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2011/10/04 Tue *身も心も / Janis Joplin

20111004farewellsong


全力で。
取り組みます。
全身全霊で。
打ち込みます。
口にするのは。
言葉にするのは。
簡単なんだけど。

実のところ。
そこまでは。
なかなか。
どうして。
やれない。
やりきれない。
そうなんだ。

身も心も。
なんて。
簡単に。
出来るものじゃない。
そうだろう。

『Farewell Song』'82年リリース。
遺された様々な未発表音源から選ばれて編集されたジャニス・ジョプリンのアルバム。
'67年~'70年という。本当に短すぎたその活動期間からライブも含む様々な音源が混在していて。
当然ながらアルバムとしての統一感は無いものの。ジャニスの歌声はあのジャニスの歌声で。
身を捩り、身を切り、何もかもをも振り絞って発せられるその歌声の前にやはり言葉を失ってしまうのです。
何故そうまでして、何故そこまでして。歌いたかったのか。歌わなければならなかったのか。
それだけの思いを込めて、それだけ身を削って。歌い続けたかったのか。思いは届けられなかったのか。
その歌声はこうも、こうまでも。この胸に響いているのに。ジャニスは未だ、未だ、未だと叫んでいるのです。
身も心も捧げて。全身全霊で。ジャニスは何を届けたかったのか。ジャニスは誰に届けたかったのか。
破天荒で繊細で。陽気で孤独で。その魂を鎮めるには、癒されるには。こうまでするしかなかったのか。
こうまでしたから、ここまで来たから。ジャニスの歌声はいつまでも響き続けるのだろうけど。
こうまでしてしまったから、ここまで行ってしまったから。身も心も捧げてしまったから。ジャニスは・・・
このアルバムの当時の邦題を『白鳥の歌』と言うのですが。哀しすぎるよなと思ったりもするのです。

全力で。
取り組もう。
全身全霊で。
打ち込もう。
思うのは。
心に期すのは。
簡単なんだけど。

実のところ。
そこまでのものは。
なかなか。
どうして。
見当たらない。
見つからない。
そうなんだ。

身も心も。
なんて。
簡単に。
捧げられるものじゃない。
そうだろう。

そうなんだ。
いつも。
どこかに。
何かが。
残ってる。
燻ってる。
そんな感じなんだ。

身も心も。
そこまで。
必要としないのは。
感じないのは。
ある意味。
幸せなんだろう。
でも。
でもね。

身も心も。
燻ってるんだ。
燃え残ったままなんだ。
それで。
そのままで。
いいのかな・・・

身も心も。



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002 American Rock」カテゴリの記事

コメント

こんばんはー。
ジャニスには、もっと幸せであってほしかったと思ってみても、
彼女をとりまく環境がこうでなかったら、この歌声はなかったのかしら???と
矛盾する願望に胸が痛くなります。
まぁ、私が胸を痛めたところで、何も変わりませんが。
出来ることはただ、彼女の曲を繰り返し聴くくらいだよね。

投稿: Rie | 2011-10-29 18:16

Rieちゃん。よーこそ。
『Janis』って映画でジャニスがハイ・スクールの同窓会に出席するシーンがあって。
あの頃は誰にも相手にされなくてプロムでも壁の花だったって笑いながら語ってるシーンがあって。
わざわざそんないい思い出のないハイ・スクールの同窓会に何で出たんだろうって。
でも、その気持ちもなんだか解る気もして。結局あの人生で、あの歌しかジャニスには無かったのかなって。
だからこそ。魅せられて、惹かれて。聴き続けているのかもしれないですね。

投稿: TAC | 2011-10-30 01:26

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