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2011年7月

2011/07/15 Fri *尻尾がとれない / Creeedence Clearwater Revival

20110715creedenceclearwaterrevival


青臭いまま。
お尻の青いまま。
いや。
ひょっとして。
尻尾のついたまま。

そのままなんじゃないかと。
成長も進化もしてなくて。
同じところにいて。
同じことに拘って。
同じものが好きで。
そのままで。

だから。
同じところで立ち止まって。
同じことに捕らわれて。
同じものに躓いて。
その繰り返し。
また繰り返し。

進みたい。
乗り越えたい。
でも。
尻尾がとれない。

『Creedence Clearwater Revival』'68年リリース。
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)の記念すべき1stアルバム。
ジョン・フォガティの兵役によるブランクなどもあって下積み時代の長かった彼らが。
バンド名を変えて、ファンタジー・レコードと再契約して心機一転で制作したアルバムでした。
サイケだアートだニュー・ロックだと騒がしい時代に。オーソドックスなロックン・ロールをぶっ放したCCR。
いや、このアルバムでは。オーソドックスなブルース・ロックと言った方がいいかもと。
ストーンズでも知られる「Suzie Q」の8分を超える青白い炎をも感じさせる迫力とか。
「I Put A Spell On You」における有無をも言わせぬ凄味とか。ここにCCRの原点があるんだなと。
それらカヴァーの素晴らしさに比較するとオリジナル・ナンバーは未完成な感は免れなくて。
それがアルバム全体としては青臭い印象を抱かせる要因にもなっているのかもしれませんが。
それを差し引いても。「Suzie Q」や「I Put A Spell On You」における熱さ、エネルギーは本物だなと。
だからこそ長尺にも関わらず「Suzie Q」は全米TOP10に迫るヒットを記録したんだろうなと思うのです。
後にコンパクトでキャッチーなヒット曲を連発するCCRですが。その根底には変わらないものがあったんだと。
成長しても進化しても。ブルースやソウル対する熱さ、エネルギーがずっとあったんだと。
だとすると。このアルバムの青臭さが妙に愛おしくてならなかったりもするのです。

青臭いまま。
お尻の青いまま。
いや。
ひょっとして。
尻尾のついたまま。

そのままでいいじゃないかと。
成長も進化もしてなくていいと。
同じところにいて。
同じことに拘って。
同じものが好きで。
そのままで。
とことん。
いってしまえと。
深化してしまえと。

だから。
同じところで立ち止まっても。
同じことに捕らわれても。
同じものに躓いても。
また歩き出そう。
また逃げてやろう。
また立ち上がろう。
その繰り返し。
また繰り返し。

進みたい。
乗り越えたい。
でも。
尻尾がとれない。
ならば。
尻尾と共に。
その。
重みが覚えてる。思いださせる。
熱さ、思い。
そして。
青臭さと共に。
歩いていこう。



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2011/07/14 Thu *伊達や酔狂で/ Booker T. & Priscilla Jones

20110714chronicles


そうさ。
いつも。
いつでも。
何があったって。
何がおきたって。

僕は。
何も。
心配しない。
怖くもない。
変わりはしない。

信じてる。
揺るぎはしない。
言葉にはできない。
態度には・・・でちゃう。
自然にね。

そうさ、
いつも。
いまでも。
これからも。
相方が僕を知ってる。

『Chronicles』'73年リリース。
海岸で見つめ合うジャケットも印象的なブッカー・T&プリシラ・ジョーンズのアルバム。
おしどり夫婦だったブッカー・Tとプリシラです。その蜜月時代に製作された3枚目のアルバムなのですが。
恐らくその3枚の中では一番とっつき易いと言うか親しみ易いアルバムになってるかなと言う気がします。
基本はソウルでスワンピーなのですが。そこに止まらず。熱くも柔らかで優しくもあって。微笑ましいかなとも。
2人の息もぴったりで。3枚目ならでは、ここまで二人が手を携えて刻んできた轍の軌跡が表れてるかなと。
そして。それが身内だけの楽屋おちに止まらずに。ちゃんと作品として成立してるのがいいんだよなと。
確かに前の2枚のアルバムも好きなんですけどね。でもあまりにもプライベート過ぎる感もあったかなと思うので。
妹であるリタ・クーリッジ以上にエモーショナルでブルージーで。ゴスペルの匂い濃厚なプリシラの熱い歌声。
その歌声を思う存分に堪能できる、2人の世界でありながら外に向かって開かれているのがいいんですよね。
勿論、そこにはプリシラを支えるブッカー・Tの存在があって。プリシラもしっかりブッカー・Tを抱き締めていて。
その揺るぎのなさ。言葉など必要としない、ほんわかとしながらも強固な、何にも変えられない2人の繋がり。
伊達や酔狂じゃない、歳月の積み重ねと信頼関係があってのことなんですけどね。うん、そうなんですよね。
さて。このアルバムを一躍有名にしたのがリタの手による「Time」なるナンバーの存在なのですが。
印象的な美しいメロディーのこのナンバー、あれどこかで聴いたことあるぞと。あれ殆ど同じじゃないかと。
そう。あの「Layla」の後半部分とそっくりで。なんでも'69年当時リタとジム・ゴードンは恋人同士だったとかで。
で、リタが作ったメロディーをジムがちゃっかり拝借しちゃったんだとか。クラプトンも承知だったとか・・・
「Layla」は名作ですが。「Time」もいいです。まぁ、それだけこのメロディーが素晴らしいことの証でしょうか。

そうさ。
いつも。
いつでも。
何があったって。
何がおきたって。

僕は。
何も。
心配しない。
怖くもない。
変わりはしない。

信じてる。
揺るぎはしない。
言葉にはできない。
態度には・・・でちゃう。
自然にね。

そうさ、
いつも。
いまでも。
これからも。
相方が僕を知ってる。

具体的なこと。
言葉にならない。
言葉にできない。
それでも。
抱きとめてくれる。
包み込んでくれる。
そっと。
しっかりと。

ただ一言。
ここにいるでしょ。

そうさ、
いつも。
いまでも。
これからも。
相方が僕を知ってる。

伊達や酔狂で。
ここまできてない。
ここにはいない。
それがいい。
それだけでいい。



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2011/07/13 Wed *ブルースを蹴飛ばせ / Various Artists

