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2012/10/14 Sun *都会でも田舎でも / Humble Pie

20121014townandcountry


都会でもなく。
田舎でもなく。

都会にしては。
喧噪や雑踏からは。
少し離れて。
人の流れも。
心なしか緩やかで。

田舎にしては。
ビルやマンションが。
立ち並び。
人の流れが。
途切れることはない。

そんな。
微妙な。
絶妙な。
時間が流れて。
空気が漂っている。

都会でもなく。
田舎でもなく。

『Town And Country』'69年リリース。
スティーヴ・マリオットとピーター・フランプトン、2人のスターが結成したハンブル・パイ。
双頭のバンドとしてスーパー・グループとして大いに期待を集めていたハンブル・パイの2ndアルバム。
尤も。1stアルバムの穏やかな印象と、ライヴでもアコースティック・セットがあったりとの方向性が。
ファンの求めていたものと乖離していたのか。このアルバムの頃には熱気も静まりつつあったんだとか。
(実際は、このアルバムの制作自体は1stアルバムとほぼ同時進行だった様ですが)
アルバム・タイトルが示す様に。都会と田舎をテーマにしたナンバーも多く。ある種のコンセプト・アルバムとも。
それは同時に動のマリオットと静のフランプトン、エレクトリックとアコースティック、R&Bとトラッドと。
幾つもの二面性を内包していたことの象徴でもあり。それが多面的な魅力となる可能性もあったのだなと。
久し振りに針を落として。そのことに改めて気づかされたりもしています。これはこれで魅力的だったのだなと。
そして。穏やかなフランプトンが実は、その洗練された雰囲気故に都会的であり。
相反して激しいマリオットは、その激しさが泥臭さにつながっていく故に田舎的であり。
このアルバムでは、その微妙な距離感が絶妙なバランスを保っている感じがあるのですが。ここが限界かなと。
バランスの良さはいつか、没個性になり。多面性は散漫さになり。ロック・バンドとしては売りが弱くなると。
故に、どちらかに舵を切らざるを得なかったと。そして御存じの様に。やがてマリオットが主導権を握ってと。
それ以降の火を噴く様に熱いハンブル・パイが大好きな自分ですが。実は密かにこの頃も好きだったりはします。

都会でもあり。
田舎でもあり。

都会にしては。
風景や匂いに。
馴染があって。
親しみがあって。
懐かしい思いで満たされる。

田舎にしては。
どこに出るのも便利だし。
徒歩圏内で殆ど満たされるし。
適度な刺激もあって。
退屈な思いをすることはない。

そんな。
微妙な。
絶妙な。
匂いがあって。
思いが彷徨っている。

都会でもあり。
田舎でもあり。

微妙な距離感で。
いられる。
絶妙なバランスを。
保っていられる。
この街が。
この場所が。
好きなんだなぁ。

時に。
もっと穏やかに。
時に。
もっと刺激的に。
などとは思うこともあるけれど。



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