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2012年6月

2012/06/28 Thu *幾つになっても / RC サクセション

20120628marvy


幾つになっても。

変わらない。
変えられない。
落ち着きは無いし。
悪戯心は抑えられないし。
茶化したり、ふざけたり。

今も。未だに。

変わらない。
変えられない。
腰が据わらないし。
押し付けられるのは好きじゃない。
縛られるのは我慢ならない。

幾つになっても。
今も。未だに。
小僧のまま。餓鬼のまま。
何だよな。どう考えても。
困ったものではあるけれど。

『Marvy』'88年リリース。
WOLFとFISH。それぞれのディスクに名称のついていたRCサクセションの2枚組アルバム。
スタジオ録音のアルバムとしては初の2枚組で。16曲も収録されていて。
清志郎が前年はソロで活動していただけに。おぉ、久しぶりにバンドに戻って燃えてるじゃん、なんて。
単純に喜んだ記憶が。チャボも3曲歌ってるし。やっぱりRCでやるのがメンバーも好きなんだろうなと。
そしたら。また、直ぐに次のアルバムが出るって話になって。それが『Covers』で。あの騒動になって。
その割を食って。実はあんまり聴いてないファンも多いんじゃないかと疑ってるんですけどね。
どう?当時からちゃんと聴いてた?正直に言っていいんだよ。俺?俺は聴いてたよ。疑うんじゃねぇよ(笑)。
いや、本当に。RCの久々のアルバムだってんで。発売日の前日には手に入れてて。よく聴いてました。
そのボリュームに驚きつつも嬉しかったし。清志郎は変わらずに悪戯心いっぱいで、エッチだし。
チャボはますます内省的に尖がってきてるし。そのバランスも絶妙で。RC絶好調じゃんって嬉しかったんだな。
(実際には。この頃から分裂、崩壊へと繋がる芽が顔を出し始めていたんだろうけど・・・)
また、そのサウンドが。「Digital Reverb Child」なんてナンバーから始まるくらいでデジタル時代を意識しつつ。
何故か、否、意図的にかな。温かいアナログな匂いがちゃんと漂っていて。それがR&Bな感じでね。
清志郎の歌声に。それまでのサザン・ソウル的なものに。モータウンの如き味わいまで感じられるしね。
「Full Of Tears・涙あふれて」とか「Call Me」とか「Naughty Boy」とか胸につのってくるんだよなぁ。
そして「Shelter Of Love-ツル・ツル」のダブル・ミーニングに反核のメッセージまで込めてトリプルにしちゃって。
幾つになっても変わらない、気骨とユーモアのある悪戯小僧の清志郎・・・永遠に憧れ続けるだろうな。
チャボはチャボでさぁ、「Gibson (Chabo's Blues)」、最高だもんね。小僧で餓鬼で。いいのさ・・・なんてね。
だからね。いつも聴きながら、マーヴィ!と親指立てて叫んじゃうんだよなぁ。だって御機嫌じゃない!
ところで。このアルバムの初回盤って。ジャケットから焼魚の匂いがした記憶があるのは俺だけかな?
勿論、いまでは我家のジャケットからは何の匂いもしませんが。初回盤だけの特典?記憶違いかなぁ(苦笑)。

幾つになっても。

変わらない。
変えられない。
落ち着こうと思っても。
悪戯心がむくむくと沸いてくるし。
茶化したくなったら、ふざけたくなったら。
どうにも。止まらないもんなぁ。

今も。未だに。

変わらない。
変えられない。
腰をが据えようと思っても。
理不尽に。
押し付けられるのは好きになれないし。
理由も無しに。
縛られるのを我慢したりしない。
どうにも。ならんね。それだけは。

幾つになっても。
今も。未だに。
小僧のまま。餓鬼のまま。
何だよな。どう考えても。
困ったものではあるけれど。

でもさ。
筋は通してるつもりだし。
矜持はうしなってないつもりだし。
自分が嫌なことは、他人にもしてないはずだし。

何より。
未だに。
好奇心を失わずに。
あっちだ、こっちだと。
右往左往してる様を。
楽しんでくれてる人も。
何人かはいるみたいなので(?)

幾つになっても。
変わらない。
変えられない。
いま、暫くはこのままで。
ずっとかな(笑)。



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2012/06/27 Wed *むかしむかし / ザ・ピーナッツ

20120627thepeanutsonstageback


むかしむかし。

そういえば。
小学校でも。
中学校でも。
同学年に。
何故か。
双子の女の娘がいて。

しかも。
何故か。
そのどちらかと。
同じクラスになることが。
結構。
多かったんだよね。

それも。
結構。
かわいい子が多くてさ。
また。
珍しかったから。
からかったりしてたんだよなぁ。

もう。
むかしむかしの。
お話だけどね。

『ザ・ピーナッツ・オン・ステージ』'72年リリース。
ザ・ピーナッツの同年8月のリサイタルで収録されたライヴ・アルバム。
今回載せているのは裏ジャケです。何故かってこっちのほうが断然魅力的だからなのですが。
その内容もジャケット以上に魅力的・・・魅惑的・・・驚愕すべきものだったりします。
双子ならではのハーモニー、その確かな歌唱力がいま聴いても素晴らしいピーナッツですが。
このアルバムは、その選曲が驚くべきと言うか、素晴らしすぎるのです。
列挙すると「対自核」「イッツ・トゥ・レイト」「プラウド・メアリー」「東京の女~サンフランシスコの女~リオの女」
「情熱の花」「ふり向かないで」「ウナ・セラ・ディ東京」「恋のフーガ」「バック・オフ・ブガルー」ここまでがA面で。
「エピタフ」「監獄ロック~レモンのキッス~ダイアナ~恋の片道切符~ミスター・ベースマン~悲しき雨音~
ビー・マイ・ベイビー」「ゴッドファーザー」「さよならは突然に」「可愛い花」がB面。どうですこの選曲。
すごいでしょ。「Look At Yourself」と「Epitaph」が両面の頭なんですよ。ヒープにクリムゾンですからね。
特に。ピーナッツのあのハーモニーで歌われる「エピタフ」がもう感動もんです。オーケストラがバックだし。
これはある意味で、クリムゾン以上にプログレッシヴですよね。なんか懐かしくも妖しかったりして。
「プラウド・メアリー」はキャンデーズも歌ってましたからね。ナベ・プロ女性グループの伝承曲になったのかな。
他のカヴァーでは「ゴッドファーザー」は見事にはまってるし。オールディーズのメドレーも完璧です。
「情熱の花」を始めとしてオリジナル・ナンバーでの見事さはもう語るまでもないかな。ただただ素晴しいなと。
個人的には「ふり向かないで」がその歌詞も含めてとにかく大好きだったんですよね。昔から。
そうそうMCが岸部シローで。もう、あの独特のとぼけた感じが全開で。これまた昭和の芸能界って感じでね。
エミさんのハーモニー、ユミさんのメロディー、東京ユニオンの演奏、シローのとぼけたたMC・・・懐かしいなぁ。
リアルタイムではテレビで見かけるくらいだった筈なのに。オリジナル・ナンバーは結構歌えちゃうし。
特に。今夜は。むかしむかしと。こんなアルバムに針を落としてノスタルジーに浸りながら、グラス傾けてね・・・
エミさん。お疲れ様でした。これからも聴き続けていきますね。合掌。

むかしむかし。

そういえば。
小学校でも。
中学校でも。
同学年に。
何故か。
双子の女の娘がいて。

しかも。
何故か。
そのどちらかと。
同じクラスになることが。
結構。
多かったんだけど。
双子じゃない。
似てるんだよね。

だから。
廊下とかですれ違っても。
どっちか解んないじゃない。
いつもの調子でからかうと。
キョトンとされたり。
またかって顔されたり。
違いますって怒られたり。

それが。
結構。
かわいい子が多かったから。
どっちかを。
いいなぁ、なんて思って。
意識し始めると。
不思議とさ、見分けがついたりしてね。
う~ん、あれは何でだったんだろう。

そうそう。
離れていても。
お互いの感じてる事とか。
思ってる事はなんとなく伝わるって。
そう言ってた子もいたな。
でも。
不思議とさ。
同じ男の子は好きにならないともね。

もう。
むかしむかしの。
お話だけどね。

その。
昔々の。
昭和って時代が。
今夜また遠くなって。
そんなものに。
ノスタルジーを感じて。
拘ってるなんて。
明らかに時代遅れなんだろうな。

でもね。
時代遅れでもいいかな。
あの時代、昭和にさ。
子供時代を過ごして。
いろいろな夢を見れのは。
いろいろな素敵なものに出会えたのは。
宝物だもんな。

むかしむかし。

いいことばかりじゃなかったけど。
それはそれで。
幸せな時代だったんだよね・・・



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2012/06/26 Tue *今、何を考えているか? / かまやつひろし

20120626studiomonsieur


あいつは。
あの人は。
あの男は。
あの娘は。

今、この時。
今、この瞬間に。
何を考えているか?
それは。解らない。
それが。知りたい。

何を考え。
何を思い。
何をしようと。
何をとどまろうと。
しているか。

何を。
何で。
どう考えてる。
どう思ってる。
どうしてる。

気にならない時は。
少しも。これっぽちも。
引っ掛からないのに。
気になりだすと。
気になって。気になって。
しかたがない。

今、何を考えているか?

『スタジオ・ムッシュ』'79年リリース。
トリオ・レコードでの3枚目となる、かまやつひろし、ムッシュのアルバム。
タイトルからして。トリオでの1枚目『ムッシュ・ファースト・ライヴ』と対を成すアルバム・・・かな?
この頃は。とにかく「わが良き友よ」のイメージを払拭するのが唯一にして最大の目的でフリーになって。
フリーにも厭きて。レコード会社と契約して。好きなことだけやって・・・でも気に入らないこともあった様で。
ムッシュ的には楽しかったのか、どうだったのか。いまひとつ判然としない微妙な時期でもあるんですよね。
このジャケットの悪そうな目つきに、人を喰った様な表情。う~ん、読めないなぁ。
もっともその辺りもムッシュの魅力なんで。最近の好々爺みたいな顔の裏には。
今でもこの悪戯小僧みたいなムッシュが潜んでるんだろうなとは思ってて。だから今も気になるのですが。
A面頭が「ボブ・ディランは今、何を考えているか?(What Happening Mr.Dylan)」ってナンバーなんですけどね。
(内田裕也がカヴァーしてシングル盤にもなってましたね。ん?そっちが先か。こっちがセルフ・カヴァーですね)
ムッシュは今、何を考えているか?って訊きたくなるくらいね。その内容はヴァラエティに富んでいて。
ロックンロールは当然。レゲエもあれば、やたらとAORっぽいムーディーなのもあれば。ラップ?てなのもあって。
スパイダーズのナンバーや、ソロで既に発表したナンバーのセルフ・カヴァーもあるし。
実父であるディーヴ釜萢とデュエットしてるナンバーもあれば、タモリが参加してるナンバーもあってと。
どの面から見てもヴァラエティ・・・う~ん、多分に分裂症気味、多重人格の気もあって。何を考えているか?
気になっちゃって。何回も針を落としちゃうんですよね。ひょっとしたら。それがムッシュの狙いだったのかも。
「ボブ・ディランは今、何を考えているか?(What Happening Mr.Dylan)」は如何にもな楽しくカッコいいナンバーで。
他にも「バンバンバン」とか「20才の頃」とかいいんですよね。いいんですが。どちらもセルフ・カヴァーなんだな。
その辺りがいまひとつ、このアルバム近辺のムッシュの考えが解らない、輪郭がややぼやけてる理由かな。

あいつは。
あの人は。
あの男は。
あの娘は。

今、この時。
今、この瞬間に。
何を考えているか?
それを。考えても。
それは。しかたがない。

何を考えてても。
何を思っていても。
何をしようとしていて。
何をとどまろうとしていても。
しかたがない。

何を。
何で。
そう考えてるのか。
どう思ってるのか。
どうしてたって。
しかたがない。

気にしたところで。
少しも。これっぽちも。
誰にも引っ掛からないのに。
しかたがないのに。
気になりだすと。気になって。
それも。しかたがない。

今、何を考えているか?

話したいことがある。
話してほしいことがある。

ところで。

自分は今、何を考えているんだろう?



