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2012年1月

2012/01/28 Sat *なんでも、かんでも / The Rolling Stones

20120128exileonmainst2010


なんでも。
かんでも。
見せればいいってもんじゃない。
聞かせればいいってもんじゃない。
話せばいいってもんじゃない。

なんでも。
かんでも。
綺麗にすればいいってもんじゃない。
整えればいいってもんじゃない。
均しくすればいいってもんじゃない。

なんでも。
かんでも。
同じ方向に流れて。
同じ様に歩かされて。
同じであることを疑わなくて。

そいつは。
どんなもんだろう。
そいつは。
どうにも。
落ち着かない。

『Exile On Main St.』'72年リリース。
言わずと知れたローリング・ストーンズの傑作中の傑作たる2枚組アルバム。
今更、もう内容に関して。どうのこうの言う必要も無いかなと。ここに載せるのも何回目かだし。
本当にね。もう針を落として。音量上げて。後はもう。ただその世界に没頭すればいいだけで。
黙って聴けば総てよしと。勿論、一緒に口ずさんでも、針が飛ばない程度に踊り狂ってもよしと。
まったくもって。何をどうしたら。こんなアルバムが創れてしまうのかと。恐れ入るしかありませんが。
そのタイトルといい。ロバート・フランクによるジャケットといい。更には付属のポスト・カードといい。
雑多で猥雑で。ひとところに落ち着かずにと。そんなストーンズならではの精神に溢れてるアルバムで。
米国南部に深く傾倒しながらも。多様で豊穣なロックンロールやカントリーやブルース。
その柔軟で強靭なストーンズの足腰と。測り知れない懐の深さにしてやられてしまうのです。凄いよなぁと。
そう。凄いだけに。今回載せている2010年に発売されたリマスター版の音質がですね。ちょっとなぁと。
否、悪くないんですよ。音質はいいんですよ。それがねぇ、良過ぎて、綺麗過ぎて。どうにも落ち着かないなと。
確かに。今まで聴こえなかった音に気づかされる部分もあるんだけど。聴きたいのはそこじゃないかなと。
音が綺麗過ぎて。柳腰になっちゃったってのは言い過ぎですが。こうね、もっと粒子の粗い。
音の礫がブツかってくる様な荒々しくぶっとくて。腰の強い弾力を感じられる様なオリジナルの音質がいいなと。
まぁ、好みなんでしょうけどね。どうも整い過ぎてる気がして。自分としては落ち着かないんですよね。
なんでもそうなんだけど。何処かに歪が無いと信用できないし。なによりストーンズらしくないんじゃないかなとね。

なんでも。
かんでも。
見えればいいってもんじゃない。
聞こえればいいってもんじゃない。
話せればいいってもんじゃない。

なんでも。
かんでも。
完璧にすればいいってもんじゃない。
計れればばいいってもんじゃない。
等しくすればいいってもんじゃない。

なんでも。
かんでも。
見えてしまう。聞こえてしまう。
話してくれる。説明してくれる。
そこには何の余地も無い気がして。

そいつは。
どんなもんだろう。
そいつは。
どうにも。
疑わしい。

でこぼこだったり。
歪んでいたり。
曲がっていたり。
ちょっとだけどずれていたり。
そこに。
余地と。余白とか。
遊びがあるから。
想像できたりするから。
面白いんだと。
思うのだけれど。

なんでも。
かんでも。
完璧に。
美しく。
なんて。
なんでも。
かんでも。
過ぎるのは。
息苦しくなるんだけどなぁ・・・



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2012/01/27 Fri *あの日この街で / Bruce Springsteen

20120127theriver


久し振りに。
昔。
よく歩いた。
よく遊んだ。
よく飲んだ。
街へと。
ふと。
足を延ばした。

初めて。
この街を。
訪れたのは。
もう三十年近く前。
それから。
一時期は。
毎日の様に。
遊んで。
毎晩の様に。
飲んで。

あそこで。
そこで。
ここで。
再開発中の街の。
それでも。
あそこに。
そこに。
ここに。
変わらない匂いがある。
消えない、消せない。
想いが漂っている。

あの日この街で。

『The River』'80年リリース。
前作から2年の間隔で発表されたブルース・スプリングスティーンの5thアルバム。
何でも前年には一度制作を完了したものの。納得がいかずに。お蔵入りさせて。レコーディングを継続。
結果的に今でもブルース、ボスの代表作の1枚として知られるこの2枚組のアルバムになったんだとか。
どうにも。『Born In The U.S.A.』でビッグ・スターになったと思われていて。それしか聴かない人もいるとか。
間違ってはいないかもそれないけど。本当にロックンロールが好きな連中はこのアルバムだって大好きだったし。
ボスのロックンロールはそうでない連中にもちゃんと伝わってて。本当によく街で流れてたんだぜと。
だから。『Born In The U.S.A.』だけじゃなくてさ。ちゃんと遡って聴こうよと。まぁ、そんなことも思うのだけど。
とにかく。このアルバムは最高にカッコ良くて。めちゃくちゃに切なくて。針を落とす度にワクワクして。
興奮も歓喜も。焦燥も葛藤も。連帯感も孤独も。とにかく。その詩がサウンドが。そんなもの総てを。
その中で喘いで、もがいていた自分達の胸のど真ん中に投げ込んでくれた。そんなアルバムだったんだよなと。
当時は。このアルバムを創るのに。歌うのに鳴らすのに。ボスがどんだけ苦闘したかなんて知らなくて。
だから次作の『Nebraska』とかよく解らなかったんだけど。そんな年齢、そんな時代に聴けて幸せだったんだなと。
その時代、その時間、その瞬間の匂いや想いと共に。いつまでも鳴り続ける音楽ってのがあるんだよね。
しかし。本当に。皆聴いてたんだろうな。●野●春とか、●崎●とかさ。他にもいっぱいいたよなぁ(苦笑)。

久し振りに。
昔。
よく歩いた。
よく遊んだ。
よく飲んだ。
街を。
気の趣くままに。
ぶらぶらと歩いた。

頻繁に。
この街を。
訪れなくなって。
もう数年になる。
あんなに。
一時期は。
毎日の様に。
遊んで。
毎晩の様に。
飲んで。

あそこで。
そこで。
ここで。
変わっていく街の。
それでも。
あそこに。
そこに。
ここに。
変わらない匂いがある。
消えない、消せない。
想いが漂っている。

あの日この街で。

あの店で。
あのレコード屋で。
あの本屋で。
あの喫茶店で。
あの飲み屋で。
あのロック・バーで。

毎日。
毎晩。
笑って。
喋って。
泣いて。
喧嘩して。
走り去って。
抱き締めて。
抱き締められて。
また。
手と手が離れて。

何に。
そんなに。
熱くなってたのか。
飢えていたのか。
乾いていたのか。
焦っていたのか。
何を。
そんなに。
愛していたのか。
恐れていたのか。

あの日この街で。

共に過ごした。
あいつは。
あの娘は。
あの人は。
どこに。
どこで。
いまは。
いまも。
あの日のこの街の。
匂いや思いと。
共にあることもあるのだろうか。

帰り際。
改札口の。
その前で。
すれ違った。
あの影は。
あの姿は。
幻だったのだろうか。

あの日この街で。



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2012/01/26 Thu *今年の冬は格段に / Johnny & Edgar Winter

20120126together


今年の冬は。
格段に。
なんだか。
寒くないか。
そう。
間違いなく。

我家の。
懐具合とか。
心模様とか(?)。
そんなことじゃなく。
本格的に。
間違いなく。

ここまで。
寒いのは。
なにか。
寒気団とか。
寒冷前線とか。
そんなものが。
纏って。
揃い踏みで来てるんじゃないのか。

『Together』'76年リリース。
ジョニーとエドガーのウィンター兄弟が共演したツアーの模様を収めたライブ・アルバム。
ウィンター兄弟揃い踏みで。凄く寒い・・・否、もう凄く熱く、楽しくさせてくれるアルバムなのです。
当時のジョニーのバンドとエドガー・ウィンター・グループが合体して総勢8人の大所帯で。
R&BやR&Rのカヴァーをこれでもかと。次から次へと怒涛の如く聴かせてくれます。
それがまぁ、なんと楽しそうなことか。きっと幼いころから兄弟で聴き狂ってたんだろうなぁと。
そんなナンバーばっかりを。兄弟揃って功成り名を上げて。こうして一緒にやれるんだからねぇ。
そりゃぁ、自然と気合が入って熱くなって。何よりも。きっと2人とも楽しくてしょうがなかったんだろうなと。
その様子が直ぐにでも脳裏に浮かんでくる。それくらいですね。聴いてると楽しくなってきちゃうんですよね。
ブルース命のジョニーよりもファンキーなエドガーの好みが出てる選曲かなとも思うんですけど。
「Harlem Shuffle」「Soul Man」「You've Lost That Lovin' Feelin'」「Mercy, Mercy」とかね。
(それにしても、ストーンズ・ファンとしても大いにニヤリとさせられる選曲ですねぇ)
まぁ、勿論ジョニーも聴いていて。好きだとは思いますが。この辺は兄としての貫録、余裕ってところでしょうか。
特筆すべきは。全曲を2人でデュエットで歌ってること。当然だけど息がぴったり合ってて。仲がいいねと。
やっぱり兄弟っていいなぁと。そしてラストの「Baby, Watcha Want Me To Do」が唯一のブルースで。
10分を超える長尺で。ここぞとばかりにジョニーが弾けば、エドガーもサックスで見事に応戦していて。
仲良しだけれど。ライバルでもあってと。そんな2人が羨ましく思えるのです(笑)。

今年の冬は。
格段に。
なんだか。
寒くないか。
そう。
間違いなく。

我家の。
財政事情とか。
先行き不安とか(?)。
そんなことじゃなく。
本格的に。
間違いなく。

ここまで。
寒いのは。
なにか。
寒気団とか。
寒冷前線とか。
そんなものが。
纏って。
仲良く居座ってるんじゃないのか。

暖房入れっぱなしじゃ。
乾燥するるし。
着込むたって。
ものには限度ってものが。
肉布団・・・あまり効果は感じないし(苦笑)。

しかたない。
こんな夜は。
飛びっきり。
熱く、楽しい。
そんなアルバムに針を落として。
一杯ひっかけて。
さっさと布団に潜ってしまおう。

今年の冬は。
格段に・・・
寒いよね。



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2012/01/25 Wed *兄弟 / サリー&シロー

