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2012/06/06 Wed *肉食系になれなくて / Mike Harrison

20120606somokestacklightning


いやね。
その気持ちはね。
その気概はね。
あると。
持ってると。

そう。
思うんですよ。
思うんですけどね。
いざってなるとね。
そこまでね。

ガツガツしなくても。
ガンガンいかなくても。
まっ、いいかと。
そうね。
ブレーキ踏んじゃうんですよね。

だからね。
最後の最後で。
爪をね。
引っ込めちゃう。
微笑んでしまうんですよね。

『Smokestack Lightning』'72年リリース。
スプーキ―・トゥースのヴォーカリストだったマイク・ハリスンの2枚目のソロ・アルバム。
そのソウルフルな歌声でスプーキ―・トゥースに黒っぽい熱さを持ちこんでいたハリスン。
その嗜好を反映してか。マッスル・ショールズに乗り込んで。名うての腕利き達を起用しての録音。
その選曲も。アルバム・タイトルともなっているハウリン・ウルフのナンバーを始めとして。
ファッツ・ドミノやジョー・テックスのナンバーもカヴァーしていて。その目指すところが明らかになっています。
スプーキ―・トゥース時代と何ら変わらない歌声で。相変わらず聴く者の胸に迫ってくるハリスンです。
ハリスンもデイヴ・クラーク・ファイヴのマイク・スミスと同様に明らかに過小評価されているヴォーカリストです。
いい声してるんだけどなぁ。黒くて温かくて。まぁ、スプーキ―・トゥース自体がマニア受けのバンドでしたが。
バックのサウンドの効果もあって。サザン・ソウルのアルバムと考えてもいいくらいの仕上がりになっています。
ただね。それが合い過ぎちゃって。はまり過ぎちゃって。やや穏やかに過ぎちゃったかなと思わないでも。
スプーキ―・トゥースのハードなサウンドとの対比が無いと。あまりにも温かい歌声が溶け込んじゃうかなと。
だから。「Smokestack Lightning」もハウリン・ウルフの様に胸ぐらは掴まれないかな。迫ってはくるけど。
これはこれで。好きなサウンド、アルバムですけどね。狼の様な、肉食獣の様な迫力には欠けるかな。

いやね。
そのつもりはね。
そうしたいのはね。
そうなんだ。
そうなんだよね。

そう。
思ってるよ。
思ってるんだけどね。
いざっとはさ、なかなかね。
そこまではね。

ガツガツするのは。
ガンガンいくのは。
なんか、カッコ悪いかなと。
それで。
ハンドル反対に切っちゃうんですよね。

だからね。
女神の前髪を。
目の前にして。
手を。
引っ込めちゃう。
見送ってしまうんですよね。

どうもねぇ。
なかなかね。
いざって時にね。
羊の皮を脱げないんだよなぁ。
狼の顔が出てこないんだよな。
もしかして。
もともと羊だったのかな・・・と。
油断させておこう。
今日のところは・・・ね(苦笑)。



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