« 2012/07/13 Fri *男の子だもん / The Spencer Davis Group | トップページ | 2012/07/15 Sun *友は宝、酒は力、我ら・・・ / Buddy Guy »

2012/07/14 Sat *舞台はここにあった / Otis Spann

20120714thebluesiswhereitsat


その。
舞台は。
舞台裏は。
楽屋は。
ここにある。

その。
ざわめき。
嬌声。
ボトルの歌う音。
グラスの鳴く音。

その。
笑顔。
その。
思い。
失えない。
失いたくない。
それは。
ここにある。

『The Blues Is Where It's At』'67年リリース。
'66年の8月にグリニッジ・ビレッジのカフェア・ゴー・ゴーで収録されたオーティス・スパンのアルバム。
当初は無観客のスタジオ・ライヴでの収録を予定するも。話が知れ渡って人々が集まってきてしまって。
どうせなら、パーティでもしながら録音した方がリラックスしたいい演奏になるのではと急遽観客を入れたとか。
その狙いは功を奏して。実は人見知りで自らが表に立つことは好まかったらしいスパンも。実にいい感じで。
そのピアノのみならず、その歌声も。実にいい塩梅で、いい感じに転がってブルースしています。
バックを務めているのは当時のマディ・ウォーターズ・バンドですから。親分のマディを始めとして。
シカゴ・ブルースの何たるかを十分に知り尽くした面子が揃っている訳ですから。これで雰囲気盛り上がりゃ。
それはもう。極上のシカゴ・ブルースが聴けなけりゃ嘘でしょってことですね。本当に極上のブルースです。
ブルース・ピアニスト、数いれど。やはり。シカゴ・ブルースのピアニストはスパンに尽きるよなぁと。本当に。
自在に鍵盤をさばき、自在にその上を転がる指が目に浮かぶ様で。その穏やかな歌声と相まって。いいなぁと。
そのスパンの一節、一声に。即座に対応してみせるメンバーとのやり取りも。それは見事なもので。
「Nobody Knows Chicago Like I Do」と歌われた日にゃ、それはもう。御見それしましたってものでしょう。
毎晩、毎晩。街から街へ。旅をしながらこんなライヴをやってたんだなと思うと。なんだか嬉しくなってしまって。
タイム・マシンがあればね。是非お願いして連れてってほしいな、なんて。そう思っちゃうんですけどね。
この温かく、ちょっと妖しく、楽しそうなパーティに参加したいなって。そうそう。パーティを楽しみ過ぎちゃって(?)
ハープのジョージ・スミスとギターのルーサー・アリソンはお姉さん達のお酒を買いに行って演奏してない曲も・・・
その曲ではマディ親分が頑張ってるんですけど。後で怒られたのか、それとも仕方ねぇなぁで終わったのか。
そんな舞台裏を想像するのも楽しくなる様な、リラックスした実にいい感じのアルバムなのです。

その。
舞台は。
舞台裏は。
楽屋は。
ここにあった。

その。
ざわめき。
嬌声。
ボトルの歌う音。
グラスの鳴く音。

その。
笑顔。
その。
思い。
失えない。
失いたくない。
それは。
ここにあった。

いつもの。
喧噪。
酒の匂い。
ロックが。ブルースが。
ソウルが。そして・・・
様々な思いが流れ。
言葉が溢れ。
一人でも。
連れ立っても。
集まっても。
楽しめる。
リラックスしていられる。
舞台はここにあった。

また。
少し。
時が流れた。
また。
少し。
時代が変わる。

その舞台が。
ここにあったことを胸に刻んで。
新しい。
舞台の幕開けを心待ちにしていよう。



web拍手 by FC2

|

« 2012/07/13 Fri *男の子だもん / The Spencer Davis Group | トップページ | 2012/07/15 Sun *友は宝、酒は力、我ら・・・ / Buddy Guy »

003 Blues,Rhythm & Blues」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/55210794

この記事へのトラックバック一覧です: 2012/07/14 Sat *舞台はここにあった / Otis Spann:

« 2012/07/13 Fri *男の子だもん / The Spencer Davis Group | トップページ | 2012/07/15 Sun *友は宝、酒は力、我ら・・・ / Buddy Guy »