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2012年4月

2012/04/28 Sat *いつでも、どこにでも / The Pretenders

20120428learningtocrawl


もう。
だいたい。
こんなもんだろう。
だいたい。
ここまでだろう。

なんて。
思ってて。
あまり。
期待してない時。
そんな時に限って。

新しい出会い。
いい出会い。
何かが生まれそうな。
予感がする。
そんなものと巡り会う。

さぁ。
また。
新しいこと。
新しい関係。
憶えていくのかな。
学んでいくのかな。

『Learning To Crawl』'84年リリース。
前作から3年のインターバルを経て発表されたプリテンダーズの3rdアルバム。
その間に。ギタリストとベーシストをドラッグ過で失っていて。もはやこれまでかって声もあったんですよね。
しかし。流石にそこはクリッシー・ハインドの姉御。どん底でボロボロになりながらも。継続を決意して。
地を這う様な思いをしながら制作に挑んで。アルバム・タイトルは自分の赤ん坊が這い始めたのを見て決めたと。
それだけの覚悟を決めたクリッシーの姉御が率いてますから。もう半端なくカッコ良いんです。これが。
本当にタイトに、引き締まったロックンロールをきめていてくれて。やったじゃん、姉御ってね。
特にA面の。その決意を秘めてグイグイと前へ前へと進んでいく姿には、惚れ直しちゃうって感じですかね。
比較して落ち着いた感のあるB面では。バラードがですね。凛としてて。なんか泣けそうになるんだよなぁ。
亡くなったメンバーに捧げたナンバーもあり、諸人に優しく歌いかけるクリスマス・ナンバーもあり。
そして。新たに、再び。迷いながらも、また学びながら進んでいこうとの決意を感じさせるナンバーがあって。
そして。そんなヘヴィーなナンバーでもキャッチーにロックンロールしてみせてるところがクリッシーの姉御だねと。
「Middle Of The Road」とか「Back On The Chain Gang」とか「Show Me」とか堪らないのです。
そうそう。裏ジャケとB面のレーベルの、ギターのネックを握りしめるクリッシーの手のショットがいいんですよね。

もう。
だいたい。
そんなもんだろう。
だいたい。
そこまでだろう。

なんて。
思ってて。
あまり。
予期もしてない時。
そんな時に限って。

珍しい出会い。
いい出会い。
何かが続いていきそうな。
予感がする。
そんなものと巡り会う。

さぁ。
また。
新しいこと。
新しい関係。
考えていくのかな。
築いていくのかな。

今更。
新たに。
再びねぇ。
なんてごちながら。
良さ気な出会いに。
笑みが毀れてたりするんだな。

いつでも。
どこにでも。
出会いがあって。
新たに。再び。
始まる。転がる。
それはそれで。
ささやかだけど。
幸せだったりするんだな!



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2012/04/27 Fri *美は孤独の中に / The Police

20120427outtalandosdamour


美は。
孤独の中に。
その。
凛とした。
矜持の中に。
ある。

画くもの。
彫るもの。
織るもの。
創るもの。
その孤独な。
魂の中に。

その。
孤独の中で。
見つめ続け。
求め続け。
捉える為に。
総てを厭わず。

美は。
そんな者だけに。
微笑みかける。

『Outlandos d'Amour』'78年リリース。
異様なまでの緊張感と誇り高さを感じるポリスの1stアルバム。
当時はパンク・バンドとみなされていたポリス。しかしこの時点で平均年齢は28歳。
ジャズやプログレ、R&Bの素養もあって。その技術と目的意識の高さは今にして思えば桁違いで。
逆に言えば。それ故にパンクの嵐吹き荒れる中では異色過ぎて。逆風もかなり強かったかと。
それに対して。全身全霊を研ぎ澄まして打ち込むことで。そのサウンドを刃の様に尖らせることで。
誰にも有無を言わせない世界まで。一気に登り詰めてしまったと。そこには余裕すら感じたりもしますが。
その余裕も。真摯なまでに総てのエネルギーを注ぎ込んで。突き詰めて余分なものを総て削ぎ落としたからで。
そのキャッチーなメロディーも、その心地良いリズムも。その裏にある張りつめた美しさに惹かれるのです。
「So Lonley」や「Roxanne」を口ずさんで。そのレゲエのリズムに酔いしれながらも。
それを生み出した、ポリスの、3人の、凛とした魂の。その孤独の中にある強さにまた魅せられるのです。
柔軟で硬質な鋼の如きポリスです。やっぱり、この頃がカッコ良かったし、好きだったなぁ。
ソロになって。環境問題云々言いだしたスティングは、その音楽自体も輪郭がぼやけて美しくなくなったもんなぁ。
そこまで強いるのかって言われるかも知れませんが。表現者はやはり満たされちゃ駄目なんだろうなぁ・・・

美は。
孤独の中に。
その。
凛とした。
矜持の中に。
ある。

画くもの。
彫るもの。
織るもの。
創るもの。
その満たされない。
魂の中に。

その。
孤独の中で。
見つめ続け。
求め続け。
手にする為に。
総てを厭わず。

美は。
そんな者だけに。
微笑みかける。

捉えても。
手にしても。
直ぐに。
渇いてしまう。
満たされることを知らない。
その孤独な魂を。
時には笑い飛ばしながら。
見つめ続ける。
持ち続ける。
孤独の中で。

美は。
そんな者だけに。
微笑みかける。

そんなものかもしれないな。



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2012/04/26 Thu *誠実とは / Todd Randgren

20120426faithful


誠実って。
何なんだろう。
何をもって。
何に対して。
誠実なんだろうね。

大概さ。
自分に対して。
その心に対して。
誠実であろうとすると。
誰かには不誠実になっちゃったり。

でもさ。
自分の心に誠実でなかったら。
そもそもさ。
嘘をついてることになるし。
その上で誰かに誠実であっても・・・ねぇ。

『Faithful』'76年リリース。
ユートピアと並行してソロ活動も続けていたトッド・ラングレンのアルバム。
挑戦的なことや実験的なことはユートピアでやって。ソロでは趣味丸出しってとこでしょうか。
このアルバムでは。A面はトッドが大好きだったと思われるナンバーのカヴァーをやっていて。
B面ではオリジナルで思いっきりポップに、そしてロマンティックにと。とても楽しいアルバムです。
そもそもマルチ・プレーヤーで、シンガー・ソングライターで、プロデュースも出来てと。
何でも出来てしまうトッドです。出来てしまうばかりにアルバム毎に見せる顔が異なっていたりもして。
どうにも掴み処がなくて。なんだろうなぁ、器用貧乏に思えたりもするんですけどね。
何かこう。世間の期待の、その何歩か先を行こうとして。難解になり過ぎたり、大風呂敷広げちゃったりとか。
そんな。トッドですが。自らの心のままに、その心に誠実に向き合うと。こんなアルバムになるのかなと。
やっぱりですね。カヴァーも含めて。ポップにロックンロールしてる時が一番カッコ良いんですよねぇ。
まぁ、自分がそんな時のトッドが一番好きだからかも知れませんが。でも、トッドも楽しそうだもんなぁ。
尤も。そのカヴァーの仕方にしても半端じゃ無くて。ここまでやるかってくらいの徹底ぶりなんですけどね。
そのマニアックな探究心と遊び心も。それこそ自分に対して誠実に向き合ってる証の様な気がします。
「Happenings Ten Years Time Ago」とか「Rain」とか「If Six Was Nine」とか「Strawberry Fields Forever」とかね。
凄いよなぁと。聴く人の中には、これは俺の好きなトッドじゃないって人もいるんでしょうけど。それはそれでね・・・
余談ですが。数日前まで。このアルバムの存在をすっかり忘れてました。記憶力が日々衰えて・・・(苦笑)。

誠実って。
何なんだろう。
何をもって。
何に対して。
誠実なんだろうね。

大概さ。
誰かに対して。
その望むところに対して。
誠実であろうとすると。
自分の心には不誠実になっちゃったり。

でもさ。
誰かの望みに誠実になれなかったらさ。
そもそもさ。
この社会にいる必要なくなるし。
その上で自分に誠実であっても・・・ねぇ。

まったく。
困ったもんだよな。
そりゃさ。
全くかけ離れてる訳では無くて。
相似形だったり、近似値だったり、似たり寄ったりで。
済んでることの方が多いのだけれど。
時に。
どうしてもって・・・ねぇ。

誠実とは・・・なんなんだろうね。
時に解らなくなってくるんだよね。



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2012/04/25 Wed *敵わないんだよね / Mountain

20120425flowersofevil


どんなに。
精緻に。
画こうとも。
どこまで。
丹念に。
重ねても。

その。
息遣い。
思い。
鮮やかで。
艶やかで。
時に。
毒々しくもある。
その。
生命力。

そこまでは。
捉えられない。

『Flowers Of Evil』'71年リリース。
A面がスタジオ録音、B面がライブ録音で構成されたマウンテンのアルバム。
レズリー・ウェストとフェリックス・パパラウディの双頭バンドだったマウンテン。
このアルバムで言えば。A面がパパラルディの世界で。B面がウェストの本領発揮といったところかな。
クラシックの素養もあったパパラルディ。その壮大で華麗な世界感は時に毒々しく。
それでいて。実に緻密に繊細に構成されているのが如何にもで。マウンテンならではの美しさかなと。
その美しさを、その泣きのギターで描きつつも。そこだけに収まらないのがウェストで。
その豪快で伸びやかなギターが。これでもかと豪快に爽快にうねるのがライブでだったりするのです。
そう。この伸びやかさもまたマウンテンならではで。A面、B面と湧けざるを得なかったとは言え。
その双方の面において。マウンテンならではの華を咲かせてる、聴かせているのが凄いなと。
しかしまた。その両面が共存し続けるのはまた奇蹟でしかく、奇跡は長続きしないものでもあって。
結局は。自然であるが故か。ライブで発揮される伸びやかさ、豪快さが前面に出る様になって。
この後、ライブ・アルバムを1枚出して。一旦は解散。再結成されるも。パパラルディとウェストは結局袂を分って。
まぁ、仕方ないかな。ナチュラル・ボーンなだけにウェストのパワーが最後は勝ってしまったんだろうなと。

どんなに。
精緻に。
写そうとも。
どこまで。
丹念に。
塗ってみても。

その。
息遣い。
思い。
鮮やかで。
艶やかで。
時に。
毒々しくもある。
その。
生命力。

そこまでは。
迫れない。

別に。
絵画を。
写真を。
否定するものでも無く。
寧ろ、好んでいて。
そこにはその独特の魅力があり。
魅せられているけれど。

その。
色の。
美しさ。
鮮やかさ。
艶やかさ。
毒々しさ。
その。
生々しさは。
自然には。
敵わないんだよね。



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2012/04/24 Tue *どちら側であろうと / Lou Reed

