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2012年7月

2012/07/30 Mon *覚悟はいいかい? / The Temptations

20120730gettinready


さてと。
決めたからには。
こうなったからには。
中途半端では終わらない。
その。
覚悟はいいかい?

そうさ。
決まったからには。
こうなってしまったからには。
もう止めることはできない。
その。
覚悟はいいかい?

新しいこと。
新しい組合せ。
面白いけど。
楽しいけど。
それだけでは終わらない。
その。
覚悟はいいかい?

『Gettin' Ready』'66年リリース。
ジャケットのブルーも目に鮮やかなテンプテーションズのアルバム。
モータウンを代表する男性グループと言えば。ミラクルズ、フォー・トップス・・・やっぱりテンプテーションズかな。
甘過ぎず、野性にも過ぎず。そのコーラス・ワークの端正さ、カッコ良さ。一番、モータウンらしいよなと。
その完璧さ故に。一時期あんまりソウルを感じなかったりもしたのですが。それは自分の誤りだったなと。
南部出身の実力者5人が。ヴォイス・トレーニングやダンス・レッスンをツアーの合間も続けて。研鑽し続けて。
ステージでコーラスやステップをミスしたら罰金。時間厳守できないものはグループを追われると言う鉄の掟。
只ならぬ才能の持ち主達が只ならぬ努力をしたのですから。その生み出すものは極上の輝きを放つわけで。
その輝きの眩しさに。ちょっと目が惑わされたかなと。これほど。ソウル・グループの、そのコーラスの。
魅力をここまで突き詰めて。ここまで達して。且つ売れてみせたグループは、テンプテーションズしかないなと。
今更ながら。その魅力に改めて参ってるんですけどね。覚悟、腹の据わり方が半端じゃ無かったからの魅力に。
確か4枚目にあたるこのアルバム。プロデューサーのスモーキー・ロビンソンも乗りに乗っていて。
勿論、ノーマン・ホイットフィールドとのチームも素晴しいのですが。初期のスモーキーとのチームは格別かなと。
「Get Ready」と、ストーンズもカヴァーした「Ain't Too Proud To Beg」、ヒットした2曲だけでも素晴らしいですが。
アルバム全体に。そのリズムにも鮮やかに乗ってみせる数々のナンバー、コーラス。実にご機嫌なのです。
ストーンズも大好きだったんだろうなぁ。「Ain't Too Proud To Beg」のカヴァー、愛情こもってましたものね。

さてと。
決めきるには。
攻め続けなきゃならない。
中途半端では降りられない。
その。
覚悟はいいかい?

そうさ。
止めを刺してしまうまでは。
やり続けるしかない。
もう途中下車は許されない。
その。
覚悟はいいかい?

新しいこと。
新しい組合せ。
面白いけど。
楽しいけど。
それだけでは終わらない。
その。
覚悟はいいかい?

あらゆる想定で。
あらゆる計画を。
なんとしても実行して。
何が何でも落としてみせる。
その為には。
時には恥も外聞も無くなる。
その。
覚悟はいいかい?

まぁ。
でも。
この。
新しいこと。
新しい組合せ。
何よりも面白くしよう。
とにかく楽しもう。
その。
覚悟は・・・いいよね(笑)。



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2012/07/29 Sun *生きながら・・・ / Albert Collins

20120729frozenalive


ええい。
もう。
こうなったら。
頼むから。
生きながら。

ブルースで。
葬ってくれ・・・じゃなくて。
ほら。
なんだよ。
あれだよ。

あの映画の。
ハン・ソロみたいにさ。
生きながら。
固めちゃってくれないか。
で、夏が終わったら元に戻してくれないか。

あぁ。
もう・・・

『Frozen Alive !』'81年リリース。
ブルース界のテレキャス・マスター、アルバート・コリンズのミネアポリスでのライヴ・アルバム。
一聴して。テレキャスだと判る硬質なサウンドで迫りまくるコリンズです。その硬質さ故か。
熱いプレイをすればするほどクールだと称賛され。アルバムのタイトルも、こんなタイトルが多かったり。
また、その硬質なサウンドで弾きまくるもんだからか。凶暴だとか凶悪だとかが代名詞になってたりもして。
あの、その昭和の外国人レスラーじゃないんだからさ。凶悪に暴れまくるコリンズってさ・・・好きですけどね。
確かにインストなんかで。ガンガン弾けば弾くほど。その鬼気迫るプレイに背筋も凍るってかね。
どうにも。なんか下手すると。ゲテモノなイメージがついてそうですが。う~ん、正統派だよなぁ。本質的には。
おそらく。その凶暴そうな(おいおい)顔に似合わず、真面目だったんだろうなと。だから徹底的に突き詰めて。
テレキャスのサウンドに、自分のプレイに向き合ってたら。自然とこのスタイルになってたんだろうなと。
真面目で頑固一徹なブルース・マンによくある様に。コリンズもレコード契約を失うなど不遇な時代があって。
'70年代は暫く録音の機会も失われていたのですが。アリゲーター・レコードのブルース・イグアロが声かけて。
A.C.リードら腕っこきの面子を招集して。バンドを組ませて。再びコリンズのサウンドを世に出したと。
そんな時期のライヴですからね。これはもう。そのギターの一音、一音に込められた熱量も半端じゃ無くて。
ガーン、ギュイーンとソロを弾き始めて突っ込んでいく。その瞬間の突破力、これが堪らないんですよねぇ。
聴く度に。熱く・・・否、寒くなるコリンズ(笑)。遠縁らしいライトニン・ホプキンス同様、真夏に相応しい・・・かな。
そうそう。ロバート・クレイがブルースに目覚めたのはコリンズのライヴを高校の文化祭(!)で観たからだとかで。
コリンズが来なかったら。フランク・ザッパの予定だったんだとか。もしそうなってたら今頃クレイは・・・ねぇ。

ええい。
もう。
こうなったら。
頼むから。
生きながら。

ブルースに。
葬られ・・・じゃなくて。
ほら。
なんだよ。
あれだよ。

あの映画の。
ハン・ソロみたいにさ。
生きながら。
凍らせちゃってくれないか。
で、涼しくなった頃に元に戻してくれないか。

あぁ。
もう・・・

ちゃんと。
動いてる。
遊んでる。
食べてる。
飲んでる。

でも。
あぁ・・・
暑いんだ。
怠いんだ。
駄目なんだ。

だから。

生きながら。
氷結しちゃってくれないか。
冷凍しちゃってくれないか。
そうしたら。そうできたら。
どんなにか。気持ちいいだろうなぁ(笑)。



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2012/07/28 Sat *熱は熱を以て / Lightnin' Hopkins

20120728bluelightnin


暑い。
とにかく。
暑い。
言ってもしかたないが。
暑い。

歩いてるだけ。
否、歩かなくても。
立ってるだけでも。
もう、暑くて。
熱くなってきて。

一度。
そうなってしまうと。
その熱が。
なかなか抜けてくれなくて。
どうしようもない。

こんな時は。
もう。
ジタバタしないで。
熱には。
熱を以て。

『Blue Lightnin'』'65年リリース。
ブルース・マン数多しと言えど。その独特の何とも言えない暑苦しさで他の追随を許さない。
そんな、ワン・アンド・オンリーの偉大なブルース・マン、ライトニン・ホプキンスのジュエルでの最初のアルバム。
第一期と、再発見後の第二期。通算して600曲を越えるとも言われる録音を残しているライトニンです。
当然、そのアルバムの数も膨大で。なんだか怪しいアルバムもあったりして。どれから聴いたらいいのやらと。
ブルース初心者(?)を困らせるライトニンですが。第二期では、例のあのアルバムが代表作ではありますが。
このアルバムでの、ジュエル録音も。なかなかに見逃せない、ゲヘゲヘ、デロデロのあのライトニン節が聴けて。
おぉ、ライトニンやる気出してるなと。また側にお姉さん達をはべらかせて録音に臨んだのかなとか(笑)。
まぁ、それはどうか判りませんが。ベース、ドラムスに。ピアノと。バックがしっかりしていることもあって。
御機嫌ではあったのでしょう。そのギターも力強く。そして実は華麗(とまではいかないか)な指使いもあって。
惹きこまれてしまうんですよね。それでもって。その歌声は泥臭く、いやらしく、デヘヘヘヘっときますからね。
本当に、暑苦しくて。勿論、それが魅力で。それもブルースで。こっちもデヘヘヘヘっとなるしかないのですが。
なにも真夏に。こんな猛暑に。わざわざ針を落とさなくてもよさそうなもんなんですけど。それがねぇ・・・
誘われちゃうんですよねぇ。なんか熱気で立ち上る陽炎の向こうから呼ばれてる様な気がしてですね。
ついつい針落としちゃって。ゲヘゲヘ、デロデロのデヘヘヘヘっと。ライトニンが笑ってるんですよねぇ。
ふと我に返って。俺は何をしてるんだと。う~ん。まぁ、熱は熱を以て制すってことで。良しってことですかね(笑)。

暑い。
とにかく。
暑い。
言うだけ無駄かもしれないが。
暑い。

ちょっと動いただけで。
否、動かなくても。
じっとしていても。
もう、暑くて。
熱くなってきて。

一度。
そうなってしまうと。
その熱が。
夜になっても抜けてくれなくて。
どうしようもない。

こんな時は。
もう。
ジタバタしないで。
熱には。
熱を以て。

水分補給に。
気をつけながらも。
街へと繰り出して。
あっちへ。こっちへ。
汗かいたら。
ガツンと。熱いの、厚いの食べて。
ゴクゴクっと飲んで。
後は・・・
飛びっきり熱い音楽を。

熱は熱を以て制してしまおう!



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2012/07/27 Fri *この名前 / John Lennon

20120727winston


良くも悪くも。
この名前で。
知られている。
この名前で。
渡り合っている。

受け要られていようが。
煙たがられていようが。
この名前で。
扉を開き。波紋を起こし。
進んでいる。

この名前を。
耳にすれば。
どこまでのものか。
何をやらかそうとするのか。
知る人は知っている。

この名前。

『Winston O' Boogie』リリース年不明。
ジョン・レノンのアウトテイクやセッションを集めたブートレッグ。
昔から知られたアルバムで。同じくブートレッグの『Lost Lennon Tapes』のシリーズや。
遂にオフィシャルで陽の目を見た件のボックスの先駆者的存在のアルバム(になるのかな?)。
ジョンのミドル・ネーム(だった)、ウィンストンと煙草のウィンストンを結びつけたジャケットが洒落てるなと。
更に言えば。アルバム・タイトルはジョンがエルトン・ジョンのレコーディングに参加した時の変名のもじりで。
勿論、このアルバムにジョンは関与してないのですが。その言葉遊びはジョンが好きそうな感じがして。
ブートレッグとは言え。このアルバムの制作者にはジョンに対する愛情を感じてしまったりもします(苦笑)。
内容は『Walls And Bridges』から『Rock 'N' Roll』から『Double Fantasy』のセッションまでと幅広く。
シングル・アルバムなのに。17曲収録ってのは。流石に詰め込み過ぎだろうと。音圧も下がっちゃったじゃんと。
そうは思うのですが。ジョンの歌声を1曲でも多く届けたかったんだろうなと。また製作者に肩入れしたりして。
明らかに酔っぱらって歌ってるものや、ふざけてるもの、途中で止めちゃったりと。あくまでもマニア向けですが。
その生なしいジョンの歌声。ジョン・ウィンストン・レノン以外の何ものでもない、その歌声に震えがきます。
こうして。装飾を施される前の。時にすぐそこで、耳元で歌われてる様なジョンの歌声を耳にすると。改めて。
この声が。それこそがロックンロールそのものだったのだなと。思い知らされます。それ以外の何者でもないなと。
そう。ジョンは、ロックンロールには二つ名がある。それはチャック・ベリーだと語ったことがありましたが。
ジョン・ウィンストン・レノン、ジョン・レノン。この名前も。またロックンロールの二つ名であると。そう思うのです。
その名前を耳にするだけで。胸が騒ぐ。期待させられる。想いが込み上げてくる。そうでなくっちゃねと。

良くも悪くも。
この名前で。
語られている。
この名前で。
向き合っている。

好かれていようが。
嫌われていようが。
この名前で。
叩き起こし。叩き潰し。
切り開いている。

この名前が。
耳に入れば。
どれほどのものかは。
何をやらかしてくれるのかは。
知る人は知っている。

この名前。

良いことばかりでも。
ないけれど。
悪いことばかりでも。
ありはしない。

誰かの。
胸が騒ぐなら。
誰かが。
期待してくれるなら。

この名前。

知れているのも悪くはない。

第一、名前も思い浮かばないんじゃ。
誰がやっても一緒だし。
そんなの。面白くもなんとも。
ありゃしない。

そうだろう?



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2012/07/26 Thu *社長! / The Rolling Stones

20120726welcometonewyork


社長!

で、結局は。
どっちなんですか?
やるんですか?
やらないんですか?
そろそろ決めましょう。

で、結論は。
いつからですか?
どこを起点にするんですか?
結成?勢揃い?
そろそろ決めましょう。

ま・さ・か。
未だ副業に未練ですか?
また専務にどやされますよ。
もう、うずうずしてるんですから。
もう、決めましょう。

どうなんですか?
社長!

