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2012/05/01 Tue *新しい季節、新しい世界 / ザ・テンプターズ

20120501fiveonezero


月が替わり。
新しい季節の。
その気配が。
未だ微かではあるけれど。
でも確かに。感じられるかな。

そんな気がして。
新しい月の初めに。
新しい季節を探しに。
いつもより。少し離れた。
街まで。足の延ばして。

そこに。
あそこに。
その気配を求めて。
彷徨ううちに。
自然と。少し汗ばんで。

やっぱり。
替わってる。
変わり始めてる。
そんな気配を。
吸い込んで。
踏みしめて。

『5-1=0 ザ・テンプターズの世界』'69年リリース。
シングルでリリースされたナンバーも含めて全曲をオリジナルで固めたテンプターズの2ndアルバム。
先ず、テンプターズと言えば萩原健一、ショーケンな訳で。勿論、その飢えた野良犬みたいな。
その危うくも、脆く切ない歌声に惹かれるのですが。そこは埼玉のローリング・ストーンズだったテンプターズ。
他のメンバーもその実力を遺憾なく発揮していて。各メンバーがソロで歌うナンバーも含まれていて。
その殆どを手掛けている松崎由治の貢献、その才能はもっともっと高く評価されてもいいかなと思います。
勿論、他のGSと同様に職業作家が関わっているナンバーもあって。まぁ、それは致し方ないんですが。
「純愛」とか「涙のあとに微笑を」とか「エメラルドの伝説」とかね。これ、なかにし礼が作詞してて。
なんか陰のある感じの歌詞で。またそれをショーケンが不貞腐れて(?)歌ってるのがいいんですね、実は。
で、それ以上に松崎による「秘密の合言葉」とかショーケンと松崎による「雨よふらないで」ななんてのが。
あのショーケンのぶっきらぼうで囁く様に甘える様な歌声とピッタリと重なって。実にすばらしいのです。
全曲オリジナル、しかもメンバーである松崎がここまで主導して。ショーケンを表に立てながらも。
他のメンバーの個性も生かしてる。あまりその文脈では語らえませんが。日本におけるニュー・ロックの誕生。
GSに替わって。新しい世界が開けていく。その瞬間を見事に捉えたアルバムの1枚かもしれません。
アルバムタイトルは、大口広司が5人のメンバーが一人でも欠けたらテンプターズではないと名付けたとか。
その通りに。やがてショーケン一人がクローズ・アップされて。バンドとしての実態は失われていき。
その大口さんと、もう一人メンバーが他界してしまったいま。永遠に封印されてしまったんですよね・・・

月が替わり。
新しい世界の。
その胎動を。
未だ微かではあるけれど。
でも確かに。掴められるかな。

そんな気がして。
新しい月の初めに。
新しい世界の足掛かりを求めに。
いつもより。少し離れた。
街まで。足の延ばして。

そこに。
あそこに。
その胎動を求めて。
彷徨ううちに。
自然と。少し焦れていて。

やっぱり。
替わってる。
変わり始めてる。
そんな胎動を。
感じていたいなと。
心を新たにして。

でも。
必要以上に。
急くんじゃないよと。
逸る心を。
落ち着かせながら。
新しい季節。
新しい世界。
そこでも。そこにも。
欠かせないものを、人を。
思ってみたりするのです。



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