20120424transformer


いま。
いる側が。
歩いている側が。
どちら側か。

そんなこと。
どうでもいい。
どっちにしろ。
誰もと同じでなど。
誰もが同じでなど。
あるわけもない。

誰もが。
自分だけの。
ものを持ち。
世界に住み。
その中を歩いている。
それだけだ。

それが。
どちら側であろうと。
自分は。
自分の世界の中。
そちら側を。
いまも歩いている。

『Transformer』'72年リリース。
ルー・リードがその歩みを確かなものにした2枚目のソロ・アルバム。
最初のソロ・アルバムの内容に不満だったレコード会社がデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンに声を掛けて。
プロデュースを手掛けて。バック・コーラスやギターで参加して。共同でプロデュースも手掛けています。
ボウイとロンソンが加わることで。より煌びやかで硬質なロックンロールを歌うことになったルー。
頽廃さと共に。ルーが本来持っていたロックン・ローラーとしての資質を開花させたのがボウイとロンソンだったと。
これは流石に当時乗りに乗っていたボウイとロンソンならではのマジックで。レコード会社の狙いも正しかったと。
ボウイに対する米国からの回答はジョブライアスなんかでは無くて。ルーだったわけですね。
勿論、それだけに止まらないルーであったのはご存じの通りですが。兎に角ここで表社会に浮上したんですね。
表社会たって。歌われてるのはゲイや、売春婦や、ドラッグ・クイーンや。そんな頽廃的な世界なのですが。
何が頽廃的で。何が清廉か。そんなものは。その人間、一人一人の主観によるものでしかないので。
実はそれほど大した問題では無くて。却ってそれで騒がれるであろうことを狙った確信犯的な強さのみが。
その腹の据わった矜持のみが印象に残るかな。だからこそ「Walk On The Wild Side」なんて。
その軽やかさが、言い様も無い迫力を生んで。実に見事な、世界を眼前に浮かび上がらせているんでしょうね。
どちら側であろうと。自分の意志で歩む事に何の躊躇もない強さ故の軽やかさ。誘われて口ずさんでしまいます。

これからも。
ある側が。
歩み続けるであろう側が。
どちら側か。

そんなこと。
どうでもいい。
どっちにしろ。
誰かと同じでなど。
誰とも同じでなど。
あるわけもない。

誰もが。
自分だけの。
ものを秘め。
世界に棲み。
その中を歩き続ける。
それだけだ。

それが。
どちら側であろうと。
自分は。
自分の世界の中。
そちら側を。
これからも歩き続ける。

日が当たろうと。
当たるまいと。
風が吹こうと。
吹くまいと。
ケガれていようと。
ハレれていようと。

どちら側であろうと。

歩くだけ。
歩き続けるだけ。



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2012/04/23 Mon *だ・か・ら / New York Dolls

20120423verybestofnewyorkdolls


だ・か・ら。

雨は苦手なんだって。
朝、目覚めて。
カーテン開けて。
道が濡れてる。
それだけで。

そう。
それだけで。
こうさ。
沈み込んでいくんだよ。
身も心も。

もう。
それだけで。
こうさ。
どこにも行きたくなくなるんだよ。
一歩もね。
動きたくないんだ。

『Very Best Of New York Dolls』'77年リリース。
ボブ・グル―エンによる如何にもなショットをジャケットとしたニュー・ヨーク・ドールズのベスト・アルバム。
当時パンク・ロックの台頭によって再評価され。それを受けて日本独自に編集されたアルバムです。
A面が1stアルバムから、B面が2ndアルバムからの選曲で。各々7曲づつ、14曲が収録されています。
大貫憲章のライナーが熱くって。うん。あの時代の熱気が甦ってくるかな。リアル・タイムに間に合ってないので。
自分の中ではニュー・ヨーク・ドールズってパンク・バンドとして捉えてる部分が多いかもですね。
テクニックとか、音楽性とか。そんなもんどうでもよくって。ただただロックンロールしてるだけ。
その、だけが。その潔さがカッコ良いんだよなぁ。でもってその存在は滅茶苦茶如何わしいし。そこも好きかな。
このメイクで。このファッションで。あのロンドン・ブーツのヒールで。なにもかもを軽々と、飄々と乗り越えて。
グワッと大見得切ってロックンロールを鳴らしてしまう。これがカッコ良くなくて、何がカッコ良いんだよってね。
たった2枚しかオリジナル・アルバムが遺されていないのが残念ですが。それも、またらしいかなと。
(言うまでもありませんが。ジョニー・サンダースのいない再結成後は・・・認めていないので。あしからず)
「Personality Crisis」「Looking For A Kiss」「Lonley Planet Boy」のA面頭からの3連発が効くんだよなぁ。
勿論B面の「Babylon」とか「(There's Gonna Be A) Showdown」とかも堪らないけどね!

だ・か・ら。

月曜日は苦手なんだって。
朝、目覚めて。
何曜日だっけって。
考えて・・・気づいて。
それだけで。

そう。
それだけで。
こうさ。
澱んでいくんだよ。
身も心も。

もう。
それだけで。
こうさ。
ここに閉じ籠っていたくなるんだよ。
一歩もね。
動けないんだ。

だ・か・ら。

雨で。
月曜日で。
雨の月曜日なんて。
最悪なんだよ。

人格が崩壊しそうで。
危なくて。危なくて。
誰かに抱きしめてほしくて。
誰かにキスしてほしくて。

だ・か・ら。

ここまで曝したんだから。
この寂しい少・・・男を。
早く救っておくれよ。
早く帰ってきておくれよぉ~(笑)。



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2012/04/22 Sun *並んで歩こう / Sandie Shaw

20120422sandie


ちょっと。
出かけよう。
散歩しよう。
並んで歩こう。

肩の隣。
肩の少し後ろ。
そこに。
いつも。
その横顔が。
あれば。

ちょっと。
曇り空でも。
心配はない。
足取りも。
心も。
軽くなるんだ。

だから。

並んで歩こう。

『Sandie』'65年リリース。
その凛とした横顔も美しい、モッズの歌姫、アイドル、サンディ・ショウの1stアルバム。
なんでも当時、“スクーターの後ろに乗せたい女の娘”なる投票で第一位に選ばれたんだとか。
ガール・フレンドにしたい・・・とかじゃないのが。なんとも。スクーターねぇ、モッズだからかな。
クール・ビューティーって感じのサンディ。一方でロッカーズのアイドルだったトゥインクル嬢は可愛い娘系で。
この辺りにも。モッズならではの美意識、センスなんてのを感じたりします。好きだなモッズ、そしてサンディ。
ルックス同様に。その歌声もクールでありながら。時に頼りなげな感じがするところも、またいいかなと。
なんたって。未だ18歳くらいだったのかな。そりゃ、歌ってて、ふと不安がよぎることもあっただろうなとかね。
それでも。クールな顔で歌いとおすところ、カッコつけてるところも人気を博した要因だったのかもですね。
余談ですが。TV番組とかでは裸足で歌う姿が話題になったとか。なんで裸足なのかは謎ですが・・・
ダスティ・スプリングフィールドなどと比較すると、ソウルフルでも力強い歌声の持ち主ではなく。
マリアンヌ・フェイスフルの様に可憐でもなく。やっぱりそのクールさ、スタイリッシュなところが魅力でしょうね。
フォー・トップスの「Baby I Need Your Loving」とかカヴァーのセンスの良さもいいですしね。
で、なんだかんだで。結局はこの美しい横顔に一番惹かれてるんですけどね。実のところ(笑)。

ちょっと。
寄り道しよう。
道草しよう。
並んで歩こう。

肩の隣。
肩の少し前あたり。
そこに。
いつも。
その横顔が。
あれば。

ちょっと。
暗くなっても。
心配はない。
足取りも。
心も。
乱れはしないんだ。

だから。

並んで歩こう。

並んで歩く。
その。
横顔が。
横顔も。
大好きなんだ。

だから。

並んで歩こう!



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2012/04/21 Sat *一昔ってのは / The Yardbirds

20120421yardbirdsgreatesthits


一昔ってのは。
十年だったんだよな。
それこそ。
一昔前まではさ。

それが。
五年くらいになって。
それどころか。
三年くらいにも感じられて。

何だか。
近頃じゃ。
二年・・・
去年のことも一昔って。

進化が。進歩が。
早くなるのは。
いいけれど。
本当に。
進んでいるのかね。

何もかも。
積み重ねてきた。
大切にしてきた。
時間が。
あなりにも。
あっと言う間に。
幻になりそうでさ。

『Greatest Hits』'66年リリース。
米国でのみ発売されたヤードバーズのベスト・アルバム。
全10曲収録といかにも曲数が少ないのが残念ですが。まぁ、このジャケットも時代を感じさせていいし。
1曲を除いてはシングルとして発売されたナンバーばかりで。その総てがカッコいいしねと。
しかし、そのうち6曲が全米40位に入ったんだとか。ヤードバーズって米国でも人気があったんですね。
昔から音源の権利関係が複雑なことで有名だったヤードバーズ。相当杜撰だったみたいで。
それこそ。玉石混合で数多くのベスト・アルバムやら、訳の解らない妖しいアルバムもありましたが。
(今は、流石にきちんと整理されて総ての音源が正規に入手できるみたいですけどね)
このアルバムの売りは、なかなか他のアルバムに収録されなかった「Happenings Ten Years Time Ago」が。
そう「幻の十年」が収録されていることだったんですよね。アナログ派の自分にとっては今でも重宝していて。
それにしても。なんで。こんなにカッコいいナンバーなのに。当時は他のアルバムに選ばれなかったんでしょうね。
「Shapes Of Things」も「Still I'm Sad」も「Heart Full Of Soul」も「For Your Love」もいいんですけどね。
やっぱりヤードバーズは「The Train Kept A-Rollin'」と「Happenings Ten Years Time Ago」だと思っているので。
「The Train Kept A-Rollin'」に比較して冷遇されてる感のある「Happenings Ten Years Time Ago」が聴ける。
それだけで。このアルバムが好きだったりするんですよね。タイトルも邦題も好きだったりするくらいですからねぇ。
ヤードバーズだけが漂わせている脆さと紙一重の危なさが一番よく表れているかなと思ったりもします。
何かと言われるキース・レルフのヴォーカルも。そのぶっきらぼうさがね、ヤードバーズの魅力の一つかなとね。