20120125sallyandshiro


妹がいる。
姉はいない。
そして。
兄もいないし。
弟もいない。

そう。
だから。
兄弟って。
男兄弟って。
知らないからさ。

どんな。
感じなのかなって。
少しばかり憧れもあって。
先輩には兄を。
後輩には弟を。
求めてるところもあるかな。

兄弟。
兄弟かぁ。

『トラ 70619』'70年リリース。
サリー&シロー、岸部一徳(当時はおさみ)と岸部四郎兄弟によるアルバムです。
未だザ・タイガース在籍時に製作されていて。ジュリーや他のメンバーも様々な形で関わっています。
見事なまでにサリーとシロー、岸部兄弟の個性が発揮されたアルバムで。
当然のことながら。あの時代の空気も濃厚に纏っていて。針を落とすと感傷的になったりもするのですが。
シローのとぼけたキャラクターを生かした「自由の哲学」とか「羊大学校歌」シリーズには。
思わずクスッと笑わされてしまいます。「自由の哲学」なんて兄弟漫才だもんなぁ。
そうそう。シローってこういうキャラで。昔の青春ものとか時代劇でもいい味だしてたよなぁと。
実は結構好きだったこと思いだしたりして。しかし。これじゃぁ、タイガースじゃストレスもあったかもね。
そして。サリーですが。改めてそのバリトン・ヴォイスの低音の魅力に痺れます。いい声ですよね。
ムッシュ作の「どうにかなるさ」も歌ってて。その味わいがまたいいんですよねぇ。
そして。そして。ベーシストとしてのサリー。その腕がどれほどのものであったかを証明しているのが。それが。
「YS-11」と題されたインストで。そのドライブ感、その唸るベース。もうね、凄くカッコいいんですよね。
なんでもこのナンバー。海外のガレージ・ロック・マニアの間で話題になって再評価されたこともあるんだとか。
とまぁ、聴きどころ満載のこのアルバム。ジャケットも凝っていて。6面見開きの両面ジャケットになってます。
その片面がサリー&シローの等身大(?)のツー・ショットなんですけど。やっぱり似てるなぁと。
昨夜の武道館。車椅子で出てきたシローに寄り添ってたサリー。心配そうで温かい眼差しで。
退場時に支える兄に「誰や?」とボケる弟に「兄です兄」とツッコむ兄。兄弟っていいなぁって。本当にね。

妹がいる。
姉はいない。
そして。
兄が欲しかったかな。
弟も欲しかったかな。

まぁ。
いたら。
いたで。
男兄弟ってのも。
面倒なのかもしれないけど。

でも。
自分なりの兄弟像もあって。
それなりに憧れもあって。
先輩には兄を。
後輩には弟を。
求めてるところもあるのかな。
先輩には頼って甘えて。
後輩は弄って可愛がって。
先輩にはボケて。
後輩にはツッコんでとかね。

兄弟。
兄弟かぁ。

もし。
兄がいたら。
弟がいたら。
どんなだったかなぁ。

まぁ。
一人きりの妹が。
幼い頃は弟代わりでもあって。
よく遊んでたし。
喧嘩もしたけど。
今も大切な、大事な妹だから。
それで、よしとしとくかな(笑)。

でも。
兄弟。
兄弟かぁ。
いいだろうなぁ・・・



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2012/01/24 Tue *それは終わりではなく / ザ・タイガース

20120124thetigersfinale


それは。
終わりではなく。
出発。
旅立ち。
明日への一歩。
だったのかもしれない。

41年前の。
今日。
1月24日。
ここ。
武道館。
そのステージは。
未来への一歩。
だったのかもしれない。

41年前と。
何ら変わらぬ。
熱烈な声援を送る。
ファンと。
そして。
何よりも。
楽しそうな。嬉しそうな。
ステージのメンバー達と。

そこには。
間違いなく。
幸福な時間がある。

『フィナーレ』'71年リリース。
同年1月24日に武道館で行われたザ・タイガースの解散コンサート。
ザ・タイガース・ビューティフル・コンサートの模様を納めたライブ・アルバム。
当日演奏された37曲から17曲が選ばれて収められています。
(後にCDボックスの一部として2枚組でCD化された時には10曲増えて27曲になってました。残りは・・・)
「Time Is On My Side」から始まるA面は。ジュリーだけでなく各メンバーが歌うカヴァー曲も多くて。
「Both Side Now」とか「Yellow River」とか「I'm Henery The Eight I Am」とか。
ストーンズも。(このアルバムには収録されていませんが)ビートルズもデイヴ・クラーク・ファイヴも。
みんなタイガースが教えてくれたんだよねと。昔からのファンの方が微笑ながら話してくれました。
そうだったんだろうなと。ストーンズが英国のファンにチャック・ベリーやマディ・ウォーターズを教えた様にね。
シローも、タローも、ピーも歌っていて。引退の決まっていたピーが、今日が僕の最期の舞台ですと挨拶してて。
それ以外はA面は割と坦々と進行してるかなと言うか。一生懸命こみあげるものを堪えてやってたんだろうなと。
そして。B面。「僕のマリー」に入る前。サリーが堪えきれなくなって涙声で話すMCがあって。
そこからはもう。メンバーも感じ様を抑えきれなくて。ジュリーが途中で歌えなくなってしまう瞬間もあったりして。
(最近は別の理由で途中で歌詞があやふやになったり、飛んだりする様ですが・・・苦笑)
飛び交う黄色い歓声も含めて。聴いてるだけで。ただそれだけで。こちらも心震わせられるものがあるのです。
ある青春の終わる瞬間の記録。ずっとそう思ってたんですけどね。否、今でもそういった側面はあるのでしょうが。
でも。でも。やっぱり。これは出発、旅立ちの瞬間の記録でもあったんだなと。その強い意志があったから。
だから。41年後の今夜。再び同じ武道館でみんな集まって、あの頃と同じ様に、そしてここから先へとね。

それは。
終わりではなく。
出発。
旅立ち。
明日への一歩。
それを記したんだと。

41年振りの。
今日。
1月24日。
ここ。
武道館。
そのステージは。
次の再会への一歩。
そうなってくれるに違いないと。

41年前と。
何ら変わらぬ。
熱い眼差しで見つめる。
ファンと。
そして。
何よりも。
大切なもの。特別なもの。
それを確かめて。噛み締めてる様な。
ステージのメンバー達と。

そこには。
間違いなく。
新たな希望がある。

ジュリーも。ピーも。タローも。サリーも。
楽しそうだった。嬉しそうだった。
間違いなく。みんなバンド・マンの顔で、動きで。
それが。観てるこっちも。
楽しくて。嬉しくて。叫んで。歌って。
そして。
シローも。来てくれた。歌ってくれた。
震える足で。震える声で・・・涙毀れたよ。

次は。
次に集まる。
次の再会は。
ジュリーが頑なに拘る。
ザ・タイガースとしてやれると信じてるよ。

2012年1月24日
日本武道館。
沢田研二LIVE 2011~2012
ゲスト:瞳みのる・森本太郎・岸部一徳・・・そして岸部シロー。

その客席にいられて。
大切な相方や仲間達といられて。
楽しかった。嬉しかった。
だから。
これからも。
大切なものは大切にして。
自分も。
ここからまた一歩。



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2012/01/23 Mon *雨が降ろうが何が降ろうが / Fleetwood Mac

20120123fleetwoodmac


雨が降ろうが。
何が降ろうが。
例え。
雪だろうと。槍だろうと。

毎日。
やろうと。
そこまで言うなら。
やってやろうじゃないかと。
決めた途端に。

この天気かよ。
しかも月曜日。
雨の月曜日は。
苦手なんだよ。
しかも雪になりそうだし。

これじゃ。
道も定まらない。
あまり足も延ばせない。
まるで。
野良犬の様に。

背中丸めて。
縮こまって。
それでも。
あっちへ。こっちへ。
歩いてみようか。

『Fleetwood Mad』'68年リリース。
ロンドンの街角を彷徨う野良犬のジャケットが印象的なフリートウッド・マックの1stアルバム。
正式名称はピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックだった初期のフリートウッド・マックです。
チキン・シャック、サヴォイ・ブラウンと並んで3大ブリティッシュ・ブルース・バンドだったんですよね。
その中でも“緑神”と称されたグリーンが率いるフリートウッド・マックが一番成功したんですよね。
マイク・ヴァーノンが起こした新興レーベル、ブルー・ホライズンの顔となったフリートウッド・マック。
B.B.キングの影響を受けたグリーンと、エルモア・ジェイムスの影響下にあったジェレミー・スペンサー。
タイプの異なる2人のギタリストを擁して。このアルバムでは殆どがオリジナル・ナンバーながらも。
そこに漂うブルースの濃厚な匂いは半端ありません。ここまでやってしまえるなんて。恐るべしと。
繊細で伸びやかなソロを聴かせるグリーン、豪放磊落に暴れまくるスペンサー。いい組み合わせです。
スペンサーのエルモアへの憧憬振りは凄まじくて。「Shake Your Money Maker」なんて完コピですもんね。
この後に3人目のギタリスト、ダニー・カーワンを迎えて。更に飛翔するフリートウッド・マックですが。
成功の代償としてのプレッシャーからか。ドラッグやらなんやらで。ギタリスト達は皆バンドを離れて。
全然別のバンドになってしまいました。世間的にはその後の方が有名で好まれてるんでしょうけど。
自分にとっては。やっぱりブリティッシュ・ブルース・バンドでこそのフリートウッド・マックなんですよねぇ。
それにしても。ジョン・メイオールの下からグリーンやミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーが集団離脱して。
フリートウッド・マックが結成されて。チキン・シャックからクリスティン・パーフェクトを引き抜いてとか。
サヴォイ・ブラウンからもメンバーが集団離脱してフォガットが結成されて。困っちゃったキム・シモンズ。
チキン・シャックからメンバー引き抜いてバンドを継続。挙句にはスタン・ウェブまでサヴォイ・ブラウンに加入して。
グリーンは何度も引退と復帰を繰り返して・・・ブリティッシュ・ブルースって日本のプロレス界みたいだな(苦笑)。

雨が降ろうが。
何が降ろうが。
例え。
雪だろうと。槍だろうと。

毎日。
歩こうと。
どうせなら走らされる前に。
自分から歩き始めようと。
決めた端から。

この天気だもの。
しかも月曜日。
雨の月曜日なんて。
最悪なんだよな。
しかも雪になっちゃったし。

これじゃ。
足許も覚束ない。
早足でなんか歩けない。
まるで。
野良犬の様に。

びしょ濡れで。
震えて。
それでも。
あっちへ。こっちへ。
歩いてみようか。

雨が降ろうが。
何が降ろうが。

決めたからな。
決めちゃたからな。
やるしか。
歩き始めるしか。
ないんだけど。
ほんと。
こんな天気じゃな。

野良犬みたいな。
そんな気分。
でも。
まぁ。
それも。
実は結構悪くないなと。
思ってるんだけどね。



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2012/01/22 Sun *ブレーキの壊れた / Savoy Brown

20120122hellboudtrain


ブレーキの壊れた。
車。列車。
片道切符で。
止まれない。
どんどん加速して。
その行きつく先に。
待ってるものは・・・

そんなものなんじゃないかと。
そんなものに乗っちゃってるんじゃないかと。
何がって。
この社会が。この世界が。
もうとうの昔に。
その結末は見えていて。
そこへ向かって走ってる。

それでも。
あがいて。
見ないふりして。
何とかしようと。
何とかなるさと。
でも。もう。
行き先は、結末は変えられない。

そこは・・・

『Hellbound Train』'72年リリース。
おどろおどろしくも。コミカルな風情もあるジャケットが印象的なサヴォイ・ブラウンの8thアルバム。
確か昨年、ニュー・アルバムが発売された覚えのあるサヴォイ・ブラウン。いったい何枚目なのか。
チキン・シャックのスタン・ウェブにも勝るとも劣らないブルース野郎、キム・シモンズ率いるサヴォイ・ブラウン。
今でも変わらずにやってるところが。もう。何と言うか。それだけで偉いよなと。止めること知らないんだなと。
さてメンバー・チェンジの激しかったサヴォイ・ブラウン。確かこのアルバムは珍しく前作と同じ面子だったかなと。
少なくともヴォーカルのデイヴ・ウォーカーは変わっていなくて。その性質に合わせてスワンプな匂いもあって。
ここらはウェブよりは幾分融通が利くシモンズではあります。そんなんで。このアルバムでは。
ストーンズかフェイセズかCCRか。なんてところもあって。先達を追って米国南部にグッと接近してる感があって。
いつもより軽快な足取りでリズムがとれたりして。思わず鼻歌ででも一緒に口ずさんでしまうのですが。
そこは。シモンズ。それだけで終わるわけが無く。アルバムのラストで強烈な一撃をかましてくれます。
それがタイトル・ナンバー、「Hellbound Train」で。9分以上もある長尺のブルース・ナンバーで。
ここぞとばかりに迫りくるシモンズのブルース・ギターは圧巻の一言です。やれやれ。やっぱり来たかと。
乗せられちまったぜと。地獄行列車ですからね。シモンズのブルースにかける思いと共に地獄へ道連れです。
仕方ないよなぁ。シモンズだもんなぁと。ここまでブルースに憑りつかれて。やってられれば幸せだろうなと。
だったら。こっちも。とことん付き合うしかないなと。ニュー・アルバムも聴いてみようかな・・・同じだろうけど・・・