20110713theworldofbluespower


毎朝。
毎晩。
お昼でも。

遠慮なく。
お構いなしに。
現れる。
やってくる。

まだ。
いいかな。
もう。
いいだろう。
そんな時に。
限って。
やってくるんだな。

ブルースを蹴飛ばせ。

『The World Of Blues Power』'69年リリース。
ジャケットも雰囲気な、ブリティッシュ・ブルースのオムニバス・アルバム。
ブリティッシュ・ブルースの仕掛け人、マイク・ヴァーノンがデッカ在籍時代に関わった中から。
ブルースブレイカーズ、サヴォイ・ブラウン、テン・イヤーズ・アフターの英国勢のみならず。
渡英時に制作されたエディ・ボイドやチャンピオン・ジャック・デュプリーのナンバーも選ばれています。
A面頭の「All Your Love」とB面最後の「Steppin' Out」と著名なナンバーに挟まれているのは。
シングルのみでリリースされたナンバーだったり、未発表だったナンバーだったりして。
なかなか入手し辛いこれらのナンバーを纏めて聴けるのがこの種のアルバムのいいところです。
どのナンバーも。あの時代の英国ならではの、ブリティッシュ・ブルースの香りが漂っていていい感じです。
クリス・ユールデンの歌声も強烈なサヴォイ・ブラウンのシングル「Taste And Try, Before You Buy」とか。
ピーター・グリーンの繊細なギターに震えるブルースブレイカーズの初出となる「Greeny」とか。
そのブルースブレイカーズにポール・バターフィールドが客演した「All My Life」とか。いや、もう堪らんねと。
ボイドやデュプリーのナンバー、その指捌きや歌声との間にある越えられない何かを感じつつも。
それを百も承知で。どうあがいたって“黒く”はなれない白人が奏でる、そのもどかしさもまたブルースなんだと。
そのやりきれなさ、その切なさも。そしてそれらを蹴飛ばしてしまおうと挑み続けるその熱さも。
それら総てが.。同じく“黒く”はなれない自分には沁みるのです。まぁ、こっちは“白く”も無いんだけど。
理由も無い、解らない、苛立ちや憂鬱やなんやかやを。このブルースが蹴飛ばしてくれるのです。

昨日。
今日。
たぶん明日も。

薄笑いと共に。
慇懃無礼に。
現れる。
立っている。

まだ。
続くのかな。
もう。
終わるだろう。
そう願って。
振り返ると。
立っているんだな。

ブルースを蹴飛ばせ。

理由など無い。
理屈も無い。
理論も筋も通らない。
情も何も無い。
震わせられない。
苛々。
鬱々。
だから。

ブルースを蹴飛ばせ。
その熱さで。その激しさで。
ブルースで蹴飛ばせ。
ブルースを蹴飛ばせ。



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2011/07/10 Sun *望みのままに / Status Quo

20110710whateverifyouwantit


喜んでくれるなら。
嬉しいなって思ってくれるなら。
表せなくても。
そう感じてる。
そう思ってる。
それが。
伝わってくるから。

望みのままに。
できること。
やれること。
限られてるけど。
ささやかだけれど。
それでも。
それだけでもね。

『Whatever You Want』'79年リリース。
前作での路線変更に失敗して原点回帰したステイタス・クォーのアルバム。
原点、シンプルでストレートなブギーとロックンロールをぶちかますステイタス・クォーです。
アルバム・タイトル通りにファンが望んでいたものを届けることに再び徹することに決めたのです。
なんてね。結局はそれが自分達もやりたかったこと、望んでたことだったんだろうなと。
針を落とした瞬間にね。あのビートであのブギーが始まるとね。そりゃそうだよねと。これしかないねと。
流石に時代とは無縁ではいられないので。サウンド的には多少洗練されたと言うか落ち着いた感もありますが。
そんなことはお構いなしの縦ノリのブギーが痛快で。細かいことなんかどうでもいいかと。それでいいと。
誰かが望んでる。誰もが望んでる。誰かが楽しんでる。自分達も望んでる。自分達も楽しんでる。
それだけでいいと。その潔さが心地良く。その単純さが何か大切なものを思い起こさせてくれる気がします。
十年一日。金太郎飴の如しで。できること。やれること。これしかなかっただけなのかもしれませんが。
限られていたとしても。それをやること、続けること。それが必要なんだと、必要な時もあるんだと。
やっていれば。誰かも。自分達も。ささやかだとしても。そのひと時だとしても。喜び合えるんだと。
だからこそ。通じ合えるんだと。兎に角。前向きに明るくなれる。それでこそのステイタス・クォーだったりします。

喜んでくれるなら。
嬉しいなって思ってくれるなら。
表せなくても。
そう感じてる。
そう思ってる。
それが。
伝わってくるから。

望みのままに。
できること。
やれること。
限られてるけど。
ささやかだけれど。
それでも。
それだけでもね。

いつもと違う。
ところまで行ってみましょうか。
いつもと違う。
景色を見に行きましょうか。
いつもより。
ゆっくりと過ごしましょうか。
いつもより。
ゆっくりと話しましょうか。触れ合いましょうか。
いつもより・・・

望みのままに。
できること。
やれること。
限られてるけど。
ささやかだけれど。
それでも。
それだけでもね。

それだけしか。
できないのが。
悔しいけど。
口惜しいけど。

それでもね。
待っててくれるから。
望んでくれるから。

望みのままに。
少しでも。
ささやかでも。
できることを。
伝えられることを。
これからも。



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2011/07/09 Sat *今夜の月は / Van Morrison