『Welcome To New York』'89年リリース。
'72年7月26日、ミックのバースデーに行われたMSG公演を収録したローリング・ストーンズのブートレッグ。
このスゥインギング・ピッグによるアナログ盤は復刻版で。ノイズを取り除いたってのが売りだったとか。
ただノイズと一緒に観客の歓声も取り除いちゃったのか(?)臨場感には欠けるのが欠点とも言われてます。
で、「All Down The Line」「You Can't Always Get What You Want」「Midnight Rambler」がA面で。
「Bye Bye Johnny」「Rip This Joint」「Love In Vain」「Sweet Virginia」「Jumpin' Jack Flsh」がB面と言う。
まぁ、シングル・アルバムなので仕方ないんですけど。ライヴ中盤を中心とした、この中途半端な選曲(笑)。
当然、当時のミック夫人、ビアンカも登場したと言うミックのバースデーを祝うシーンも収録されていません。
贅沢を言うのは止めましょう。ブートレッグですから。ミック・テイラーを加えたストーンズの。その荒々しくも。
華麗ですらあるライヴを楽しめるんですから。それでいいんじゃないかなと。音質もこれくらいがちょうどいいと。
勿論'73年のストーンズは最高ですが。より荒々しい'72年のストーンズもまた魅力的なのです。カッコいいもん。
テイラーの流麗なギター、ビルとチャーリーの絶妙なコンビネーションが生み出すグルーヴ。そして・・・
ミックの妖しく、ふてぶてしいヴォーカル。こうでなくちゃね、ミックは。最近は、ちょっと“常識人”過ぎますよね。
で、一番ゾクッとするのが。最後にメンバー紹介されたキースが「Bye Bye Johnny」のイントロを決める瞬間です!
ミックの誕生日の音源でも。やっぱりキースのギターに耳を奪われます。御免ねミック、許してねミック(笑)。
う~ん、やっぱりねぇ。タイム・マシンにお願いして。この頃のストーンズのライヴ、生で体験したいなぁ。
そして。そろそろ来年辺り、ねぇ、ミック、どうなんですか?キースの旦那は準備万端だと思うんですけど・・・

社長!

で、とどのつまり。
どうなんですか?
やるんですよね?
やらない・・・なんてなしですよね?
そろそろハッキリさせましょう。

で、もういいでしょう。
いつ発表するんですか?
どこから始めるんですか?
北米?地元倫敦?
そろそろハッキリさせましょう。

ま・さ・か。
未だ準備不足だなんて言うんですか?
また専務にどつかれますよ。
もう、むずむずしてるんですから。
もう、ハッキリさせましょう。

どうなんですか?
社長!

本当に。
どうなんですか?
ミック社長!

あっ、そうそう。
お誕生日おめでとうございます!
ミック社長!



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2012/07/25 Wed *解き放て / The Staples

20120725unlockyourmind


身体も。
時間も。
まだまだ。
思うにまかせない。

身体は。
動かないし。
時間は。
足らないし。

それでも。
それだから。
せめて。
精神だけでも。

解き放て。
さぁ。翔んでゆけ。

『Unlock Your Mind』'78年リリース。
ワーナーに移籍してステイプルズに改名したステイプル・シンガーズ。
そのワーナー在籍時の(恐らく)最後を飾ったアルバム。ステイプルズって名前には違和感ありますが。
その内容は。あの黄金のスタックス時代に迫ろうかってくらいの充実したものがあります。
ワーナーの前には。スタックスの倒産に伴ってカーティス・メイフィールドのレーベルに移籍していて。
カーティスのプロデュースでもいいアルバム創ってましたけど。やっぱりねぇ、ステイプル・シンガーズ・・・
否、ステイプルズはマッスル・ショールズでしょって。久々のマッスル・ショールズ録音のこのアルバム聴くと。
やっぱり。そう思っちゃうんですよね。そのリズム隊も、ホーンズも。相性って大事なんですよね。やっぱりね。
ソウルフルでファンキーで。そしてゴスペル出身ですから。家族ですから。その歌声、コーラスの見事なこと。
特に、メイヴィス・ステイプルズの歌声はね。その迫力、その熱さ、その昂揚感。圧倒されますね。
確かこのアルバム、邦題が『天翔る想い』とか。そんなんだったと思うのですが。まさしくタイトル通りに。
メイヴィスの歌声を聴いてるうちに、歌声に身を委ねてるうちに。解き放たれて。空へと翔んでゆく心地ですね。
ソロでも素晴らしいアルバムを創って。今も現役で歌い続けてるメイヴィスです。それも嬉しいことですが。
やっぱりね。家族と一緒に歌ってた、ステイプルズ、ステイプル・シンガーズ時代は、メイヴィス自身にとっても。
特別な想いを抱いて歌ってたのかなぁと感じたりもするんですよね。パパ、ポップの歌声も味わい深いし。
プレスリーも歌ってた「Mystery Train」も、なんと、あのELOのナンバーも。ステイプルズそのもの。
ステイプルズならではのナンバーになっていて。あの歌声、コーラスが聴こえてきます。やっぱり翔ぶよなぁ。

頭の回転も。
思考の連鎖も。
まだまだ。
思う様にはならない。

回転は。
遅いし。
連鎖も。
もどかしいし。

それでも。
それだから。
せめて。
その想いだけでも。

解き放て。
さぁ。翔んでゆけ。

思う様に。
思いのままに。
身体が動けば。
その時間があれば。

思う様に。
思いのままに。
頭が回れば。
思考が繋がれば。

できなければ。
できなくても。
だから。
その想いだけは。

解き放て。
さぁ。翔んでゆけ。



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2012/07/24 Tue *うろうろ、ちょろちょろ / Spinners

20120724spinners


辺りを。
周りを。
うろうろ。

辺りで。
周りで。
ちょろちょろ。

面白くなるかな。
楽しくなるかな。
遊べそうかな。
踊れそうかな。
何かが始まりそうかな。

そんな匂いを。
嗅ぎつけたら。
逃さずに。
その辺りに。
その周りに。
いなくちゃね。駄目だよね。

『Spinners』'73年リリース。
デトロイト出身のスピナーズ、アトランティック移籍後の第一弾となったアルバム。
デトロイト出身、そうスピナーズはモータウンから移籍してきたんですよね。
モータウン時代もなかなかいいんですが。スピナーズと言えばやはりフィリップ・ウィンをリード・シンガーに迎え。
フィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオで録音された、フィリー・ソウルの傑作たる、このアルバムかな。
プロデュースとアレンジに。そのフィリー・ソウルの立役者であるトム・ベルを迎えて。
そのストリングスも加わった極上のフィリー・サウンドとスピナーズの華麗なコーラス・ワークが化学反応起こして。
ダイナミックでソウルフルで。そして何よりもスウィートなそのヴォーカルとコーラスが、グッとくるんですよねぇ。
スタイリスティックスほどベタで下世話な感じにならないのは(否、それはそれで好きですけどね)。
スピナーズのルーツがドゥーワップにあることと関係あるのかな。コーラス・ワーク、アンサンブルに。
やはりそれだけの。本格的な“黒さ”があるんですよね。洗練されても、どこまでもね。
そうだなぁ、人工甘味料の甘味と、天然の甘味との違いかな。二級酒と純米酒の違いとも言うかな。
べたつかない甘さ、翌日に残らない甘さなんですよね。そこが好きなんですよね、スピナーズ。
「Could It Be I'm Falling In Love」とか。そして大ヒット・ナンバーの「I'll Be Around」とかね。最高でしょう。
ストーンズは、同じフィリー・ソウルのブルー・マジックを起用しましたが。スピナーズだったらどうなってたかな?
流石にそれは。同じアトランティック所属(当時)でも。許可が出なかったかもね。トップ同士だもんなぁ。

辺りを。
周りを。
ちょろちょろ。

辺りで。
周りで。
うろうろ。

面白くしようよ。
楽しくしようよ。
遊ぼうよ。
踊ろうよ。
何かを始めようよ。

そんな匂いが。
するところには。
必ず。
その辺りに。
その周りに。
いるんだよね。いなくちゃね。

あれとこれとで。
面白く。
それはあれとで。
楽しく。
あいつとこいつと。
遊んでみれば。
あの娘とこの娘が。
踊っちゃう。
組み合わせて。組み合わさって。
何が始まる様に仕掛けちゃおう。

そんな時は。
必ず。
その辺りに。
その周りに。
うろうろ。
ちょろちょろ。

うろちょろするのは。
止められないね。
それが仕事・・・楽しみだからねぇ(笑)。



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2012/07/23 Mon *てやんでい! / John Littlejohn

20120723chicagobluesstars


そりゃ。
あれだよ。
嫌いじゃないってか。
それなりに。
好きだしな。

まぁ。
あれだよ。
俺っちが。
出張ることで。
上手く収まるってんなら。

その。
なんだよ。
しかも。
皆さんがお困りだってんなら。
ほっとくわけにもいかねぇってもんさね。

で、なにかい。
なにがなにして。
あれがあれして。
これがこれして。
どうなってんだい?

『Chicago Blues Stars』'69年リリース。
シカゴのウエスト・サイドで。そのスライドの腕前で顔役となったジョン・リトルジョン。
何故かなかなかレコーディングにはいたらずに。ひたすらゲットーのクラブで演奏してたリトルジョン。
その腕前と顔役振りが。ようやくレコード会社の目に留まり製作された初めてのアルバム。
先ずは何といっても。この笑顔。如何にも職人さんが、一仕事終えましたって感じの笑顔がいいですよねぇ。
ブルースだけでは食えなくて。自動車整備工が本業となってたとか。整備の腕前も良かったんだろうなと。
実際に、油の染み込んだ整備服を着て会心の笑顔を見せている写真も残ってるとの事です。いいなぁ。
昔は近所に一人や二人はこんなオジサン達がいたなと。あの自転車屋さんとか、あの鍛冶屋さんとか。
リトルジョンのギター、ブルースって。その懐かしいオジサン達の姿と重なるものがあるんですよねぇ。
普段は何してるかよく解んなくて。昼間はお茶飲んで昼寝して。夜は早い時間から一杯飲んじゃったりもしてて。
でも。お客が来ると。いざ仕事ってなると。なんだかんだ言いながら。ちゃっちゃとやって、見事に片付けちゃって。
お客の喜ぶ顔見てニヤッとして。お礼なんか言われたら。おぅなんてぶっきら棒に返事しながら笑顔になっちゃう。
自分の仕事に誇りを持って。腕にも自信があって。人に頼まれたら断れなくって、そんな職人気質のオジサン。
もうね。間違いなく。リトルジョンもね。そんなオジサンだったんだろうなと。勿論、腕のほうも抜群で。
スパナを持っても、ギターを弾かせても。間違いなく、その仕事振りで周囲を納得させてしまう。で、ニヤッとね。
エルモア・ジェイムズの再来とも一部では言われたたらしいリトルジョンですが。モダンさも持ち合わせていて。
そのエルモアをより都会的にした様なサウンドと。人の良さが滲み出た様な温かい歌声がいいなと思います。

そりゃ。
あれだよ。
嫌いじゃないってか。
やっぱり。
好きだしな。

まぁ。
あれだよ。
俺っちが。
出張ったからにゃ。
収まらないものも収めちゃうよ。

その。
なんだよ。
ちゃっちゃと。
皆さんがお困りだってものを。
片づけちまわなきゃいけないわな。

で、あれだよ。
なにをなにして。
あれをあれして。
これをこれして。
ほれ。
どんなもんだい!