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2012/06/25 Mon *あの日、あの時 / 沢田研二

20120625julieperfect24


あの日。
あの時。
耳に残った。
目に残った。
その歌声。その姿。

あの日。
あの時。
歌が。音楽が。
自分の中に。
入ってきた。

歌が好きになり。
音楽が好きになり。
ロックが好きになり。
ロック馬鹿になり(笑)。
いま、ここにいる。

あの日。
あの時。
出会えてなかったら。
いまは、ない。
ない・・・よなぁ。

『パーフェクト』'74年リリース。
2枚組24曲入で3,000円だった沢田研二、ジュリーのベスト・アルバム。
ポリドールのパーフェクト・サマーシリーズなるベスト・アルバムのシリーズだったみたいです。
帯のキャッチ・コピーによれば、現代の若者をリードするジュリーの決定盤!ってことの様です。
ヒット曲としては「魅せられた夜」「許されない愛」「胸いっぱいの悲しみ」「あなたへの愛」等が収められていて。
シングルB面やアルバムからも「気になるお前」「居酒屋ブルース」「今、僕は倖せです」「湯屋さん」とか。
なかなかに。くすぐられる選曲となっています。まぁ、それは聴く人の趣味によって異なるとは思いますが。
そして。にこやかな笑顔のジャケットと共に。このアルバムで個人的に一番気に入ってるのは・・・
「危険なふたり」で始まるところですからね。この曲、勝手に我家のテーマ曲って言ってるんですけどね(笑)。
自分が初めて覚えて。初めて人前で歌ったジュリーの曲ですから。思い入れが他の曲とは段違いかな。
でも。不思議なもので。その頃(小学生の頃)はTVでジュリーが歌ってた曲しか聴いてない筈なのに。
このアルバムに針を落とすと。不思議なことに他の曲も懐かしく。そして。あの日、あの時の匂いがね。
甦ってくるんですよね。勿論、記憶が勝手に美化してるであろう、あの日、あの時、あの頃の映像と共に。
それが歌、音楽の力であり、魅力で。特にジュリーの歌声は、間違いなく時代を象徴してたってことですね。
そのジュリーの歌声に魅せられて。ずっと好きで。いまも、いつも好きで。こんな人間になっちゃって。
う~ん、幸せなんだな、やっぱり!ジュリーに出会わなかったら、ロックにも出会ってないだろうしなぁ。
ロックに出会ってなかったら。こんなんになってないだろうけど。つまらなかっただろうしね!
ところで。ZUZU(安井かずみ)の書いた詩は、年上の女性との許されない愛を描いたものが多い気がしますが。
否、殆どがそうか。あれは。やっぱり。ZUZUの願望だったのかなぁ・・・ジュリーとZUZU、美しすぎるなぁ。

あの日。
あの時。
耳に残った。
目に残った。
その歌声。その姿。

あの日から。
あの時から。
歌が。音楽が。
自分の中に。
棲みついた。

歌がなくちゃ。
音楽がなくちゃ。
ロックがなくちゃ。
馬鹿になれなきゃ(笑)。
いま、ここにいる。
意味がない。

あの日。
あの時。
出会えてなかったら。
いまは、ない。
ない・・・よなぁ。
出会えなかったらなんて。
考えたこともないけど。
考えると・・・ゾッとするなぁ。
出会えたことに。
改めて感謝を。

あの日。
あの時。
出会えて。
良かったな。
倖せだったな。

感謝の気持ちを込めて。
ジュリー、お誕生日おめでとう!



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2012/06/24 Sun *血路を開いて / Sonny Boy Williamson

20120624onewayout


ぼんやりと。
漠然と。
纏わりついて。
離れていかない。
ものがある。

そのままに。
しておいても。
そこまで悪さは。
しないんだけど。
気にはなるかな。

だから。
時に。
道を変えたり。
寄り道したり。
まこうとするんだけど。
着いてくるんだよなぁ。

なんだろね。
いったいさ。

『One Way Out』'68年リリース。
サニー・ボーイ・ウィリアムスンⅡ世のチェスのチェス録音による4枚目のアルバム。
昨日載せたリトル・ウォルターのアルバムと対象になった様なジャケットが、これまたいいなと。
年代的には'55年から'61年までに録音されたもので。全15曲中10曲が未発表だったとか。
南部時代からの付き合いのロバート・ロックウッド・ジュニアが参加したナンバーを中心としながら。
マディ・ウォーターズ・バンドがバック・アップしてるナンバーもあって。マディもギター弾いてたりと。
なんで未発表だったのってくらいにクオリティの高いナンバーばかり選ばれていて。流石はチェスだなと。
さて、勝手に先に人気を博したハーピストの名前を頂いてしまったり。本名や生年も未だにハッキリせず。
本人が語る話も出鱈目ばかっかりで。どうしようもない人だったらしい、“こちらの”サニー・ボーイです。
まぁ、その胡散臭いったらありゃしない生き様がそのまま、そのハープの音に表れていて。いいんだなぁ。
シカゴに来ても、チェスに吹き込んでも。南部の匂いプンプンのままで如何わしさだけが増幅された様で。
でも。なんか、どこか人の良さって言うか、憎めなさもあったりして。ユーモアも感じちゃうんですよね。
そこが。またしたたかだなと。絶対に一筋縄でいかない人だったんだろうなと。だからこそのブルースかなと。
ライヴでは歌ってるんだか、ハープ吹いてるんだか解らない瞬間もあって。ハープに向かって喚いてたと。
その猥雑な迫力は。このアルバムに収められているナンバーからも十分に感じられます。
アルバム・タイトルにもなったナンバーに反して。幾らでも逃げ道を見つけて、生きていきそうなしぶとさ。
そのしぶとさが迸るそんなブルースに。ヤードバーズもアニマルズもノック・アウトされたんでしょうねぇ。
「Born Blind」とか「Keep It To Yourself」とか。カッコいいもんなぁ。ゾクゾクするもんなぁ。

ぼんやりと。
漠然と。
それが気に障るのかな。
ハッキリしちゃえば。
スッキリするのかな。

そのままに。
しておいてさ。
段々と真綿に包まれていく。
それもなんだか。
気にはなるしな。

だから。
時に。
道を間違えたり。
立止ったり。走り出したり。
まこうとするんだけど。
着いてきちゃうんだよなぁ。

なんだろね。
いったいさ。

なんてね。
その実。
知ってるし。
解ってるし。
そのまま。
いまのまま。
でもいいんだけど。

どこかで。
バァツと。
血路を開いて。
一気に。
なんてね。

日曜日の。
午後。
昼間から。
一杯飲みながら。
夢想したりもするんだな。

血路・・・
血路を開いてね。
まぁ。
しぶとくは。
あるんだけどね。

ブルース・ハープ。
何処にしまったんだっけな。
今でも。
少しは。
吹けるかなぁ。
そしたらさ・・・



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2012/06/23 Sat *はしゃぎ過ぎた後 / Little Walter

20120623confessintheblues


少しばかり。
いや、なかなかに。
頑張り過ぎちゃった。
はしゃぎ過ぎちゃった。
後には。

当然の様に。
反動が。
疲労が。
やってきたりする。
そう。するんだよ。

そんなことは。
うん十年も生きてりゃ。
嫌ってほど解ってるし。
ここ数年。
反動が大きくなってきたのも事実。

そうさ。
そうなんだ。
でもね。
だからさ。
はしゃぐんだけどさ。

『Confessin' The Blues』'70年リリース。
マイクとハープを手にしてるこのジャケット、それだけで最高なリトル・ウォルターのアルバム。
'50年代前半から'60年代までの幅広い年代の音源を集めたチェスでの3枚目となるアルバム。
そのヒット曲の数では親分であるマディ・ウォーターズをも凌駕していたウォルターですが。
流石に3枚目ともなるとヒットしたナンバーってのは殆ど無いそうなのですが。信じられんなと。
それくらいに。相変わらずにカッコ良いナンバーが多くてね。いま聴いても、全然古臭くないんですよね。
そのハープだけでなくて。いち早くR&Bの匂いをも取り入れてしまうその鋭い嗅覚がウォルターだったんだなと。
それ故のある種の軽やかさが時に敬遠されたりもするんだろうけど。そこがいいところなんだよなと、改めて。
性格的には問題の多かった人の様で。破滅型の人生を歩んで。喧嘩で受けた傷がもとで夭折と。
それもね。こんな鋭い感覚持ってたら致し方ないかななんて。そう思わされるくらいカッコいいんですよね。
このアルバムに針を落として。リズムとらなかったら、踊りたくならなかったら、嘘でしょうと言いたくなるかな。
ウォルターが(本当かどうかは諸説あるみたいですが)アンプリファイド・ハープを発明してなかったら。
ストーンズを始めとして幾多のロック・バンドのサウンドがどれほどつまらなくなってたか。それを考えてもね。
その存在が如何に大きかったかね。勿論、その破天荒な生き方、鋭い嗅覚を持たざるを得なかった。
そこには多分ウォルターにとってのブルースの存在もしっかりとあったはずで。
タイトル・ナンバーの「Confessin' The Blues」のストレートに胸に入ってくるブルーな響きも半端じゃ無いのです。
オリジナルは別の人だったと思うけど。ストーンズは明らかにこのウォルターのをコピーしたんだろうなぁ・・・

少しばかり。
いや、なかなかに。
頑張り過ぎない様に。
はしゃぎ過ぎない様に。
なんてさ。

当然の様に。
毎日。
毎週。
考えてさ、言い聞かせてさ。
そう。反省はするんだよ。

そんなことは。
うん十年も生きてりゃ。
嫌ってほど沁みてるし。
そして。当然。
反省なんて続かないのも解ってる。

そうさ。
そうなんだ。
でもね。
それでも。
はしゃぐんだけどさ。

はしゃぎ過ぎた後は。
せっかくの週末が。
特に土曜日が。
使いものにならないのは。
どうしたものかと。
思ってはみるものの。

頑張る時や。
はしゃぐ時は。
そこまで。
考えないものなぁ。
考えても。
三歩歩いたら忘れるしなぁ。

はしゃぎ過ぎた後の。
告白。
どうも。
週末はブルースに憑りつかれてるみたいでさ。
まぁ。
それはそれで。
楽しみ方はあるからいいんだけどね。



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2012/06/22 Fri *悪い癖 / The Inmates

20120622meetthebeatles


悪い癖。

どうしても。
比べてしまう。
そういう目で。
見てしまう。
そういう耳で。
聞いてしまう。

今日の。
お座敷は。
呼ばれてるだけ。
今日の。
主役は。
俺じゃない。

わきまえてる。
百も承知。
それなのに。
あぁ。もうと。
いてもたっても。
いれらなくなりそうで。

悪い癖。

『Meet The Beatles Live In Paris』'87年リリース。
パブ・ロック・バンド、インメイツがパリで行ったビートルズのカヴァー・ライヴを収録したアルバム。
アルバム・タイトル通りに総てがビートルズのナンバーで。その凝り様は、相当好きだったんだなと。
(曲数の多いCDもある様で。そちらではアンコールでやったオリジナル・ナンバーも含まれてるとか)
一時期、バンドを離れていたヴォーカルのビル・ハーレーが復帰しての第一弾アルバムでもあったのかな。
やっぱりインメイツのサウンドにはビルのダーティなヴォーカルが似合うよなと思うのです。
そう。もう、やさぐれちゃってなんぼのインメイツですからね。灰汁が強くなきゃフロントは務まらないって。
そもそも。ジャガー=リチャーズのナンバーをカヴァーしてたりしたインメイツです。イメージ的にはストーンズで。
なんでビートルズなんだって違和感があったんですよね。ストーンズのカヴァーのがはまるだろうって。
それじゃぁ意外性が無さ過ぎるだろうとでも考えたのかな。確かに面白みには欠けていたかも。
でもって。このアルバム、ライヴ。その演奏スタイルは別に変えて無くて、いつも通りのインメイツなので。
なんかね。若き日のストーンズがビートルズのナンバーをやってたら、こうなってたんじゃないのって。
そんな勝手な想像も出来ちゃう、夢もみれちゃうのが楽しいかな。ストーンズ・ミーツ・ビートルズみたいなね。
実際「I Wanna Be Your Man」なんてもろストーンズ・ヴァージョンだもんなぁ。俺らだったらこうやるぜって。
そうすると。「Little Child」「You Can't Do That」「I Saw Her Standing There」なんかも。はぁ、そうかなと。
まぁ、インメイツ(には悪いけど)を触媒にしての夢の異種格闘技戦の実現なんて感じだな、これは。
そう考えると。いいし。興味深いんだよなぁ色々と。こうなると。逆も聴いてみたいな、誰かやってないかなとか。
どんどん。願望が膨らんで。妄想が止まらなくなって・・・悪い癖ですね(苦笑)。

悪い癖。

どうしても。
比べてしまう。
俺だったら。
こう話すな。
こう仕掛けるな。
頭の中で組み立てている。

今日の。
お座敷にも。
呼んでもらえて。
今日の。
主題も。
勉強になってる。

わかってる。
重々承知。
それなのに。
あぁ。もうと。
いてもたっても。
いれらなくなりそうで。

悪い癖。

俺だったら。
こうして。
ああして。
こう仕掛けて。
ああ受けて。
頭の中で。
勝手な想像が膨らんで。
勝手に闘ってる。

悪い癖。
治らないんだよねぇ(笑)。



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2012/06/21 Thu *一人前? / Dr. Feelgood