ブレーキの壊れた。
車。列車。
片道切符で。
止まれない。
どんどん加速して。
その行きつく先に。
待ってるものは・・・

そんなものなんじゃないかと。
そんなものに乗っちゃってるんじゃないかと。
何がって。
この社会が。この世界が。
環境破壊。人口増加。
経済破綻。天変地異。
高齢化。福祉崩壊。
格差拡大。エネルギー問題。
だからって。もう。
誰も。止められない。止まる訳にいかない。

これだけの。
閉塞感。
虚無感。
見たくなくても。
見えてしまう。
聞きたくなくても。
聞こえてしまう。
感じたくなくても・・・
何とかなるさと。
言われても。
なる様にしかならないさと。
そう。もう。
行き先は、結末は変えられない。

そこは・・・

ふと。
そんなことを。
考えてしまって。
ここで。
俺一人。
絶望してても仕方ないんだけどね。

まぁ。
ブレーキの壊れたダンプカーは。
不沈艦とも呼ばれてたしな。
そこに期待しよう・・・関係なかったな(苦笑)。

ウィ~!(笑)。



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2012/01/21 Sat *新鮮で濃厚で / Chicken Shack

20120121fortybluefingers


可能であれば。
そりゃね。
何から何まで。
手間暇かけて。
一から作るけど。

考えたり。
工夫したり。
作ったり。
嫌いじゃないし。
むしろ。好きだし。

でも。
なかなか。
手間ばかりかけられないし。
そこまで暇でも・・・ないし。
美味くできないものもあるし。

そんな時。
新鮮で。
しかも。
濃厚で。
そんな缶詰とか。
やっぱり便利なんだよね。
ほら。
キャンベルのスープとかさ。

『Forty Blue Fingers, Freshly Packed And Ready To Serve』'68年リリース。
ちょっと開けたくないなって感じの缶詰がジャケットのチキン・シャックの1stアルバム。
ジャケットとしてはこのデザインは悪くないですけどね。チキン・シャックのサウンドにも合ってるし。
ブルース命と一筋の青い炎を燃やすスタン・ウェブ率いるチキン・シャックです。
そのウェブのフレディ・キングの影響を受けたギターと、如何にも線の細いヴォーカル。
これがチキン・シャックのブルースの最大の特徴で。ブリティッシュ・ブルース界においても。
その繊細さは際立っていて。そこが新鮮だったのかと思うのですが。
そこに濃厚な味わい、彩りを加えているのが紅一点クリスティン・パーフェクトの存在で。
クリスティンがヴォーカルをとるナンバーはやはり艶があり。また鍵盤での貢献も大きいかなと。
ウェブとパーフェクト。この2枚看板が醸し出す空気、創る世界にはグッと引き込まれてしまいます。
基本的には渋いブルースなんですが。ホーンをフューチャーしてるナンバーもあったりして。
自分達ならではの、自分達だけのブルースをやろうと懸命な姿に好感を抱いたりもするのです。
このアルバムには収められていませんが。全英TOP30に入るシングル・ヒットも放っています。
後にパーフェクトがフリートウッド・マックのジョン・マクヴィーと結婚する為に脱退してからは。
完全にウェブのワンマン体制となって。徐々にシーンの最前線から消えていったチキン・シャックですが。
どのアルバムでもウェブのブルース魂は変わらなくて。ひたすらブルースにのめり込む姿には鬼気迫るものも。
今でも何処かでブルースを弾いているではずのウェブ。言ってしまえばこのアルバムで総てを出してしまって。
後はそのヴァリエーションや再生産を続けてるんですけどね。その一筋な姿勢は嫌いじゃないかな。

可能であれば。
そりゃね。
何から何まで。
自分で解決して。
前に進むけれど。

考えたり。
工夫したり。
動いたり。
嫌いじゃないし。
むしろ。好きだし。

でも。
時にはさ。
自分一人じゃどうにもならなくて。
どこまで考えても・・・開けないし。
煮詰まっちゃって。焦げちゃいそうな時もあるし。

そんな時。
新鮮で。
しかも。
濃厚で。
そんなバンドにさ。
やっぱり気合入れて欲しいんだよね。
ほら。
何処かのロックンロール好きな連中とかさ。

そうさ。
あの。
新鮮で。
濃厚な。
ブギーが。
ブルースが。
ロックンロールが。
背中を押してくれる。
そんなバンドを知ってる。
知ってる・・・けれど。

ほら。
今夜は寒かったし。
なんか。
雪なんか降るって言ってたし。
片道さぁ。
1時間半以上かかりそうだったし。
終電逃したらどうしようもないし。
なにより。
相方の具合も良くなかったし・・・
解ってる、解ってるよ。
全部言い訳。

でも。
俺だって。
行きたかったんだ。
観たかったんだ。
聴きたかったんだ。

だから。
今度は。
もう少し近くの街まで。
やってきておくれよ。
待ってるぜ。
マイ・フレンド!



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2012/01/20 Fri *変わるもの、変わらないもの / John Mayall With Eric Clapton

20120120bluesbreakersukmono


変わるもの。
変わっていくものがある。

出会った頃の。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
感覚が。感触が。

時と共に。
流れと共に。
動きと共に。
新たな顔が覗いて。
新たな声が聞こえて。

出会った頃には。
知らなかった。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
感覚が。感触が。
その。
色づいていく様が。
深まっていく様が。
嬉しくて。

変わるもの。
変わっていくものがある。

『Bluesbreakers』'66年リリース。
新たにエリック・クラプトンを迎えたジョン・メイオールとブルースブレイカーズの2ndアルバム。
約半数のナンバーがブルースのカヴァーで占められているこのアルバムですが。
A面頭のオーティス・ラッシュの「All Your Love」~2曲目のフレディ・キングの「Hideaway」へと。
もう。この2曲だけで。何と言うか。やられてしまうのです。そのサウンドに。その匂いに。その空気に。
恐らくは当時の多くのロック・ファンや、ミュージシャンにとってもそうであった筈で。
このアルバムから。黒人では無い白人によるブルース、ブリティッシュ・ブルースが生まれたんだと。
その肝を担ってるのがクラプトンで。このアルバムの録音で初めて試みられたレスポールとマーシャル。
その何とも言えない歪み具合と太さをを兼ね備えて。粘りながらも伸びやかに鳴り響くギター。
そのサウンドがまさに新しい領域へとロックが進化し始めた瞬間をここに記したのだと。
だからこそ。ロンドンの街中に“クラプトン・イズ・ゴッド”の落書きが溢れ。あのピター・グリーンも。
その衝撃からベースをギターに持ち替えてと。そして幾多のギタリストのバイブルになっていったと。
いや、もう、確かに。このアルバムのギターの、そのサウンドの心地良さは半端じゃ無くて。
メイオールや、他のメンバーには悪いけど。このギターが聴ければそれでいいんだと。そうなんだよなと。
特に英国オリジナル盤のモノラル盤で聴けるギターの、そのサウンドは堪らないものがあります。
・・・なんて偉そうなこと言ってますけどね。初めて聴いた三十数年前には。なんなんだこれはと。
ロックに詳しい兄貴がいた友人の家で聴かせてもらったんですけどね。針が落とされた瞬間に。
あの「All Your Love」のイントロが聴こえてきた瞬間に。うわぁ、これは俺の好きなロックじゃない~と。
未だハード・ロック小僧だった自分にはブルースなんて。何だか訳が解らなくて気持ち悪いだけで(苦笑)。
その後、暫くは嫌で嫌でしょうが無かったんですけどね。変われば変わるもので。ストーンズを知って。
聴き込んでいくうちに。ある日。あっ、あれだ。あのアルバム、あのギターが聴きたいって。
その日以来。変わることなく。このアルバム、このギター、このサウンドに惹かれ続けているのです。

変わらないもの。
変わるわけのないものがある。

出会った頃の。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
共鳴は。共感は。

時が経っても。
流れても。
動いたとしても。
変わらずに響いて。
変わらずに届いて。

出会った頃から。
知っていった。
感じ。匂い。
空気。手触り。
その。
感覚が。感触が。
その。
色合いの変わらなさが。
何処かで繋がっているであろうことが。
嬉しくて。

変わらないもの。
変わるわけのないものがある。

止まっていた。
止められてしまっていた。
時間が。
動きだした。
時間を。
動かした。

その。
誰かの。
変わっていく。
新たな顔が見えるのが。
新たな声が聞こえるのが。
嬉しくて。
その。
誰かと。
変わらずに。
繋がっていると思えることが。
嬉しくて。

変わるものがある。
変わらないものもある。
その。
どちらも。
大好きなんだな。



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2012/01/19 Thu *ある冬の日の午後 / Simon & Garfunkel

20120119bookends


ある冬の日の午後。

家を出て。
大通りに沿って。
歩いていく。
歩いていく。

見慣れた。
街を。通りを。
抜けて。渡って。
門をくぐる。

その前に立ち。
お線香をあげて。
目を閉じて。
掌を合わせる。

目を開けて。
また来るねと。
頭上のタワーにも告げて。
後にする。

ある冬の日の午後。

『Bookends』'68年リリース。
何かを問いかける様な2人の表情が印象的なサイモン&ガーファンクルのアルバム。
「Sound Of Silence」の大ヒット、そして映画『卒業』の大成功によってトップ・スターとなった後に。
初めて制作されたこのアルバム。当然プレッシャーもあっただろうし。より大きな成功を求められただろうしと。
そんな環境にあっても。創作者としての矜持を失わなかったサイモンとガーファンクル。
アルバムのA面は「Bookends Theme」で他の4曲を挟んだ格好のコンセプト・アルバムになっていて。
若者から老人までの視点を通して。当時の米国社会への懐疑を投げかけています。
勝手にノンポリなイメージを抱いていたので。初めてこのアルバムをきちんと聴いた時は結構きたかな。
中でも。「America」に描かれた社会や国家への漠然とした不安や恐怖、悲嘆。
ここで描かれた若者たちはとっくに老境に差し掛かろうとしている今、その不安は現実のものになってたりして。
一方で。B面には一転して。ポップ・スターとしてのサイモンとガーファンクルがいて。
「Mrs. Robinson」「A Hazy Shade Of Winter」「At The Zoo」とヒット・ナンバーが並んでいます。
「Mrs. Robinson」は『卒業』で使われたのとは別ヴァージョンとなっています。
そして「A Hazy Ahade Of Winter」ですね。邦題は「冬の散歩道」でしたね。これ大好きで。
明るいんだけど。ちょっと物悲しくて切なくてって。ついつい曇り空を見上げてしまいそうで。
そのせいだけではないんですけど。やっぱりこの季節に針を落とす機会の多いアルバムだったりするのです。