助かりました。
いやいや。大したことじゃねぇよ。
ありがとうございました。
いやいや。礼にはおよばねぇよ。
見事なもんですね・・・って。
てやんでい!
こちとら職人でい(笑)。



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2012/07/22 Sun *独りじゃないこと / Otis Rush

20120722otisrushcoblaaltimate


独りじゃないこと。

それは。
結構さ。
柵でもあり。
重圧でもあり。
まぁ、そこまでじゃないとしても。

それは。
結構ね。
制限される事でもあり。
気を回さねばならない事でもあり。
まぁ、考えるとそれなりにはなね。

でも。
それを。
選んだのは。
自分で。
そうなるのは。
自然でもあるけれど。

となりゃ、それはそれで。
ブルーでもある。

『Cobra Alternates』'80年リリース。
'56年から'58年のオーティス・ラッシュのコブラ音源。その別テイクや未発表テイクを集めた日本編集アルバム。
コブラのラッシュの言葉を失うまでの凄さは。他の正規に発表されたテイクを集めたアルバムで堪能できますが。
世に出なかったテイクでも。その熱量は何ら変わることなく。またスタジオの臨場感も感じられたりして。
世界に先駆けて。この様な発掘に取り組んだPヴァインの功績はもっともっと評価されてもいいでしょうね。
確かに未発表になってたのには、それなりの理由もあって。構成や編集が煮詰まってなかったりもしますが。
それでも。コブラのラッシュですから。そのギター、その歌声。鎌首を擡げるコブラの如き迫力に溢れてます。
本当に。この頃のラッシュは。その身の内から止めど無く溢れてくるブルースを如何に表現していくか。
好調だっただけに。もっともっと、いける筈だと。その辺りには表現者としての苦しみもあったんだろうなと。
そんなラッシュを支えているのがラッシュのコブラ入りを後押ししたウィリー・ディクソンだったり。
職人的なギターでラッシュをサポートするウェイン・ベネットだったり。あのリトル・ウォルターも参加してたりします。
ウォルターはラッシュを自分のバンドに加えたかったなんて説もあって。実現してたらなぁ・・・凄かったろうな。
そしてディクソン。チェスに契約してもらえなかったラッシュをコブラと契約させて。徹底的にバック・アップして。
手取り足取りで教えて。「My Love Will Never Die」のディクソンのヴォーカル・ヴァージョンも収録されていて。
孤高のイメージの強いラッシュですが。多くの先輩や同志に支えられていたことが解る。いいアルバムなのです。
独りじゃなかったからこそ。このコブラのラッシュがあったんだなと。ちょっと感動したりもしてしまいます。

独りじゃないこと。

それは。
意外とさ。
励みでもあり。
支えでもあり。
まぁ、そこまでじゃないとしても。

それは。
結構ね。
心強く感じられる事でもあり。
気が通じ合った時の楽しさを考えると。
まぁ、思うとそれはそれなりにね。

そう。
それを。
選んだのは。
自分で。
そうなるのは。
自然でもあるけれど。

となりゃ、それはそれで。
ハッピーでもある。

独りじゃないこと。
それは俺をブルーにさせる。
でもハッピーにもさせてくれる。

明日。
そして。
その先。
独りじゃないこと。
どっちに転がるかは解らないけれど。

独りじゃないこと。
楽しめたらいいよね!



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2012/07/21 Sat *ブルースを・・・ / Earl Hooker

20120722blueguitar


ブルースを。
ブルースを・・・

いやね。
ほら。
何の気兼ねもなく。
何も気にしないで。
週末を迎えようとすると。

それは。
ほら。
何のかんのとさ。
何かとね。
平日は頑張らざるを得ないと。

そうすると。
ほら。
何だかなぁと。
何でこうなるのと。
せっかくの週末なのに疲れが残ってて。

ブルースを。
ブルースを・・・

『Blue Guitar』'80年リリース。
スライド名人、アール・フッカーの'59年~'63年ごろまでの音源を集めた日本編集アルバム。
全12曲中5曲が他人の録音に参加しバックを務めたもの。残りの7曲がフッカー名義の録音です。
ジャケットではジミー・ペイジばりにダブル・ネック・ギターを誇らしげに抱えてるフッカー。
オーティス・ラッシュによればフッカーの楽器に関する嗅覚は鋭くて。いつも参考にしていたとか。
そんな先進性を持ちながら。ロック界との直接の繋がりが薄かったり、'70年に夭折したりで。
決して知名度は高くないフッカーですが。先のラッシュや、B.B.キングやジョン・リー・フッカーにバディ・ガイ。
そんな錚々たる面々がこぞってその天才性を語り、その影響を語る。それほどの傑物なのです。
兎に角。他人のバックでも。自分の録音でも。そのキラッと光って、スカッと抜けていくそのギター。
名人芸のスライド、そして押弦でのプレイでも。その鮮やかな軌跡には聴き惚れるばかりなのです。
勿論、他人のバックではそれでいて決して主役を殺さないで自らも輝いてみせる、それも事も無げにやってると。
その粋な職人芸に、思わず拍手を贈りたくなります。これほど気持ちのいいブルースもそうは無いかなと。
フッカー名義の録音はインストが殆どですが。ジュニア・ウェルズのあの名曲のインスト・ヴァージョンもあって。
その「Rockin' With The Kid」とか「Rockin' Wild」の軽快さ、爽快さは。本当にご機嫌にしてくれるのです。
フッカーのブルーなギターはブルースをぶっ飛ばしてくれるギターなのです。否、本当に。

ブルースを。
ブルースを・・・

あぁ。
もう。
何の気兼ねもなく。
何も気にしないで。
週末を迎られたのに。

あぁ。
そうさ。
何のかんのとさ。
何かとね。
平日は頑張ってきたのに。

あぁ。
まったく。
何だかなぁと。
何でこうなるのと。
せっかくの週末なのに疲れが抜けなくて。

ブルースを。
ブルースを・・・

あぁ。
もう。
そうさ。
まったく。
ブルースを。
ブルースを・・・
ぶっ飛ばしてしまおう。
蹴っ飛ばしてしまおう。

だから。
ブルースを聴いて。
ブルースをぶっ飛ばせ!
ブルースを蹴っ飛ばせ!



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2012/07/20 Fri *次から次へ / Tower Of Power

20120720intheslot


次から次へ。
弾き返せば。
返しただけ。
何故だか。上手い具合に。
得点を叩き出してる様な。

次から次へ。
話を返せば
返しただけ。
何故だか。上手い具合に。
転がり出しちゃってる様な。

次から次へ。
降ってくるのはいいけれど。
こうも。上手い具合に。
いくってのは。何か妙な気分で。
そう。俺は魔術師じゃないもんなと。

『In The Slot』'75年リリース。
ピンボール・マシンを模したジャケットもカッコいいタワー・オブ・パワーのアルバム。
米国西海岸、ベイ・エリアを代表するファンク・バンドであるタワー・オブ・パワーです。
このアルバムでも。熱く熱く、弾けに弾けて。これでもかってくらいファンキーに迫ってきます。
本当に。このリズム隊とホーン・セクションの融合は。とてつもないパワーを放っています。
JBとかスライも勿論最高なのですが。なんのなんの負けちゃいないぜってところです。
まぁ、これ聴いてリズムとったり、身体揺れなかったりしたら。そいつは・・・寂しいねってとこかな。
また。ヴォーカルもね。ファンキーで。でもベイ・エリアですから。爽やかでもあって。堪らんぜと。
よくも。まぁ。針を落とした瞬間から。よくもここまで。次から次へとぶっ放してくれるなぁと。
で、間に挟まれるスローなナンバーが。これがソウルフルでメローで。泣かせてくれるんだよなぁと。
次から次へと。必殺のショットを繰り出してる様なもんですからね。そりゃ、堪りませんね。くどいけど。
ただ。タワー・オブ・パワーのアルバムとしては実はちょっと人気薄のアルバムでもあって。
そうですね。確かに。初期にあった荒々しさ、ワイルドな迫力には若干欠けるのかな。洗練されたとも言うけど。
それにしても。このアルバムが何枚目だったか忘れましたけど。次から次へとファンキーなアルバム連発して。
流石に'80年代以降はリリースのペースは落ちましたが。ライヴ活動を中心にバリバリに現役ですからね。
たびたび来日もしていて。10年ほど前に初体験した時は。本当にもう、脳天から直撃されました。
やっぱりね。このアルバムにも。そのパワーが、そしてある種のマジックが込められているんだと思います。

次から次へ。
揺さぶれば。
揺さぶっただけ。
何だか。上手い具合に。
あちこちで反応してる様な。

次から次へ。
話を広げれば
広げただけ。
何だか。上手い具合に。
あちこちで拾ってる様な。

次から次へ。
降ってくるのはいいけれど。
こうも。上手い具合に。
いくってのは。何か妙な気分で。
そう。俺は魔術師じゃないもんなと。

引き締めようと。
戒めようと。
口元をギュッとしても。
直ぐに緩んでしまって。
いけない。いけない。
魔術師じゃないんだから。
油断大敵。
調子に乗るなよと。

でも・・・

次から次へ。
乗れるところは。
乗れるところまでは。
乗っちゃうってのも大切だったりするんだよね!



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2012/07/19 Thu *当意即妙 / Aretha Franklin

20120719soulsixtynine


相手に合わせて。
その場の空気の。
流れを読んで。
合わせて。共に漂って。
いつの間にやら。

臨機応変に。
切り替えて。
微調整しながら。
様子を見ながら。頷きながら。
いつの間にやら。

掌の上で。
転がす様に。
気づかぬうちに。
気づいてみたら。あれ、なんでと。
思いのままに。

『Soul '69』'69年リリース。
タイトル通りに'69年にリリースされたアレサ・フランクリンのアルバム。
そしてタイトルに反してジャズの香りも濃厚なアレサのアルバムだったりします。
コロンビア時代に。意に染まぬジャージーなアルバムばかり創らされて。
アトランティックに移籍して。ようやく。その思いのままにソウルフルな歌声を披露できた・・・
なんてのが。アレサの歴史が語られる上での通説だったりしますが。
このアルバムを聴くと。おやおやと。意外とそのジャズ路線にはアレサの意志もあったのかなと。
そう思ってしまうくらいに。このアルバムでのアレサ。見事にジャージーなサウンドを従えています。
鮮やかに乗りこなして。いつもと変わらぬその比類なく素晴しい歌声を聴かせてくれているのです。
そう。バックがどんなサウンドであれ。ちゃんと合わせて。流れに乗って。そして。
いつの間にか。自分のものとして。掌握して、自在に動かしてしまう力がアレサの歌声にはあるのです。
相手がワルツを踊ればワルツを、タンゴを踊ればタンゴを踊るだけとか何とか言いながら。
鮮やかに試合全体を自分の支配下に置いてしまうニック・ボックウィンクルって名プロレスラーがいましたが。
このアルバムのアレサの歌声を聴いてて。ちょっと思いだしてしまったりしました。鮮やかなものだなと。
ジャズであれ、ロックであれ、ゴスペルであれ、そして勿論ソウルであれ。思うがままに支配できる。
臨機応変に、当意即妙に。しかも。それを殆ど意識もせずにやってのける。歌の力がここにはあるのです。
そうか。その力を得たのはアトランティックに移籍してからで。だからコロンビア時代は花開かなかったのかも。

相手に合わせて。
その場の空気の。
流れを読んで。
捉まえて。手繰り寄せて。
いつの間にやら。

当意即妙に。
受け応えて。
対応しながら。
その先を感じながら。落としながら。
いつの間にやら。

見えない糸で。
操る様に。
気づかれぬうちに。
気づいてみたら。あれ、なんでと。
意のままに。

臨機応変・・・
当意即妙。

意識もせずに。
転がせたら。
操れたら。
そろそろ。
調子が戻ってきたかなと。

当意即妙。

その心地良さ。
それがあるから。
止められないんだな(笑)。



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2012/07/18 Wed *うまくやっていこう / Marvin Gaye

20120718letsgetiton


うまくやっていくしか。
うまくつきあっていくしか。
ないんだなと。

何とって。
それは。
まぁ。
色々で。
色々ってのは。
まぁ。
色々あるでしょ。そりゃと。

あまりの暑さに。
身体は早くもバテ気味で。
精神だってそんなにタフじゃない。

何はなくても。
きついのに。
これじゃ。
色々と。
大変になるのは目に見えてるので。
見えてるんだったら。
手は打たないとねと。そりゃね。

『Let's Get It On』'73年リリース。
かの『What's Going On』に続くマーヴィン・ゲイの傑作アルバム。
(実は間に映画のサントラ盤を1枚手掛けてるそうですが)
前作がその崇高な精神性と鋭い問題意識で傑作の名をほしいままにしているのに対し。
このアルバムはあまりに対照的なその肉体性、そのものずばりの愛と性を赤裸々に歌って傑作にと。
精神と肉体、聖と俗、常にその相反する両面の間で揺れ動いていたマーヴィン・・・ってのが通説で。
そればかりで語られるのはどうよと。確かにまぁ、アルバム・タイトルからしてそのものズバリですしね。
そのタイトル・ナンバー、「Let's Get It On」は某バラカン氏も女性を口説くのに使ってたとかってほどですから。
他にも女性の喘ぎ声が入ったナンバーもあるし。確かマーヴィンはこの頃、若い彼女に夢中だったとか。
まぁ、そういうアルバムなのは確かなんですけどね。不思議と。そこまで生々しくも無いかなと。
そこがマーヴィンの天賦の才で。その歌声はセクシーなんですけどね。エロティック過ぎはしないとね。
なんか聖と俗が一曲の中で同居しちゃうみたいなところ。それがマーヴィンの凄さ、新しさだったのかなと。
勿論、婦女子が黄色い声で失神しちゃうくらいには、十分にセクシーなんですけどね。
そのセクシーさがどこかでメローにも繋がってる。そこを意識してたかどうかはあれですけど。うまくやったなと。
そうそう。このアルバム・タイトル、元々はうまくやっていこうみたいな意味でしょ。それが転じてな訳で・・・
マーヴィンが色々と複雑な環境にあったのは事実で。その中でうまくやっていく術を身に着けざるを得なかったと。
それがマーヴィンの歌声を特別なものにしたのかも。しかし、まぁ、このアルバムは・・・やっぱりエロいな(笑)。

うまくやっていくしか。
うまくつきあっていくしか。
ないんだなと。

何とだって。
それは。
まぁ。
色々あるので。
あるからには。
まぁ。
色々うまくやらなきゃ。そりゃと。

この暑さじゃなくたって。
身体はどうもバテ気味で。
精神なんかタフじゃいられない。

何はなくても。
きついから。
そりゃ。
色々と。
大変になるのは致し方ないけれど。
それはそれで。
手を拱いているだけじゃねと。そりゃね。

色々な。
思いとか。
志とか。
計算とか。
欲望とか。
その他諸々とか。

まぁ。
うまくやっていこう。



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2012/07/17 Tue *ざわ・・・ざわ・・・ / Brenda Holloway