20110709moondanceukorg


今夜の月は。
いい月。

密やかに。
明るくて。
穏やかで。
優しくて。
そんな顔で。
微笑んでいる。

見なくても。
見上げなくても。
解るんだ。

こんな一日の。
最後に。
その夜に。
浮かんでるんだから。

今夜の月は。
いい月。

『Moondance』'70年リリース。
ヴァン・モリソンの3枚目のソロ・アルバム。
孤高のヴォーカリストとして今も我が道を歩み続けているヴァンです。
駄作など無く。その素晴らしい歌声でいつまでも聴く者を魅了してしまうヴァンです。
ただ年を経るにつれ。あまりにも近寄りがたい存在になりつつある感じもあって。
特に最近はなんだか後光が射してるんじゃないかと思えるほどで。おいそれとは聴けないかなとか。
そうなってくると。どうしても'70年代のアルバムに針を落とす機会が多いのですが。
その'70年代のアルバムも決して総てがとっつき易いものでは無いのですが。
このアルバムは。その歌声の素晴らしさはそのままに。収められているナンバーの秀逸さもあって。
兎に角。素晴らしいとしか言い様が無い、他の言葉が思い浮かばないヴァンの歌声が、その魅力が。
ストレートに聴く者のの胸に届くのです。鷲掴みって感じじゃなくて、そっと開かれて、そっと撫でられて。
でも胸の奥のどこか柔らかいところを掴まれてしまって。とても幸せな気持ちになってしまうのです。
時に熱くなり過ぎかなとか、頑なに過ぎるかなとか思わないでもないヴァンが。このアルバムでは。
力まずに、何とも楽しそうに歌っていて。その楽しんでる感じがこちら側にも伝わってきているんだろうなと。
まさしく。月夜にステップでも踏みたくなるくらいに。胸の奥から穏やかに優しく、そして明るくしてくれるのです。
タイトル・ナンバー、「Crazy Love」「Caravan」と並ぶA面は特に、本当に心震えるものがあるのです。

今夜の月は。
いい月。

密やかに。
明るくて。
穏やかで。
優しくて。
そんな声で。
囁きかけている。

聞こえなくても。
耳を澄ませなくても。
解るんだ。

こんな一日の。
最後に。
その夜に。
輝いているんだから。

今夜の月は。
いい月。

気持ちのいい。
覚悟を。
その覚悟故の。
美しさに。
魅せられるものに。
思いを新たにした。

気持ちのいい。
真っ当な。
その真っ当さ故の。
凛とした。
寛ぎの時間を。
味わえた。
その幸せを噛み締めた。

こんな一日の。
最後に。
二人を照らしているんだから。

今夜の月は。
いい月。

月明かりに照らされて。
千鳥足で。
ステップでも踏んでみようか!



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2011/07/08 Fri *進化論 / Quatermass

20110708quatermass


あぁ。
人は。
むかしむかし。
などと。
呟いて。
空を見上げてみる。

足下を。
しっかりと。
見なきゃ。
足許を。
きちんと。
固めなきゃ。

それは。
そうだけど。

そろそろ。
次へ。
その先へ。
進んでみたいと。
飛んでみたいと。
その思いは抑えきれず。
空を見上げてみる。

『Quatermass』'70年リリース。
英国のギター・レスのトリオ、クォーターマスの唯一のアルバム。
ヒプノシスによるビルの谷間を翼竜が乱舞するこのジャケットで知られるアルバムです。
確かに数あるヒプノシスの手掛けたジャケットの中でも秀逸なものであることは間違いなくて。
このジャケットだけでも十分にアナログ盤で持っている価値があると思います。思いますが。
その内容も忘れてくれるなと。そのキーボード、ハモンドを中心にした独特のサウンド。
プログレッシヴで。そしてハードで。荘厳でありながら明らかに狂気を孕んでいて。
聴いていると。昂揚するのを通り越して。妙に凶暴な気分になってくると言う。危うさがあるのです。
この危うさがあるところが。そうだよなハード・ロックなんだよなと思わされるところで。
故にかイメージとしては。同編成のEL&Pよりもディープ・パープルに近いものがあるかなと思うのです。
リッチー・ブラックモアがこのアルバムに収められている「Black Sheep Of The Family」をカヴァーしようとして。
他のメンバーに拒否されて。結局はソロで録音しようとしてバックに起用した面子とレインボーを結成したと。
そんな逸話からもパープルとの因縁を感じてしまったりします。確かにリッチー好きそうだよなと。
そう考えると。ギター・レス故の個性とは言え。ここにリッチーとか、強力なギタリストが加わっていたらと。
それはそれで。また新しい、進化したクォーターマスの世界が広がっていたかもしれないなと。
それはそれで。聴いてみたかったかなと。どんなサウンドになったかは・・・想像し難いところではありますが。

あぁ。
俺も。
いつかいつか。
などと。
呟いて。
空を見上げてみる。

足下を。
見るのは。
飽きたよな。
足許を。
固めすぎると。
動けなくなるよな。

そうさ。
そうなんだ。

そろそろ。
次へ。
その先へ。
進まなきゃいけないんだ。
飛んでいかなきゃいけないんだ。
その思いだけは揺るぎ無く。
空を見上げてみる。

あの。
ビルの谷間を。
飛んでいく影は。
なんだろう。
飛んでいく影に。
追いつけるかな。

そうさ。
昔は。
飛べたんじゃないか。
飛んでたじゃないか。
我がもの顔で。
いつのまに。
大人しく。
いつのまに。
失った。
退化した。

そうさ。
いつか。
今に。
飛べるんじゃないか。
飛んでみせなきゃじゃないか。
危うくても。
昂揚して。
抑えられないくらいの。
凶暴な思いを。
胸に。
もう一度。