ある冬の日の午後。

門を出て。
大通りに沿って。
歩いていく。
歩いていく。

見慣れた。
街を。通りを。
抜けて。渡って。
幾つも交差点を超えて・・・

目的を果たして。
ちょっといい報告を。
電話して。
バスに飛び乗る。

少し手前で降りて。
もうすぐだねと。
見えてきた我が家の。
灯りに微笑む。

ある冬の日の午後。

曇り空の下。
くすんだ影の中。
ちょっと長めの散歩して。
漠然とした不安もありながら。
ささやかな楽しみや。
確かな幸せも。
感じられて。

ある冬の日の午後。



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2012/01/18 Wed *お互い様 / Carpenters

20120118closetoyou


お互い様。

そう言って。
お互いに。
当たり前に。
手を差し出せる。
差し出されて手を取れる。

その一言で。
お互いに。
普通の顔で。
背中を支えられる。
安心して身を任せられる。

お互い様。

そんな存在が。
すぐ傍に。
すぐ隣に。
いることの。
安らぎを。
幸せを。

『Close To You』'70年リリース。
まだまだあか抜けない感もある2人の姿も印象的なカーペンターズの2ndアルバム。
実は初めて買った洋楽のレコードがカーペンターズの「Top Of The World」のシングル盤で。
未だステレオなんてものは家に無かったので。シングル盤しかかけられないポータブル・プレイヤーで。
何度も何度も。ひっくり返しては聴いて。そのうちに何枚かシングル盤も増えていってと。
そんな出会いをしたので。つい最近まで。カーペンターズのオリジナル・アルバムってあまり聴いてなくて。
だってねぇ、どうしたってシングル盤で聴いてた曲、ヒット曲を集めたベスト・アルバムに針を落としてしまって。
なんですけどね。昔はそれこそ一日中、どのラジオ局でもカーペンターズかけてましたからね。
結構オリジナル・アルバムにしか収められてない曲その実は耳に残っていたりして。
このアルバムでも。何のことは無い。あれっ、この曲も、この曲も知ってるじゃんと。結果同じじゃないと、ね。
さて。リチャードによるオリジナルもいいのですが。やっぱり。そこはそのカヴァーの妙味にやられるところで。
「Help」も「Reason To Belive」も「Baby It's You」も。全部そのアレンジによってカーペンターズのものになってて。
勿論、それはそのアレンジに応えて見事に、その美しい声で歌っているカレンによるところが大きいのですが。
リチャードも相当気合入れて創ったんだろうなと。バカラックやビートルズに名前負けしてなるものかってね。
それにしても。やっぱり。「(They Long To Be ) Close To You」そして「We've Only Just Begun」かな。
結局シングルになってヒットした曲なんですけどね(笑)。この素晴しさは永遠に変わらないんだろうなぁと。
カレンって当時未だ19歳だったんですね。19歳でこの歌の完成度。あまりにも出来過ぎだったんだなぁ・・・

お互い様。

そう言わなくても。
お互いに。
特別なことでなく。
動いてくれる。
何の疑いもなく任せられる。

言葉など無く。
お互いに。
何でもないよって。
笑顔をみせられる。
ずっと一緒ににいられる。

お互い様。

そんな存在が。
すぐ傍に。
すぐ隣に。
いることの。
安らぎを。
幸せを。

だから。
今日は。
安心して。
寝てていいよ。
だから。
今日も。
安心して。
寝てるんだよね。

ここ最近は。
支えられて。
安心させてもらって。
ばかりだったしね。

いつも。
傍に。
しかも。
まだまだ。
始まったばかり。
いつまでも。
始まったばかり・・・みたいなんだろうなぁ(笑)。



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2012/01/17 Tue *この同じ世界の何処かで / Rickie Lee Jones

20120117rickieleejones


この。
同じ。
世界の。
何処かで。

いま。
この時。
この夜。
彼女は。

どうしているのだろう。
何をしているのだろう。
相変わらず。
たくましく。
何も変わらずに。
繊細なままで。

お気に入りのカクテルと。
お気に入りの音楽。
そして。
いつもの様に。
煙草に火をつけているだろうか。

『Rickee Lee Jones』'79年リリース。
ノーマン・シーフによるポートレートがあまりに美しいリッキー・リー・ジョーンズの1stアルバム。
ライナーにはまた異なった雰囲気で。より艶っぽくいい女なリッキー・リーが載っていたりもします。
そのうつむき加減。煙草をくわえた口元。『浪漫』なる邦題をつけた担当者の気持ちも解るかなと。
男はね、こんな女に、女性に浪漫を見るものなのです。勿論、個人の好みにもよるでしょうけどね。
すさんだ10代を送り。ロスに流れ着いて。19歳でクラブで歌い始めて。トム・ウェイツと同棲。
その後、ローウェル・ジョージにその才能を見初められてデビューへと。時にリッキー・リー25歳。
遅咲きと言えば遅咲きなんですかね。しかしその分。色々と沁み込んだ。それでいて決して狎れない。
気怠いながらも凛とした。そのルックスにも通じる歌声が素晴らしくて。一躍人気者になったのでした。
お洒落なだけの音楽じゃなくて。自然体で心がこもっていて。そしていい塩梅に足取りも軽くて。
20年ほど前に観たライブで。ステージを降りてきて踊っていた姿が今も脳裏に焼き付いています。
そうだよなぁ、ヒットした「Chuck E.'s In Love」の邦題「恋するチャック」にかけて言えば。
一時期、リッキー・リーに“恋するTAC”だったわけですね(笑)。今でもこのアルバムには恋してるかな。
ジャズだったり、ブルースだったり、フォークだったり。色々なものを吸収しているリッキー・リー。
今もマイ・ペースで活動を続けている様で。いつまでも自然体のまま浪漫を漂わせていてほしいなと。

この。
同じ。
世界の。
何処かで。

いま。
この時。
この夜。
彼女は。

どうしているのだろう。
何をしているのだろう。
相変わらず。
陽気で。
何も変わらずに。
気遣い。心配り。

お気に入りのシネマと。
お気に入りの音楽。
そして。
いつもの様に。
煙を燻らせているだろうか。

真夜中。
ふと。
もう。
何年も会っていない。
今は。
海の向こうで。
暮らしているはずの。
大切な友達を思いだして。
彼女も好きだったアルバムに針を落としている。

いま。
この時。
この夜。
彼女は・・・
うん?
そうか。
時差があるもんな。
いま。
朝か、お昼か。
まぁ、いいか(苦笑)。

元気にしてるかなぁ・・・



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2012/01/16 Mon *毎日が・・・ / Linda Ronstadt With Nelson Riddle & His Orchestra

20120116lushlife


毎日。
だいたい同じ時間に。
ちゃんと起きて。
朝ご飯を美味しくいただいて。

午前中から。
なんやかやと。
忙しかったり。
そうでも無かったり。

昼時。
例えば。
ソースの具合も。
茹で加減も。
悪くは無い。
パスタが出来たりして。
これも美味しくいただいてと。

毎日ね。

『Lush Life』'84年リリース。
リンダ・ロンシュタットがスタンダードやジャズに挑戦した3部作の2枚目となったアルバム。
パートナーを務めているのはフランク・シナトラとの仕事で知られるネルソン・リドルと彼のオーケストラです。
ネルソンに関しては殆ど知識が無いのですが。シナトラの下でも名アレンジャーとして知られていたそうで。
その手腕による華麗で流麗なサウンドをバックにリンダの歌声が実に心地良く響いてきます。
リンダって。こんなに歌上手かったっけって。こんな風にも歌えるんだっけと。意外な驚きがあるのです。
だってねぇ、'70年代半ば以降のリンダって。もう如何にもヤンキーなロックお姉ちゃんだったわけで。
その小悪魔的な魅力でミック・ジャガーも籠絡したとか、してないとか。そんな姿が強烈だっただけに。
このイメージ・チェンジ、路線変更はどうなのよ。ロックじゃないしなぁと。当時は見向きもしかなっかたのですが。
最近改めて針を落としてみたら。いいんだな、これが。しっとりと歌い上げるリンダ。その歌声がですね。
滑らかで。艶やかで。ロックじゃないですけどね。これはいいですよ。うん、こんなリンダもありだなと。
本人は転向(?)した時、しれっと自分はバラ―ド・シンガーなのよと言ったそうですが。なるほどねと。
こんなアルバム、こんな歌声を聴きながら。毎日、毎晩ねぇ、ワインとか日本酒なんて飲めたらね。
そりゃぁ、豊かな人生でしょって・・・アルバム・タイトルにもなっているナンバーの歌詞からすると。
それは飲んだくれ人生ってことなんでしょうけど(Lushには豊富なって意味以外に、酒飲みって意味もあり)。
それはそれで。やっぱり豊かな人生じゃないのと(笑)。それじゃぁ、駄目なんだろうけどね(苦笑)。
そうそう。この帽子だかケーキが入ってそうなケースを模した上下に分かれる特殊ジャケットも可愛いですね。

毎日。
だいたい同じ時間に。
少し眠くなったりして。
実際ちょっとうとうとしたり。

午後も。
なんやかやと。
慌しかったり。
そうでも無かったり。

夕方。
例えば。
スーパーを覗いたら。
意外なものが安かったり。
ちょっといい素材が手に入ったり。
これで今夜は決まりかなと。
今夜も美味しくいただこうと。

毎日ね。

毎日が。
何でもない日で。
朝、昼、夜と。
豪華じゃなくても。
美味しくご飯が食べられて。
それで。
夜には。
音楽でも聴きながら。
美味しくお酒が飲めればね。

毎日が。
豊かな生活。
満たされた人生。
何でもない毎日が。
やっぱり。
一番豊かで満たされる。

実のところ。
毎日が。
ただの。
酔っ払いの。
飲んだくれ人生。
かもしれないけど。
それはそれで。
いいんじゃない(笑)。



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2012/01/15 Sun *触れれば / Small Faces

20120115smallfacesukmono


それが。
どんなものか。
どの程度のものか。

それは。
どんなに語られても。
どんなに見せられても。

本当のところ。
解らなかったりする。
解ったつもりにはなれても。

ならば。
少しだけでも。
僅かでも。
触れてしまえば。
それで。
解ってしまうこともある。
否、感じられてしまうこともある。

『Small Faces』'66年リリース。
ジャケットに写る姿も粋でお洒落なスモール・フェイセズの1stアルバム。
今では有名な話ですがロンドンのウエスト・エンドのモッズに仕立てられたザ・フーに対して。
イースト・エンドから現れたスモール・フェイセズは筋金入りの本物のモッズだったと。
だからこそ。バンド名にもモッズの顔役を意味する“フェイス”を使うことが出来たと。
どうしても。スティーヴ・マリオットを物語の中心として語られてしまうスモール・フェイセズ。
ところが。どうして。バリバリのモッズの顔役だったロニー・レインを忘れてもらっちゃ困るぜと。
学校を出て。楽器店で働きながらガンガンR&Bを聴き狂ってたと言う。ロニーの感性が。
その楽器店を訪れたスティーヴと共鳴したからこそスモール・フェイセズは生まれたんだぜと。
まぁ、本物は本物を。好きなもの同士は触れれば解る、感じるってことでしょうか。
そんなロニーとスティーヴを中心としたスモール・フェイセズがどれほどのものかは。
このアルバムに針を落とした瞬間に、いやこのジャケットに触れた瞬間に感じられるかな。
熱く激しいマリオットの歌声ばかりに耳がいきがちですが。なかなかどうして。
A面頭のロニーが歌うサム・クックのカヴァー、「Shake」の荒っぽい黒さもたいしたものなのです。
そして実は途中参加のイアン・マクレガン。そのブッカー・Tを髣髴とさせるグル―ヴィーな鍵盤も最高なのです。
それにしてもスティーヴの着てるジャケットとシャツ、お洒落だよなぁ。似たの探してみようかなぁ。

それが。
どんなものか。
どの程度のものか。

それは。
どんなに訊いても。
どんなに聞かされても。

本当のところ。
解らなかったりする。
解ったつもりで妥協はできても。

ならば。
少しだけでも。
僅かでも。
触れてしまえば。
それで。
解ってしまうこともある。
否、感じられてしまうこともある。

それが。
本物なのか。
自分の。
好きなものなのか。
求めているものなのか。
触れれば。
触れてしまえば。
その。
感触を知ってしまえば。

そうか。
そうじゃないか。
それか。
それじゃないか。
解る。
感じられる。

さてと。
こいつは・・・
あっ!
共鳴してる・・・
それが。
その瞬間が。
楽しい、嬉しいんだな!



