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2012/05/08 Tue *その街の夜 / Rod Stewart

20120508anightonthetownukoriginal


その街に。
向かって。
車窓が流れる。
変わってもいる筈なのに。
何故だか。
同じ風景だけが目に留まる。

その街に。
向かって。
思考が流れる。
変わることも無く。
どうしても。
同じ思いが沸き上がり流れていく。

その街の夜。

『A Night On The Town』'76年リリース。
ロッド・スチュワートの大西洋を渡って2枚目となるアルバム。
コアなロッドのファンには大西洋を渡る前のロッドしか認めない、超えたら終わったって人もいますが。
そうだなぁ・・・超えて3枚目までは良かったかなと。それ以降は基本的に興味が薄れちゃいましたけどね。
A面をSLOW SIDE、B面をFAST SIDEとしたこのアルバム。バーラードも、ロックンロールも。
どっちもいけてた頃のロッドの姿を見事に捉えてるかなと。そう。バックが、サウンドが変化してもね。
ロッドがちゃんと真摯に歌と向き合えば。このレベルのアルバムは創れちゃってたんですよねぇ。
あの声で。ロッドの声で。思いを込めて、時に情感あふれさせ、時に思いっきり蹴り上げてと。
硬軟、緩急、自在ですからね。それに。ギラギラになり過ぎない華やかさも、カッコ良かったんですよねぇ。
好きだったなぁ。そうそう。リアル・タイムで初めて聴いたアルバムだったんで。思い入れもあるし。
ロックなんてものに目覚めて。はまったばかりの頃で。そうか。ハード・ロックだけがロックじゃないんだとね。
特にFAST SIDEの頭の3曲、「The Ball Trap」「Pretty Flamingo」「Big Bayou」と続くのがカッコ良くて。
針を落としては歌いながら踊ってたかな。SLOW SIDEの「First Cut Is Deepest」には胸の奥を掴まれたし。
当時の恋人の語りが入ってる「Tonight's The Night」はちょっと、いくら何でもなぁとは思いましたが。
(後年、別れてしまって。それ以降、その語りを消していて・・・その甘さ、情けなさもロッドらしいですけどね)
まぁ、何にしろ。普段は記憶の、思いの辺土に眠らせてるものが浮かび上がってくるアルバムではあります。

その街に。
降りたって。
歩き始める。
変わってもいる筈なのに。
どうしても。
憶えてる風景に置き換えてしまう。

その街を。
歩きながら。
思考が流れる。
変わることも無く。
どうしても。
眠っていた思いが沸き上がり溢れてくる。

その街の夜。

様々なもの。
様々なこと。
様々な人々。
過ぎたことだと。
終わったことだと。
辺土に埋めていても。
辺土で眠りにつかせていても。

その街の夜。

その景色が。
その気配が。
浮かび上がらせる。
甦らせる。

その街の夜。

どこかから。
あの歌声が聴こえてくる・・・



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