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2012/05/09 Wed *涙溢れてしまったら / Free

20120509tonsofsobsus


不意に。
ふと。
涙溢れてしまったら。
誰かが。
心配してくれるだろう。

不意に。
ふと。
涙溢れてしまったら。
誰かが。
抱き締めてくれるだろう。

でも。
それじゃ。
駄目なんだ。
それは。
嫌なんだ。

それでも。
不意に。
ふと。
そんな時。
ぐっと堪えて。

『Tons Of Sobs』'69年リリース。
英国盤の内ジャケをそのままジャケットにしたフリーの1stアルバムの米国盤。
何か問題があったのか。あまりにも英国的に過ぎたのか。変更の理由は不明ですが。
内容は英国盤とまるっきり同じで。こちらも全10曲の収録となっています。
それにしても。何度聴いても。このアルバムの制作時にメンバー全員が10代だったってのが。
未だに。信じられないんですけどね。アンディ・フレイザーなんて16歳だったのかな?
それで。こんなに深く、渋く、そして重心の低い、そしてなんとも言えない哀感漂わせちゃうってのは・・・ねぇ。
確かにポール・ロジャースの声は若いかな。若いたって渋いけど。10代の声じゃないよなぁ。
サイモン・カークとフレイザーのリズム隊はシンプルながら、タメと艶がたっぷり感じられるし。
そして。ポール・コゾフのギター。このギターが、これでもかってくらい泣きまくってるんですよね。
その一節、一節に。一音、一音に。もうありったけの感情込めて弦を震わせてるんですよねぇ。
それでいて。ジメッとならずに。湿気を孕みながらも乾いた、ちょっと切ない香りが漂ってると言うね。
こんなギター聴かされたら、こんなロックに触れてしまったら。アルバム・タイトル通りに涙が溢れてしまうよな・・・
湿気を孕みながら乾いてる、その切ない香り。それこそがフリーの、ブリティッシュ・ロックの魅力で。
レーナード・スキナードとか。一生懸命それを真似ようとして。でも、どうしても大陸的な大らかさが出てしまうと。
(それはそれで。レーナード・スキナードならではの魅力になってますけどね)
ブリティッシュ・ロックが好きなら、魅せられたなら。やっぱり一度は(何度でも)フリーで泣かないと駄目かな(笑)。

不意に。
ふと。
涙零してしまったら。
誰かが。
声を掛けてくれるだろう。

不意に。
ふと。
涙零してしまったら。
誰かが。
駆け寄ってくれるだろう。

でも。
それじゃ。
駄目なんだ。
それは。
好きじゃないんだ。

それでも。
不意に。
ふと。
そんな時。
ぐっと堪えて。

それでも。
涙零してしまう。
涙溢れてしまう。
そんな夜に。
なりそうだったら。

誰かが。
どこかで。
静かに。
微笑ながら。
見ていてくれる。

そう思うだけで。
そう感じられるだけで。
ぐっと堪えて・・・
でも。
少しだけ涙、滲んでしまうかな(笑)。



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