20120717everylittlebithurts


ざわ・・・
ざわ・・・

小さな事で。
微かな事で。
あるのは。
解ってはいる。
けれど。

その。
小さな事が。
微かな事が。
刺さってしまって。
そのままで。

何故。
何故。
動かないのだろうと。
反応がないのだろうと。
胸が騒いだりする。

ざわ・・・
ざわ・・・

『Every Little Bit Hurts』'64年リリース。
モータウン史上、もっとも美しい女性シンガーと言われるブレンダ・ハロウェイ。
そのブレンダの唯一のヒット曲をタイトルに冠したモータウンでの唯一のアルバム。
ロサンゼルス出身のブレンダ、初期のモータウンのスターだったメリー・ウェルズと声質が似てるとも言われ。
あるパーティでメリーのナンバーを歌ったところ。その美貌と美声がベリー・ゴーディの、モータウン社長の。
目に留まり、耳に留まって。恐らくは胸を騒がせて。モータウン入りが決まったと言うシンデレラ・ストーリー。
ゴスペル出身であるブレンダですが。所謂シャウターではなくて。温かく包み込む様な歌声の持ち主で。
包み込み、ゆっくり、じっくりと沁み込んできて。ついに胸が騒がせられるといった感じで。
その穏やかでありながらも。感情の機微の、その細かい襞まで掬い上げるかの如き表現力が見事です。
スペンサー・デイヴィス・グループでスティーヴ・ウィンウッドがカヴァーした件の「Every Little Bit Hurts」とか。
あの「Unchained Melody」のカヴァーとか。繊細でありながら情熱的なその歌声に。胸が騒ぐのです。
ざわ・・・ざわ・・・あれ?あれ?って思ってるうちに。ブレンダに恋してるって感じでしょうかね。いいんですよねぇ。
さて。このまま。幸運の道をまっしぐら、モータウンの女王に登りつめるかと思われたブレンダですが。
そうはいかず。鳴かず飛ばずと言うか、飼い殺し状態の様になって。やがてその名前は。
モータウンからも、シーンからも消えてしまいます。'80年代にはゴスペルの世界でカムバックしたらしいですが。
何故と?訪ねても誰もが言葉を濁すのだとか。ただその美貌が悲劇のもとだったとも。
その美貌故に。ゴーディーとの間に。何か急激に寵愛を失わせる様なことがあったのだとか。う~ん・・・

ざわ・・・
ざわ・・・

小さな事で。
微かな事で。
あるのは。
知っている。
けれど。

その。
小さな事が。
微かな事が。
刺さってしまった。
そのままで。

何故。
何故。
動いたのだろうと。
反応するのだろうと。
胸が騒いだりする。

ざわ・・・
ざわ・・・

小さな事に。
微かな事に。
胸が騒ぐ。

小さな事で。
微かな事で。
胸が震える。

動かなくても。
ざわ・・・
動いても。
ざわ・・・

ちょいとばかり。
やっかいな。
棘が刺さってしまったかな。
まぁ。それが。
上手い方向に作用してくれれば。
なんだけど。

ざわ・・・
ざわ・・・



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2012/07/16 Mon *瞬間冷却 / Lydia Pense & Cold Blood

20120716lydiapenseandcoldblood


暑い。
言うても。
しかたないけど。

暑い。
言うても。
どうにもならんけど。

そりゃ。
夏だからな。
暑いのは当たり前・・・だけど。

そうは言うても。
もには限度ってものが。
あるってことを。
知らんのかね。
いや、ほんとに。
暑い。暑すぎる。

もう。
こうなったら。
その。
熱源を。
カチンカチンに。
瞬間冷却してしまいたい。

『Lydia Pense & Cold Blood』'76年リリース。
米国西海岸を代表するファンク・バンドだったコールド・ブラッド。
看板だったリディア・ペンスの名前をバンド名に冠することになった6枚目のアルバム。
どうしてもジャニス・ジョプリンやグレース・スリックの陰に隠れてしまった感のあるリディア。
その2人とは違う、パワフルでソウルフルでありながら可憐なところが魅力だったんですけどね。
残念ながら商業的な成功には恵まれずに。このアルバムを最後に活動を休止してしまいます。
(近年、活動を再開して。何回かこの日本でも、その変わらない歌声を聴かせてくれています)
このアルバムでも。その熱い炎はジャケットの様に凍らされることは無く。どこまでも熱く響いています。
また。バンドのサウンドも。ちょっとディスコっぽいアレンジもなんのその。めちゃくちゃファンキーで。
そのサウンドに煽られて。ますます燃え盛るリディアの絶唱に。その歌声にめちゃくちゃ胸が熱くなります。
で、熱くさせてくれるんですけど。どこか、その。上手く言えないのですが。ちょっと可愛い感じもあって。
これは多分に。小柄なリディアが全身を振り絞って歌う姿が想像できるからなのかも知れませんけどね。
それはさておき。本当に上手く、そして自然に。ファンキーなサウンドに乗って歌うリディア、ご機嫌です。
このアルバムが評価されなかったのは、本当に不運だったとしか言い様が無いよなと。なんでなんでしょうね。
レコード会社を移籍したことも関係してるのか。過去に一度もCD化されて無いってのもねぇ。寂しいかなと。
まぁ、でも。自分も。一番針よく針を落とすのはリディアのアップも美しいこのアルバムなんですけどね(笑)。

暑い。
言うても。
せんないことだけど。

暑い。
言うても。
いたしかたないことだけど。

そりゃ。
夏だからな。
暑くなかったらそれはそれ・・・だけど。

そうは言うても。
何事にも節度ってものが。
あるってことを。
知らんのかね。
いや、ほんとに。
暑い。暑すぎる。

もう。
こうなったら。
その。
根源を。
カチンカチンに。
瞬間冷却してしまいたい。

否、本当に瞬間冷却したら困るけど。
否、本当になんて不可能なのは百も承知だけど。
瞬間冷却!
してしまいたい。

それくらいさ。
暑い・・・暑すぎるよね・・・



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2012/07/15 Sun *友は宝、酒は力、我ら・・・ / Buddy Guy

20120715damnrightivegottheblues


集い。
笑い。
語らい。
酔いしれ。
それでいい。

集える。
笑える。
語らえる。
酔っぱらえる。
それがいい。

それが。
あるから。
あの日があった。
それが。
あるから。
今日の日もあった。
それが。
あるから。
いつの日かもあるだろう。

友は宝。
酒は力。
我ら・・・

『Damn Right, I've Got The Blues』'91年リリース。
'80年代にはレコード契約を失っていたバディ・ガイ、久々の復活を世に告げたアルバム。
(そう。だから'80年代は例のシカゴのクラブのオーナーとかやりながら食いつないでいたんですね)
その背景にはロバート・クレイとかスティヴィー・レイ・ヴォーンとかの新世代のブルース・マン達の台頭があって。
バディに影響を受けた彼等からのリスペクトによるところも大きかったんだろうなと。
特にレイ・ヴォーンはバディのナンバーをとりあげてたし、敬意と影響も語っていたし、共演もしてたしと。
そして。あの日。共演を終えて。ヘリに乗ったレイ・ヴォーンは還らぬ人になってしまったと。無念だったろうなと。
バディの復活をもう少しで目の当たりに出来たのにと。そんなレイ・ヴォーンへの思いも込められたアルバムで。
レイ・ヴォーンもやってたバディの十八番「Let Me Love You Baby」の再演も収められていれば。
レイ・ヴォーンに捧げたオリジナルの「Rememberin' Stevie」なんてナンバーもあって。裏ジャケにはその姿も。
ステージ上での姿とは違って。礼節や信義を重んじ、慎み深く謙虚な人だというバディです。
レイ・ヴォーンに恩義を返し、魂に祈りを捧げてもいる様で。人種も年代も。そして生死をも超えた絆を感じます。
そんなバディに。エリック・クラプトンやジェフ・ベックも参加して。花を添えて、声援を送っている様で。そこにもね。
それにしても。ゲストだろうが何だろうが。堂々と自己主張してるベックも凄いよな。遠慮なしだもんなぁ(苦笑)。
そんな刺激もあってか。バディも。アップでは鋭角的に。スローではネチネチと。バディ節を炸裂させています。
このアップでもスローでも。とことん行けるとこまで行っちゃうのがバディですからね。バディのブルースですから。
勿論、'60年代の変態的なまでの凄味には及ばないかも知れませんが。当時、50余歳を過ぎたバディが。
また、ブルースに憑りつかれっちまったぜと。再び力を漲らせ、立ち上がった。それだけで嬉しかったりもします。

集い。
笑い。
語らい。
酔いしれ。
馬鹿だねと。

集える。
笑える。
語らえる。
酔っぱらえる。
馬鹿でいられる。

それが。
あるから。
あの日を越えてきた。
それが。
あるから。
今日の日も越えていく。
それが。
あるから。
いつかの日も超えていくだろう。

友は宝。
酒は力。
我ら・・・
馬鹿だな。
やっぱり。

でも。
それでいい。
それがいい。

友は宝。
酒は力。
我ら・・・
ここにいない。
ここにいられなかった。
誰かも、誰かも、誰かも。
馬鹿だな。
やっぱり。

でも。
それでいい。
それがいい。

その絆で。
今日もまた。
ブルースとやらを。
越えていけるのだから。



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2012/07/14 Sat *舞台はここにあった / Otis Spann

20120714thebluesiswhereitsat


その。
舞台は。
舞台裏は。
楽屋は。
ここにある。

その。
ざわめき。
嬌声。
ボトルの歌う音。
グラスの鳴く音。

その。
笑顔。
その。
思い。
失えない。
失いたくない。
それは。
ここにある。

『The Blues Is Where It's At』'67年リリース。
'66年の8月にグリニッジ・ビレッジのカフェア・ゴー・ゴーで収録されたオーティス・スパンのアルバム。
当初は無観客のスタジオ・ライヴでの収録を予定するも。話が知れ渡って人々が集まってきてしまって。
どうせなら、パーティでもしながら録音した方がリラックスしたいい演奏になるのではと急遽観客を入れたとか。
その狙いは功を奏して。実は人見知りで自らが表に立つことは好まかったらしいスパンも。実にいい感じで。
そのピアノのみならず、その歌声も。実にいい塩梅で、いい感じに転がってブルースしています。
バックを務めているのは当時のマディ・ウォーターズ・バンドですから。親分のマディを始めとして。
シカゴ・ブルースの何たるかを十分に知り尽くした面子が揃っている訳ですから。これで雰囲気盛り上がりゃ。
それはもう。極上のシカゴ・ブルースが聴けなけりゃ嘘でしょってことですね。本当に極上のブルースです。
ブルース・ピアニスト、数いれど。やはり。シカゴ・ブルースのピアニストはスパンに尽きるよなぁと。本当に。
自在に鍵盤をさばき、自在にその上を転がる指が目に浮かぶ様で。その穏やかな歌声と相まって。いいなぁと。
そのスパンの一節、一声に。即座に対応してみせるメンバーとのやり取りも。それは見事なもので。
「Nobody Knows Chicago Like I Do」と歌われた日にゃ、それはもう。御見それしましたってものでしょう。
毎晩、毎晩。街から街へ。旅をしながらこんなライヴをやってたんだなと思うと。なんだか嬉しくなってしまって。
タイム・マシンがあればね。是非お願いして連れてってほしいな、なんて。そう思っちゃうんですけどね。
この温かく、ちょっと妖しく、楽しそうなパーティに参加したいなって。そうそう。パーティを楽しみ過ぎちゃって(?)
ハープのジョージ・スミスとギターのルーサー・アリソンはお姉さん達のお酒を買いに行って演奏してない曲も・・・
その曲ではマディ親分が頑張ってるんですけど。後で怒られたのか、それとも仕方ねぇなぁで終わったのか。
そんな舞台裏を想像するのも楽しくなる様な、リラックスした実にいい感じのアルバムなのです。

その。
舞台は。
舞台裏は。
楽屋は。
ここにあった。

その。
ざわめき。
嬌声。
ボトルの歌う音。
グラスの鳴く音。

その。
笑顔。
その。
思い。
失えない。
失いたくない。
それは。
ここにあった。

いつもの。
喧噪。
酒の匂い。
ロックが。ブルースが。
ソウルが。そして・・・
様々な思いが流れ。
言葉が溢れ。
一人でも。
連れ立っても。
集まっても。
楽しめる。
リラックスしていられる。
舞台はここにあった。

また。
少し。
時が流れた。
また。
少し。
時代が変わる。

その舞台が。
ここにあったことを胸に刻んで。
新しい。
舞台の幕開けを心待ちにしていよう。



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2012/07/13 Fri *男の子だもん / The Spencer Davis Group

20120713imaman


苦しくったって。
悲しくたって。
仕事だと解ってるから。
平気なんだけど。
だけど。
時に。まぁ、割と。
歯痒くて。口惜しくて。
堪忍袋の緒が切れて。

なんなんだと。
啖呵の一つでも切って。
大概にしろよと。
テーブル蹴飛ばして。
ハッキリせんかいと。
胸ぐらを掴んでみたくなる。
だって。
男の子だもん!

