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2012/08/21 Tue *職人の魂 / The Yardbirds

20120821yardbirds


好きじゃない。
気乗りがしない。
別に。どっちでもいい。
この暑さじゃ。
怠いしさ。

好きでもない。
気分じゃない。
別に。どうでもいい。
ちょっと風邪気味で。
怠いしさ。

なんだけど。
だったんだけど。
の、はずなんだけど。
始めちゃって。
手応えがあると。

火が点いちゃうんだよねぇ。

『Yardbirds』'66年リリース。
通称である『Roger The Engineer』でも知られるヤードバーズのアルバム。
(確か、実際に米国では『Roger The Engineer』にタイトルを変更して再リリースされたのかな)
実は2枚しかないヤードバーズのオリジナル・スタジオ・アルバムのうち、ジェフ・ベック在籍時の1枚。
(もう1枚はジミー・ペイジ在籍時に製作された『Little Games』ですが、あれはプレ・ツェッペリンですしね)
そう活動中から米国では何枚か編集アルバムが制作され、解散後はそれこそ雨後の竹の子状態でしたが。
オリジナル・スタジオ・アルバムってそれだけしか無いんですよね。先ずはそれだけでも貴重なアルバムです。
共同プロデューサーにポール・サミュエル=スミスが名を連ねて。ジャケットのアート・ワークはクリス・ドレヤで。
ライナーはジム・マッカーティが書いてと。メンバーが各自の個性を生かしながら色々とやってる辺りに。
かなりいい加減で杜撰だったらしいマネージメントの体制からの自立を目指した意志や意図が窺えるかなと。
サウンド的には出自であるブルース、R&B、お得意のブギーを基調にしながらも。サイケな気配も漂わせて。
生き生きと自在にやってる感じが満載なのですが。その中でも、やはりベックのギターが。もう、それはね。
水を得た魚と言いますか、何と言いますか。もう、自由自在に気儘に弾きまくっていて。もう、お構いなしで。
他のメンバーの間にはあったであろう、暗黙の取り決め、一定の枠も。ベックにかかると意味をなさないと言うか。
そのはみ出し方が実に刺激的で痛快で。本当にベックってのは、ことギターに関しては好き放題、やり放題で。
その他には無い個性が魅力的なんですよね。それでいて、やはり。不思議なことにサウンドの核はベックで。
好き勝手にやってるのに、その魅力、その腕で。結局、周りがついてきちゃう、ついてっちゃう・・・凄いよなと。
何かが気に入らなかったら、一音も弾かなさそうな頑固そうなところも含めて。その職人気質なとこがいいなと。
誰かに触発されて職人魂に火が点くと凄いけど。点かないと。永く沈黙したり、変なアルバム作っちゃったりと。
その多分に気紛れなところも、職人らしく、ベックらしくて好きなんですよね。勿論、このアルバムは御機嫌です。

好きなんだろうね。
気が乗っちえば。
別に。この暑さも。
体の怠さも。
どっか行っちゃうし。

好きなんだな。
その気になっちゃえば。
他の事なんか。どうでもいい。
風邪気味だなんてことも。
忘れちゃうし。

そうなんだ。
そうだったんだ。
そりゃ、当然だ。
続けてて。
手応えが良くなってくると。

油を注いじゃうんだよねぇ。

触発する誰かがいて。
反応してくれる誰かがいて。
しかも。
わりと。
自由に。勝手に。泳いでいいらしい。
気儘に。好きな様に。やっていいらしい。
それで。それを。
喜んでくれる誰かがいる。

火、点いちゃうよね。
油、注いじゃうよね。
どんどん。
燃えちゃうよね。焦がしちゃうよね。

職人の魂!



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