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2011/07/13 Wed *ブルースを蹴飛ばせ / Various Artists

20110713theworldofbluespower


毎朝。
毎晩。
お昼でも。

遠慮なく。
お構いなしに。
現れる。
やってくる。

まだ。
いいかな。
もう。
いいだろう。
そんな時に。
限って。
やってくるんだな。

ブルースを蹴飛ばせ。

『The World Of Blues Power』'69年リリース。
ジャケットも雰囲気な、ブリティッシュ・ブルースのオムニバス・アルバム。
ブリティッシュ・ブルースの仕掛け人、マイク・ヴァーノンがデッカ在籍時代に関わった中から。
ブルースブレイカーズ、サヴォイ・ブラウン、テン・イヤーズ・アフターの英国勢のみならず。
渡英時に制作されたエディ・ボイドやチャンピオン・ジャック・デュプリーのナンバーも選ばれています。
A面頭の「All Your Love」とB面最後の「Steppin' Out」と著名なナンバーに挟まれているのは。
シングルのみでリリースされたナンバーだったり、未発表だったナンバーだったりして。
なかなか入手し辛いこれらのナンバーを纏めて聴けるのがこの種のアルバムのいいところです。
どのナンバーも。あの時代の英国ならではの、ブリティッシュ・ブルースの香りが漂っていていい感じです。
クリス・ユールデンの歌声も強烈なサヴォイ・ブラウンのシングル「Taste And Try, Before You Buy」とか。
ピーター・グリーンの繊細なギターに震えるブルースブレイカーズの初出となる「Greeny」とか。
そのブルースブレイカーズにポール・バターフィールドが客演した「All My Life」とか。いや、もう堪らんねと。
ボイドやデュプリーのナンバー、その指捌きや歌声との間にある越えられない何かを感じつつも。
それを百も承知で。どうあがいたって“黒く”はなれない白人が奏でる、そのもどかしさもまたブルースなんだと。
そのやりきれなさ、その切なさも。そしてそれらを蹴飛ばしてしまおうと挑み続けるその熱さも。
それら総てが.。同じく“黒く”はなれない自分には沁みるのです。まぁ、こっちは“白く”も無いんだけど。
理由も無い、解らない、苛立ちや憂鬱やなんやかやを。このブルースが蹴飛ばしてくれるのです。

昨日。
今日。
たぶん明日も。

薄笑いと共に。
慇懃無礼に。
現れる。
立っている。

まだ。
続くのかな。
もう。
終わるだろう。
そう願って。
振り返ると。
立っているんだな。

ブルースを蹴飛ばせ。

理由など無い。
理屈も無い。
理論も筋も通らない。
情も何も無い。
震わせられない。
苛々。
鬱々。
だから。

ブルースを蹴飛ばせ。
その熱さで。その激しさで。
ブルースで蹴飛ばせ。
ブルースを蹴飛ばせ。



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