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2012/01/14 Sat *囚われて / The Kinks

20120114youreallygotme


一人で過ごす。
土曜日の午後。
思いとも呼べない思い。
浮かんでは消え。
消えては浮かび。
浮かんでは漂い。
漂いながら。
やがて消えなくなり。
そこに留まっている。
留まってしまった思い。

一人の午後。
一人の時間。
形を成した思いに。
囚われてしまう。
ガッチリと胸ぐら掴まれて。
胸の奥まで入り込まれて。
拒むに拒めない。
でも。その眼差しは。
穏やかで優しくて。
留まっていてほしい思い。

『You Really Got Me』'80年リリース。
言わずと知れた大ヒット曲をタイトルに冠したキンクスのベスト・アルバム。
何でこの年に'60年代のキンクスの編集盤が制作されたのか。
恐らくはヴァン・ヘイレンのあのカヴァーによってキンクスが再評価されて。
大規模なツアーとかにも出る様になっていたので。その人気を当て込んでのことだったんだろうなと。
まぁ、その魂胆や。なんだかよく解らないジャケットはともかくとして。
パイ・レコードが偉いのはこの時代にちゃんとモノラル音源で。しかも20曲も大盤振る舞いしたことかな。
特に。日本なんかじゃ'60年代のキンクスなんて入手が難しい頃だったので貴重だったかなと。
で、選曲がまた渋くて。勿論ヒット曲や代表曲も収録はされているんですけど。
例えば「Long Tall Sally」に「You Still Want Me」と。全然売れなかった最初の2枚のシングルA面曲とか。
「I Need You」とか「I'm Not Like Everybody Else」なんてセンスのいいB面曲も選ばれてるんですよね。
余談だけど。真島昌利、マーシーが「I Need You」を「うな重」ってカヴァーしてて。あれは良かったな。
うな重、うな重が食いてぇ~、肝吸いもつけて~♪なんてね。それは見事なカヴァーでした。
閑話休題。そんなマニアックな面も見せながら。ちゃんと「Stop Your Sobbing」も「David Watts」もあるしねと。
担当者のキンクスへの愛情、愛着が窺える気がしてね。好きなんですよね、このアルバム。
そして「You REally Got Me」ね。やっぱりこの曲は凄いでしょう。イントロ一発で囚われてしまうなぁ。
そしてそして。このアルバムを入手した今は無きアナログ盤への愛情と愛着に満ちたお店を思いだすのです・・・

一人で過ごす。
土曜日の午後。
明確になった思いに。
囚われて。
あんなこと。こんなこと。
浮かんでは消え。
消えては浮かび。
あの声。あの笑顔。
レコードの匂い。
浮かんでは漂い。
漂いながら。
やがて霞んでいく。
霞んでいくのは。
失ってしまったものに。
囚われて。
未だ思ってるから。

一人の午後。
一人の時間。
形を成した思いに。
囚われてしまう。
ガッチリと胸ぐら掴まれて。
胸の奥まで入り込まれて。
拒むに拒めない。
でも。その眼差しは。
穏やかで優しくて。
留まっていてほしい思い。
もう。
ここにはないから。
留まってほしい。
それは叶わなくて。
囚われたまま。
身動きできなくて。

でも。

誰かを失う度に。
何かが消える度に。
自分の中の。
一部も持っていかれて。
それに。
囚われて。

でも。

それだけじゃないよねと。
誰かが遺してくれた。
何かを伝えてくれた。
自分の中に。
一部として生まれていく。
それには。
囚われて。

音楽に。
レコードに。
アナログ盤に。
愛情と愛着をと。
それもありだよねと。

囚われて。



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2012/01/13 Fri *あっちへフラフラ、こっちへ・・・ / The Who

20120113tommyoriginal


あっちへ。
フラフラ。
こっちへ。
フラフラ。

幾つになっても。
いつまでも。
気楽でいいなと。
そう言われてもさ。
それはそれで。
結構きついんだぜと。

定まらない。
留まらない。
何者にもならない。
否、なれない、か。
それでいいと。
思ってきたけど。

自由とか。
気儘とか。
堕落とか。
それって。
実は。
とてつもない。
意志が必要で。
とんでもなく。
危うくて。脆くて。

まぁ。
そんなことには。
とうの昔に。
だいぶ前に。
気づいていはいたけれど。
今更どうしようもない。
否、未だにどうにもならないんだ。

『Tommy』'69年リリース。
ザ・フーの代表作にしてロック史上に残る傑作となった2枚組アルバム。
ロック・オペラの先駆けとなったアルバムとしても語られることの多いアルバムですが。
そのストーリーに関しては。ピート・タウンゼンドが自分の幼年期から少年期をヒントに創りあげたとかで。
その多様で複雑な展開に。実は他のメンバーもあまり解ってなかったりもしたみたいで。
後にケン・ラッセルが監督した映画を観て。初めて解ったよなってジョン・エントウィッスルも言ってた様な。
正直。英国生まれでもなけりゃ、英語もよく解らない身としては。映画を観た後でも。
まぁ、なんとなく。こんなところかなぁってぐらいしか理解できてなかったりもするんですけどね。
ただ、その詩やサウンドから。孤独感とか焦燥感とか。人に言えない悩みとか。抑えられない衝動とか。
そんな。どこの国でも同じだろう。少年期から青年期にかけての葛藤や苦闘を描いているのだろうと。
それが不思議なことに。サウンドからより強く伝わってくるところがフーの魅力、凄さだよなと思うのですが。
そのサウンド。マネージメントはよりオペラを意識してオーケストラとかを導入しようとも図ったらしいのですが。
あくまでもバンドに拘って。4人だけでこのサウンドを、この世界を創ってしまった。その意固地さがいいなと。
しかも。ライブで再現までしてしまったんですからね。フーってのは。本当に凄いバンドだよなと。
描かれてる、歌われてる。孤独感、焦燥感、悩み、衝動。親とか教師とか社会とのどうしようもない軋轢とかね。
暴力とか、性へのどうしようない欲求とか。そして根源的な自分とは何か?と言った問題とか。
誰もが共感できて。でもあまりにも個人的な問題で。それぞれがぞれぞれの傷口を抱えていて。
俺達もそうだったんだぜとフーが、俺もそうだったんだぜとピートが語りかけている様で。それで救われると。
まぁ、それでも。いつまでも。抜けだせないで。フラフラしてるのもここにいるんですけどね(苦笑)。
英国盤の初回プレスは音圧と音質が圧倒的で。その迫力で聴くと、その世界がより鮮明になります。是非。

あっちへ。
フラフラ。
こっちへ。
フラフラ。

幾つになったら。
いつになったら。
腰が据わるんだと。
そう言われてもさ。
それはそれだけど。
楽なわけじゃないんだぜと。

定まらない。
留まらない。
何者にもなれない。
否、ならない、か。
それしかないんだと。
思ってきたから。

自由とか。
気儘とか。
堕落とか。
なりきれれば。
いいけれど。
どうしても。
何かが引っ掛って。
どうにも中途半端で。
危うくて。脆くて。

まぁ。
そんなことには。
とうの昔に。
だいぶ前に。
気づいていはいたけれど。
今更どうにもならない。
否、未だにどうしようもないんだ。

見えないものは。
見えないし。
聞こえないものは。
聞こえないし。
言えないものは。
言えないし。
見えるふり。
聞こえるふり。
思ってもいないこと。

出来ないし。
したら。
する度に。
壊れていくんだ。
崩れていくんだ。
幾つになっても。
いつまでも。

あっちへ。
フラフラ。
こっちへ。
フラフラ。

結構傷だらけ(苦笑)。



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2012/01/12 Thu *両輪駆動 / The Rolling Stones

20120112hotrocksorg


たぶん。
前輪が。
草臥れて。
摩耗して。
ぶれて。
揺れて。
そして。
止まって。

気づかずに。
もしくは。
気づかぬふりをして。
後輪だけで。
とにかく。
前へと。
先へと。
そして。
つんのめって。

ついには。
ひっくり返って。
ぶっ倒れて。
やっと。
止まることが。
出来たのかなと。
あの時は。
それで。
良かったんだなと。
今は思うけど。

『Hot Rocks 1964-1971』'72年リリース。
デッカ時代の音源の権利を手にしたアレン・クラインによるローリング・ストーンズの2枚組ベスト・アルバム。
当時全米チャートでは4位まで上昇して。その後も数年に亘ってチャートに入ってミリオン・セラーになって。
このアルバムの成功がビートルズの所謂“赤盤”と“青盤”の発売のきっかけになったとも言われています。
しかし、まぁ計略家で抜け目のない商売人だったクライン、笑いが止まらなかっただろうなと思います。
1枚目が「Time Is On My Side」から始まって「Let's Spend The Night Together」までの12曲を収録。
2枚目に「Jumpin' Jack Flash」から始まって「Wild Horses」までの9曲を収録で全21曲。
殆どのヒット曲、代表曲を収録して。基本的には年代を追ってストーンズの軌跡を確認できるかなと。
「Play With Fire」が収録されて。「Have You Seen Your Mother Baby, Standing In The Shadow?」が未収とか。
「Midnight Rambler」が『Get Yer Ya-Ya's Out!』からライブ・ヴァージョンで収録されているのが特徴かな。
「Play With Fire」って地味な小品って感じがするのですが。米国では人気が高かったのでしょうかね。
「Midnight Rambler」は断然ライブでしょって思ってるので。そこは嬉しいかな。カッチョィイ~も聴けるしね!
A面とB面にブルースのカヴァーから始まって。ブリティッシュR&Bバンドとして登りつめる姿が収められていて。
C面とD面に再びブルースに立ち返りながら。唯一無二のロックンロールバンドになっていく姿が収められていて。
ブルースやR&Bへの深い愛情と。ロックンロールバンドとしての推進力。その両輪が揃ってこそのストーンズ。
そしてその両輪をメンバーが一丸となって駆動させた時のストーンズの魅力が凝縮されているアルバムかな。
さて。このアルバム。初回プレスのみ「Brown Sugar」と「Wild Hoses」がラフ・ミックスで収めれれていて。
今回載せているのはその初回プレス盤なのですが(ジャケットでは判別できなくて盤面の刻印で確認できます)。
これねぇ、間違って入れちゃったのか。それともわざとだったのか解りませんが。「Wild Hoses」はともかく。
「Brown Sugar」はあまりにもラフ過ぎて(笑)。なんかストーンズ側がわざと違うマスター渡したかなとかね。
是非一度聴いてみて下さい。まぁ、あの「Brown Sugar」が出来上がる過程としては貴重なんですけどね。

