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2011/11/05 Sat *この衝動 / The Who

20111105hooligans


どうしたって。
どうやったって。
抑えられない。
隠し通せない。
そんな。
ものが。
湧き上がってくることは。
ある。

無い筈がない。
身の内に。
心の底に。
胸の奥の何処かに。
溜まっているものが。
溢れ出そうとすることが。
暴れだそうとすることが。

震える拳を。
握りしめて。
乾いた唇を。
噛み締めて。
崩れ落ちそうな。
膝に力を込めて。
立っている。
耐えている。

『Hooligans』'81年リリース。
『Face Dances』での活動再開に合わせて米国で編集されたザ・フーの2枚組アルバム。
翌年に行われた全米ツアーの効果もあったのか。そこそこ売れたみたいです。
「I Can't Explain」と「I Can See For Miles」を除くと。『Tommy』以降のナンバーでのみ構成されていて。
どの様な選曲意図があったかは不明なのですが。暴れまくる、爆発するハード・ロック・バンドとしての。
その美しいまでの凶暴な姿は確かに浮かび上がってくるかなって気はします。
その荒々しさの裏には。勿論ピート・タウンゼンドならではの脆く危うい衝動があるのですが。
それをとてつもないパワーと技量で爆発させてしまうのが。そこがザ・フーの凄さだったんだよなと。
身も蓋も無いけれど。そのピートの世界を表現する為に他の3人が必要だったんだよなと思うのです。
そして。ザ・フーが、ピートが。凄いのは、潔いのは。常に孤独を恐れずに。恐怖を表に出さずに。
震える拳を握りしめて。徒手空拳でも向かっていく様な、その覚悟の決めかたです。
間違っても。曲げたり折れたりして誰かに屈しないし。意味もなく徒党を組んだり、数を頼まないよなと。
その青臭いまでの心意気。それが自分がザ・フーに、ピートに惹かれる理由かもしれません。
アルバム・タイトル(英国名物のフーリガンとフーをかけている)とは異なるんだぞと。そこがカッコいいんだぞと。

どうしたって。
どうやったって。
抑えられない。
隠し通せない。
そんな。
ものが。
渦巻いていることは。
ある。

無い筈がない。
身の内に。
心の底に。
胸の柔らかいところに。
息づいているものが。
流れ出そうとすることが。
走りだそうとすることが。

震える拳を。
握りしめて。
乾いた唇を。
噛み締めて。
崩れ落ちそうな。
膝に力を込めて。
立っている。
耐えている。

怖くないかって?
怖いさ。
慄くくらいに。
恐ろしいさ。
それでも。
頭を抱えたままでいたくない。
膝を折って蹲ったままでいたくない。
そして。
曲げたくない。
屈したくない。
巻かれたくない。
数になんか頼りたくない。

だから。
この衝動。
一人で。
感じて。
一人で。
見つめて。
一人で。
闘うんだ。
そうするんだ。
そうしたいんだ。

この衝動。

厄介だけど。
それも。
自分自身。
その一部なのだから。



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