一昔ってのが。
十年じゃなくなったら。
それこそ。
未来ってのも。

実は。
五年くらいでやってくるのか。
それどころか。
三年くらいで来ちゃうのかな。

何だか。
近頃じゃ。
二年・・・
来年のことも想像つかなくて。

進化が。進歩が。
早くなるのは。
本当に。
いいことなのかな。
急かされてるみたいでさ。

何もかも。
じっくりと。ゆっくりと。
積み重ねて。大切にしていきたい。
時間が。
あなりにも。
あっと言う間に。
幻になりそうでさ。

なんかね。
ちょっとね。
もったいない気がするんだけどなぁ・・・



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2012/04/20 Fri *芽ばえ / Small Faces

20120420butfoursmallfaces


つい。
このあいだまで。
桜を愛でていたのに。
ふと。
気づいて。
見上げると。

ここにも。
あそこでも。
碧い。緑の。
若々しい。
新芽が。
新緑が。

あぁ。
そうなんだ。
息してる。
動いてる。
生きている。
そうなんだなぁ。

『There Are But Four Small Faces』'68年リリース。
「Itchycoo Park」や「Tin Soldier」のヒットに伴い米国で編集されたスモール・フェイセズのアルバム。
そして。なんと。このアルバムが米国でのデビュー・アルバムだったと言う。えっ、なんでって感じですが。
デッカ時代は米国ではアルバム出てないんですね。ロンドン・レコードがサボってたのかな・・・
イミディエイトに移籍して。ヒット曲が出て。売れるんじゃんってんで慌てて編集されたんでしょうけど。
これがまた。当時の米国編集アルバムには珍しく。的を得てると言うか。カッコいいんですよね。
先の2曲に加えて。「Here Comes The Nice」も収められてるし。シングルではないナンバーもですね。
スモール・フェイセズならではの弾む感じや、R&Bやトラッドの香りを漂わせるものがちゃんと選ばれていて。
何でスモール・フェイセズがモッズに支持されたのか、ご機嫌なのか、それが一聴して感じられるんですよね。
選曲にどこまでメンバーが関わったのか解りませんが。恐らく当時のプロダクションからしてノー・タッチかなと。
そうなると。選曲担当者のセンスが良かったってことかな。まぁ、基の素材が良いからねぇ。
ザ・フー以上に。モッズを感じさせて。この粋で尖がってマニアックなセンスの良さは英国のバンドならではで。
それが何処まで。当時の米国で理解されていたかは微妙だとも思うのですが。でも・・・そうですね。
理屈抜きで御機嫌さ、カッコ良さを感じさせてしまうところがスモール・フェイセズだったんだろうなと。
このいい感じのジャケットと同様に。新芽の、新緑の生き生きとした生命力に溢れたスモール・フェイセズです。

つい。
このあいだまで。
桜を愛でていたのに。
ふと。
気づいて。
見回すと。

あそこにも。
ここでも。
碧い。緑の。
若々しい。
新芽が。
新緑が。

あぁ。
そうなんだ。
吹いている。
伸びている。
生まれてる。
そうなんだなぁ。

夜の。
散歩の途中。
夜の。
闇の中でも。
浮かび上がる。
目に飛び込んでくる。
息づいている。
耳に聞こえてきそうな。

芽ばえに。
その鼓動に。
胸が。
少しだけ。
踊ったりしたのでした!



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2012/04/19 Thu *日一日 / Cilla Black

20120419daybyday


日一日。
何かが変わっていく。
それが何であるのか。
未だ。
不確かではあるけれど。

日一日。
日ごとに。
何かが落ちて。
何かが蘇生して。
固まってはいないけど。

日一日。
その日が近づいている。
ならば。
日ごとに。
掴んでいかなくちゃいけない。

日一日ね。

『Day By Day With Cilla』'73年リリース。
キャバーン・クラブのクローク係をしていてスカウトされたと言うシラ・ブラック。
その関係もあってか。レノン=マッカートニーの作品を歌ったり、ジョージ・マーティンのプロデュースだったりと。
何かとビートルズとの関連の中で語られることが多いのですが。それはそれとして。
ブリティッシュ・ガール・ポップの一翼を担って活躍し、やがて英国では国民的歌手になったとか。
'70年代には自身のTV番組を持っていて。マーク・ボランとデュエットしてるのを観た記憶があります。
確か、今でも現役で活躍しているはずです。そのシラのEMIで最後となったのがこのアルバムで。
当然マーティンのプロデュースも、このアルバムが最後だったかと。ここまでがシラの第一期ってところでしょうか。
それにしても。このジャケットは無いですよねぇ。いくらグラム・ロックの時代だからって、このネクタイはねぇ・・・
アルバム・タイトルにも冠されている「Day By Day」などのミュージカル・ナンバーも収録されていますが。
やはりビートルズ関係のナンバー、「The Long And Winding Road」はあまりにもベタですが。
ジョン・レノンの「Oh My Love」とか。そしてあのバッドフィンガーの「Without You」が。やはりシラらしいかな。
可愛らしくて。でもそれなりの迫力のある歌声に、艶も加わってきて。いい感じに包み込まれる感じがします。
うん。シラの歌声で聴く「Oh My Love」と「Without You」は。オリジナルとは別の味わいがあっていいんですよ。
日ごとに年輪が刻み込まれた歌声ならではの味わいかな。歌うのにちょうどいい時期だったのかもですね。

日一日。
何かが進んでいく。
それが何処へであるのか。
未だ。
不確かではあるけれど。

日一日。
日ごとに。
何かが剥がれて。
何かが再生して。
凝ってはいないけど。

日一日。
その日は近づいてくる。
ならば。
日ごとに。
捉えていかなくちゃならない。

日一日ね。

日一日。
日ごとに。
それが。
なかなかに。
連続して。
継続して。
積み重なっていく。
その。
実感には。
未だ。
欠けているのだけれど。

日一日ね。



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2012/04/18 Wed *隣の芝生 / The Rolling Stones

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隣の芝生。
そう。
隣の芝生なんだろうなと。
解ってはいても。
それでもね。

ここじゃなかったら。
あそこだったら。
どうなのかな、とか。
ここじゃなくて。
あそこでも。
いいんじゃないかな、とか。

実際は。
ここでも。
あそこでも。
関係ないんだよな。
問題は。
この身の内にこそある。
そうなんだけどね。

隣の芝生。
時に。
とても。
魅力的なんだよね。

『Hollywood RCA Sessions』'83年リリース。
当時デッカ音源の権利を獲得した日本のロンドン・レコードが編集したローリング・ストーンズのアルバム。
ストーンズの権利は得るし、それをエサに(?)RCサクセションも獲得しちゃうしと。
舞い上がっちゃったんでしょうね。もう、これでもかってくらい趣味趣味の編集アルバム出しまくりで。
まぁ、気持ちは解らんでもないけど。節操ないなって。否、便利なアルバムもあったりしたんですけどね。
相当に酷いのもありましたからねぇ。流石にそこまでは買いませんでしたね。タイトルは上げませんが・・・
さて。このアルバムは。ストーンズの音源を、その録音されたスタジオ毎に聴き比べてみようってな意図で。
ロンドンのオリンピック・スタジオ、シカゴのチェス・スタジオ、そしてこのハリウッドのRCAスタジオと。
RCAスタジオでの5回の録音から12曲が選ばれて収録されています。その基準はよく解らないんですけどね。
ストーンズと言えばどうしてもチェス・スタジオでのエピソードが頭に浮かんでしまうのですが。
「The Last Time」「(I Can't Get No) Satisfaction」「Under My Thumb」なんかはRCAスタジオでの録音で。
数多くのヒット曲や、代表曲が生まれてるんですよね。未だロンドンを本拠にしてた'60年代のストーンズ。
しかしながら。スタジオの機材や技術はアメリカの方が先を行っていた様で。足繁く通っては録音して。
そのノウハウを持ち帰って、徐々にロンドンでの録音のクオリティも上げていったんだとか。
隣の芝生を、ものの見事に自分の庭にも繁殖させることに成功したってところでしょうか。なんてね。
しかし、普通この手の編集アルバムに「Goin' Home」とか入れないよなぁ。担当者が相当に好きだっのかなぁ。
「Down Home Girl」「Heart Of Stone」が続くところは好きなんですけどね(今夜のDJでも回しました)。

隣の芝生。
そう。
隣の芝生なんだろうなと。
知ってはいても。
それでもね。

ここだから・・・なんだ。
あそこだったら。
そうじゃないだろう、とか。
あそこじゃなくて。
ここである。
必要はないんじゃないかな、とか。

実際は。
ここでも。
あそこでも。
同じなんだよな。
問題は。
この心の内にこそある。
そうなんだけどね。

隣の芝生。
時に。
とても。
魅惑的なんだよね。

まぁ。
先ずは。
何故。
隣の芝生の上だと。
何故あんなにも。
身も心も。
伸びやかになるのか。
それを。
ちょいと、真剣に、考えてみようかな。



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2012/04/17 Tue *遠足は・・・ / Carpenters

20120417horizon


遠足は。
家に帰るまでが。
遠足です。

旅行も。
家に帰るまでが。
旅行だよな。

つまり、
帰れば。
終わっちゃうんだよな。

勿論。
楽しい我が家。
帰ればホッとするし。
心安らぐのだけど。
旅の終わりは。
やっぱり。
切なくて。寂しくて。

なんでも。
楽しい時間は。
幸福な時間は。
永遠に続きはしない。
そんなこと。
とうの昔に。
知ってはいるけれど。

『Horizon』'75年リリース。
『緑の地平線』の邦題で知られるカーペンターズのアルバム。
このアルバムからのカットだった「Please Mister postman」のシングル盤を子供の頃に買ったっけ。
そう。当時はシングル盤しか買えなかったし。ラジオからもカーペンターズはいっぱい流れてたしね。
でも。買えなかったけど。レコード屋さんで目にした、手にした、このアルバム、このジャケット。
子供心にもカレンの元気のない感じが気になったのはよく覚えてるんですよね。明るい歌声との違いがね。
さて。いまこのアルバムに針を落とすと。当然の様にカーペンターズの歴史も裏側も知ってる話もあるので。
このカレンの表情、それが象徴するものも。その歌声の裏にあったものも。伝わってくる気がするのですが。
幸せな時間、その絶頂の瞬間。その隣にある終焉の予兆、既に始まっている衰退の微かで確かな足音。
幸福で光り輝くアメリカ、“パパは何でも知っている”的な理想のアメリカ社会。それを歌い続けて。
でも。あまりにも完璧に歌い、演じたがために。生じてしまった歪や亀裂・・・隠せなくなっていたんだろうなと。
この世に完璧なものなど存在しないのに。何故そこまで完璧を求めてしまったのかと・・・いまはそう思いますが。
その完璧なカレンの歌声に憧れて聴いていたんですもんね。それで良かったし、それが好きだったし。
だから。幸福の地平線から離れて行く様な、そんな翳りに気づいてしまったいま、このアルバムが愛しいかな。
「Only Yesterday」の浮き立つ様な陽気さも、「Solitaire」の何かの終わりに付き纏う寂しさも。総てがね。

