« 2012/02/11 Sat *終にが見えない / Free | トップページ | 2012/02/13 Mon *エア・ギター弾きながら / Joe Cocker »

2012/02/12 Sun *銀河系まで / Van Morrison

20120212astralweeks


銀河系まで。

飛ばしてしまえばいいのか。
飛んでいけばいいのか。
どっちにしろ。
なんにしろ。
この地平から。
その諸々から。
切り離されて。遥か遠くへと。

そんなことを。
ふと。思ったり。願ったり。
別に。
今に。ここに。
なんの。
不満があるわけでもなく。
ただ。離れたい。遠くへと。

『Astral Weeks』'68年リリース。
渡米したものの。誘われたレーベルのオーナーの急死によって窮地にあったヴァン・モリソン。
そんなヴァンを救ったのがワ^ナー・ブラザースの社長で。その才能を見込んで契約を交わして。
ワーナーでの初めてのアルバムとして僅か2日間で制作されたのがこのアルバムでした。
48時間で録音されたからって。決してやっつけ仕事なんかではなくて。そのセッション的な勢いもあって。
ロックの枠だけでは語れない。豊穣なヴァンの音楽世界が早くも開花してる様な素晴らしいアルバムです。
次作である『Moondance』と甲乙つけ難い畢生の名作です。『Moondance』の方が耳に馴染み易いかな。
シンプルな編成で奏でられるアコースティックなサウンドを従えて。熱く力強い歌声を聴かせるヴァン。
その歌声は。喉の奥、いや胸の奥から絞り出される様で。決して荒々しくはないのに。やはり熱くて。
その静かなる烈しさ、豊かさに触れているうちに。なんだか。身も心も軽くなる感覚に包まれて。
そのまま。ここから。地平から解き放たれて。どこか未知なる、けれど平穏なところへと運ばれていく様で。
気を許すと涙が溢れてきそうで。本当にバンドと一体となって聴こえてくるヴァンの歌声の細かな襞に。
その一枚一枚に。言葉ではいい尽くせない感情が秘められているのが。目に見える様でもあったりするので。
しかしなぁ。最初から。ここまでやっちゃったら。もうやることなくなっちゃうんじゃないのと。
そんなこと考えもしないで。心のままに歌って、創ったからこそなんでしょうけど。本当に遠くへ、遠くへと。
どこまでも遠く、どこまでも深く。そしてどこまでも内側へと。響き届いてくるヴァンの歌声です。

銀河系まで。

飛ばしてしまったら。
飛んでいけたなら。
そこからは。
何が見えるのだろう。
そこでは。
何が感じられるのだろう。
この地平の。
その諸々が。
切り離されて。遥か遠くへと。
その時。
何を思うのだろう。

そんなことが。
ふと。結構。真面目な顔で。
隙をついて。
入り込んでくる。
別に。
今に。ここに。
なんの。
不足があるわけでもなく。
ただ。離れたら。遠くへいけたらと。
何が見えてくるのだろう。
何を感じるのだろう。

銀河系まで。

飛ばして。
飛んで。
星の様に。
天空に浮かべたらと。



web拍手 by FC2

|

« 2012/02/11 Sat *終にが見えない / Free | トップページ | 2012/02/13 Mon *エア・ギター弾きながら / Joe Cocker »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/53983056

この記事へのトラックバック一覧です: 2012/02/12 Sun *銀河系まで / Van Morrison:

« 2012/02/11 Sat *終にが見えない / Free | トップページ | 2012/02/13 Mon *エア・ギター弾きながら / Joe Cocker »