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2012/03/16 Fri *裏街道 / Paul Kossoff

20120316backstreetcrawler


散歩の途中。
どうしても。
表通りから。
街道から。
外れて。

一本。
否、二本と。
裏道を。
裏街道を。
歩きたくなる。

創造と建設。
なる名前の下で。
行われていることが。
喪失と破壊にしか。
思えなくて。

面影を求めて。
一本。
否、二本と。
裏道を。
裏街道を彷徨ってみる。

『Back Street Crawler』'73年リリース。
精神的抑圧と薬物依存でボロボロになってフリーでの活動に終止符を打たざるを得なかったポール・コゾフ。
どうにも迷走状態から抜け出せないコゾフの下に。フリーのメンバーを始めとして名うての連中が集まってきて。
恐らくは放っておけば延々とギターを弾き続けるだけで収集のつかなくなってしまうだろうコゾフのセッション。
其処に他のメンバーが参加し脇を固めることで。コゾフのギターを中心とした秀逸なアルバムへと仕上げてと。
コゾフも。このメンバーには心開く瞬間もあったのか。あの素晴らしいコゾフならではのギターを思い切り。
それこそ全身全霊で泣かせています。そう。どれだけ熱く弾いても泣いてしまう、それがコゾフなんだよなぁ。
アルバム全編で、そんなコゾフのギターが輝きを放っていて。ひょっとしたらフリーの時よりいいんじゃないかと。
「Tuesday Morning」とか「Molten Gold」なんて。こう戦慄が走る感じもあるんですけどね。そうなんですけどね。
やっぱり。これって。陽のあたる場所の音じゃないし。表通りじゃなくて裏道、裏街道の音だよなと。
放ってる光も、青白い月光だもんなと。そこに。コゾフの宿命を感じとってしまって。でも。だから。好きなんですよ。
例えばね。フリーでポール・ロジャースとアンディ・フレイザーが推し進めたことが。コゾフにとって破壊でしかなく。
ロジャースとサイモン・カークの新たに始めようとしていたことが。コゾフにとっては創造では無かったとしても。
それは。それで。仕方なかったんだろうなと。誰だって。どうしても。その道しか歩けないことってあるんだろうし。
例え。それが。社会からすれば。時代遅れの裏道、裏街道だと解っていてもね。コゾフもね、そうだったかなと。
それでも。それだから。これほど。胸を打つ程のギターを泣かせられたんだろうしね・・・

散歩の途中。
どうしても。
表通りから。
街道から。
外れて。

一本。
否、二本と。
裏道を。
裏街道を。
歩かざるを得なくなる。

自由と解放。
なる名前の下で。
行われていることが。
新たな束縛と依存にしか。
思えなくて。

矜持を探して。
一本。
否、二本と。
裏道を。
裏街道を彷徨ってみる。

時に。
失われないで。
残っているものを見つけ。
時に。
新たに。
生まれつつある染まらないものに出会う。

この世の中。
表通りだけじゃつまらない。
この世の中は。
表通りだけで成り立っているんじゃない。

だから。
自分は。
裏街道を愛おしむ。
そこの住人でありたいと願うのです。



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