もう一度。
進化論。



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2011/07/07 Thu *編集中 / Queen

20110707queenlive


そのままで。
総てを。
望むままに。
総てを。
あれも。
これも。
その総てを。
詰め込めれば。
その総てを。
叶えられれば。

それは。
そうだけど。
そんなことは。
百も承知だけど。
人も。
物も。
金も。
限られているので。

編集中。

『Queen Live』'85年リリース。
レコード会社の移籍に伴って編集されたクイーンのライブ・アルバム。
ジャケットからも想像できるように『Live Killers』を編集して1枚にしてしまったアルバムです。
『Live Killers』に収録されていた22曲から選びに選んで(?)、再編集されて12曲となっています。
英米では発売されなかった模様なので。その目的や意図も今一つハッキリはしないのですが。
ちなみに日本盤は来日記念盤との位置づけだったみたいです。移籍もしたし1枚ならまた売れるかなとか。
まぁ、なんにしろ。珍品の類には違いなく。邪道と言えば邪道なんですけどね。聴けちゃうと言うか。
一応、ライブの流れ・・・と言うか『Live Killers』の流れに沿って曲順も考えられているし。
オープニングから中盤、エンディングからアンコールへと凝縮版(短縮版)ながらクイーンのライブを疑似体験と。
否、疑似体験だったら『Live Killers』をちゃんと聴けばいいだろうし、そりゃそうなんですけどね。
でもこれもありかなって。2枚組聴く時間取れないこともあるし。DJするにも1枚の方が軽くていいしとか(笑)。
なにより。この大胆と言うか無謀な編集に挑んだ心意気がいいかなと。難しいと思うし。
どんな選曲にしたって。絶対に文句言うやつはいるだろうし。だったらいっそのこと好き勝手に選ぼうかと。
でもなぁ、外せない曲はあるしなとか。選曲担当者の試行錯誤してる様を想像するだけでも楽しめますしね。
「We Will Rock You」「Killer Queen」「Keep Yourself Alive」「Bohemian Rhapsody」「We Are The Champions」...
その辺は外せないよな。「Tie Your Mothe Down」「Sheer Heart Attack」選んでるのは好感持てるなよと。
気に入らない人もいるんだろうけど。人夫々だし。いいんじゃないのと。編集する方も大変なんだぜと。
DJのセットリストの編集に毎回それなりに頭を悩ませてるみとしては共感を抱いてみたりもするのです。
まぁ、好きなアーティストのマイ・ベストとかDJの選曲なんて編集作業は楽しくて大好きなんですけどね!

総てを。
そのままで。
総てを。
望むままに。
その総てを。
あれも。
これも。
そんな総てを。
詰め込めれば。
叶えられれば。

それは。
いいかも。
しれないけれど。
そこには。
変化も。
進化も。
何も無くて。
面白くも。
楽しくも。
望みも。
何にも無くなってしまうので。

編集中。

何を選ぶ。
何を捨てる。
どう転がす。
どう回す。
どう並べる。
どう見せる。

編集中。



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2011/07/04 Mon *七月の・・・ / Uriah Heep

20110704uriahheeplive


七月の。
空気。
情景。
思い。
強く眩しい陽射しの中。
熱く揺らめく熱気の向こう。
何があるのか。
何が動いているのか。
何かが始まるのか。

七月の。
風。
街。
人。
強く眩しい陽射しの中。
熱く揺らめく熱気の向こう。
何処にあるのか。
何処で動いているのか。
何処で始まるのか。
何処へ行くのか。

『Uriah Heep Live』'73年リリース。
ユーライア・ヒープの初めてのライブ・アルバム。
2枚組全編に渡って。あの独特の様式美で構築されたユーライア・ヒープの世界が展開されます。
まぁ、ライブなので。スタジオ盤の華麗な緻密さを求めるのは無理ですが。
そこは流石はブリティッシュ・ハード・ロックの全盛時代の一角を担っていたユーライア・ヒープです。
その迫力と勢いで聴かせてしまいます。流石にいま聴くと古くはあるものの。悪くは無いです。
ギターとハモンドによる印象的なリフとメロディー。コーラスも印象的なユーライア・ヒープです。
ベスト・アルバム的な色彩もあって。代表曲は殆ど網羅されていますが。やっぱり、何と言っても。
白眉は「Look At Yourself」と「July Morning」かなと。多分に個人的な思い入れもあるんですけどね。
特に「July Morning」は。その荘厳な美しさと、その裏にある儚さがライブでも見事に描かれています。
「Look At Yourself」も乗りは良いんですけど。ここでのテイクはちょっと軽いかなとも思います。
軽いと言えば。最後のロックンロールのメドレーはですねぇ。あんまり似合っていないなぁと。
好きなんだろうし。ライブですからね。ロックンロールしたい気持ちは解るんですけどね。やり過ぎかな。
そして。このジャケット。あの『対自核』を始めとして視覚にも訴えてきたのに。あぁ、それなのに。
なんでこのアルバムに限って。こんな味も素っ気も無いジャケットにしてしまったのかと。
この辺の詰めの甘さ、意識の低さ(?)がツェッペリンやパープルとの差として出てしまったのかもですね。

七月の。
空気。
情景。
思い。
青く明るい空の下。
蒼く揺らめく陽炎の向こう。
何があるのか。
何が動いているのか。
何かが始まるのか。

七月の。
風。
街。
人。
青く明るい空の下。
蒼く揺らめく陽炎の向こう。
何処にあるのか。
何処で動いているのか。
何処で始まるのか。
何処へ行くのか。

七月の。
朝。
その陽射しの中。
その熱気の中。
吹き抜ける。
一陣の風の中。

七月の。
この。
七月の。
行方を思う。



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2011/07/03 Sun *朧(おぼろ) / The Rolling Stones

