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2012/05/19 Sat *こんな夜も、どんな夜も / Ronnie Wood

20120519nowlook


こんな夜も。

勿論。
大概は。
言葉があり。
会話があり。
笑顔があり。

勿論。
時には。
言葉、僅かで。
会話、問わず語り。
見交わすと笑顔で。

そう。
あろうと。
なかろうと。
互いに。
思いやり。
心通じているのだけど。

稀に。
言葉あるのに。
会話あるのに。
笑顔になれない。
心通わない。

こんな夜も。

『Now Look』'75年リリース。
何故か、愛称であるロニー・ウッド名義となっているロン・ウッドの2枚目のソロ・アルバム。
多彩なゲストが集まった前作に比較してフェイセズやストーンズのメンバーの関与は低くなっていて。
ロンに、ボビー・ウォマック、イアン・マクレガン、ウィリー・ウィークスにアンディー・ニューマーク。
以上が基本のメンバーとなっているので。前作ほどの華やかさには欠けるかもしれませんが。
その分、ロンを中心としたバンドの一体感が生み出す心地よさがこのアルバムにはあるのです。
陽気なロックンローラーであると同時に。ファンキーなグルーヴの持ち主でもあるロンです。
このアルバムも。やりたいことやって。十二分に楽しんで創ったのであろうことは間違いなく。
”ラスト・ソウル・マン”ボビーをパートナーに得たことは最高の刺激になったんだろうなと。
その最高の刺激が、この極上の。(敢えてそう呼びますが)ソウル・アルバムに結実したのです。
実に艶やかに、柔らかく。繊細でありながら陽気に弾んでみせる。ご機嫌なサウンドに包まれます。
イアンの転がる鍵盤、弾けるリズム隊。その貢献もさることながら。ボビーの活躍ぶりたるや。
その存在感。サム・クック直系の歌声。そして、それに加えてライターとしてプロデューサーとして。
そのソウルフルな存在感が。ロンのファンキーな個性と絶妙な塩梅で触発し合っていて。
ロンとキース、ロンとロッド。それとはまた異なる味わいのコンビネーションを生み出すんですよねぇ。
言わば。ロンとボビーの双頭のアルバム、サウンドとも言えて。その温かさがね。特に夜は染みるんだよなぁ。
こんな夜も。どんな夜も。いつもね。この心通いあったメンバーでのライヴを観てみたかったなぁと思うのです。

こんな夜も。

稀に。
言葉行き違い。
会話すれ違い。
笑顔ぎこちなく。
やがて。消えてしまう。

勿論。
思ってる。解ってる。
言葉、あろうと。
会話、なかろうと。
見交わすと笑顔で。
いつもの様にと。

そう。
いつでも。
いまも。
互いに。
思いやり。
心通じようとしているのだけど。

稀に。
どうしても。
疲れていたり。
予感があったり。
それで。余裕無くなって。
言葉なくなって。
会話なくなって。
笑顔もなくなって。
心離れ離れ。

こんな夜も。

おやすみの一言で。
やがて。
その寝顔を見ながら。
眠りに落ちていくうちに。
そう。思ってるんだ。解ってるんだと。
お疲れ様。大変だったね。大変だね。
目が覚めたら。
いつもの様に。
心通じているからと。

こんな夜も、どんな夜も。
信じていられるから。
安心していられるから。
こんな夜も、どんな夜も。
温かく包まれている。



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