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2012/02/27 Mon *路の上から / Rod Stewart

20120227gasolinealley


路の上から。
始まる。
見えてくる。
聞こえてくる。
そんなものを。

路の上で。
見たくなって。
聞きたくなって。
歩き始める。
歩き回る。

石畳だったり。
アスファルトだったり。
砂利道だったり。
時に。
石段だったりも。

路の上から。
路の上で。

『Gasoline Alley』'70年リリース。
ロッド・スチュワートの2枚目のソロ・アルバム。
キーフの手による秀逸なジャケットの英国盤で知られるアルバムですが。
この米国盤の石畳の路面を描いたジャケットもまぁ、悪くは無いかなと。
そもそも日本盤もこのジャケットでしたからね。馴染みがあるってのもありますけどね。
どちらのジャケットにも感じられる。街角や路地、裏道。そんな空気が漂っているアルバムです。
都会の片隅の。陽だまりの温かさも、日陰の湿った匂いも。どちらも持っているんですよね。
この時代のロッドのソロ・アルバムはフェイセズのメンバーが総出で参加しているので。
基本的に。ソロ名義だろうとフェイセズ名義だろうと。同じっちゃぁ同じだったりするんですよね。
それが後のフェイセズの解散に繋がっちゃったことを思うと悲しいんですけどね。でもね。
いいものはいいと。ロッドが歌って。ロン・ウッドが、ロニー・レインが、イアン・マクレガンが、ケニー・ジョーンズが。
一体になって支えてれば。悪いアルバムになるわけないですからね。それくらい息もぴったりで。
時に陽気に。時に切なく。ロックンロールしてみせる。その空気、その手触りが堪らなく沁みてくるんですよね。
この街角の感覚。道の上の感覚。それを見失っていなかった頃のロッドは最高のロック・シンガーだったなぁと。
「It's All Over Now」「Only A Hobo」「My Way Of Giving」「Cut Across Shorty」とカヴァーのセンスも最高で。
その冒頭に置かれたA面1曲目のロッドとロンによるタイトル・ナンバーの土の香りがまた堪らないんですよね。

路の上から。
始まったんだ。
見えていたんだ。
聞いていたんだ。
そんなことを。
もう一度。

路の上で。
見ることから。
聞くことから。
始めて。
確かめてみようと。
歩いてみる。
歩き回ってみる。

石畳って。
アスファルトって。
砂利道って。
石段って。
そして。
土って。
こんな感触だったよなって。

路の上から。
路の上で。
歩いていたんだ。
転がってきたんだ。
それを。
忘れないでいたいんだ。
見失わずにいたいんだ。



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コメント

ロッドの4枚目までは、俺もFacesのアルバムだと想って聴いてます。こっから後は
中の人が代わったと想う事にしてる(苦爆笑)ジャケットも凄くセンスがいいのばかりですよね。部屋に飾っておきたくなるぐらいの★"Never A Dull Moment"も好きです。

投稿: E.B.i | 2012-02-28 03:48

『Smiler』まではソロなのかフェイセズなのか区別なくスタジオに入ってたのかもね。
ライブなんかどっちのナンバーもごっちゃ混ぜで違和感ないもんねぇ。そのいい加減さが好きだなぁ。
ジャケットのセンス、遊び心が如何にも英国的で良かったよね。
俺は一応、『Foot Loose And Fancy Free』までのロッドは許してる(苦笑)。

投稿: TAC | 2012-02-28 20:54

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