遠足は。
家に帰ったら。
終わるんだよな。

旅行も。
家に帰ったら。
終わるんだよな。

つまり、
帰れば。
それまでってことで。

勿論。
楽しい我が家。
どこよりも我が家が。
大好きなのだけど。
旅の終わりは。
それまでってのは。
切なくて。寂しくて。

なんでも。
楽しい時間も。
幸福な時間も。
いつかは終わる時がくると。
そんなこと。
とうの昔に。
解ってはいるけれど。

知ってても。
解ってても。
切ないものは切ないし。
寂しいものは寂しいし。

また。
直ぐにでも。
地平線の向こうに。
遠足に・・・旅行に。
行きたくなるんだよなぁ・・・



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2012/04/16 Mon *心、集うところ / Carole King

20120416tapestryusorijinal


夜も深けて。
日付は変わったけど。
でも。
未だ。
今日と言う日は終わっていない。

あの。
顔を。
見ないことには。
あの人達に。
会わないことには。
今日と言う日に終止符は打てない。

この。
心が。
求める。
そんな。
ところが。
ここに。
ある。
ここにも。
ある。

扉が開いて。
笑顔がこぼれて。
言葉が溢れて。
会話が弾んで。
自分の。
相方の。
皆の。
心が。
触れ合うのを。
感じる。

ここは。
心、集うところ。

『Tapestry』'71年リリース。
キャロル・キングの2枚目にして最高傑作となったアルバム。
元々はソングライターだったキャロル。満を持して自ら歌う道を選んで。
でも、なかなか人前で歌うのには自信が無かったりもしたそうで。
グループを組んだものの解散して。ソロになって。このアルバムで歌手としても成功を手にしたと。
セルフ・カヴァーも含めて。その手による珠玉のナンバーが揃っていて。実に素晴らしいなと。
そして。キャロルの歌とピアノを中心に。それを盛り立てる様に総てのメンバーが集中して。
それこそ。つづれおりの様に。キャロルを囲んで見事な紋様を描いてみせてくれているのです。
キャロルの為に、集ったメンバーの技量、そして心が一つになった結果なのだと思うのです。
それが最高の成果を生んで。キャロル、そしてこのアルバムがシンガー・ソングライターの規範になったのです。
当時、ベトナム戦争が泥沼化して疲弊していた米国社会でこのアルバムがどれほど愛されたか。
それもよく解る気がします。キャロルの為の、つづれおり・・・それが万人のつづれおりになったのですから。
その紋様の一つ一つに。その紋様を織りなす糸の一本、一本にキャロルやメンバーの心が。
そして耳にした人々、一人一人の心が集っている様な気がするのです。本当にね。
「So Far Away」「It's Too Late」「Way Over Yonder」「Will You Love Me Tomorrow?」...
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」そして、やはり「You've Got A Friend」でしょうか。
冬、春、夏、そして秋。いつでも、どこからでも。かけつけてくれる友達が、誰かがいる・・・いいよねと。

夜は更に深けて
酔いも回ってきたけれど。
でも。
未だ。
今夜と言う夜は終わっていない。

その。
笑顔と。
その。
存在と。
未だ共にありたいと感じている限り。
今夜と言う夜が明けることはない。

この。
心が。
欲する。
そんな。
ところが。
ここに。
ある。
ここにも。
ある。

音楽が流れて。
笑顔のままで。
言葉が途切れても。
会話は続いている。
自分の。
相方の。
皆の。
心が。
響き合うのを。
感じる。

ここは。
心、集うところ。

今回も。
この街を。
この古都を。
訪れたからには。
見たい。
顔があった。
会いたい。
人達がいた。
待っていてくれた。
人達がいた。

会話を交わす様になったのは。
いつかの夏だったかな。
それからは。
紅葉の秋。
底冷えする冬。
そして。
季節は巡り。
桜の森の満開の下。
今まで何故か縁のなかった春にも。
今度は。
どの季節・・・どの季節でも!

ここは。
心、集うところ。
治外法権。
いつも。
今夜も。
ありがとうございます!
また、会いましょう!



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2012/04/15 Sun *日本生まれで / Deep Purple

20120415madeinjapanukorg


日本産で。
日本生まれで。
日本人で。

良かったなんて。
普段は。
当たり前すぎて。
何とも思わないんだけど。

古都で。
鮮やかな。
桜色を目にして。
桜の森の満開の下。

あぁ。
そうだよなと。
桜の艶やかさに。
魅せられて。

日本産で。
日本生まれで。
日本人で。
良かったなと。

『Made In Japan』'72年リリース。
同年の初来日公演から3公演の演奏から厳選されたディープ・パープルの2枚組ライヴ・アルバム。
よく日本武道館でのライヴだと勘違いされてますが、大阪フェスティヴァルホールでも収録されていて。
特にメンバーもその出来の良さを認めている大阪での2日目の公演からの収録曲が最も多いのです。
まぁ、兎にも角にも。ヴェンチャーズやチープ・トリックと並ぶ。日本で収録された代表的なライヴ・アルバムです。
このアルバム。最初は日本国内のみでの発売の予定でタイトルも『Live In Japan』と題されていました。
しかし。その演奏の素晴らしさと。予想以上の録音状態の良さに。メンバーも全世界での発売を許可して。
このタイトルとこのジャケットで全世界的な大ヒット・アルバムとなり、ロックのライヴ・アルバムの定番になったと。
何てたって。黄金のマークⅡのディープ・パープルの絶頂にあった時のライヴですからね。それが記録されたと。
しかもそれが日本の地であったと言うこと。ここはそれを素直に喜びたいなと思うのです。どんなもんだいと。
リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、イアン・ペイスに。イアン・ギランとロジャー・グローヴァーですから。
既に内部では確執があって分裂の予兆を孕んでもいた様ですが。それが尚更、プレイに緊張感を与えたのかな。
リッチーの鬼気迫るギターを中心に。その迫力を耳にする度に。このアルバムが日本生まれで良かったなと。
「Higway Star」と「Smoke On The Water」をここまで世に広めたのは、やっぱりこのアルバムだよなと。
このアルバムが無かったら、紫も。そしてレイジーも無かったんじゃないのとかね(笑)。それは余談として。
日本で『In Rock』より『Machine Head』の評価が高いのは、絶対にこのアルバムのお蔭(せい)ですよねぇ・・

日本産で。
日本生まれで。
日本人で。

そんなこと。
普段は。
当たり前すぎて。
感謝したこともなかったけど。

古都で。
鮮やかな。
桜色に包まれて。
桜の森の満開の下。

あぁ。
そうだよなと。
桜の婀娜さに。
酔わされて。

日本産で。
日本生まれで。
日本人で。
良かったなと。
感謝しなくちゃと。

桜の森の満開の下。
その下に何が埋まっているのかと。
そんな話も思いだして。
こんなにも。
神秘的で芳しい。
こんなかたちで。
春を、季節を。
愛でれることに。
ちょっとだけ。感極まって。

日本産で。
日本生まれで。
日本人で。

あぁ、本当にねぇ・・・良かったかな。



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2012/04/14 Sat *旅立て! / The Rolling Stones

20120414getyeryayasoutukoriginal


春の名残を。
探しに行くのか。
初夏の先触れを。
迎えに行くのか。
どっちかな。

兎にも角にも。
はやる心のままに。
浮き立つ気持ちのままに。
道路を蹴って。
高く弾んで。

さて。
またまた。
少しばかり。
彷徨ってこよう。
旅立て!

『Get Yer Ya-Ya's Out!』'70年リリース。
デッカでの最後のオリジナル・アルバムとなったローリング・ストーンズ、英国では初めてのライブ・アルバム。
もう一つ。ストーンズのオリジナル・アルバムで初めてステレオ盤のみがリリースされたのもこのアルバムでした。
さて。今までに。フランス盤とか、デラックス・エディションとかも含めて何回も載せているし。
今更ね。この素晴らしいライブ・アルバムに関して語ることなど殆どなくて。ただ針を落とせばいいんだと。
もう。それだけなんですけどね。ちなみに今回載せているのは英国盤のオリジナル盤で。
人によって好みはあると思いますが。やっぱり。音質的には、特にギターの伸びなんかはこれがしっくりくるかな。
そう。キースとミック・テイラー。2人のギターの絡みがこのアルバムの一番の聴きどころでしょうかね。
久し振りの全米ツアー。そのブランクの間にロックのライブのあり方が大きく変化してしまっていて。
その時代に対応する為のミック・テイラーの起用だったかななんてね。このアルバムを聴いてると思えてきたり。
この後のスタジオ・アルバムでも数々の名演があるし。ライブでも'72年とか'73年の海賊盤とかも凄いんですが。
やっぱり。そのギターの華麗で伸びやかで弾む様に初めて接したのがこのアルバムだったせいもあってか。
ストーンズでのミック・テイラーって言うと。このアルバムが真っ先に思い浮かぶかなと。うん、そうですね。
“カッチョイイ”「Midnight Rambler」、そして「Sympathy For The Devil」から「Live With Me」へと。
ロン・ウッドが加わって以降のストーンズも御機嫌ですが。このキースとミック・テイラーのグルーヴはやっぱりね!
いつ針を落としても。そのグルーヴに、そのギターに。弾む気分にさせられますからね。よしっ、行こうってね。
このジャケットの飛び跳ねて旅立つ(?)チャーリーも。そのイメージとのギャップが凄く印象的で好きなんです。

春の名残が。
待っていてくれるのか。
初夏の先触れが。
出迎えてくれるのか。
どっちでも。

兎にも角にも。
はやる心を抑えずに。
浮き立つ気持ちを隠さずに。
道路を蹴って。
高く飛んで。

さて。
またまた。
少しばかり。
流離ってこよう。
旅立て!

呼んでる。
声が聞こえるから。
呼んでる。
気がするから。
否、やっぱり。
呼ばれてるから。
応えたいから。
旅立て!

行ってしまえば。
そこから。
始まるし。
そこから。
始められるし。
そう、やっぱり。
行きたいから。
解き放って。
旅立て!