まぁ。
そこを我慢して。
あの手この手で。
辛抱強く攻めるのが。
推して引いて。
最終的に籠絡するのが。
大人だと。解ってはいても。
男の子だからなぁ(笑)。

『I'm A Man』'67年リリース。
大ヒットしたタイトル・ナンバーをフューチャーしたスペンサー・デイヴィス・グループ(SDG)の米国盤。
当時の例に洩れず、SDGも英国と米国では異なるタイトル、ジャケット、選曲でアルバムが組まれていました。
で、その「I'm A Man」ですが。SDG名義にはなってますが。スティーヴ・ウィンウッドのヴォーカルを中心に。
デイヴ・メイソンやジム・キャパルディなんかもレコーディングに参加していたとかで。そう、そのサウンドも。
もう殆どトラフィックなんですよね。で、これがまた実にカッコいいナンバーに仕上がっていて。ご機嫌で。
もう、ブリティッシュ・ビートの枠の中に治まりきらなくなっていたウィンウッドの姿がハッキリ見て取れます。
早熟の天才だったウィンウッド。こうなっら。さっさと。SDGには別れを告げようと決意したのもむべなるかなです。
元々ウィンウッドの歌声の魅力だけで持ってた様なものですからねSDGは。遅かれ早かれだったとも。
兎にも角にも。「I'm A Man」のカッコ良さ、素晴らしさが頭一つから二つは抜けてしまっていて。
元々寄せ集め的なこのアルバムの統一感がますます崩れているのですが。ウィンウッドの歌声に関して言うと。
「Every Little Bit Hurts」とか「Dimples」とか「Georgia On My Mind」とかで黒光りしていて。流石だなと。
とても未だ十代後半の白人少年の歌声とは思えないのですが。その頑張り具合には男の子だなぁと思う瞬間も。
その。もどかしさの中での。孤軍奮闘具合が好きだったりもするので。もう少しSDGでやってくれてもと・・・
まぁ、限界だったんでしょうけどね。「I'm A Man」は既に別次元の高みにいっちゃってるもんなぁ。
一方で。モータウン産の珠玉の名曲「Every Little Bit Hurts」でのウィンウッドの可愛らしさも捨てがたいですが。
A面の頭から並べられたその2曲の間の隔たりはね。やっぱり。次へと進まざるを得なかったことを示してるかな。

苦しくったって。
切なくたって。
仕事だと解ってるから。
平気なんだけど。
だけど。
時に。そう、時に。
じれったくて。辛抱堪らなくて。
思いが堰を切って溢れそうで。

なんなんだと。
正面切って向かい合って。
気持ち固めようと。
テーブル横にどかして。
ハッキリさせようぜと。
胸襟を開いてみたくなる。
だって。
男の子だもん!

まぁ。
そこを辛抱して。
あの手この手と。
計を巡らし続けて。
裏から表から。
最後まで冷静に対応するのが。
大人だと。解ってはいても。
男の子だからなぁ(笑)。

まぁ。
何かと。
そう。
上手くはいかないし。
上手い話もない。
そうなんだけど。
男の子だからなぁ。

男の子だもん(笑)。



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2012/07/12 Thu *何になりたかった?何になれたのか? / The Who

20120712meatybeatybigandbouncyukori


何になりたっかんだろう。
何を目指していたんだろう。
もう。遥かに。昔の日のことで。
もう。憶えてもいないけど。
でも。何かになりたくて。何かを目指して。

何になれたんだろう。
何処に辿り着いたんだろう。
もう。あまりに。長い月日の後で。
もう。おぼろげになってしまって。
でも。何かになりたくて。何かを目指して。

なりたかったものに。
なれたのか。
目指したところに。
辿り着けたのか。
それは。解らないけれど。
いま、ここに。こうしてあって。
いま、ここで。こうして生きている。

何になりたかった?
何になれたのか?

『Meaty Beaty Big & Bouncy』'71年リリース。
少年時代の自分達(?)をメンバーが見つめているジャケットも秀逸なフーのベスト・アルバム。
これが裏ジャケでは逆に少年達が自分達の成長した姿(?)であるメンバーを見つめています。
ここらの。ユーモアとセンスが。如何にもフー、ピート・タウンゼンドらしいなぁと。先ずそこが好きかな。
シェル・タルミーとの争いが一段落して。初期のナンバーの権利も取り戻して。区切りにと編集されたので。
「I Can't Explain」「The Kids Are Alright」「My Generation」「Anyway,Anyhow,Anywhere」等も収録されて、
当時までのザ・フーの代表的なヒット曲が初めて網羅されたアルバムでとなって。全英TOP10にも入ったと。
そりゃ、そうだよな。駄作の無いフーのナンバーの中でも綺羅星の如きものを集めたんですからね。
また英国オリジナル盤は音も良くて。その厚く、スカッとした音質で。これだけのナンバーを聴ける快感。
ブリティッシュ・ビート・バンドとしてのフーの姿を、その凄さを知るにはもってこいのアルバムなのです。
少年期から青年期特有の。喜び、憧れ。怒り、焦り。焦燥と絶望。苦闘と希望。そんなもの総てが詰まってる。
これぞフー、これぞピート。故にいまも聴き続けているのですが。う~ん、成長してないってことの証かもと。
時に。未だにフーのナンバーに胸震わされ、鼓舞される自分がいることに。愕然となったりもするのですが。
まぁ、それも仕方ないかなと。フーですからね。そのセンチメンタリズムが響かなくなったら、それで終わりだし。
これからも。フーを聴きながら。膝の震えを隠し、拳を握りしめ。徒手空拳で、あがいて、もがいて・・・なんだな。
しかし。「The Kids Are Alright」ってなんでこんなにも疾走感に溢れてて。痛快で、爽快で、切ないんだろうね。
そして。ピートは何になりたかったんだろう?何になれたんだろう?なんて。ふと考えてもしまうのです。

何になりたっかんだろう。
何を目指していたんだろう。
もう。遥かに。昔の日のことだけど。
でも。実ははっきりと憶えているんだ。
そう。何かになりたくて。何かを目指して。

何になれたんだろう。
何処に辿り着いたんだろう。
そう。あまりに。長い月日の後だけど。
でも。おぼろげになぞなってはいなくて。
そう。何かになりたくて。何かを目指して。

なりたかったものに。
なれたのか。
目指したところに。
辿り着けたのか。
それは。解っているけれど。
いま、ここに。こうしてあって。
いま、ここで。こうして生きている。

何になりたかった?
何になれたのか?

なりたかったものに。
なれてはいなくても。
目指したところに。
辿り着いていなくても。
未だ。終わってはいない。
それが。総てでもない。

何になりたかった?
何になれたのか?

形は変わったとしても。
回り道したとしても。

未だ。決して。諦めはしない。

何になりたかった?
何になれたのか?

憶えているのだから。



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2012/07/11 Wed *望め、欲しがれ、手に入れろ / The Rolling Stones

20120711gotlivefrench


そう。
なりたいなら。
そう。
したいなら。
望め。
欲しがれ。
手に入れろ。

そう。
なれないかもしれない。
そう。
出来ないかもしれない。
それでも。
望まなければ。
欲しがらなければ。
手に入れようとしなけれれば。

なにも。
始まらない。
どこへも。
行けない。
それで。
そのままで。
いいわけないだろう。

『Got Live If You Want It !』'66年リリース。
ローリング・ストーンズの初めてのライヴ・アルバム。
今回は'70年代初頭に再発されたフランス盤に針を落としてみました。
昔から音が悪いライヴ・アルバムの様に言われ続けてきましたが。
どうなんだろう。そこまで言うほどじゃないよなと。散々聴いたからですかね(笑)。
とにかく。初期のストーンズの白熱のライヴが、臨場感たっぷりに聴けるので。いいよねと。
オーヴァー・ダヴしてこれかよってくらいに。ミックのヴォーカルもバンドの演奏も荒っぽいのですが。
その荒っぽさと。オリジナルよりもテンポの速い性急さ。これぞ元祖パンクなストーンズだぜと。
いつ針を落としても。ついつい拳を握りしめてしまうほど力、入っちゃうんですけどね。
そりゃ。これがストーンズの最高のライヴかと問われれば。それは別だと思うのですが。正直。
それでも。この破天荒なライヴこそ。ストーンズのライヴの原点だったんだよなと。
最高のブリティッシュR&Bバンドとしての評価に恥じない、ライヴをやってたんだなと。それだけで嬉しいと。
実際メンバー自身も実は意外と(?)、この頃のライヴ、このアルバムがお気に入りだったりして。
それで『Still Life (American Concert1981)』でも「Under My Thumb」と「Time Is On My Side」をあの位置にと。
そんなことも思ってしまうのですけどね。商業的な狙いとは別にしてね。その2曲、カッコいいしね。
あと。「Lady Jane」も、ここでのライヴ・ヴァージョン好きなんですけどね。しっとりとさせられるし。
でも。昔バンドでやろうとしたら。他のメンバー全員に拒否されたんだよな。あれはなんだったんだろうな???
このアルバムのタイトルが昔から好きで。なんだかストーンズの生き様を表してる様な気がしてね。
ジャケットは・・・時代もずれてるし。オリジナルの方が断然いいかな。この妙なセンスもありだけどねぇ・・・

そう。
なりたいんだろう。
そう。
したいんだろう。
望め。
欲しがれ。
手に入れろ。

そう。
なれる保証なんかないさ。
そう。
簡単に出来やしないさ。
それでも。
望まなければ。
欲しがらなければ。
手に入れようとしなけれれば。

なにも。
生まれない。
どこへも。
通じない。
それで。
そのままで。
いいわけないだろう。

そう。
なりたいんだ。
そう。したいんだ。
じゃないと。
我慢ならないんだ。
だったら。

望め。
欲しがれ。
手に入れろ。

何度でも。
何度でも。
何度でも。

望め。
欲しがれ。
手に入れろ。

熱くなれなかったら。
欲望が無くなったら。
その為に動けなくなったら。

そこでゲームは終わりなんだぜ。

だから・・・ね!



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2012/07/10 Tue *三兎物語 / Hound Dog Taylor And The Houserockers

20120710hounddogtaylor


どうやら。
本当に。
スイッチが。
入ったみたいで。
こうなったら。
止まらない。

一度。
入ったら。
捕らえるまで。
得るまで。
狩るまで。
止まらない。

笑いが。
止まらない。
震えが。
止まらない。
ニヤニヤ。
ワクワク。

さぁ。
どうせなら。
一兎と言わずに。
二兎、追いかけよう。
いやいや。
どうせやるなら、とことん、ねっ。

『Hound Dog Taylor And The Houserockers』'71年リリース。
ブルース界屈指の個性の持ち主だったギタリスト、ハウンド・ドッグ・テイラーの1stアルバム。
その強烈なスライドで聴く者の脳天まで震わせたテイラー、そしてテイラーを煽り、支えたハウスロッカーズ。
よくエルモア・ジェムズの流れを汲んだとか、直系のと評されるテイラーですが。実はエルモアより年長で。
'15年に生まれて。'40年代にはシカゴで活動を始めていたんだとか。僅かながら録音の機会もあったものの。
当時は未だ個性も確立されていなかったもたいで。活動も先細り。そのままシーンから消えていったのですが。
雌伏数十年(本人がどう思っていたかは知りませんが)シカゴのブルース・クラブで演奏してるのを発見されて。
その凄さにぶっ飛ばされて。テイラーのアルバムを創る為だけにレコード会社を立ち上げちゃった人がいたと。
それがブルース・イグアロその人で、それがアリゲーター・レコードの創立の由縁だったと言う。
イグアロも凄いけど。それを決意させたテイラー、そしてハウスロッカーズが如何に凄く、刺激的だったのかと。
それは。初めはイグアロの自宅兼事務所で梱包され。自家用車に積み込んで各地のラジオ局に配られたと言う。
このアルバムに針を落とせば一瞬にして感じられるってもので。ここまで原始的で野生のままの。
思いのまま、激情のままのギター、ブルースなんて、そうは無いだろうと。まさに本能のままの猟犬の如しで。
ベース・レスのトリオと言う特異な編成を最大限に生かした、自由奔放で縦横無尽なブルースが痛快です。
もし。パンク・ブルースなるものが存在するなら。このアルバム、そしてテイラーとハウスロッカーズを指すのだと。
それ程に痛快なのです。尤も。レコーディング時にテイラーはバンドにベーシストを参加させたがったとか。
それをイグアロがいつものクラブでのギグのままでと説得したんだとか。それが大正解だった訳ですが。
実は特異な編成は苦肉の策で。テイラーは心の底では正統派のシカゴ・ブルースをやりたかったのかも・・・
そうならなかったから。エグくてもカラッとした。唯一無比の個性が世に残ったんですけどね。
'75年に亡くなってしまった。テイラー。世に出て僅か4年。残念だなぁ。もう、こんな人、出てこないだろうなぁ。

