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2012/10/17 Wed *袖触れ合えば / Otis Redding

20121017otisblueukmono


袖触れ合えば。
それが。
僅かでも。
長くは無い時間でも。
他生の縁などに関わらず。

袖触れてしまえば。
そこに。
僅かでも。
深さとかはともかくとして。
今生の縁が生まれる。

袖触れ合っても。
そこに。
僅かでも。
何かが生まれていたとしても。
その縁から、少し距離を置きたい時もある。

『Otis Blue』'65年リリース。
畢生の傑作とされることも多いオーティス・レディングの3rdアルバム。
今回載せているのは英国発売のモノラル盤で。あのスタックス/ヴォルト・レヴューで。
オーティスを熱狂的に迎えた英国の若者達は、このアルバムを繰り返し聴いていたのかな、なんて。
未だ3枚目、未だ20代半ば。それでいて。この完成度、この歌声。これをソウルと言わずして。何をソウルと。
もし、もしもですよ。オーティスを聴いたことが無いのなら。先ずはこのアルバムに針を落とすことを勧めます。
そして聴こえてくる、溢れてくる歌声に。何も感じなかったら、心動かされなかったら。万が一、そうだったら。
まぁ、ソウルとは縁がなかったんだと諦めるしかないでしょうね。なんて、それほどのアルバムではあります。
「Respect」「Change Is Gonna Come」「I've Been Loving You To Long」「Shake」「My Girl」「Wonderful World」...
そして「Satisfaction」ですからね。選曲も最高で。オリジナルもカヴァーもオーティスの世界になっていて。
オーティスでしか歌えない、オーティスでしか築けない。そんなものが確かに、ここに存在しているのです。
サム・クックのカヴァーが3曲と多いのは。前年に亡くなったサムへの追悼と憧憬、そして意思の表れかなと。
歌い継いでいくんだ、繋げていくんだ、渡していくんだ。そんなオーティスの思いを感じずにはいられません。
いつだったか。清志郎と渋谷陽一が対談していて。渋谷が、オーティスは溢れすぎなんだよと言ったのに対して。
だから、溢れだすからいいんだよと、清志郎が反論してましたが。まさしくその通りで。
その熱さとか、思いが溢れてこない、伝わってこない歌声、音楽などに。何の魅力があるのだろうかと。
例え叶わぬ夢でも、切ない思いでも。溢れんばかりに伝えようとするから、その歌声、音楽に心打たれるのです。

袖触れ合えば。
その。
時間が長かろうと短かろうと。
他生で縁があろうとなかろうと。
そこに。思いが生まれれば。それでいい。

袖触れてしまえば。
その。
僅かでも触れ合ったところから。
深かろうが浅かろうが。
そこに。溢れだすものが感じられれば。それでいい。

袖触れ合っても。
その。
思いや。溢れだすものが。
確かでも。信じていても。
一時、長い間、。離れざるを得ない時もある。

それでも。
生まれていれば。
感じていれば。
信じていれば。

また。
どこかで。
再び。
袖触れ合う。
溢れだす。
それでいい。



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