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2012/04/13 Fri *輝いて見えるのは / Aerosmith

20120413aerosmithgolddisc


不思議とさ。
輝いて見えるのは。
ピカピカに光るものより。
ちょっとだけ。
くすんだ。でも懐かしい。
そんなものだったりする。

そりゃさ。
真新しくて。
ピカピカに磨かれてれば。
綺麗だとは思うけど。
なんかさ。
何の匂いも。なんの温もりも。
しない気がしてさ。
惹かれないんだ。
輝いて見えないんだ。

『Gold Disc』'78年リリース。
昔は、昭和の時代は日本のレコード会社のお家芸だった独自編集のベスト・アルバム。
その一つ、CBSソニーのゴールド・ディスク・シリーズの1枚として編集されたエアロスミスのアルバム。
シリーズ共通のデザインだったジャケットもダサいし。未発表のナンバーが収められてる訳でもなく。
でも。捨てがたいと言うか、妙に引っ掛るのは。まさにその日本独自の編集、選曲だったりもします。
『Aerosmith』から『Draw The Line』までのアルバムから選曲されているのですが・・・
まぁ、「Dream On」「Train Kept A Rollin'」「Walk This Way」「Sweet Emotion」は順当だとして。
それ以外の選曲が。かなりマニアックと言うか。選曲担当者の意志、好みがかなり出てるかなと。
A面1曲目が「Write Me ( A Letter)」ですからね。で、「Woman Of The World」とか「Spaced」とか。
「No More, No More」に「Bright Light Fright」ですからね。実に通好みな感じがするんですね。
いや、なかなか面白いっちゃ面白いんですけど。ベスト・アルバムとしてはどうだったんだろうみたいな。
担当者はきっとエアロスミス大好きで。かなり愛情のこもった選曲なのはわかるのですが。
売ろうと思ったらね。「Draw The Line」とか「Last Child」とか「Toys In The Attic」とかは入れないと・・・
実は。そのマニアックなところ。アンバランスなところ。誰でも作れる様なものにはしないぞと言う。
そこが実に好きだったりはするんですけどね。なんだろう。選曲者の思いや顔が見える気がして。
大好きな「S.O.S (Too Bad)」と「Rats In The Celler」が選ばれてるのも。おっ、解ってるじゃんってとこかな。
今の時代じゃ考えられない。こんな我儘なアルバムが作れた時代、良かったよなと思ってしまうのです。

不思議とさ。
輝いて見えるのは。
高層ビルやタワー・マンションより。
ちょっとだけ。
古びた。でも懐かしい。
雑居ビルや商店街のある街並み。
そっちだったりする。

そりゃさ。
真新しくて。
デザインも洗練されてれば。
カッコいいなとは思うけど。
なんかさ。
みんな均一で。みんな等質で。
ほんの少しの歪みも。
ちょっとだけはみ出すことも。
許されない気がしてさ。
惹かれないんだ。
輝いて見えないんだ。

誰かの匂い。
誰かの温もり。
誰かの思い。
誰かの顔。
無いとさ。
誰かの。
ちょっとした我儘。
それを許せる、許される。
空気。

輝いて見えるのは。
そんなものがあった時代なんだ。

消えていくだけなのかなぁ・・・



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2012/04/12 Thu *好きになったもの、好きだったもの、いまも・・・ / Kiss

20120412destroysanaheim


最初に。
好きになったもの。
憶えてる。

ずっと。
好きだったもの。
忘れてない。

三つ子じゃなくても。
その魂。その思い。
そう簡単に。
消えもしないし。変わりもしない。

時は流れて。
場所も変わって。
それでも。
好きになった。
好きだった。
それは。特別で。
そこには。何かがあって。

『Destroys Anaheim』'77年(?)リリース。
恐らくは日本製と思われるキッスの海賊盤。
いやぁ、もうこのチープだけどめちゃカッコいいジャケットだけで涙出てくるなぁ。
海賊盤のジャケットはこうでなきゃいけないよね(笑)。
前年8月20日のアナハイム公演で収録されたもので。所謂オーディエンス録音。
だから音のバランスも何もあったもんじゃないけど。その生々しさ、臨場感こそ海賊盤の醍醐味ですから。
また、その音の感じが。何かちょっといけない感じもあって。そのドキドキ感もいいよねと。
有名なオープニングMC前の珍しいメンバー紹介とかも入ってて。あと注意事項とかもね。
惜しむらくは曲数が少なくて。構成もやや中途半端なところかな。まぁ、1枚ものですからね。
後にパート2みたいなアルバムも出たらしく。だったら最初から2枚組で出せよと思いますが(苦笑)。
「Cold Gin」「Rock 'N' Roll All Nite」「Firehouse」「Black Diamond」辺りの生々しさには堪らないものがあります。
何でも。この公演がキッスにとって初めてのスタジアム公演だったらしくて。演奏も気合が入ってますしね。
当時のミュージック・ライフとか音楽専科にこのアルバムの広告が載ってて。海賊盤の存在を知って。
「Shout It Out Loud」とか「Do You Love Me」のライブ・テイクが聴きたくてねぇ。でも田舎じゃ売ってないし。
後年手に入れた時は嬉しかったなぁ・・・!キッスのライブの楽しさがよくわかる名盤だと思います。
そうそう以前の所有者のものと思われる「Do You Love Me」「Beth」の歌詞を書き写したレポート用紙がね。
中に入ったままだったことに。最近気づいて。自分も同じようなことしてたなねって。懐かしくなりました。

最初に。
好きになったもの。
残ってる。

ずっと。
好きだったもの。
ここにある。

三つ子じゃなくなっても。
その魂。その思い。
どこにも。
行かないし。行くはずもない。

時は流れて。
場所も変わって。
見えにくくなっても。
遠くに感じられても。
好きになった。
好きだった。
それは。特別で。
そこには。何かがあって。

ふとした。
瞬間に。
甦る。帰ってくる。
その音。
その空気。
その匂い。

好きになったもの。
好きだったもの。
いまも・・・好きなんだな。



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2012/04/11 Wed *沁みる、沁み込む、沁みる / Thin Lizzy

20120411blackroseukorg


ザクザクッと。
刻んで。
サクサクッと。
炒めて。
ヒタヒタと。
浸して。
グツグツと。
煮込む。

弱火で。
じっくり。
ゆっくり。
グツグツと。
コトコトと。
煮込む。
煮込んでいく。

こいつは。
沁みる。
沁み込む。
それが。
沁みる。
時間をかけて。
愛情込めて。
沁みるわな。

『Black Rose A Rock Legend』'79年リリース。
ロビー・ロバートソンに代わりゲイリー・ムーアが加入したシン・リジィ。
そのムーアを迎えてのラインナップで唯一となってしまったオリジナル・アルバム。
ギンギンに弾きまくっていたムーアです。シン・リジィならではのツイン・リード・ギターの一翼となっても。
変わる訳もなく。弾きまくっています。それでいてシン・リジィならではの情感は損なわれておらず。
むしろ、ムーアの弾きまくるギターが、よりそのツイン・リード・ギターを、バンドのサウンド自体を強固にして。
バンドとしてのシン・リジィの存在感が、そのスケールが一層の深みを持ったかなとの印象もあります。
ここらは。同郷アイルランド出身で、かっての盟友でもあったフィル・ライノットとの絆も大きかったかなと。
フィルの歌詞やメロディーに込められたもの、意図しているところ。それを直感的に理解できたんじゃないかなと。
故に「Waiting For An Alibi」のハードさも、「Sarah」のスゥイートさも、生き生きと情感豊かに描かれていて。
その集大成とも言うべきなのがラストの「Rosin Dubh (Black Rose) A Rock Legend」の壮大な世界で。
この叙情的でかつドラマティックさここそが。シン・リジィ、フィル・ライノットだよなと思うのです。
そう。だからこそ。ここで集大成じゃなくて。その最大の理解者であったろうムーアがこのまま残っていたらなと。
もっともっと。味わい深い、味の沁み込んだ、沁みるナンバーが聴けたんじゃないかななんて思ってしまうのです。
ムーアを失ったシン・リジィってただのヘヴィ・メタルになっちゃって。面白くなかったですもんね。
どうも。フィルもね。ムーアがいなくなった時点で。シン・リジィを続けることに意欲を失った様に感じたりもね・・・

弱火で。
じっくり。
ゆっくり。
グツグツと。
コトコトと。
煮込む。
煮込んだからね。

塩も。
胡椒も。
コンソメも。
ローズマリーも。
そしてギネスをね。
たっぷり使って。
煮込んだからね。

こいつは。
沁みる。
沁み込んでる。
それが。
沁みる。
時間かけたし。
ありったけの。
愛情込めてるし。
沁みないわけがない。

未だ見ぬ。
その地、アイルランドに。
思いを馳せながら。
大好きなギネスで。
料理を。
大好きなギネスに。
思いを込めて。

沁みる。
沁み込む。
沁みる。

沁みるよね!



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2012/04/10 Tue *胸いっぱいの / Led Zeppelin

20120410zeppelinsecondukoriginal


胸いっぱいの。
色々な思い。
色々な感情。
色々な・・・

胸いっぱいに。
様々な思い。
様々な感情。
様々な・・・

胸いっぱいの。
胸いっぱいに。
夫々の思い。
夫々の感情。
夫々の・・・

静かだけど。
確かに。
流れてる。
溢れている。
いま、ここに。

『Led Zeppelin Ⅱ』'69年リリース。
1stアルバムから僅か9ヶ月の間隔で制作、発表されたレッド・ツェッペリンの2ndアルバム。
その人気の高さ故にマネージメントやレコード会社から新作を矢継ぎ早に催促されて。
しかも。ツアーは続行でと。結果ツアーの合間に行く先々の空いているスタジオを使って完成させたと。
尤も。前作にはヤードバーズ時代からのレパートリーも含まれていたので。
早々にそのイメージを完全に払拭したいとのジミー・ペイジの意図も多分にあったとも言われています。
落ち着かない、しかも継接ぎの制作環境だったことを殆ど感じさせないところは流石はペイジかな。
まったくもってペイジの。セルフ・プロデュースの能力とリフ・マスターとしての才能は素晴らしいなと。
実はギタリストとしてはあまり魅力を感じないんですけどね。その生み出すリフには惹かれるんですよねぇ。
そんなペイジのアイデアを、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、そしてジョン・ボーナムが。
圧倒的な技量と力量で。存在感に満ち溢れたものとして実体化していく。それこそがツェッペリンなんだなと。
またこの頃は。もうエネルギーが有り余ってて。もうとにかく、どんどん溢れ出てくる様な状態だったんだろうし。
それこそ「Whole Lotta Love」の邦題である「胸いっぱいの愛を」じゃないですけど。
色々なものが胸いっぱいに詰まってて。胸いっぱいに溢れてて。それを表現したくて仕方なかったんだろうなと。
まぁ、その「Whole Lotta Love」始め、「Lemon Song」「Bring It On Home」と・・・
少しばかり(かなりかな)借用、否、盗用が過ぎたのは些か問題ありだとは思うんですけどね。
でも、ツェッペリンでしか出せないサウンド、ツェッペリン以外の何ものでも創れない世界であるのも事実ですが。
このアルバムも英国盤のアナログで聴くと。ボーナムのドラムスとジョーンズのベースの厚み。
ボーナムの圧力と、ジョーンズの弾み方がより一層鮮明になって。本当に圧倒されたりするのです。