20120621privatepractice


元々は。
大嫌いだし。
苦手なんだよ。
何がってさ。
先生とか呼ばれてる人達。

ガキの頃から。
学校の教師も。
医者も。
嫌いでさ。
だって、偉そうなんだもん。

偉そうでさ。
こっちの言うことは聞きもしないで。
解った様な顔をして。解った様なこと言ってさ。
それに疑問はさんだり、逆らったりすると。
信じられないって顔で、直ぐに怒るんだよな。

そのくせ。
例えば校長とかPTA会長とか。
頭の上がらない相手には下手に出てさ。
おいおいと。ろくなもんじゃないだろうって。
子供心にさ。先生嫌いは染み付いたんだな。これが。

『Private Practice』'78年リリース。
バンドのトレード・マークそのまんまの格好の人(一応、お医者さんだよね?)がジャケットって。
ちょっとよく解んないけど、まぁ、面白いじゃんって感じのドクター・フィールグッドのアルバム。
ギタリストがウィルコ・ジョンソンからジッピー・メイヨーに交代してからは2枚目となるアルバムです。
実はこのアルバムがドクター・フィールグッドとの出会いだったりするので。思い入れもあるかな。
(今は無き、数寄屋橋のハンターって中古レコード屋さんで買ったんだよなぁ、いい店だったなぁ・・・)
そのせいもあってか。勿論ウィルコ時代は最高だけど。ジッピー時代だってご機嫌なんだぜ。皆も聴こうよと。
ついつい肩入れしてしまうのです。いや、だって実際に。特にこのアルバムなんて凄くご機嫌だしね。
決して薄味にはならず。濃くと出汁はそのままに。タイトにシンプルに、そのうえキャッチーにもなって。
この極上のロックンロールが腰に来なかったら、それこそ医者に診てもらえよってなくらいの出来なんですよねぇ。
「Down At The Doctors」とか、「Every Kind Of Vice」とか「Milk And Alcohol」とかね。カッコ良いんだなぁ。
確か、結構商業的にも成功収めたんじゃなかったけな。うん、如何にも英国のR&Bバンドしてるもんな。
「Things Get Better」とか「Things Get Better」等のカヴァーのセンスと処方も流石だしね。
そうそう。渋いんだけど「Greaseball」ってインストがねぇ、地味っちゃぁ、地味なんだけど。
これもまた良いんだよねぇ。このナンバーも含めてジッピーは曲作りでも貢献大なんですよね。
リー・ブリロー他のオリジナル・メンバーとジッピーの関係も上手くいってたのかな。“バンド”って感じの一体感。
その一体感に乗れれば、酔えれば。これほどのご機嫌な診療もなかなかうけられないんじゃないかな。
そして。リーの濁声と如何わしく胡散臭い存在感。やっぱりね。それこそがドクター・フィールグッドなんだよねぇ。

元々さ。
大嫌いだし。
苦手なんだよ。
何がってさ。
先生とか呼ばれて喜んでるる人達。

大人になっても。
経営者だとか。
○○士とかさ。
政治家とかさ。
医者も。
相変わらずさ。
だって、偉そうなんだもん。

偉そうでさ。
こっちの顔は見もしないで。
同じ様な顔をして。同じ様なこと言ってさ。
それを指摘してさ、笑ったりすると。
何言ってるんだって顔で、直ぐに怒るんだよな。

そのくせ。
よくわけの解らないげすな連中がさ。
先生、先生って持ち上げると。
何にもしてないくせに。そっくり返っちゃってさ。
やっぱりな。ろくなもんじゃないだろうって。
学校出てもさ。先生嫌いは治らなかったんだな。これが。
(ポ○公嫌いも治ってないなぁ・・・)

ところが。
稀にではあるけれど。
本当に稀ではあるけれど。
本物の先生もいるんだよなと。
解った様な顔しないし。
解ったようなこと言わないし。
なによりも。
ちゃんとこっちの顔を見て。
こっちの話も聞いて。
受け止めて。
押し付けないで。投げ返してくれるから。
会う度に。
表情も違えば言葉も違う。
だから信頼して話が出来る。話も聞ける。
先生ってさ、いるんだねと。
まぁ、気持ちがスッキリ、心地よくなるから。
それだけでも。いいかなと。

欧米じゃ。
カウンセラーの、主治医の一人ぐらいいて。
初めて一人前って話もあるからな。
俺もようやく。
一人前?って話しかね。
でね。受付の看護婦さんが、また、ねぇ、いいんだな・・・
結局、それかい(笑)。



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2012/06/20 Wed *ヤァ!ヤァ!ヤァ! / Hello

20120620hello


好きなもの。
好きなこと。
それに関しては。
それだけは。
分け隔てなく。

好きだから。
ただそれだけで。
拘りつつも。
わりと自由に。
開いていると。

聞こえてくるものが。
あったりする。
響いてくるものも。
あったりする。
あれ、な~んだ。

そんなところに。
こんなところで。
ヤァ!ヤァ!ヤァ!

『Keep Us Off The Streets』'75年リリース。
遅れてきたグラム・ロック・バンド、ハローの1stにして唯一のアルバム。
遅れてきたとはいえ、本国である英国ではそれなりに人気もあり、実力派としても評価されていたとか。
しかし。日本ではベイ・シティ・ローラーズに続くアイドル・バンドとして紹介されてしまって。
一部で盛り上がるも。「Tell Him」だけの一発屋扱いで終わってしまったと。
まぁ、ここらはハローに限ったことじゃ無いですが。ML主導の日本のロック史観の弊害かも(大袈裟かな)。
グラム・ロック・・・パワー・ポップのバンドとして考えると。結構いけてるんですけどね。
勢いあって、爽やかで、弾けてて。バンド名通りに、思わずハローと。やぁ、やぁ、やぁと。
軽く挨拶して。そのサウンドを迎え入れてしまいたくなるのです。ルーベッツよりはオーソドックスなロックだし。
元アージェントのラス・バラードが気に入ってたらしく。何曲かこのアルバムでも提供してます。
キッスのエース・フレイリーがソロ・アルバムでやった(シングルも出た)「New York Groove」とかいい感じだし。
(因みに、レインボーのヒット曲「Since You Been Gone」なんかもラスの手によるナンバーです)
キッス繋がりで言えば「Then She Kissed Me」のカヴァーも収められていて。その他にもカヴァーが多く。
あぁ、ガールズ・グループとかロックンロールとか好きだったんだろうなと。
ストーンズ絡みでも「Let's Spend The Night Together」と「Carol」もやってます。
そうか。そこが弱かったのかも。カヴァーとか外部ライターのナンバーのイメージが強すぎたのかな。
あと、へたにルックスが良かったのも。評価を妨げてるとか(ヴォーカルはベッキーに似てるとか、似てないとか)。
確かに歴史に名を残す様なバンドじゃないし、B級なんでしょうけど。いいものはいいのです。
好きなものにはね。分け隔てなく開いてると。思わぬ出会いや、楽しみがあって。それも魅力なんですけどね。

好きなもの。
好きなこと。
それに関しては。
それだけは。
いつだって。

好きだから。
それだからこそ。
大切にしつつも。
わりと自由に。
動いていると。

訪れてくるものが。
あったりする。
響きあうものも。
あったりする。
あれ、な~んだ。

そんなところに。
こんなところで。
ヤァ!ヤァ!ヤァ!

なんだ。
来てるじゃない。
行ってるんじゃない。
買ってるんじゃない。
飲んでるんじゃない。
一緒じゃない!

わぁ。
来てくれたんですね。
聴いてたんですね。
観てたんですね。
買ってるんですね。
好きなんですね。
一緒ですね!

ハロー、ハロー、ハロー。
ヤァ!ヤァ!ヤァ!

友達がいる。
仲間がいる。
知り合いが増えていく。
悪くもないかな!



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2012/06/19 Tue *今は輝いていなくとも / The Who

20120619oddsandsodsukoriginal


思い浮かんだ。
断片。
思いつきの。
走り書き。
脈絡の無い。
書き散らした言葉。

今は。
その程度。
今は。
そのくらい。
今は。
そうとしか。

浮かんでは。
消えていきそうな。
閃き。思い。
はっとした。
次の瞬間には。
跡形も無くなりそうな。
星屑の如きものたち。

今は。
輝くことなど。
想像もできないけど。

『Odds And Sods』'74年リリース。
ジョン・エントウィッスルがそれ以前の未発表曲などから選曲、編集したフーのアルバム。
ロジャー・ダルトリーとキース・ムーンが映画『Tommy』の撮影で忙しくて。で、次のアルバムどうするんだと。
レコード会社からせっつかれて。緊急避難的にジョンがこのアルバムを仕上げて凌いだと。そんなとこだとか。
それにしても。ピート・タウンゼンドは何してたんでしょうね。『Quadrophenia』に全精力注いで復活できずかな。
後に映画『Quadrophenia』のサウンド・トラックも仕上げていたジョンです。この手の作業は好きだったのかも。
さて。通常未発表曲と言うと。当然の事ながら世に出たものに比較して。どうしたって質が落ちるのが当たり前。
そりゃ、そうだと。出来のいいものをお蔵入りさせる訳もないので。ところがどっこい。このアルバムに限っては。
えっ?あれ?なんでこれが未発表だったんだよと。十分に素晴らしいじゃないと。捨て曲なんかないじゃんと。
その質の高さに驚かされます。もともとオリジナル・アルバムにも所謂、埋め草的な曲が無いのも凄いのですが。
そこから洩れて、これかと。改めてフーの、ピートの創作への意識の高さと姿勢の正しさに感じ入ってしまいます。
どんなに出来が良くても。その時々のアルバムの世界に合わなければ容赦なく切り捨ててきたんだろうなと。
そして。常に。これだけのアイデアを生み出し続けていたんだなと。いや、半端無いよなと。とんでもないのです。
その切り捨ててきたものを拾い集めてみたら。それだけでちゃんと1枚の見事なアルバムになっちゃうんだから。
アルバム・タイトルには断片、半端なもの、がらくた・・・なんて意味があるそうですが。見事に反してるなと。
その中でも『Quadrophenia』の着想の基になって。後に『The KIds Are Alright』のテーマと呼べる位置を占めた。
「Long Live Rock」がですね。その歌詞に込められたメッセージも含めて。やはりフー、ピートらしくて出色かな。
このアルバム、凝った特殊ジャケットで知られていて。ミッシエル・ガン・エレファントなんかも真似してましたが。
今回載せた英国オリジナル盤の裏ジャケット、点字が印刷されています。その凝り様もフーだなぁと思うのです。
(尤も。この頃フーが所属していたトラック・レコードのアルバムには時々あったらしいとのことですが)

思い浮かんだら。
断片に過ぎなくても。
思いつくままに。
書き留めておく。
脈絡など考えられず。
書き散らかすしかない言葉。

今は。
その程度。
今は。
そのくらい。
今は。
それでしか。

浮かんでは。
消えていってしまう。
閃き。思い。
はっとした。
次の瞬間には。
跡形も無くなってしまう。
彗星の如きものたち。
その尻尾だけでも。
その端っこだけでも。
捕まえて。

今は。
輝いて。
いなくとも。

いつか。
輝く。
時が来ることを。
思うことも。
祈ることも。
出来ないけれど。

今は。
輝いて。
いなくとも。
閃き、思い。
その断片を。
書き留めておこう。



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2012/06/18 Mon *大好きなんだ!特別なんだ!/ The Rolling Stones