どうやら。
本当に。
スイッチを。
入れる時が来た様で。
こうなったら。
逃しはしない。

一度。
入れたら。
捕らえるまで。
得るまで。
モノにするまで。
切れはしない。

頭が。
回り出す。
言葉が。
溢れ出す。
グルグル。
ドクドク。

さぁ。
どうせなら。
一兎と言わずに。
二兎、手に入れよう。
いやいや。
どうせやるなら、とことん、だな。

二兎を追うもの一兎も得ず。
ならば。
三兎捕らえちゃえば。
得ちゃえば。狩っちゃえば。
手に入れちゃえば。
いいんでしょう。

スイッチが入った。
物語が始まった。

ところで。
覚悟はできてるのかな(笑)。



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2012/07/09 Mon *いいことばかりはありゃしない / B.B. King

20120709liveattheregal


人生。
晴れの日ばかりでも。
月夜ばかりでも。
あるわけがない。
そうなんだよね。

と言うよりもだ。
曇りの日とか。
雨の日の方が。
えてして。
多かったりもするんだよね。

だから。
時に。
沈み込んで。
俯いて。
なんてこともあるんだけど。

でも。
そうなんだ。
ふと気づいたら。
あぁ、そうか。
そうなんだよなと。

『Live At The Regal』'65年リリース。
ブルースの王様、B.B.キングの泣く子も黙る、娘は騒ぐ傑作ライヴ・アルバム。
今回載せているのは'71年に再発された時のジャケットで。オリジナルのジャケットと比べると今一つかな。
勿論、内容は。それこそ。ブルースのライヴ盤と言ったら、B.B.のアルバムと言ったら、これでしょみたいな。
リリース当時から、傑作としての名を欲しい侭にして。もう、定番中の定番とも言えるものですから。
何でも。ギタリスト、あるいはギターを志した人なら一度は聴いてなきゃ嘘でしょってくらいのものですから。
何て世評がとっくの昔に定着してますが。偽りなしに傑作、凄いアルバムだと思います。掛け値なしにね。
勿論、ブルース・ギターにも数ある訳ですが。やっぱり世間が一番イメージするのはB.B.のスタイルなんだろうと。
そして。それを広く一般にまで知らしめたのが、このアルバム、ここでのB.B.のプレイなんですよね。
MCに導かれて登場するや始める「Everyday I Have The Blues」のスピード感に溢れたカッコ良さ。
次いで語りを挟んで展開されるスロー・ブルース・メドレー。その感情表現の豊かさ、そして甘さと言ったら、もう。
ライヴってこともあるんでしょうけど。その入れ込み方が半端じゃ無くて。語る様に歌い、そしてギターも歌って。
その音色、その触感、その見得の切り方。もう見事の一言です。ギター、鳴きまくります。
そして観客、女性達も啼きまくってます、叫んでます。失神してます(たぶん)。いやぁ、堪らんだろうなと。
40歳になるかならないか。男盛り、脂の乗りきったB.B.が甘く歌い、甘く弾くんですからね。目の前で。
その場の空気が如何に濃密で官能的だったか。想像するに十分な臨場感もまた素晴らしいアルバムです。
尤も。この頃のB.B.は移籍したABCの意向で第2のレイ・チャールズ(?)に仕立てられそうになって。
毎日、悪戦苦闘していた時期で。そう思うとやはり「Everyday I Have The Blues」の吹っ切れ方も凄いなと。
あまりにオーソドックス過ぎて・・・後進への影響力が絶大だった故に。敬遠されてしまう向きもあるB.B.ですが。
やはりね、いいものはいいんです。聴かず嫌いにならずに聴きましょうね・・・って誰に言ってるんだか(苦笑)。

人生。
晴れの日ばかりじゃなし。
月夜ばかりが。
続くわけがない。
そうなんだよね。

数えたことはないけど。
曇りの日とか。
雨の日の方が。
絶対に。
多かったんだとおもうんだよね。

だから。
しばしば。
落ち込んで。
屈んで。
なんてこともあるんだけど。

でも。
そうなんだ。
ふと気づいたら。
あぁ、そうか。
そうなんだよなと。

いいことばかりはありゃしない。

なのに。
ちゃんと。
生きてるじゃんと。
なんとか。
転がり続けてるじゃんと。
かんとか。
前に進んでるじゃんと。

いいことばかりはありゃしない。

なのに。
ちゃんと。
食べてるし。
なんとか。
笑ってるし。
かんとか。
やってるじゃんと。

いいことばかりはありゃしない。

それでも。
いままでも。
いまも。
これからも。
ちゃんと。
なんとかかんとか。
していくんだよな。

それで。
いいんだよな。
だから。
いいんだよね。



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2012/07/08 Sun *どっしり、ゆったり / Muddy Waters

20120708kingbee


どっしり。
ゆったり。
構えて。
笑みでも浮かべて。
迎えてやろう。

どっしり。
ゆったり。
足でも組んで。
待っていてやろう。

どうせ。
来るんだし。
どうあがいても。
逃げられないんだし。
なら。いっそ。

どっしり。
ゆったり。
別に。
やせ我慢でもないんだぜ。
どうせならと。
心に決めた。それだけさ。

『King Bee』'81年リリース。
問答無用、シカゴ・ブルースの大親分、マディ・ウォーターズ。そのマディ、最後のオリジナル・アルバム。
御存じの様にその晩年は。義理の息子とまで呼んでいたらしいジョニー・ウィンターのレーベルに在籍して。
このアルバムを含めて4枚のアルバムを残したマディ。チェス時代と比べたら云々なんて輩もいますが。
そんな無粋なこと言ってどうすんのって。チェスのマディが最高なのは誰もが知ってる当たり前の事実で。
マディが、チェスでシカゴ・スタイルのバンドでのブルースをやらなかったら。もし、そんな事になってたら。
いま、この世の中にブルースどころか。ストーンズを始めとするロックだって存在して無かったわけですからね。
でも。それはそれ。これはこれ。ジョニーのレーベル、ブルー・スカイに迎えられたマディ。御年60歳を超えて。
再び精力的にブルースをやり始めた、やり続けて。もう、それだけでいいじゃないですか。マディが動いたですよ。
それにね。流石はマディで。歳と共に多少は枯れたのか、粘りが薄くなってるとこをわざとギトギトに見せる。
そのわざとらしさがね、好き嫌い別れるんでしょうけど。わざとでも、そこまで出来ちゃうってのが凄いなと。
自分に比べりゃ、みんな小僧っ子だよと。比べても仕方ないだろうと。どっしり、ゆったり。余裕も見せるマディ。
この貫録で構えられたら。そりゃ誰も敵いませんぜと。ジャケットのマディに話しかけたくなったりもして。
裏ジャケのマディがまたいい顔してるんだよなぁ。この好々爺然としたマディのやるブルースもいいってことです。
そんなマディを支える、ジョニー・ウィンターやジェリー・ポートノイ等の熱い思いの籠った演奏も見事です。
この翌々年には旅立ってしまったマディです。何かを悟っていたからこその。その余裕だったかもと思いますが。
だとしても。最後まで自分を慕い、敬愛するメンバー達とこんなブルースをやれて、こんなアルバムを創れて。
幸せだったろうなと。その意味ではジョニーに感謝したいかな。そうだなぁ・・・
前田日明が、カール・ゴッチの面倒を最後まで診ていた西村修に感謝するのに近い気持ちかなぁ、違うか(笑)。

どっしり。
ゆったり。
構えて。
笑みでも浮かべて。
迎えてやろう。

どっしり。
ゆったり。
足でも組んで。
待っていてやろう。

どうせ。
来るんだし。
どうあがいても。
逃げられないんだし。
なら。いっそ。

どっしり。
ゆったり。
別に。
やせ我慢でもないんだぜ。
どうせならと。
心に決めた。それだけさ。

さぁ、来いよ。
どうせ来るんだろう。
さぁ、来てみろよ。
どう、あがいても来るんだろう。
もう。
逃げも隠れもしないからよ。

どっしり。
ゆったり。
構えて。
笑みでも浮かべて。
足でも組んで。
迎えてやるぜ。
待っててやるぜ。
さぁ、さぁ、さぁ。

やせ我慢でもないんだぜ。
どうせならと。
心に決めた。それだけさ。

さぁ、来いよ。
さぁ、来てみろよ。
月曜日!
どっしり。
ゆったり。
・・・とはいかないみたいだな。
まだまだ小僧っ子だな。俺も(苦笑)。



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2012/07/07 Sat *切って、捨てて、掃いて / Elmore James

20120707letscutit


平日から。
週末へと。
上手く。
切りかえられれば。
いいんだけどね。

金曜日の夜は。
一気に気が抜けてさ。
萎んじゃうか。
弾けちゃうか。
だったりするじゃない。

そうると。
土曜日がねぇ。
引き摺ったままになって。
切りかえられずに。
グタグタになったりして・・・

切って、捨てて、掃いて。
無理やり。力技ででも。一気にね。

『"Let's Cut It " The Very Best Of Elmore James』'87年リリース。
ブルース界屈指のスライド・マスター、怒涛のスライド3連で押しまくるエルモア・ジェイムズ。
エルモアの名前は知らなくても。あのダダダダダダダダダダダダダッダァー♪のフレーズはご存知かと。
その所謂ブルーム調のナンバー、「Dust My Blues」で幕を開けるモダン・レーベル録音のベスト・アルバム。
年代的には'52年頃から'56年頃までの、ブルームダスターズを従えてのナンバーが収められています。
エルモアのキャリアの中でも最もワイルドだったモダン時代です。怒涛の3連で押しまくりながら。
それに合わせてかサウンドも歪ませて、ヴォーカルも思いっきりシャウトすると言う。いやぁ、凄まじい。
ブルースは男臭くてなんぼってとこあるんですけど。その音臭さを豪快に爆発させてこそのエルモアです。
南部出身(あの嘘吐きのほうのサニー・ボーイとも組んでた)エルモアですが。シカゴに出てきてからは。
南部の薫りを失わずに。ちゃんとアーバンな香りもただ寄せ始めて。どことなくR&Bな感じも実はあって。
そこはサックスも含むブルームダスターズの面々の実力によるところも大きかったんだろうなと思います。
ダダダダダダダダダダダダダッダァー♪とかいいつつも。そのブルーム調は全キャリアの三分の一だったとか。
それを多いととるか少ないととるかは微妙なところですが。中にはスライドを弾いていないナンバーもあって。
ジャンプっぽいナンバーもあったりして。ここらはエルモアの意外な魅力とも言えるかもですね。
でも。やっぱり。エルモア。ダダダダダダダダダダダダダッダァー♪あってこそ。それが一番魅力的かな。
針を落とすと同時にエルモアの、Let's Cut It の掛け声で始まるこのアルバムを聴きながら。
色々なもの。余計なもの。纏わりついてしまったもの。切って、捨てて、掃いて。一気に気分を切りかえるのです。

平日から。
週末へと。
上手く。
切りかえらないままだと。
そのままいっちゃうからね。

土曜日の夜には。
萎んじゃった。
弾けちゃった。
そのままきちゃった空気を。
断ち切らなきゃならないじゃない。

このままじゃ。
日曜日もねぇ。
引き摺ったままになって。
切りかえられずに。
グタグタになったらとんでもないし。

切って、捨てて、掃いて。
無理やり。力技ででも。一気にね。

週末を。
無駄にしない為に。
疲れ果てていても。
潰れていても。
真夜中になっても。
這い出て。起き出して。

グッと。グィツと。
一杯空けたら。
ダダダダダダダダダダダダダッダァー♪と。
切って、捨てて、掃いて。
無理やり。力技ででも。一気にね。

よし。
さぁ。
もう一眠り(笑)。



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2012/07/06 Fri *お~い、ここだよぉ / Little Feat

20120706waitinforcolumbus


たぶん。
そうさ。
きっと。
誰かが。
見つけてくれる。

たぶん。
今は。
未だ。
気づかないだけ。
それだけなんだ。

そして。
それは。
お互いさまで。
そうだな。
近いうちに。
見つけてくれる。
見つけられる。
出会えるさ。

『Waiting For Columbus』'78年リリース。
リトル・フィートのロンドンとワシントンで収録された2枚組ライヴ・アルバム。
アルバム・タイトルはコロンブスの北米大陸発見にひっかけて、早くリトル・フィートも見つかります様にと・・・
後追いだったんで。何を弱気なことを、なんて思ってたんですけど。実際このライヴ・アルバムで大ブレイク。
その前はミュージシャンズ・ミュージシャンなバンドだったんだとか。そんなもんなのかなぁ。いいのになぁ。
いいのになぁ、なんてね。リトル・フィートとはこのアルバムが出会いだったんですけどね。最初は?でねぇ。
だって。なんだか。ロック聴いてる気がしなかったんだよなぁ。そのサウンドの感触とか空気感とかがね。
なんかさ。リズムもいきそうでいかなくて。こう、なんか。もどかしく思ったのかな。で、暫く聴かなかったと。
で、その間に。ロックは勿論だけど。ソウルとかファンクとか、そんなんも色々と聴く様になって。で、ある日。
ふと、針を落としたら。これが。凄く良かったんですよね。あらら。なんで今まで気づかなかったんだろうって。
でも。気づく為に。見つける為に。出会う為に。その間の時間が必要だったんだろうなと。そうなんだなと。
リトル・フィートがやってるのはロックじゃない・・・否、ロックなんだけど。そう簡単に一筋縄じゃいかないぞと。
ソウルだったり、ファンクだったり、そしてセカンド・ラインだったりと。貪欲に食べて消化して、異化してと。
そうやって。他に類を見ない。リトル・フィートだけのサウンドが。その感触と空気感が出来上がったんだと。
そりゃ、味わう方も時間かかるよなと。で、一度知っちゃうと、もう、これは癖になって止められないんですよね。
何せ。他にはないわけですからね。色々な音楽が融合されて熱を帯びて上昇していく感じ、ご機嫌です。
それにしても。ローウェル・ジョージは極度の薬物依存に病気も重なって。このライブの前まではリタイア寸前。
それが。突然やる気になって。他のメンバーも驚きながら、ローウェルの熱意に共鳴してこのアルバムになって。
そして。また。突然の解散宣言をして。ソロ・アルバムを出したと思ったら急逝してしまって・・・
惜しいなぁと。このアルバムの2枚目。C面とD面の盛り上がりを聴いてると。心からそう思うんですよねぇ。