胸いっぱいの。
色々な思い。
色々な感情。
色々な・・・

胸いっぱいに。
様々な思い。
様々な感情。
様々な・・・

胸いっぱいの。
胸いっぱいに。
夫々の思い。
夫々の感情。
夫々の・・・

静かだけど。
確かに。
流れてる。
溢れている。
いま、ここに。

否。
いまだけじゃなく。
ここだけじゃなく。
あの日にも。
あの時にも。
あの場所にも。
あの場面にも。
流れてたんだな。
溢れてたんだな。

ただ。
それが見えなくて。
ただ。
目を閉じて。耳を塞いで。
胸も・・・開いていなかった。
きっと。
それだけで。
昔から。
流れてたんだな。
溢れてたんだな。

だから。
いまからでも。
遅くはない。
間に合うさ。
きっと。
間に合わせるさ。
いまから。
胸いっぱいの。
その愛情を。
受け止めて。
さぁ、歩いて行こう。



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2012/04/09 Mon *悪さしようぜ / Bad Company

20120409badcompanyukoriginal


今年も。
この季節だ。
この日だ。

あの年も。
今年みたいに。
咲き誇った桜が。
散り始める頃だった。

こんなに。
いい天気で。
いい陽気で。
こんなにも。
桜が鮮やかで。

そうさ。
誘われるだろ。
ムズムズするだろ。
疼くだろ。
蠢くだろ。
だから。
なぁ、またさ。
悪さししようぜ。

『Bad Company』'74年リリース。
元フリー、元モット・ザ・フープル、元キング・クリムゾンのメンバーが集結して。
米国ではツェッペリンのスワン・ソングと契約してと。デビュー前から期待の大きかったバッド・カンパニー。
その期待に違わず、否、その期待を凌駕して。大絶賛で迎えられた1stアルバム。
今日が命日の友人が。“バドカン”は1stに尽きるよねぇ~、あれはいいよねぇ~と絶賛していたアルバム。
尽きるとまでは言いませんが。確かにね。A面頭の「Can't Get Enough」のカウントとイントロだけで。
それだけで。決まってしまうくらい、いいアルバムだなと。何ともブリティッシュ・ロックらしいアルバムでもあって。
やっぱりロックはブリティッシュだよねぇ~と言ってたその友人が大好きだったのもよくわかるかな。
(そう言ってたわりには。ビーチ・ボーイズも大好きだったよな・・・まぁ、その節操の無さがらしくていいけど)
フリーってのは相当マネジメントやマーケティングが酷かったらしくて。そのせいで米国では成功できなかったと。
故にポール・ロジャースもサイモン・カークも。そこは相当懲りて、多分に意識があった様で。
それが後年はちょっと大味になってしまった原因かなとも感じるのですが。このアルバムではまだまだ。
フリーの残り香と言うか、英国の香り、ブリティッシュ・ロックならではの味わいが沁み込んでいるんですよね。
それでいて。「Can't Get Enough」なんてキャッチーなナンバーもあるので。そりゃ悪い訳が無いですね。
ミック・ラルフスとボズ・バレルには悪いんですが。やっぱり、フリーの流れにあるバンド、サウンドで。
ロジャースのソウルフルな歌声と、カークの振りかぶって一発な重たいリズムがやっぱり最大の魅力です。
それにしても。バッド・カンパニーねぇ~、いいバンド名だよねぇ~・・・

今日は。
この季節の。
あの日だ。

あの年と。
同じ様に。
咲き誇った桜の下。
散り始めた花弁を見てる。

こんなに。
いい天気で。
いい陽気で。
こんなにも。
桜が艶やかで。

どうよ。
誘われてるだろ。
ムズムズしてるだろ。
疼いてんだろ。
蠢きだしただろ。
だから。
なぁ、またさ。
悪さししようぜ。

じゃないと。
この春がもったいないんだ。
じゃないと。
この春も寂しすぎるんだ。
だから。
なぁ、またさ。
二人で。
悪さしようぜ。
せっかくだからねぇ~。

桜の季節は。
美しく。
鮮やかで。
艶やかで。
でも。
どうしようもなく。
切なくて。

空の上の。
悪友に。
会いたくなるのです。

なぁ。
師匠。
悪さしようぜ。
せっかくだから・・・
せっかくだからねぇ~。



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2012/04/08 Sun *伝えていくもの / The Black Crowes

20120408thesouthernharmonyandmusica


伝えていくもの。

伝えたい物。
遺したい物。
教えておきたい物。
そんな物など。
何も無いと。
思ってきたし。

今も。
それ程。
変わってはいなくて。
別に。
伝わろうと。伝わるまいと。
遺ろうと。消えようと。
教えられようと。教えられまいと。
どうでもいいんだけど。

伝わってくれたらいいな。
遺せたらいいな。
教えられたらいいな。
その程度の思いは。
あるんだなと。

バトンを渡せたらいいなと。

『The Southern Harmony And Musical Companion』'92年リリース。
フェイセズ、ハンブル・パイの遺伝子を受け継いでいたかの如きバンドだったブラック・クロウズの2ndアルバム。
もっと遡れば、ストーンズやフリーからのバトンを確かに受け継いでいたバンドだったよなと思うのですが。
本当に。このブラック・クロウズろかジョージア・サテライツの登場が当時のシーンに辟易してた自分にとっては。
救いになってた時期もあったのです。でも、もう20年前のアルバムなんですね。時の流れって恐ろしいなぁ・・・
クリスとリッチのロビンソン兄弟が中心となっていたブラック・クロウズ。クリスのヴォーカルは、そうだなぁ。
やっぱり。ロッド・スチュワートを髣髴とさせる・・・意識してるよな絶対。でも自然な感じで艶っぽくて。
弟リッチも。実に味のあるギター弾きで。確かこのアルバムからもう一人のギタリストが交代した筈で。
その相性が良かったのか。とにかく。その二本のギターが付きつ離れずで絡み合う様がまたご機嫌だなぁと。
単なる懐古趣味みたいな批評もあったけど。決してそれだけに終わらない芯の太さと強さ、しなやかさがあって。
確か、中野サンプラザで観た来日公演なんかでは。オールマンやレーナードを思わせる瞬間もあって。
恐らくはライブの現場で叩き上げられてきたんだろうなと。そこにも受け継がれていくもの、バトンの存在を感じて。
嬉しくなっちゃったり、頼もしく思ったりしたのが昨日のことの様なんですけど。20年前ねぇ・・・
今は何度目かの(まったく・・・)活動休止中のブラック・クロウズ。そのバトンを受け継ぐバンドはいるのかな?
まぁ、それはこのアルバムの唯一のカヴァー・ナンバー、「Time Will Tell」ってところなのかも知れませんね。

伝えていくもの。

伝えたい者。
遺したい者。
教えておきたい者。
そんな者など。
誰もいないと。
思ってきたし。

今も。
それ程。
変わってはいなくて。
別に。
伝わろうと。伝わるまいと。
遺ろうと。消えようと。
教えられようと。教えられまいと。
どうでもいいんだけど。

伝わってくれたらいいな。
遺せたらいいな。
教えられたらいいな。
その程度の思いは。
あってもいいのかなと。

バトンを渡せたらいいなと。

その姿。
その眼差し。
その言葉。
その思い。
それに触れて。
ちょっとね。
そんな風にも。
思い始めてるかな。

伝えていく者に。
なれたら。
それはそれで。
悪くも無いかなと。
少しだけね。
そうなんだ・・・



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2012/04/07 Sat *ママが言うことにゃ / Lenny Kravitz

20120407mamasaid


お前の。
ママが。
言うことにゃ。

お前の。
ママの。
目につく。
お前の。
悪いとこ。
駄目なとこ。

お前の。
ママの。
兄貴に。
全部。
似てるんだって。

そうか。
そうなのかなぁ。
まぁ、いいか。
だから。
二人は。
気が合うんだもんな。

『Mama Said』'91年リリース。
ジャケットもカッコいい、レニー・クラヴィッツの2ndアルバム。
ここ暫く針を落としてなかったせいか、何故かこのアルバムが3rdアルバムだと。
そんな思い違いをしていたのですが。そうかこっちが2枚目だったかと。そうか、この時点で。
レニーにやられてたんだなと。改めて。その素晴らしさに聴き入ってるここ数日なのです。
元々。混血児だってことで苛められてたと言うレニー。その時救ってくれたのがロックだったと。
そして。のめり込んで、のめり込んで。総ての楽器を一人でこなせるまでになって。
その世界を創りあげていったと。まぁ、簡単に言えばロック・オタクだったわけで。先ずそこに共感と。
1stアルバムなんか。殆ど一人で創っていて。それはそれで良かったんですけど。ちょっと密室的で。
それが。ハイスクールの同級生だったと言うスラッシュが参加したりしてるこのアルバムで弾けて。
一気にその世界が弾んで、艶を得て。大きく花開いたアルバムだったんだよなと。そうですよ。
ここでのレニーのカッコ良さ、色っぽさは半端ないですからね。その歌声も、ギターの音も存在感あって。
そう。このアナログな質感に溢れた音の創り方も好きだったんですよね。解ってるじゃんと。
「Files Of Joy」「Stop Draggin' Around」「Stand By My Woman」そして「Always On The Run」と。
曲も粒揃いだったしねと。ロック・オタクだって。ロック馬鹿だって。ここまでのことがやれるんだぜと。
この後4thアルバムの『Circus』ぐらいまでは本当に好きで。よく聴いてたんだよなと。その後は・・・
妙に考え過ぎだったり、自意識過剰があからさまだったりで。あまり聴かなくなっちゃいましたが。
今夜のライブの。そのストレートにロックな様、そのぶっとい音。そうあまり考えずにやりゃいいんだよと。
再び。ちょっとその動向に注意を払ってみようかな、なんて思っていたりもするのです。

お前の。
ママが。
言うことにゃ。

お前の。
ママの。
癪に障る。
お前の。
やること。
なすこと。

お前の。
ママの。
兄貴が。
全部。
やってたんだって。

そうか。
そうなのかなぁ。
まぁ、いいか。
だから。
二人は。
仲良しなんだもんな。

まぁ。
確かに。
いい加減で。
酔っ払いで。
ロック馬鹿に。
似過ぎても。
困るけど。

好きなものは好き。
やりたいことはやりたい。
行きたいとこには行きたい。
その。
ハッキリとした。
意志と。行動力。
そんな時に輝いてる瞳は。
いいかなと思ってる。

お前の。
ママが。
言うことにゃ。

お前の。
ママの。
兄貴が。
悪い影響。
与えなきゃいいけどって。

心配すんなよ。
本当に。
そう思ってたら。
そうとだけ思ってたら。
俺のとこにお前を一人でよこしゃしないさ。
それに・・・

お前のママと。
兄貴は、この俺は仲良しなんだぜ。
だから。
お前と俺も。
仲良く、この週末を楽しもうな!

