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2012/04/24 Tue *どちら側であろうと / Lou Reed

20120424transformer


いま。
いる側が。
歩いている側が。
どちら側か。

そんなこと。
どうでもいい。
どっちにしろ。
誰もと同じでなど。
誰もが同じでなど。
あるわけもない。

誰もが。
自分だけの。
ものを持ち。
世界に住み。
その中を歩いている。
それだけだ。

それが。
どちら側であろうと。
自分は。
自分の世界の中。
そちら側を。
いまも歩いている。

『Transformer』'72年リリース。
ルー・リードがその歩みを確かなものにした2枚目のソロ・アルバム。
最初のソロ・アルバムの内容に不満だったレコード会社がデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンに声を掛けて。
プロデュースを手掛けて。バック・コーラスやギターで参加して。共同でプロデュースも手掛けています。
ボウイとロンソンが加わることで。より煌びやかで硬質なロックンロールを歌うことになったルー。
頽廃さと共に。ルーが本来持っていたロックン・ローラーとしての資質を開花させたのがボウイとロンソンだったと。
これは流石に当時乗りに乗っていたボウイとロンソンならではのマジックで。レコード会社の狙いも正しかったと。
ボウイに対する米国からの回答はジョブライアスなんかでは無くて。ルーだったわけですね。
勿論、それだけに止まらないルーであったのはご存じの通りですが。兎に角ここで表社会に浮上したんですね。
表社会たって。歌われてるのはゲイや、売春婦や、ドラッグ・クイーンや。そんな頽廃的な世界なのですが。
何が頽廃的で。何が清廉か。そんなものは。その人間、一人一人の主観によるものでしかないので。
実はそれほど大した問題では無くて。却ってそれで騒がれるであろうことを狙った確信犯的な強さのみが。
その腹の据わった矜持のみが印象に残るかな。だからこそ「Walk On The Wild Side」なんて。
その軽やかさが、言い様も無い迫力を生んで。実に見事な、世界を眼前に浮かび上がらせているんでしょうね。
どちら側であろうと。自分の意志で歩む事に何の躊躇もない強さ故の軽やかさ。誘われて口ずさんでしまいます。

これからも。
ある側が。
歩み続けるであろう側が。
どちら側か。

そんなこと。
どうでもいい。
どっちにしろ。
誰かと同じでなど。
誰とも同じでなど。
あるわけもない。

誰もが。
自分だけの。
ものを秘め。
世界に棲み。
その中を歩き続ける。
それだけだ。

それが。
どちら側であろうと。
自分は。
自分の世界の中。
そちら側を。
これからも歩き続ける。

日が当たろうと。
当たるまいと。
風が吹こうと。
吹くまいと。
ケガれていようと。
ハレれていようと。

どちら側であろうと。

歩くだけ。
歩き続けるだけ。



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