20110703throughthepastdarkly


何が。
したかった。
何を。
望んでいた。
何を。
求めていた。
何を。
誰を。
愛していた。

聞いてどうする。
聞いてどうなる。
どうにもならない。
そう。
どうでもいいことで。
何も変わりはしなくて。
ただ。
ふと。
そう。

何を見て。
何を感じて。
何を思って。
何を語って。
何処へ行こうとしていたのか。
知りたくなる。
聞いてみたくなる。

『Through The Past, Darkly (Big Hits Vol.2)』'69年リリース。
八角形の変形ジャケットも印象的なローリング・ストーンズの英国における2枚目のベスト・アルバム。
ご存知の様に。同名、同ジャケットの米国盤と英国盤では収録されているナンバーが大きく異なっていて。
現在流通しているCDとかは総て米国盤に準拠したものとなっていますが。それは如何なものかと。
このアルバムが持っている意味、帯びている性格。それらからしても英国盤でこそ聴くべきだろうと。
そう。同年6月にストーンズから追い出されて。そして42年前の今日亡くなってしまったブライアン・ジョーンズ。
そのブライアンへの追悼の意も込められているこのアルバム。内ジャケットには追悼文も記載されています。
となれば敢えて「You Better Move On」を収録したであろう。英国盤の選曲こそが相応しいかなと思うのです。
ブルースやR&Bに魂奪われ。それを演奏することだけに、伝えることだけに情熱の総てを注ぎ込み。
想像以上の成功を。誰よりも驚き喜び。享受して。溺れ流され。栄光と享楽の陰で何かを見失い。
主導権を奪われても。その類まれなマルチプレイヤーとしての才能でストーンズの世界に色彩を与え続けて。
やがて。誇大妄想とドラッグに蝕まれて。自らをも見失い。自らが名付け率いたそのバンドからも追われて。
ブライアンが遺したものは大きかったし、そのブライアンがいなくなったことは一つの時代の終わりでもあって。
それを改めて振り返り、一区切りつけることは残されたメンバーにとっても必要だったのだろうなと思うのです。
だからこそ。ミック・テイラーを迎えての「Honky Tonk Women」がラストに収められていることにも意味があると。
米国盤は「Honky Tonk Women」はB面の頭ですから。やっぱり英国盤で、できればモノラル盤で聴こうよと。
ストーンズのベスト・アルバムですから。針を落として「Jumpin' Jack Flash」が聴こえてくる。
もうその瞬間にやられてしまって。それだけでご機嫌なのですが。今夜はね。ブライアンを思ってね。献杯。

何が。
したいか。
何を。
望んでいるか。
何を。
求めているか。
何を。
誰を。
愛しているか。

聞かれても。
どうしようもない。
どうにもならない。
そう。
どうにもハッキリしなくて。
何も答えられそうもなくて。
ただ。
ふと。
そう。

何を見て。
何を感じて。
何を思って。
何を語って。
何処へ行こうとしているのか。
解らなくなる。
自分に。
聞いてみたくなる。

きっと。
あの人も。
そうだったのか。

見えていた。
感じていた。
思っていた。
語っていた。
ハッキリしていた。
筈なのに。
いつか。
いつのまにか。
迷い込んで。
見失って。

総ては。
朧(Darkly)。
でも。
そんなものかもな。
何が。
何を。
なんて。
実は。
自分にだって。
解らなくて。
朧で。
ましてや。
他人になんて。

だから。
その。
朧なものと。
向き合って。
感じるままに。
思うがままに。

朧・・・



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2011/07/02 Sat *その身の内に / The Doors

20110702lightmyfire


その身の内に。
誰もが。
己自身の色を持っている。

今日観た。
印象的な一枚の日本画。
鮮やかな。
燃え立つような。
紅色で描かれた。
それを描いた。
画家の言葉。

己の。
内にある色。
誰もが持っている。
その色からは。
逃れることはできない。
見つめ続けるしかない。
吐き出すしかない。

だとすれば。
その色は。
何色だろう。
何を語るのだろう。

『The Doors』'67年リリース。
僅か数日間で録音されたと言うドアーズの1stアルバム。
そうとは思えない密度の濃さと完成度の高さ。難解で幻想的な詩とキャッチーなメロディ。
熱狂的に受け入れられたのも当然とも思われる、恐ろしいまでに完璧な1stアルバム。
何故ここまでと。不思議に思うのですが。実はドアーズを結成する前に。レイ・マンザレクと会う前に。
既にジム・モリソンの中には。その身の内には、その心の内にはその詩や、その世界が出来上がっていたと。
それに惹かれたレイがメンバーを集めて。ドアーズとなり毎晩の様にライブを行いながら曲も寝られていったと。
危うい様で脆い様で。2ndアルバム以降も変化を続け様々な顔を見せたジム、ドアーズですが。
その実、その世界はこのアルバムで既に築かれていて。後はその見せ方が異なっていただけかも知れないと。
それ程に。もうこのアルバムにおいてジムの世界が、実に鮮明に我々の前に姿を現しているからです。
そして。鮮明でありながら決して明確にはならない。そのジムの描き出す小宇宙の様な世界は。
今でも針を落とす度に。その姿を変え、輪郭を曖昧に溶け出させ、安易に全容を掴まれることを拒み続けて。
それでいて。そこには、その中心には。ジムでしかあり得ない、創りだせないものが確かに存在しているのです。
そこにはジムの色しか無いのです。ジムの持っていた、内にあった色が混ざり合うことを拒絶しているのです。
「Break On Through (To The Other Side)」「Light My Fire」そして「The End」...
あなたが思うジムの色は何色ですか?自分?自分が思うジムの色、それは・・・

その身の内に。
誰もが。
己自身の色を持っている。

今日観た。
印象的な一枚の日本画。
鮮やかな。
燃え立つような。
紅色で描かれた。
紅葉の姿、季節。
いや、それは。
それこそが。
それを描いた。
画家の色なのだ。

己の。
内にある色。
己が持っている。
己が持ってしまった。
その色から。
逃れてはならない。
目を逸らしてはならない。
望むなら。求めるなら。
吐き出してしまわなければならない。

だとすれば。
その色は。
何色だろう。
何を語るのだろう。
何を見せるのだろう。
何を突き付けてくるのだろう。
何を・・・

自分の。
彼の。
あなたの。
その身の内に。
ある。
色は。
ものは。
何なんだろう。



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2011/07/01 Fri *その覚悟 / Graham Parker