お前の。
ママが。
言うことにゃ。

お前の。
ママの。
兄貴は。
大の伯父馬鹿らしいしな(笑)。



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2012/04/06 Fri *Comfortable Place To Go / The Who

20120406thekidsarealrightukoriginal


誰だって。
自分にとって。
心地良い。
ところを探して。

探して。探して。
探し続けて。
ここかな。
ここじゃないかな。

求めて。求めて。
求め続けて。
あっちかな。
あっちじゃないかな。

なんてことを。
繰返してきたんだよな。
心地良い。
それが何であるか。
それが何を意味するか。
それは。
夫々であるけれど。

『The Kids Are Arlight』'79年リリース。
ザ・フーの同名ドキュメンタリー映画の2枚組オリジナル・サウンドトラック・アルバム。
先ずはこのジャケットの素晴らしさ。これだけで内容は保証されたも同然かなと。
なんてたって。世界一ユニオン・ジャックの似合うバンドですからね。カッコ良いよなと。
さて。そのドキュメンタリー映画はロック映画史上に残る大傑作で。観なきゃ始まらないし。観ずに死ねるかと。
そえくらいの作品なので。もし、もしですよ。万が一にも観て無い方は大至急観るべきですと。
じゃないと。ロック・ファン、少なくともザ・フーのファンを名乗っては駄目なのではないかとすら思ってしまいます。
尤も。このアルバムがリリースされた当時は。そのドキュメンタリー映画は日本では公開されず。
ソフトとして発売されたのもかなり経ってからだったので。ましてや来日公演なんて夢幻みたいな話だったので。
純粋に2枚組のライブ・アルバムとして永いこと接してきたんですけどね。そのサウンドだけでも圧倒されて。
あぁ、これがロックのライブ、フーのライブなんだなぁと。豪華なブックレットの頁を捲りながらため息ついてね。
リリースされる前年にキース・ムーンが亡くなって。二十数年後にジョン・エントウィッスルも逝って。
それでも。ピート・タウンゼンドとロジャー・ダルトリーの雄姿をこの日本で観れた時には、もうね・・・
さて。フーの歴史って。結局のところ安息の地、もしくは安息の、心地良い境地を探し求めるピートの。
その苦闘の軌跡の様な気もするんですけどね。自分の居場所を探し求め続けて彷徨い続けるピート。
恐らくは未だその道中で。一旦区切りをつけて一休みと。ユニオンジャックに包まれて眠ったのでしょうが。
まさかキースを失うことになるとはね。なんかそこでねピートは切れちゃった、諦めちゃったのかなと。
来日公演には興奮した自分ですが。やはりですね。本音で言うとこのアルバムがフーのラスト・アルバムかな。
だからこそ。そのジャケットとブックレットの素晴らしさを堪能する為にもアナログ盤で持ってないとねと。
紙ジャケなんかで満足してたら駄目ですよと。まぁ、そんなことも言いたくなったりするのです。

誰だって。
自分にとって。
心地良い。
ところを探して。

探して。探して。
探し続けて。
ここかな。
何かが足りないな。

求めて。求めて。
求め続けて。
あっちかな。
何かが違うよな。

なんてことを。
繰返してきたんだよな。
心地良い。
それが何であるか。
それが何を意味するか。
それは。
自分にしか解らないけれど。

どこまで。
探せば。求めれば。
いいのか。
どこまで。
満たすのか。受け入れられるのか。
限なんて無いんだろうけど。

いま。
自分には。
自分達には。
大好きなものに囲まれた。
大好きな誰かがいる。
温かな家がある。
ここが。
心地良いところ。
我が家が。
安息の地。

これじゃ。
Comfortable Place To Go じゃなくて。
Comfortable Place To Stay だけどさ(笑)。



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2012/04/05 Thu *見極めよう / Georgeie Fame

20120405fameatlast


そうなんですよね。
制御出来ないと言うか。
制御したくないと言うか。

始めたら。
走りだしたら。
転がりだしたら。
止まらないんですよね。

行くとこまで行かないと。
見れるとこまで見ないと。
白か黒かハッキリさせないと。
もう。とことん。行けるところまで。
行っちゃわないと。

そこまでね。
行かなくても。
やらなくても。
いい事もあるんですよね。
あるんだよなぁ。
解ってはきたんですけどね。

『Fame At Last!』'64年リリース。
ジョージィ・フェームの2枚目のアルバムにして初のスタジオ録音アルバム。
R&Bにもジャズにも精通した、洒落者にして小粋な鍵盤奏者のフェーム。
このアルバムでは。そんなフェームのジャージーな側面がより強く感じられるかな。
収められているナンバー、12曲が総てカヴァーなのですが。そのどれもがフェームならではの。
熱いんだけど決して汗の匂いを感じさせない、クールなんだけど心と体を躍らせる。
そんなフェームならではの絶妙な匙加減を施されたサウンドに生まれ変わっているのです。
この熱さとクールさの同居。その何とも言い難いご機嫌で心地良い感じは唯一無比かなと。
頭の回転も速くて、腕もあって。例えば真っ黒に熱くやろうと思えばやれるのに。そうはしないで。
こんなのもあるんじゃない?と、さり気無くさらっと披露してるってとこかな。それで愛嬌があるので。
鼻につくことも無く。思わずこっちも微笑んでしまう、微笑まされてしまう。そこが粋なんですよね。
大体がですね。アルバム・タイトルからして。自分の名前にかけて。遂に名声を手に入れたぜって、ねぇ。
ここらの洒落っ気、茶目っ気も。モッズ達に大いに人気を博した理由かなとも思います。
「The Monkey Time」「Pride And Joy」「Green Onions」と。どれもカッコ言いんですけど。
「Point Of No Return」の弾むような軽さ。その軽やかで洒落てるところが、やっぱり一番かな。
この調子なら。限界点も、引き際も。さらっと見極められそうな気がしてくるんですよねぇ・・・

そうなんですよね。
我慢出来ないと言うか。
我慢したくないと言うか。

始めたら。
気になりだしたら。
納得できなかったら。
止まらないんですよね。

行くとこまで行かないと。
見れるとこまで見ないと。
原因とか過程とかハッキリしないと。
もう。とことん。掘れるところまで。
掘っちゃわないと。

そこまでね。
掘らなくても。
やらなくても。
いい時もあるんですよね。
あるんだよなぁ。
解ってはきたんですけどね。

限界点を。
引き際を。
見極めよう。

さらっと。
小粋に微笑ながら。
踵を返せるくらいのところを。
見極めよう。

我慢できるかなぁ(苦笑)。



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2012/04/04 Wed *わりきっちゃえば / Dr. Feelgood

20120404onthejob


わりっきちゃえば。
わりきれてしまえれば。

簡単で。
楽なのかな。
そうは思うが。

所詮。
そこまでの。
それだけの。
事なんだと。

スパッと。
切りかえて。
その間だけ。
その時間だけ。
やり過ごせればと。

そりゃ、そうなんだけど。

『On The Job』'81年リリース。
2代目ギタリスト、ジッピー・メイヨーを迎えてから2枚目のドクター・フィールグッドのライブ・アルバム。
そして。このアルバムがメイヨーにとってはドクター・フィールグッドでの最後のアルバムとなりました。
因みに同じ面子での前のライブ・アルバムである『As It Happens』とは1曲もダブってる曲は無く。
と言うことは、その間の2枚のオリジナル・アルバムからのナンバーだけで勝負していることになって。
その潔さがらしいと言えばらしいのですが。ちょっと地味にはなってしまったかなとも思える瞬間もあります。
でも実のところ。ウィルコ・ジョンソン在籍時代よりも。この時代の方がバンドとしては纏まってた感もあって。
R&Bをベースにしながら。決めるところは決めながら。ちょっとキャッチーにもやってみせると言う。
そのライブの構成、手法は見事なもので。こんなライブを目の前でやられたら。堪らんな。揺れちゃうよなと。
そりゃウィルコがいた時代は別格として。メイヨーだってねぇ、御機嫌なギタリストですからね。
そこのところ。もう少し評価されてもいいんじゃないかなと。やや判官びいきの気もありつつ、そう思うのです。
まぁ、手堅いっちゃ手堅くて。スリルとか、博打的なドキドキ感は弱いかもしれないけれど。だからこそ。
このレベル、このご機嫌にさせてくれるライブを毎晩の様に繰り広げていたことに。頭が下がったりするんです。
お仕事中・・・なんてアイロニカルなアルバム・タイトルつけてますが。いい意味で、きちんと仕事してるよねと。
熱い思いを持って、楽しみながら。きっちりやることはやるドクター・フィールグッド、リー・ブリロー、大好きです。

わりっきちゃえば。
わりきれてしまえれば。

謝絶して。
悩まないでと。
そうは思うが。

所詮。
そこましか。
それだけしか。
そんなものだと。

ビシッと。
線を引いて。
その向こう側だけ。
そこにいる時間だけ。
やり過ごせればと。

そりゃ、そうなんだけど。

そう簡単には。
そんなに器用には。
わりきれるものでも無くて。
切りかえても。
線を引いても。
気になることは気になるし。
放っておけないことは放っておけないし。
一度気になったらねぇ・・・

お仕事。
ってのもさぁ。
難しいんだよなぁ。
わりきっちゃえば・・・
なんだけど。



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2012/04/03 Tue *窓の外は嵐 / Graham Parker & The Rumour