20120618philadelphiaspecial


なんだかさ。
妙に流行りもの的に。
扱われてるし。
意味も解らずに。
乗ってるだけ的だし。
そいつはどうかなと。

なんたってさ。
流行り廃りなんて。
超越してるんだぞと。
それなりに象徴としての重みも。
あるんだからなと。
小言の一つや二つ。

ちょっと。
納得いかず。
面白くなく。
でも。
盛り上がるのは。
いいかなと。
あっちでも。こっちでも。
目に飛び込んでくるし。
ほら。
聴こえてきたし。

あぁ。
もう、駄目。
好きなんだ。
好きなものは、好きなんだ。
特別なんだ。
そのマークは。その名前は。
そのサウンドは。

『Philadelphia Special』'90年リリース。
一昨年めでたく公式にリリースされた『Ladies And Gentlmen』、日本では武道館で上映されたりもして。
大いに盛り上がって。若き日の荒々くも妖しいそのライヴに改めて魅了された人が続出したとかしないとか。
その『Ladies And Gentlmen』と共に。'72年の全米ツアーではライヴ・アルバムも計画されながら幻となって。
その流出音源が基だけに。昔から良質なブートレッグとして知られたローリング・ストーンズの2枚組アルバム。
『フィラスペ』なんて妙にそそる(笑)通称でも有名でした。何と言っても’72年の全米ツアーですからね。
ミック・テイラーを擁していたストーンズの、最高にご機嫌で極上のライブが堪能できる。もう、それだけで万々歳。
タイトル通りに殆どがフィラデルフィア公演の音源で、一部がフォーとワース公演の音源だったかな。
アンコールでのオープニング・アクトだったスティヴィー・ワンダーとの共演が収められているのも美味しいかな。
キースとテイラーのギターがガンガンと全体を牽引していくし、ミックのヴォーカルも勢いに任せて突っ走ってるし。
この疾走感に溢れているところが'72年のストーンズのライヴの最大の魅力ですかねぇ。
どうやっても止まりそうにないところがね。どうしたって、どこまでも転がっていきそうなところがね。
頭から「Brown Sugar」「Bitch」そして「Rocks Off」「Gimme Shlter」と続くだけで。もうそこでノック・アウトでしょ。
いつか。その幻のライヴ・アルバムも公式にリリースしてほしいし。今ではこのアルバムより音質のブツもあるし。
でも。この左右のチャンネルも、音のバランスも、ミックスも怪しい。そのギスギスした荒々しさが。それこそが。
この時代のストーンズには合ってるんだよなとも思うし。その荒々しさを今も求めてしまうんですけどね。
兎に角。このアルバムには無条件で。自分の大好きな、特別なストーンズの姿が見事に捉えられているのです。

なんだかさ。
流行りものに。
乗っちゃった様に。
見えてるかもだけど。
意味も解らずに。
浮かれてる様に。
見えてるかもだけど。
そいつは違うからなと。

なんたってさ。
流行り廃りなんて。
関係ないところで。
聴き続けて。観続けてきたんだぞと。
ちゃんと象徴としての意義も。
理解しているんだからなと。
言い訳の一つや二つ。

ちょっと。
気恥ずかしく。
むず痒く。
でも。
盛り上がってるのは。
いいかなと。
あっちでも。こっちでも。
皆、楽しそうに笑ってるし。
ほら。
聴こえてるし。

あぁ。
もう、駄目。
好きなんだ。
好きなものは、好きなんだ。
特別なんだ。
そのマークは。その名前は。
そのサウンドは。

駄目なんだ。
もう辛抱堪らん。
もう我慢できん。

買っちゃおう。
飲んじゃおう。
貰っちゃおう。

なんだかんだ言いながら。
発売日前日に。
イベントに参加して。
全種類買って。飲んで。
バッチ貰って。喜んで。

だってねぇ。
大好きなんだ!特別なんだ!
ストーンズはね!



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2012/06/17 Sun *離れたいのに / Bobby "Blue" Bland

20120617twostepsfromthebluesmono


離れたいのに。
離れていたいのに。
少しでも。
僅かでも。
それとは。
それらとは。
頼まれても。
近づきたくたくないし。
近づいてきてほしくないし。
なのに。
視界の端に。ちらちらし始めると。
気になるんだよな。無視は出来ないんだよな。

離れようと。
踏み出して。
そっと。振り返って。
遠ざかっているその姿に。
ほっと一息ついて。
前を見たら・・・

だから。
離れたいのに。
離れていたいのに。

『Two Steps From The Blues』'61年リリース。
ちょっと近寄りたくない、近寄られたくない風体、迫力が印象的なボビー・“ブルー”・ブランドのアルバム。
ブランドと言えば何と言ってもこのデューク時代の録音が一番で。最近は集大成的なCDもある様ですが。
やはり、この。どうにもブルースを感じさせる、オリジナルの形態で。出来ればアナログ番で聴きたいものです。
特にモノラル盤に針を落とすと。あのジョニー・ウィンターをも魅了した、その歌声の魅力が解ろうってものです。
“ブルー”と称される、その二つ名に偽りの無いことは。もう、その最初の一節、一声で直ぐに感じられうかなと。
それ程に。ブルースに憑りつかれ、その一方でブルースをも魅了してしまったブランドの歌声なのです。
ブルースを魅了する為に、ゴスペルを持ちこむという。究極の離れ業をやってしまったんですよねぇ、凄いなと。
ブルースなんてやっかいなものから離れたい。縁など切ってしまいたい。でもどうしても絡め獲られてしまう。
だったら。いっそのこと。こっちから。ブルースに。肩で風切って乗り込んでいってしまえ、殴りこんでしまえと。
そんな思い切りの良さ、気風の良さも感じさせてくれるブランドです。なんか、こういなせ、なんですよねぇ。
そのいなせなとこが。婦女子の心を震わせた。B.B.キングと並ぶモダン・ブルースの色男、ブランドです。
何回か来日もしてるんですよね。残念ながら見逃していて。生でその歌声を耳にしたことが無いんです。
年齢を考えると(確かもう80歳過ぎ)厳しいかもしれませんが。なんとか来年のブルカ辺りで・・・無理かなぁ。

離れたいのに。
離れていたいのに。
少しでも。
僅かでも。
そいつには。
そいつらには。
間違っても。
近寄りたくないし。
近寄ってきてほしくないし。
なのに。
視界の端に。ちらちらし始めると。
消えてくれないんだよな。段々大きくなってくるんだよな。

離れようと。
踏み出して。
そっと。振り返って。
気づいていないその姿に。
ほっと一息ついて。
前を見たら・・・

だから。
離れたいのに。
離れていたいのに。

遠ざかろうとしても。
置き去りにしようとしても。
そっと。一歩。二歩。
踏み出して。離れてみたのに。
いつのまにか。
目の前で笑ってる。
目の前で手招きしてる。

そうなんだよな。
離れたいのに。
近づいている。
近寄ってきている。
結局。
背後だけでなく。
どこにでもいて。
どこからでも忍び寄ってきて。

だったら。
もう。
一歩。二歩。
ドカドカと。
踏み潰して。
蹴散らして。
やるしかないんだよな。

離れたいのに。
ブルースって奴は。
いつでも。
そこ・・・ここにいるんだよね。



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2012/06/16 Sat *耳を澄ませば / Otis Rush

20120616blueslive


自分の。
思い違い。
なんだけど。
予定が。
狂ってしまった。

そんな。
週末、土曜日の夜。
行き場を失った。
心と体。
調子狂っちゃうよな。

せめて。
目を閉じて。
耳を澄まして。
いつかの夜の。
いつかの場所に。

『Blues Live !』'76年リリース。
初来日となった前年の第3回ブルース・フェスティヴァルで収録されたオーティス・ラッシュのライヴ・アルバム。
米国では『So Many Roads』のタイトルでデルマークから別ジャケットでリリースされていました。
さて、ラッシュのライヴとなると。その出来が。当りなのか、外れなのかが大いに気になるところです。
なんたって。ラッシュですから。当たればデカくて。場外へ楽々と。しかし。外れだと。ど真ん中でも空振りで・・・
'80年代前半は殆ど活動の場に恵まれなかったラッシュ。'80年代半ばに復活してからは何回か来日していて。
病で利かない体をおしてステージに現れた'04年の現時点での最後の来日まで。来れば足を運んでいたので。
多くは無いものの。それなりにラッシュのステージに、生のラッシュに接してきた身からすると・・・
当たってはいるかなと。場外まで飛んでいったかどうかは別として。空振りや見逃しではないなと。
力の入ったギターにヴォーカルは聴けるなと。ただ緊張感もあったのか、伸びきってはいないよなって感じかな。
悪くはないんですよ。充分に聴かせてくれるんですよ。でもね、この何倍も凄まじい瞬間も知ってるからなと。
逆の意味で。この何倍も恐ろしいラッシュも知っているので(苦笑)。うん、これならねとも思ってしまうのかな。
(まぁ、外れの。外した時のラッシュのライヴ・アルバムなんて。想像するだけで拷問みたいなもんだし・・・)
如何にもラッシュな「Gambler's Blues」「So Many Roads」「I Can't Quit You,Baby」のスロー・ブルース。
最高とは言えないかも知れないけれど。でもラッシュのギターでなかったら、ここまでは胸に迫らないだろうしね。
「All Your Love」なんて。あのフレーズが聴こえるだけで。微笑んでしまうし。まぁ、基本的に好きだからなぁ。
そして。もう一度、そう神様、もう一度でいいから。ラッシュにギターを弾かせてやってくれないかなと。そうね。
いつの日にか。どこかから。またこのギターが聴こえてこないかなと。目を閉じて。耳を澄ませてね。祈るのです。

自分の。
思いなんて。
通じないんだけど。
雨に。
足止めされてしまった。

そんな。
週末、土曜日の夜。
行き場を失った。
心と体。
調子外れて戻らいないよな。

せめて。
目を閉じて。
耳を澄まして。
いつかの夜の。
いつかの場所に。

そう。
いつでも。
目を閉じて。
耳を澄まして。
いつかの夜を。
いつかの場所を。
思えば。
ほら。
遠くから。
微かに。
確かに。

耳を澄ませば。

確かに。
甦ってくる。
音がある。
歌がある。
それに。
身を任せて。
この。
調子っぱずれの。
夜をやり過ごそう。

耳を澄ませば・・・



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2012/06/15 Fri *新しい玩具を / T.Rex

20120615bolanboogieukorg


ふーん。
そうか。
なるほど。
そうなんですね。
ふむふむ。

ところで。
こんなことは。
出来ちゃうんだ。
でも。
ここまでは。
出来ちゃうんだ。

そうですか。
そうなんだ。
そうなんですね。
ふーん。
こいつは、ひょっとしたら、ひょっとして。

『Bolan Boogie』'72年リリース。
前年に大ブレイクしたマーク・ボラン率いるT.レックス。この年には自らのレーベルを設立して独立。
逃げられたレコード会社、フライが勝手に編集してボランの反対を押し切って発売したベスト・アルバム。
曰くつきのアルバムとなってしまいましたが。全英チャートの首位を一ヶ月独走したんだとか。
ボランにとっては痛し痒しだったんでしょうが。それだけ当時の“T.レクスタシー”が如何に凄かったかって。
まぁ、「Get It On」「Ride A White Swan」「Jeepstar」「Hot Love」が1枚のアルバムで聴けるとあればね。
ファンとしては堪らんものがあったんでしょうね。まぁ、ヒット曲聴いてなんぼのバンドって側面もあったし。
しかし。改めて。不思議だよなぁ。めちゃめちゃロックンロールでもないし。安っぽいっちゃ安っぽいし。
魔女と出会って云々とか。魔法と神話の世界とか。如何わしい以前に笑っちゃう、ギャグみたいなとこあるし。
でも。そのチープな楽しさ、熱気こそが“T.レクスタシー”を生み出して。今も人々を魅了してるんだもんなぁ。
ボランのヘタウマなギターと、ふにゃふにゃのヴォーカル、要るんだか要らないんだかのミッキー・フィンのボンゴ。
でも。それがねぇ、心地良くて病み付きになる。これもまたロックンロールの魔法の一種だよね。
そうそう。タイトルに反して(微妙だけど)ティラノザウルス・レックス時代のアコースティックなナンバーも入ってて。
ボランが変化していく、その瞬間の一端を垣間見れるのは面白いかな。ボランにとってエレキ・ギターって。
新しい玩具でさ。もう。それを手に出来た、それで遊べる喜びがね。微笑ましいくらいに伝わってきます。
(厳密には'60年代中頃のジョンズ・チルドレン時代にはエレキ弾いてたらしいですけどね・・・)

いやぁ。
そうか。
そうきますか。
そこまでいきますか。
いいかもですね。

ところで。
そこまでは。
もう。考えてるんだ。
でも。
ここまでは。
でも。視野には入ってるんだ。

そうですか。
そうなんだ。
そうなんですね。
ふーん。
こいつは、ひょっとしたら、ひょっとするかも。

はい。
では。
今日は。
ここまでで。
この辺で。
近いうちに。
おそらく。
ですね。

エレベーターのドアが閉まる。
相手が視界から消える。
笑みが毀れる。いいじゃんと呟く。
エレベーターのドアが開く。
足取りが軽くなってる。
立ち止まって。振り返って。
声に出して笑って。小さくガッツ・ポーズ。

新しい玩具を。
手に入れらるかもだな!