20110701livealoneinamerica


誰かの歌では無いけれど。

確かに。
話し合ったり。
助け合ったり。
その他にも。
だから。
共にはあるし。
共にはいるし。

それで。
気が楽になったり。
助けられたり。
救われたり。
まぁ、いいかと思ったり。
そんなことも。
あるけれど。

だけど。
一人だろうと。
とどのつまりは。
独りなんだろうと。
選ぶのも。
決めるのも。
受け入れるのも。
そうだろうと。
それを望んでいるのだろうと。

『Live ! Alone In America』'89年リリース。
前年のアメリカでの弾き語りツアーで収録されたグラハム・パーカーのライブ・アルバム。
全編弾き語りです。パーカーが一人でギター弾いて歌ってます。バンドもいなけりゃ、ゲストも出ません。
この何年か後にアンプラグドがやたら流行りましたが。その前ですからね。何と言うか。
この頃は確かセールス的にも厳しかった筈で。簡単に言うとドサ回りしてたってことになるのでしょうか。
かく言う自分も。どうしてもパーカーって言うと。'70年代のルーモアと組んでた頃は大好きで。
最初の数枚のオリジナル・アルバムやライブ・アルバムは本当によく聴いて、歌って、踊っていたのですが。
その後は離れてしまっていて。このアルバムの存在も随分と後になってから知ったのでした。
まぁ、それくらいに。'70年代のルーモアと組んでたパーカーはカッコ良かったんですよね。最高に。
だから。このアルバムにはなかなか触手が伸びなくて。なんか枯れてたり、それこそ落ちぶれてたら嫌だしと。
それがね。ふとした出会いで手に入れて。恐る恐る針を落としてみたら・・・御免、御免なさい、悪かったよと。
いいんだもん。カッコいいんだもん。何も変わってなくて。相変わらずに、魂込めて歌ってるんだもんな。
その熱さ、ゴツゴツした温かさ、ぶっきらぼうな優しさ。そんなパーカーの歌声にこっちの胸も熱くなるのです。
しかも弾き語りで。その楽曲の骨格も剥き出しなだけに。それでも真っ向勝負してますから。
曲に、歌に。自分が選んだ、作ったもの、世界への揺るぎ無い自信、それを貫く、思い切るその覚悟。
やっぱり、パーカーは、その歌声は本物だったんだなと。そのことがとても嬉しくなってくるのです。
そんなパーカーだからこそ、サム・クックの「A Change Is Gonna Come」も胸に迫り、震わせられるのです。

誰かの歌では無いけれど。

確かに。
話し合ったり。
助け合ったり。
その他にも。
だから。
共にはあるし。
共にはいるし。

それで。
気が楽になったり。
助けられたり。
救われたり。
まぁ、いいかと思ったり。
そんなことも。
あるけれど。

だけど。
一人だろうと。
とどのつまりは。
独りなんだろうと。
選ぶのも。
決めるのも。
受け入れるのも。
そうだろうと。
それを望んでいるのだろうと。

揺るぎ無いのか。
自信はあるのか。
貫けるのか。
思いきれるのか。
覚悟はあるのか。

自由であること。
自由でいること。
それは。
失うものが無いと言うこと。
失うものなど持てないと言うこと。
持っているのなら手放すと言うこと。

自由であること。
自由でいること。
それは。
独りで。
野垂れ死にする自由だと言うこと。

その覚悟が。
あるのか。
その覚悟を。
持っているのか。

どうなんだ。
どうなんだろう。



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2011/06/30 Thu *頑固おやじ / Dr. Feelgood

20110630stupidty


決めた。
もう。
決めたったら。
決めたんだ。

ここは。
今回は。
頑固おやじで。
いく。
いくんだ。

気をつかってりゃ。
優しくしてりゃ。
甘い顔見せてりゃ。
つけあがりやがって。
甘えやがって。

いい加減にしろよ。
聞いてやった。
曲げてやった。
譲ってやった。
でもここまでだ。

そっちが。
その気なら。
聞かないぞ。
曲げないぞ。
譲らないぞ。

拘りがある。
矜持がある。
貫かせてもらうぜ。
いいんだな。
覚悟しとけよ。

『Stupidity』'76年リリース。
ドクター・フィールグッドの3枚目にして初のライブ・アルバム。
どんなもんだいの。問答無用のカッコ良さ。なんたって全英1位になったんだからね。
そりゃそうだよな。ここまでカッコ良い、ロックン・ロールで、R&Bなライブ・アルバムなんて。
そうそうあるもんじゃないよな。針を落とした瞬間にぶっ飛ぶよな。なんじゃ、こりゃぁ~ってか。
重くタイトなリズム隊に支えられて。ギターは刻むし駆け抜けるし。ヴォーカルはとことん如何わしいし。
この時代に。ビートに、ブルースに拘って。譲らなかった。その矜持が、意地が実に小気味いいよなと。
やっぱり。ドクター・フィールグッドは裏切らないよなと。ここには真実があるよなと。ほんとカッコ良いよな。
ぐずぐずすんなよ。うだうだ言うなよ。めそめそするなよ。ぶっ飛ばすぜ、文句があるかの凄味が最高で。
未だ当時は20代だったはずなのに。十分に頑固おやじなリー・ブリローとウィルコ・ジョンソンです。
その頑固さが。このゴリゴリでギザギザの最高にご機嫌なロックンロールを生んだんだろうなと。
そうだよな。拘りを持って。譲れないものは譲らずに。ぶっ飛ばさなきゃ駄目だよなと。そうだよなと。
そうすりゃいいじゃんと。思い切り背中を蹴飛ばされた思いで。目が醒めて。よし俺も頑固おやじで行くぜとね。
互いに頑固おやじ過ぎたが故に袂を別つことになるブリローとウィルコですが。そんなね譲れない2人が。
その2人が並んでる、このジャケットも。また最高にご機嫌だよなと思うのです。とことんカッコ良いアルバムです。

決めた。
もう。
決めたったら。
決めたんだ。

ここからは。
これからは。
頑固おやじで。
いく。
いくんだ。

気をつかってるからって。
優しくしてるからって。
甘い顔見せてるからって。
つけあがるんじゃないよ。
いつまでも甘えてるんじゃないよ。

もう緒を切ったからな。
聞いてやらない。
曲げてもやらない。
譲ってなんかやらない。
そんなのはやなこった。

そっちが。
いつまでも。
ぐずぐすだから。
うだうだ言ってるから。
めそめそしてるか。

だから。
拘りを。
矜持を。
貫かせてもらうぜ。
いいも悪いもない。
それで行くからな。

とうとう。
頑固おやじに。
してしまった。
させてしまった。
さぁ。
覚悟しとけよ!