たぶん。
そうさ。
きっと。
あれが。
誰かだ。
見つけてくれたんだ。

たぶん。
今までは。
未だ。
機が熟してなかった。
それだけなんだ。

そして。
それは。
お互いさまで。
そうだな。
こっちも。
気づかなかったし。
探してもいなかったもんな。
それが。
ひょんなことで。
探して。歩き始めたら。
あっと言う間に。
見つけてくれた。
見つけられた。
出会えた。

この出会いは。
この組み合わせは。
他にはないものな。
絶対に。
面白くなるな。
面白くしなくちゃな。

今まで。
お~い、ここだよぉ、って。
手を振って。
互いに気づいて。出会って。
今度は。
お~い、ここだよぉ、って。
旗を振って。
この世界に気づかせなきゃ。
この世界を振り向かせなくちゃ。

お~い、ここだよぉ!



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2012/07/05 Thu *やっぱり、こちら側 / Neil Young & Crazy Horse

20120705liverustukorg


どっち側なんだろう。
どっち側にいたいんだろう。
どっち側に立って。
どっち側で生きていこうとしてるんだろう。

それが見えない。
それが解らない。
なんてのは。
たぶん。
言い訳してるに過ぎないんだよな。

未だ。
依然と。
漠然とした。
恐怖と不安。
それがどうしても拭い去れないだけなんだ。

どっち側だなんて。
それはもう決まっているんだ。
そう。この胸の奥の深いところ。
その暗く軟らかい辺土に埋めたものが。
ざわざわと動き出そうとしているんだ。

『Live Rust』'79年リリース。
その凛とした後姿も勇ましいニール・ヤングが盟友クレイジー・ホースを率いた2枚組ライヴ・アルバム。
同名の映像作品(必見!)とは異なり、同年の全米ツアーでの複数の会場での音源が使用されてるとか(?)。
前半がアコースティック・セットで。後半がエレクトリック・セットで。そのどちらも弾きまくっているニールです。
勿論、メロディーの穏やかなナンバーもあるのですが。そこでもニールのカッティングは激しく力感に溢れていて。
「My,My Hey,Hey (Out Of The Blue)」」も「Hey,Hey My My (Into The Black)」も等しく響いてくるのです。
そして温かくも力強い二ールの歌声。何があっても揺るがない、動じもしないニールの屹立した意思の強さ。
パンク・ロック、ジョニー・ロットンの登場に触発されて。ロックンロールは不死身だと宣言したニール。
そのアルバム『Rust Never Sleeps』を携えてのツアーです。熱く滾っているニールです。
こうなったらとことん止まりません。こうなった時のニールは無敵です。どこまでも突っ走ります。
どこまでも挑み続けます。どこまでも湧き上がり溢れ出します。荒涼とした荒野を裸馬に跨り。
ライフルならぬギターを携えて。その砂塵の中を振り返ることなく進み続けるのです。
錆びるよりも燃え尽きたいと。雄雄しく声を上げ。一方で。例え錆びついたとしても、簡単には朽ち果てないぞと。
勇猛でありながら、悲壮な。そして何にも、誰にも寄らない姿が。聴く者の胸に突き刺さるのです。鋭く、深くね。
何を言われようと、時に利が無くても、例え敗れ滅び去る運命だとしても。自分の立つ側は変わりはしないと。
裏ジャケにジミヘンのバッチをつけたニールのギター・ストラップが載っています。そこにある覚悟に震えて。
誰もが倒れ、あるいは逃げ去り。誰もが日和見し、あるいは敵に回ったても。そして。独りになったとしても。
それが何ほどの事かと。それが何ほどのものかと。誰も。事も。ものも。何するものぞと。
目の前の壁が、敵が。どうしたと。立ちはだかるものが強大であればあるほど。強固であればあるほど。
凛として。こちら側から。立ち向かっていくのです。例え最後の一騎となっても。手にした武器が錆びて朽ちても。
己の身にも錆が回ろうとも。それでも突撃し続けるのです。現代のドン・キホーテ、ニール。
時に滑稽にもみえるその姿に。深く共感し。己を省みて。反省し、そして背中を押されるのです。
そうだった。こんなところで。立ち止まってるなんて、迷ってるなんて、日和ってるなんて。らしくないぜと。
錆びつき始めギシギシと音を立てる体に、心に活を入れ。自分の立つ側を思い出し。また歩き始めるのです。

どっち側なんだろう。
なんて。
どっち側にいたいんだろう。
なんて。
どっち側に立って。
どっち側で生きていこうとしてるんだろう。
なんて。

それは見えてる。
見ないようにしてただけ。
それは解ってる。
解らない振りをしてただけ。
なんてのは。
たぶん。
とっくに気づいていたんだよな。

未だ。
依然と。
漠然とした。
恐怖と不安。
それを拭い去る思い切りが。
つかなかっただけなんだ。

どっち側だなんて。
それはもう決まっているんだ。
そう。この胸の奥の深いところ。
その暗く軟らかい辺土に埋めたものが。
ざわざわと動き出し始めたんだ。
もう。止められないんだ。

だったら。
もう。
いいじゃないか。
後は。
その。
動くがままに。
思うがままに。
己の命ずるがままに。

ここに。
やっぱり、こちら側に。
立って。
歩き始める。
そして・・・
一騎、駆け始めるんだ!

ただ。焦らずに。冷静にはね。



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2012/07/04 Wed *どこでもドア / The Doors

20120704thebestofdoors


目を閉じて。
扉を思い浮かべて。
その向こう側を思って。
一息に開けてみる。
そこは。どこだ?

目を閉じて。
向こう側を。その先を。
思い描いて。
一息ついて。開けてみる。
そこは。どこだ?

向こう側へ。
思い浮かべた扉は。
通じていたか。
思い描いた先へと。
開かれていたか。

その扉は。
どこにある。どこにもない。
ここにある。ここにしかない。
目を閉じて。
さぁ。その扉の前へ。
進んでみる。立ってみる。

『The Best Of Doors』'00年リリース。
欧州主導で企画されたらしいドアーズのベスト・アルバム。
このあまりにも魅惑的なジム・モリスンのジャケットに包まれた数種類の仕様があって。
ここに載せているアナログ盤は37曲が3枚組のボリュームで収録されていて。更に。
「Riders On The Storm」の6種類の異なるミックスのヴァージョンを収録したボーナス・ディスクもついてと。
星の数ほどある(大袈裟だな)ドアーズの編集アルバムの中でも一際魅力あるものとなっています。
ジム以外の3人のメンバーによるリマスターが施されていて。オリジナルのサウンドを尊重しながらも。
メンバーならではの意匠も施されていて。「Break On Through」での、She Gets High...の一節。
オリジナルではレコード会社の意向で消されていた、ジムの叫びが復活したのも、このリマスターからだったと。
またジム亡き後に3人のドアーズとして発表した「No Me Moleste Mosquito」をボーナス・トラック扱いとして。
名義も、デンズモア、マンザレク&クリーガーとなっているのも。4人のドアーズへの敬意として嬉しいかな。
(だからこそ。その後のマンザレクトとクリーガーによる、21世紀のドアーズは止めて欲しかったなと・・・)
さて。ある友人が。ジャニス・ジョプリンとスティヴィー・レイ・ヴォーンは心も体も万全じゃないと聴けないなんて。
そんな主旨のことを言ってたことがあるのですが。自分にとってはドアーズも同じかなと。
ドアーズ、特にジムのあの声と眼差しと世界を受け止めるには。こっち側も半端な覚悟じゃ立ち向かえないなと。
オリジナル・アルバム1枚聴くのでも結構な気力がいりますから。3枚組なんて尚更ね。
でも1枚もののベスト・アルバムじゃ中途半端で。ドアーズの魅力、魔力の何分の一も伝わらないし。
ベスト・アルバムで聴くなら。これくらいじゃないと駄目かな。それに。それを聴けるってことは大丈夫ってことだし。
ドアーズ、ジムについて。今更多くを語っても仕方がないし。そんな気もありませんが。
本当に。ジムには。無数の扉が。その向こう側が。その無限に広がる世界が見えていたんだろうなと。
それを言霊にして。更にはメンバーの力を借りて極上の音楽として世に流布してみせたと。改めてため息が。
今頃は。どの扉を開けて。どの世界を彷徨い、酔いしれ、楽しんでいるのでしょうね・・・

目を閉じて。
扉を思い浮かべて。
その向こう側を思って。
一息に開けてみる。
そこは。いつだ?

目を閉じて。
向こう側を。その先を。
思い描いて。
一息ついて。開けてみる。
そこは。いつだ?

向こう側へ。
思い浮かべた扉を。
通じさせられたか。
思い描いた先へと。
開くことができたか。

その扉は。
どこにある。どこにもない。
ここにある。ここにしかない。
目を閉じて。
さぁ。その扉の前で。
開いてみる。踏み出してみる。

どこにでも。
いつにでも。
通じることが。
開くことが。
行くことが。
できる。
目を閉じて思い浮かべてみる。
その扉は。そのドアは。
ここにある。ここにしかない。

さぁ、どこへ行こうか?



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2012/07/03 Tue *サーカスにはピエロが / Various Artists

20120703rockandrollcircus


それは。
どこからともなく。
やって来て。
気がつくと。
街の何処かに。
テントが張られて。

楽しげな音楽。
賑やかな様子。
煌びやかな灯り。
妖しげな匂い。
そんなものに。
誘われて。

人々が集まって。
歓声を上げて。
笑い転げて。
ひと時、浮世を忘れて。
ひと時、この世を離れて。
ささやかな至福に包まれる。

でもさ。
何か。
誰か。
忘れちゃいないか。
そうさ。
サーカスには。
ピエロがいるんだ。

『Rock And Roll Circus』'96年(?)リリース。
撮影から28年を経て公式に世に出たローリング・ストーンズ企画によるTVショーを収録した2枚組アルバム。
公式に世に出たのはCDと映像作品(当時はVHSとLD、今はDVD)だけだったのに、何故アナログ盤・・・
そうです。公式に世に出た音源の非公式な音源、海賊盤ですね。あぁ、ややこしい(苦笑)。
海賊盤らしく(?)。収録時間の余ったD面にはハイド・パーク公演からミックの朗読と2曲が収録されています。
ストーンズ以外にはジェスロ・タル、ザ・フー、タジ・マハール、マリアンヌ・フェイスフル・・・
そしてジョン・レノン率いる一夜限りのスーパー・グループ、ダーティ・マックの演奏が収められています。
まぁ、基本的には映像を観て楽しむ作品でしょうし。実際に。観る度に。その魅力に惹きこまれてしまうんですが。
撮影当時お蔵入りになった理由はフーが素晴らしすぎて。ストーンズが霞むのをミックが懼れたからだと。
長い間実しやかに囁かれてきましたが。実際のところはどうなんでしょうね?確かにフーは凄いですけどね。
「A Quick One While He's Away」、1曲だけですが。その凄まじさ。映像でも。音だけでも十分に解ります。
口パクだったジェスロ・タルはともかく。タジも、ダーティ・マックも素晴らしいものがあります。が、しかしです。
ストーンズの演奏が、ミックが言った様に(?)フーと比較して見劣りする様な代物かというとそんなことはなくて。
メンバー5人に。ニッキー・ホプキンスとロッキー・ディジョンを加えたラインナップでの。グルーヴ感のある演奏は。
この時だけの。その瞬間だけの魔法がかかった様な不思議な妖しい魅力もあって。その音だけでも十分に。
ストーンズのライヴ・バンドとしての、その実力、そして新たな可能性を感じさせるものもあると思うんですけどね。
「Jumpin' Jack Flash」や「Sympathy For The Devil」のノリはここだけのもので。凄く新鮮に聴こえるし。
そして。そして。名によりも。「No Expectations」でのブライアンのスライド・ギターが、その響きが。
オリジナル・テイクでも素晴らしかったのですが。それに負けず劣らずの名演で。胸に募るものがあるのです。
ブライアン。映像に遺された。時にあまりにも儚げで。時あまりにも無邪気なその様子。
今も。何処かで。自分だけのサーカスで。ピエロを演じ続けてるんじゃないかな。なんて思ってみたくなったり・・・
そう。ロック・バンドには、ストーンズにも。ピエロが必要だったのだと。それは。やっぱりブライアンだったんだな。