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2012/06/14 Thu *血が廻る / Slade

20120614sladealive


血が廻る。
廻り始めて。
ぐるぐる廻って。
頭が回って。
心も動いて。

血が廻る。
精機が甦り。
生気が漲って。
あれやこれやと。
動き始める。

やはり。
俺には。
そいつが。
こいつが。
一番。
効き目があるらしい。

『Slade Alive !』'72年リリース。
シングル・ヒットの連発と共に。そのライブの熱狂ぶりで名を馳せたというスレイド。
通算3枚目、バンド名をスレイドに短縮してから2枚目のアルバムは、その評判に違わぬライヴ・アルバム。
グラム・ロックを代表するバンドであると共にブリティッシュ・ハード・ロックの一翼をも担っていたスレイド。
そのラウドでキャッチーなサウンドとメロディーで。特に労働者階級の絶大なる支持を得て。
ビートルズやクイーンとは異なる意味で、英国を代表するバンドとして知られていたスレイドです。
確かに。そのメロディーは一度憑りつかれると。癖になると言うか。ついつい口ずさんでしまう親しみ易さがあり。
そして。ライヴ。残念ながら生で体験したことは無いのですが。このアルバムに針を落とすと。その途端。
その熱さ、音のデカさ、力強さ、そしてやっぱり。その人懐っこさ。それで観客を一挙に虜にして。
そのまま熱狂の渦に巻き込んで。一体となってどこまでも昂ぶりながら突き進んでいって。最後に馬鹿笑いと。
ロックのライヴに人が求めるもの。その最大公約数を一番解り易い形で示してみせてるなと。
燻って。溜まって。出口を求めてる。そんなものを。誘って、煽って、先頭になって叫んで、吐き出させて。
熱い血を巡らさせて、その厚き血潮に火をつけて。そこに参加してる総ての人に。例えそれが一夜の夢としても。
生きてるって実感を、生きていく希望を。なんだかわからんが。明日も楽しいかもしれにぞって望みを。
有無をも言わせず、体感させ、実感させてしまう。恐るべしスレイドのライヴなのです。生気に満ち溢れてます。
オリジナルのナンバーも勿論ですが。あの「Born To Be Wild」のぶっ飛んだ演奏。これぞスレイドです。

血が廻る。
廻り始めて。
ぐるぐる廻って。
思考が動きだして。
思索も始まって。

血が廻る。
精機が戻り。
生気が表れて。
それらを意識もせず。
動きに任せてられる。

やはり。
俺には。
そいつが。
こいつが。
一番。
相性があるらしい。

文句はある。
疑問もある。
不安だってある。
でも。
血が廻る。
その音は確かに。
自分にも聞こえてる。

人の中へ。
人の前へ。
言葉を交わし。
刺激され。
刺激して。
一番。
実感ががあるらしい。

血が廻る。
暫くは。
その廻るままに。
任せてみるのも。
悪くは無いかもね。



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2012/06/13 Wed *振り向かないで~お願いだから~ / Mott The Hoople

20120613thehoopleukorg


振り向きたくなる。
その気持ちは。
その思いは。
凄~くよく。
解るんだけど。
解るんだけど・・・ね。

振り向くことは出来ても。
そこまでなんだよと。
そこから先へは。
進めない、戻れないんだよと。
だったらね。
振り向かない方がいいんじゃないかとね。

振り向いた先の。
振り向かれた方も。
懐かしいからさ。
昔話や、あいつの話、あの娘の話。
盛り上がって。楽しくて。
でも。その先ってさ・・・

だから。
振り向かないで。
お願いだから。

『The Hoople』'74年リリース。
ミック・ラルフスに変わってアリエル・ベンダーが参加したモット・ザ・フープルの初めてのアルバム。
モーガン・フィッシャーが参加したのもこのアルバムからで。そして最後のスタジオ・アルバムでもあります。
先ずは何と言っても。この振り向きジャケットが素晴らしいですよね。
モデルはロキシー・ミュージックのアルバムでもでも知られるカリ・アン嬢です。
このセンスはブリティッシュ・ロック、しかもグラムの時代ならではのものですよね。好きだなぁ。これだけで名盤。
内容もね。つい米国南部志向を覗かせていたラルフスを追放した(?)イアン・ハンターの。
その美学が全開になっていて。これぞブリティッシュ・ロックって華麗さと如何わしさと切なさが綯い交ぜになった。
なんとも言い難い匂いがプンプンで堪りません。グラム・・・否、ロック自体がどこまでいっても。
婀娜花にして徒花ってとこがあるじゃないですか。モットってそれを体現してるんですよね。
その胡散臭いまでの華々しさと、刹那な感覚。それこそがロックンロールですものね。
流石はロックンロールの黄金戦艦ではあります。それにしても。ハンターの振り向かなさ。
一切の懐古趣味の無さ。常に前へ前と出て。大見得を切り続けるその姿。見事だなと。
ラルフスを追い出して、改名までさせて迎えたベンダーも。ミック・ロンソンと出会ったら、あっさりと首切って。
それを他のメンバーが気にいらないとなると。ロンソン連れてさっさと辞めて出てってしまうと言う。
「Ssturday Gigs」とかで聴く者の涙腺を刺激しつつ。唇の端に笑みを浮かべて歌ってたんだろうなと。
そこまで割り切れるのかと。そもそも。他のメンバーが組んでたバンドに。後から加わったのがハンターなのにね。
他のメンバーは複雑だったろうなと。でも。そうですよね。一流の、一枚看板の役者なんだから。
振り向いてなんかいられないよと。だからこそのモット・ザ・フープル、ハンターですしね。しかたないかな。
余談ですが。髪の長い凛とした女性の後ろ姿が好きで。街で見かけるとついついその姿に目がいったり(笑)。
それで。振り向くとですね。時にあぁ、振り向かなければ良かったのにと・・・失礼しました(苦笑)。

振り向きたくなる。
その気持ちは。
その思いは。
抑えきれない。
抑えきれないのは。
理屈じゃないんだけど・・・ね。

振り向くことは出来ても。
そこで止まってしまうんだよと。
そこから先への、元への。
可能性は限りなく低いんだよと。
だったらね。
振り向かない方がいいんじゃないかとね。

振り向いた先の。
振り向かれた方も。
解っていてもさ。
昔話や、あの時の話、あった、あったねって話。
盛り上がって。嬉しくて。
でも。その先ってさ・・・

だから。
振り向かないで。
お願いだから。

などど。
自分に頼んではみるものの。
どうしても。
振り向いてしまう。
そんな時もあるんだよなぁ(苦笑)。



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2012/06/12 Tue *半クラは苦手なんです / Foghat

20120612foghatliveukorg


スタートの。
フラッグが。
振られたら。
その瞬間に。
ギアをトップまで上げて。
アクセル目一杯踏み込んで。

後はひたすら。
踏み続ける。
ぶっ飛ばす。
空気を切り裂いて。
一気に加速して。
トップ・スピードでそのまんま。

ストレートを。
駆け抜けて。
できれば。
コーナーもそのまま。
タイヤを軋ませながら。
曲がりきれたらと。

クラッチを繋ぎながら。
徐々にギアを下げて。
スピード落としながら。
きれいに曲がろうなんて。
考えないんだな。

景色が飛んでいく。
風がぶつかってくる。
歓声が聞こえる気がする。
そんな。
最初から最後まで。
全開の走り方しか出来なかったんだな。

『Live』'77年リリース。
ハード・ブギー一筋、全開一直線のフォガットの魅力が最大に発揮されているライヴ・アルバム。
もう。とにかく。針を落とした瞬間から針が上がるまで。ひたすらに全開で突っ走り続けるフォガットです。
何が凄いって。フォガット聴いてると。ステイタス・クォーですら難しいことやってる様に思えると言う。
ねぇ。ステイタス・クォーだって相当なもんですけどね。それ以上に暴走してますからね。痛快の一言です。
元々サヴォイ・ブラウンからロンサム・デイヴ達が独立して生まれたフォガットです。ブルースに縛られたくねぇと。
ブルースを情念込めて。じっとりやるばかりじゃなく。情念爆発させて。スカッとやりたいと。それが縁起ですから。
そうよ。これをやりたかったんだと。ギアを下げられるか、スピードを落とせるかと。ぶっ飛んでいくわけですね。
意地でも止まらないんだと。否、止まれないんだと。止まり方なんか知るもんかと。その潔さに痺れるんですよね。
解るなぁと。アクセルの踏み方は知ってても。ブレーキの踏み方は知りませんと。知ってても、出来ませんと。
ましてや。状況判断しながら半クラでギアを繋いで。巧みに減速して切り抜けるなんて。やりたくないなと。
トップ・スピードでそのまんま。一気に駆け抜けて。曲がることとか、止まることなんか、考えられないと。
曲がれなかったら。そのまま障害物をぶっ壊して。走り続けて。いけるところまでいって。
最後はでかい壁にぶち当たって。それでも白煙上げて。タイヤ焦がして。空回りしながらも。
それでも未だアクセル踏み込んで。エンジン吹かしてそうで。いいなぁと。その一筋なところに打たれます。
まぁ、エンジン・ブレーキくらいは。スローイン、ファーストアウトくらいは。身に着けた方がいいかもですが。
それも。やっぱり。フォガットには似合わないかなぁ。似合わないよななぁ。だってフォガットですもんねぇ(笑)。

チェッカー・フラッグが。
振られる。
その瞬間まで。
トップ・ギアのままで。
アクセル目一杯踏み込んだままで。
足を戻すことなど考えない。

ただひたすら。
踏み続ける。
ぶっ飛ばす。
空気を切り裂いて。
一気に加速して。
トップ・スピードで最後まで。

ストレートを。
駆け抜けて。
端から。
コーナーを曲がり切れるかなとか。
そんなことなど。
頭の片隅にも無く。

クラッチを繋ぎながら。
状況判断して。
時には減速して。緩めて。
巧みに切り抜けようなど。
考えられないんだな。

見えている、目に浮かぶ。
景色は唯一つ。
トップ・スピードのままゴールする瞬間。
聞こえる、耳から離れない。
音は風の唸り声と、ゴールした瞬間の歓声。
目指すのは。
その瞬間の快楽だけ。
そんな。
最初から最後まで。
全開の走り方しか出来なかったんだな。

止まれないんだもん。
落とせないんだもん。
でも。だから。
白煙噴いて。空回りして。
燃え尽きる寸前で。
降りることになったんだけどさ。

止まること。
落とすこと。
緩めること。
覚えなきゃ。
身に着けなきゃ。
でも・・・

半クラは苦手なんです(苦笑)。
未だにね。



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2012/06/11 Mon *潜行して、浮上して / The Beatles

20120611yellowsubmarinesongtrack


普段。
今まで。
あまり。
そこまで。
意識してはいなかった。

そんなところまで。
そこまで。
降りていってみる。
探りにいってみる。
潜ってみる。

濁っていたものが。
澄んでくる。
でも。
射していた光は。
届かなくなる。

澄んでるけど。
薄暗い。
そんな世界で。
目を凝らして。
目が慣れてきて。

見えてくるものが。
触れられるものが。
感じられるものが。
ある。
その新鮮な驚きが好きだ。

『Yellow Submarine Songtrack』'99年リリース。
アニメーション『Yellow Submarine』の再編集版のDVD化に伴って新たに編集されたビートルズのアルバム。
このアナログ盤はタイトルにちなんで初回のみ鮮やかなイエローのカラー・レコードとなっていました。
リミックスとか施したのに。音質はいまひとつとの説もあるカラー・レコードって。まぁ、楽しいからいいかな。
どちらかと言うと。そのリミックスが賛否両論で。音がクリアになったと喜んだ人達もいれば。
音の定位まで変更してしまうのは改作だと怒ってる人達もいればで。結構議論になってた印象があります。
アナログ盤だと。そこまで音の変化も気にならないし。それに。そもそも。ジョンの意思が介在していない。
その一点において。ジョンの死後にリリースされた作品は、いずれにしろ議論するほどのものでも無いだろうと。
自分はそう思ってしまう性質なので。単純に『Yellow Submarine』で使用されたナンバーが纏まって聴けると。
結構そのことだけが新鮮で。あぁ、そうか。こうやって纏めて、この曲順で聴くと。今まで感じなかったこととか。
今まで思わなかったこととか。発見もあって。それこそ新たに潜って、探してみようと。そんなことを楽しんだかな。
実は映画自体はそれほど面白いとは思えなくて。故に。その魅力に気づいていなかったナンバーもあったので。
改めて。その楽曲だけを、その音を聴いて。なんだ、いいじゃん、なんてね。
元々ビートルズに関しては遅れてきた人間なので。その新発見の、新鮮さだけで十分に楽しんで。
それだけで当時は結構へヴィー・ローテーション入りしてたかな。
ここ最近、ある目的を意識して。ビートルズやジョンのナンバーを聴いてるんですけどね。
「Hey Bulldog」とか。このアルバムで初めていいなと思ったし。「Nowhere Man」もこんな響き方をするんだとかね。
そうやって。新たに浮かんでくるものや、新たに感じるもの、驚きがあるからね。音楽っていいなと思うのかな。

