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2011/10/05 Wed *生きているから / Paul Butterfield's Better Days

20111005paulbutterfieldsbetterdays


生きていると。
いろいろあって。
いろいろ起きて。
いろいろ考えて。
歩いているうちに。
立ち止まっているうちに。
いつの間にか。
隣を歩いてる。
背後に立っている。

やっかいだな。
面倒だなと。
何でこんなことにと。
ついつい。
頭を抱えたくなったり。
妙に力んでしまったり。
慌てて駆けだそうとしてみたり。
そいつも。
こいつも。
生きているから。
なんだけど。

『Better Days』'73年リリース。
ポール・バターフィールドが新たに結成したベター・デイズの1stアルバム。
本来黒人の音楽であるブルースに憑りつかれた白人も数多くいたわけで。
ご存知の様にバターフィルドもその一人で。バターフィル―ド・ブルース・バンド時代は。
それこそブルースの求道者って感じで。とにかく本物に近づきたい、本物を演りたいって。
初期のメンバーには黒人もいて。まさに正統派シカゴ・ブルースで。鬼気迫るものがありました。
それはそれで。勿論。自分も大好きなのですが。時にその力の入り様に聴く側まで緊張したりして。
演る側はもっと緊張してたんだろうなってことで。新しい仲間達と肩の力を抜いて演ることを選んだアルバム。
それは決してブルースを捨てたわけでは無くて。新しいブルースを。白人ならではのブルースを。
そう。自分なりのブルースを見つけて。このアルバムを制作したのかなと。そんな風に感じるのです。
ジェフ・マルダー、エイモス・ギャレット、ロニー・バロン・・・と味のあるメンバーも顔を揃えて。
カントリーやニューオーリンズの香りも加わった素晴らしいホワイト・ブルースです。
そして。あの「Buried Alive In The Blues」も収められています。バターフィールドとマルダーが歌うこのナンバー。
ジャニス・ジョプリンが歌えなかったこのナンバー。ジャニスはバターフィールドとの録音も残しているだけに。
もし、もしと。ジャニスが生きていて。このメンバーと一緒に歌っていたら。どうなっていたんだろうと。
そんな想像もしてしまうのです。生きているからブルースに憑りつかれ。それでもブルースに魅せられて。

生きていると。
いろいろあるから。
いろいろ起きるし。
いろいろ考えちゃって。
歩いているのに。
立ち止まってしまうと。
いつの間にか。
隣に立っていやがる。
背後で微笑んでいやがる。

やっかいだな。
面倒だなと。
何でこんなことにと。
思いながら。
頭を抱えこんでも。
妙に力んでも。
慌てて駆けだしても。
そいつも。
こいつも。
生きているから。
どうしようもなくて。

でも。
そんな。
いろいろが。
なんやかやが。
消えないこと。
立ち去らないこと。
百も承知で。

頭抱えて。
力んで。
走って。
息が切れて。
つい。
笑ってしまう。
その瞬間に。
魅せられることもあるから。

生きているから。
自分なりのブルースを。
楽しんでしまおうと。
生きながら。
ブルースに葬られるその日まで。
自分なりのブルースを。
笑いながら探してしまおうと。
そんなことを。
思ったりするのです。



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