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2011/06/28 Tue *早すぎやしませんか / Eddie And The Hot Rods

20110628thrillereddieandhotrods


背筋がゾクッ。
身体がブルッ。
思わず。
両肩を掴んで。
身をすくめたくなる。

その話。
本当なの。
そんな話。
聞いてないんだけど。
そうなんです。
なんて。
簡単に。
涼しい顔で。
言ってるけど。

意味わかってる?
状況が見えてる?
これってさぁ・・・
おいおい。
記録的な暑さなのに。
瞬間。いま。
涼しくなったのは。
気のせいだろうか・・・

まだ。
早すぎやしませんか。

『Thriller』'79年リリース。
エディ・アンド・ザ・ホット・ロッズの3rdアルバム。
なんだかよくわからない、ちょっとセンスに欠けるかなってジャケットが残念。
だってねぇ。1stアルバムも、2ndアルバムもジャケットがカッコ良かったからね。
そのジャケットに負けない疾走感に溢れるサウンドこそがホット・ロッズの最大の魅力で。
このアルバムでも。そのパブ・ロックとパンクを繋ぐとも言われた駆け抜けていく感じが堪りません。
まったく。この青臭いまでの走りっぷり。その爽快感と甘酸っぱさ。いいなぁ、好きだなぁと。
ただね。ちょっとだけね。何と言うんだろう。ヒリヒリする様な、触れば切れそうな危うさと言うか。
ギリギリのところで突っ張ってるんだけど。ちょっとした加減で崩れそうな張りつめた感じと言うか。
そんなところがちょいとばかり後退してしまったところはあって。もともとキャッチーなところも魅力だったけど。
そのキャッチーさがややポップに流れてしまって。ちょっと甘くなってしまったところもあるかなと。
そこが少し惜しいかなと。アルバム・タイトルに反して。スリリングな感じはあまりしないよなと。走ってるけどね。
まぁ、その甘さも含めてホット・ロッズが好きなので。いいんですけどね。ポップになるのは早すぎたかなとか。
十分にカッコ良いし、楽しめるけど。これから聴いてみようって人には前の2枚のアルバムから入ってほしいかな。

背筋がゾクッ。
身体がブルッ。
だけど。
何故だか口元が緩んで。
笑いがこぼれそうになる。

その話。
本当なら。
そんな話。
聞いてもしかたないんだけど。
そうだったんです。
なんて。
他人事みたいに。
軽い調子で。
言ってるけど。

意味なんて考えてないし。
状況なんて関係ないんだろうなぁ。
それってさぁ・・・
やれやれ。
記録的な暑さなのに。
瞬間。いま。
涼しくなったのは。
気のせいじゃなさそうだな・・・

まだ。
早すぎやしませんか。

いくら。
記録的に暑いからって。
まだ。
梅雨も明けてないのに。
もう。
怖い話ですか。
怪談の季節には。
早すぎやしませんか。

まぁ。
これほどの。
これくらいの。
スリラーなら。
まだ。
立ち向かう。
なんとかする。
その過程を。
楽しめる。
そんな。
甘さもあるけれど。
それにしても。

まだ。
早すぎやしませんか(苦笑)。



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2011/06/26 Sun *あらためて / 萩原健一

20110626genten


あらためて。
今更ながら。
そうか。
そうだったのかと。
気づかされることがある。

そう。
確かに。
それが。
初めてで。
そこから。
始まっていて。

いつのまにか。
広がって。
広げて。
新しいもの。
変わったもの。
知るたびに。
惹かれるたびに。

離れてしまって。
忘れてしまって。
でも。
こうして。
再び。
向き合ってみると。
そうか。
そうだったのかと。

『原点』'74年リリース。
ショーケン、萩原健一の編集アルバム。
ジャケットだけで判断するとソロになってからの音源とか思いますが。
ショーケンがソロで音楽活動を始めるのは'75年からですからね。じゃぁ、なんなんだと。
そう。テンプターズ時代の音源を集めたアルバムなんですね。
当時《傷だらけの天使》と《勝海舟》で人気を集めていた俳優、萩原健一の原点ですよと。
まぁ、ぶっちゃけ言ってしまえば便乗商品の類ですね。テンプターズが原点なんですよと。
A面には「神様お願い」とか「エメラルドの伝説」とかのヒット曲、7曲が収録されていて。
B面には『ザ・テンプターズ・イン・メンフィス』から選ばれた6曲が収録されています。
自分も“マカロニ”とか“アニキ~”とかで。俳優として萩原健一に出会った世代なので。
このアルバムとかで。テンプターズのショーケンを知って。歌手だったんだ。カッコいいじゃんと。
あのショーケンならではの歌声に。《傷だらけの天使》と同じ世界を感じて、憧れて。
そして。ソロの、ロックンローラーとしてのショーケンにも強く惹かれていくことになったのです。
最近、仕事で山手線に乗る機会が多くて。代々木駅辺りを通るたびに。“アニキ~”の声が聞こえる様で。
あの“修ちゃん”の姿が思いだされて。そうか。そうだったのかと。自分の原点のひとつはここにあるんだと。
こんなことしてる場合じゃないよなとか。あらためて思ってしまったりするのです。困ったもんだけど。
で、このアルバムに針を落として。ショーケンの歌声に向き合っても。そうか。そうだったのか・・・とね。

あらためて。
今更ながら。
そうか。
そうだったのかと。
気づかされることがある。

そう。
確かに。
これが。
初めてで。
ここから。
始まっていて。

いつのまにか。
広がった。
広げた。
そこで出会った。
新しいものに。
変わったものに。
目を奪われていて。

もう。
総てを。
知っているつもりで。
解っているつもりで。
でも。
こうして。
再び。
向き合ってみると。
そうか。
そうだったのかと。

また。
あらためて。
その深さに。
その光に。
その色彩に。
その思いに。
心奪われて。

そうか。
そうだったのかと。
だから。
惹かれたんだと。
惹かれ続けてきたんだと。
原点は。
ここにあったんだと。
思いを新たにしたのです。

ルノワール、モネ、スーラ、マネ、モリゾ。
印象派に惹かれた、印象派を好きになった。
そこから絵画の世界に惹かれ続けてきたんだと。
改めて教えてくれた。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展でした。



