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2012/03/01 Thu *あっ、変わった / The Beatles

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確かに。
何かが。
触れるもの。
触れられるもの。
その。
手触りが。
肌触りが。

あっ、変わった。

その変化は。
外からの刺戟によるのか。
内なる欲求によるのか。
解らないけれど。
その。
感じるもの。
感じられるもの。

あっ、変わった。

『Revolver』'66年リリース。
その変化の様がジャケットにも明らかに洗われたビートルズの7thアルバム。
それまでもメンバーのフォトを使いかながらも意匠を凝らしていたビートルズですが。
このアルバムではクラウス・フォアマンによるイラストが大胆にフュチャーされていて。
目にした誰もが。これまでのビートルズとは違うぞとの予感を抱いたのだとか。
そして。その予感以上の変化を見せて。聴き手の想像の範囲を超えて世界を広げてしまったと。
後追いですし。決して時系列的に聴いてきたわけでもないので。当時の衝撃の程は解らないのですが。
何度も。何年も。聴いているうちに。『Rubber Soul』と、このアルバムが転換点だったのかなと。
特に。このアルバムは。明らかにそれまでと違う世界、異なる地平を見てしまったビートルズがいるなと。
急速に進歩したスタジオ技術の活用とか、インド音楽の影響とか。要素は色々とあるのですが。
もっと異なるところで。ミュージシャンとして、アーティストとしての意識が変わったんだろうなと。
ライブに疲弊して。スタジオに閉じこもった。恐らくそれは結果にしかすぎなくて。
自分達の内なる変化、そこから生じた表現欲求に正直になったら。ライブで再現できない世界になっていたと。
そのことに怯むでもなく、熱くなりすぎることもなく。何処へ辿り着くかは解らないけど創ってみようと。
それが許される環境を手にし、その環境を生かすことができた。ビートルズはまた格段にステップ・アップしたと。
勿論、その行くつく先は「Tomorrow Never Knows」、ビートルズ自身にも見えていなかっかったのでしょうが。
その見えていないが故の不安定さが、尚更明らかな変化を感じさせてくれるのです。

確かに。
何かが。
感じるもの。
感じられるもの。
その。
感触が。
気配が。

あっ、変わった。

その変化は。
外から開かれたものによるのか。
内から出ていこうとしているものによるのか。
解らないけれど。
その。
触れるもの。
触れられるもの。

あっ、変わった。

何処へ行くのか。
何処まで行けるのか。
何処へ行く気なのか。
見えてはいない。

明日はどうなっているか。
明日は何処にあるのか。
その先はどうなっていくのか。
見えてもいない。

それでも。

あっ、変わった。
そう、何かがおちた。
そんなこと。
あったりするのです。



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コメント

転換点だとか衝撃だとかいうのは評論家的な視点での話しで、ボクは当時14歳だし深く考えてなかったよ。
ただ、ジョージやジョンの曲はカッコいいのにポールのつまらない曲が目立ち始めたのもこの頃から。。。
所謂『イエスタデイ』路線の作品が増えてきて、好意的に云えば音楽性の幅が広がったんだろうけど、
このアルバムあたりからは好きな曲と嫌いな曲がはっきりしてきたんだよね。

投稿: issie | 2012-03-04 19:16

なるほど。
ポールの曲もそうですが。
ジョンの創作意欲もこの頃が(ビートルズとしては)ピークだったのかなと。
そんなことを考えたりもします。

投稿: TAC | 2012-03-04 22:21

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