それは。
どこからともなく。
やって来て。
気がつくと。
街の何処にも。
影も形も無くなっていて。

楽しげだった音楽も。
賑やかだった様子も。
煌びやかだった灯りも。
妖しげだった匂いも。
そんなもの総てが。
跡形も無くて。

集まって。
歓声を上げて。
笑い転げて。
ひと時、浮世を忘れて。
ひと時、この世を離れて。
ささやかな至福に包まれた。
人々も去っていって。帰っていって。

でもさ。
何か。
誰か。
忘れちゃいないか。
そうさ。
サーカスには。
ピエロがいるんだ。

滑稽に。
大袈裟に。
無邪気な姿は。
儚げで。
その姿に笑った人々も。
その涙に気づきはしない。

でも。
そうなんだ。
俺は。
忘れはしないんだ。
サーカスには。
ピエロがいるんだ。
ピエロが・・・いたんだ。



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2012/07/02 Mon *膝突き合わせてぶっちゃけで / Rod Stewart

20120702rodunplugged


その気なら。
その気があって。
そう来てくれるなら。
余計なものは。
こっちにひとまず置いておいて。

膝突き合わせて。
ぶっちゃけで。
話、しましょうか。
話、進めましょうか。
それくらいの“感じ”ですよね。

では改めて。
座り直して。
腰を据えて。
素でお互いに。
思うところを語ってみましょうか。

『Unplugged...And Seated 』'93年リリース。
一世を風靡したMTVのアンプラグド。そのロッド・スチュワートの回を収録したライヴ・アルバム。
時代的にはすっかりCDが主流だったのですが。欧米ではアナログ盤もこうして制作されていたんですよね。
(今は、曲数の増えたCDとDVDをセットにしたデラックス・エディションが出ているそうです)
確か。アンプラグドもそろそろ飽きられ始めてた頃の様な気もするのですが。
実はそのキャリアに比してライヴ・アルバムが少ないロッド(いま現在でこれが最も新しいライヴ・アルバムです)。
その貴重さと。ジャケットにも写っていますが久々のロン・ウッドとの競演が目玉で。結構売れたのかな。
そう言う自分にとっても。久し振りにリリースと同時に買ったロッドのアルバムだったりしました。
アンプラグドで。素に返って。腰を据えて。そのキャリアを一度総括したかったのか。
そして盟友であるロンを迎えるとあって。その選曲にも。英国時代のナンバーやフェイセズのナンバーもあって。
それらがアンプラグドで、新たなアレンジで聴けるってのが。やっぱり、心動かされた理由だったかな。
そして。針を落としたら。あぁ、動かされて正解だったなと。ロンを含むバンドのシンプルなサウンドをバックに。
久し振りに。華美な装飾や化粧を落として。真正面から歌と向かい合ったロッドがそこにいて。
その歌声に心が震えました。ロッドですからね。ちゃんとやれば。ぶっちゃけてやれば。これくらいは歌えると。
その歌声の素晴しさを再認識させられたのです。ロンとの息もまったくブランクを感じさせずにピッタリ合ってるし。
ロンと言えば、このライヴ・アルバムの副題、Plugged In And Standing はこのアルバムを意識してますね。
で、ここで総括して。真正面から向き合って。そのまま素のままで。原点回帰すればよかったものを。
ご存知の様に。今のロッドはねぇ・・・フランク・シナトラの贋作みたいなことやり続けてるんだよなぁ・・・

その気なら。
その気があって。
そう応えてくれるなら。
裃なんかは脱いで。
膝を崩して座り直して。

膝突き合わせて。
ぶっちゃけで。
話、しちゃいましょうか。
話、進めちゃいましょうか。
それくらいの“感触”ですよね。

では改めて。
座り直して。
腰を据えて。
素でお互いに。
思うところを語り合ってみましょうか。

予定外だけど。
想定外だけど。
それは。
嬉しい誤算ですから。
素になって。
座り直して。
真正面から向き合って。

膝突き合わせてぶっちゃけで。
面白い話が続いていきそうな。
そんな予感が嬉しかったりするのです。



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2012/07/01 Sun *気の持ち様 / Candi Staton

20120701youngheartsrunfree


何事も。
たぶん。
気の持ち様。
それ一つで。
変わるかな。

例えば。
雨の日だって。
気の持ち様で。
爽やかで。
晴れ晴れで。

例えば。
躓いても。
気の持ち様で。
軽く蹴飛ばして。
軽く飛び越えて。

気の持ち様で。
如何様にも。
何処にでも。
何処までも。
幾つになっても。

『Young Hearts Run Free』'76年リリース。
サザン・ソウル・シンガー、フェイム・レーベルの歌姫、キャンディ・ステイトンのワーナーでの2枚目のアルバム。
この時代のキャンディ、南部を離れて。西海岸で録音したりしていて。サウンドも軽く、ディスコの匂いもして。
一般的にあまりいい評判は耳にしません。商業的には成功したんですけどね。キャンディがディスコかよと。
確かに自分も。やっぱりフェイム時代のキャンディこそがキャンディだと思ってますし。普段もよく針を落とします。
ならば。何ゆえこのアルバムか。今夜のライヴを観て。タイトル・ナンバーを聴いて。おやっと。こいつはと。
長らくゴスペルの世界へと転身していて。つい数年前にソウル・シンガーとしての活動を再開したキャンディです。
当然、今夜のライヴでは。タイトル・ナンバーも、その、正統的なソウル・シンガーとして歌ったわけですが。
それが。存外に良かったんですよね。おいおい。これは極上のダンス・ナンバーじゃないのと。
で、改めてこのアルバムに針を落としたら。確かにサウンドはね。軽くて、如何にもなんですけどね。その歌声。
キャンディの歌声には。やっぱりサザン・ソウルの、南部の薫りがあって。悪くはないじゃんと。そうだったのかと。
例え南部を離れ都会に向かっても。ディスコの煌めきに目が眩んでも。その心は、心の中には。
常に、サザン・ソウルがあった、宿ってたんだろうなと。御免ねキャンディ、俺が悪かったよと謝りたかったのです。
まぁ、それでも。キャンディが一番素晴らしかったのはフェイム時代であったことには変わりはないのですけどね。
それにしても。今夜のライヴ。とても御年72歳とは思えない。愛くるしい姿、迫力、その歌声。
流石にフェイム時代と比するのは些かなんですが。このアルバム、30代後半の頃と比較しても衰えてないなと。
アルバム・タイトルの様な若い心を今でも持ってるからなのか。年齢なんて気の持ち様だよと、教えられました。

何事も。
そうさ。
気の持ち様。
それ一つで。
変えてしまおう。

例えば。
雨の日だって。
気の持ち様で。
楽しいことも。
あれや。これや。
思い浮かぶだろう。

例えば。
躓いても。
気の持ち様で。
それをステップにして。
あっちへ。こっちへ。
跳んで行けるだろう。

気の持ち様で。
如何様にも。
何処にでも。
何処までも。
幾つになっても。

その。
若き心持ちを。
忘れずに。
そうさ。
気の持ち様で。
何処まで。
幾つまで。
いけるか。
試してやろう!



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2012/06/30 Sat *囚われて / Clarence Carter

20120630patches


囚われて。
身動きできなくて。
もがいても。
あがいても。
どうしようもできなくて。

特に。
週末は。
囲われて。
包まれて。
抱き締められて。

囚われ人になってしまう。
でも。そう。
それこそが。
自分が望んでいたことなんだと。
並んで歩きながら。その幸せを思う。

『Patches』'70年リリース。
盲目のサザン・ソウル・シンガー、クラレンス・カーターの4thアルバム。
フェイム・スタジオで録音されて。制作はリック・ホールで。歌うはクラレンス。
これで悪いアルバムになる訳がないと言う。それほどフェイムのサウンドと相性がいいクラレンス。
オーティス・レディングと比較すると熱くも力強くもなく。どちらかと言えば淡々としていて。
しかし。その淡々とした歌声と飄々とした佇まいの内側に。熱いソウル魂を秘めているクラレンス。
その熱さは力まずとも。表に溢れ出して。いつのまにか聴く者の胸を焦がしてしまうんですよね。
胸だけじゃなくて。その身も焦がされた女性も数多くいた様で。キャンディ・ステイトンもその一人で。
ある日クラレンスの前座を務めたキャンディ。その才能を見出されて。ホールに紹介されて。
そして。何故かクラレンスと結婚してたと言う。歌のレッスンとか言いながら、この声で口説いたんだろうなぁ。
軽いのに。艶っぽくてセクシー・・・エロいんですよね。クラレンスの歌声は基本的に。
まぁ、そうでなきゃソウル・シンガーなんか魅力がないですもんね。極論、エロくてなんぼだからなぁ。
ただ、オーティスもサム・クックもエロいと同時に凄くスピリチュアルでもあるんですけど。それが無いんだな。
だから聴いてると。もう。ズブズブのドロドロみたいな気分にさせられることもあって、勿論、褒めてるんですよ!
ソウル・シンガーだけじゃなくて、人間みんなエロくてなんぼですからね。色んな意味でね。
キャンディも歌った「I'm Just A Prisoner (By Your Good Lovin')」とか。タイトル・ナンバーの「Patches」とか。
針を落とす度に。クラレンスの魅力にどんどん囚われてしまうんですよね。それが心地良いんですけどね。

囚われて。
身動きできなくて。
もがくつもりも。
あがくつもりも。
実は端っからなくて。

特に。
週末は。
囲われたくて。
包まれたくて。
抱き締められたくて。

囚われ人でいられる。
そう。そうなんだ。
これこそが。
自分が望んでいたことなんだと。
並んでグラスを傾けながら。その幸せを思う。

囚われて。

囚われたかった人に。
囚われた。
望んで。
囚われの身になった。
それは。
つまり。
望んだものを。
手にしたってことでもあって。
やっぱり。幸せなんだよね。



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2012/06/29 Fri *失楽園 / 金子マリ

20120629marifirst


楽園は。
確かに。
そこにあった。
そこにあって。
我ら。
そこに群れ集い。

同じ様な夢を抱いて。
同じものを追い求めて。
共に闘い。
共に泣き。
共に笑い。
共に歩んでいた。

それは。
確かに。
楽園だった。
遠く。
離れて。
いま、そう思う。

『Mari First』'83年リリース。
思わずつられて微笑んでしまいそうなジャケットも魅力的な金子マリのソロ・アルバム。
アルバムタイトル通りにバックス・バニー解散後も様々な活動をしていた金子マリ、初めてのソロ・アルバム。
バックはジョニー(この頃はもう結婚してたのかな?)、ルイス&チャーを中心として。
ポンタが叩いてるナンバーもあったりします。チャーとはスモーキー・メディシン以来の盟友ですもんね。
その常人ならビビっちゃいそうな面子を従えて、堂々と歌い上げる金子マリ、流石の迫力、貫録です。
下北のジャニス云々を抜きにしても。これほどの声量と表現力を持った女性ヴォーカリストもそうはいません。
雨後の竹の子の様に現れて、誰が誰かも解らんような今のジャパニーズ・R&Bシンガー擬きどもなんて。
足許にも及びませんね。それどころか。裸足で逃げ出した方が身のための様な気さえしますが・・・
やはり。その全身を使って、全霊を込めて歌う。小手先の技量になんか目もくれない。そこが違うよねと。
勿論、そうできるだけのものが備わっていてこそのことですけどね。本当に半端じゃ無い歌の力があるんだなと。
RCのステージでも歌ってた「Get To Paradise」とか。渾身のバラード「Honey」とか。聴いてるだけで楽園かな。
この十数年後に。初めてソロのライヴを観に行きましたが。あまりの迫力に一緒にいた友人が倒れましたから・・・
それ程に。聴く者の身に心に。共鳴するパワーを備えた金子マリの歌声なんです。
今は離れてしまいましたが。かってご近所に住んでいたこともあって。勝手に親近感抱いてたりしますが。
今でも社長さんで、町内会長とかやってるのかな。多忙でしょうし。清志郎も、ジョニーも亡くなってしまって。
でも。だからこそ。まだまだ。これからもマリさんには歌い続けて欲しいなと強く願っています。

楽園は。
確かに。
消えてしまった。
失われてしまった。
そこに群れ集っていた。
我らも。

夫々の夢を抱いて。
夫々に追い求めて。
あるものは自ら旅立ち。
あるものは志半ばで追われ。
あるものはそれでも残り闘い。
それぞれの道を。

そこは。
確かに。
楽園だった。
失ったこと。
それを目の当たりにして。
いま、そう思う。

失楽園。
楽園を離れて。
楽園を追われて。
でも。
楽園にいた。
その事実があるから。

また。
新たな。
楽園を探しに。
楽園を築きに。
また。
歩き始める。



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