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2011/06/25 Sat *特別な人 / 沢田研二

20110625royalstraightflushspecial


その人は。
その人の存在は。
自分にとって。
特別なんだって。
そう思わされる。
人がいる。

親とか。
兄弟とか。
じゃなくて。
だけでなくて。
色んな。
出会いがあって。

見知らぬ世界。
新しい世界。
初めての世界。
気づかせてくれた。
教えてくれた。
導いてくれた。

石森章太郎。
田渕幸一。
アントニオ猪木。
オードリー・ヘプバーン。
そして。そして。
ジュリー、沢田研二。

特別な人。

『Royal Straight Flush Special』'85年リリース。
今日、6月25日63回目の誕生日を迎えたジュリー、沢田研二のベスト・アルバム。
ナベ・プロから独立して。レコード会社も移籍してと。転換期を迎えていたジュリーです。
このアルバムは移籍後に旧所属会社となったポリドールによって編集、発売されました。
タイトルはいいんですけどね。このジャケットは安易かなと。移籍されたからってねぇ、どんなものかと。
契約上の枚数合わせのアルバムだったのかとか穿ってみたくもなります。実態はわかりませんが。
まぁ、ストーンズなんかでも移籍する度にあることですからね。特にデッカとかは好き放題やってたしとか。
そう考えると。なんで移籍後の東芝EMIからのシングルだった「灰とダイヤモンド」が入ってるんだろうと。
この曲はひょっとして。ストーンズの「Brown Sugar」と「Wild Horses」と同じ境遇にあるのかなとか。
色々と考えたりもするのですが。まぁ、そんな詮索やジャケットへの不満はおいとけば。
ジュリーのベスト・アルバムですから。「灰と~」を含むベスト・アルバム初収録の3曲に加えて。
ヒット曲、代表曲11曲の全14曲ですから。針を落とせば。もう無条件で心躍ろうってものだったりします。
何気に「AMAPOLA」とかも好きだし。「ストリッパー」だ「TOKIO」だ「カサブランカ・ダンディ」で。
「時の過ぎゆくままに」で「追憶」で「危険なふたり」ですから。堪らんなと。大好きだよジュリーと。
特に「危険なふたり」・・・この歌に、ジュリーに出会ってなかったら。歌を、音楽を好きになることなんて。
無かったかもしれないし。ここまでロック馬鹿にもなってないよなと。やっぱりスペシャル、特別な人なのです。

その人は。
その人の存在は。
自分にとって。
特別なんだって。
そう思わされる。
人がいる。

漫画に夢中になって。
アニメも大好きだった。
そのホームランに憧れて。
縦縞のユニホームで背番号は22番。
暗くなるまでバットを振って。
教室で廊下で卍固め。
その美しさで銀幕に惹きこまれて。

でも。なによりも。
その新しい世界。
歌が。音楽が。
大好きなんだと。
教えてくれた。
ロック馬鹿へとも。
結果的に。
導いてくれた。

キース・リチャーズ。
ブライアン・ジョーンズ。
ジョン・レノン。
忌野清志郎。
そして。そして。
ジュリー、沢田研二。

特別な人。

ジュリーがいなかったら。
ジュリーに出会ってなかったら。

ここに。
こうしていないよな。
出会えてよかったなと。
本当に。
そう思うのです。

そして。そして。
ジュリーに出会わせてくれた。
我が相方が。
やっぱり。
一番、特別な人なのです!
今夜も一緒に。
ジュリーの誕生日を祝っているのです!!
おめでとう、ジュリー!!!



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2011/06/24 Fri *ならばさっさと固めよう / クリエイション

20110624pureelectricsoul


ならば。
さっさと。
固めよう。

一進一退。
膠着状態。
手四つで組むのか。
そう見せかけて。
張り手に行くのか。
それとも・・・
そんな状態だと。
そう思ってたけど。

動いてるんだ。
動いたんだ。
ロープに振って。
戻ってきたところを。
抱えてボディ・スラム。
もしくはキッチン・シンクか。

とにかく。
倒したのなら。
マットに這わせたのなら。
さぁ。
その足首をとって。

『Pure Electric Soul』'77年リリース。
竹田和夫率いるクリエイションの3rdアルバム。
前作が『Creation With Felix Pappalardi』で。あのフェリックス・パパラルディとの共作で。
ヴォーカルとプロデュースがパパラルディだったと。そして全米でも発売されて全米ツアーもして。
日本のロック・バンドとしては初の武道館公演も成功させてと。勢いに乗って、脂も乗ってと。
そんな絶好調だった時期のクリエィションの姿が捉えられているアルバムです。悪いわけが無く。
竹田和夫のギターを中心に。ブルージーでハードで骨太なロックを聴かせてくれています。
間違いなく、クリエィションが、このアルバムが日本のロックを世界標準に近づけるその一翼を担った。
そののことは事実だと思うのです。特にギターはね、やっぱり今聴いても凄いな、カッコいいなと思います。
ただ。今聴くとヴォーカルが。このアルバムでは竹田和夫が歌ってるのですが。弱いかなと。
味わいはあります。あるんだけど。どう聴いても日本語英語ですからねぇ。人の事は言えないですけど。
だからこそ。余計に。インストの「Spinning Toe-Hold」のカッコ良さ、素晴らしさが際立つのです。
このナンバー、ファンクスのテーマでしたからね。ファンクスのファンだった竹田和夫ならではですが。
ファンクスの必殺技がそのスピニング・トー・ホールド、回転足首固めで。この技がカッコ良くてね。
自分は新日派だったのですが。妙に理詰めに思えるこの技をファンクス、特にドリーが使うのは好きで。
なんかちょっと哲学者を思わせるドリーが物憂げな表情で相手の足首をとって回転して固める、極める。
その一連の流れがですね。好きだったんです。「Spinning Toe-Hold」、スピニング・トー・ホールド、いいよなぁ。

ならば。
さっさと。
固めよう。

一進一退。
膠着状態。
打開できるかも。
突破できるかも。
この機を逃さず。
躊躇せずに。
動いて。動かして。
そう一気に。

掴めそう。
捉えられそう。
ならば。何が何でも。
逃がさずに。離さずに。
足を掛けて転がしてでも。
腰にしがみついてでも。

とにかく。
倒したのなら。
マットに這わせたのなら。
さぁ。
その足首をとって。

掴んだままで。
回るんだ。
折り曲げて。
回り続けるんだ。
梃子の原理で。
締め上げるんだ。

機会到来。
ならば。
さっさと。
固めよう。

今度こそ。
今度こそ。
このまま。
話を進めよう。
話を決めよう。
固めよう。



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