びだして。目から鱗だったかなと。
若いジョージ・テリーのギターも刺激だったと思いますが。意外にイヴォンヌ・エリマンの存在が大きいかなと。
クラプトンのヴォーカルが味わいを増したのは、時に寄り添い、時に背後から抱きしめる様なイヴォンヌの。
そのコーラスによるところもあったんだろうなと思うのです。「Get Ready」そして「Let It Grow」とかね。

知らぬ間に。
気づかぬ間に。

いつも。いつも。
同じことの。
同じ時間の。
繰り返し。

すると。
考えることも。
見えるものも。
やれることも。
感じられるものまで。

固まっているのに。
澱んでしまっるのに。
動いてないことに。
流れてないことに。
気づきもしないで。
楽しめていないのに。
甘んじてしまって。

井戸から飛びだせ。

同じ日々。
同じ時間。
繰り返せること。
過ごせること。
その深さを知ること。
それはそれで。
大切ではあるけれど。

それだけが。
そこだけが。
総てじゃないこと。
他の世界もあること。
それを忘れちゃいけないと。
危うく忘れるとこだったなと。

窓の外。
輝く陽光に目を細めて。
思いだす。

井戸から飛びだせ。



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