普段。
今まで。
あまり。
そこまで。
意識してはいなかった。

そんなところまで。
そこまで。
降りていって。
探りにいって。
潜って。

一筋の仄かな光や。
微かな気配の動き。
そんな。
不確かではあるけれど。
伝わってくる。

そんなものを頼りに。
そんなものを手繰って。
澄んでるけど。
薄暗い。
そんな世界で。

見えてきたものが。
触れられたものが。
感じられたものが。
ある。
その新鮮な驚きが好きだ。

その驚きと共に。
得たものは。
二度と手放したくなる。
潜行して。浮上して。
その時に手にしているもの。
それを見失わないようにしていよう。



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2012/06/10 Sun *日曜日の憂鬱 / Queen

20120610newsoftheworldukoriginal


日曜日。
なんだけど。
日曜日。
だからか。
どうしてもね。

日曜日が。
楽しかったり。
穏やかだったり。
幸せだったり。
するとね。

日曜日が。
終りに近づくにつれてね。
どうしてもね。
沈んでくるんだよね。
浮かんでこないんだよね。

日曜日の憂鬱。
それからは。
逃れられないんだよな。
どうやっても。
どうしても。

『News Of The World』'77年リリース。
それ以前とジャケットのイメージも大きく変わったクイーンの6thアルバム。
おそらくは。このアルバムから本格的に世界制覇。ぶっちゃけ言えば米国制覇に本気になったのかなと。
でなければ。こんな、ある意味思いっきりチープなSFっぽいイラストをジャケットに使わないだろうなと。
そこから英国の、ヨーロッパの香りを薄めに、消しにかかったんじゃないかなと。そう思ったりもしますが。
それで。頭から「We Will Rock You」「We Are The Champions」の連発ですからね。かなりの力技だなと。
もう、すっかり刷り込まれていて。針を落とした瞬間から。手拍子して。両手を突き上げて。大合唱と。
そして、そのまま感動の自己陶酔の世界へと突入してしまうんですよね。これはクイーンでなきゃできないな。
その実、ブライアン・メイの「We Will Rock You」とフレディ・マーキュリーの」「We Are The Champions」では。
その描かれている世界感は明らかに異なっているんですけどね。もう、そんなことどうでもいいかと。
そう思わせてしまう、そんなことも感じさせないところが。クイーンのクイーンたる所以なんでしょうけどね。
実際、相変わらずハードなロックロール一本勝負のロジャー・テイラーと、コンテンポラリーなジョン・ディーコン。
その2人の作品が接着剤になっているものの。ブライアンとフレディの個性の違いはかなり明確になってると。
そう。ここからクイーンは各個人のソロ作品の寄せ集め的になってくんですよね。それでも悪くは無かったけど。
再度、バンドとしてのクイーンとして本当に結束した姿は『The Miracle』まで見られなかった様な気がして。
それくらいに。“クイーン”であることが、既に憂鬱になっていたのかもと。前述の2曲の雄々しさとは裏腹にね。
アルバムを締め括るフレディによる「My Melancholy Blues」の曲調とか、歌詞とかね。そう思うんですよね・・・

日曜日。
なんだけど。
日曜日。
だからか。
そうなんだよね。

日曜日は。
楽しいし。
穏やかだし。
幸せだし。
するとさ。

月曜日が。
その影が、その姿が。
どうしてもね。
浮かんでくるんだよね。
消えてくれないんだよね。

日曜日の憂鬱。
そればかりは。
変わらずにやってくるんだよね。
いまも。
これからも。

でも。
日曜日の憂鬱。
それが。
それを感じられることが。
実は幸せでもあるんだけどね。
本当はね。

だとしても。
日曜日の憂鬱・・・だよなぁ(苦笑)。



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2012/06/09 Sat *地獄~、極楽~ / AC/DC

20120609ifyouwantblooduk


そこは。
地獄か。
極楽か。
その。
熱気は。
地獄の窯か。
その。
音楽は。
至上の喜びか。

それは。
地獄か。
極楽か。
いずれにしろ。
血が沸き。
肉が踊る。
それだけは。
震える心。
揺れる体。
それが答え。
それが総て。

『If You Want Blood You've Got It』'78年リリース。
AC/DC(オフィシャルでは)初めての、そしてボン・スコット生前に製作された唯一のライヴ・アルバム。
(プロモーション用には前年にこんなアルバムが制作されて配布されてました)
『Powerage』に伴うツアーのグラスゴーはアポロ・シアターでのライヴでの録音で。
「Riff Raff」「Hell Ain't A Bad Place To Be」「Problem Child」「Whoke Lotta Rosie」「High Voltage」...と。
これでもかってくらいのAC/DC、これでもかのロックンロールの大洪水です。溢れまくってます。
アンガス・ヤングは弾きまくり、のたうちまわり。ボン・スコットはこれでもかとシャウトし、雄たけびを上げて。
マルコム・ヤングとリズム隊は一体となって極上のロックンロールなグルーヴを叩き出し続けていると。
もう、これ以上ね。何を望むのと言うくらいの。ご機嫌なロックンロール・ライヴ・アルバムなのです。
そりゃね。どうせなら2枚組で。ライヴの全貌を聴きたかったとか。ちょいとミックスが軽くないかとか。
欲を言えば限がありませんが。そんな些末なことはどうでもよくなる、パワーが、確信がここにはあるのです。
平凡で退屈な日常をどこまでも叩き潰す破壊力と。永遠に続きそうな日常から高く飛翔する浮揚力。
それを併せ持つのは。どこまでも鳴り響き続けるロックンロールでしかないのだという。その信念があるのです。
その信念をぶれることなく確信へと深化させてしまった、それこそがAC/DCの素晴らしさだと思うのです。
で、その非日常へと誘うAC/DCのロックンロールがまた永遠の金太郎飴状態ってのが最高じゃないですか!
自分はガキの頃から問題児でしたからね。まぁ、間違いなく地獄行きでしょいうけどねぇ。
でも、AC/DCのメンバーもこっち側だろうからな。あのロックンロールが聴こえるなら。それも悪くはないですね!

そこが。
地獄でも。
極楽でも。
その。
熱気が。
地獄の窯ほども。
熱ければ。
その。
音楽が。
至上の喜びほども。
御機嫌ならば。

そこが。
地獄でも。
悪くはない。
極楽ならば。
それもいい。
いずれにしろ。
血が沸き。
肉が踊る。
それだけは。
震える心。
揺れる体。
それが教えてくれる。
それが総て。

地獄~。
極楽~。
そうだね。
やっぱり。
極楽だったかな!



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2012/06/08 Fri *どれだけのものかは / The Rolling Stones

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これが。
それが。
どれだけのものかは。
知らない。
知ったところで。
どうなるものでもない。

だから。
これも。それも。
どれだけのものであろうと。
ありのまま。
あるがまま。
確かめるしかない。

知ること。
確かめること。
そこには。
何の意味も無いかもしれない。
それでも。そうしなければ。
笑い飛ばすことすらできないのだ。

『Let It Bleed』'69年リリース。
オリジナル盤のインナーに記載されていた、This Record Should Be Played Loud その一文。
それ以上に。何の言葉も必要としないかもしれないローリング・ストーンズの傑作、傑物。
今更、このアルバムに関して何かを語ることなど。恐らくは“こんな”ブログを読んでる方々には無意味でしょう。
もし、万が一。聴いたことないんですなんて方がいたら。今すぐ手に入れて。それこそ大音量で聴きましょうと。
聴けば。何かを感じるだろうし。何かが解るだろうし。何も無かったら・・・まぁ、それも一つの生き方かな(苦笑)。
個人的には初めて聴いたストーンズのスタジオ録音アルバムがこのアルバムだったので。
針を落とした瞬間にぶっ飛んで。ストーンズってスタジオ録音でも。こんなに危ないんだ、妖しいんだと。
いけないものだって解るから、感じるから。止められない。そんな感覚を散々、この身に沁みこまされたのでした。
実際、中学生のガキがこんなもん聴いちゃったら。そりゃあねぇ、道も誤ろうってもんだよなぁ(笑)。
我家には何枚か、このアルバムがあるのですが(苦笑)。今回は。その初めて手に入れた。
中学生の時に父親に買ってもらったキング・レコード時代の日本盤に久し振りに針を落としました。
最近は殆ど、モノラルの英国オリジナル盤でしか聴いてないので。その音にはちょっと違和感がありましたが。
不思議とねぇ、聴いてると。当時の空気や、匂いや、感じてたこと、思ってたことが甦ったりもして。
今にして思えば。ストーンズと出会って。くだらない、最低の日常から、ご機嫌で最高な非日常を知ったと同時に。
その日常に、現実に。どうしたって向き合わなくちゃならないこと。その向き合い方、戦い方も。
知らず知らずのうちに。ストーンズから感じてた、教えられてたんだなと。改めてそんなことを感じたりもして。
そうそう。このキング・レコード(の再発)のアルバムは訳詞が宮原安春って詩人で。その言葉が好きだったな。
ライナーには解説とは別に、詩人や劇作家みたいな人達が文章を寄せていて。それも刺激的だったんですよね。

これが。
それが。
どれだけのものかは。
知りたい。
知ったところで。
変わりもしないかもしれない。

だから。
これも。それも。
どれだけのものであろうと。
ありのまま。
あるがまま。
確かめてやりたい。

知ったら。
確かめたら。
そこには。
無情の世界が広がってるだけかもしれない。
それでも。それを見なければ。
ふざけのめすことすらできないのだ。

その事実が。
この現実が。
どれだけのものかは。
自分の身で。
自分の心で。
血を流して。
知るしかない。
確かめるしかない。

そして。
笑い飛ばしながら。
ふざけのめしながら。
馬鹿騒ぎしながら。
転がっていってやるしかないのだ。

どれだけのものであったとしてもね!



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2012/06/07 Thu *満ちてきてはいるのだが / The Rolling Stones

20120607hightideandgreengrassukmono


満ちてきている。
徐々に。
そう徐々に。
ではあるけれども。
満ちてきている。

満ちてきたものが。
蠢いている。
動いている。
確かに。
外へと向かい始めている。

でも。未だ。
そこまで。
そこまでで。
止まっている。
満ちてきてはいるのだが。

『Big Hits (High Tide And Green Grass)』'66年リリース。
ローリング・ストーンズの英国では初めてのベスト・アルバムのオリジナルのモノラル盤。
(例によって日本では既に別のベスト・アルバムが勝手に編集されたりしてました)
ご存知の様に。今では全世界統一で同名の米国ヴァージョンのアルバムのみがCDで発売されていますが。
どう考えても。こちらの英国ヴァージョンの方がジャケットも選曲も優れてると思うんですけどね。ねぇ?
「Come On」から「Have You Seen Your Mother, Baby Standing In The Shadow?」まで。
ロンドンの片隅から英国中、そして世界中へと。副題の様に満ち溢れて茂っていく。その様が捉えれています。
ブルース、R&Bのカヴァーからスタートして。徐々にストーンズならではのロックンロールを創りあげて。
その勢いが、唯一無二の魅力、存在感が英国から世界へと溢れていく。その様が実に痛快で堪りません。
勿論、このアルバムだけで。初期のストーンズの総てが感じられるものではありませんが。また逆に。
このアルバム、収められたヒット曲の数々を聴かずに。初期のストーンズの魅力を感じられはしないと。
そう思うのです。だからね。聴いたことが無いんだったら。ちょっとくらいは苦労しても手に入れるべきだとね。
ストーンズの内部でも。言い得もしない何ものかが満ち溢れてきて。どこまで行くんだろうって。
そんな期待と高揚感と。若干の不安もあったのかな。そんな想像をしながら針を落として。あの頃へとね。
実にスウィンギング・ロンドンなジャケットも断然カッコ良いし。インナーのブックレットも最高なんですよね。
特に。ブライアンの匂いが濃厚で鮮烈で。そうだな。やっぱり。これはアナログ盤で持ってなきゃ駄目ですね!