たぶん。
前輪は。
再生されて。
グリップもできて。
ぶれも。
揺れも。
かなり。
治まって。
そろそろかなと。

気づいているけど。
もしくは。
気づいてるからこそ。
後輪は。
とにかく。
確認してからと。
慎重にと。
そして。
セーブを掛けていて。

いつかは。
前輪と後輪が。
揃って駆動して。
やっと。
動きだす時が。
来るんだろうなと。
その時までは。
あの時は。
あれで。
良かったんだと。
思える様に。

両輪駆動。

その時に。
備えて。
その時を。
迎える為に。
錆を落として。
油をさして。
調整して。
給油して。

両輪の唸りが。
聞こえてくるのを。
待っている。



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2012/01/11 Wed *月光値千金 / The Beatles

20120111beatlesfoasaleukorg


こんな時。
こんな日。
そこに。
頭の上に。
輝いていてくれれば。

いまこの時。
いまこの一日。
そこで。
輝いて。
この姿を。
その心を。
照らしてくれれば。

どんなにか。
救われることだろう。
どんなにか。
幸せなことだろう。
そうなんだよ。

だから。
現れてくれないか。

月光値千金。

『Beatles For Sale』'64年リリース。
何故か寒い季節に聴きたくなることが多いビートルズの英国での4thアルバム。
映画創って、ワールド・ツアーもやって。休む間もなくアルバムに取り掛かってと。
超多忙だったビートルズ。流石にオリジナル・ナンバーだけでは足りなくなって。
全14曲中6曲がカヴァーとなっています。で、そのカヴァーの選曲と演奏が抜群で。
そこに。ハンブルグ巡業などで徹底的に鍛え上げたバンドとしてのビートルズの底力。
その凄味を感じることが出来ます。ビートルズはロックンロール・バンドなんだぞと。
そのカヴァーの中では「Rock And Roll Music」も「Kansas City」も「Words Of Love」もいいけれど。
やっぱりジョンの強烈なシャウトで始まる「Mr. Moonlight」が抜群にカッコいいなと。
あのミスター♪の一声だけでやられちゃいますよね。タイガースのメンバーもそうだったんだろうなと。
(現在行われているジュリー、ほぼほぼタイガースでのオープニングでの演奏も相当カッコいいけどね)
やっぱり。ジョンはもう。ロックンロール歌わせたら、シャウトさせたら右に出るものはいないよなと。
その輝きはまさに月光値千金で。それだけで。聴こえてくるだけで救われるんだよなと。
だから針を落とした瞬間の「No Reply」のジョンの歌声の生々しさにもやられるし。
その思いがストレートに伝わってくる「I'm A Loser」にも痺れるしと。オリジナルではこの2曲かなと。
勿論、全編にロックンロールしてて。アルバムとしても。前回載せた『Rubber Soul』と並んで好きかな。

こんな時。
こんな日。
そこから。
頭の上から。
囁きかけてくれれば。

いまこの時。
いまこの一日。
そこで。
輝いて。
この姿を。
その心を。
包み込んでくれれば。

間違いなく。
見えてくるだろう。
どんなことがあっても。
迷うことはないだろう。
そうなんだよ。

だから。
現れてくれないか。

月光値千金。

チャイムが鳴る。
ドアが開く。
その笑顔。
その姿。
抱き締める。
抱き締められる。

そうか。
そうさ。
これが。
俺の。

月光値千金。



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2012/01/10 Tue *夢は旅路を / The Dave Clark Five

20120110americantour


夢は。
旅路を。
駆け巡る。

ちょっとした。
旅行でも。
やっぱり。
移動はするわけで。
そうすると。
帰ってきた。
翌日は。
結構疲れてたり。
なんか。
動きが鈍かったり。

それでも。
心は。
もう。
次の旅路へと。
飛んでいたりもして。
こんどは。
何処へ行こう。
あそこへ行ったら。
こんどは。
これをしたいなとか。

夢は。
旅路を。
駆け巡る。

『American Tour』'64年リリース。
デイヴ・クラーク・ファイヴの米国での3rdアルバム。
タイトルとは異なりライブ盤ではなく通常のスタジオ録音によるアルバムです。
当時は他のバンドのアルバムでも同じ様な手法が使われていた様です。
ヴォーカルのマイク・スミスの歌声を除けば。所謂“黒っぽさ”を殆ど感じさせない。
そこが現在の過小評価、忘れられた存在になりつつある要因なのではと思いますが。
それが故のポップさとキャッチーなところがデイヴ・クラーク・ファイヴの魅力でもあって。
時々。無性に。その甘いメロディーとサウンドに触れたくて堪らなくなるのです。
その代表的なナンバーがA面頭に収められている「Because」です。これは珠玉の名曲かなと。
なんとも甘く、そして切なくてね。このナンバー実は英国ではシングルのB面扱いで。
シングルとして大ヒットを記録した米国との嗜好の違いが感じられたりして興味深いところです。
「Because」は日本でもヒットして。タイガースも演奏してて、タローの持ち歌でした。
今回のジュリーの、ほぼほぼタイガースのツアーでもやっていて。なかなかいい感じです。
このことに代表される様に。本国、英国よりも米国や日本での人気が勝っていたデイヴ・クラーク・ファイヴ。
アルバムも米国盤の枚数が英国盤より多かった様な記憶が。売れるからってエピックが出したんでしょうね。
ライブ盤ではないものの。米国を訪れた際の熱烈な歓迎、その熱狂ぶりが伝わってくるこのジャケット。
このジャケットを観ながらツアーの模様を夢みる、もしくは思いだして下さいね、なんて意図もあったのかな。

夢は。
旅路を。
駆け巡る。

いくら楽しい。
旅行でも。
やっぱり。
帰ってくるとほっとして。
そうすると。
やっぱりね。
我が家がね。
一番だよなと。
改めて。
そう実感するのだけど。

それでも。
心は。
もう。
次の旅路へと。
飛んでいたりもして。
こんどは。
何処へ行ってみたい。
あそこへ行ったら。
こんどは。
あれをやらなきゃなとか。

夢は。
旅路を。
駆け巡る。

夢みて。
思いだして。
いつかはとか。
もう一度とか。

夢は。
旅路を。
駆け巡る。



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2012/01/09 Mon *いい女 / 中森明菜

20120109akinabest


今日は。
何だか。
この街中が。
やけに。
明るいな。
輝いてるな。

そうか。
めかしこんで。
着飾って。
晴れ着も目について。
着慣れてない感じも。
新鮮で。

成人式なんだ。

ただでさえ。
綺麗な娘が。
可愛い娘が。
多いらしいと。
評判の。
この街が。
一層輝いているわけだ。

『Best』'86年リリース。
現在活動休止中の中森明菜。その明菜が成人式を迎えた'86年に編集された初めてのベスト・アルバム。
デビュー曲の「スローモーション」から前年の「Solitude」まで。13枚のシングルのA面ナンバーが選ばれてます。
そりゃ売れるでしょってことで。オリコンの年間チャートで6位に入ったとの記録が残ってます。
凄い人気だったもんあぁと。実は当時それほど好きでもなかったんですけどね。それでも全曲知ってるもんなぁ。
それでもって。全曲いいもんなぁと。改めて当時の歌謡界のレベルの高さに驚いたりもするんですけどね。
何と言っても驚かさるのは。明菜の歌の上手さです。単に歌唱力が有るとか無いとかの話では無くて。
その感情の込め方とか表現力が半端じゃ無いくらい豊かだったんだなと。ちょっと感動ものだったりします。
明菜ビブラートとか呼ばれてるらしいんですけど。囁く様に、そして何処までも伸びていく様に。
そのナンバーやフレーズに合わせて自在に歌う様は圧巻です。これ、なかなか真似できないだろうなと。
『歌姫』の頃になって。ようやく明菜の歌の魅力に気づいて。あれれと。で、このアルバムとか探したりして。
ジャケット見たら。あれあれあれと。こんなにいい女だったっけって。そこで惚れてたりして(笑)。
まぁ、止めを刺されたのは'89年のライブ映像なんですけどね。しかし。本当に。驚くべきことに。
このアルバムの時点で、明菜20歳ですからね。実はほぼ同年代、同世代なんですけどね。まったくね。
20歳でこれですかと。それは反則だろうと。違うか。こっちがガキだったってことなんだろうな(笑)。

今日は。
何だか。
この街中が。
やけに。
明るくて。
輝いてて。

そうか。
めかしこんで。
着飾って。
赤や桃の振袖を。
如何にも着せてもらいましたって。
それも可愛くて。

成人式なんだ。

そう言えば。
昨夜の焼き鳥屋の。
可愛いアルバイトの娘が。
明日、成人式だって。
言ってたっけ。
ああいう娘が。
博多美人になるのかな。

成人式なんだ。

はるか昔だな。
そこからが長くて。
そこから色々あって。
そこからが大変なんだぞと。
少し意地悪く。

でも。
楽しいことや。
嬉しいことも。
結構あるから。
皆。
大人になんか。
ならなくても。
いいから。
いい女になってね(笑)。



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2012/01/08 Sun *いい男 / 鮎川誠

20120108koolsolo


いい男。

流されず。
巻かれず。
ぶれることなく。
自分の足で。
立っている。
自分の意志で。
歩いている。

そんな。
男に。
憧れて。
なりたくて。
ねぇ。
そうだったんだけど。
こいつがどっこい。

簡単な様で。
難しく。
難しく考えても。
どうにもならず。
もっと。
シュッと。
ならないものかと。

いい男。

『クール・ソロ』'82年リリース。
サンハウス~シーナ&ザ・ロケッツでの活動で知られる鮎川誠の初めてのソロ・アルバム。
と言いつつも。これって日比谷野音でのシーナ&ザ・ロケッツでのライブから誠ちゃんが歌ってるナンバーだけを。
集めて編集したんだよなと。後でスタジオで手は加えているんだろうけど。まぁ、どうでもいいんですけどね。
バックのリズム隊は当時のザ・ロケッツだし。シーナも1曲だけコーラスで参加してるし。
先ずはこのジャケットが最高だよなと。裏ジャケがまたいいんですけどね。このシュツとした感じ。
それでいて全身から立ち上るロックとブルースの匂いと、そこはかとなく漂ってくる男の色気。
日本のロックンローラーで、ギタリストでここまで立ち姿の決まってる、佇まいからロックンロールしちゃってる。
そんな人もなかなかいないかな。しかも誠ちゃんの場合はそれが全然いつまでも変わらないのが凄いなと。
サンハウスは後追いで聴いて。シーナ&ザ・ロケッツは大好きで。ライブも随分観に行ってたし。
最近も偶にその姿をテレビとかで観たりするけど。変わらんなって。サイン貰ったのは何年前だったか。
とにかくいつも。ロックンロールが、ブルースが大好きでって。そこにいるだけでその熱さが伝わってくるもんなぁ。
このアルバムも。当然いつもの誠ちゃんで。言ってしまえばサンハウスでロケッツで。何も変わらないんだけど。
それがカッコいいなと。変わらないって。変えられないってさ。大変だもんね。普通出来ないでしょ。
それを自然体でさらっと。やり続けてる。いい男だなと。敵わんよなって思ってしまうのですね。ほんと、いい男。

