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2012/03/02 Fri *あっ、この声だ / Neil Young

20120302masseyhill1971


あれ。
なんだろう。
この感じ。
温かで。
包まれて。
見守られて。

あっ、この声だ。

この声を。
耳にするのは。
久し振りだけど。
聞こえていなかったのか。
聞こうとしていなかったのか。
でも。間違いない。
間違え様が無い。

あっ、この声だ。

『Massey Hall 1971』'07年リリース。
ここ数年アーカイヴ・シリーズとして発掘音源を発表しているニール・ヤング。
その第2弾となった'71年1月カナダはトロントでのアコースティック・ライヴを納めた2枚組アルバム。
あの名作『After The Gold Rush』のプロモーション・ツアーでもあったライブなのですが。
ニールの腰痛が酷くて。立って演奏できないとの理由で。全編アコースティックでの弾語りになったとか。
それが。その結果が。こうして録音された残されていた、そして時を経て発表された。
そのことに感謝したいなと。もう。その一言しかないくらいの。素晴らしいライブ・アルバムとなっています。
『After The Gold Rush』からのナンバーは勿論。発表前の『Harvest』からのナンバーも。
そしてバッファロー・スプリングフィールドのナンバーも。CSN&Yのナンバーもと。その選曲の見事なこと。
そしてそして。何より。実に生々しいニールのアコギとピアノと、あの歌声をたっぷりと聴くことができる幸せ。
あのニールの歌声に包まれていられる。そのことが何よりも幸福なのだと改めて感じさせてくれるアルバムです。
ニールの歌声、ロッド・スチュワートとか、トム・ウェイツほどの個性は無いものの。やはりニールでしかない。
その体と心にじんわりと、その奥底まで沁み渡ってくるような。その歌声がなんとも言えません。好きだなぁと。
クレイジー・ホースと共に轟音で。その感情の昂ぶりのままに荒れ狂う様なニールも好きなのですが。
その素顔が透けて見える様な、そのまま表れたかの様な、このアルバムでのニールもまた堪らないのです。
あぁ、この歌声に、この声に。いつまでも包まれて、抱かれていたいなと思わされるのです。

あれ。
なんだろう。
この感じ。
深くて。
抱かれて。
支えられて。

あっ、この声だ。

この声は。
もう失ってしまったと。
思っていたけれど。
ずっと聞こえていたのに。
気づかなかったのか。
気づかない振りをしていたのか。
でも。間違いない。
間違え様が無い。

あっ、この声だ。

この声だ。
幼い頃から。
否、生まれた時から。
この声に。
包まれて。
抱かれて。

この声だ。
どんなに。
無茶しても。
転んでも。
この声が。
見守ってくれていること。
支えてくれていること。
知っていたんだ。
解っていたんだ。

そう。
聞こえていたんだ。
知っていたんだ。
解っていたんだ。

ありがとう。

もう。
大丈夫。
すこしずつだけど。
歩んでいける。
ほら。
今も、聞こえてるから・・・



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