満ちてきている。
予想以上に。
そう思ったよりも。
意外なほどに。
満ちてきてはいる。

満ちてきたものが。
蠢いている。
動いている。
早く。早くと。
外へと向かいたがっている。

でも。未だ。
そこまで。
そこまでで。
止めっていてくれないか。
満ちてきてはいるのだが。

満ちてきてはいるのだが。

未だ。
青々と。
高々と。
茂らせるためには。
足りないんだ。
不足してると感じてるんだ。
その。
なにかが感じられるまで。
その。
なにかを捉えられるまで。
満ちたままで。
満たしたままで。
いま、暫く。
堰を切る。
その時を。待っていよう。

満ちてきてはいるのだが。



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2012/06/06 Wed *肉食系になれなくて / Mike Harrison

20120606somokestacklightning


いやね。
その気持ちはね。
その気概はね。
あると。
持ってると。

そう。
思うんですよ。
思うんですけどね。
いざってなるとね。
そこまでね。

ガツガツしなくても。
ガンガンいかなくても。
まっ、いいかと。
そうね。
ブレーキ踏んじゃうんですよね。

だからね。
最後の最後で。
爪をね。
引っ込めちゃう。
微笑んでしまうんですよね。

『Smokestack Lightning』'72年リリース。
スプーキ―・トゥースのヴォーカリストだったマイク・ハリスンの2枚目のソロ・アルバム。
そのソウルフルな歌声でスプーキ―・トゥースに黒っぽい熱さを持ちこんでいたハリスン。
その嗜好を反映してか。マッスル・ショールズに乗り込んで。名うての腕利き達を起用しての録音。
その選曲も。アルバム・タイトルともなっているハウリン・ウルフのナンバーを始めとして。
ファッツ・ドミノやジョー・テックスのナンバーもカヴァーしていて。その目指すところが明らかになっています。
スプーキ―・トゥース時代と何ら変わらない歌声で。相変わらず聴く者の胸に迫ってくるハリスンです。
ハリスンもデイヴ・クラーク・ファイヴのマイク・スミスと同様に明らかに過小評価されているヴォーカリストです。
いい声してるんだけどなぁ。黒くて温かくて。まぁ、スプーキ―・トゥース自体がマニア受けのバンドでしたが。
バックのサウンドの効果もあって。サザン・ソウルのアルバムと考えてもいいくらいの仕上がりになっています。
ただね。それが合い過ぎちゃって。はまり過ぎちゃって。やや穏やかに過ぎちゃったかなと思わないでも。
スプーキ―・トゥースのハードなサウンドとの対比が無いと。あまりにも温かい歌声が溶け込んじゃうかなと。
だから。「Smokestack Lightning」もハウリン・ウルフの様に胸ぐらは掴まれないかな。迫ってはくるけど。
これはこれで。好きなサウンド、アルバムですけどね。狼の様な、肉食獣の様な迫力には欠けるかな。

いやね。
そのつもりはね。
そうしたいのはね。
そうなんだ。
そうなんだよね。

そう。
思ってるよ。
思ってるんだけどね。
いざっとはさ、なかなかね。
そこまではね。

ガツガツするのは。
ガンガンいくのは。
なんか、カッコ悪いかなと。
それで。
ハンドル反対に切っちゃうんですよね。

だからね。
女神の前髪を。
目の前にして。
手を。
引っ込めちゃう。
見送ってしまうんですよね。

どうもねぇ。
なかなかね。
いざって時にね。
羊の皮を脱げないんだよなぁ。
狼の顔が出てこないんだよな。
もしかして。
もともと羊だったのかな・・・と。
油断させておこう。
今日のところは・・・ね(苦笑)。



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2012/06/05 Tue *記録ではなく / Dave Davis

20120605davedavies


便利になるのは。
効率的になるのは。
簡易になるのは。
いいんだけど。
悪くは無いんだけど。

あまりに。
繋がり過ぎると。
拡がり過ぎると。
開き過ぎると。
それはどうなのかなと。

しかも。
どうも。
巧妙に。
知らないうちに。
一見しても解らない。
モノに置き換えられて。
管理されてもいるようで。

『AFL1-3603』'80年リリース。
レコード番号をタイトルとし、バーコードのジャケットも話題となったデイヴ・デイヴィス、初めてのソロ・アルバム。
(因みに英国盤ではタイトルが『PL13603』となっていて。ジャケットにデイヴの顔も描かれている様です)
'60年代にもソロでヒット曲を放っているものの。そちらはバックのメンバーもキンクスそのまんまだったので。
一部のナンバーを除いて総ての楽器をデイヴが演奏してるこのアルバムこそ、正真正銘初めてのソロだったと。
その記念すべきアルバムのタイトルとジャケットがこれですからね。兄のレイに負けず劣らず、弟デイヴも、まぁ。
そのキンキーな、ひねくれ者振りはなかなか大したものです。どうせ、自分は陰の存在だからさと。
キンクスのギタリストたって、誰も名前も顔も知らないだろうから、これでいいんじゃないの、みたいなね。
でも。裏返せば。そのサウンド、そのギターを聴けば。直ぐに解るだろって強烈な自負の表れでもあるんだろうな。
まったく。あの兄にしてこの弟ありです。キンクスの他のメンバーも気苦労が絶えなかったんだろうなぁ(苦笑)。
さて。タイトルとジャケットこそ匿名性が高いものの。そのサウンドは、そのギターは。もう最初の一音からね。
その個性で記名性に溢れて。これがデイヴ・デイヴィスのギターだ、まいったかと。あの音色が主張してます。
あの「You Really Got Me」で世界中に脳天杭打ちを喰らわせたデイヴです。あのカッコ良さまんまのギターです。
そしてそのメロディーはあくまでストレートで、あくまでキャッチーで。これも不良少年にして純真なままって感じで。
如何にもデイヴで。そうさ。これが俺なんだ。俺はこういうギターを弾いて、こういうナンバーをやりたいんだって。
清々しくさえある真直ぐさが記憶に残るのです。でもレイは苦虫潰してそうで。難儀だなぁ、キンクスって(苦笑)。

簡単に調べられるし。
色々と予測できるし。
楽になるのは。
いいんだけど。
悪くは無いんだけど。

あまりに。
繋がり過ぎてないかと。
拡がり過ぎてないかと。
開き過ぎてないかと。
それはどんなものかなと。

しかも。
どうも。
巧妙に。
知らないうちに。
一見しただけでは解らない。
記号に置き換えられて。
記録されてもいるようで。

だから。

こっちも。
簡単に。
調べられて。
色々と。
予測されて。
楽々と。
見透かされて。
なんやかやと。
送られてくるんだろうなと。

それも。
モノとしての。
記号としての。
記録として。
名前なんか。
実はいらなくなってたりしてね。

だから。

記録ではなく。
記憶に残ってやりたくなるんだよなぁ・・・



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2012/06/04 Mon *唯我独尊 / Lenny Kravitz

20120604areyougonnagomyway


誰かが。
歩いた道。
歩いてみたいと。
思わない。

誰かが。
歩いた跡。
辿ってみたいと。
思わない。

誰かは。
誰かであって。
俺じゃないからなぁ。
そうなんだよな。

『Are You Gonna Go My Way』'93年リリース。
なんとも自信たっぷりな、傲慢ともとられかねないタイトルを冠したレニー・クラヴィッツの3rdアルバム。
(何故か自分はこのアルバムが2ndで、こっちのアルバムが3rdだと勘違いしてたんですけどね・・・)
もう。A面頭の「Are You Gonna Go My Way」から。そのイントロのギターからキタァーって感じで。これは凄いと。
もう。これぞ。ロックンロールって感じで。およそ考えられるロックンロールのカッコ良さを全部詰め込んだかなと。
レニーって。自分と同世代なんですよね。だから。聴いてきたものとか、カッコ良く感じるものも近かったのかなと。
勝手にそんな親近感を感じてしまうほど。ほぼほぼ。そうだよね、これだよね、こうくるよねってところで。
面白いのはどう考えても'60年代後半から'70年代半ばまでのロックの匂いがプンプンするところで。
結局、国が違っても、肌の色が違っても。ロックが、ロックンロールがカッコ良いなって思ってる連中ってのは。
同じどころに引っかかって、同じところに触れて、共鳴してるんだなと。そう思わざるを得ないんですよね。
流石に。ファンクとかソウルに関しては。違いがあって。レニーのほうがより身近にそれらを感じてたんだろうけど。
それらをも上手く吸収して、消化して。レニーならではの、レニーだけのロックンロールが鳴ってるんですよね。
そりゃまぁ、このアルバム・タイトルつけちゃうだろうし。どうなんだよ?俺についてくんのかよ?って大言壮語も。
つけたくなるし、したくなるなよと。おそらくは総てがレニーの思い通りにいったアルバムだったのかなと。
確かに。あまりにも'70年代過ぎるだろって批判もありましたが。レニーはただなぞってる、倣ってるんじゃなくて。
そこに。その時代を後追いしたからこそ。聴こえたもの、観えたもの。それらを加えて昇華させてるんですよね・・・
まぁ、ぶっちゃけ言うと。そうだよ俺はあの頃の音や空気や匂いが大好きなんだよ。だからそれをやってるんだよ。
それを思いっきり楽しむ為に総てを注ぎ込んでるんだよ。それが嫌なら聴かなくていいよって。そこが大好きで。
唯我独尊な。多少オタクなロック馬鹿振りがいいんですよね。ここまでやっちゃうってのがね。堪らんですね。

誰かの。
後姿。
見ながら歩きたいと。
思わない。

誰かの。
影を。
踏みながらついていこうと。
思わない。

誰かは。
誰かであって。
俺じゃないからなぁ。
そうなんだよな。

誰かの。
歩き方。
歩いた跡。
参考にはするけど。
盗めるものは盗むけど。

そうしたら。
それが済んだら。

誰かの。
後から。
離れて。
抜けだして。
まぁ。
前にはいかなくても。
横辺りを。
勝手に歩いていたいんだな。

唯我独尊。

誰かは。
誰かであって。
自分じゃないからなぁ。
そうなんだよな。

そう。
だから。
誰もが。
本当は。

唯我独尊。

でいいんじゃないの???



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2012/06/03 Sun *未だ残ってる / Tom Petty And The Heartbreakers

20120603southernaccents


日曜日。
ただの。
普通の。
日曜日。

日曜日の午後。
ただ。
買い物して。
普通に。
掃除して。洗濯して。

日曜日。
ただ。
レコードに針を落として。
リズムをとりながら。
ビートを刻みながら。
探してる。
探ってる。

『Southern Acents』'85年リリース。
元々はトム・ペティのソロとして企画されていたらしいトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのアルバム。
出来上がったアルバムに針を落としていると。そこまでは感じ無いのですが。初めてのソロだとか考えて。
しかも自宅に作ったスタジオに籠って作業してで。混乱きたして、煮詰まって。結局外部に助けを求めて。
ハートブレイカーズのメンバーも参集して。やっぱりバンドとしてのアルバムになったんだとか。
まぁ、日本では想像できないくらいに。その成功と引き換えに既に大物としての重圧も相当にあったんでしょうね。
そんな経緯もあったので。プロデュースにも複数の人間が関わっていて。言われると曲により質感が違うかな。
でも。トムの歌声とギターが聴こえてくれば。それで、もう。統一感とか整合性なんて。どうでもいいんですけどね。
A面頭の「Rebels」のイントロが聴こえてくるだけでワクワクして。そのギターのカッティングにゾクゾクして。
このタイトで弾けるロックンロール。これこそがトムの、ハートブレイカーズの魅力だよなと。改めて感じて。
一方で。「Southern Accents」の孤独と絶望の中にも一筋の明りを見失わない懐の深さもいいなと。
そのどちらにも。一貫して変わらないロックンローラーとしてのトムの筋の通った姿があるのです。そしてそれは。
現在のトムの中にも残ってる、あるんだろうなと。そのリッケンバッカーの音色に耳を奪われながら思うのです。
そう言えば。このアルバムの後にボブ・ディランをサポートして来日してますが。それが唯一の来日なんですよね。
何故か。日本では人気ないんですよねぇ。一度はライヴを観てみたいバンドなんですけどね。

日曜日。
ただの。
普通の。
日曜日。

日曜日の午後。
ただ。
話をして。
笑いあって。
普通に。
料理して。一緒に食べて。

日曜日。
ただ。
レコードに針を落として。
リズムをとりながら。
ビートを刻みながら。
未だ
探してる。
探ってる。

ここかな。
どこかな。

日曜日。
ただ。
レコードに針を落として。
リズムをとりながら。
ビートを刻みながら。
あっ・・・
あった。
未だ残ってる。
この感覚。
この思い。

何が起きても。
いつになっても。
抑えられない。
隠しておけない。
普通じゃいられない。
曲げられない。
その感覚がここに。
未だ残ってる。

Yeah With One Foot In The Grave
And One Foot On The Pedal,
I Was Born A Rebel...

未だ残ってる。
その間は。
大丈夫。
くたばりゃしないぜ!