いい男。

見失わず。
迷わず。
力まず自然に。
自分の足で。
立っている。
自分の意志で。
転がり続けている。

そんな。
男を。
目指して。
なれるもんだと。
ねぇ。
そう新辞典だけど。
こいつがどっこい。

簡単な様で。
難しく。
難しく考えても。
どうにもならず。
もっと。
シュッと。
ならないものかと。
ちゃんと。
変わらずに。
いられないものかと。
ちゃんと。
転がり続けていけないものかと。

目指せ。
いい男。

先ずは今日。
買い込んだ。
服や靴が。
似合う様に。
映える様に。
身体を絞ろう。
元に戻そう(苦笑)。
そこから。
始めよう。

形から入るのも。
大事なんだぜぇ(笑)。



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2012/01/07 Sat *同窓会 / ザ・タイガース

20120107tigers


同窓会とか。
同級会とか。
その手の類は。
どうにも苦手と言うか。
複雑で。

顔も見たくないかと言えば。
まぁ、そうでもないんだけど。
今更なぁ、何を話すんだよと。
そんな意識もあって。
恥ずかしくもあり。
意固地になったりもして。

だから。
成人式にも。
帰らなかったし。
中学も。高校も。
同窓会にも。
同級会にも。
一回顔を出したか。いないか。

だからね。
気持ちは解らんではないけれど。

『The Tigers Story Vol.1』'74年リリース。
トッポ、加橋かつみ在籍時代の音源を中心に編集されたザ・タイガーズの2枚組編集アルバム。
シングルだと「廃墟の跡」、アルバムだと『ヒューマン・ルネッサンス』までの音源が収められていて。
ヒット曲や、代表曲以外にもアルバムからのナンバーも選ばれていて。今回のツアーでも。
沢田研二、ジュリーのツアーに瞳みのる、ピーと森本太郎、タローと岸部一徳、サリーが参加した。
ほぼほぼタイガースのライブでも演奏されているナンバーも多数収められています。
自分の様なリアル・タイムでは間に合わなかった者には便利な2枚組のアルバムだったのです。
幼心にも「僕のマリー」とか「シー・サイド・バウンド」とか「モナリザの微笑」とかは知っていましたが。
「君だけに愛を」とか「銀河のロマンス」とか「花の首飾り」とか「シー・シー・シー」なんて辺りは。
このアルバムとかで知ったんだと思います。他にもベスト盤はありましたが。
やっぱりこのアルバムと続編の『The Tigers Story Vol.2』が代表的で便利なアルバムだったかなと。
さて今回のツアーも回を重ねる如く調子が出てきて。バンドらしくなってきて。このままでもと思いつつ。
今回も絶対にタイガースと名乗らないその拘り。そしてセット・リストにあのナンバーを入れていること。
そこに。ジュリー・・・だけでなく今回参加している4人のある思いを感じるんですけどね。
特に。トッポに対していつでも。来たくなったら来いよと。参加したくなったら、ふらっと顔を出せよと。
まぁ、ねぇ。拘って意固地になる気持ちもね。解らなくは無いんですけどね。そこに何らかの力が働かないかなと。
バンドとして、音楽で結び合ったもの同士であれば。それだけで顔を出してもいいじゃんと思うんですけどねぇ・・・

同窓会とか。
同級会とか。
その手の類は。
どうにも苦手と言うか。
複雑で。

でも。これが学校とかの。
勝手に決められた結びつきじゃなくて。
同じものが好きな仲間との。
再会、そんな同窓会みたいなものなら。
もう何を差し置いても。
集まりたくなるし。駈けつけたくなるし。
言葉なんかいらないしねと。

だから。
年齢もバラバラ。
出身もバラバラ。
職業とか。素性とか。
良く知らなくても。
同じバンドが好き、音楽が好き。
それだけで解ってしまって。繋がってしまって。
偶に会っても。
初対面の人がいても。
あっと言う間に。
何だか。
同窓会。
同級会。
好きなものは好き。
聴きたい、観たい、追っかけたい。
それは。
ストーンズでも。ジュリーでも。タイガースでも。
ジャニーズでも(笑)同じだもんね。

だからね。
複雑な気持ちは解らんではないけれど。
出てきてくれないかなと。会いに来てくれないかなと。
1回だけ。1曲だけでもいいからさ。
ねぇ、トッポ、加橋さん。
俺は未だ最後の武道館に期待してるんだけどなぁ。

そんな思いに囚われつつ。
博多の街の片隅で。
ロック・バーのカウンターで。
タイガースの大合唱になってしまった夜なのでした!



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2012/01/06 Fri *弾むもの / Albert King With Stevie Ray Vaughan

20120106albertkingwithstevierayvaug


その間に。
交わされるものに。
そこに。
何かが。
あれば。
何か。
感じるものが。
あれば。

あっちと。
こっちで。
行ったり。
来たり。
その。
遣り取りを。
楽しめれば。
自然と。
微笑が毀れるならば。

弾むもの。

『In Session』'99年リリース。
アルバート・キングとスティーヴィ・レイ・ヴォーンの'83年に行われたセッションを収録したアルバム。
元々はカナダのTV局が企画したものだそうで。'83年と言えばレイ・ヴォーンが彗星の様に現れた年で。
そのレイ・ヴォーンのアイドルの1人であり、モダン・ブルースの巨人の1人でもあるアルバートを担ぎ出して。
久々にブルース界に新風を吹き込んだレイ・ヴォーンと競演させてみたらと。いいところに目を付けたなぁと。
流石のレイ・ヴォーンも御大アルバートを前にした緊張からか。バンドもアルバートのバンドだったからか。
自身のアルバムの様に怒涛の様に弾き倒してはいません。それでもここぞってところでは挑みかかっていて。
それを余裕で受けてみせるアルバートの貫録がまたいいかなと。坊主、結構やるじゃないかってとこですかね。
基本はやはりアルバートのスタイルにレイ・ヴォーンが合わせてるってことにはなるのでしょうか。
で、時々速弾きで圧倒しようとして。アルバートが大らかに受け流して絶妙な合いの手を入れてるって感じで。
レイ・ヴォーンの憧憬、アルバートの慈愛が基調にあって。非常に和やかな雰囲気のセッションですが。
時にその遣り取りに緊張感が走る瞬間もあって。それがまた良くて。2人の“会話”に弾むものがあるのです。
自分はギターが弾けないので解らないのですが。演奏してる2人は凄く心地良かったんだろうなと思います。
ギターじゃ無くたって。息が合って、手が合って。そんな相手とのやり取りが弾むのは心地よいですものね。
ジミヘン程じゃ無いにしろ。レイ・ヴォーンもその死後に発掘音源やら編集盤やらが多数リリースされてますが。
その中でも。このアルバムはきちんとした企画もあり。演奏も良しで。価値の高いアルバムかなと。
そしてアルバートが所属していた、あのスタックスからのリリースであること。アルバートへの敬意も感じられて。
2人のファンである自分としては。何とも愛おしい思いを抱かせられるアルバムでもあるのです。

その間に。
交わされるものに。
そこに。
何かが。
あって。
何か。
手応えを。
感じられれば。

あっちと。
こっちで。
切り込んだり。
受けたり。
その。
遣り取りを。
楽しめるから。
自然と。
足取りも軽くなる。

弾むもの。

一週間に。
一度。
ほんの十数分。
長くて三十分ほど。
その。
遣り取りのできる。
弾む。
時間が。
貴重なんです。

弾むもの・・・
増えるといいな。



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2012/01/05 Thu *夢の中で / Cheap Trick

20120105dreampolice


夢の中で。
その中でなら。
上手くいくんじゃないか。
思い描いた通りに。
なるんじゃないか。
進むんじゃないか。

眠りにつく前。
ふと。
そんな。
思いに囚われて。
描いたり。
願ったり。
小さく声にしてみたり。

さてと。
長かったり。
短かったり。
断片的だったり。
夢は見るのだけれど。
なかなかに。
上手くはいかない。
思い描いたのとは。
違う方向に流れていく。

夢の中で。
その中でなら・・・と。
思うのだけれど。

『Dream Police』'79年リリース。
前作『Cheap Trick At Budokan』の驚異的なヒットの余波で。
前年に完成していたにも関わらず1年遅れで日の目を見たチープ・トリックのアルバム。
まぁ、そのお蔭で勢いに乗ってこのアルバムも全米6位まで上昇したから結果オーライなんですけど。
リック・ニールセンなんかは成功を喜びながらも結構じりじりと焦ってたりもしたんじゃないかなと。
相当気合が入った作りになってますからね。ハード・ロック・バンドとしてスタートして。
パワー・ポップにシフトを切り過ぎたりもして。そのバランスが丁度いい塩梅になったアルバムかなと。
キャッチーでポップで。でもその実ヘヴィーに迫ってくるサウンドは迫力があってと。リックの奇才ぶり。
そしてバンドとしての実力が良くわかるアルバムです。ヘヴィーさはライブを体験すると尚更時間しますけどね。
印象に残るナンバーも多いのですが。何と言っても。2曲のシングルとしてもリリースされたナンバー。
キャッチーに弾けるタイトル・ナンバーである「Dream Police」と繊細で切ない「Voices」が白眉かなと。
「Dream Police」は未来社会を題材にした小説をヒントにしてるらしく。実は管理社会への批評だったりします。
夢まで。その中まで取り締まられちゃ堪らんよと。そして「Voices」はトッドの「Hello, It's Me」にも通じる。
僕はここにいるよと。いつでもいるよと。切なく囁きかける。その美しさが泣けるんですよねぇ。
当時の日本盤にはポスターとピクチャー・ソノシートがついていてその人気の程が窺えたりもします。

夢の中で。
その中でなら。
逢えるんじゃないか。
巡り会えるんじゃないか。
なんとかなるんじゃないか。
何かが始まるんじゃないか。

眠りにつく前。
ふと。
そんな。
想いに囚われて。
空想したり。
願ったり。
小さな声で呼んでみたり。

さてと。
長かったり。
短かったり。
断片的だったり。
夢は見るのだけれど。
逢えたはずなのに。
巡り会えたはずなのに。
上手くはいかない。
何故か途中ではぐれたり。
何故か誰かに浚われたり。
別の誰かになっていたり。

夢の中で。
その中でなら・・・と。
思うのだけれど。

そうは。
問屋が卸さないと。
そうは。
甘くは無いんだぞと。
夢の中まで。
突き付けられて。

やれやれと。
目覚めてしまえば。
薄れていくし。
消えていくし。

それでも。
今夜も。
囁いてみようかな(笑)。



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2012/01/04 Wed *戸惑いもちう位也おらが春 / Aerosmith

