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2012/01/20 Fri *変わるもの、変わらないもの / John Mayall With Eric Clapton

20120120bluesbreakersukmono


変わるもの。
変わっていくものがある。

出会った頃の。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
感覚が。感触が。

時と共に。
流れと共に。
動きと共に。
新たな顔が覗いて。
新たな声が聞こえて。

出会った頃には。
知らなかった。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
感覚が。感触が。
その。
色づいていく様が。
深まっていく様が。
嬉しくて。

変わるもの。
変わっていくものがある。

『Bluesbreakers』'66年リリース。
新たにエリック・クラプトンを迎えたジョン・メイオールとブルースブレイカーズの2ndアルバム。
約半数のナンバーがブルースのカヴァーで占められているこのアルバムですが。
A面頭のオーティス・ラッシュの「All Your Love」~2曲目のフレディ・キングの「Hideaway」へと。
もう。この2曲だけで。何と言うか。やられてしまうのです。そのサウンドに。その匂いに。その空気に。
恐らくは当時の多くのロック・ファンや、ミュージシャンにとってもそうであった筈で。
このアルバムから。黒人では無い白人によるブルース、ブリティッシュ・ブルースが生まれたんだと。
その肝を担ってるのがクラプトンで。このアルバムの録音で初めて試みられたレスポールとマーシャル。
その何とも言えない歪み具合と太さをを兼ね備えて。粘りながらも伸びやかに鳴り響くギター。
そのサウンドがまさに新しい領域へとロックが進化し始めた瞬間をここに記したのだと。
だからこそ。ロンドンの街中に“クラプトン・イズ・ゴッド”の落書きが溢れ。あのピター・グリーンも。
その衝撃からベースをギターに持ち替えてと。そして幾多のギタリストのバイブルになっていったと。
いや、もう、確かに。このアルバムのギターの、そのサウンドの心地良さは半端じゃ無くて。
メイオールや、他のメンバーには悪いけど。このギターが聴ければそれでいいんだと。そうなんだよなと。
特に英国オリジナル盤のモノラル盤で聴けるギターの、そのサウンドは堪らないものがあります。
・・・なんて偉そうなこと言ってますけどね。初めて聴いた三十数年前には。なんなんだこれはと。
ロックに詳しい兄貴がいた友人の家で聴かせてもらったんですけどね。針が落とされた瞬間に。
あの「All Your Love」のイントロが聴こえてきた瞬間に。うわぁ、これは俺の好きなロックじゃない~と。
未だハード・ロック小僧だった自分にはブルースなんて。何だか訳が解らなくて気持ち悪いだけで(苦笑)。
その後、暫くは嫌で嫌でしょうが無かったんですけどね。変われば変わるもので。ストーンズを知って。
聴き込んでいくうちに。ある日。あっ、あれだ。あのアルバム、あのギターが聴きたいって。
その日以来。変わることなく。このアルバム、このギター、このサウンドに惹かれ続けているのです。

変わらないもの。
変わるわけのないものがある。

出会った頃の。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
共鳴は。共感は。

時が経っても。
流れても。
動いたとしても。
変わらずに響いて。
変わらずに届いて。

出会った頃から。
知っていった。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
感覚が。感触が。
その。
色合いの変わらなさが。
何処かで繋がっているであろうことが。
嬉しくて。

変わらないもの。
変わるわけのないものがある。

止まっていた。
止められてしまっていた。
時間が。
動きだした。
時間を。
動かした。

その。
誰かの。
変わっていく。
新たな顔が見えるのが。
新たな声が聞こえるのが。
嬉しくて。
その。
誰かと。
変わらずに。
繋がっていると思えることが。
嬉しくて。

変わるものがある。
変わらないものもある。
その。
どちらも。
大好きなんだな。



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001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

ボクもクリームがブレイクしてからこのアルバムを友人の兄貴に聴かせてもらったんだけど、何がイイんだかさっぱり解らなかったよ。ブルーズなんて聴いたこと無かったからね。ちなみにこの兄貴は『Satisfaction』がヒットしたときにストーンズも終わったな、な~んて云ってたよ。

投稿: issie | 2012-01-23 22:45

ですよね。
ブルースって最初は戸惑いますよね。
頼むからキッスかけてよって思ったもんなぁ(苦笑)。
しかしお互いに友人のお兄さんってのがね。お姉さんなら色気のある話になるかもなのにhappy01

投稿: TAC | 2012-01-24 00:14

これですかね。
読みました。
取り違えてないのだとしたら、すっごく嬉しいです。
喜んでいいのだよね。
私、自分の中の変わるはずのないものを大切にしながら、
もっともっと変化していきますよ♪
乞うご期待!
というか、やっとね、写真を少し自分の一部にできたのかと。
表現の手段として、取り入れることが出来始めたのかと。
最近の私の写真の変化に気付いてくれてありがとう。

投稿: RI | 2012-01-24 00:29

RIさん。これです(笑)。
最近の写真からはRIさんの思いや息遣いまで見る者に届く感じがあるかな。
昔から表現することに繊細なまでの思いを持ってるよねとは思ってたけど。
もしその手段を見つけたのだとしたら。俺も嬉しいし、これからも期待してます。

それにしてもIさんが生きてたらなぁ。やっぱり喜んだだろうし。
今も皆を集めて飲んでただろうにと。ふと思ってしまうのでした・・・

投稿: TAC | 2012-01-24 01:50

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