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2012/06/02 Sat *手におえない奴等 / The Black Crowes

20120602shakeyourmoneymaker


まったく。
手におえない。
手がかかる。
我儘で。
自分勝手で。
でも。
最高に。
楽しくて。ご機嫌で。
なら、まっ、いいか。

まったく。
手におえない。
手がかかる。
寂しがりで。
甘ったれで。
そのくせ。
人見知りで。
ええかっこしいで。
うん、まっ、いいか。

『Shake Your Money Maker』'90年リリース。
今はまたもや何回目かの活動休止中らしいブラック・クロウズの1stアルバム。
ロック不毛の時代に。なんとまぁ、ストレートな連中が出てきたもんだなぁと。半ば呆れつつ。
勿論、そのストレートで、ブルージィでソウルフルなロックンロールに結局のところ痺れたんですけどね。
一方では随分、レトロだ懐古主義だと叩かれていた様な。あの馬鹿みたいな時代には馬鹿も多かったからなぁ。
そう言えば誰かが。ストーンズがやればロックンロールで、ブラック・クロウズがやればクローンかよと。
そんなこと言いながら扱いの酷さを嘆いていたな(苦笑)。う~ん、まぁ、多少は致し方ないかな。
同郷のジョージア・サテライツを“レッド・ネック”と馬鹿にしたり。ロビンソン兄弟の親が(確か)業界人だったり。
そんなスノッブな印象が損してたのかな。確かにそのサウンドにも、よく勉強してるなって感じもあったりもして。
それでも。それを越えてしまう、超えて訴えかけてくる熱さと勢いと如何わしさがですねぇ、好きだったんだよな。
なんか、もう蠢いちゃうんですよね。グッと腰を落としてギター弾く様とか、歌いながら煽ってる様が目に浮かんで。
それも。頭だけじゃなくて体もね。ちゃんと肉体も鍛えてロックンロールを沁みこませたんだなって感じられて。
単なるいい子ちゃんじゃない、ロックをお勉強しましたってんじゃない、そんな連中が未だいたんだなってね。
オーティス・レディングの「Hard To Handle」をカヴァーしてるんですけど。これがまたいいんだな。
その弾け方が可愛くもあり、小憎らしくもあり。まさしく、手におえない奴等って感じでね。大好きなんですよね。
中野サンプラザ(だったかな?)で見たライヴで。出てきた瞬間に思わず笑っちゃいましたからね。
あっ、こいつら。如何わしい、手におえない。何だよぉ、自分と同じ匂いがするじゃん!なんてね(笑)。

まったく。
手におえない。
野郎どもは。
どいつも。こいつも。
カッコいいし。ご機嫌だし。
娘たちは。
どの娘も。あの娘も。
可愛いし。艶やかだし。
自然と。
勝手に。
あっと言う間に。
最高に。
楽しくなって。ご機嫌になって。
まっ、いいけどさ。

まったく。
手におえない。
最高に手のかかる。
寂しがりの。
甘ったれの。
そのうえ。
人見知りの。
ええかっこしいの。
そんな俺の友人達は、仲間達は。
どいつも。こいつも。
如何わしいけど。優しくて。温かで。
いつも受け止めてくれる、包んでくれる。
手におえない奴等ばっかりで。
まっ、いいけどさ。

手におえない奴等・・・御機嫌だぜ!

そんな御機嫌な夜でした。



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2012/06/01 Fri *夜の白むまで / The Georgia Satellites

20120601openallnight


金曜の夜だ。
週末の夜だ。
今夜ぐらいは。
夜の白むまで。
窓の外が明るくなるまで。

金曜の夜だ。
やっと迎えたんだ。
ここまで我慢してきたんだ。
夜の白むまで。
窓の外が明るくなるまで。

一晩中。
好きなこと。
好きなだけ。
していよう。
やってやろう。
そうさ。
今夜だけは。
一晩中、開いていよう。

『Open All Night』'88年リリース。
その名の通り。ジョージア出身のジョージア・サテライツの2ndアルバム。
南部の匂いと香りをプンプン撒き散らしながらも。キャッチーでご機嫌なロックンロールをビシッと決める。
いやぁ、もうただそれだけのバンドなんですけどね。ただそれだけができるバンドってなかなかいなくて。
特に'80年代の後半なんて。ロック好きには最悪の時代だっただけに。おぉっ、こいつらは救世主じゃんって。
本当に。それくらい感動して。痺れて。大好きなバンドだったんですよね。もう20年以上経つんだなぁ・・・
なんてね。針を落とすと。そんな感慨なんかどうでもよくなっちゃって。直ぐに腰が反応してリズム刻んでと。
この。グッと腰の落ちた感じがね。ロックンロールなんだよな。ビシッ、バシッと決まりまくるもんな。
それでいて。いい塩梅にルーズで。その間が、緩さが。これまたロックンロールでしょうよと。御機嫌なんだな。
このアルバムに伴う来日公演を。新宿厚生根金会館で観たんですけどね。ステージ・セットなんて無くて。
もうただアンプが積んであるだけで。バンドのロゴも特別な照明も何も無くて。簡素ったらありゃしなくて。
そこへぶらっと現れて。ギューインとかき鳴らされたギター。もう、その一音でもってかれたんですよねぇ。
あっ、本物だって。もう終わるまで乗りっぱなし、踊りっぱなしで。とにかくカッコ良くて。ご機嫌で。
一緒に行った友達と。終演後にロック・バーに行ったんだけど。もう言葉も無くて。でも自然と笑みが毀れてね。
これだけのバンドがね。この後アルバム1枚出して。解散しちゃったのが残念でならなかったんですよね。
それこそ。このアルバムのタイトル通り。一晩中・・・いやいやずっとやり続けて欲しかったなぁ、本当になぁ。
そうそう。そもそもジョン・レノンが亡くなって、その追悼に集まってセッションしたのが結成のきっかけだったとか。
その話聞くだけで。ね、ぜったいにいい奴等だなって。いいバンドだなって。ほら、思ったでしょ(笑)。

金曜の夜だ。
週末の夜だ。
今夜だけは。
夜の白むまで。
窓の外から囀りが聞えるまで。

金曜の夜だ。
やっと廻ってきたんだ。
ここまで耐えてきたんだ。
夜の白むまで。
窓の外から囀りが聞えるまで。

一晩中。
好きなこと。
好きなだけ。
考えていよう。
思っていよう。
そうさ。
今夜だけは。
一晩中、開いておこう。

一晩中。
好きなこと。
好きなだけ。
御機嫌なレコードに。
次々と針を落として。
お気に入りの。
写真集や画集の。
ページをめくって。
楽しんでいよう。
楽しませてもらおう。
そうさ。
今夜だけは。
一晩中、開いていよう。
一晩中、開いておこう。

夜の白むまで。
自然と笑みが毀れる様な。
そんな時間を過ごしてしまおう。



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2012/05/31 Thu *一人じゃないって / John Cougar Mellencamp

20120531thelonsomejubilee


独りなんだ。

そのことからは。
逃れられない。
神経が。
心が。精神が。
直接結ばれていない。
それが故に。
言葉が。
文字が。
音楽が。
あらゆる。
表現が。
存在しているのだから。

そのことからは。
逃れられない。
どこまでいっても。
この神経が。
この心が。この精神が。
感じるもの。
それは直接には。
己、独りにしか解らない。
ありとあらゆる。
表現を。
尽くしたとしても。

『The Lonesome Jubilee』'87年リリース。
ジョン・メレンキャンプのジョン・クーガー・メレンキャンプ名義での3枚目となったアルバム。
『American Fool』で大ブレイクを果たして。『Uh-Huh』『Scarecrow』と続くアルバムも好調で。
その。ストーンズ・マナーのロックンロールに真摯に打ち込む姿が高い評価を得ていたジョンです。
'86年の来日公演を武道館で観ましたが。その真っ直ぐさに胸を打たれるものがあったのを覚えています。
一方で。その真摯さ故に。生真面目さがあまりにも前面に立ってしまうこともあって。
そこら辺りをトム・ペティに揶揄されていた記憶も。確かにね。その歌声もサウンドも。時に青臭さえあって。
そこに好感を感じて惹かれつつも。疲れ果てなきゃいいけどなんてね。思ったりもしたのでした。
で、熱狂がやや収まりかけたところに。このアルバムで。一挙にアコースティックな感触が強くなっていて。
そっちへいっちゃったかと。やっぱり。その真面目さ故に疲れちゃって。早くも落ち着いちゃうのかな、なんて。
初めて聴いた時は随分と戸惑い。ちょっと落胆したりもしたんですよね。それが正直なところだったのですが。
それでも。その歌声が好きだったので。繰返し聴いてるうちに。そうか。そうなんだなと。
落ち着いちゃったんじゃなく。一呼吸入れて。自然にやってみたら。こうなったんだなと。これが必要だったんだと。
ショー・ビジネスの狂騒に惑わさることなく。ちょっと距離を置いて。己、独りで音楽に向き合ったら。
その身の内から。このナチュラルでアコースティックなサウンドが響いてきたんだろうなと。
そのサウンドに乗って。穏やかで静かに。でも何らその熱さは変わることなくロックンロールしてるじゃんと。
そんなジョンのアコースティックなロックンロールの魅力に気づいたら。また。堪らなく魅せられていたんですよね。
アルバム・タイトルの様に独りであることは承知の上で。いつも世界への温かい眼差しを失わないジョンです。
だからこそ。今も変わらず。共鳴され、共感されて活動してるんだなと。一人じゃないことは知ってたんだな・・・

独りなんだ。

そのことからは。
逃れられない。
神経が。
心が。精神が。
直接結ばれていない。
それが故に。
言葉を重ねても。
文字を書き連ねても。
音楽を奏で続けても。
どんな。
表現も。
独りであることは変えられない。

そのことからは。
逃れられない。
どこまでも。いつまでも。
この神経が。
この心が。この精神が。
直接触れられるのは。
それによって伝えられるのは。
己、独でしかない。あり得ない。
ありとあらゆる。
表現を。
もってしても。

独りなんだ。

でも・・・

ある区切りを。
迎えた。そんな夜に。
話をきいてくれる人達がいる。
話をしてくれる人達がいる。
解らなくても。
伝わらなくても。
共鳴しようとしてくれる。
共感してくれる。
そんな人達がいる。

だから。
独りの記念日も。
そんな夜も。こうして。
いつもの様に。ここにいられる。

独りなんだ。
でも。
一人じゃないんだ。

一人じゃないって。
素敵なことなんだ!



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2012/05/30 Wed *御代は観てのお帰りだ! / The J.Geils Band

20120530showtime


新しい。
脚本が上がって。
新しい。
配役が決まって。
新しい。
舞台の幕が開く。

そんな。
噂を耳にして。
そんな。
話が流れてきて。
そんな。
画が浮かんできて。

そしたら。
ちょいとばかり。
否、かなり。
いい役で声がかかりそうで。
ここはひとつ。
頂く為にも一芝居。

『Showtime !』'82年リリース。
J.ガイルズ・バンドの3枚目のライヴ・アルバムにして最後のライヴ・アルバム。
でもって。ピーター・ウルフ在籍時の最後のアルバム。つまり。事実上、J.ガイルズ・バンドの最後のアルバム。
ピーターのいないJ.ガイルズ・バンドなんてね。クリープの無い珈琲どころの騒ぎじゃないわね。
案の定、このアルバムの後にスタジオ・アルバムを1枚作って。それであっさり解散しました。
ピーターは。ソロでもいいアルバム出し続けてるし。今でも好きだけど。でもね。やっぱりねと。
このご機嫌で熱いライヴ・アルバム聴いてるとね。J.ガイルズ・バンドの一員じゃないピーターもね・・・と。
それくらい。とにかく。最高にご機嫌で熱くて。楽しく弾けてるライヴなのですよ。あぁ、生で観たかったよぉ!
以前の2枚のライヴ・アルバム、『Full House』も『Blow Your Face Out』も最高にカッコ良いライヴ・アルバムで。
“黒っぽさ”や、渋さ、激しさではその2枚に譲るけど。弾ける様な楽しさなら、このアルバムも負けてないよと。
確かに。「Centerfold」の馬鹿みたいなヒットには。苦節十何年良かったねと思いつつも。ちょっと違わないかと。
そのあまりのポップさに危惧を抱いたりもしていましたが。ライヴを聴くとね、全然変わってないじゃんと一安心。
最高にカッコ良いJ.ガイルズ・バンド。芯はそのままで。キャッチーに弾けて新たな魅力も開花したかなと。
それくらい。痺れるのです。このアルバム聴いて。心弾まなかったら。ロックンロールなんて聴かなくていいよと。
そこまでは言い過ぎかな。否、でも。このライヴだったら。自信を持って御代は観てのお帰りだ! だもんねぇ。
本当に。千両役者で大看板のピーターに。役を心得てるメンバー達。最高のバンドだったよな・・・再結成さぁ・・・

新しい。
脚本の粗筋は。
読めている。
新しい。
配役に求められるものは。
身についている。
新しい。
舞台の幕が開く日が。
もう待遠しい。

その。
噂を真実にして。
その。
話を流さない様にして。
その。
画を描き始める為にも。

そしたら。
ちょいとばかり。
否、かなり。
真剣に受ける心づもりになっていて。
ここはひとつ。
実現させる為にも一芝居。

先ずは。
この。
芝居から。
役者魂かけて。
ビシッと一芝居。
御代は観てのお帰りだ!

この先に。
更に大きな声で。
御代は観てのお帰りだ!
その為にもね。

そうさ。
もう。
幕は上がってるんだな。



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