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2012/05/22 Tue *嵐でなければ / Led Zeppelin

20120522houseoftheholyukoriginal


嵐でなければ。

偶には。
少しの。
雨も。
いいかもね。
いまの自分には。

熱く。
なりすぎぬ様に。
焦がして。
焦げついてしまわぬ様に。
静まれと。

強く放って。
誰かを燃やし尽くさぬ様に。
重く抱えて。
身の内で燃え尽きぬ様に。
冷ませと。

いまの。
この姿ではなく。
いつかの。
その姿を。
永遠のものとする為にも。

嵐でなければ。

『House Of The Holy』'73年リリース。
ヒプノシスによる幻想的なジャケットが強い印象を残すレッド・ツェッペリンの5thアルバム。
誰のアルバムか解らないと。英国盤では急遽“帯”をつけられたりもしたそうですが。
(どうやら前作の通称『Four Symbols』でも同様の問題があって。妥協せざるを得なかったとか・・・)
1st、2ndはハード・ロックで。3rdで音楽性が広がって。4thで一旦の完成形を見たとも言われていますが。
どうでしょう。そうは言いつつも4th、前作まではずっと全力で走り続けて。その炎を燃やし続けてた感があって。
このアルバムで。ちょっと一呼吸。ちょっと間を取って。改めて、更に広く高い新しい世界を目指したかなと。
根拠がある訳ではなく。ただ。昔から。以前のアルバムと、質感、熱量の性質みたいなものに違いを感じてきて。
それは。レゲエに挑んだ「D'yer Mak'er」とか。シンセの響きも幻想的な「No Quater」とかにも表れていますが。
やはり。A面頭の「The Song Remains The Same」から「The Rain Song」への流れ。
その動から静への劇的でいて自然な流れに象徴されているかなと。その殆ど間隙の無い。
(DJ泣かせでもある)この2曲、その繋ぎにこそ。新しいツェッペリンが、その意思が見て取れるかなと。
前作を象徴していた「Stairway To Heaven」の最後の一説、To Be A Rock And Not To Roll...
それを体現、実現させる為には嵐の様な激しさだけでは足りないんだと。季節の移り変りの如きに。
劇的でいて自然な変化も必要だと。雨を見ながら自分を取り戻すことで。そのことに気づけることもあるのだと。
そんな。心持ちの変化を。感じてしまったりして。故に。アルバム全体にクールな穏やかさも漂っているのかなと。
その分。ライヴではよりいっそう荒々しく、激しさを増していったところに。ツェッペリンの凄みも感じます。

嵐でなければ。

偶には。
少しの。
雨も。
いいかもね。
いまの世界には。

熱く。
なりすぎぬ様に。
焦がして。
焦土と化してしまわぬ様に。
静まれと。

高く立ち昇って。
この世界を包み込まぬ様に。
暗く燻って。
芽の数々を絶やさぬ様に。
冷ませと。

いまの。
この世界ではなく。
いつかの。
その世界を。
永遠のものとする為にも。

嵐でなければ。

少しばかり。
いまひと時。
雨の歌声に。
耳を澄ませてみようかな。



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