20120403squeezingoutsparks


窓の外は嵐。

風は吹き荒れ。
雨は降り注ぎ。
これではとても。
散歩になど。
出れそうもなくて。

窓の外の嵐。
それを口実に。
一日。
引き籠ってしまおう。
閉じ籠ってしまおう。

初めはね。
台風の日の子供の様に。
心なしかはしゃいでも。
いたのだけれど。
窓の外の嵐。
窓の外だけで収まらなくて。

我が心にも。
嵐。

『Squeezing Out Sparks』'79年リリース。
あの衝撃の初来日公演後に制作されたグラハム・パーカー&ザ・ルーモアのアルバム。
その為かA面の1曲目が「Discovering Japan」ってタイトルで。当時結構話題になってた様な。
その衝撃の初来日公演。観には行けなかったんですが。あの『ヤング・ミュージック・ショー』で放送されて。
それを観た瞬間に。なんかもう。こう無闇に駆け出したくなる様な、叫びだしたくなる様な気分に襲われて。
そして。そして。そらみろ。グラハムは凄いんだぞと。俺は前から大好きだったんだ。間違ってなかったぞと。
そんな昂揚した気分のところに。このアルバムがリリースされて。レコード屋へ走って。針を落として。
やっぱり凄いよな、やっぱり惹かれるよなと。そう感じて。毎日の様に聴いていたのですが・・・
だんだん落ちてきてしまって。あぁ、なんてグラハムと自分はこんなにも遠いんだろうってね。
グラハムの凄さ、魅力は。その歌の。歌詞も、そして歌声も愚直なくらいに真っ正直で誠実なところで。
だから。その温かい思いも、優しい眼差しも。そして真っ当な怒りも聴く者の胸に真っ直ぐ届いてくるのです。
だから。きちんと怒って、きとんと問いかけることが、それを吐き出すことができる。だからこっちの胸も響くと。
それに比べて。なんて自分はいい加減で不誠実なんだろうかと。だからまともに怒ることも出来なくて。
だから。自分の胸の内だけでどんどん怒りとか、愛おしさとか。そんなものが大きくなっても。吐きだせないと。
だから。吐き出したところで。誰にも伝わらない、届かないんだと。そして自分の胸の内だけが・・・
まったく。グラハムと自分を比較してどうするんだよって話ですけどね(苦笑)。結構落ち込んだんだよなぁ。
で、グラハムとかに背中を蹴飛ばされて走り始めたんですけどね、一応は今でも走ってはいるんだけど。
なんだか。そのいい加減さと不誠実さはその実、変わってない気がしてですね・・・
グラハムは、このアルバムは大好きなんだけど。針を落とすと胸が痛くて。胸の内で嵐がね・・・

窓の外は嵐。

風は吹き荒れ。
雨は降り注ぎ。
その音をだけで。
散歩さえも。
さっさと諦めて。

窓の外の嵐。
それを幸いと。
一日。
引き籠ってしまって。
閉じ籠ってしまって。

初めはね。
休校になった子供の様に。
心なしか楽しんでも。
いたのだけれど。
窓の外の嵐。
窓の外だけで収まらなくて。

我が心にも。
嵐。

いま。
歩けないのは。
歩き出せないのは。
何でだろうって。
解っているのに。
いま。
伝わらないのは。
届かないのは。
何でだろうって。
知っているくせに。

そう。
解ってる。
知っている。
だから・・・

窓の外は嵐。
窓の内も嵐。
我が心にも嵐。



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2012/04/02 Mon *粛々と、淡々と / Bokker T. & The MG's

20120402doinourthing


粛々と。
淡々と。
やれることを。
本当に。
やらなきゃいけないことを。
やる。
やり続ける。

それだけ。
それだけで。
いい筈なのに。
それさえも。
難しい。
それが。
難しい。

淡々と。
流れていくのか。
過ぎているのか。
否。
流されてしまっているのか。
過ぎていくことを忘れさせられているのか。

『Doin' Our Thing』'68年リリース。
ブッカー・T&ジ・MGズの6枚目となるアルバム。
相変わらずクールで小粋な演奏を聴かせてくれています。
しかし。本当に。いつ針を落としても。その装飾のいらないカッコ良さに痺れます。
「Green Onions」の想定外の大ヒットでバンドとしても活動を本格化させたブッカー・T&ジ・MGズ。
しかし。あくまでも本業はスタックスのスタジオ・ミュージシャンですから。
数多のソウル・シンガーのレコーディングにも参加していた・・・その合間に活動していた訳で。
自分達のレコード制作の為の時間なんてまともにもらえなかったと。今でも忸怩たる思いがある様で。
確かにカヴァーの選曲なんて安易な感じもあって。取敢えず流行ってるナンバーやっとけ的な。
そんな状況もあったのでしょうが。それすらもビシッと決めてしまってるところが流石だよなと。
いや、本当に一晩中ね。ブッカー・T&ジ・MGズだけ回して踊ってたいもんな。踊れるし。
それもこれも。晴の日も雨の日も。とにかく粛々と淡々と。やるべきことをやり続けていたからだろうなと。
来る日も来る日も。ソウル・ナンバーを奏でる、奏で続ける。だからこそ得られたものがあるんだろうなと。
だからこそ。オーティス・レディングが亡くなったり。スタックスとアトランティックの関係が変化したり。
キング牧師の暗殺で。白人と黒人が一緒に仕事をすることがギクシャクしてしまったりと。
そんなゴタゴタで。雑音が増えるにつけ。覇気を失くしていってしまったのかなとも思ってしまうのです。
そう考えると。なんだかこのジャケットは皮肉にも思えてきますけどね・・・

粛々と。
淡々と。
やれることを。
本当に。
やらなきゃいけないことを。
やる。
やり続ける。

それだけ。
それだけで。
いい筈なのに。
それさえも。
出来ない。
それが。
許されない。

淡々と。
流れていっている。
過ぎていっている。
否。
流されてしまっているのを。
過ぎていくことを忘れさせられているのを。
見ようとしていない。
感じようとしていない。

誰も。
そう。
実は。
他の誰も。
何もしてはいないのに。

粛々と。
淡々と。
やれることを。
本当に。
やらなきゃいけないことを。
やらなきゃ。
やり続けなきゃ。
いけないんだよ。

そして。
総ては。
自分次第なんだよな・・・



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2012/04/01 Sun *掌を / Aretha Franklin

20120401arethaarrives


掌を。
かざして。
陽の光に。
透かしてみる。
感じる。
暖かさに。
あぁ。
いまと。

掌を。
浸して。
お湯を。
掬ってみる。
感じる。
温かさに。
あぁ。
いまと。

あぁ。
いま。
降り注ぐもの。
涌き出るもの。
いま。
生まれ出でるもの。

『Aretha Arrives』'67年リリース。
アレサ・フランクリンのアトランティックでの2枚目となるアルバム。
“アレサ只今参上”みたいなタイトルとは裏腹に。『I Never Loved A Man TheWay I Love You』と『Lady Soul』の。
その2枚の傑作アルバムに挟まれて。若干地味な印象を与えるアルバムだったりします。
カヴァーが多いせいかな。単にジャケットから受ける印象か。どっちにしても。アトランティック時代のアレサです。
悪い訳がなく。A面頭の「Satisfaction」から。そのシャウトの弾け方、その迫力にぶっ飛ばされます。
勿論、ストーンズのあのナンバーですが。アレサが参考にしたのはオイーティス・レディングでしょうね。
見事にサザン・ソウルのジャンプ・ナンバーに、アレサ自身のナンバーに生まれ変わらせてしまっています。
そして。後はもう。ジャンプしようが、ミディアムで揺すろうが。もうアレサの思うが儘って感じになってしまいます。
特に。スロー、そしてブルースでのその魅力は格別なものがあって。どう足掻いてもアレサの世界に。
その深く熱く、温かく優しい世界へと引き摺り込まれてしまうのです。アレサの掌の上で転がされてる感じかな。
そうか。スローやブルースの素晴らしさがアルバム全体の印象を地味にしてるのかも知れないですね。
まぁ、それ程の素晴らしさだってことなんですけどね。フランクリン姉妹やスウィート・インスピレーションズの。
そのコーラスも実に見事にアレサの歌声に寄り添ってサポートしています。堪らないなぁと。
アレサの歌声を聴いていると。決して大袈裟でなくね。生きてるっていいなぁって思える瞬間があるんですよね。

掌を。
戻して。
残った光を。
握りしめてみる。
残っている。
暖かさに。
あぁ。
いまと。

掌を。
上げて。
零れ落ちるお湯を。
抱きとめてみる。
残っている。
温かさに。
あぁ。
いまと。

あぁ。
いま。
降り注いだもの。
涌き出てきたもの。
いま。
生まれ出でてきたもの。
いま。
この身の内に。
この胸の内に。
現れたもの。
それに。
少しだけ震える。

掌を。
通して。
いま。
ちゃんと。
らしく。
生きているんだなと。
改めて。
嬉しくなっちゃったりするんだな。



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2012/03/31 Sat *その一瞬、一瞬が / O.V. Wright

20120331treasuredmoments


その日。
その一日。
その時。
そのひと時。
そして。

その一瞬。
そう。その一瞬。
そこに。
そこで。
感じるものの総てが。

輝いて。
温かで。
優しくて。
身に心に。
沁み込んでくる。

その一瞬、一瞬が。
あぁ、いいんだよなと。

『Treasured Moments』'89年リリース。
偉大なるサザン・ソウル・シンガー、O.Ⅴ.ライトのバック・ビート、ABCでのシングルを集めたアルバム。
恐らくは。このPヴァインが編集したアルバムが世界で初めてこの時代のO.Ⅴ.のシングルを纏めたもので。
本当にねぇ。日本のソウル・ファン(ブルース・ファン)のなんと恵まれてることかと。Pヴァインに感謝ですね。
A面が'67年~'69年の作品。B面が'70年~'75年の作品となっていて。O.Ⅴ.の歩みと共に。
ハイ・サウンドの歩みも確認できると言う。そこらも貴重で贅沢なアルバムと言うことが出来るかなと思います。
やはりA面、'60年代のナンバー、サウンドは泥臭く荒々しく。そこが魅力的で。
切々と迫ってくるバラードもいいし、艶かしい女性コーラスが絡みつくジャンプ・ナンバーも生々しく。
そしてB面、'70年代のナンバー、サウンドはいよいよ黄金のハイ・サウンドがこれでもかと迫ってくるわけで。
タイトに引き締まったリズム隊とホーンズの素晴らしさ。そしていい塩梅に甘美さと豪華さも加わっていて。
O.Ⅴ.の歌声もやや洗練されつつも。深みを増して。'60年代とはまた違う迫力があって。胸を打たれます。
その一曲、一曲、一節、一節、一瞬、一瞬に魂込めて歌っているO.Ⅴ.です。こっちも覚悟決めないとね。
その一曲、一曲、一節、一節、一瞬、一瞬の輝きを逃すことなく、沁みてくるものを受け止めたいなと思うのです。
そう。アルバムを締め括る「Ace Of Spade」の別テイクの切れ味もね、逃すことなく味わいたいのです。
41歳で夭折してしまったO.Ⅴ.です。遺された一曲、一曲が宝物の様に思えるんですよねぇ・・・

この日。
この一日。
この時。
このひと時。
そして。

この一瞬。
そう。この一瞬。
そこに。
そこで。
触れられるものの総てが。

輝いて。
温かで。
優しくて。
身を心を。
包み込んでくる。

この一瞬、一瞬が。
あぁ、いいんだよなと。

輝いて。
温かで。
優しくて。
身に心に。
沁み込んでくる。

その一瞬、一瞬が。
あぁ、悪くは無いなと。
あぁ、好きなんだよなと。
あぁ、幸せなんだよなと。

月明かりに照らされた。
露天風呂で。
しみじみと噛み締める夜でした。



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