20120104donewithmirrors


戸惑いも。
ちう位也。
おらが春。

新しい年。
新しい春。
来たんだよね。
来たんだよなぁ。
だけどねぇ。

嬉しいし。
楽しいし。
穏やかだし。
でも。
まだまだ。
思う様に。
ならなくて。
もどかしさが。
残ったままで。

戸惑いも。
ちう位也。
おらが春。

『Done With Mirrors』'85年リリース。
ジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードが復帰してオリジナル・メンバーで再編されたエアロスミス。
その最初の1枚として、またゲフィンへの移籍第一弾となったアルバム。そうなんですよ。
何だか忘れられているみたいですが。エアロスミスは一時期メンバー・チェンジしてたんですよね。
しかし。エアロスミス本体もボロボロだし。出てったジョーもブラッドもパッとしないしと。
で、もう一度オリジナルの5人で出直そうと。レコード会社も移籍して。酒と薬も抜いてと。
まぁ、実のところ。酒と薬は全然抜けて無かったみたいで。手探りと言うか、おっかなびっくりと言うか。
要はどうにもこうにも。メンバー自身が戸惑ってて。思う様にならないもどかしさを感じてて。それがどうにも。
隠しきれなくて出ちゃってるかなと。エアロスミスですからね。ロックンロールはしてますけど。
どうにも乗りきれてないと言うか。まぁ、ぶっちゃけ曲によってはもたついてるんですよね。そりゃそうかなと。
数年振りの揃い踏みだし。半分(それ以上?)いろんなものに溺れたままじゃこんなところかなと。中位かなと。
ジャケットじゃ無いけれど。世界が反転して見えたり、ぼやけてたりもしたのかなと。それでもね。
オリジナル・メンバーならではの音の質感は出てるので。やっぱりこの5人じゃ無きゃ駄目なんだと。
その事を再認識して。治療に励んで。錆を落として。そして『Permanent Vacation』での再ブレイクに繋がったと。
そう考えると。このアルバムもエアロスミスの歴史上、避けては通れない必要な段階だったのかなと。
それを世に出す必要があったかどうかは微妙なとこですけど。どうしても各ナンバーの魅力も弱いし。
それでも。今のベスト盤しか出さない(出せない?)姿勢よりはよっぽどこの頃の姿勢の方が前向きですよね。

戸惑いも。
ちう位也。
おらが春。

新しい年。
新しい春。
来たんだよね。
来たんだよなぁ。
来るんだよねぇ。

嬉しいな。
楽しいな。
穏やかだしな。
まだ。
なかなか。
思う様に。
ならなくて。
もどかしさに。
イライラしたり。

戸惑いも。
ちう位也。
おらが春。

まだ。
どこか。
どこかが。
手探りで。
おっかなびっくりで。
時に。
反転したり。
ぼやけたり。
点滅したり。
乗りきれなくて。
もたついてりもして。

それでも。

戸惑いも。
ちう位也。
おらが春。

中位まで。
来たんだから。
焦らずに。
春の中。



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2012/01/03 Tue *初めての / Queen

20120103queenukoriginal


初めての。
お出かけには。
初めての。
洋服を着て。
気分も新たに。

なんてね。

本格的に。
引き籠った。
寝正月を過ごそうと。
計画して。
買い物とかしてたので。

ほんとにね。

昨年の。
大晦日から。
一歩も外へ出てなくて。
昨日なんか。
玄関を開けてもいない。

だからね。

今年。
初めての。
お出かけには。
一度も。
袖を通していない。
新しい。
Tシャツをおろして。

さぁ、出かけよう。

『Queen』'73年リリース。
クイーンの記念すべき1stアルバム。
このジャケットが好きで。相方は前からこのデザインのTシャツを持っていて。
羨ましかったのですが。何故かなかなか手に入らなかったり、機会が無かったりで。
昨年開催されたクイーン40周年記念展でようやく入手出来て。今日めでたくおろしたのでした(笑)。
ご存知かも知れませんが。当時の日本盤のジャケットはこの英国オリジナル盤と異なっていて。
もっと赤に近い色になっていました。それには惹かれないんですけどね。この微妙な赤紫がいいなと。
さて。このアルバム。1stアルバムにしてこの完成度を誇るかの様に。シンセサイザーは使ってませんと。
わざわざクレジットされているのは有名ですが。実はその完成から発売までには時間がかかったみたいで。
どうも契約の問題が関連していたとかいないとか。それもあって英国のプレスでの評判は良くなかったのですが。
実のところ。その凄さが解らなかったのかなと。もしくは恐れたのかなとも思ってしまうのです。
確かに後の目くるめく様なクイーンならではの世界はその発芽しか窺えませんし、個性も未開花の部分もあって。
しかしながら。何故当時一部でクイーンこそがレッド・ツェッペリンの後継者だと謳われたのか。
その理由は十分に納得できるアルバムになっています。1stでこれなら末恐ろしいハード・ロック・バンドになる。
誰もがそう思っただろうなと。尤もクイーンはその枠内には止まらなかったし。だからこそのクイーンですけどね。
逆に言うと。このアルバムでは未だブライアン・メイが主導権の大部分を握っていたのかと。
そう思って聴くと。ブライアンのギターのまた伸びやかなこと。そのギターの音も英国盤だとより明確です。
何にしろ。初めてのアルバムとしては、初めての一歩としては実に鮮やかなものだったなと思うのです。

初めての。
お出かけには。
初めての。
洋服を着て。
気分も新たに。

なんてね。

本格的に。
引き籠った。
寝正月を過ごせて。
そろそろと。
一歩踏み出して。

ほんとにね。

昨年の。
大晦日から。
一歩も外へ出なくて済んで。
昨日なんか。
あまり話もせずに。
音楽だけに集中したりして。

だからね。

今年。
初めての。
お出かけには。
一度。
リセットしなおした。
新しい。
気持ちと心を身に着けて。

さぁ、出かけよう。

新しい。
Tシャツに。
新しい。
気持ちと心。
初めての一歩を踏み出して。
初めてのお出かけをして。
鮮やかには程遠いけど。
悪くは無かったかな。

さぁ、始まり始まり。



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2012/01/02 Mon *日本人だからね / Thin Lizzy

20120102japanesecompilationalbum


なんのかんので。
なんだかんだで。
やっぱりね。
そりゃね。
日本人だからね。

除夜の鐘。
耳にしながら。
お札を貼って。
お蕎麦を食べながら。
新しい年を迎えて。

年が明けたら。
お屠蘇を頂いて。
お節を食べて。
日本酒で一杯やりながら。
お雑煮なんかも頂いて。

日本人だからね。

『The Japznese Compilation Album』'80年リリース。
選曲からジャケット・デザインまでフィル・リノット自ら手掛けたと言われるシン・リジィのベスト・アルバム。
その華麗なツイン・リード・ギター体制が確立されたヴァ―ティゴ移籍後では初となるベスト・アルバムでした。
何故その様なアルバムがこのタイトルなのか。確かにシン・リジィは日本でも人気は高かったのですが。
幾分にも。その前年の来日公演直前にゲイリー・ムーアが失踪して。臨時編成での来日を余儀なくされた。
そんなシン・リジィを温かく迎えてくれた日本のファンへの感謝の意もあったのではと。男気の人、フィルですから。
まぁ、選曲はともかく。ジャケットはもう少しなんとかならなかったのかなと。ねぇ(苦笑)。
コラージュの中には来日時の模様もあって。新幹線やそのホーム、そして日本のファンが写ってたりします。
選曲で特徴的なのが万遍なくヒット曲、代表曲を選択しながら。B面が全編ライブ・ヴァージョンになっていて。
そう。あの名盤『Live And Dangerous』からの4曲で占められているのです。それだけ自信があったのかなと。
穿って言えば。来日公演ではその実力を発揮しきれなかったので。このアルバムで聴いてくれいよってかな。
A面に収められたオリジナル・ヴァージョンも含め。そのキャッチーでどこか哀感漂うメロディーは。
そしてそれを奏でる華麗なツイン・リード・ギターは如何にも日本人好みで、その琴線に触れそうで。
かく言う自分も。ウィッシュボーン・アッシュなんかと並んで大好きなブリティッシュ・ハード・ロック・バンドです。
またゲイリーのギターの鳴き具合も日本人好みなんだよなぁ。なんで脱退したりしたのかなぁ。勿体ない。
とうにフィルは亡くなり。ゲイリーも昨年旅立ってしまいました。改めて。哀悼の意を。

で。
なんだかんだで。
やっぱりね。
そりゃね。
日本人だからね。

肌の色も。
言葉も。
国籍も。宗教も。
普段はそれほど意識しないけど。
一年に一度。
お正月くらいはね。

我家でのんびりしながら。
頂いた年賀状や。
かけた、かかってきた電話で。
お互いの無事と健康を喜んで。
何度もひっくり返しながら。
お持ち焼いたりして。
何個食べられるなんて訊いて。

日本人だからね。

過ごせる時間。
味わえる味。
感じられる喜び。
まぁ。
世界中どこでも。
基本は同じなんだろうけど。

偶にはね。
自分の好みを。
再確認して。
あぁ。
そうかと。

日本人だからね。

日本人なんだなぁ。



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2012/01/01 Sun *静かに確かに / The Rolling Stones

20120101tattooyou


例年になく。
静かで。
落ち着いた。
年の始まりで。

例年になく。
確かに。
意識的に。
年の変わりを見つめて。

特別でもなく。
時間が流れて。
特別でもなく。
日付が変わって。
でも。
その流れに。
その日付に。
区切りをつけて。

静かに。
確かに。
いま。
今日。
点火して。
動き始める。

『Tattoo You』'81年リリース。
頭の「Start Me Up」のイントロ一発で。あぁ、ストーンズだなと。ストーンズだぜと。
そんな快哉を叫んでしまいたくなるローリング・ストーンズのアルバム。
いま聴くくとその味わいも解るのですが。当時は前作の『Emotional Rescue』があれれって感じだったので。
これだよ。これ。これがストーンズだよと。A面2曲目の「Hang Fire」の頃には狂喜乱舞してたかも。
ロックンロールしなきゃストーンズじゃないぜと。まぁ、今もその思いはあまり変わっちゃいないんですけどね。
前作から間を開けずに世に出てきたアルバムで。当時はストーンズも気合入ってるななんて思ってましたが。
今では有名な話で。新曲は1曲も無くて。'70年代に入ってからの未発表曲を引っ張り出してきて。
吟味して手を加えて1枚のアルバムに仕立ててと。でも、それが出来ちゃうんだから凄いよねと。
恐らく'70年代のストーンズって。やたらスキャンダラスなイメージもありますが。その実ワーカーホリックで。
暇があればスタジオに入っちゃ、ああでもない、こうでもない、なんてやってたんだろうなとか。
その辺りの一時も音楽と離れてはいられないぜって匂いがね。最近のストーンズからは漂ってこないんだよなぁ。
まぁ、それはそれとして。このアルバムに伴うツアーからいよいよスタジアム級連発の巨大なツアーになるので。
そこはそれ。ライブ映えも考えて。気合入れて創った(編集した)んだろうなと。その気迫が伝わってくるが故に。
統一感の無さなど微塵も感じさせないアルバムに仕上がっているんだろうなと。そこが惹かれる理由かな。
特に。「Start Me Up」「Hang Fire」我家のテーマ(?)「Little T & A」なんかでブッ飛ばされるA面は好きだなぁ。
で、B面ラストが「Waiting On A Friend」だもんね。これはビデオも泣けるんだよね。堪らないよなぁ。
余談ですが。当時の国内盤にはミックのポスターがついていて。友達が部屋に貼ってたこと思いだしたりね・・・

例年になく。
静かで。
落ち着いた。
年の始まりで。

例年になく。
確かに。
意識的に。
年の変わりを見つめて。

特別でもなく。
時間が流れて。
特別でもなく。
日付が変わって。
でも。
その流れに。
その日付に。
自分も乗れるのか。
自分を乗せていけるのか。

静かに。
確かに。
いま。
今日。
点火させて。
動かしてみる。

動きだせば。
回り始めれば。
徐々に、徐々に。
静かに、
確かに。
火がついて。
止まらなくなる。
回っていける。
転がっていける。

だから。
いま。
今日。
静かに。
確かに。
点火しよう。
動き始めよう。



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